まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
引き続き、現在製作中の「インテリア収納袋」の完成品をご紹介する記事です。
今回のポイントは、柄が均一でない場合に狭い面積にどの柄の部分をあてはめていくかということで、実際に私が選択した部分が分かります。
花柄も大花柄と小花柄とではその点が違ってきます。
大花柄の方が少し悩むかもしれませんね。
「お花」や「盆栽」の世界も、ある枠の中に「小宇宙」を創るという伝統文化であり、もしかしてそんなあたりに通ずるところがあるかもしれません。
そもそも「小」になってしまった理由と実際に採用した大花柄の部分
さて、前にも記事などでお話させていただきましたが、この度のインテリア収納袋の製作というのは、生地をめいっぱい使い、材料を余らせないというコンセプトがあります。
なので、在庫ストックの生地をめいっぱい使うと生地巾によって「大、中、小」に分かれていきます。
さらに小さいのが、「ミニ」。
しかし、ミニはいまだに出番がありません。
はぎれにしては少しもったいないなというような余り具合なので、めったに起きない状況のようです。
。。と、このような見方も面白いものです。



このアップの写真での赤い薔薇の配置ですが、薔薇はその他ピンクもこの生地の一角に柄としてありました。
なんとかして、ピンクの薔薇も入れたいと思ったのすが、そうすると、こちらの赤い薔薇もとぎれてしまうようであったので、断念。
結果こんな感じで、左側から薔薇が「こんにちは」って挨拶をしているかのような配置にしてみました。
反対面も全く同じ位置を採用していますので、全く同じ左側の位置にこうして薔薇柄が出ています。前後の別は無しです。
正面を向けて使う意識はあまりせずによく、お気軽にお使いいただけそうですね。

あとがき
大花は柄の位置を意識する/しないで見栄えが随分変わりますので、普段から柄合わせや柄の配置の意識はあった方が良いですね。
小花柄とか、水玉柄などの均等な配列の柄がいかに易しい製作であるかとうこともよく分かります。
どちらにしても、小さい枠へ大きな柄を当てはめるわけなのですが、今回の場合、縁っこがほとんど無地が行かない結果となりまして、それはそれでよかったです。
これは、ジャガードの柄の部分の厚みが傷みやすい角に来ていることでメリットなのかもしれません。
今回それほど意識せずに結果こうなりましたが、これを狙ってそうする場合は、裁断の時の、マチの部分のくり抜き周辺にジャガード柄が集まるような配置を意識して、その箇所を中心に生地を当ててみるというやり方も良いかもしれません。
どうしたいのかということさえ意志がはっきりしていると、お花柄の場合はいろんな柄の合わせ方があると言えますので、ここへこの柄を持ってきたいなどと裁断の時にじっくり悩むじかんをとるということですね。
