遠州生地の花柄に奥行きが出た、あえて浮き立つ色のキルトステッチカラーで製作した黒ベースのダブルナップサック【1310】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近は、ナップサックデザインをシングルとダブルで交互に製作しています。

シングルというのがワンショルダー。

しかし、その巾着ひもをリュックのとして背負える2wayです。

今回は、もともとリュックのみの機能で、通常のナップサックと呼ばれるダブルタイプです。

両方に巾着ひもがあるタイプです。

ワンショルダーの場合よりも横幅が広い面積をとり、物がゆったりと入ります。

そんなダブルナップサックがこのたび完成。

どうぞ、その素材のコンビやダイヤキルトのお話を交えながら見ていって下さいませ。

【1308】の投稿で作成のダイヤキルトパーツが実際にナップサックになった様子

【1308】ではダイヤキルトのステッチの糸の色に注目した投稿でした。
今までのようになじませ糸でチャコールグレーを選択するところでしたが、
新しい試みとして、スパン糸の30番のカーキ系を選択してみました。
ダイヤキルトが浮き立つダブルナップサックの完成:<サイズ>縦29cmx横34/48cmxマチ15cm。

カジュアルな印象ですかね。

スパン糸であることも分かりますし、ダイヤキルトを強調したい場合の例としては良い製作でした。

表地の遠州生地が縦に筋が入ったかのような織り方でツヤ無しのがさっとした風合いです。

そして、よく見るとチャコールグレーながらカーキ系の糸の色が感じられます。

これとこのキルト糸のカーキグレー色のスパン糸がマッチするのではと思ってこの糸を選択していたのです。

結果的なことではあるのですが、影のような黒いお花がダイヤキルトの向こう側でミステリアスに映ります。

ぱっと見の立体感が生地とキルトの組み合わせで出来上がりました。

差し色の赤が入った裏地の生地の不足分の補填

使用生地:<表地:チャコール花柄>リネン花柄ジャガードストレッチ、
ポリエステル/74%、麻/24%、ポリウレタン/2%、日本製。
<裏地:黒x赤花柄>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。

こちらはひっくり返した裏地側です。

ポケットのフラップをあえて、周りの柄と切替え、コントラストを付けてポケットを見つけやすくしたり、柄がつながらなくてもおかしくない対策もあります。

フラップは縦の長さをゆったりめにいいままでよりも、2.5cmサイズアップしました。

内側には隠しポケットが設置されています。

隠しポケットの比翼(型玉縁)は表地です。
ポケットの袋布は、手前上の方が裏地と同じで、それ以外のメイン袋は表地です。
裏地が不足していたからこのように目立たない場所で補填として表地で対策しました。

巾着ホールタブの効果とその付け位置のポイント

ここ最近採用の巾着タブホールは正解です。
大いに良き効果を感じています。

本体そのもので巾着ホールを製作してしまうと、昔ながらの巾着袋と同じ構造なのですが、厚みのある生地では口が完全に閉まらないという事態が起きてしまいます。

今回の表地は、ポリウレタンが2%入り、もとはパンツやブラウスなどの服地であると見ることができます。

それほど薄手というわけでもなくやや肉厚感がありますので、ここに接着芯を貼り、ハード薄芯を当てて、ダイヤキルトをすればかなり厚みが増すのです。

それを巾着紐で絞るとなると、やはり仕様はタブタイプの巾着ホールが望ましいと言えます。

タブは全部で10個。前後5個ずつを設置していきます。

巾着紐の先端である左右の周辺の前後で計4箇所を互いに近い位置に設置し、それ以外は、7.5cmずつの感覚で配置。

これが巾着が絞られて集まってくるのです。

サイドの中心は避けます。

動きのある物理的構造の変化によって、入り口のセキュリティがせっかく高まるわけですので、厚みによって口が空いてしまうなどという事態は避けたいのです。

巾着紐が飛び出した位置の前後は互いに距離が近くタブの間を3cmと設定。
縫う前では縫い代が互いに1.5cmずつあるので、
それを含めた3cmずつ端から入った位置にタブを付けるという設置の仕方です。

タブホール仕様はすべてのどんな生地にも対応できる定番の仕様

さて、ここからが大切なポイントです。

もとは、本体を折り曲げて巾着ホールを作るという仕様でしたが、表地にキルトをかけると極薄生地でも結構な厚みが増していきます。

そうすると、本体を使った巾着ホールの仕様では条件があり、「薄手しか対応できない」という仕様になってしまいます。

こんなことでは、選ぶ生地の自由がなくなり、窮屈な仕様の製作方法になってしまうことが心もとないです。

よって、どんな分厚い生地が来ても大丈夫な仕様というのが、この巾着ホール仕立てなのです。

特に厚みのある生地が表地の場合注意することは、タブホールを表地でやらないことです。

別生地や裏地の生地でコントラストを利かせながらおしゃれに柔らかめで設置するというところが一番お伝えしたい点です。

あとがき

このたびの表地の雰囲気ある和風生地は、「すず木」様で2020年12月の購入の生地です。

ネット通販で何度か購入させていただきました、ありがとうございました<m(__)m>。

すず木様で購入の生地は、このほかにあと2点ストックがあります。

またそれらもこうして製作してまいりたいと思います。

さて、この次の製作計画を立てました。

帆布のパッチワークも登場しますし、凹凸感ある厚手の編み込み生地でキルトもパッチワークも無しで作ってみるなど新しい展開をこのナップサックシリーズでやっていきます。

順にご紹介してまいりますね。

また、是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

ダイヤキルトを「柄」と表現したい場合に有効、ハンドメイドキルトステッチの色をあえて浮き立つ色に選択したその効果を見てみる回【1308】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近連続して製作してきましたハンドメイドバッグは、「ワンショルダー兼リュック」のデザインでした。

最近パッチワーク生地で連続製作した「ワンショルダー兼リュック」。

今製作中なのは、上の写真と一見似ているのですが、2WAYではなく1WAYのリュックのみの使い方になります。

両端から絞る巾着タイプの一般的な「ナップサック」を製作してまいります。

このタイプの方を「ダブルナップサック」と呼び、現在製作中のデザインになります。

シングルのワンショルダーとの比較を強調してあえて、「ダブルナップサック」とでも呼びたいと思います。

ダブルナップサックの場合は、ワンショルダー特有であった「レンズストッパー」は付かないです。

それは必要が無いからです。ストッパーが無くてもちゃんと閉まるので機能が巾着紐だけで果たせるわけなのです。

その代わりダブルなので巾着紐が2倍必要であるということになりますね。

そんな違いのある、後者のダブルナップサックの製作にあたり、表地にこのたび5cmのダイヤキルトをかけました。

あえて、キルトを柄のように強調するタイプの糸の色の選択

こんな風に5cmのダイヤキルトを3mmの糸目でかけました。
本来「ソフト厚芯」を当てたいのですが、もう素材が終了で、気が付けば入手困難となっていました。
そこで、「ハード薄芯」がストックにまだありこれを利用。ソフト厚芯よりもややごわつきますが。。
アップに寄ったキルトの様子。随分糸の色が浮きますね。
こうしてキルトが柄のように出るということをあえてしてみました。
使用した糸は、スパン糸の30番で、カーキグレーのような色。
地のチャコールの中にわずかに見られるテイストにカーキが感じられますので相性としては良いかと。

今までなら、キルトをなじませるようにチャコールグレーの糸で目立たないようにかけたところでしたが、このたび新しいチャレンジをしてみたのです。

この元の和柄のような生地は、遠州地方原産です、素敵な生地です。

ネット通販もされています、「すず木」様で購入させていただきました<m(__)m>。

表地と裏地のコンビの柄の相性の解釈の例

<表地:チャコール>リネン花柄ストレッチ、ポリエステル/74%、麻/24%、ポリウレタン/2%、日本製。
<裏地:黒地x赤の花柄:ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。

これはあくまでも私の解釈なのですが、表地のお花の形と裏地のお花の形がおおよそ類似だと捉えました。

裏地に描かれたプリントは下からお花を眺めていて実ユニークな角度です。

虫さんなどになった見方をしているかのようです。

お花の名前は分かりませんが、表地のお花も薔薇などではない種類でこれらが花びらの形がマッチして表地と裏地の柄同士の相性があると感じました。

生地を調達したのは2020年12月だと今調べて分かりました。

随分長い間眠っていたストックを今ここで3年ぶりくらいに呼び起こしてやっとバッグに製作しようとしているのです。

ナップサックを開けたときに、内側に赤いお花が広がるイメージです。

表地は、影のような独特なプリントが着物のような風合いでもあり、無彩色なのでお洋服にも合わせやすいです。

どちらが表地なのか裏地なのかの配置はこうして決定しました↓。

表地の麻混の方がやや厚手なので、やはり基本的なバランスとしてはメインである表地に厚みを強調した方がバランスが良いかと私は考えます。

あとがき

今回は、キルトを表地にかけた作業だけの場面でした。

キルトをかけるにあたって思ったことは、浮き立つカラーでのキルトがけというのは、同色でなじむ糸よりも良し悪しが出やすいので、糸調子の徹底も大切だということです。

良くも悪くも目に映ってしまうので、その点は注意です。

今までのなじむ糸の色の方がエレガントで糸が目立たないのですが、今回は浮き立つ糸の色なので、カジュアルであり、万が一粗々しいと一目で分かってしまいます。

よって、糸目も3mmは正解。

5mmで行う場合などは、糸の色をなじむ同色で目立たない時の方が良いでしょう。

そして、微妙な糸のカラーと出来栄えの研究もこの度大いにできました。

近々完成してその姿をご紹介する投稿を致します。

また、お立ち寄りくださいませ(^-^)。

ウエストポーチ製作の進捗度が半分を越した時点でキルト入りのいろんなパーツがそろってきた場面【1223】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中の「ダイヤキルトウエストポーチ」の進み具合がいよいよ半分を超えていきました。

この進捗度が50%の所では細かい各パーツがその機能を持ち始め、それらしい形になってきています。

そして、後は、合体するのを待つような状態まで行きました。

今回は、そんな途中の場面で各パーツの出来上がり具合を「まだ組み立てられていない貴重な段階」としてお送りしたいと思います。

50%の進捗度とはこんなもんです

すべてのパーツをまとめた様子。一番左の内袋が印象的ですし、右の方はキルトがかかりました。

では、もう少し細かく1つずつの各パートを見ていくことにしますね。

面積の大きなパーツからいきます。

本体パーツ:3cmのダイヤキルトがかかりました。
裏地部分:裏地の中に更に巾着袋の設置でこのように合体してあります。

合体の箇所は、左右のマチの縫い代をそろえて重ねて縫うことで体裁良く自然な形で設置されるのです。

この手法は他のバッグにも役立てることができそうです。

巾着袋の内側:裏地付きの巾着袋という良い仕立てですので、充実しています。
単一的な裏地の中に素材の違うまだら柄のジャガードの生地がアクセントです。
バッグのフラップ:これは重要なパーツです。
この後に、ここにヒネリ錠を取り付けることを思うと緊張感が走ります(^_^;)。
お魚のヒレみたいなサイドのタブ
:本当にウエストに沿うようなものになるのかなど、このタブの役割を真剣に考える機会となります。
入り口の両サイドの折り込みタブ:果たしてこれが上手くセキュリティー性の役割をしてくれるのかどうか。
ウエストベルト:あえて、今は何もしていない状態で最終的な融通を利かせます。

ということで、多くのパーツに3cmダイヤキルトをかけました。

あとがき

次回のこの企画の投稿では完成場面となると思います。

この度の製作で1つ思ったことがあります。

この黒ベースの銀色のチリのような柄のジャガード地、とても良質です。

地の黒がよくあるサテンのようですが、いやいやとても優れたエレガントさがあると感じました。

縫っていってステッチをかけていくととても美しく映えるのです。

かといってギラギラ光らないツヤ無しであることも、柄のラメとの上手いバランスだと思います。

当然このデザインは一から考案したものではありますが、雰囲気としては意識するところはお気づきかもしれませんが、某ハイブランド様となります(^_^;)。

厚み生地で作ってしまったナップサックの絞れない失敗からの学び【1165】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在制作中のコンテンツに伴い、同時に製作の方も進めていました。

そんなナップサック製作の最終局面で大きく失敗して一からやり直しとなった今回。

その失敗の原因を今後の製作のヒントになればと投稿致しました。

最終局面で起こったこと

最後の最後で巾着紐(共布紐)がこれ以上しぼれませんでした。

何とも残念(*_*)。

巾着ホールを縦に少し巾を広げれば良いということでもなさそうでした。

巾着の絞るという動きには、かなりの空洞が必要であるということです。

ということで、そもそも、この厚みあるカーテン地で作ったことの失敗です。

こんな風に江戸打ち紐での巾着袋なら絞れました。

ただ、この巾着紐がリュックのショルダー部分にそのままなるかというと、丈夫な安定したものではありません。

共布で、しかもある程度の幅がないといけません。

丸ひもは、縫い付けがあまくなるので、仕様が変わってきます。

ということで、そもそも生地の選択ミスということで、最初の生地選択からのやり直しとなりました。

厚み生地の失敗からの学びとは

ということで、今回の生地チョイスがいけなかったことからの学びとして、逆に素材選びの条件が整いました。

かなりの薄手のシフォンなどの生地が有効であるということが証明されたのです。

実はカーテン地は、重すぎたこともあったので、体には負担でした。

よって、「とろみ生地」とか「極薄生地」として、なかなかバッグには縁がなさそうな生地こそが、今回のナップサック型にキルトをかける作りの表地に相応しい生地であることが分かりました。

ソフト厚芯のボリュームも考えた表地の薄さが必要:こんな風にソフト厚芯をキルトをかける時に当てるので、表地はかえって薄くなければいけなかったのです。

あとがき

一からコンテンツの作り直しとなりましたが、別のナレーションの音声の悩みなどもありましたので、良い機会だと思っています。

薄手の服地をバッグにすることは世の中ではほとんどされていませんので、このことをチャンスととらえています。

洋服以外で薄地を使う機会が得られて、個性が生まれます。

そして、薄手ならではの素敵な生地も見つけられることに今はワクワクしています。

バッグも生地頼みなところがあって、どうしてもメインバッグを作ろうとしますと、丈夫な生地に目を向けます。

そうすると、デニム、帆布、ゴブランなどの最初に用意された厚手生地に依存します。

みんながそれをするので、せっかくの素材も唯一のものではなく、よくあるものになってしまうのです。

今回のような薄手を自分の手で厚みを出していくダイヤキルトの加工は、今後の生地選びの可能性のがとても広いと感じるものになりそうです(^-^)。

ハンドメイドバッグのダウンロード型デジタルコンテンツの制作中の悩み【1164】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在毎日少しずつ、「共有型のハンドメイドバッグ:餅巾着」の作り方コンテンツ制作をしています。

この「餅巾着」デザインは、1つ目の「切餅」に続く2つ目のデジタルコンテンツです。

1つ目の「切餅」は全部で1時間30分くらいの尺のコンテンツ、400MB強です。

現在で半分の200MB強まだ進んでいまして、同じくらい行くのかもっとコンパクトになるかもしれません。

その代わり、時間は1時間30分以上行くかもしれません。

なかなかそこまでぴたりとそろえることは内容も違いますし、重要ではないと思っていまして、内容がいかに分かりやすく伝わるかということになります。

こうして、なかなか完成までは地道な編集やナレーションの積み重ねがありますが、その中で2つの悩みが出てきました。

仕方がないのか、解決できることなのかということなのですが、私なりに現在はどう対処しているかという対策と共にお伝えしたいと思います。

動画だらけのコンテンツにはできない

当初は、動画をくっつけるイメージで、YOUTUBEのように考えていましたが、そうでもありませんでした。

あっという間に動画は容量を増大させていきます。

1ギガ(1,024MB)まで行ってしまいますと、せっかくコンテンツになっていても、容量が圧迫してお客様のスマホやパソコンのお邪魔をしてしまうのです。

そんなコンテンツは害でしかありません。

よって、500MB以内には収めたいと思って1作目の「切餅」が400MB強(416MB)になりました。

その中に入れ込んだ動画部分は、ただの1シーンだけでした。

しかし、結構長さはゆったりととったので、1シーンが限界での完成でした。

現在制作中の2点目のコンテンツ「餅巾着」は、もっと短めの1シーンのみを入れての、現在の200MB相当で、この時点で最終段階のシーン直前を迎えています。

よって、もしかして、もう1つくらい動画のシーンを入れることができるかもしれません。

と、このように、ほとんど動画を入れ込めていないのです。

ただ、ミシンで縫う様子などは、動画も見にくいことがありまして、早く進んでしまうので、何度も見直すということに実際はなります。

そうしますと、確かに動画は具体的であり、実直さがありますが、1ショット抜き出しの写真を豊富にすることで、動画レベルの分かりやすさに近づけるように。。と思い、写真の数を豊富にして対策している現在です。

ナレーションも常に連続して入れ、字幕も入れ込んで制作しています。

ナレーションの声が編集のたびにどんどん変化してしまう

もしかして、ナレーションに関しては、よく調べれば解決できるのかもしれませんが、現在は未解決です。

長い尺の編集を一度にはできませんので、そのたびに区切りながら積み重ねています。

そうして、編集で、前の分と新しい分を少しずつくっつけながら増やしていくと、その都度入れ込んでいたナレーションの音声が変わってしまうのです。

どう変わってしまうかというと、「フー」とか「ハー」とか呼吸がやたら気になる雑音です。

これがめちゃくちゃ強調されます。

ここでお伝えしておきたいのは、マイクもノイズ除去機能の良質なマイク、そして、マイクガードももちろん当てています。

ここまでやっているのです。

ノイズ消しなどの機能を使うともっと変な風になって、他の箇所もおかしくなります。

かといって音量が小さいと聞き取れないようなものになってしまうことも実験済。

最初単独でのナレーションはいつも確認しながらで、上手くいっていますが、くっつけて、保存後再び呼び出すというような作業をしていくうちに、変わってしまうというこの変化がどこから影響したものなのかがつかめていないです。

ということで、最終手段としては、完成時にひどい部分だけをナレーションを入れ直すか、今まで入れたものを「仮のナレーション」だったとして、一度最初からその映像にしたがって一気にナレーションをやり直すかです。

そうしますと、一度っきりのしっかりとれた音声が必要なのかな。。。と。

あとがき

いやはや、なかなか時間がかかる作業でございます。

当然ながら、バッグを1点作って行くことの何倍も日数を要します。

ここで肝に銘じたいのは、急いで完成という結果を求めないことです。

本当に分かりやすく細かい部分も解説出来ているかということを必ず中心に据えてやっていきたいと思います。

最初に予想したのが、複雑で時間のかかるデザインよりもシンプルで早く出来上がるデザインからのスタートが良いと思ったこと。

これは大正解でした。

シンプルなデザインと言っても、なぜにシンプルなのか。。。ということも理由があるのでそういった考え方みたいなことも解説に入れていくことで丁寧に伝えるということも大切にしていきたいです。

セカンドサンプルという固定観念にとらわれるな!、ファーストサンプルのサイズの方が良かったナップサック【1159】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、念入りの2ndサンプルのナップサック作りです。

いずれコンテンツにまとめてダウンロード型のハンドメイドバッグの作り方としてデジタルの商品になります。

附随するプレゼントが、「デザイン/手法の著作権フリー」。

充実のコンテンツだと思っていただけると嬉しいです。

今は、2度目の試作を作ったところです。

一度目にマチのサイズを15cmなのに20cmと大きすぎて間違えた型紙を作っていたという何とも情けないミスの修正と、この機会に縦を5cm短くした点がポイントです。

5cm丈が短いことの大きな効果

左:1stサンプル 右:2ndサンプル(丈が5cm短い)

私としましては、1stサンプルの方で良かったなあという率直な感想です。

5cm短くすることで、コンパクトにはなったももの、その違いはやはり大きいです。

右は中にあまりり物が入らないのではないかという印象を与えるようで左の方へ戻そうかと思っています。

大は小を兼ねるは、この場面に相応しい教訓かもしれません。

確かにコンパクトで使いやすいのは右なのですが、もしも、買い物が多くなった時に少しでもゆとりがあるのは左です。

右だと最初からあまり入らない容量ということを念頭においてしまい、このバッグ1つでは厳しそうだという心持になりはしないかと。

そう思われてしまうとこのお品の価値が落ちます。

よって、この5cmの違いはとても大きいと感じています。

おまけ1:試作などの見えない部分の節約

今回の話題から少し逸れた「おまけ」記事です。

ダイヤキルトの裏側:こちらに線を引いてキルトをかけますので、この面が上糸。

試作品だからこその節約術としまして、通常のボビンのカラフルな糸のストックをいったん整理したいと思いました。

こちら側から縫いますので、表は真っ黒。

下糸を真っ黒できちんと固定し、糸調子をしっかり合わせ、ボビンを直接上糸箇所に設置して使います。

そうして、ここまでのたくさんのステッチの入るキルトが2面終了したと同時に、ボビンすべての在庫が終了しました。

何たる偶然(驚)。

以上、余談ではありましたが試作品ならではです。

おまけ2:生地屋さんも見間違う黒にそっくりな濃紺

左:黒の表地 右:濃紺の裏地・・・生地屋さんでは黒とのことでしたが、こうして合わせると紺であることを確信します。

古着などの洋服選びにもよくあるシーンですが、それ1点だけ見ていると黒に見えてしまいますが、実は濃紺であることがあります。

常に「黒ではなく、濃紺なのでは。。。」と疑ってかかることが大切です。

私の意見ですが、こうした右のような柄になっていて、白とのコントラストが効かせてあるものは、黒よりも紺が多いかもしれません。

もとは服地なので、黒と白のコントラストよりも紺と白のコントラストの方が少しマイルドだからでしょうか。

多色展開の場合は比べる相手がありますが、1点物の世界では、なかなか比べようがなく、その色だけを見て判断しなければならない状況が多いです。

私の場合生地屋さんが黒と記載いただいたのでそれを信じましたが、たとえ黒と記載があっても実は濃紺なのではないのかというところまで堀深めることも結果としては悪いことではありません。

ネットの画像でも光が当たった明るい写真がとても薄く映っている場合にそれが紺にも見えた場合は追求すると良いですね。

その光の当たる場面の色の映りが結構重要なカギを握るかもしれません。

あとがき

サンプルが2nd(2度目)だから、二度目のお品がより相応しいものに近づいたというのも違うと思いました。

最初に作ったサンプルも同等に比べて、本当に相応しいのは。。。

と考えていくことが重要だと思います。

この、最初、2度目という順番の優劣みたいな固定観念に惑わされるべきではないと思います。

これは喜ばれる♪と試用で確信したデジタルコンテンツ販売用の試作サンプルのナップサック【1155】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今、進めておりますハンドメイドバッグの作り方のデジタルコンテンツ制作用の試作品が完成しました。

恐縮ながら、先に試用をさせていただき、その使い心地などを得ましたので記事として投稿しておきたいと思います。

作り方、構造、細部の写真などは、デジタルコンテンツをご購入いただいたお客様の特権です。

ここでは試作品のお写真と、その使い心地やシーンなどのお話をさせていただきたいと思います。

早速中に物を入れたりして試用させていただいた感想

真っ黒な喪服みたいな生地でお作りしました。
マチはこのサイズからはたっぷり感あるバランスです。

試作品なので、あまりコーデの事は考えずに、真っ黒で表地も裏地も同じ生地でお作りしました。

完成後の翌日の朝のウォーキングの際に食料品の買い物が少しありまして、早速中に物をたくさん入れて使わせていただいたのです。

買ったものは、バナナx1房(3本)、こうや豆腐4個入、卵6個入り、みかん5個入、りんごx2個です。

通常皆様がお買い物をされる平均的なボリュームだと思います。

これを、自前のレジ袋に入れ、さらに、このリュックの中に入れました。

とても安定感があったのは、このキルトのハリコシ効果と、たっぷりなマチのおかげです。

マチが大きいことは、こうした立体的な品物の買い物の際にはとても良い配置で入れることができます。

ただ、行きには財布しか入れていなく、何も入れていない時のこのマチが変な形に遊びがありました。

帰りは、中に物が詰められ立体的な形になって帰ってきました。

やはりシーンによっては、このマチも大きすぎると感じることもありますが、どのシーンで使うことが一番多いかで考えると使い道が多いシーンに合わせたマチの広さが良いです。

たためるタイプであることと、別のバッグにも入れて持ち歩けることを想定してあり、底板はあえてお付けしておりません。

リュックとしてはややコンパクトサイズなので、お出かけ用や旅行などにも背負い続けることで常にご利用いただけます。

開け閉めが巾着の紐をしぼるだけという単純さとか複雑ではないそのシンプルなフォルムに親しみがわきます。

一方で手間をかけられたダイヤキルトが高級感があり大変美しいです。

無地のなんでもない生地でもキルト1つでこんなに生まれ変わるものです。

ナップサックはマチ無しのイメージですが、こうしてマチがあることで、ヴィンテージナップサックとイメージは少し違い、らせん状に生まれ変わったデザインかもしれません。

最後に、実際に背負ってみて、中にお買い物品も入れて持ち歩いた感想ですが、非常にグッドです。

これをコンテンツにして多くの人に作っていただいたりしてご利用いただくことに対して、思い切ってお勧めできる体験ができました。

お弁当などを持ち歩く人には非常に使えるバッグ

衣食住の中の「食」も人間にとってはルーティーンです。

いかにお弁当とか食べ物を買って持ち運ぶシーンが多いかということを考えました。

自分で作ったお弁当、買ったお弁当、食料品などコンパクトめなサイズの巾着型でありながら、「食」に精通した「衣」になるかもしれないことも喜ばしいことです。

いかにも食べ物が入っている感じの様相ではないところに私のファッション分野の事業者としての工夫があります。

時にはお弁当を入れ、時にはアクティブな場所へお出かけ用のリュックとしていろんな活躍の場面がありながら、オシャレで素敵な1点の大切なアイテムになればということを想像しています。

あとがき

コンテンツ制作も進めていきます。

今は2点目です。

1つ目はすでに「切餅」として販売中です。

切餅はエコバッグのトート型なのだけれど、使用する生地によっては、高級品にも生まれ変わるようなスタイリッシュなデザインですので、よろしければご注目下さいませ。

「共有型のハンドメイドバッグ:切餅」がすでに完成して販売中でございます。

2点目のこのナップサックはまだ名前を決定していませんが、「餅巾着」になりそうです。

こちらも切餅との餅つながりとしてご注目いただければと思います。

この2つは単純な作りであるけれども、無駄のそぎ落とされたシンプルさがあります。

余計な飾りなどは付けない、最低限の機能を備えたその素朴さこそが「美」であるという考え方にもとづいたものです(^-^)。

2点目のデジタルコンテンツ「共有型のハンドメイドバッグ:キルトサック」の案が浮かんだ時【1144】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私が今年2022年に始めたハンドメイドバッグのデザインやその作り方すべてを1つのデジタルコンテンツにまとめたものの第一弾として「共有型のハンドメイドバッグ:切餅」というエコバッグ型がすでに販売中でございます。

そして、このたび、第二弾(2点目)が思い浮かびました。

結構気持ちに実直に従うことを大切にしていまして、数か月前までは、第二弾は、複雑な「餅巾着」というリュック型にと思っていたのですが、この数か月間でだんだんと、もう1つ、「切餅」のように作りやすくて、気軽に持てる単純な構造のものをというのが、ナップサック型が浮かんだ経緯です。

餅巾着というデザインは、切餅と餅つながりで名前が似ていますが、結構機能が充実していて複雑です。

複雑にいきなり飛ぶ前に、もっとシンプルなデザインを作っておくのが良いと考え直しました。

このナップサック型も、ここ数か月の「インテリア収納袋シリーズ」で巾着袋をたくさん作ってきた中でのひらめきでした。

連続する同じデザインの中で、たった1点だけ、共布が多めに余っていたので、共布巾着紐を長くとって、そのままリュックのショルダーになるナップサック型を作ったのです。

その出来上がりは、これはこれは。。。と思うようなかなり実用的なものでした。

そして、これもインテリア収納袋シリーズの後半のダイヤキルトをナップサック型にも盛り込みます。

ダイヤキルトがかかった「キルトサック」なるものに決定

いろんな角度から写真を写しましたが、このコンパクトなサイズ感も、過去のナップサックと呼ばれる昭和時代によく見られたデザインからは、少し変わっています。

しかし、昔ながらの伝統的な機能の巾着をしぼることで口を閉じ、そのしぼった紐が背負うショルダーに兼用になるという無駄のないとてもナチュラルな動きがとても魅力的に私には映りました。

上の写真のナップサックは、シリーズの時に、「小」と「中」の間位の特別サイズでお作りしましたものです。

出来上がりが、縦32cmx横29/48cmxマチ20cm。

このサイズ感、そのまままずは活かしてみたいと思います。

それで、この時の製作は、たまたま生地が厚みがあったためにしっかりした感じで出来上がることができましたが、こんな生地ばかりではない、むしろこれより薄手も多いです。

よって、同じシリーズ内の最後の方でいくつか作ったダイヤキルトをこのデザインにかけていくということに決めました。

2つの価値が組み込まれて生まれた新たなデザインが生まれる瞬間です(^-^)。

5cmキルト
3cmキルト

5cmと3cmとでは作業の手間が結構違います。

細かい方がたくさんステッチが必要なので3cmが時間はかかりますが、おそらく3cmが美しく出来上がるでしょう。

一度サンプルを作ってその雰囲気を見てみるところからのスタートになります。

現在、サンプル用生地を入手。

こんな組み合わせでサンプルを作って行きます。右はレオパード柄。左右ともかわいいピンク色です。やはり無地を表地に使い、キルトをかけるという案があります。巾着紐とショルダーだけレオパードにしたコントラストデザインも良いかもしれませんね。

あとがき

自分が実際にピンとひらめいたアイデアを自身の作品にして販売するこれまでのやり方を大きく変えていきます。

もうやり始めているところですが、現在は過去のストック生地を製作して整理していることもあり、まだ製作も並行中ですが、いずれ、このアイデアを早い形でコンテンツにまとめていくスタイルになります。

けれど、早くコンテンツにするとはいえ、この数か月の巾着袋を作るシリーズがあったからこそ実際のコンテンツ作りのヒントを得ているわけです。

そう考えると、製作もストップということではなく、続行の形をとることをしながらの方が今後もコンテンツにまとめるに相応しい厳選したデザインがひらめきやすいとも思えてきます。

何も体験せずして、良いコンテンツも作れないわけです。

同時進行型の方が私も製作することの楽しみも引き続き味わえるかと思います。

よって、その製作の内容は、コンテンツの内容を高め、コンテンツ自体に価値が入るようなものでありたいです。

この数か月のひたすら同じデザインをずーっと作ってきたシリーズはこの時ならではの経験でとても貴重でした。

ハンドメイドキルトの巾着袋の最終総まとめ、凹凸感あるフクレジャガードと肩を並べる素材を自分で実現できる【1139】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の記事で、ハンドメイドキルトをかけた表地の巾着袋製作は終了です。

このあと4-5点で「インテリア収納袋」シリーズも終了になります。

当初はこのような小さめの巾着袋にキルトをかけるということは考えてもみませんでしたが、この予想外が結構良き学びになりました。

キルトを様々なバッグに対して取り入れていくことが、ほぼ無限の可能性を持つことが分かります。

ゴールドと紫のコントラストは色相環では補色の関係である-奇抜、華やかなイメージの表現

<表地:ブロンズ>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製・・・ここへ3cmのダイヤキルトをかけました。裏側には、ソフト厚芯が当てられています。ソフト厚芯は中綿よりも薄く、程好い厚みと使いやすさ、柔軟性もあるので、ごろごろし過ぎない点が利点であると思います。

写真の上の方の厚紙は、最後の巾着ホールのステッチをかける時に上から3.5cmの箇所になかなか印が打ちにくいということのサポートとして、自作の厚紙ものさしで当てながら場所を確認しながら縫っていくやり方です。

印は付けなくてもこのやり方で正確に位置を把握することができました。

材料は、石鹸の空き箱。ちょうど3.5cmの長さと指で持ちやすい幅にをカット。そして、幅を均一に美しくステッチしていきます。

ものさしは、たとえ30cmの短めでも、巾着袋が小さいので中で所狭しといった感じで正確に測れず、こういった自作ものさしが有効な時があります。

<裏地:紫x黄x赤マルチカラー花柄>ブロード(moda fabrics社製)、綿/100%、日本製(最終整理が日本で行われているようです)。・・・こういった生地の加工場所が転々とした場合、最終場所が表示上の原産国となります。よって、アメリカで原産のこの元はパッチワーク用の生地は、「アメリカ原産、日本製」などと分かりやすくお知らせすると良さそうです(^-^)。

さて、この表地と裏地、すごくコントラストが効いて華やかですね。

黄色と紫は時に、タブーとも呼ばれることもありますが、組み合わせに良い、悪いは決められません。

むしろ、ファッションでは互いに映えることもあります。

色の基本図(色相環)の見方をしますと、ゴールドやブロンズは黄色に近く、その反対側に位置付く紫は、「補色:反対色」の関係にあります。

黄色と紫は補色の関係です。その他、クリスマスカラーの赤と緑なども補色の関係。ファッションでは奇抜過ぎるかもしれませんが、クリスマスには楽しくて華やかで気分が高揚しますよね。

生地などを作る製造業者様としては、華やかでぱっと目を引くお品を。。。ということで、柄を補色の関係を意識することも必ずやあるのではないかと思っています。

柄も周りの背景などに映えてこその存在感であり、補色もとてもパンチが効いて大切な関係の色同士だと私は思います。

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
中に何も入れていないのにこのハリとコシは感動ものです。

ハンドメイドキルトをかけることの効果総まとめ-フクレジャガードと肩を並べるハンドメイドキルト

ハンドメイドキルトのダイヤ柄をかけた巾着袋製作をしてまいりまして、どれも、中に何も入れていなくてもちゃんとしっかりと立ち、生地に接着芯を貼っただけのものよりも内側の空間がキープしやすい構造になることが分かりました。

場合によっては、場所をとるのかもしれなく、狭い場所へぎゅっと入れるならキルトが無いタイプの方が良い場合もあるでしょう。

ただ、キルトをかけることで、本来は、活躍の場がなかった薄手の生地なども、表舞台で活躍できる可能性があるということも分かりました。

そうしますと、生地全部を考慮に入れたうえで表地に選択することが検討できるようになり、素材の無限の可能性が生まれます。

そうしますと、フクレジャガードとか、キルトが最初からかかったような加工の生地とか凹凸感ある生地を探し回ることをしなくても、凹凸感ある表層を実現できるので、選択肢も多く、高級生地のフクレジャガードとか風通ジャガードと肩を並べることになります。

私も、とことんというくらい、フクレジャガードや凹凸感のある生地を探しそれを使って製作してきましたが、やはり凹凸感のある生地は常に見つかるものではなく結構レアな部類に入るかと思います。

多くのニーズがあればある程度製造もしていただけるのかもしれませんが、なかなか多くは見つからない中、キルト加工をハンドメイドでかけることの出番が出てくると思います。

今回の一連の巾着袋の製作の中では、ダイヤキルトしかご紹介させていただいていませんが、ストライプやボーダーやバイヤスのキルトもアレンジできますし、むしろダイヤキルトより手間が半分です。

とは言え、ダイヤキルトの良さは、四方八方がステッチにおおわれるので、均一にその丈夫さがあるということで、キルトの中ではダイヤキルトとかボックスキルトがダントツだと思ったので採用しています。

更なるアレンジで、渦巻き型ステッチとか、お花を描くようなステッチなども、キルト自体のデザインというものにしぼっていろいろ試みていくととても楽しそうです。

ダイヤキルトも、絶対このデザインというわけではないので、個性あるデザインによって差別化は図れます。

あとがき

ここで、ダイヤキルトをした巾着袋が終了なのですが、次回は2点程、もともとキルトに似た凹凸感ある加工がされたような生地や、生地の織り方そのものに凹凸感があり、キルトをかける必要もないような厚みがすでにあるという生地で作ってみたいと思います。

それらは、おそらくキルトをかけてしまうと、美しく出ている柄のリズムを損ねる気がして、その並んだ配置の柄の出方の美しさを生地のまま活かせます。

また当ブログ記事でご紹介してまいりますね。

全体の巾着袋製作としては、ラスト数点になりました。

これが1点物の素晴らしいところ、同デザインでもこの巾着袋は手のひらの上でそびえ立つ【1135】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、1点「インテリア収納袋:小」が完成致しました。

1つ前の【1134】では、事前準備と致しまして、表地の裁断パーツにソフト厚芯を重ね、ダイヤキルト5cmと3cmの2種を準備。

今回は、その大きい方の5cmの方を「小」というサイズで製作です。

小とかミニは小さめサイズの部類ではありますが、小でもマチが15cmとかなりの容量でありまして、活用の範囲は広いと思います。

キルトとは言え、中綿ではないソフト厚芯である所も使いやすさのための工夫です。

実際に自分の生活の中でキルト加工の中綿入りの巾着袋をリメイクで製作経験し、感じたのは、厚みの加減がソフト厚芯の方が間違いなく使いやすいお品に出来上がるということです。

作り続けている同じデザインでも違いが見られる面白さ

今回のキルトをかけた表地が、もともとハリコシのあるナイロン生地であるため、キルトによってなおしっかりとしてきました。

<表地:ブロンズ>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。・・・このように手のひらの上でしっかりと立ちました。
<裏地:ベージュxマルチカラー小花柄>ちりめんプリント、ポリエステル/100%、原産国不明(おそらく日本製)。
「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。・・・ころんとして、このブロンズ色が栗みたいです。

同じデザインでも、それぞれこうして、キルトにしたりなど仕様を変えることで、1点物志向を追求できます。

・生地を色違いにする

・違う生地をそれぞれ選ぶ

・表地に加工を加える

この3つの1点物の実現方法がありますが、一番上の色違いはほとんど私はやりません。

その理由は過去のブログでも書きましたが、色違いはその差が表れやすく、生地の時点でまるで商品の差が決まるように感じるからです。

生地の時点で色違いはそれを比べ、最高の選択をして1つだけ作るというのが1点物志向だと思っていますので、一番上は当たりません。

2つ目はよく行うやり方ですが、実はこれも簡単なことではなく、生地のもったいなさとかそんなあたりをデザインのサイズやら、パーツやらでめいっぱい生地を使用できるようなコスパ良い製造をまずは行うことで意味を持たせるということをします。

とは言え、余分なパーツも取り付けることはもちろんありません。

なぜそのパーツが必要なのか→〇〇という理由がありどうしても必要だった、こういったことの積み重ねは、最終的に哲学入りのシンプルで、なるべくしてそうなったデザインになっていくと思います。

3つ目の今回のキルト加工をして表地にしたことというのは、本来裏地として選びがちな生地の活躍の場をさらに広げることや、薄手の生地でも素敵な生地を正面に出したいなどのことを可能にする1つの手段。

そうしますと、生地選びがほぼ無限になります。

巾着袋を求めるお客様の希望にも十分に答えられるものに出来ることへ近づきます。

エレガント要素が高いすずらんループエンドのレア感

この記事では、簡単にお話させていただきますが、YOUTUBE動画内では、すずらんループエンドについて、その穴のサイズの使い分けのお話をさせていただきました。

すずらんループエンドx2種:左-「アイリス」様からの仕入れ品。右-「てぃぐま」様からの仕入れ品。・・・少しデザインが違いますがいずれもふんわりした裾ラインがドレスみたいでエレガントです。
シェイプ型の左は、穴が大きい、ストレート型の右は穴が小さい・・・それぞれ紐の線径に応じて2本同時に入れたり、1本ずつなら5mm程度は左がベスト、などと使い分けをします。どちらもそれぞれ可愛いです♪。

あとがき

今回は、「小」というコンパクトな部類でも大きい方のサイズでした。

マチが15cmあるとはかなりの容量で、いろんな物入れに活用していただけそうです。

もう1つ3cmキルトの方が準備完了しておりまして、「ミニ」というサイズで作って行く予定です。

これのマチは10cm。

市販でよく見るミニサイズなどよりも大きめですので、こちらの「ミニ」もなかなかの容量です。

ただ、「小」との違いも大きく、それぞれのサイズに意味を持たせています。

また近く、3cmダイヤキルトの方の完成をお楽しみにどうぞ。

裏地をどんな生地でチョイスするのか、そんなところも見どころです(^-^)。