「メンターを絶対持つべきだ」+「成功のための投資は高額も惜しまない」=「成功」という公式に当てはめた悪い情報商材やセミナーに洗脳されないための秘訣【1291】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近大き目の投資詐欺事件で9名が逮捕されるということがありました。

仮想通過などの運用を組み込んだ組織的な学びと投資のように見えましたが、実際は経営側の搾取であり多くのお金がだまし取られました。

ここ最近は、こうしてもっぱら投資関係の学びと称したセミナーなどが多くなってきたと思います。

もちろん正当な事業形態の会社もあるかと思いますので、すべてがこのような事件のような構造であるかというとそうではないかもしれません。

かつて、2010年代は「情報商材」と称する成功を目指していく事業形態を多くの人が行っていたようでした。

2018年に個人事業主をスタートした私でしたが、最初はやることは「ハンドメイドバッグ」と決めてはいたものの、売上1つ作れずに、随分個人事業主の事業の仕方などをYouTubeやネットで拝見しました。

連続でそれを調べていく中で、どんどんお勧めに同じ内容の発信を多く見かけることになりました。

ほとんどが情報商材事業者の発信だったのです。

その中で、どの発信者も共通に口をそろえてお話されていたことが印象的でした。

その主な2つのキーワードが「メンター」と「投資」でした。

「メンターを絶対持つべきだ」の「絶対」には根拠が見当たらなかった

1つは、メンターを持つというお話でした。

ご自身も、「今の事業はメンターについて学んで実っていったのだ」というようなストーリーでした。

ただ、なぜそこまでメンターを持たなければいけないのかということまではしっかり説明している人を見かけませんでした。

それでも、「絶対」という言葉で強くお話されるところに、この業界の「しきたり」みたいなものを感じました。

それまでこの言葉を聞いたことがなかったので、何なんだろうと思っていましたが、今や2020年代では、企業内の社員育成にも登場の言葉で、「メンタリング」などと呼ばれています。

いわゆる、恩師や先輩のようなニュアンスです。

後で貼りますYOUTUBE動画内でもお話させていただきましたが、メンターを持つというのは、前もってメンターを探すということではないと私は思っています。

後から、何年後かに振り返って「この実りはあの人のおかげが大きい」などお世話になった影響力の大きかった人を「師」として感謝していく後付けのものであるべきなのではないかと考えます。

なぜなら、最初に固定観念でメンター的な存在を探すとそこで「縛り」が生まれます。

「この人の言うことだから聞かなければいけない」ということに行き着き、もはやそれは、「洗脳」と言えます。

特に「自由」こそが生きがいの私にとって、この「束縛」はとても辛く耐え難いものになります。

とにかくその実りを目指す活動の最中は、「素直に努力する」ことに尽きると思います。

間違っても、「素直にメンターに従う」ということではないのです。

この素直というところも、自分の気持ちに実直であるということで、悪質なメンター的存在の人を見破ることにもつながります。

皆を束ねているような形に見える人の下に就くことで、自分もそうなれるというのは危険で安易な考え方。

実は、情報商材の多くがこうした新規参入者を信じさせる手法として、この「メンター」なる存在を「掟:おきて」のように謳うのです。

現在大成功されている有名人がインタビューを受けている場面を見たことがありました。

そこで、インタビュアーの質問には、「メンターは特にいませんでした」とはっきりと答えている人がいました。

これでいいのです。

師なる人に出会えたのか、たまたま出会わなかったのかは、人それぞれであり、あくまで結果でしかありません。

公式のように「メンター」にある人を当てはめていくことこそが危険であるとお伝えしたいです。

「成功のための投資は高額も惜しまない」の落とし穴

この、高額投資も「意味あることにはお金をかけるべきである」というお話によって、誘導されることがあります。

これも、商材販売側からすると、そのお値段が高額であることの正当化や言い訳とも取れます。

よって、こうした教育がセミナーや発信で行われるのだと思います。

通常であれば、高すぎるのではないかという値段も、購入までの「教育」によってどんどん「情報の価値」に対して元の基準がない新規参入者などは「そういうものだ」と思ってしまうのです。

これが危険なことで、自分の率直な金額の価値の判断が鈍ります。

よくよく考えたら、直感で「高すぎる」と思ったその気持ちこそが正解なのでしょう。

事業者スタート時は、とにかくさっさと事業を開始してしまうのが良い

事業スタートにあたって、スタートまでの期間があるとその間に不安からこういった道へいざなわれてしまうことがどうしてもあります。

実際に私も事業主を本格的にスタートするまでに、3か月くらい間があったので、不安から余計な情報を見てしまいました。

お勧めとしては、あれこれ考える暇もなくすぐに一歩を踏み出してしまうことです。

実体験に勝るものは何一つありません。

結局は、実体験から生まれた学びこそが一番確かなものだと言えると思います。

あとがき

世の中いかに短い時間で楽をして旨味を得ることを考えている人が多数であるかが分かります。

事業は長いスパンで少しずつ実ってゆくものだと思います。

パーンと光のように現れて華々しいスポットライトを浴びるようなイメージは現実的には存在しないと思います。

「地道に少しずつ」がどんな分野の事業でも必要で、そのコツコツとしたその場では何かモヤっとしたものだけれど、そのよく分からない地道な作業を後で振り返った時に、「あれは努力だった」と思えるのではないかと思います。

四角底を表現したいワンショルダー巾着のリュック使いのハギ目の有り無しについて。。パッチワークならではの目立たぬ切り替え【1290】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、現在研究中のワンショルダー兼リュックの巾着バッグをパッチワークデニムで完成しました。

いろんな素材で作っていく中で、薄手に関しては、キルトをかけてある程度のボリュームを出す、デニムなどのごわついた厚手生地は、巾着の絞りホールを別布のタブで設置など仕様を区別します。

そすることで、生地にベストマッチな作りになるよう融通を利かせているのです。

前回のキルトとは違うサイズ感の特徴

前回は、キルトをかけた薄手の生地でした。

そしてサイズもワンショルダー使いの時に横幅が広い方にあたるというような底が長方形であることが特徴でした↓。

前回製作のワンショルダー兼リュック:底が長方形なのでワンショルダーをメイン使いとした作りでした。

今度は、ワンショルダーもリュックも平等にそれぞれがメイン使いで行けるような作りにステップアップを図りました。

そうして、サイズも大きくしながら、より充実した容量を実現。

こんな感じの正方形の面になるようなサイズ感の底。
ワンショルダー使いの時の正面:<サイズ>縦29cmx横24/46cmxマチ26cm。
リュック使いの際の背中に当たる部分の様子
:こちらは、ワンショルダーの時のサイド部分が真ん中に来ますが、
背中で隠れるのであまり問題ではないです。
リュック使いの際に人目に付く方の様子:ハギ目が真ん中に来ますが、
もともとパッチワークがハギなのでそれほど違和感がないという見方もできます。

こういう時に、やはりパッチワークでも柄合わせをしていて正解だったと思う瞬間があります。

ハギ目が真ん中に来ても美しい範囲をキープできるのも、ハギ目の左右の柄がぴたりと対象的に合わせておいた努力が成果を発揮したと言えます。

表地、裏地、別布のコンビについて工夫した点

<表地:カーキブラウン>セルヴィッチデニム11oz、綿/100%、日本製。
<別布:カラシ>オックスフォード、綿/100%、日本製。
<裏地:紺ベース格子柄>タータンチェック、綿/100%、日本製。
内側の隠しポケット:コントラストの効いたカラシの無地で。
同じチェックでこれを作ると柄合わせがずれた時に美しく映らないので、
その柄合わせの苦労をしない策としてマルチカラーの中の1色にリンクした「無地」を使用。

すべて綿/100%に素材を統一するところもテイストの特化の工夫です。

綿はカジュアルなので、カジュアルな方向のお品を作る際には混率が同じであるところも見映えに影響します。

ただ、カジュアルであっても「ドレス寄り」が私のテーマでもありますので、そんな点も「粗雑さの解消」でエレガントに映る作りをしています。

カジュアルテイストが必ずしも「粗い作り」ではないということを声を大にしてお伝えしたいです。

このタータンチェックが生地が不足していたので、タブを内ポケットと同じカラシ色のオックスフォード生地で対応したという経緯があります。

そうして交互に配置したタブが内部の裏地のタータンチェックのマルチカラーに美しく溶け込むのです。

こういった点が、カジュアルな混率でありカジュアルな素材でありながら「ドレスライク」に寄せる細かな秘訣となります。

ある失敗のお話、巾着紐のストッパーが付く側はタブの位置が近い位置の方であるべき

タブの間が広く空いた方のサイドにストッパーを付けてしまいました(失敗)
:次の写真で、こちらは反対であったことがよく分かっていただけるかと↓。
こちらは広い方で良かったので、ストッパー側は実はこちらが正解。
すでに下の方にDカンが表地に取り付けてあるので、裏地の設置の時に逆だったミスをしていたことが原因。

このミスは結構影響があると判断し、後に入り口の縫いとじをやり直ししていきます。

そうして正しい向きにすることで本来の使い勝手もちゃんと考慮した配置に正されていきます。

やはりやり直すべきところはやり直すべきであるという結論に至ったのです(^_^;)。

あとがき

今回初めて、2wayであるワンショルダー/リュックを巾着タブホール仕様で完成できたことは良きステップになりました。

前述のように、この後お直しをして、正しい向きに裏地を付け直して完成してから、また次の製作に移りたいと思います。

次は、また別の生地「帆布/キャンパス地」のパッチワークをやってみます。

デニムほどは硬くないので、その風合いは比較的柔らかくなります。

同時にこのようなごわつきが無い為に野暮ったくなる可能性が大きいので、底面の正方形のこのたびの25cm四方くらいのサイズをもっと小さく20cm四方くらいに戻したいと思います。

長財布がどちらの向きでもゆったりと横向きに安定的に入る位置であり、本がゆったりと入る向きなど私自身のライフスタイルからの使い勝手を取り入れたものになります。

またどうぞ、是非お立ち寄りくださいませ(^-^)。

量産品のエコバッグのステッチの糸目は粗い、緻密なハンドメイドバッグが良質な商品になるための3mmステッチの価値【1289】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近楽器ケースなどをふんわりキルトステッチなどを盛り込み、大きなバッグというものを作る機会が多くありました。

その時に、ただでさえ時間がかかり過ぎるキルトのステッチを、楽器ケースであることもあり、通常3mmのところを5mmの糸目に変えて作ってみたのです。

その結果、2mmの差の作業の効率の大きさに驚きました。

ぐんぐんとミシンが進み、進捗度が劇的に高まりました。

なるほど、量産品に見られるあのステッチの糸目の粗さはこの「効率」を重視したものだと実感したのです。

この度お伝えしたいこと、それは3mmのステッチと5mmのステッチの違いを実際に体験した私が、それでも3mmの方に価値があるという結論に至ったというその理由です。

5mmはよくあるお品にしかならない、3mmはハンドメイドらしい緻密さと良質さがその糸目だけで伝わる

糸目の比較:3mmの方がしっかりと生地の中に埋まり、緻密。
5mmも場合によっては有効的ですがやはり粗いです。

5mmを使った場所というのが、大きなケースの場合のキルトともう1つは、見えない部分なのですが、タブなどの仮固定の仕付け糸のような役割の箇所でした。

キルトもしっかり待ち針を内側にも均等に打ち、長いステッチの中で途中しわやタックが寄ってしまわないように気を付ける必要があります。

その時に、3mmだと生地にぎゅっと圧力がかかりますので、よりそういったリスクが高まります。

5mmだと、ステッチの糸目の巾の空間でそれを解消してくれる役割があることも知りました。

よって、ケースバイケース。

大きなバッグの場合その糸目のパット見が粗く感じなく、反対に小さいバッグは、糸目が粗いとバッグがコンパクトなために目立ってしまうのです。

ということで、5mmのステッチはこれまで頻繁には採用せず、ほとんどすべては、3mmのステッチで緻密に縫っています。

3mmのお品と5mmのお品の長い目で見た比較

冒頭でもお話させていただきましたように、5mmというのは量産品ではよくある糸目ですので、何もまずいこともありません。

それでも、ここまで多くのお品があふれている中での差別化としては強いものではないです。

また、せっかくの素敵な生地に対して、5mmであることで、生地の良さも糸目によって影響があります。

やはり緻密な糸目は美しいバッグ全体を作っていく為の重要な「デザイン」の1つとまで言えるのではないかと思います。

長く持ち続けていけるバッグの継続のジャッジの時に、「作りの良さ」が判断基準になることも必ずあるかと思います。

手放すにしても、別の人が良いと思ってくれるかもしれない、そうして、ヴィンテージバッグみたいに、長い間入手されていくお品というのは陰にこういった隠れた「手間」があることもあります。

いかにも粗悪な作りのお品を逆に考えてみると、ステッチに必ずその様子が現れていると言えます。

粗くきちんと縫われていないというものに愛着や良質さはなかなか感じられません。

生地が素敵なのに、ステッチだけが粗いなあということであれば、縫い直しも検討することだって無駄ではないかもしれません。

ただ、お品というものはやはりバランスが考えられていて、良い生地には良い仕立てがされているものです。

一度、雑貨1つお店で見るにしても、ステッチの糸目に注目するという見方をしてみてくださると、なるほどと思えるかもしれません。

あとがき

「縫い」という工程は必ずミシン物ではその「跡」を残すものです。

ただ布と布をつなぐ役割だけではなく「装飾でありデザインである」ことを思えば、ステッチの1目1目が丁寧に最大のコンディションで施されたものでありたいと意識することになります。

YOUTUBE動画の中でもお話したのですが、じゃあ細かければ良いかというと、そうではないです。

2mm程の細かいステッチは、かえってバッグの迫力を失います。

やはり、緻密でありながらも迫力があるベストなバランスの糸目が3mmであると私は考えています。

テトロン糸などは特にツヤがあり、3mmの糸目の縫われたそのバッグはステッチのつややかさを感じうっとりとする瞬間もあるのです(^-^)。

生物の進化前の化石が進化後の時代で見つかる矛盾、この意味が分かる本【1288】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「生命の大進化 40億年史 中生代編:土屋健 著」を読ませていただきました。

前編に「古生代編」があります。少し前の記事【1276】がそれに該当です。

今回の期間は、恐竜の全盛期の時代が主となる時代です。

一番多くの人が興味を持つ時代ですね。

しかし、事前に「古生代編」を読んでいると、イメージよりもはるかに深く恐竜達の周りの自然環境も重要であることが分かります。

あのような大きな生物が次々と繁殖し多種にわたる、本にもすべての絵図が掲載しきれないほどの展開で繁栄したようです。

それには、生物がグーンと成長する環境があったということです。

陸の酸素濃度が周りの植物の成長によって増えたことがまずは、生物が陸に上がっていったきっかけになります。

過去の図鑑の恐竜と現在の図鑑の恐竜が随分違う理由

常に、こうした化石の件は、近年随分と研究が進んでいるようで、時には過去の説が覆されることもあるようです。

それは仕方がないことで、遥か昔の生物をその残存として埋もれた地層の中から発見され、その数や新しい種類が出てくることで、これまでの説が変わることもあるようです。

昔の昭和の絵図では、羽毛の生えた恐竜などは見たことが無かったかと思ったのですが、現在では、羽毛は確かな証拠として出土しているようで、しかも色もある程度出てきているようです。

そうすると、イメージ絵図も実際に近いものになっているみたいです。

私が知る情報では、「クビナガ竜」と呼ばれる恐竜の種類のあの首の角度も、後の研究で変わっているようでした。

それには、後の研究の中で新しい発見があり訂正されているようなのです。

進化がいかに複雑であるかを物語る、進化前の化石が進化後の時代で見つかる矛盾

「進化」もあれば逆の「退化」もあります。

不要な部分の機能がだんだんなくなっていくのです。

化石の発見は、「地層」でその年代を決めるということなので、発見された地層からその年代が決まるということ。

そうした時に、進化後の時代の地層からであったのに、進化前の体の構造であったことの矛盾が起こります。

これは、同じ時代に、進化前と進化後の2種が混在していたことによるものだそうで、とても頷けました。

これこそが真実らしいエピソードであると私は思います。

ただ単純に綺麗に順番に海から陸に上がっていったという進化のイメージでいた私ですが、そうではないようです。

海には海のままで残った生物、陸に上がっていった種もいれば、機能は海に適した機能も持ち備えて、陸と海を行き来していた生物。

見かけは陸にいる恐竜と似ているけれど、脚などの構造から、水の中で泳ぐ機能があった種など。

想像を超える複雑さがその進化の過程ではあったようです。

そこは、今までのイメージをぐんと覆すことでした。

あとがき

今は、2023年夏に差し掛かった初夏ですが、この秋には、「新生代編」が出版されるとのことです。

今から楽しみです。いよいよ私達に近い祖先が誕生してくるのかな。

以前の「古生代編」の時にも書いたと思いますが、こうして、長い長い生物の歴史を読むと、いかに、今が一瞬の瞬きのような短い時間に過ぎないことを俯瞰して見ることができます。

そうすると、毎日をしっかりと大切に過ごすことの意味をここから感じ取れます。

今回の「中生代」は「古生代」よりも随分と短いです。

恐竜やマンモスだけだが昔の生き物ではなかった、海の中の見たことのない変な形の生物こそ、最初の進化のスタート地点であったわけです。

陸より海の方が化石が残りやすいというのも少し驚きました。

それは、地層が形成されやすいのが海の底であるということだからのようです。

その時のショットがあるがままで保存されるようなイメージです。

そうすると「海」こそが本当は、長い歴史を紐解くヒントになり、まだまだ静かにそのまま気付かれずに眠っているのですね。

なんとロマンのあるストーリーなのかというのが、生物の歴史です。

今ある現在がどれだけ有難いのか、平和な環境で居られるのかなどを今一度大きく見るきっかけになりそうな本でした(^-^)。

レースはただの飾りじゃなかった、アタリの線を隠す時にどうしても必要な「機能」を持った優れた装飾資材【1287】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ヴィンテージ物ばかりをワードローブに集めてきた私なのですが、どうしても時々1点物ならではの悩みがあります。

それは、サイズが合わない部分があること。

そういった場合は必須のウエストなどだけを合わせて残りの部分のサイズは妥協せねばならないことも。。

ウエストはさすがに小さすぎると着用が不可能ですが、逆に大きい場合はベルトで工夫することで何とかなることもあります。

そうして、いろんな工夫をしながら、そこにあるそのままの姿にこちらが合わせていくような着方をすることの多いヴィンテージもの。

考え方によっては多くの新しい発見もあり、リフォームの腕もしだいに磨かれます。

このたびは、ウエストはよかったものの丈が短すぎたヴィンテージデニムパンツのリフォームです。

ただ丈を延ばすだけでは終了しなかった理由がありました。

独自のはき方がしてあった二つ折りの線のアタリを見えなくする工夫

品質表示が消えてメーカーが分からないヴィンテージデニム。
こして、二つ折りに独自の裾上げの結果、このような線が出ています。

この線はカジュアルにはく場合は仕方がないかもしれませんが、パンプスと共にエレガント寄りにはきたい私の場合これを隠したいと思いました。

そして、ある策を思いつきます。

それは、レースです。

数ある豊富なレーステープからこれを選んだ理由
:トップスに合わせると決めているセーターにマッチするようだからです。

白と一口に言っても、アイボリー、オフ、クリーム、ベージュと色の展開も多いです。

その中では、真っ白ではない、黄色みのあるタイプ。

ベージュまではいきません、かろうじて白にほんのりクリームがかった色です。

そして、レースのデザインはあっさりとシンプルなタイプ。

それでも装飾性も適度にあり、幅が広すぎない、そして、セーターのがさっとした風合いにマッチする麻のような雰囲気のレースがこれでした。

もうその他は目に入らなくなりました。

よし、これで決まりだ!。

そして、白い線の上をなぞるように、ミシンでステッチしていきました。

裾からの距離が、今回のような具合であれば、何とかミシンがかけられまして、幸運でした(^-^)。

端っこは視界が一番隠れた内股のデニムのハギ目のある場所。

縫い代は隠しながら丁寧にステッチ。

同色の白の糸でなじませながら、レースの柄を引き立てます。

今回、3本ステッチをしました。

まず最初に、真ん中からスタート。

レースの真ん中は、アタリの白線に一致する場所です。

内側には綺麗に幅が均一の3本ステッチが出ています。
真ん中から最初にスタートしていくことがこの3本が均一に並ぶコツです。
完成です。もし、3本でなく、真ん中1本のみであると、洗濯などでレースがよじれます。
そうしますと、美しくデニムパンツがエレガント寄りにはけないかもしれません。
ここで手間をかけることは、この先の長持ちに繋がるのです。

あとがき

今回のまとめとしましては、レースを「機能を持った資材」として重視した点です。

「隠す」という機能がとても重要になっていたこのたび、見事にその役割を果たしてくれました。

レースは、「飾る」ことだけを考えがちですが、何か果たすべき役割があって取り付けた場合、なぜその場所である必要があったのか、なぜこのレースの種類である必要があったのかなどすべての「なぜ」にまっすぐに返答ができるのです。

それは、見かけのかっこよさや綺麗さ重視の浅いお品よりも、ぐんとその深みが出るのです(^-^)。

パッチワークも細かければ「柄」になる、ブロックパッチワークとタータンチェックコンビの相性の良さ【1286】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよセルヴィッチデニムのはぎれも最後の整理整頓で本当の最終になってきました。

今回のパッチワークで、もしかしたらカーキブラウンカラーのレアカラーのセルヴィッチデニムでのバッグ製作はラストになるかもしれません。

1パーツが細かめを合計50パーツ程使用のリッチなパッチワークへ

以前の同じセルヴィッチデニムのパッチワークは、1マスが縦12.5cmx横17.5cmでしたので、バッグの出来上がりでは、ハギ目があるタイプのバッグという印象でした。

1マス縦12.5cmx横17.5cmのパッチワークシートで以前に製作したナップサック。
パッチワークというよりは、ハギ目のあるデザインのバッグという印象でした。

今度は、はぎれも小さめばかりなので、ひとまわり程小さなサイズの、縦10cmx横15cmのマスに統一して、それでもできるだけめいっぱいの面積にと考えました。

そして、シートが出来上がったその姿を見て、うっとりするような美しさに感動♪。

ブロックのように配列よく並ぶパッチワークシート。
ハギ目周辺のステッチの糸の色のなじみ具合も美しさの秘訣です。

この姿を見て大変美しいと思うわけですが、このブロック自体が柄のように映りますね。

そうしますと、裏地選びには、表が「ブロック柄」である場合の裏地は。。というように考えていきます。

花柄や水玉が裏地の候補から外れていきます。

こんな感じで、タータンチェックをチョイス。
もう1つのカラシ色の無地は、裏地のチェックのポケットのフラップに考えています。

お洋服のコーデと考え方は同じで、ブロックは四角い様相なのだから、同じ四角い柄のタータンチェックというのは相性が非常に良いものです。

2枚のパッチワークシート
:実は、この後もう1列縦に追加する予定でして、実際の型紙より不足しているのが現在。
最終的には、パッチワークのマスのパーツは、全部で54枚使用ということになります。
ものすごくたっぷり使ったことになりますね。

ここまで手の込んだパッチワークバッグはなかなか売られていません。

なぜなら、この数のはぎれを用意できるなら、つながった大きな面積1枚がとれる分量だからです。

これには事情があり、プチ量産でもったいない使い方をした結果余ったはぎれだったからというエピソードが隠れているのです。

何か物を作りたい目的があって、材料をそれに合わせていく場合、生地がもったいなく余るのは当然で、主体が作りたいデザイン重視だからです。

ついでに裏の様子も写しました。ものすごい光景ですね。

あとがき

どうしても、何かそうでなければならない究極のデザインというものがあった時には、もったいなく生地が余ることを妥協することになります。

そういった時に、もったいない生地を集めて、こうしてパッチワークを美しく仕立て、作るバッグに「手間と美しさが入った価値」を付けていきます。

そもそもですが、もったいなく生地が余ってしまうようなそのデザインは果たして本当に必要なデザインであるのか。

それとも、生地を無駄なく使うことができるサスティナブルなデザインであるのかは一番最初の生地の手配の時に考えることです。

何も考えずに、ただ、こうしたデザインが作りたいというのは、何か少し形を変えることで生地が無駄なく使えるのだという可能性があるならば、最初の時点でそういったジャッジも非常に意味があると思います。

こうしたことだって、後にサスティナブルな工夫をしたストーリーとしてお客様にお伝えすることができるではないですか。

とにかく見かけのかっこよさだけを追求した企画は危険だと思います。

余った部分が多く出た場合にどうするのかまで考えてこその深みある企画だと考えます(^-^)。

持つ人間の体の左右のバランスを重視したワンショルダー使いとリュック使いの2通りが使い分けられるバッグ「キルトサック」【1285】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、ワンショルダーバッグとリュックの兼用デザインのバッグが完成しました。

ただ、今後の課題も見つかり、徐々に磨きをかけていきたいと思います。

ぱっと見はコンパクトですっきりとしたデザインになりました。

リュックに背負う時のバランスが今はまだ足りない

リュックにもなるワンショルダーサック:<サイズ>縦34cmX横21/34cmXマチ15cm。

以前作ったのはワンショルダーのみの機能として考えていましたので、もっと横幅が広かったのですが、今度は狭めました。

そして、左サイドの部分を背中に当ててリュックにも使いたいということになります。

マチ15cmでは、背中には安定しないのだと完成して実感。

まだ今後も、違う生地でこのデザインを改良していきますが、まずの1点目は、マチが15cmでは足りないと思っています。

リュックとして背中に背負うには20cm以上のマチがあった方がよいことと、そもそも奥行き(正面からは横にあたる長さ)とマチが一致した底面が正方形であることが最低限であるかと。

そうしますと、よくある、楕円底で側面が途切れることのない一繋ぎぐるり1周の方が、ハギ目がリュック仕様の時に出なくて済みます。

少なくとも1つはハギ目は必要なので、背中の背負う部分に持ってくるということです。

私としては角張った四角型が個性的であると思っているので、このハギ目についてもどうするのがが今後の課題になります。

フラップポケットのフラップを無地にすることの意味

<表地:黒>エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:モカx黒ドット>キュプラ裏地、キュプラ/100%、日本製。

裏地には柄を選ぶことが多いです。

フラップは無地の方が実際使うにあたってポケットの位置が分かりやすいし、柄をつぶさない効果があります。

このフラップだけはどうしても柄を遮ることは仕方がないです。

同じドットでやってしまうよりも、バイカラーの相手である黒の方が見栄えが美しいです。

フラップを開けた時の様子:型玉縁風のスタイリッシュな隠しポケットが設置。

今回は、均一に柄が点在しているドットであったわけですが、もっと柄がはっきりしている場合、柄on柄によって柄の美しさが損なわれることが顕著だと懸念されるのです。

レンズストッパーのサイズ感の成功

サック系のデザインでは欠かせない「レンズストッパー」
:共布紐とのコンビなのでサイズ感が非常に大事。

5cmの型紙を四つ折り観音開きに作ったひもを無理なくスムーズに通すことができる。

しかし、あまりにもスカスカではストッパーの役割をしない。

この微妙なバランスとサイズ感は過去に研究済です。

現在のこのストッパーの穴はひもと程よくマッチしているのです。

あまりに窮屈だと「擦れ」の積み重なりで長持ちではなく擦り切れて将来この部分が損傷しかねません。

無理のない優しい製作であることも長持ちの秘訣なのです。

また、レンズストッパーの作り方は後の投稿で<HMB教室>カテゴリーで後日ご紹介したいと思います。

巾着系の機能ではこのストッパーが使えますし、紐の巾に関係なく既製品を探し回るよりコスト削減で、しかもカッコイイワンポイントの存在感すらあります。

5cmのダイヤキルトのシートの「ソフト厚芯」の代用の通常生地がソフト厚芯の代替品になったのかどうかの検証結果

かつての「ソフト厚芯」の代替品としての麻/ポリ生地(通常の表地として売られている生地)。
キルトシートとして代用したのが今回です。:結果は、全然柔らかすぎました。

結論からは、「代替品にはならなかった」とお伝えしたいと思います。

とても残念ですがとても大切なことです。

少し途方に暮れています。

在庫がなくなってしまった「ソフト厚芯」
:そもそもこのお品の購入も10年以上前の在庫品だったと思います。
最初は60mくらいあり、1反まるごと入手だったので長い間使用できたのでした。

当時、在庫品であったことから、考えられないほどの破格のお値段でした。

60m巻で1反=¥2,100という原価の記録を今発見しました。幅も120cm程あったと思います。

¥2,100÷60=@¥35/mです。

ソフト厚芯は先ほどある1か所のネットのお店の「床材」の「ファブリック」のコーナーで類似品を見つけました。

類似品は、おそらく同類か、とても近い素材ですが、そもそも80cm巾しかなくて1反=30mで¥37,000程。

¥37,000÷30=¥1,233/mです。話になりません。

この素材は、ウーリーさに秘訣があると思います。軽くて、ハリコシが適度に出て、そして柔軟です。

見た目の高級感もありまして、インテリアのシートなどにも使うことができるほどです。

色はグレーでした。

フェルトとは異質のもので、フェルトよりも軽いし、はるかにハリコシがあり、厚みが0.7mm程度です。

それでも接着芯などよりは厚みがあるので、厚芯の部類だったのです。

もう、ああいったウールチックな素材は、お買い得には、入手困難なんだという結論に至っています。

あとがき

次回からは、キルトの場合今度は、「ハード薄芯」というものを使ってみます。

ここ近年、このハード薄芯すら、あまり頻繁に見かけるものではなく、品薄ではないかと思っています。

なかなかハンドメイドの材料も調達が難しくなってきている現実を感じます。

1つキルトをかける時の代替品になるかもしれないなと思っているのが、「不織布」です。

よく100均などにもラッピングの袋として不織布が使われることがここ近年あります。

あのシートは、ものすごく高価というわけではないと思いますし、簡単に崩れるものではなさそうです。

ただ、上の写真のような「ソフト厚芯」はウーリーであったことがその風合いにうまく影響していたと考えられます。

ラッピングの不織布は「エンボス加工」といって、ドット状の凹凸感ある加工がされていることが多いです。

ちょっとハードになり過ぎたり、ふくらみに関しては物足りなかったりするのかもしれませんが。。

今思うことは、この10年程お世話になった「ソフト厚芯」のすばらしさ、これに尽きます。

軽くてハリコシのあるキルト用に使ってきたソフト厚芯がいよいよ品薄に、在庫品の薄手の生地が代替品になるのか【1284】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「ワンショルダーナップサック兼リュック」というアイテムを作ろうとしています。

使い方に展開があり、ワンショルダーで気軽に背負えることに加え、リュックにもなるものです。

そういった機能はおのずと、縦と横の長さがある程度均等であることが使いやすいようです。

ヴィンテージ物のバッグで筒形の巾着のワンショルダーがあるのですが、巾着では「サイド」である場所が背の部分にもなるには、全体の良きバランスが必要なのです。

ワンショルダー兼リュックのイメージ:正面が巾着ではサイドに当たります。
同時に、この面を背面としてリュックとして背負えるデザインにするということです。

おのずと、筒形のような奥行きが均等であることが使いやすくなるイメージです。

早速実験、5cmのダイヤキルトを在庫の薄手生地でかけてみた検証結果

黒のポプリンという生地に5cmのダイヤキルトをかけました。
裏面には、ソフト厚芯を今まで当てていましたが、麻混の麻/55%、ポリエステル45%の生地を代用。
なかなか写真のみでは難しいのですが、感触としては柔らかすぎました。

柔らかすぎると同時に、重いのです。

ここでソフト厚芯がいかに素晴らしい材料であったのかを実感します。

ハリコシがありながらも軽い材料であり、通常の表地使いの生地では得られない良さがあったのでした。

とりあえず、今回は、このまま進めます。

そして、完成した状態ではどうなのかというところも見ていきます。

ただ、このキルトの時点でもうすでにソフト厚芯との違いを大きく感じています。

この検証があまりにも良くなかった場合には、次に、まだ在庫には持っている「ハード薄芯」でもやってみたいと思いますが、おそらく、ハード厚芯では今度は融通の利かなさが出ると予想します。

ややごわつくのです。ハリコシもありながらしなやかさも必要なのです。

最終的には、ソフト厚芯に代替となるにふさわしい類似素材を新たに探していくことになりそうです。

あとがき

こうして研究をしてみて思うのは、いかに隠れた場所にもすぐれた材料があるのかという点です。

出来上がってしまうと中身が見えませんので、商品というものは「装飾」などに重点が当てられがちです。

私の方針でもあるのですが、長い時間をかけた納得をしてもらうことが後の信用に繋がるという考え方をしています。

今は分かってもらえないかもしれないけれど、いずれは、長持ちすることで、その良さと価値が伝わればという志(こころざし)です。

こうした雑貨品であるアパレル品に限らず、食べ物にしても、住まいにしても大きなものから小さなものまですべてに当てはまることではないかと思います。

表面だけを重視した工夫では、その効果は一瞬の瞬きくらいのものでしかないのではと。

小さめのキーボードも大切に保管して運びたい、49鍵盤用の取っ手付きキーボードケースに内袋をスウェット素材でおしゃれに製作【1283】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に、【1265】の投稿で49鍵盤のキーボードケースが完成していました。

49鍵盤用キーボードケース:<サイズ>縦33cmx横97/105cmxマチ10cm。
・・・61鍵盤でほぼぴったりのサイズに作ろうとしたところ、
サイズ不足で失敗して結果49鍵盤用になったもの。

61鍵盤では横幅が不足で49鍵盤用に対応というものになりました。

1m強あっても61鍵盤が無理ということが、いかにキーボードも横に長いアイテムであることが分かりますね。

そして、その後、【1277】投稿をもって、61鍵盤用のすべてのキーボードケースセットが揃ったのです。

そこで、今回は、以前の製作の49鍵盤用も内袋だけは製作しておいて、現実的に喜んでご使用いただけるものにしようと思いました。

ということで、このたびは、49鍵盤用の内袋の製作となります。

ふんわり素材であるフリースの利用と朴訥とした素材感に洒落を効かせる両端切替テクニック

49鍵盤キーボードケースの内袋:<サイズ>縦33cmx横88cmxマチ無し。

以前、61鍵盤用の時にもお話させていただきましたが、この両端巾着デザインがキーボードをスライドさせて入れるときに有効であることや、持ち運び時の左右の重さのバランスを均一にする効果があります。

実は、この切替の両端の花柄は、本体のキーボードケースの表地と同じ。

そして、5cmのダイヤキルトをかけて真っ二つにカットして両端に設置したのです。

巾着紐も共布ですので、全体のコントラストとすっきり感があります。

<外面:黒>スウェット、綿/100%、日本製。
<内側:ワイン>エステルソフトサテン、ポリエステル/100%、日本製。

裏地に素敵なワイン色のサテンをコーデしてみました。

たまには、差し色で赤が登場するのもモノトーンには効果的な例です。

最後の巾着ホールのステッチの際に、こうしたサテン地はしわが寄りやすいので、待ち針が必須です。

しかも、細かめに打っていくと、均等にしわが配分される方向へ行きやすいです。

何かのご参考になればと思います。

中に何も入れていないとここまでキュッとなります。
実際のキーボード入りではもう少し形が広がった感じになるかと思います。

キャンディ型は愛嬌がありますね。

あとがき

前に作ったものでも、後からその後の学びがあって、61鍵盤用を作った後で、もう一度49鍵盤用を振り返ってのこの度の内袋の製作でした。

楽器ケースでは、内袋はかなり有難いものだと実感しています。

ケースも隙間があるので、そこから楽器が丸見えよりも、内袋によっておおわれている方が安心感が高まります。

よく書いていますが、製作したお品というのは、その見映えだけでなく、その「心地良さ」も大きな割合を占めるのだと思います(^-^)。

もしかしたら、「ここぞ」という場面に使わせていただけるかもしれない、日常に多数存在する人間関係における「交渉術」【1282】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「どんな相手も納得させるデキる人の切り返し術 ~難しい局面でも優位に立てる勝利法則~ :弁護士 石丸幸人 著」という本をを読ませていただきました。

実際に弁護士の方が返済関係の業務に当たられてきた経験の中で磨かれた技(わざ)が詰め込まれます。

その技というのは、「交渉」における優位性を勝ち取るためのもの。

意外と身の回りの事柄は、「契約」や「交渉」を経て現在にたどり着いたものだらけだと言えます。

そうすると、その豊富さからとても大切な事なのではないかと思いました。

何か道具という物体ではないからこそ貴重であり、人間自体がそのツールたるものになるという点がすべての人に当てはまるということです。

この「技:わざ」が最終的に何に一番貢献するのか

小さなことでも大きなことでも友人関係にでさえ役に立つ部分がありました。

よろしければ、ご一読を。

ドラマで出てくるような緊張感ある場面も出てきますが、著者様である弁護士様は私たちが考えると難しそうな金融業者の取り立ての方との折衷の経験も数多くありますようで、そこも究極です。

私がこの本を読み終わって考えたことです↓。

個々の場面でのその時の切り返し術は大変有難いものですが、こういった技術は結局は、より良き人間関係や人とのコミュニケーションを円滑にしてくれるものだと思います。

契約や交渉は一人のことではなく、必ず相手、相手方と言った風に双方が関係する事柄です。

あとがき

少し、この本の内容とはずれるかもしれませんが、そもそもこういった視点も必要だと思うというお話を。。

人は固定観念や縛りや括りに惑わされがちだと思います。

もちろん守らねばならぬ秩序があるものに関しては当然ですが、これから自分達で何かを取り決める時、もしくは、この本に出てきた「交渉」というものがある場合に、その交渉以前に、「そもそもその交渉自体をするべきなのか」ここも大切だと。

交渉の中では、ある程度決まってきてしまうことや、どうしても「譲歩」が出てしまします。

よって、「話し合い」という点においては、もっと俯瞰的に見ると、交渉する土俵自体が自身に不利になる場合は、それ以前にその交渉の場面に行くことを食い止めることも大切だと思っています。

そこは固定観念に惑わされない私ならではの「技:わざ」としてここでお伝えしたいと思います(^-^)。