複数作業の仕事を同時に進捗度を高める一例のご紹介【677】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前経理事務を勤め先で担当していたことがあります。

特に事務作業というのは複数の種類の違う項目を掛け持ちして同時に仕上げて提出ということも多いです。

複数というのはなかなかバランスよく進めることが難しいと思ってしまいますが、今回、そのような焦りとか不安も起こりがちな複数の同時進行のちょっとしたコツを一例としてご紹介です。

何かの本を読んだわけでもない、ただ私の実体験からのご紹介となります。

最初に少しずつ手を付けておくということがとても大きな効果となる

このようにABCと3種のお仕事がある場合を想定。打ち合わせとか、複数の人との絡みがある場面では、それ1本に集中することになりますので、私が担当していたような事務的な作業の多いお仕事の中で、種類の違う3種、自分の裁量でできるお仕事ばかりの場合ということになりますが。。
ピンクのマーカーは、進捗度です。最初にどの作業も少しずつ手を付けておくということ。これが秘訣です。

ほぼ同じ分量にしてしまいましたが、作業の種類によっては、ちょっと多めだったり差があっても良いかと思います。

ただ、少しずつは手を付けておくというところが肝心です。

どこまで手を付けておくのかというのが、その後は、ひたすら繰り返しになるだけの割と単純な作業の連続であると見込めるものだったり、その後との境界線に相応しい位置でいったんやめるのです。

このやめて他の作業に移るというのが人のタイプや性格によっては、1つを完成した後次に移りたい人も多いと思いますので、無理強いはよくないです。

あくまで自分に合えばということになります。

そして、少しずつ手を付けた後です。

少しずつ手を付けた後の進捗状況の例。Aを完成させてしまってBに移っていますが、今度は、そんな感じがスムーズなのかもしれません。時間がかかる部分はすでに手を付けて完了しているので、その後はそれほどあれこれ移っていかずとも、進捗度は増すという考え方です。

こういうやり方のメリットとしては、何も手を付けていないのに時間が迫った時の、焦り、不安が解消され、完了までの見通しが立てられている状態なので、気持ちがゆったりします。

何なら、その後楽しく軽やかにお仕事できるのかもしれません。

少しずつ手を付けておいた後の進み具合というものは結構ぐんと行くかと思いますので、この最初の見通しが立てられるわずかな部分こそがポイントです。

あとがき

今回は、経理部時代に複数のお仕事が重なった時に、どうにかして気持ちがゆったりとして達成できていくかを考えてきたことで採用してきた手法です。

もし、ご参考になることがあればと思います(^-^)。

<経理>クレジットカードをダウンロードした表を使った簡単な普通預金金額残高の照合例【676】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日クレジットカードの引き落とし日が私もありました。

その時に、個人事業主としての私がやることがあります。

今回は、そのご紹介です。

ただ、あまりに広範囲だと結局分かりやすくピンポイントの参考にならないと思っておりまして、この場面はまた別の記事でも違う場所にスポットを当ててご紹介するとして、今回は、今回ならではのポイントを中心のお話させていただきたいと思います。

クレカのダウンロードから始まる作業

まずは、クレジットカードの引落日の確定がされた通知が来た日に、今月分としてダウンロードします。

私の場合、27日に引落の場合で、確定日が遡ること2週間ほど前の13日。

この日に通知が来たらすぐに合計金額の大枠の把握も兼ねて、ダウンロードをしておきます。

私がお世話になっているクレジットカード会社さんは、ダウンロードボタンが無いので、そういう場合は、範囲指定をして、コピーしてエクセルシートに貼り付けるやり方をします。

とても良くできていて、枠がもうすでに入っているので、ほぼそのまま表になっていきます。

クレジットカードをダウンロード(正式にはコピー)して出来上がった明細。ほぼほぼデフォルトです。

そして、実際の引落日に、コピーした表に、少しずつ情報を加えます。

その情報を加える部分というのが、一番右。

確認を兼ねての情報を加える作業なので無駄がありません。

一番右の日付は、計上日付。左の日付のクレカ記載日とのずれも分かりやすいです。

ずれはずれのままでよいのです。事実が分かりやすくなっていれば、わざわざ故意にぴったりに合わせようとしなくてよいです。

それを無理やりしようとすると、クレカの記載は後日になるので、作業が遅れていきます。

そんな苦労をして記憶が薄れた状態で悩むより、スピーディーにいち早く、納品書で計上してしまうのがよいのです。

この引落日に、振替の仕訳をします。

つまり、すでに会計ソフトに入力していた費用発生の仕訳、

消耗品費-未払金、材料仕入-買掛金などの仕訳に対して、未払金、買掛金という〇〇金の取消す作業の仕訳です。

買掛金-普通預金、未払金-普通預金と入力していきます。

すでに、私の場合、引落日を見込んで、元の1回目の計上の時にエビデンスである納品書の下に仕訳メモを書いているので、それを見ながら引落当日の27日に会計ソフトに入力していき、普通預金の残高を事実に近づけていくことになります。

費用計上時にクレカの引落日の仕訳も入力してしまうのはちょっと危険かな、それはやっていません。

ふせんの使い方や収納例

少々もったいないのですが、ふせんとはそういうものなのかも。

クレカで購入の1回目の費用発生の仕訳の時にエビデンスの納品書に、このように付箋を貼っておくのです。

7月中に購入した時の納品書はすべて、1か月後のクレジットが引き落ちる日の8/27をふせんで印します。そうして、8/27に実際の引落日にこのふせんを外しながら、上の写真のエクセルのクレカ表にマーカーを色の塗りつぶしで、「事業用」である証として印します。そして、一番右の、当初の費用発生時の計上日付を入力です。

エクセルのクレカ表の事業分に関して、引落日の仕訳も完了したら、今度は、個人分のレシートとの照合を*印でチェック。

とってあった個人分のレシートを見ながら、変なハッカーに使われていないかなどを調べます。

そして、全部照合出来たら、クレカの事業外費用として、1本の合計の金額の計上を行います。

100,000 事業主貸 <〇月分 事業外費用(総合計)> 100,000 普通預金

と会計ソフトへも入力。

私の場合事業専用にクレカを作らない方針。個人分との合体が逆に、資金繰りとか個人の無駄遣い把握には良いのです。

そして、普通預金の残高確認をしてぴったりだったら、クレカ表を印刷、アウトプットします。

収納箱

こうした表や納品書のエビデンスなどは、日付順に箱へ。

ファイルは穴をあけると重要な部分が穴で塞がれたりして見にくくなるので、綴じずに、箱へ入れるのみ。

いつでも調べたい時に簡単に丸ごと取り出して調べられます。

経理書類保存箱:ダイソー製。・・・なかなかのすぐれもので、分厚いのでたくさん入れることができますし、ひっくり返して、日付の後の方を中心に調べて、底部分が蓋になることもできますので、大変使い勝手の良いいわゆる、リバーシブルボックスです。税込み¥110/個。ダイソーさんのお品は大変良質です、いつもありがとうございます(^-^)。

まだまだお伝えしたいことはきりがありません。

とりあえず、今回はここまでですね。

あとがき

キャッシュレスとは言うものの、じゃあ、1つ1つのエビデンスを見て、よく分かるのかというと、やはり、紙ベースも良い点があるのです。

ただ紙ってとても重くて、随分容量もあります。

この辺りが、じゃあ極端に無しになるかというと、少しは必要で中途半端なキャッシュレスにしかならないのが現状です。

その辺り、今後の私の課題ですが、何より一番は分かりやすいということですので、今後もこの分かりやすさというのを追求したような作業とか工夫を発信してまいりたいと思います。

またお立ち寄りくださいませ(^-^)。

毎日はくような日常の消耗品的シューズのスエードバージョンお手入れ方法ご紹介【675】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジャージスタイルの時に、バレエシューズをコーデするのが私の定番スタイルとなっているみたい。

ジャージスタイルにスニーカーは、よほど遠方へ歩いたりなどの足を保護したい時で、自転車で駅まで。。など少しだけの外出時にはバレエシューズがさっと着脱できて、スムーズだと感じています。

おまけに、リボンがちょんと付いていてキュートです。

ジャージのざっくりさを何かバレエシューズが調和させてくれているかのようです。

ところで、今回、天気が変わる前の大雨の日々の泥の付いた雨の汚れをお手入れしておらず、お手入れしていく様子を私の例としてご紹介。

スエードの場合のお手入れ例

スエードは毛羽がポイントの素材なので、リキッドタイプは基本的に使わないことにしています。

スエード用のリキッドも出ているようですが何となく気が進みませんでして、スプレー式の補色をしています。

では、それも含めて、ご紹介です。

まず、やることは、汗をかいた裸足ではいた靴の中敷きをお湯でしぼったタオルハンカチで拭いて、垢などを除去することです。

床に新聞紙を2枚重ねして、更にフルに広げて横に2セット並べるようなスペースを一応とりました。靴は本スエードのバレエシューズ。手前の点々が特に汚れている雨の泥です。
まずは、中敷きをお湯でしぼったタオルハンカチでふくというもの。これを帰宅後すぐにまめにやっています。今回のリフォームに限らずおすすめしたいですね。常に気持ちが良いものです。
次に、馬毛の柔らかいブラシでとりあえず落とせる部分を易しく除去。
それでも落ちない部分が、上の写真の手前のような泥の部分です。もっと硬いブラシで、削ぎ取るように落とします。

スエードは何度もこするのが良くないとは思いますが、ここは普段使いのはきつぶしていくものということの割り切った気持ちから、結構思い切ってやっちゃいます。

それでも難しい場合は、お湯でしぼった先ほど中敷きをふいたようなタオルハンカチなどで拭きます。

スエードはけば立った素材なので、その点は肝に銘じて、やむを得ない場合のみ湯で拭いたりをしています。

次は仕上げの補色です。コロンブス社のスエード用補色スプレーです。
パワーが強いので、こうして、紙でおおって中敷きに補色剤が付いてしまうのをカバー。
そうして、このようにすっきりとお手入れ完了です。

ステップとしては、

①靴の中敷きをふく

②汚れを落とす

③補色スプレーを塗布

の3ステップです。

お手軽でとても効果のある身近なやり方です。

あとがき

結局は、何のためにお手入れをするのかというのも、長い目で見て持ちがよくて、コスパの良い商品であった結果にするためです。

製造業者も使い手も互いに喜べるかと思います。

使用目的が明らかに大容量で重くなるバッグに使う裏地の選定例【674】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、大きなリュックを作ろうとしています。

その時の裏地にスポットを当ててみます。

大容量のお買いもの用のリュックなので、当然たくさんの物が入り、重さもかなりのものになると影響するのが生地の傷みです。

使っていくのだから、ある程度すれたりなどはするにしても、簡単に破れたりはやはりコスパの悪い質の劣った商品になってしまいます。

表地は頑丈でも裏地っておざなりになりがち。

この裏地こそを丈夫なものに仕立てていこうということを今回工夫します。

それには、まずは、最初の生地のチョイスが物を言います。

ブロードやローンでは厳しそうな場合に選択する裏地生地とは?

表地が綿なので、裏地も綿で行こうとしておりまして、少しお洒落に柄入りにしてみました。

生地名が不明ですが、黒x白xモカグレーで成り立つシックなタータンチェックの先染め生地です。この彩にご注目。とても丈夫な織りであると見ることができます。

端の毛は、耳の部分です。糸の太さとか密集具合がこの部分を見るとある程度分析できます。

糸が太めで密集しています。

全体に肉厚ぎみな目の詰まった生地なのです。

先染めチェックは綾になっていることが多いので、同時に丈夫な物であることが多いです。

ストライプの先染めとも迷いましたが、このチェックに入るモカグレーの素敵さでこちらを選択。

ストライプの方にはモカグレーは入っていませんでした。

こうして、重いものを入れ、かつ大容量入れる時に負荷が裏地にも当然かかってくるので、簡単に破れたりはしないしっかりとした裏地にするためのファーストステップとして、生地の選定が重要であるというお話でした。

あとがき

ここへ、更に織芯の接着芯を貼って、より補強します。

この対策で強度を高める効果を期待。

隠れた部分なので、長い目で見たコスパを狙ったものになります。

コスパの意味って奥深いと思うんです。

言葉の一人歩きで、一瞬の見かけで決まるものなのか。。

そこに疑問があります。

本当に結果、長持ちできるための対策をしているのか、結局はその点につきるかと。

マーケット手法で謳われる小手先の言葉って、いずればれるものではないかと思っています。

とにかく、本当のことをそのまま真実として伝えていくような商品にしていく決意で製作に臨みます(^o^)丿。

ネックレスの長さ4種、粋なジュエリーコーデを作るためのペンダントチェーンへの注目【673】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーの中でペンダントがありますが、ペンダントトップのみに注目はするものの意外とチェーンって見落としがち。

既製品も取って付けたような形だけの極細物だったりすることがとても多いです。

実は、チェーンこそ高額で、とっても影響力のあるアイテムだということをつくづく思います。

そのことから、レンタルジュエリー業者である私としては、チェーンも1アイテムとして別で調達しております。

今回は、ネックレスも含む、チェーンの長さの4種をご紹介しますとともに、使い分けの効果などのお話をさせていただこうかと思います。

ネックレスチェーンの4種の長さとその名前

ネックレス用のWEBトルソー(picturesque作)

主に4種のネックレスの長さがあります。

規格外ももちろんオーダーメイドなどで可能だとは思いますが、一般的な既製品の長さは次の4種の中に納まります。

ネックレスチェーンの主な長さ4種:左上から短い順に、「チョーカー」、「プリンセス」、「マチネ」、「オペラ」という名前が付いています。

では、短い順番い1つ1つご紹介です。この記事ではごく簡単にご説明いたしまして、YOUTUBE動画を最後に貼りますので、そちらもどうぞ(^-^)。

チョーカー:36cm-40cm手前までくらいの首に沿った短い長さ。

個人的に、とても好みなカッコイイ長さだと思います。

視線がいち早くいくような際立つジュエリーになります。

ただ、首の太さが人によってまちまち。

私もどちらかというと頑丈な方の首で、35cmはきついです。

けれど40cm以上は、もうチョーカーの首に沿う良さが変わってしまうので、首のサイズは違えど、やはりめどとしては、40cm手前までという範囲でしょうか。

プリンセス:もっとも基本的な一番数多く出回っている安定した長さかと思います。ジュエリーが本来お出かけ用などの特別であることの象徴のようなトラッドな、ネックレスが一番ゆったりと座るような着け方になります。長さは40cm-45cmあたり。
マチネ:長さは、50cm-60cmの、いわゆるミドル丈といったようなサイズ感です。これくらいから少しレアになってきて、チェーンが数が少ないかなと思います。50cmはまだあるにしても、60cmがぐんと数が減るような気がします。
オペラ:長さは、70cm-80cmあたりのロング丈と呼ばれるような長さです。入手困難気味な長さですね。

長くなれば、地金価格のグラム数にそって、当然高額ですが、ロングの魅力はつきません。

私としては、ロング丈は大変粋(いき)なコーデができると思う長さです。

YOUTUBE内ではその辺りの、好みのお話なども語っておりまして、是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

あとがき

いろいろな長さがあると使い分けも豊富で便利です。

けれども、ビンテージ好きな者が思うこととしてはレア感に価値があります。

そうすると、やはりいち早く入手していきたいのが極端に短いもの、極端に長いものということで、チョーカーとかオペラになります。

けれども重ね付けなどで他のプリンセスやマチネの役割も重要ですね(^-^)。

ハイブランドからファスト系ブランドまでの4種類の分類のバッグの中で私が常に参考にしたいグループは?【672】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先回の読書カテの記事に続いて、同じ、

「ファッショングッズプロフェッショナル事典:ジェーン・シェイファー&スー・サンダース 著/山崎真理子 翻訳」

を引き続き読書中。

今回もこの中から、ブランドバッグの分類について書かれていた点を引用、そして、ハンドメイドバッグを作る私が最も参考にしたい部類をお話させていただきたいと思います。

大きく、4種に分けられるブランドバッグ

「セグメンテーション」という言葉が使われています。

単純には、消費者のニーズは嗜好によって、似たものを集めて複数にグループを分類することです。

今回の4種にブランドバッグを分けられたのもセグメンテーションの結果です。

もしかして、違う著者さんであったら3種だったのかもしれませんが、その点はこの本の意向ということになりますので、それに沿ってお話してまいりますね。

この4種に分けるセグメント化のお話も、大きく見ると、リサーチの一部をしていることになります。

今回リサーチをするにあったっての手法とか見方の事が書かれている部分に登場した内容です。

よく、「ブランドバッグ」と呼ばれるものが有名ブランドの集まりですね。あれが最初に来ます。

マーケットを俯瞰したような見方をした時のバッグは4種。価格でいうと高い順です。

上述のハイブランドのブランドバッグというのが、「ラグジュアリーブランド」、次に「デザイナーブランド」、次に、「ハイストリートブランド」、最後に、「バリューブランド」です。

写真のすみに、それぞれのブランドの種類の代表的なよく知るブランドさんの名前を記しました。

イメージが浮かびやすいですね。

さて、この中の一番最初のハイブランドである、ラグジュアリーのグループの特徴です。

素材のレベルが高い、技術力の高さ、デザインのレベル、威厳の高さ、長持ちである、製造場所や方法、販売方法。

このようなところに特徴があるということです。

最後の方の製造場所の例や製造方法の例、販売方法の例などは具体的ではありませんでしたが分かりやすくは、残りのハイストリートやバリューが東南アジアでの大量生産による低価格で質の劣る商品であることと比べると全く違うということです。

私は、自分で勝手に途中に線を入れましたが、上のラグジュアリーとデザイナーが同じような内容なので、その他の2種とは一線を画すという点で線を引いてみました。

ただ、上の2つも互いに、実は大きくかけ離れたもので、伝統、ネームバリューなどは比べ物にならないほどの差があるんです。

実際にハンドメイドバッグ製作に参考にしたいブランドはどのセグメントのものなのか

ここからは、私のハンドメイドバッグとの絡みのお話になります。

製造者としては、デザインの研究によくマーケットの商品を参考にしてその手法を学んだりすることがあります。

この4種の中で、私は、ラグジュアリーを参考にしています。

例えば、丁寧に縫う、というミシンの技1つとっても、そのレベルが、低いのか、ほどほどなのか、あっと言わせるほどの美しさなのかということでも、ラグジュアリーはダントツです。

どんな作業でもとことんのMAXな程度でラグジュアリーは出来上がってきます。

ハイストリートとかバリューは、大量生産なので、生産コストを下げるために、省略する部分などが出てきて、手間をかけることというのをしていないことが多いです。

このひと手間、ふた手間の積み重なりで出来上がるお品に大きな違いが出るのは当然といえば当然のこと。

技の件だけでなく、アイデアとかデザイン、すべての項目に関して、ラグジュアリーは、ものすごいレベルで作っていると言えます。

ということで、よくよく考えたら、良いお品を目指すために、このラグジュアリーの内容の深みに注目するのは当然だと私は思っています。

そこそこの技術で作られたお品を参考にすることでラグジュアリーらしさのある商品が生まれるかというというと、そんなはずはありません。同じか、もしくはそれ以下だと思うんです。

会社やお店の規模はちっぽけでも、商品自体はレベルの高いものを目指すということは後の発展を夢見ることができるのかなあと考えています。

ということで、私がハンドメイドバッグに参考にしているのは、このラグジュアリーのお品だけということになります。

他の分野のお品を参考に探すことは今までしていません。

ただ、自分が使うということになると、デザイナーブランドもかなりのレベルだと思います。

ビンテージものの中で見つけるバッグは、デザイナーブランドのお品は、とても素敵で、今でも状態良く、丁寧に作られたものである様相がはっきりします。

たとえば、経年でも型崩れが起こっていない様子だったりすることから思うのが、良質な証拠として経年でどの状態でいられるかというのも、レベルを測る良きものさしであるといえるかもしれないということです。

その他、デザイン的な趣向では、ラグジュアリーって意外とシンプルで典型的な形だったりするものが多いです。

そんなあたりも、私のデザインしたい形にしっくりくるというのもあります。

反対に、その年の流行とかトレンドを入れ込むことをコンスタントにしているのが、ハイストリートとかバリューです。

よく、安くて、大きなリボンのついたバッグがどこか今持つとかっこよくないのは、そこにクセが入っているからです。

作られたほんの短い期間は斬新ですが、経年にはそういったトレンドを盛り込み過ぎたデザインは弱い。

その一瞬一瞬だけで販売していって受け入れてもらう手法なので、お品は丈夫でもなかったり、素材が良質でなかったりしてもそこにはコストをかけないという方針だからなのですね。

あとがき

ラグジュアリーブランドというのは、圧倒的にブランディングがありますので、何を作ってもある程度受け入れてもらえるかと思ってしまいますが、そこを良質な最高級の物をと志高く存続している点が注目する部分だと思います。

きっとライバルも多く、そこに手を抜いたら地位が転落してしまう恐怖もあるかと思います。

ある日突然無名の小さなブランドが一世を風靡するなんてことはあり得ません。

けれども、伝統あるブランドだって地道に世代交代しながらも何百年と継続してきた実りがブランディングだと思うので、その地道という部分は、私達のミニサイズの規模のお店も注目するに値する点だと思います。

いろんな試行錯誤、努力、良いものを作ろうとする志などが結局一番大切だと考えます。

<経理>経理事務の現金照合作業、誤差があった場合の原因例【671】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

出来事が起こったホヤホヤのタイムリーな記録となります。

個人事業主は経理作業があります。5日に1度ほど、誤差が出やすい現金の財布の中身の実際と計上した帳簿上の現金の残高を合わせています。

5日に一度ほどのコンスタントさでないと、原因が分かりにくく迷宮入りしてしまうので、このまめさは1つポイントになるかもしれません。

そこまで対策していたにもかかわらず、ここ最近10日間程帳簿上の現金勘定の残高と、実際の事業用の財布の中身の現金に¥360の誤差が生まれていました。

実際の現金の方が¥360不足という状態です。つまり、計上が¥360多いという言い方もできます。

さて、この原因を解決できたので、その原因が何であったかの記録とともに、現金の誤差の原因のパターンの1つとしてご参考になって、いち早い解決にお役立ていただければと思い記録として、この記事を書きます(^-^)。

原因は、会計ソフトへの金額の入力ミス、1シートに複数レシートを貼ったケース

結論から、最初にお伝えしますと、原因は、1つの用紙に細かいレシートを2段に貼って、2本の計上をする際に、金額が、¥580と¥940だったのを、両方とも、¥580となぜか入力していたことです。

この940-580=360という値が誤差と一致していますね。

計上金額が¥360分不足だったために財布よりも計上の方が足りなく、実際は財布が合っていたということです。

そして、会計ソフトに入力の金額の片方を¥940へ修正することで、合致。

10日ぶりに現金照合がぴたりと合いました(^o^)丿。

今回の事からの教訓、「簡単に調整作業をするものではない」

やはり、誤差というのもちゃんとこういった原因が判明すると、必ず何か理由がひそんでいるわけです。

よく、「調整」ということで、一定の期間調べても原因が分からない場合に、誤差として記録して、調整してしまうことがありますが、これは望ましくないですね。

例えば今回の場合に、¥360の調整をしてしまって、現金をぴったりにすることで無理矢理合致させたとしても、結局、原因が帳簿入力の金額ミスなので、帳簿入力が間違ったままになるのです。

これは大変怖いことです。

そう考えると、できるだけその月いっぱいは粘って原因を追究することです。

今回発見したことに効果を発揮した作業は、経理事務としては当たり前に行われることですが、現金の帳簿をダウンロードして、その明細1つ1つと、実際の証憑(エビデンス)を見直したことでした。

この作業の途中で、先ほどの¥940と¥580のところへたどり着きました。帳簿が ¥580,¥580なのに、レシートが¥580、¥940だった数字の並びの違和感で発見されました。

あとがき

やはり現金は誤差が出やすいです。

それは、物品だからですね。

細かい小銭がバラバラと散財し、お札が幾種類かに渡り、アイテム数が非常に多いのが現金。

その反対に、間違いも探しやすいのが、クレジットカード。

万が一、計上時に、今回のように金額を間違えても、引落の時に、もう一度振替の計上をするという2段階の計上を踏むので、その引落の時の金額の不一致で必ず間違いが見つかります。

できるだけ現金を最小限にというのは1つこれも誤差が出にくいポイントです。

それをしていた私でしたが、それでも今回のような誤差が出るものなので、よほど慎重に日々まめにチェックしたりする意識が重要です。

接着芯の地の目の向きを表地に合わせる仕立て【670】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

接着芯もいろいろバラエティーに富んでいますが、バッグのお店picturesqueとしては、織芯を使うことに拘っております。

織芯という言い方が少し違うかな。

ニット芯もちゃんと生地みたいに織られているので、布帛の芯と呼ぶのでしょうか。

不織布と異なるものになります。

不織布は結構使いにくくて、ハリやコシを出すのには柔軟性はあまりないと私は思います。

硬くなりすぎたり、しわが寄りがちだったりした経験から、織芯1本にしぼっています。

そうすると、不織布ではあまり考えなくても良かった織物の向きというのが発生。

今回は、そういった織芯を使う時に、表地と上手くフィットしてより最大限に素晴らしい風合いになるような秘訣として、地の目の向きを表地と同じに裁断するというおすすめをしたいと思います。

芯地も生地みたいな作りである意識

織芯を表地に貼ると、まるで2点の生地をくっつけているようです。

それほどまでに、織芯の存在感というものはあるものです。

こういった長いパーツで、この後、幾重かにくるんで多重にしてミシンステッチでたたくという仕様には特に織芯を貼ると全体がしっかりしたものになり、効果が感じられます。

この写真には、同じ5cm巾であるけれど、表地の裁断方向の地の目が、縦のものと、バイヤス(45度)の向きのものが含まれています。

今回その2つの表地の地の目の違いに芯地も合わせている様子を見ていただきます。

もともと逆彩(ぎゃくあや)の折り目のチノクロスという名前の生地です。右側が縦方向に裁断したパーツ、左側が、バイヤス裁ちしたパーツです。縦方向は、縦向きにストレートのラッピングで使います。バイヤス裁ちは、カーブを描いた部分に使います。
右の縦向きストレートの表地に地の目を合わせて裏地も縦向きストレートに裁断。これを横向きに裁断することさえしていません。あくまでも表地と全く同じ地の目向きの裁断です。
左側のバイヤスの裁断をした表地に対しても、全く同じ45度のバイヤス向きに斜めにカットした芯地を貼りました。織り目でバイヤスだなあと分かりますね。

こうして、地の目を合わせて接着した風合いは綺麗で、自然です。

変なしわが寄らず、びっしりと表地に附随したものになります。

私が織芯を好きな理由は、劇的に生地が使いやすくなったり、迫力が出たりする点です。

今回の作業としてはラッピングをする布としてのパーツなので、ラッピングする時も、織芯であるとパンパンに張ってやりやすいので、結果綺麗にできるというものです。

あとがき

芯地の向きなんて気にすることはないというご意見もあるようですが、私としては、仕立てということを考えると思わずそろえてしまうような当然のことのように今は思っています。

どうなんでしょうね。地の目を合わせたことが後の何年後かに何か影響があるとか、例えば、芯地が浮いてくることが起こりにくいだとか、そんな長い目で見た効果も発見できると良いのですが。。

なんでもお品は、最初の一瞬が決め手になってしまい、長い目で見た効果を見落としがちです。

今回の地の目の向きを影の目立たぬ部分でそろえていること、これがわずかであっても、現時点では、きちんとしたお仕立てをした作業をしたということだけではありますが、後に何かの実りの種をまいたことになればと願います。

ニッチな本読み始めました、バッグは「ファッショングッズ」という分類のファッションアイテムです【669】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグの本というは少ないみたいで、以前にも、1冊カバンの基礎知識の事が載っている本を読んだだけの記憶です。

今回、図書館の蔵書検索で、バッグ類についての学びを得られる本を探しました。

そして、ニッチな分野であるとの本を見つけました。

ファッション分野で、バッグは、「ファッショングッズ」という分類にあたる

ファッションというと洋服のアパレルがやはり一番多い分野みたいです。

アパレルというものの中に、バッグとか靴、小物も附随してくるディスプレイだったりお店の取り扱いだったりする近年ですが、それでも元は、バッグ、帽子、靴、革小物というのが「ファッショングッズ」と分類されているようなんです。

今回読み始めた本は、

「ファッショングッズプロフェッショナル事典:ジェーン・シェイファー&スー・サンダース 著/山崎真理子 翻訳」

です。外国人の方が著者さんです。なかなか、こういったファッショングッズのみに焦点を当てた本はニッチらしく、より興味が湧きました。

私のアウトプットの仕方が、ほんの読み始めたその初日の分をアップするという少し変わった手法です。

全部読み終わってからまとめるのではないのです。

なぜかというのも、その時の学びの細かな部分にスポットを当てることができ、この方が、タイムリーで私もやりやすいです。

そして、読書も全部読むということもしないものもありますので、必要そうな部分だけを読んだり、完全読破ということもそこまで時間がなかったりします。

YOUTUBEの中では、しぼりにしぼって2点のポイントをピックアップ。

1)売れ筋カラーは黒と茶、夏場は、紺、白、ベージュ、黄褐色に注目

2)リサーチからインスピレーションを得ていく方法

この2点を挙げさせていただきました。上の2点はYOUTUBEでお話させていただいていますので、後で貼ります。

当記事では、それ以外のまだまだアウトプットし足りない部分をお伝えしたいと思います。

「贅沢:ぜいたく」というものが何なのかという点です。

このことを深く理解すると、物の価値観がはっきりするのかもしれません。

贅沢とは、非常に限られた人だけが持っている製品を持つことにあるようです。

また、他の人が経験したことが無いことを経験することで、人とは違う、本物に対する消費者の関心の高まりの結果です。

ここで、「本物」という言葉が出ています。

贅沢というものは悪い意味で使われることも多いですが、本来素敵なことなのですね。

人とは違ったり、個性的であるとか、1点物ということで、ビンテージ品や中古品にもその要素が詰まっているとのこと。

古いものだから、綺麗ではない、汚れている、などといったことではないわけで、反対に、価値あるものというとらえ方をしています。

あとがき

この本は、ファッショングッズの関係の仕事に踏み込んでいくまさにそういった人向けに書かれていて、その手法なども紹介されているところが、実直です。

デザイナーとして今後やっていくためのバイブルなどという活用の仕方もあるようで、本当に面白いと思えています。

初日でこれですから、なかなか良い内容です。

おしみなく、例が次々に飛び出して、あまり整理されていないような書き方に特徴がありますが、著者様のそういった熱の現れでしょうかね。

情報をおしみなく提供していくれて、非常に豊富な盛りだくさんといったような感じの内容です。

インテリア映えも意識した薔薇のボストンバッグを収納ボックスとして使うアレンジの仕方例【668】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

昔から薔薇柄がとても好みです。

お部屋のインテリアを薔薇柄中心で配置しています。

個人事業主は事業用の備品や消耗品も自分で決めることができますので、自分好みのインテリア性を兼ねたものを選んでいます。

今回は、レンタルジュエリー事業で使う、ジュエリーケース入れとか、お手入れ用の道具、タオル類、撮影用のマネキントルソーなどを収納する場所が何か混沌としていたのですっきりと綺麗にまとめて整頓するために、大きなボストンバッグを利用する方法を考えました。

テンション上がる好きな柄と好きな凹凸感ある素材の、ゴブラン織りの薔薇柄のボストンバッグ、しかも取っ手などのパーツが本革レザーということに的を絞って探しました。

もともと自分でハンドメイドで作る予定を時間が無くて変更、既製品の購入で見つけた2点のボストンバッグご紹介

もとは、記事の【602】に遡りますが、この時に、ボストンバッグを自分で作っていく決意を表明していました。

それなのに、なかなか自分のものを作る時間などない実態があります。

事業主はひたすら、お客様のための物を作る毎日なものなのです(^_^;)。

よって、自作ということをいったん諦めました。

そして、購入して早くすっきり収納を実現させたかったのです。

今回2種のデザイン、作りの違うボストンバッグをなかなかない中、やっと見つけました。

上下とも、ゴブラン織り、花柄、取っ手などが本革レザーという私の拘りを満たしたお品です。なかなか見つからなかった中やっとの2点でした。

2泊程旅行ができるような容量の大きめであること、ゴブラン織りであること、花柄であること、持ち手などが本革であることとなると、これがなかなか見つかりませんでした。

そんなない中でいろんなサイトを見て、お値段もリーズナブルでというものがこの2点。

上はイタリア製、下は日本製。

少し興味深いのが上下の2点の作り方が全く違うことです。上はトートバッグの延長のデザイン。

下は、典型的なボストンバッグのデザインで、側面が別パーツで分離している点が大きく違います。

そして、上は支柱がわたっていますが、下は無いです。

柄をたっぷりご披露するには、下の方がかっこよく感じますが、もしも、実際に旅行バッグとして使うなら、断然上の支柱のタイプが丈夫です。

支柱のおかげで、バッグの底の縫い代部分からよいしょっと持ち上げていますので生地への負担が軽いです。

下は、ある一定の箇所(取っ手の取り付け部分)に重さの比重がいきますので、場合によっては 破れてくる可能性がリスクとしてあります。

けれど私の使い方はあくまで収納のみ。どちらでも関係ないので、面白く2タイプのデザインであることもインテリア的には面白かったようです。

実際に中に入れている細かな部分の様子は、YOUTUBE動画内でご覧いただけます。

すべてレンタルジュエリー関係の備品を入れています。

あとがき

収納やインテリアもとても好きな私です。

なかなかインテリアも事業としてはアイデアが浮かびませんが、こうして、こういう機会にご紹介してご提案していくことは今後もできます。

よく、自分でいつも思うのが、インテリアではこういったシックなバラ柄などの落ち着いたアイテムが好きなのに、洋服となると、結構崩したカジュアル気味な感じを好むというのが自分でも不思議です。

インテリアで薔薇が好きなのだから、薔薇のワンピースをたくさん着たいかというと、何か洋服だときちんとしすぎていて、落ち付き過ぎていて、テンションが上がらないんです。

ネイティブ柄のワンピースとか、アシンメトリーにカットした洋服などのかっこよさみたいなものを着たいと思っているんです。これがとても自分で不思議ですね。

インテリアとファッションも同じライフスタイルなので、つながっているようで、実は何か自分の中で境界線があるみたいで、そこが今も謎です(^_^;)。