古着物市場の中で出会えた和と洋の狭間テイストの魅力的なはぎれの利用方法【1193】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

着物のリメイクの商業利用は可能なのか。。。

ガチガチの著作権に沿った考え方をすると、着物だって、ノーブランドではあるものの、柄の考案の著作権は「自明のもの」とされていますので、厳密には著作権の存在により、商業利用不可なのだと思います。

ただ、着物は古いものであることと著作権の所在がきちんと証明できかねることもあり古い着物で製作した洋服や小物を販売されている業者様は数あるみたいです。

私もとても興味がありますが、やはり、ハンドメイド製作には取り入れていません。

そこで、このたび個人使いながら素敵な生地だけをご紹介致します。

生地だけでもかなり素敵ですので、夢膨らむ瞬間があるかと思います。

和と洋の中間的な花柄の魅力と親しみやすさ

生地(正絹):白ベースが爽やか。
ピンクと赤の中間的な花、グリーンとグレーの中間的な葉っぱがとても素敵。
輪郭の黒っぽい色が筆タッチでかすれているところも魅力です。

着物の反物は、幅が狭いです。

だいたい38cm辺りですので、通常の一般的な生地の巾の110cmなどに比べると1/3くらいしか幅がありません。

よって着物の反物のはぎれで作れるアイテムは必然的に小物になることが多いです。

長さは1m程あるこの生地。

まずは、巾着袋を一生物くらいのものとして作ろうと裁断してあります。

それでも余ったのがこの写真。

少し汚れている部分があったので裁断時によけたことではぎれの更なる残布となっています。

このサイズが、まだ40cmくらいありますので、更に小さなものが出来そうです。

コースターなんて良さそうですね。製作したらご紹介したいと思います。

正絹は、多くが和テイスト満載の柄です。

それもとことん日本風で素敵なのですが、こういった洋の要素のあるお花が描かれている柄は、インテリア使いの中ではより用途が広がります。

洋の要素は現代の洋風なお部屋の作りそのものにマッチするので親しみやすいと感じるのだと分析。

古着物をパッチワークにした場合のテイストを洋風にする案

現在、パッチワークバッグを製作中ですので、パッチワークのバッグを作るという想定で1つ考案してみたことがあります。

古着物のパッチワークで作るバッグの材料のはぎれの柄のバランスです。

はぎれとして選ぶ柄にこのたびご紹介のような洋風テイストのはぎれをところどころに盛り込みます。

そこへ登場するピンクやグリーンの無地も盛り込みながら、パッチワークパーツを配置していくと、パーツも結構あつまり、そこそこの面積になってゆきます。

そうすると、着物の古布で作ったとは思えないような洋風な着物パッチワークバッグが出来上がるのでは。。と考えました。

たくさんの古着物の材料の中から選べるのは自分自身ですので、そういった選び方の秘訣などを考えておけば、限られた巾しかないようなレアな存在である着物柄も集結することで素敵になっていくと思います。

と、こんな風に着物を使ったはぎれの「新しい使い方」のご提案をさせていただきました(^-^)。

あとがき

材料の生地探しは、まるでどこかの世界に入り込んだかのように没頭する時間です。

まだ出来上がっていない材料である状態だからこそ夢が膨らみます。

洋服も同じようには考えられるのですが、「着物」であることの良さというのは、ほぼ日本製で見つかることですね。

洋服は、もう新しい時代の産物で、海外調達の生地も多く、きちんとした生地の織られ方や、緻密な構造は、着物ならではである所もあります。

つまりレベルとしてはハイレベルなのが着物のはぎれです。

どこかにまだ眠っている古着物。

もしかして、過去に成人式に着たままの眠った素材、そして、もっと昔に昭和の時代に着た、子供用の着物や浴衣が実家などの箪笥の奥に眠っているのかもしれません。

ここを縫うのが一番相応しいのだ、ほつれやすい生地のおかげで分かった巾着袋のコの字ステッチ位置【1163】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、2つ目のデジタルコンテンツを制作中です。

そんな真っ只中であっても、まだ新しく得られた知識が出てきました。

デジタルコンテンツも、早く完成させるためのスピードだけが良いとは限らないと思いました。

ちゃんとこれで良いのかを1点ずつ確認しながらは当然ですが、それでも、気づかなかったことが撮影中に分かりました。

それは。。。

縫いやすい生地ばかりでなく、ほつれやすい生地も扱ってきたことで得られた学び

巾着袋のコの字ステッチを三つ折りのど真ん中で今までやってきました。

それが写真の上側です。

上:1.5cmの縫い代の半分の7.5mmの三つ折りのど真ん中をステッチした場合 
下:1.5cmの縫い代の半分の7.5mmの三つ折りの際(きわ)をステッチした場合

この生地は実験用の作業しやすいほつれにくい綿/ナイロンの生地ですが、当然ながら、表からはこんな風にコの字が広がりますが、一見問題は無いです。

ところが縫った側の裏側では少々問題がありました。

左:ど真ん中のステッチ 右:際のステッチ

どちらがしっかりと縫い付けられていて安定感がありますか、ということを問われたら、完全右です。

この比較を今までしていませんでした。

そして、このたび、この写真とはかけ離れたほつれやすい生地で左側のど真ん中ステッチで行ったところ、三つ折りが崩れて飛び出してきたのです。

あー、そうだった。ここで気づきます。

どんな生地にも対応できる縫い方は右であったと。

ほつれが飛び出さないだけではなく、下の方もしっかりと安定している様子が右側ではうかがえますね。

よくよく冷静に考えたら、なぜ生地を余らせる必要があるの。。。ということだったのです。

このようなことは、今回ほつれやすい生地で行ったからこそ分かったことでした。

いつもほつれにくい生地ばかりを選んでいたら、このことに気づくことが無かったかもしれません。

あとがき

今回の事は、もっと俯瞰して見てみると、他の場合にもあり得ることだと思いました。

今までやってきて問題がないことであっても、素材が変わると問題が起きた今回の例は、いかに今までのやり方に慢心していたか、そして、常に確認や見直しの姿勢を持っていることの大切さを教えてくれます。

たまたま、扱う生地を特に縫いやすいことにポイントを置かずに、いろいろ選んできたスタイルによって得られたことです。

あれもこれもということが時には、役に立つこともあったみたいです。

ハンドメイドキルトの巾着袋の最終総まとめ、凹凸感あるフクレジャガードと肩を並べる素材を自分で実現できる【1139】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の記事で、ハンドメイドキルトをかけた表地の巾着袋製作は終了です。

このあと4-5点で「インテリア収納袋」シリーズも終了になります。

当初はこのような小さめの巾着袋にキルトをかけるということは考えてもみませんでしたが、この予想外が結構良き学びになりました。

キルトを様々なバッグに対して取り入れていくことが、ほぼ無限の可能性を持つことが分かります。

ゴールドと紫のコントラストは色相環では補色の関係である-奇抜、華やかなイメージの表現

<表地:ブロンズ>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製・・・ここへ3cmのダイヤキルトをかけました。裏側には、ソフト厚芯が当てられています。ソフト厚芯は中綿よりも薄く、程好い厚みと使いやすさ、柔軟性もあるので、ごろごろし過ぎない点が利点であると思います。

写真の上の方の厚紙は、最後の巾着ホールのステッチをかける時に上から3.5cmの箇所になかなか印が打ちにくいということのサポートとして、自作の厚紙ものさしで当てながら場所を確認しながら縫っていくやり方です。

印は付けなくてもこのやり方で正確に位置を把握することができました。

材料は、石鹸の空き箱。ちょうど3.5cmの長さと指で持ちやすい幅にをカット。そして、幅を均一に美しくステッチしていきます。

ものさしは、たとえ30cmの短めでも、巾着袋が小さいので中で所狭しといった感じで正確に測れず、こういった自作ものさしが有効な時があります。

<裏地:紫x黄x赤マルチカラー花柄>ブロード(moda fabrics社製)、綿/100%、日本製(最終整理が日本で行われているようです)。・・・こういった生地の加工場所が転々とした場合、最終場所が表示上の原産国となります。よって、アメリカで原産のこの元はパッチワーク用の生地は、「アメリカ原産、日本製」などと分かりやすくお知らせすると良さそうです(^-^)。

さて、この表地と裏地、すごくコントラストが効いて華やかですね。

黄色と紫は時に、タブーとも呼ばれることもありますが、組み合わせに良い、悪いは決められません。

むしろ、ファッションでは互いに映えることもあります。

色の基本図(色相環)の見方をしますと、ゴールドやブロンズは黄色に近く、その反対側に位置付く紫は、「補色:反対色」の関係にあります。

黄色と紫は補色の関係です。その他、クリスマスカラーの赤と緑なども補色の関係。ファッションでは奇抜過ぎるかもしれませんが、クリスマスには楽しくて華やかで気分が高揚しますよね。

生地などを作る製造業者様としては、華やかでぱっと目を引くお品を。。。ということで、柄を補色の関係を意識することも必ずやあるのではないかと思っています。

柄も周りの背景などに映えてこその存在感であり、補色もとてもパンチが効いて大切な関係の色同士だと私は思います。

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
中に何も入れていないのにこのハリとコシは感動ものです。

ハンドメイドキルトをかけることの効果総まとめ-フクレジャガードと肩を並べるハンドメイドキルト

ハンドメイドキルトのダイヤ柄をかけた巾着袋製作をしてまいりまして、どれも、中に何も入れていなくてもちゃんとしっかりと立ち、生地に接着芯を貼っただけのものよりも内側の空間がキープしやすい構造になることが分かりました。

場合によっては、場所をとるのかもしれなく、狭い場所へぎゅっと入れるならキルトが無いタイプの方が良い場合もあるでしょう。

ただ、キルトをかけることで、本来は、活躍の場がなかった薄手の生地なども、表舞台で活躍できる可能性があるということも分かりました。

そうしますと、生地全部を考慮に入れたうえで表地に選択することが検討できるようになり、素材の無限の可能性が生まれます。

そうしますと、フクレジャガードとか、キルトが最初からかかったような加工の生地とか凹凸感ある生地を探し回ることをしなくても、凹凸感ある表層を実現できるので、選択肢も多く、高級生地のフクレジャガードとか風通ジャガードと肩を並べることになります。

私も、とことんというくらい、フクレジャガードや凹凸感のある生地を探しそれを使って製作してきましたが、やはり凹凸感のある生地は常に見つかるものではなく結構レアな部類に入るかと思います。

多くのニーズがあればある程度製造もしていただけるのかもしれませんが、なかなか多くは見つからない中、キルト加工をハンドメイドでかけることの出番が出てくると思います。

今回の一連の巾着袋の製作の中では、ダイヤキルトしかご紹介させていただいていませんが、ストライプやボーダーやバイヤスのキルトもアレンジできますし、むしろダイヤキルトより手間が半分です。

とは言え、ダイヤキルトの良さは、四方八方がステッチにおおわれるので、均一にその丈夫さがあるということで、キルトの中ではダイヤキルトとかボックスキルトがダントツだと思ったので採用しています。

更なるアレンジで、渦巻き型ステッチとか、お花を描くようなステッチなども、キルト自体のデザインというものにしぼっていろいろ試みていくととても楽しそうです。

ダイヤキルトも、絶対このデザインというわけではないので、個性あるデザインによって差別化は図れます。

あとがき

ここで、ダイヤキルトをした巾着袋が終了なのですが、次回は2点程、もともとキルトに似た凹凸感ある加工がされたような生地や、生地の織り方そのものに凹凸感があり、キルトをかける必要もないような厚みがすでにあるという生地で作ってみたいと思います。

それらは、おそらくキルトをかけてしまうと、美しく出ている柄のリズムを損ねる気がして、その並んだ配置の柄の出方の美しさを生地のまま活かせます。

また当ブログ記事でご紹介してまいりますね。

全体の巾着袋製作としては、ラスト数点になりました。

丁寧なダイヤキルトがそれぞれブロンズ生地に美しく引き立つ3cmと5cmとの比較【1134】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、ダイヤキルトの表地で作る巾着袋の連続製作の下準備として、2種のダイヤキルトをかけました。

同じブロンズゴールドのサテン地にさらにキルトをかけることでその美しさが倍増♪。

3cmと5cmのダイヤ(正ダイヤ)の比較もご覧になることができます(^-^)。

ここで1つキルト地のエピソード

あれは、10代前半の頃、キルト地で巾着袋を作ることが素敵みたいな流行があったかと。

1980年代前半くらいです。部活の着替え着入れなどの学生ならではの入れ物。

私も、複数持っていて、どうやって作ったのか記憶が全くないですが、ギンガムチェックのグリーン系を1つ、スヌーピーの白x黒全面柄を1つが記憶にあります。

いずれも既製品のダイヤキルトがかかっていました。巾着袋と言えば、キルト地を使用するのだという風に考えていたと思います。

それくらいキルト地は持ち運びにも安心のアイテムだったのですね。

今でも生地屋さんには既製品がありますが、既製品の中から自分の思う柄があるのかどうかというと、それほど豊富ではないかと思います。

そこで、私が今回のように加工した、自分でキルトをかけていくというのは、とても利用価値のある手法です。

糸は確かにたくさん使用しますが、キルトをかけたいものが全てかけられるというほぼ無限の可能性があるのです。

是非、このキルト加工も今後のデジタルコンテンツに取り入れて、その手法を広めたいと思っています。

とてもその点は喜んでいただけると予測できまして、お役に立てそうでワクワクしています(^-^)。

ダイヤキルトのサイズの違いの比較、3cmと5cm

2cmの差は大きいですね。

1辺の長さがそれぞれ3cmと5cmということです。

使い分けとしましては、やはり、面積に応じて、小さいサイズの場合には、細かい方の3cmを、大きいサイズの場合には5cmをというのが出来上がりの面の中に占める柄の数の豊富さで多い方が華やかで素敵だからです。

今回の生地が、ブロンズ色のナイロン/100%のサテン地であることで、余計にツヤが感じられ美しいです。

これらをそれぞれ、表地に使っていく予定です。

キルトの役割としては、装飾的な面もありますが、機能面としては、擦れなどができにくいということだそう。
凹凸感ができるので、まともに接触する面が減るという仕組みだと思います。

今回も、裏側は、ソフト厚芯です。

この巾着袋製作で中綿は使用しません。

ソフト厚芯の方が、程好い柔軟性と厚みのバランスを生み出します。

あとがき

少し余談なのですが、ここ最近、こうして、完成品ではない途中の作業のタイミングの場合に、YouTubeはショート動画をアップしています。

ショート動画は、アップした瞬間の数十分が、フィードと呼ばれる場所に登場するみたいで、信じられないくらい視聴していただけます。

やはり、多くの方には見てもらえればそれは有難いことなので、ショート動画がそういう効果があるならばと時々投稿させていただくことにしました。

自身で見る分には、サムネもいつものように作っているので多くの中の1投稿のようにしか考えていませんが、視聴者様側からは、ショート専用の場所の配置になっていて、PCで作ったサムネは画面のサイズの兼ね合いで有効にならないようです。

やってみると何かそういったことも少し分かりますね。

ショートを予告編に利用されている方も拝見。良い利用法だですね。

何か私もアイデアが浮かんだら、ショートの使い方を工夫するかもしれません。

今のところ、今回のような未完成状態でも少しご披露できるという使い方を時々しています。

こんな衣装生地も斬新、ゴールドxシルバーコンビの巾着袋【1121】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の「インテリア収納袋:小」は、ラメ素材で作りました。

表地、裏地共に衣装生地のコーナーで発見したユニークな柄です。

男性にもお勧めしたいですね(^-^)。

意外と使いやすいラメ生地

<表地:ゴールドxシルバー抽象柄>パンデミック、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:チャコールグレーまだら模様>ジャカード、ポリエステル/100%、日本製。
「インテリア収納袋:小」<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
こうして三つ折りにたたみます。

柄の中のシルバーの割合が高く、すっきりとしたジャガードです。

ループエンドは主役寄りなシルバー色に合わせてニッケルを。

江戸打ち紐は、登場はしていないですが、黒を使いました。

ねずみ色のグレー色が良かったですが、手持ちのグレーは青味のグレーで合いませんでした。

巾着ひもの色も豊富なようで限定的。すべての生地にはなかなか対応できないみたいです。

裏地がチャコールグレーであったことで、3段階で色が濃くなっていく感じで、紐が一番強い黒色といった具合で見ていただくと黒色を受け入れていただけるかも。

以前にも記事に書いたかと思いますが、ラメ生地は使いやすいのが意外です。

アイロンの折り線がきちんと付き、薄手でもハードさがあります。

上糸と下糸の色を変えています

同じようなグレートーンの糸を1つだけ選んで上糸と下糸共通で使用すると、どちらかが浮きます。

よって、まめなようですが、上糸と下糸は別にしました。

今回の場合表地側には薄い白っぽい感じに映るグレーの糸を、裏地には、チャコールグレーに馴染むような濃グレーの糸をチョイス。

巾着袋のひもホールの下部分とコの字部分のステッチというのは、結構目に付きやすく、ポイント箇所です。糸の細かいこだわりの効果はやはり有るようです。

あとがき

巾着袋に要する製作時間はALLで、だいたい3時間くらいです。

チャチャッと作るものでもないことがこの時間でご理解いただけるかと思います。

その3時間の中には、上下の糸の色を変えていることで、時々糸の交換があること、そして、玉結び、玉止めの部分の糸ぶち切りせずに、すべて隠しています。

この作業が意外に時間を要するのですが、やはりこれも長い目で見た時、常にさっぱりしていて美しい巾着袋でありたいという方針からです。

何ら強度にはそれほど関係ないことでも、すっきりさとか、上品な雰囲気みたいなものは、細かい始末の丁寧さからくるものだと思います。

商業用として、これでも基本の最低限の当たり前のこととしています。

よく売られている大量生産品がどうということは関係なく、後の信用みたいなものを信じての策ですね(^-^)。

衣装生地は表面の凹凸感が◎♪、その素敵さを巾着袋へ活かす例【1118】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、過去のストック生地を巾着袋型のインテリア収納袋というものに連続製作しています。

そのデザインはいたってシンプル。

生地のすばらしさを引き立て、たかが巾着袋と言えども、良質な長持ちな巾着袋を目指しています。

おそらくなのですが、インテリアだけで収納に使っていく場合はほぼ一生物が実現できるかと思います。

持ち運びとか多少動きのある使い方はそりゃあ同じわけにはいかないと思いますが、かなりの長持ちが見込めるかと。

こういったことは、今後の世の中の動きには合っていくものではないかと思います。

もともと洋服は使い捨てというものではないわけで、バッグや袋というアイテムだって同じことです。

ところが、ファストファッション化があり、洋服と同時にバッグまでトータルコーデで格安で作られ、そして、すぐ手放されてしまうようなものが多く出回りました。

今サスティなブルの考え方が広まり、ここへ来て、ファストファッション=悪というような見方が実際に購入する人にも浸透。その大量生産アパレルビジネスの多くが継続困難になっていきました。

遠い先のことが分かるわけではありませんが、1つの物を大切に使っていくということは本来の望ましい姿勢であったかと思います。

それなのに恵まれ過ぎた物の量によって長い間忘れていたこと。これを思い出すきっかけとなり、一人一人が1つのお品に対する向き合い方を意識することが期待されます。

そう思ってもらえるためには悪いお品を作ることは絶対にダメだと思っています。

良いお品だけを作って行くことは今後も責任ある作り手として意識する部分です。

衣装生地が美しい、凹凸感ある素敵な加工を小物のバッグにも持つ機会を♪

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

生地が素敵です。

クシュクシュっとした加工がされています。「縮加工」というタイプの加工になります。

<表地:白xマルチカラー花柄>縮加工、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:赤紫>生地名不明、ポリエステル/100%、原産国不明。・・・どうしても濃ピンクに映ってしまいますが、実際は赤紫。こちらも凹凸感が表面にある非常に美しい生地です。

ただ、この表地と裏地、いずれも、アイロンの織り目が付けにくいです。

どちらかというと縮加工の方がまだやりやすいかな。

縮加工はアイロンで伸びると縮んで折れている場所が開いてカットしたサイズを飛び出すので一瞬サイズが変わります。

これをどう処理するかというのが、裁断の時は自然に立体的の状態でカットしておいて、三つ折りアイロンの時に飛び出した部分を少しカットするということをしました。

巾着袋の三つ折りは、両サイドのコの字のわずかな部分だけですので、このデザインの場合少し助かりました(^_^;)。

裏地は本当に折りにくかった。

アイロンで熱を加えるとクシャクシャに変形してなかなか真っすぐな三つ折りが出来なかった点が難しかったです。

とろみ生地によくある現象です。

空気が入った方のようなこの生地の構造がこうして畳んだ時にも少し浮きますね。とてもふんわりした様相を放ちます。

あとがき

この生地は今回で二度目でした。

最初は「中」というサイズを作って、裏地はパープル寄りのピンクジャガードをチョイスしていました。

今回は裏地が少し違いますが、2回ともパープル系を選んだことが、同じ。

この生地の裏地はパープルが一番エレガントになるようです。

次回は、ラメ生地が来ます。

また製作していきますので、その雰囲気の違いをお楽しみくださいませ(^-^)。

小さめな巻き薔薇の巾着袋への利用-配置が悪かった反省と共に。。。【1099】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【1098】で、巻き薔薇を巾着袋の「小」というサイズの全体に縫い付ける装飾を致しました。

かなりかわいいなあと思い、引き続いて、今度は小さな巻き薔薇で、「中」サイズにトライ。

今度の巻き薔薇は、種類が違ってペタンコではなくて上にツンと立っている作りです。

おー、これは、ミシンのテクニックを要するなあと思いながらも、使ってみました。

そして、中サイズの巾着袋を製作したのでした。

カジュアル志向のコットン生地をエレガントな裏地に近づける

「インテリア収納袋:小」<サイズ>縦32cmx横29/48cmxマチ20cm

表地は、ツイルクロスという名前のデニムライクな生地です。

あのジーンズのような厚みではなくもっと全然薄いダンガリー程度のものですが、ずっしりと重みのある良い生地です。

この生地に巻き薔薇を2個ずつペアで一度に縫い付けるやり方で配置しましたが、位置が悪かった(^_^;)。

上に3つ横並びが配置ミスだと思いました。上は巾着袋で絞られ、サイドの2つが隠れるので、真ん中1つだけ飛び出していればよく、その分他の空いた空間を埋めるべきでした。ちょっと納得いかない配置になってしまいました。2個ペアで使用した理由は1つが小さいのに本体は「中」サイズというやや大きめなのでボリューム感が出せるかなあと考えたからです。結果は、薔薇のフォルムがはっきりしない出来上がりになってしまいました(^_^;)。
<裏地>ファイユ花柄プリント、ポリエステル/100%、日本製。

裏地が少しエレガントなので、表地のコットンのカジュアルな雰囲気に、巻き薔薇を加える工夫は良かったかもしれません。

ということで、出来上がったものの、やはり、薔薇の位置が悪いことで、その後解体したんです。

やはり納得が出来なかった仕上がり、新たな決意固める

YOUTUBEでは、出来上がり場面までしか映していませんが、その後の決断がありました。

もっと小さい「小」というサイズで裁断し直して、新たに出直します。

表地は、別の残布で、裏地は、それしかもうなかったので、解体してそのまま型紙を「小」で当て直して裁断です。

「小」サイズで裁断し直して、巻き薔薇のミニサイズを今度は1個ずつ量を増やして縫い付けました。この時の位置の考案は、マチで隠れてしまうサイドと底部分を省いた位置にしましたので、マチになる部分を軽く折って隠して面積を狭くしてシュミレーションしました。全体に散りばめる時は、こういうやり方が良いですね。

今回はここまで。こうして、後日小が改めて作られます。

引っ掛かりが残ったものは、やはり一度完成しても最終的な判断ではボツにすることがあります。

これは、自分の実直な気持ちに従っています。

あとがき

こういった簡単な巾着袋でも、作るたびに学びがあります。

巻き薔薇も、今回のようなミニサイズよりも、ペタンコになりやすい方が断然ミシンがかけやすいです。

青味のピンクがなくて、やむなくこのタイプの巻き薔薇の調達だったのでしたが、このツンと立った薔薇をうまくつぶしてステッチかける技みたいなものも必要で、まだあまりうまくないかもしれませんが、新たな経験でした。

最初の2つずつのペアとうのも、後で1個ずつでやったことで、1個ずつの方が薔薇の形がクリアで良いようでした。

2つずつだと何かはっきりしない形に映りましたね。

では、このやり直しの完成品は、次回のアップでご披露したいと思います(^-^)。

花柄だけが美しいとは限らない!、ハンドメイド巾着袋で知った抽象柄の神秘的な美しさ【1083】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただいま、過去の生地でインテリア収納袋シリーズを製作中です。

短い時間でトントンと進めていくために、比較的短時間で作れる巾着袋デザインです。

とはいえ、なかなかの手間が込められたものでもあり、接着芯を全面に貼り、裏地付き、ツヤのあるひも、デザイン性のあるループエンドというこだわりのお品です。

出来上がりは、creemaで販売致しますので、どうぞ後ほどお立ち寄りくださいませ(^-^)。

今回は、多くの花柄とかジャガード花柄とは少し違った印象の抽象柄でお作りしました。

神秘的な雰囲気が美しいシルク紬の抽象柄の巾着袋

インテリア収納袋:小・・・<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

何かモヤモヤした柄だけど黒ベースでパープルの濃淡が綺麗ですね。

こちらの生地は、なかなかの高級品です。

<表地:黒xパープル系マルチカラー抽象柄>シルク紬(つむぎ)プリント、絹/100%、日本製。
<ひも>江戸打ち紐3-4mmのグレー色。
<ループエンド>コイルデザインのシルバー色。ボーダー柄みたいな彫が表地の紬の筋にマッチ。
<裏地:シルバーグレー>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

表地の絹にはツヤがありますので、さらに高級感の倍増で、裏地は、ゴージャスなお衣装生地。

この生地、過去にもいろんな色で利用させていただいてまいりました。

とてもつやがあり、それでいて、丈夫で厚みも感じられるハリコシのある素晴らしい生地。

ナイロンが40%も入ることでこのハリコシが出ていると思いますが、注意する点というのがあり、接着芯は、ニット芯を貼るということです。

織芯だと伸縮性がないので、このナイロン糸の伸縮性によって、熱を加えた際に伸び縮みしてしまう動きになじまず気泡だらけになってしまうのです。

伸びる時に一度動き、縮む時に戻ることでもう一度動くという生地の伸縮です。

これは、実際に接着芯で失敗してしまった結果分かったことですので、とても貴重な過去の体でした。

ニット芯を使えば、全くこの問題は出ません。織物でもニット芯が必須な混率がナイロンだったのです。

織物は織芯、ニットはニット芯という使い分けは間違っていると分かった瞬間でした(^_^;)。

最後の巾着ひもホールのステッチを表裏のどちらにかけるのかに関する答え

こうして、本来表になる面を今一度ひっくり返して、内側にしながら柄の方へステッチ。こうして、器のようにかけることが見やすくて綺麗にステッチができる向きだと分かりました。表地の方からそのままステッチする場合だと生地が反ってしまって、ステッチの位置を見失い歪みます。この写真のように一度ひっくり返し、表を内側へ持ってくるというところがポイントになります。

さらに、巾着ホール周辺のコの字の下の線に重ねてスタートすると出来上がりが綺麗。

これが裏地側にも同じコの字の下の線に当たるかというと、何も対策しないとずれます。

これをピッタリにする策はただ今考案中。

待ち針で合わせる、しつけするなどがよいのかもしれません。

今度徹底していきます。

あとがき

抽象柄かっこいいですね。

マルチカラーだからこそ華やかになっているとも言えます。

紬の節は高級感があり、和風な雰囲気の方向でもイメージが浮かびます。

例えば、紺色の浴衣などにこの巾着袋を持つというのも素敵だと思います(^-^)。

タオル地で優しく作ろう♪、出来上がりがほっこり田園風景のような巾着袋【1082】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、インテリア収納袋(小)のサイズである巾着袋を製作。

素材はタオル地です。

タオル地は過去にも複数製作してまいりましたが、とても出来上がりがふんわりして優しい雰囲気に仕上がるところが特徴です。

タオル地ながら、高級感も出したい!、その結果完成した巾着袋のご紹介

インテリア収納袋:小・・・サイズ:縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

こんな感じのふんわり巾着袋が完成。

思わずそっと触りたくなるような丸みですね。

表には、無地に華を添えるという意味で、巻き薔薇を3個縫い付け。縦に行って帰ってくる二重縫いです。手での縫い付けよりもスピードがありますし、しっかり固定されます。
<表地:ベージュ>シャーリングタオル、綿/100%、日本製。
裏地には、表地と真逆の濃いめであるブラウンベースのマルチカラー小花柄生地をチョイス。
<裏地>生地名不明(ブロード)、綿/100%、原産国不明。
この優し気なお花もタオル地にマッチ。

このサイズの用途が豊富なわけ

実際に私も同じサイズ感で手持ちのインテリア使いしているアイテムが多いです。

救急箱みたいな入れ物として、中には、綿棒、薬、バンドエード、不織布マスクストックなどを入れています。

その他、ストック的な小物を入れていまして、こういったマチがたっぷりのものには、ストックとしての保管の役割があるみたい。

安定感がありますね。

そして、お弁当袋にも良いのではないでしょうか。

お菓子を入れて持ち歩くのも良いですし、買い物時のつぶれやすい果物などの一時的な保存袋としても良いかもしれません。

こうして、用途がいろいろ考えることができるのも、やはりマチの思い切った大きさがポイントになりますね。

あとがき

また、こんな感じで引き続き製作していきます。

まずは、ベースとして、生地の選りすぐりがあっての製作になるので、生地探しに関しては、過去のストックの分も含めまして、とても力を注いできたことです。

そして、表地と裏地のマッチングですね。

どんな組み合わせにするかでも結構変わってきますので、ここも重要です。

今後製作していくお品も、過去の生地であるかもしれませんが、実際に制作するのは、現在であることで、過去の時の生地調達時のイメージから、またその後、いろんな変化とか心持ちによって新たな組み合わせが生まれたりしています。

今回のシャーリングタオル地も、この生地自体は3年程前に出会ったわけですが、その裏地というのは、ほんのここ最近決めまして、探したものになります。

コーデも楽しいですね(^-^)。

衣装用のラメ生地を利用したインテリア使いの巾着袋-裏地付き、マチ付き【1079】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

生地屋さんの衣装のコーナーが面白いです。

今回は、遡ること2020年頭に購入→保管のラメ素材で巾着袋の中サイズをお作りしました。

出来上がりを楽しんでいただきたいと思います。

マルチカラーの表地に合わせる裏地のチョイス

表地:ラメシャー、ナイロン/65%、ポリエステル/35%、日本製。

表地は、こんな感じのマルチカラーストライプ生地。

大塚屋様で購入致しました。

ラメが入ってとっても楽しい生地です。

手触りはガサガサしています。

製作時にこのガサガサ素材がアイロンで折り曲げやすく線も付けやすいのです。

つまりラメ生地が使われている生地は意外に作業がしやすいということになります。

面白い発見でした(^-^)。

裏地:ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。

このツヤッツヤカンがたまりません。

厚みもあり、こちらも大変縫いやすい生地です。

ゴールド色の生地は意外とあるところにはあります。

大阪の問屋さんの人気素材のようでした。

こちらは、2021年頭の購入でした。

現在はもうないようでした。いつも書いていますが、生地はある程度ストックしておかねば良い生地を確保できない事情があるようです。

厚みに関しては、ストライプマルチカラーの生地のラメシャーの方が断然薄いのですが、こちらを表に持ってきたところが柄の選択の特殊な例なのかもしれません。

型通りでもない、思ったようにやってみたということです。

マルチカラーはその中の色1つとの相性がすっきりすると言われています。

裏地の色の候補は多くあったかと思いますが、結局私が決めたのは、マルチカラーの中の1つの色というよりは、そのベースの色がこの裏地のブロンズゴールドにマッチしたというものです。

赤やピンクも候補としてはあると思います。遠目で見たときにぼやける均一なマルチカラーを強めにしめる。。。みたいな意味では赤、オレンジ、ピンク、赤紫もありですね。

完成品を眺めるコーナー

<イにテリア収納袋:中>サイズ:縦38cmx横28/46cmxマチ20cm

撮影時に中身には、あんこを入れています。

中くらいのサイズのお品ですが、結構見方によっては大きめとも言えますね。

良かった♪。長期保管のこの素材がやっと使えました。

あとがき

使い方としては、お洋服入れなどふんわりと軽いものを入れるのがが良いかと思います。

内部のナイロン生地は撥水もありそれを機能としますと、ビニール袋やタオルストッカーなどとお台所でのご利用も良いかと思います。

インテリア性のある楽しいキッチンを想像するところです(^-^)。