地金価格の高騰に翻弄されない不動なたった1つの価値「おしゃれ度」を更に多くの人に広めることができそうな案「メンズライク」【1362】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ2022-2023年にかけて地金の価格、特に金がすごい速度で高騰。

これは、背景に世の中の情勢の不安定さがあります。

つまり「戦争」の影響が大きいです。

金というのは、「いざ」という時には現金よりも価値があるというものであり、金塊などを金融商品として保有していることは1つの危機的状況時の対策でもあるようです。

ただ私としては、あのチョコレートみたいな金塊の物体が本当に生きたものなのかという点では、どうしても使い道のあるジュエリーに価値を置いてしまいます。

金塊はチョコレート型だけしか写真で拝見したことがありませんし、そこに置いている、保管している、もしくは安心の種というようなことであるわけですが、なかなか夢を持てずにいます。

事業でたまたまその金自体の美しさの魅力にのめり込んだ自身が今後金塊を保有していくことはないであろうと思っています。

その代わりと言っては少し違うかもしれませんが、本物の地金たっぷりと宝石と呼ばれる「あっ」と人を魅了するような天然石が美しくコンビになった「ジュエリー」を事業活動としてお客様にご提供していきたいと思っております。

その方が自身にとっても「喜び」なのでございます。

地金が今後も高騰したとしても変わらない、もしくは高めたい価値とは。。

地金は、今の時点(2023年11月頭現在)では、¥10,500/g程のこれまでにない高値を付けているようです。

とはいえ、それに激しく心躍らされることはなく、いたって冷静でいます。

その理由が、事業のレンタルにおいている価値というものが「おしゃれ度」にあるからです。

地金が高騰しようとも、反対に降下しようとも関係なくこれまでと変わらず今後も高めたい価値が、「おしゃれ度」になります。

「おしゃれ」という言葉が曖昧ですが、「人を魅了するほどの素敵さの表現」だと私は定義しています。

これまでのレンタルジュエリーのテイストと今後のレンタルジュエリーのテイスト

これまでは、自身が集めたジュエリーを事業へ提供したことからのスタートの延長でもあり、パッと見てかわいいフラワーが多数ありました。

こんなイメージですね↓。

フラワーモチーフだらけのジュエリーコレクション:ここまで集まるとカラフルで賑やか。

ジュエリーにフラワーモチーフが形作られることは結構多いです。

デザインの表現としては、花びらの赤みの色と、葉っぱのグリーンの色のコントラストの美しさとか、時として、本物のお花以上の美しさがそのきらめきにあったり、葉っぱ無しでも柄になったり、1輪だけでも存在感がありボリュームが出たりなど。。

様々な活躍の場がフラワーデザインにはあるようでした。

とてもかわいくてまるで美術館のようなフラワージュエリーでいっぱいのレンタルジュエリーになってきたかな。。などと思ってやってきましたが。

しかしながら、お客様が実際に好まれるテイストとか、人気のセット番号はどれなのかなどを見ていくうちに現在こんなことを思うようになりました↓。

フラワーは十分に体験したのだから、次に向かおうではないかと。。

そして、こんなテイストを今後目指すことに気持ちが高まってきました↓。

フラワーモチーフが登場しなくてもかっこよさが感じられる地金ジュエリー。

宝石は時々入りますが、もっと広く老若男女問わずにこういったテイストをご提案していきたいと思っています。

私としては、「メンズライク」と呼んでいます。

ただ、これまでのフラワーも一部は残していき、更なるテイストの幅をもっと広げるということになりますね。

それでも揺るがないのが、これまでも重視してきた「おしゃれ感」ですので。。

あとがき

ペンダントトップは水晶、ブレスはなんとダイヤモンド中心。リングと上手くリンクした組み合わせです。

例えば、上のような写真は一応本物ですが、このセットとしては、当「本物志向のレンタルジュエリー」ではラインナップから外れたものになります。

地金が少なすぎるからです。

「地金高騰だからこその地金の価値を存分にご提供する」という考え方もあるもので、これまでのたっぷり感の感じられる地金は変わらずに追求していきたいと思います。

そして、実際にいろんなシーンでご利用いただいて、喜び、楽しさ、心地良さ、満足感をとことん味わっていただきたいと思います。

いろいろ外出して活発に娯楽をするなど、私事業者の役割ではありません。

その代わりに、レンタルをご利用いただくお客様にはたっぷりと味わってもらいたいことなのです。

そういったことも含めた多くの価値をたっぷりご提供できるような素敵なラインナップをひたすら作っていく、ジュエリーの素敵さを追求していくのが当方の役割なのでございます(^-^)。

変に括ってしまうから貴重な作品を見逃すのだ、素敵なジュエリーは貴石と半貴石の区別を越えたところにある【1270】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という18金やプラチナの台に美しい宝石が載った本物だけをしっかり厳選したレンタル事業をさせていただいております。

今や高価な地金。

高価だからこそ手の付けられない遠い存在なのではなく、お仕事、娯楽などのシーンで身近に活躍してもらうスタンスである所が当レンタルジュエリーの特徴です。

高級と気軽さのバランスを私なりに調和したラインナップなのです。

ところで、定義としては天然石には「貴石」と呼ばれるダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドという括りと、「半貴石」と呼ばれるその他の天然石という区分けがあるようです。

しかし、私としてはその区別は全く無視しています。

なぜなら、そんなこと関係なくジュエリーは美しいからです。

その定義されたような優劣を感じる区別は実際によく目で見て眺めることを幾度も繰り返してきて思うのですが全く感じるものではありません。

そのストーン特有の美しさをそれぞれ持っていて、どれもそれぞれの特色があるのだと受け止めるとすべて平等に美しいと映ります。

このことは、見方によっては、こだわりがないと思われるかもしれませんが、なぜストーンにこだわるのかというのも、「ルビーは高級の証」、「エメラルドの希少性」などと謳われる言葉の固定観念に影響を受けていることも否定できません。

ジュエリーはストーンだけではでき上がらないことがポイント

「貴石」、「半貴石」という呼ばれ方も、鉱物であるストーンその物に関しての判別に重点を置いた考え方なのかもしれません。

ジュエリーというのは、その元の鉱物である所から美しく加工されて出来上がるものであり、コンビとして使われるメイン材料の地金の美しさも半分くらいの割合で影響します。

そうすると、元のストーンだけの価値というのはデザインやカットなどのいろんな加工によってどれも平均的に感じるのが私の解釈です。

希少であるという特徴、硬度が高いという特徴の4種の主な貴石のストーンも、弱点もあるのです。

例えば、エメラルドは、硬度はあるかもしれませんが、もともとインクルージョンができやすい割れ目ができやすい性質があり、その後の加工を施さないとジュエリーとしては丈夫なものにならないのです。

そうすると、元の硬度の意味があまりなくなってきます。

ルビーなども希少性は高いとのことですが、ジュエリーではなかなかたくさんのルビーが材料として使われた完璧なものは見つかりません。

そこが希少価値なのでしょうが、エメラルドやルビーは変なお品を掴んでしまうかもしれないことからあまりメインには取り入れていません。

色では、代用のグリーンのトルマリン、ガーネットがあり、紅色はピンクサファイア、ガーネットがあります。

マルチカラーも好む私のラインナップでは、貴石だけでできたトリコロール風の他にも、シトリンやアメジストなどの希少価値はそれほどないようなよくあるストーンも美しく仲間に入っています。

いろんなストーンが混じることがデザインとしては素敵になると思います。

時には、地金がたっぷりでそこへダイヤモンドが附属品のように付くようなアイテムも取り入れます。

買取の場合で分かるのは、地金の方がストーンの価値よりも正直で確かなものなのです。

地金自体の美しさもこれは見逃せません。

そうしますと、時には、あのダイヤモンドさえ脇役になることがあるのです。

そこが、ジュエリーの面白さだと思っています。

ストーンだけの価値で考えるのではない、ジュエリーとして見る見方が今後もとっていきたいスタンスです。

あとがき

高級過ぎるジュエリーは身近ではありません。

身に着けるのさえ躊躇するほどの警備が必要なほどのアイテムは実用的とは言えませんね。

気軽に身に着けることができるという良さがありながらの高級品を目指しています。

そのようにペンダントチェーン1本からバランスや迫力を考えて集まったジュエリーが「本物志向のレンタルジュエリー」には集結しています。

翡翠やメノウは日本でも過去には採掘があった天然石として「和石」のイメージがあります。

これらも十分素敵なジュエリーです。

お洋服のテイストによっては、翡翠やメノウこそがぴったりなテイストが見つかるのです。

幅広いラインナップで最終的にはワードローブが広く展開できることにつながれば大変光栄なことです(^-^)。

バロックよりもあこやを好む、イミテーションはあくまでシーンの使い分け、などから知る日本人のジュエリーに対する趣味嗜好【1266】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

日本生まれの「あこや真珠」。

真ん丸の美しさが整然としており、高級の証。

そんな整ったお品を好むところに日本人の特徴があるようです。

今回は、真珠と地金との両方で、これまで日本人が好んできたその国民性のようなところを実際の趣味嗜好から見ていきたいと思います。

本などの情報と自身の考え方をミックスした情報としてこのたびの記事を書いてまいります。

バロック真珠はここ最近でこそ受け入れられてきたが、あこや真珠の整然さを好みとする日本人

意外なことなのですが、あこや真珠というのは、素材は天然の貝ですが、手法としては実は人工です。

あえて、真ん丸に出来上がるように細工をした手間のかかった養殖の1つ。

それでも、本物である地位を築かれたことが「偉業」であると思われます。

考え方1つで、淡水真珠のいびつさがかえって手を加えていないそのままの価値であるともとれます。

ただ、やはり、その手間の苦労と出来上がったあまりの美しさが評価されていると思えます。

日本人というのは、そんな背景からかは分かりませんが、とても正配列に対して好む傾向があるようです。

あこや真珠の真ん丸の整然さは、バロック真珠のいびつな不定型よりも価値が認められているようです。

ヨーロッパの方ではバロック真珠の価値が高いようなので、その文化の違い、趣味嗜好の違いが感じられる一面です。

また、真珠に関してはもう1点日本人らしい傾向があるとのこと。

イミテーション真珠に関しては、イミテーションと分かったうえでそういった使い方持ち方をするということです。

ここには、私も全く同感しました。

イミテーションにはそもそも価値がないことを認め、あえて重要ではないカジュアルなシーンに使い分けをするためのジュエリーとしてとらえることです。

間違っても、イミテーションだけを真珠として持ち備えるのではなく、奥には立派なここぞというシーンの本物がひっそりとたたずんでいるということなのです。

「私も紛れもない日本人なのだ」と実感するほどの情報でした。

ただ、このことを、過去のYOUTUBE動画でお話してもなかなか理解されず、「なぜわざわざ悪い物を持つのだ、せっかく出かけていくのだから良い物を身に着けたらよいではないか」というご意見が印象的でした。

比較的若い年代の方なのだと予想します。

真珠をフォーマルジュエリーとしてメインに考える時代というのは、「昭和」だと思いますので、私も立派な昭和の一員です。

しかし、その後の平成生まれなどの方によって、もっと新しい真珠に対する考え方が生まれているのかもしれません。

現在であると、いよいよ男性もTシャツに小粒の真珠ネックレスを装う方を頻繁に見かけるようにまでなりました。

ついに、真珠が性別の垣根を超え、ジェンダーレス化に溶け込んだことがうかがえます。

日本人は18金やプラチナ重視、欧米では10金などの方が多く受け入れられているその趣味嗜好の違い

戦前、日本へプラチナという素材とともに、その加工技術も持ち込まれた歴史があるようです。

主なプラチナの調達先がロシアだったと。

ロシア革命の1917年頃からは、プラチナが入手困難になった時期があり、その代わりに同じシルバー色のK18WGが登場したもよう。

K18WGの正体は、K18YGだということにハッと驚かれるかもしれません。

もともと黄色い色のあのゴールドがベース。

75%の残りの25%の割金にシルバー色に寄った割金を多く混ぜるのか、そうでもないのか、とにかく、最後に表面にロジウムメッキを施すことで、プラチナに良い勝負を挑むあのホワイトゴールドが出来ていくようです。

しかし、マニア様の中には、メッキをしている時点で本物とは呼び難いと、ホワイトゴールドを嫌う人も一定数いらっしゃるようです。

そういった方は、純粋に元からシルバー色をしているプラチナを好まれると思います。

現在は、ジュエリーの中では、プラチナもそこそこ見つかりますので、K18WGなのかPTなのかを選ぶことができるわけですね。

話は戻しますが、そんなプラチナとダイヤモンドコンビのジュエリーと接してきた日本人というのは、実は海外から見ると特徴があるようです。

プラチナをジュエリーとして持つ文化は日本人特有だということもとても興味深いですね。

そして、日本人は、ジュエリーとしては丈夫さ追求の為少しは割金が入っている中でもマックスの18金を重視します。

ところが、ヨーロッパやアメリカだと、10金という24金の割合が非常に少ないタイプがメインのようで、随分と違った趣味嗜好なのです。

インドだと24金が一番と考えられるらしいのですが、黄色味が強くとてもエキゾチックなイメージですね。

ただ、24金は割金無しなので、柔らかすぎて、ジュエリーとしては変形や破損が多く決して良質のまま持ち続けることはクエスチョン(?)です。

ですから18金の意味はとても深いのです。

何か、長持ちするようなお品を追求する日本ならではな趣味嗜好ともとれまして、私は大いに感動しております。

ところで、最後にK18WGとプラチナの違いについての私の見方をお伝えしたいと思います。

色々な見た目の色の表現の仕方があるみたいですが、多くのジュエリーの完成品を見た私からするとK18WGは暗いです。

PT850やPT900は白っぽいというのが私が一言で言い表す違いになります。

プラチナの良さはそんな白っぽさに魅力があると思っていまして、ここ数年は、これまでイエローゴールド好きであった好みが一気にプラチナに変わった私です。

大きくは、金色よりも銀色の方があっさりしているし、ストーンとの相性良いなあと思うようになりました。

あとがき

レンタルジュエリー事業をさせていただいている私でありますが、お客様とのお取引の中で見る趣味嗜好というのがあります。

そうしますと、本に書いてあったようなこの度1点目に取り上げました真珠に関しては、実は人気がありません。

特に白いあこやはもうこの先は高級品としては考えられにくいところに来たこともあると思います。

それは、真珠をお出かけで身に着けるというものではなく、カジュアルに寄った「ストリートファッション」に取り入れられたアイテムなったからです。

レンタルも簡単に入手できる商品よりも、入手困難なお品を借りたいと思われるかと思います。

よって、白い真珠はレンタルとしては価値がないのです。

今回取り上げました真珠で現在レンタルジュエリーのラインナップに残っているのは、たった1つ「大粒の南洋真珠」のみになります。

マルチカラーが美しく、現在の真珠の中での人気はこれがダントツではないでしょうか。

一方、18金やプラチナは、近年の地金の高騰でダイヤモンドと組み合わせると最強になっているようです。

現在のジュエリー好きな方々の中にある趣味嗜好をこの事業が教えてくれます。

大変勉強になり、かつてはダイヤモンドをそれほど好まなかった私がかなりダイヤモンドにも目を向けるようになりました。

書けば書くほどいろいろお伝えしたいことも出てきてしまいますので、ここで終わります。

また、別の投稿でジュエリーについては、お話させていただきたいと思います(^-^)。

地金占有率が少ないため買取では大した金額にならない珠の一連ヴィンテージネックレスの本当の価値【1264】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

家族である祖母などからもらったネックレスの中に、珠が一連に繋がったものを手にした経験がある方も多いと思います。

私もその一人。

かつて、昭和時代には、装いの定番として、真珠や天然石の珠(たま)を一連に繋げた40cm前後のショートネックレスを装う着方が定着していたもようです。

40cm前後のショートレングスというのは、「プリンセス」と呼ばれる、最もエレガントな長さの1つです。

一番安定した長さで定番としてネックレスの基本的なスタイルになっているようです。

このネックレスも現在だと、私が自分で作ったものもあります。

なぜそのようなことが可能なのかは、パワーストーンブームであった2010年前後から天然石のお店や問屋さんのような機能の老舗がネットで連を販売し、個人でも購入しやすくなったこともあったかと。

私も利用者の一人でした。

こだわりを入れるために、希少ではありますが、留め具をK18YG/K18WGに設置して、結果そこそこな原価となっていったのでした。

材料を安く仕入れることができても、それはストーンのみであり、地金を伴うとすぐにお値段がアップしていくということもその時実感しました。

ところで、今回は、今そうして自分でも作って行けるような一連の珠のネックレスの昔のものとの違いや、ヴィンテージならではの価値ということを発見していますので、それをお伝えします。

珠のサイズ違いでグラデーションの配置こそヴィンテージの証

左は琥珀、右は鼈甲です。いずれもとても古いものです。

類似のオレンジ色は、天然樹脂や亀の甲羅がその素材であるヴィンテージで物ではたくさん見つかる琥珀と鼈甲です。

これらのネックレスの珠の配置にご注目いただきたい。

左の琥珀は一部しか映っていませんが、先端の1粒に一番ビッグな珠を配置していますね。

そして、珠のサイズが、ネックに近くなっていくにつれて小さくなっていきます。

このバランスは、右の鼈甲で分かりやすく見ることができます。

考え方は同じで、留め具付近では珠が極小になってバランスがきっちりと取られています。

こうした珠に差が付けてあるタイプのネックレスこそ、ヴィンテージ物の証と言っても良いと思います。

このサイズ違いの効果は、ネックレスのラインが美しくしとやかなUの字になることに1つあります。

珠のサイズが同じだと横に広がって丸いラインに寄るのではないでしょうか。

昔のものには、おさまりの良い工夫がされていたのです。

一方、個人でも玉をつなげれば簡単にネックレスが出来上がる現在は、珠のサイズは均一であることが多いです。

左はラウンド型の淡水真珠11mm程度。右はマルチカラーのルチルクォーツの8mm珠。

いずれも私が自分で石屋様から購入し、作ったものです。

こだわりの点は、左側の真珠は珠のビッグな物を選んでよりエレガントさを強調。

そして、映ってはいませんが、留め具であるシルバークラスプも透かしの入るフラワーモチーフのとても装飾性の高いものです。

ということで、材料の珠自体は結構お得に入手できますが、こうして自作であってもネックレスやブレスを作ると立派な質の高いものに出来るということになります。

ただ、材料自体が一連売りの同サイズのみになっていることで、出来上がりの珠のサイズも均一なのです。

珠のサイズにグラデーションを入れようとすると、連が別になるので、複数出来上がる量産品になってしまうのです。

そう考えますと、ヴィンテージネックレス1点に見る、あの珠のサイズ違いのグラデーションの価値は、今十年も後の今1点のネックレスだけを見るからこそ貴重なのです。

地金一辺倒の世の中に対する不満

間違いなく、琥珀や鼈甲などのヴィンテージネックレスは美しいと思うのですが、世間の評価はとても低いのが残念です。

今や、ジュエリーは地金一辺倒であると言えます。

K18YG、K18WG、PT850、PT900と18金やプラチナの地金使いこそが価値あるものとされています。

メディアでの地金の買取場面などの影響もあるでしょう。

ジュエリー好きで自身もレンタルジュエリーをしている身としての感想は、価値の測り方が随分表面的であることにがっかりしています。

どれだけ真珠、翡翠、琥珀、鼈甲の珠の一連ネックレスが美しくとも受け入れられない現実があります。

真珠もとっても美しく、ネックレスの中では一番好きな素材であったのですが、レンタルジュエリーの中では実際は、人気がありません。

同じく、翡翠もそうで、琥珀や鼈甲などのオレンジ系は全くダメでしたので廃止しています。

私としては、またとない古き良き素敵さがあると思っています。

18金などの価値の固定観念に踊らされるのではなく、その本来の美しさとかかっこよさを見つけていきたいと思っています。

お客様のニーズには一番に答えているつもりですが、今後も、ヴィンテージネックレスの美しさに対してはファンでありたいと思っています。

あとがき

レンタルジュエリーをさせていただいている自身のジュエリーボックスは最低限のシンプルなものだとよくお話しています。

今回の鼈甲のショートネックレスはその内の1つです。

以前は、レンタルジュエリーのラインナップにしていたのですが、あまりの人気の無さに廃止して自分使いをさせていただくことにしたのです。

時々、着用しない日でも取り出して眺めることがありますが、非常にツヤがあり美しいです。

ただ、コーデするとなると難易度も高いです。

お洋服コーデにこのネックレスを取り入れていくという着用の仕方というよりも、このネックレスに合うお洋服を探すといったような反対の考え方で攻めたコーデをせねばかっこよく決まらないところも難易度の1つであり「やりがい」です。

ヴィンテージ物の装いも、古き良き味わいに加えて、新しい何かを加えることでかっこよくコーデが決まっていくのだと思っています。

古い要素だらけでは装いは粋なものになはなれません。

古い要素に加えて自分の中から生み出した新しい要素を入れていくことが必要だと考えます。

よって、まずは、古いネックレスの良さをじっくり観察していくことはお勧めしたいことです。

そんなことで、今回のようなグラデーションに目を向けるということ、こういった配置だから古い物なんだなと感じるような見方が1つあるわけです。

K18YGとK18WGとK18PGの3種の地金カラーの色の違いを混ぜながらコーデするジュエリーの組み合わせテク【1234】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当、「本物志向のレンタルジュエリー」では、「宝石」と呼ぶにふさわしい美しい天然石と、その美しさに相応しいとされる、高級地金の、18金やプラチナが台とかチェーンになったものをばかりを選りすぐっています。

今回は、この地金同士の組み合わせにスポットを当ててみます。

地金は、主に3色、「①ゴールド色」のK18YG、「②シルバー色」のK18WGとPT850,PT900、PT950。

そして、割金(わりがね)に銅の分量が多い、「③ブロンズ色」のK18PGと。

ブロンズ色は主にピンクゴールドと呼ばれますが、ブラウンゴールドなどと細かい区分けもあるようです。

今回は、主に3色金、銀、ピンク(ブロンズ)ということで、ネックレス、ブレス、リングを同時付けする際の組み合わせが、何も、同じ地金の色1色にそろえなくても整ったコーデができる例をご紹介したいと思います。

1)K18WGとPT850,900,950は同じ銀色であることの利用

<2ctサークル>:ペンダントトップはPT900、ペンダントチェーンはPT850。
ブレスはPT850、リングはK18WG台です。

本来、せっかくプラチナでそろえたなら、リングも台がプラチナに。。と思うところですが、やはりそこはデザイン重視です。

優先度としては、同じ銀色であれば、その違いはデザインの相性を上回ることはありません。

これ、あくまで私の方針ですからね。

ただジュエリーに精通した人には、リングの台だけが黒っぽく映るはずです。

本当は、プラチナとホワイトゴールドに施工のロジウムメッキの色にはかなり違いがあるのです。

プラチナは一言でいうと、「白さ」があるのです。

私も組み合わせ担当者としまして、あるルールを設けています。

それは、ペンダントのように一体化したものは、同じ地金にそろえるということです。

PT900とPt850の違いというのは、これはどうしても違います。

チェーン二は割金の多めのPT850の方が丈夫さが追求できるのでブレスやネックレスはほぼPT850です。

また、指輪の台やペンダントトップなどの固まったものには、PT900で製作時の融通でデザイン性を高めやすく(?)なのかどうかは私の想像ですが、デザイン性の高い場所はPT900の柔らかい値(数字が大きい方)になります。

しかしながら、それでもPT1000というものやPT950でさえもレアですので、主にPT850とPT900の組み合わせでペンダントはほぼ成り立つようです。

2)K18YGとPT850,900の金銀が半分ずつのやわらかな美しさの表現

全てのアイテムが、K18YGとPT900(850)の18金/プラチナコンビ。
デザインに占める色の割合が丁度半分ずつくらいばかりが集まったセットです。
ゴールド1色よりも優し気、銀色1色よりも少し色味が付いて独特です。

リングも、ユニークな地金2色使いです。リボンモチーフのひだはK18YG、その他のリボンの結び目のダイヤモンドの台の部分とリング部分はPT900です。

ネックレスは、2連の1つが金銀1パーツずつ交互、もう1本は金銀2パーツずつ交互の配置です。

ブレスは、コイルのように絡めてあるツイストタイプですが、よく見ると、金銀が交互にボーダーのような配置であることが分かります。

これがより一層中間的な良さを生み出しています。

3)K18YGの中に2箇所K18PGを取り込む形の混合セット

K18YGの地金にK18PGが2箇所混じった組み合わせ:ペンダントチェーンがK18YG/PGコンビのボールチェーン。どちらかというとK18PGの方が強く目に映ります。ブレスはK18YGのみ。リングは台がK18PG。

ぱっと見は、K18YGに映りますが、よく見ると、ペンダントチェーンがK18YG/PGのコンビのツイストです。

目に映るのはピンクゴールド色が強いので、何とかピンクゴールドをリンクさせたいと、別の部分のストーンがペンダントトップと同じスクエア、同じクォーツという名前のグリーンのストーンが入っている複数の関連付けがあるこのK18PG台のリングが登場です。

そうして、ピンクゴールドだけがが浮くということもなくなりました。

その他、ボールチェーンつながりで、ペンダントチェーンとブレスがリンクしています。

いろいろな箇所が関連付きながらバランスがとれていくみたいです。

あとがき

今回の一番最後の3)が一番、私自身も新しい発見でした。

もし、このK18PGの台のリングに出会わなければ、ペンダントトップにボールチェーンタイプのツイストを当てることが無かったと思います。

おそらく、スクエアがかったチェーンのK18YGを選んでいたかも。

けれど、このツイストチェーンも結構難しめなんです。なかなか相応しいトップが見つからない。

なぜなら、ネックレスとして使用するために元は作られたものを、シンプル過ぎるからと私がチェーンとして使用する方向にアレンジしているからです。

ツイストチェーンもここで活躍の機会を得て出番ができて良かったのです。

こうして、セットを1つ組むにもなぜそのセットの組み合わせになったのかということが根底に隠れているのです。

一度そんな目線でセットをご覧いただくと面白みが増すかもしれません(^-^)。

「本物志向のレンタルジュエリー」をどうぞよろしくお願いします。

当ホームページ内に商品一覧のコーナーでご覧いただけます(^-^)。

地金を追求しながらジュエリーの「本物」にせまる、24金こそが唯一の本物なのか、天然素材の925にプラチナコーティングが本物と言えるのかなど【1220】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私がやらせていただいているレンタルジュエリーのネーミングは、「本物志向のレンタルジュエリー」という名前です。

この「本物」という言葉についてこのたび、じっくり深堀りをしていきたいと思います。

「本物志向」と言っているのだから、その方向なだけで実は。。

ということなのか、それとも、本物の定義があいまいであることで、その本物を貫く意志を強く表した言い方なのか。。

そんなところも絡めてみたいと思います。

まずは、18金だけで金と銀の色の違いのもととなる構造の違いを深堀る

18金の金の方は、K18YGという刻印のあるイエローゴールドのこと。

18金の銀の方は、K18WGという刻印のあるホワイトゴールドのこと。

そもそもこの18という数字。これは、本来のまっさらな割金無しの純金の24に対しての数字です。

24金というのは、あの黄色い「金融先物取引」の物品であるチョコレートみたいな素敵な「金塊」の色。

インドなどでは、24金がジュエリーとして使われることが文化としてあるようです。

18÷24=0.75。つまり75%が純金の割合、後の残り25%はその他の銀、銅、パラジウムなどの別の金属が混ぜ込まれた1つのとろりとした柔らかい素材がしっかり混ざって固まって18金になっています。

K18YGの構造:後のK18WGと比べるとこの図の意味が分かりやすくなります。

純粋な24金でジュエリーが成り立つかというと、あちこちで切れたり使い物にならないほどの弱さだと思います。

硬くて丈夫な「割金」のおかげで柔らかすぎる金がジュエリーとして活用できやすくなっているのです。

この75%の含有量で十分「本物」と定義してよろしいかと思います。

そんな考え方のベースで以下もお話を進めてまいりますね。

では、K18WGの構造です↓。

K18WGの構造:実はK18WGの正体は、K18YGであるという驚き。
最後にロジウムメッキをして黄色みがかった金属を一気にプラチナ級の白っぽさ(銀色)へと変えます。

K18WGは、K18YGのまわりにメッキがしてあるということの理論から、ある一部の人はK18WGなどは本物ではないというような見方があるようです。

何か分かる気がします。「メッキ」という言葉が偽物風に感じさせます。

ただ、中身は、正真正銘の高価な18金であるわけです。

そうしますと、こちらのK18WGも十分ジュエリーとしては、「本物」と定義して良いと私は思っています。

多くの一般的な人々の見方もそうだと思います。

ただ、一部の構造にこだわる方は、K18WGを選ばず、むしろPT900やPT850を好むとおっしゃるかもしれません。

プラチナは、ホワイトゴールドのようにロジウムメッキをする必要はありません。

最初から銀色だからです。

割金の考え方は、金と同じで良いです。

PT1000というのが本当の純粋なプラチナだけでできていて、PT900やPT850は割金入りなのです。

確かにPT1000はレアですし、コレクター様にとっては希少で価値ある素材ですが、実際のネックレス、ブレスなどの引っ張ったりする動きも多いアイテムは、ほぼPT850で作られています。

指輪とかペンダントトップなどの塊になったような動きの少ないアイテムは、PT900の刻印であることが多いです。

PT900とPT850でさえ随分な違いなのです。

さて、メッキの話に戻りますが、次のお品はどう判断しましょうか。

中身がシルバー925であるプラチナコーティングというジュエリーについて

地金の高騰により、こんなジュエリーも多く登場している様子。

こちらは、銀である925の周りにプラチナをコーティングしてあるお品です。

見かけはK18WGとかPT900などと変わらず素敵な印象の物も多いです。

しかし、925の地金の価格は、金の価格の1/60程の差があると私の地金の買取の際の実績で判明しています。

¥5,000分の18金と同じくらいの分量で、¥5,000÷60=¥80ぽっちなのです。

その銀をプラチナとか18金と組み合わせてしまうこと、そもそも低価格な地金の925を宝石に見せていくこと、これらのお品を当「本物志向のレンタルジュエリー」に採用することはございません。

理由は、レベルが同じ位置に並ばない「雲泥の差」であるからなのです。

しかし、自身で購入するには、お買い得だと思いますし、デザインが素敵ならコスパ良いお品となるので、否定はありません。

925も立派な天然素材であり、天然だけでできているわけで、安物であるとも言えません。

ある一定の高級感は表現されているのです。

ただ、「レンタル」ということの深いご利用価値を考えた時に、こういったお品を混ぜるときりがなく「レア感の欠如」が生まれます。

よって、私としての判断は、「925使用のジュエリーは本物志向ではない」ということになります。

あとがき

地金も徹底的に「本物」を追求していきますと、K18YG、K18W、K18PG、PT850、PT900、PT950というのが私のお取り扱いさせていただいている地金です。

シルバー925は、レンタルジュエリー当初は多くお取り扱いさせていただいていましたが、お客様がお越しくださるようになり、フィードバックいただく中で、「完全廃止」を決定した次第です。

レアでなければ宝石と呼べない。。

厳しいですが、それを感じ取ったレンタル事業のこれまでの成果です。

自分で集めてきたところからのスタートであったため、最初の頃は地金もレベルが混在していました。

その後、私も勉強をしながら、フィードバックをいただきながらと改善に改善を重ねていったいったお品の差し替えとレベルアップの究極の状態が現在の状態です。

レンタルの価格が結構お買い得な、「@¥11,000(税込)/1セット:2週間」ですので、ダイヤモンドなども時々「偽物ではないか」と思われることもあるかと思います。

ご安心ください、「本物志向」=「本物しか採用していない」ということだと思っていただいて正解です(^-^)。

私がダイヤモンドの価値をカラーストーンとの価値に近い意識で考えているからで、ダイヤモンドとカラーの差はあまり付けません。

ただ単品ではダイヤモンドのカラットが大きなものに限定している点は一般的な世の中のダイヤモンドに対する価値の置き方を反映しています。

「会員登録などはご不要」でジュエリーセットの一覧がご覧いただけますので、よろしければ、当HP内の「本物志向のレンタルジュエリー」へお立ち寄りいただき、ご自由にご覧くださいませ(^-^)。

バチカン、線径、パーツのボリュームと陽の当たらぬ地金部分が立派なジュエリー【1148】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という名前でレンタルジュエリーをさせていただいております。

18金とかプラチナに宝石と呼ばれる天然石が組み合わされた高級なお品が勢揃いです。

今回は、そのレンタルジュエリーの中にも盛り込まれています、やや目が行き届きにくい箇所なのだけれど縁の下の力持ちと呼ばれる非常に大切な部分にスポットを当ててみました。

陽の当たる場所ばかりが豪華であっても隠れた細かいパーツが華奢の違和感に警笛を鳴らす

ペンダントは、チェーンとペンダントトップでできています。

その2アイテムをつなげる重要な役割がバチカンです。

このバチカンが貧弱にして良質なジュエリーと呼べるのかということです。

細かい場所に手を抜いてあるお品は意外に多いです。そういった見た目の華やかさを重視したお品を見透かしたいものです。

細かい所こそ重要であるという考え方がされているお品には実際に丈夫に使える真心がこもります。

では、その縁の下の力持ちなる場所である、バチカン、線径、パーツのボリュームが丈夫なお品をご紹介してまいりますね。

バチカンがしっかりしたお品

こちらのアメジストは超ビッグです。

ビッグであることで当然重みもありますので、それに対するボリュームあるチェーンをチョイスし、そして、バチカンの強度をしっかりと確認しています。

もとはもう少し華奢であったバチカンをボリュームがありバランスの良い大粒に相応しいものへと検討しました結果がこちらです。

ゆったりとチェーンが通り、安心感があるのは、このバチカンの地金たっぷりの存在感がゆえ。

線径の太さ

こちらの小判型のペンダントトップも重みがあり、内部にK18YGがぎっしりと詰まったものになります。

この重みずっしりのトップにあずきチェーンを合わせていますが、さらにそのチェーンが通るバチカンを線径1mm厚の丸カンで対応しました。

丸カンの直径は7mm程度。

18金素材の丸カンの中ではビッグな領域のパーツです。

この丸カン1つでも、その役割はとても大きく、簡単に指で開閉できるものではありません。

この硬さなども重厚なトップを支える大切な役割をしてくれます。

金が高騰しきった現在で、K18YGの丸カンは1個¥5,000程度の価格のようです。

こうしたブレスレットも、天然石のキャンディみたいな美しさ、かわいさに目が行きますが、その間にあるK18YGの地金の丸カンパーツの線径が丈夫であることが分かります。

ここが華奢過ぎるお品は量販的で、ヴィンテージ物と見分けるポイントになるかもしれません。

よくあるデザインなのかもしれませんが、このお品程の線径の太い途中のパーツのブレスはなかなか見つかりませんでした。

これでおそらく線径は0.7-0.8mmだと思います。

いかに1mmという線径が太いかということですね。

ネット通販なでは多くがこの細かいパーツが華奢です。

それを見ると未来のちぎれる場面が浮かんでしまい、販売時の一瞬のぱっと見だけを重視されていると思わざるを得ません。

パーツのボリューム

こちらは、K18WGボックスチェーンブレスです。

1つ1つの細かいパーツが、細長いプレートを曲げて繋げたのかな。。。などとその構造がはっきりと目に映るようなボリュームです。

いかにも丈夫そうですね。

これらも地金の面積をゆったりと使用したアイテムで、透かしを利用のデザイン性にも富みます。

幅広

ブレスは、2連構造。1連ではやや物足りなということを2連で幅広くボリュームあるアイテムにされていて申し分のない華やかさです。

後ろ側の地金部分のK18WGも幅が、1cm程ある幅広リング。

幅広であることで、厚みもあるというバランスがよくとられた良いお品だと見ています。

幅広なのに、薄っぺらいことは結局、よく動かす指にはめる装身具としては失格です。

変形したり割れたりすることが予想されてしまいます。

あとがき

レンタルジュエリーはお客様の手に渡りますので、その後のご利用の中でチェーンがちぎれたりなどは起こってほしくはないハプニングです。

その原因に細かいパーツの曖昧さとか弱さがあると思っています。

そういった縁の下の力持ちの箇所が弱いことは、下に落としてしまったりなど、全体に影響を与えるほど重要なことだとお伝えしたくこの度の投稿をさせていただきました。

ユーザーの身になって考えられていない商業用の事情などで手を抜かれたようなお品はごろごろしています。

そういったものの中から良いお品を見極める手がかりとして注目する点の1つに今回のような陽の当たらない場所がしっかり作られているかを見るということがあるのです。

picturesque(ピクチャレスク)の「本物志向のレンタルジュエリー」というのはこういったものです、全セットまとめてご紹介【1128】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の記事は、どどーん♪と「本物志向のレンタルジュエリー」のセットのラインナップをすべてご紹介する回です。

多いのか少ないのかそのあたりはなかなか判断付きかねますが、youtube動画内では20秒ずつで全40セット近くをご紹介しています。

私としては100セットのラインナップに発展することを目標としていまして、まだまだ半分にも満たないですが、その1つのセットは3アイテムで、それぞれが念入りにコーデを考案したものになります。

マルチカラーも多く取り入れ、大ぶりだったり大粒だったりボリュームには非常にこだわっていますのが特徴です。楽しんでいただけるかと思います。

現在のすべてのラインナップのご紹介

現在全38セットのレンタルジュエリーのラインナップ・・・まだまだ少ないですが、1セットずつそれぞれの味わいが違います。ペンダントチェーンなどの太さもボリュームがあるものばかりをチョイスしています。
こんな風に3アイテムが揃った1セットずつのショットをご覧いただきながら20秒ずつの解説を動画でさせていただきました。

20秒なのですべては細かく伝えきれませんが、気になったセットは後程「本物志向のレンタルジュエリー」コーナーで再度ご覧になれます。

詳しく内容が記載されていますので、動画の中で気になったお品は具体的情報が分かります(^-^)。

地金について

18金の地金部分は、ヴィンテージ物ではイエローゴールドがやはり豊富なのですが、私が最近注目するところでは、プラチナやホワイトゴールドのあっさりしたシルバーカラーです。

このプラチナとホワイトゴールドでもそれぞれ銀色の感じが違うのが面白いです。

似た銀色でも、その材料の構造が違い、プラチナはもともと銀色の素材のままで産出されるもの。

ホワイトゴールドは元はイエローゴールドというのが正体で、黄色を白っぽくする為に中に混ぜ込む割金を銀色寄りにし、ロジウムメッキという最終段階の銀色塗装によってああいった銀色になっているのです。

そう考えますと、永久にシルバー色である見込みというのはプラチナですが、ただ、ホワイトゴールドに施されるロジウムメッキもかなりのもので、簡単にイエローが見えることはありません。

以前、お直し屋さんに見せてもらった、ホワイトゴールドのリングのサイズ直しの際に熱を加えると黄色に戻る様子は経験があります。

それほど高度な熱を加えなければ、短い時間や一瞬でイエローに戻ることはないので、K18WGのロジウムメッキというものも立派なものです。

ここ近年の流行みたいなもの-金銀ミックスコーデの素敵さ

私もとても好きなのですが、当レンタルジュエリーの中にも取り込んでいます、K18YGとのコンビで、K18WG、PT850、PT900などを組み合わせたミックスの使い方です。

もともとミックスされているアイテムを盛り込んで、私の方でも全体のバランスが半分くらいの割合になる美しさなどを表そうと考案してきたものも多く入っています。

イエローゴールドにはその美しさがあり、プラチナにもその美しさがあります。

本来、金と銀の色を一緒に使うことは、洋服であるとあまりイメージしにくいですが、金属同士だとあり得ます。

金と銀以外に色がないことが頭の片隅にあり、そういうものだという観念みたいなのもあるかもしれませんね。

あとがき

以前の記事でも書いたことがあるのですが、宝石は、落ち着いた気持ちで接することが大切だと思っています。

あわただしく多忙の中、雑に取り出したりすることで、キズの原因になったり、気持ちが散漫な中の着用で、気が付いたら失くしていたなどです。

こういったことは、ジュエリー達も喜びません。

丁寧に扱いながら、ゆったりとした気持ちで身に着けるということが良いのだと、業者として実感しています。

レンタルジュエリーの複数のセットの中から木の実モチーフが特徴のアイテムだけ抜き出して並べてみました【1120】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、「本物志向のレンタルジュエリー」事業をさせていただいております。

この、「本物志向」という言葉は、ある徹底したこだわりがこめられた言葉です。

貴金属のK18やPTを使用した、天然石が美しい「宝石」と呼べるお品を選りすぐって集めたセットを幾種類かご用意させていただいていますが、どれもこれも「本物」と呼べるものです。

何を持って本物と呼ぶのか。。。というのはいろいろ解釈がございますが、この本物という言葉がやはりキーワードになってお客様が納得していただける部分だと思っておりまして、一切ごまかしが利かない言葉でもあるかと思います。

1つ1つのお品コーデにもかなり力を入れていることで本物の意味の中に入れ込む気持ちとして、私がしてきた喜ばれるための努力もちゃんとした「本物」でありたいと考えています。

地金のK18やPTを徹底して使用した宝石であること、そして、それらが集まった1つのセットがある景色のように美しくまとめられているということです。

今回の記事では、そのまとまった1つ1つは実際にお客様がレンタルしていただく時に体験できますが、切り口を横切りにすると言いますか、他のセットとの共通点があり、その面白さが寄り集まったコレクションみたいにしてご紹介する回です。

名付けて、「木の実コレクション」です(^-^)。

木の実モチーフがかわいく、美しいペンダントx4点のコレクション

大変小規模ではありますが、4点のプチコレクションです。

左上から時計回りに、翡翠(ジェダイト)、ピンクサファイア、メノウ、ガーネットなどがかわいい木の実モチーフで使われているペンダント。

どれもこれも、なかなか同じ物を見つけることが難しいその時の出会いがあって見つかった貴重なお品です。

CT数を含む、4Cのレベルでよくダイヤモンドなども計られますが、それだけではない、「おしゃれさ」というところに一番重きを置く私の考え方も、実は、「本物志向のレンタルジュエリー」のネーミングの中に入っている「本物」なのです。

ということで、思い切ってカラット数などはあえて気にしない、「素敵さ」を重視しての「本物」という言葉使いにちょっとした攻めがあるのです。

あとがき

実際にはこういうペンダントだけを複数集める見方がされません。

お客様は選択してセットごとにチョイスされますので、これらが一緒になることはないわけです。

そうしますと、私がこうした記事でお伝えできることは、セットになった3アイテムとは別の見方です。

こうした、別の見方の切り口が見つかれば、また記事にてご紹介してまいりたいと思います。

いつもと違った見方も面白いものですね(^-^)。

すべての洋服に合わせることができるK18YG/PT850コンビペンダントを自分で組む【1119】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私としましては、家族にもらったジュエリーは、そのジュエリーを主役にして、後から洋服を探す。。。などということまでしながら持ち続けています。

それくらい洋服とは合わせにくいアイテムであったりしますが、かえってそれがコーデし甲斐があります。

こういったことが好きだからでしょう。

昭和の昔ながらの鼈甲ネックレスなども記事にも時々登場しますが、なかなか難しいアイテムではありまして、工夫をする考案のきっかけになります。

今回は、鼈甲程は難しくないものの、もともとチェーンだけでお土産にもらった祖母からのネックレスがありまして、これにペンダントトップを探しました。

途中、レンタルジュエリーにも入れ込んだりしましたが、事業用のチェーンというのは簡単に切れたりしないように、そして、地金をたっぷり使ったリッチ感が出るようにとかなりボリュームがあるチェーンばかりです。

その中にはちょっと種類が違うか細いチェーンだったので見直しの際にとりやめました。そして、元のように今一度自分使いに戻したものです。

華奢とは言え、昔ながらの線径の丈夫な作りも特徴です。

きわめて日常的なチェーンであるからこその良さもあり、洋服がいろいろ変わってもどれにも合うようなペンダントにしていこうと今回このチェーンに合うペンダントトップを探しました。

水晶の多面カットボールトップがオールマイティーだと思われる

直径1.5cmある大粒です。南洋真珠の大粒が1.5cmの物などを想像すると、かなりこちらが存在感あるサイズであることがうかがえます。

特にクセの無いデザインの方が他とも合わせやすいということで水晶がひらめきました。

大粒のパールよりも水晶の方がいろんな洋服のテイストに合っていくかと思ったのです。

いろんな洋服に馴染むとは言っても、お品自体の特徴はやはりあった方が良いので、そういった点でこのデザインはベストでした。

バチカンは、最初、このようなものだったのですが、先端が細くなっていて裂けそうでした↓。

左端の方に映っているのが前のバチカンです。K18の刻印が逆さに正面に映ります。ニッパーを使ったら、やはりすぐに先端が裂けまして簡単に外れました。

そして、手持ちの線径1mmの厚みある丸カンを取り付けました。線径1mmもあるのは結構な厚みと言えます。K18YG製の贅沢な丸カンです。

丸カンだと太さが全体に均一なので、くるくる回っても同じ一定の強度をキープできます。

これなら安心だとホッとしたところです。

こういった場面で役に立つ、丸カンのパーツ材料(そこそこお値段がはりますが(^_^;))とかヤットコ2つではさみながら丸カンを開閉していく技術は誰もが持ち合わせていると良いと思います。

その辺の工具用のペンチだとキズが付きますし、ペンチも1つでは困難で、2個を互いにねじって活用するわけで、その技術は有難いです。

私もレンタルジュエリー業をする身としまして、ちょっとしたお直しはできるようにしています。

それがかなり今まで役に立ってきました。

過去の<ジュエリー>や<リフォーム>カテの記事でも丸カンを使った取り換え場面が出てきますので、是非、記事にお立ち寄りどうぞ(^-^)。

今回は、、YOUTUBEに撮影はしましたが、申し訳ないことに映りが悪く、ほとんど細かい作業部分が映っていなかったことをお詫び申し上げます<m(__)m>。

あとがき

よく、ネットで祖母にもらった18金ジュエリーを買取に出されているのを見ます。

人それぞれの価値観がありますし、その時はもらったかもしれませんが、くれた方も手放したわけで、それを使わないことだし。。。とお金に換えることは悪くはないのですが。。。

よく考えるのが、現金には特徴がない。すべて同じで、区別のないお札の価値は本当にあるのだろうかと。現金の方がその対価で手放してしまったジュエリーよりも価値が低いと思うことも私はあります。

なので、「家族からもらったもの」という価値が一瞬で、その場の現金によって消えていくのがとてももったいないことであるとも考えられます。

ものすごい金額でなければ、換金は未来志向の末永い価値ではありません。その場の一瞬のお小遣いです。

それよりも、お品自体をこの先も持ち続けていった方がストーリーとして人に語り、いろいろ工夫してずっと使っていける夢があるのではないか。。。

そんな風に思っています。