巾着袋の最終段階で微妙な中間色に合う紐の色チョイスにこだわった記録【1133】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在インテリア収納袋の小さめサイズを連続製作しております。

その中でもここ数日は、本来は裏地に使うような生地を表地に使用するための一工夫としまして、ダイヤキルトをかけていくという種類のお品を連続しています。

内部構造については、中綿では厚みが増し過ぎて巾着袋としては使いにくいということで、1mm弱という程良いの厚みの「ソフト厚芯」のみをキルトシートの一部として使用することにしています。

ソフト厚芯は、今までは、バッグの取っ手にだけ使用してきましたが、初めて本体にソフト厚芯を入れるという経験となりました。

これはこれで、とても良い機会です。

その良さは、また今後語り継いでいきたい1つの事柄になりました。ソフト厚芯を使用している人というのはおそらくまだ少ないと思います。

フェルト布のような素材でも代替素材にはなりそうですが、芯地としてのソフト厚芯は細かいことを言えば、フェルト布よりももっとハリコシがあると言えます。

立ててみると空中でも一瞬ツンと立つのです。

そんな微妙な違いも中に内蔵して並べて比べてみると分かりやすそうです。

そんな実験をまた別の機会にやってみたいですね。

完成間際で「ちょっと待った!」をかけた紐のカラーのチョイス

キルトが入った表地はハリコシが出て、はっきりしているためアイロンで非常に折り曲げやすいので綺麗に作れます。

もしこれが、元のとろみ生地+接着芯のままだと折り曲げにくかったかと思いますので、キルトにするメリットの1つですね。

<表地:チャコール>ポリエステル/レーヨン混、ポリエステル/60%、レーヨン/40%、日本製。・・・ここに3cmの間隔でバイヤス向きにダイヤキルトをかけました。綺麗にダイヤキルトが出るコツというのは、ボールペンで直線で作図することです。チャコペンよりも正確です。このボールペン使いから、ミリ単位でこの綺麗さが実現できると実感。使用の糸はなじむチャコールグレーのテトロン糸をチョイス。
<裏地:薄グレー>ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。・・・モカ系のグレー色ですので、表地とカラーの相性がとても良いです。
「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。・・・まだひもが入っていない状態ですが、今日はここまでだったのです。その理由は。。。
こうして、黒紐を合わせてみましたが、黒が強すぎることが分かります。せっかくの中間色のチャコールが台無し。よって、焦げ茶を手配中でして、その到着を待ちます。

ここで黒をそのまま使用してしまわないところに、自身のこだわりがあります。

シンプルなデザインの巾着袋は、1つ1つのパーツとか材料の存在が重要になります。

一番に望ましいぴったりなチョイスをするのは自身の裁量となります。

ここも大切な出来上がりの良さの分かれ道であると感じ取り、早く完成させてしまうことよりも、冷静になりひもの色の見直しを図ったのです。

あとがき

この表地の木の実柄を購入の当初は、2020年の末頃でしたが、まさかこれを表地に使うとはとは当時は思いませんでした。

その時は、裏地に使っていくことのみ頭にありましたので、この生地を寝かせた約2年後に、違うひらめきが起こったということになります。

生地はよく記事でも書いていますが、流行とはほぼ無縁と言っても良いと思います。

良い生地、ピンと来た生地があれば、ストックということもその後の保管中の変化で新しい使い方が生まれることもあるようです。

在庫を持つことが悪いことのように考えられる風潮がありますし、私もストック=保管=在庫ということで同じように思っていた面もあります。

しかし、今回のようなこと一部分だけですが、時に新しい価値が生まれることもあるのだなと思った次第です。

経理上、棚卸在庫は、棚卸資産ということで、一応「資産」であるということの、意味の1つでもあることをひょんな分野から認識したようでした。

たとえ小さくても良質なものが良い♪、開けた状態のまま容器みたいに使える外壁がばっちりのハンドメイドミニ巾着袋【1131】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この記事の1つ前の【1130】では、キルトシートとして、ダイヤステッチをほどこした巾着袋のパーツが出来上がっていました。

【1130】の記事内でご紹介した巾着袋の表地の台やキルトの完成場面。

生地だけで使用した裏地の場合と同じようにそのまま表地に使うのではなく、キルト加工をすることにしたのです。

しかしながら、キルトも中綿を挟んでしまうと厚みがあり過ぎて巾着袋としては口が閉まりにくいとか、融通が利かないカチコチしたものになるなどのデメリットが生まれてしまうかと思いました。

ある程度のしなやかさは使い勝手の良さには重要です。厚過ぎもせず、薄過ぎもしないといった素材の実現を目指しました。

そこで、中綿ではなく1mm弱の厚みのフェルトのような「ソフト厚芯」というタイプの芯地を当てることにしました。

結果厚手の生地相当の程好い厚みとなりまして、このたびの製作の段階を迎えるに至りました。

今回は、巾着袋が完成しております。

キルトが施された巾着袋がどんなものに出来上がったのかをお楽しみくださいませ(^-^)。

程好い厚みがグッドなミニサイズの巾着袋

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
<表地:朱色xゴールド花柄>ポリエステル/レーヨン混生地、ポリエステル/90%、レーヨン/10%、日本製。

中に何も入れていなくてもここまでしっかり立っています。もうここでは見えなくなった内部のキルトのソフト厚芯とステッチのコンビの成果です。

<裏地:ブロンズ>:ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。

もし、キルトにしなければ、確実に裏地のブロンズの方が厚みがあるところですが、キルトによって表地が裏地を上回りました。

この関係がやはり安定するバッグに出来上がるかと思います。

このミニ巾着袋の用途

せっかくしっかりと立つので、例えば、携帯用のメイクボックスとしてどうでしょうか。

大げさな物よりもずっとコンパクトです。

巾着ひもを開けた時にしっかりと立つという特徴が、容器の役割を担い、お化粧もスムーズです。

ストレスの面でもくしゃくしゃと沈むよりも気持ちの負担が無いです(^-^)。

あとがき

ここからが、キルト加工の連続製作となっていくかと思います。

本来は、裏地で終わるはずの生地を主役に持ってくる機会がキルトのおかげで得られました。

この方法をご利用いただくと、生地が無限であることが見通されます。

薄手だから裏地であるとか、ブラウスやワンピースであるなどの固定した考え方から解放されますね。

どんなに薄くても厚くなる手段によって可能性が無限に広がることがとても素晴らしい発見でした。

キルトも、今回のようなダイヤ型ではなく、ストライプやバイヤス、ボーダーなどもデザインとしては複数です。

ただ、ダイヤデザインというのは、どこの地点もに均等にステッチがかかっているので、ストライプやボーダーなどよりもすき間がステッチで徹底的に埋められていると思っていただくと良いかと思います。

あとは、キルトのダイヤのサイズですね。

今回は、3cmでしたが、大きくすれば、大きな面積の生地の比率には合い、手間がかかり過ぎずに作れます。

キルトによって夢が広がるハンドメイド製作になりますよう(^-^)。