まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
この記事の1つ前の【1130】では、キルトシートとして、ダイヤステッチをほどこした巾着袋のパーツが出来上がっていました。
生地だけで使用した裏地の場合と同じようにそのまま表地に使うのではなく、キルト加工をすることにしたのです。
しかしながら、キルトも中綿を挟んでしまうと厚みがあり過ぎて巾着袋としては口が閉まりにくいとか、融通が利かないカチコチしたものになるなどのデメリットが生まれてしまうかと思いました。
ある程度のしなやかさは使い勝手の良さには重要です。厚過ぎもせず、薄過ぎもしないといった素材の実現を目指しました。
そこで、中綿ではなく1mm弱の厚みのフェルトのような「ソフト厚芯」というタイプの芯地を当てることにしました。
結果厚手の生地相当の程好い厚みとなりまして、このたびの製作の段階を迎えるに至りました。
今回は、巾着袋が完成しております。
キルトが施された巾着袋がどんなものに出来上がったのかをお楽しみくださいませ(^-^)。
程好い厚みがグッドなミニサイズの巾着袋
中に何も入れていなくてもここまでしっかり立っています。もうここでは見えなくなった内部のキルトのソフト厚芯とステッチのコンビの成果です。
もし、キルトにしなければ、確実に裏地のブロンズの方が厚みがあるところですが、キルトによって表地が裏地を上回りました。
この関係がやはり安定するバッグに出来上がるかと思います。
このミニ巾着袋の用途
せっかくしっかりと立つので、例えば、携帯用のメイクボックスとしてどうでしょうか。
大げさな物よりもずっとコンパクトです。
巾着ひもを開けた時にしっかりと立つという特徴が、容器の役割を担い、お化粧もスムーズです。
ストレスの面でもくしゃくしゃと沈むよりも気持ちの負担が無いです(^-^)。
あとがき
ここからが、キルト加工の連続製作となっていくかと思います。
本来は、裏地で終わるはずの生地を主役に持ってくる機会がキルトのおかげで得られました。
この方法をご利用いただくと、生地が無限であることが見通されます。
薄手だから裏地であるとか、ブラウスやワンピースであるなどの固定した考え方から解放されますね。
どんなに薄くても厚くなる手段によって可能性が無限に広がることがとても素晴らしい発見でした。
キルトも、今回のようなダイヤ型ではなく、ストライプやバイヤス、ボーダーなどもデザインとしては複数です。
ただ、ダイヤデザインというのは、どこの地点もに均等にステッチがかかっているので、ストライプやボーダーなどよりもすき間がステッチで徹底的に埋められていると思っていただくと良いかと思います。
あとは、キルトのダイヤのサイズですね。
今回は、3cmでしたが、大きくすれば、大きな面積の生地の比率には合い、手間がかかり過ぎずに作れます。
キルトによって夢が広がるハンドメイド製作になりますよう(^-^)。