エコバッグの支柱、これまでの3本ステッチは普遍的、最も美しく映る4本ステッチへの改良【688】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

黒生地2種を同時進行で作る、「切餅:きりもち」デザインのエコバッグの製作を始めました。

まだこのたびは完成には至りませんでしたが、1か所大きく以前と改良した点「ステッチの本数の追加」についてご紹介したいと思います。

以前の3本ステッチを1本追加の4本がいかに大きな影響であるかを知ることになりました。

3本ステッチから4本ステッチへ。。支柱の太さとのバランスは4本ステッチの方がしっくりきた

以前の「切餅」は、3本ステッチでした。

3本ステッチの「切餅」:十分丈夫でしたが、支柱幅とステッチ間とのバランスを見直しました。
以前のステッチ:3本は実は難易度はかえって高め。理由は感覚が広いので少しのずれが目立ちやすいからです。

変更後の4本ステッチバージョンをご覧くださいませ、もとの支柱の幅は全く変えていません↓。

4本ステッチの支柱:かなり綺麗になりました。4本ステッチの方が「あっ」と言わせる何かがあります。
2種の生地で同時進行に2点:美しさに加え硬さが出ました。この硬さの方も重要で、丈夫さに繋がります。

ということで、美しさと硬さを高める改良がこのたびの改良の内容となりました。

このたびは、ここまでです。

この後、前後パーツを縫い合わせるなどして、組み立てて完成に近づいていきます。

あとがき

おそらく、次回の<製作>ブログでは、完成をご披露できそうです、2点出来上がります(【691】のブログ記事です)。

黒テイストのシックな雰囲気のバッグを今後年末に向けてこんな感じで製作してまいります。

その中のスタートとして割と短い期間で出来上がるこのたびのような一重仕立ては、2点同時進行も可能。

自身がかなり腑に落ちたデザインの1つの「切餅:きりもち」。

型にはまったものではなく、この縦長デザインを横向きにしたり、サイズを変えたりなどで随分違ったバッグに見えることでしょう。

このデザインは、後に詳しくじっくり学びたいバージョンとしまして「コンテンツ」にまとめダウンロード型で販売も予定しております。

とはいえ、ぱっと見で学び同じように製作していただいても「著作権フリー」のスタイルですのでご利用いただいて結構です。

とにかく、自主製作による「腕」を細かい単位の一人一人が持つことでハンドメイド文化が広がれば良いと、それだけをゴールにしております。

ミシン1台を持ち、コスパ良く自分で縫い物が出来ることの素晴らしさの扉を開けてみませんか(^-^)。

特殊なK18YG「青金:あおきん」用のペンダントチェーン探しの果てに浮かんだアイデア、金銀半分ずつのミックスチェーンで対応【687】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

K18YG(18金イエローゴールドと呼びます)には、実は複数のカラー展開があることがどれほど知られているでしょうか。

さらにK18WGやK18PGの存在はどんな位置付なのか、イエローゴールドの仲間なのか別物なのか。。などが腑に落ちるような謎をこの記事において解き明かしてまいりたいと思います。

自身が学び知ったことを同時にアウトプットしてまいりますので、ご一緒に知識を深めてまいりましょう(^-^)。

青金はレア、ジュエリーとしてはほとんど見つからない中、ペンダントトップの台が青金の場合のチェーン決めのアイデア

なぜそういった色のトーンの違いが生まれるのかというのは、割金(わりがね)に原因があります。

本来金は24金が元。

ただ、24金のみではあれこれ接触や伸び縮みの動きも伴うジュエリーに対しては非常に望ましくないので(柔らかすぎて変形や損傷の原因になりやすい)、丈夫で傷みにくい最も純度をキープしたバランスが18金。

18÷24=0.75で確認。

イタリア製などの18金が「750」という表示であることは、この0.75という数字のことを指しています。

この18という数字が、地金全体の75%を純金の24金で、そして、その残りの25%は他の金属素材を選んで製造するという時の純度率です。

割金部分に使われる金属は最もふさわしいいくつがが選定され、だいたい決まってはいるものの、割合の違いで随分見た目のカラーの細かい違いに表れるところが興味深い所。

銅が多ければ、オレンジ系な18金イエローゴールドが出来上がり、その究極が「ピンクゴールド」の姿にイコールに、途中では、「ブラウンゴールド」などと呼ばれる中間色も見かけます。

その一方で、銀を多く入れ込むとどうなるかとういうと、薄い黄色の「青金」というゴールドになります。

では、青金はK18WGのロジウムメッキがされていないものにイコールなのかと言うと、デパートの催事場のあの店主様の回答では、「K18WGはもっとシルバー色になるような割金で作られるものだ」とのこと。

そのことからは、青金は同もイエローゴールドの中では一番薄い金色である存在と言った位置付けのイメージ。

そういった意味でK18WGは、イエローゴールドの仲間からは外される存在なのかな。。と考えます。

少し黄色みの残るK18WGはそのままでは決して販売されないもので、多くが「ロジウムメッキ」を施工。

そして、白っぽい銀色そものの姿としてイエローゴールドとの完全差別化が実現。

昭和時代の18金の多くは、割金に銅の割合が高かった傾向に対し、ここ近年の令和では割金における銀の割合が高くレモン寄りな黄色い姿となります(リフォームをしていただいています金属会社様から伝授いただきましたことです)。

いくら薄い黄色とは言え、イエローゴールドには違いがありません。

ホワイトゴールドやプラチナと比べるとやはり断然黄色いのです。

多種のイエローゴールドの中で、限りなく銀色寄りなイエローゴールドは「青金:あおきん」と呼ばれます。

なぜ青いと映るほどの黄色が薄まっているのかは、割金に銀がメインに使われるからです。

絵の具の色混ぜをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

黄土色のような絵具に白を混ぜていくと薄い黄色になっていきまして、その白絵の具の分量が「銀」に相当。

その青金で作られた台のペンダントトップに出会い、その後チェーンを探しました。

自身の調べでは、「青金は飾り物などの装飾に主に使われる18金になり、ネックレスなどのおしゃれ用のジュエリーにはほとんど使われない」とのこと。

そんな中見つかったペンダントトップも、確かにバチカンがはっきりしていなかったし、もともとジュエリーではないのかもしれません。

ヴィンテージ物ならではの面白い出会いです。

地金がイエローゴールドなのに白っぽい理由は、銀が多く割金に入る「青金:あおきん」だからです。

チェーン探しは、それはそれは大変なもので数か月思い悩み続けながら、1つの答えが出ました。

金銀ツートンのミックスがどちらでもない感じでかえってなじむのではないか。。

はたしてその予想がうまく当たります。

よくなじんだ、金銀が半分ずつの割合のチェーンがマッチしたのです。

ベネチアンチェーンのK18YGとPT850をねじったデザインのショート丈のチェーン37cm。地金の割合が半分ずつ。

どうでしょう。金でも銀でもない中間的な感じにぼんやり映ります。

青金のチェーンを無理やり極細でも見つかったとしても納得できるものではなかったと思います。

表はダイヤモンドとオレンジサファイア。裏を向けるとよく分かります。とても色がなじみました。

たまたま特徴ある37cmという短さもチェーンとしての希少価値が高かった良き出会い。

ジュエリーは、遠目で見た感じが物を言うので、目に映る姿を想定することの重要さもここで同時に学ぶことができました。

青金自体が見つからなくても、K18YG/PT850コンビのチェーンが解決してくれることがあるというエピソードでした。

青金との出会いをきっかけに目を向け始めたコンビチェーンK18YG/PT850の魅力は現在のジュエリー界のプチ流行になっている様子

このほかにも別のペンダントトップに付けるチェーンを入手。

切子風デザインがかっこいい細口チェーンのヴィンテージチェーン40cm。

このチェーンの場合はゴールドの割合が多い地金の使い方をして組み立てられているので、トップもK18YGの1色で合わせました。↓

ダイヤモンドと透かしのペア―のプチペンダントトップ。ゴールド1色とは違った雰囲気が出ます。

おそらくなのですが、ここ近年の地金の黄色が薄い理由として、割金の材料の入手具合の事情と共に、金と銀を一緒に付ける傾向というのもあるかもしれません。

はっきりと金と銀を使い分けるのではなく、一緒に混じるように展開されたデザインはさらにポテンシャルが高まると言えます。

Q:K18WGは何者なのか、A:K18YGが正体です

「ええっ?」と驚いてしまうかもしれません。

これは、実際にデパートの催事場のジュエリー展での店舗の方との会話です。

PT850/900の銀色とK18WGの銀色は同等のもののように装われ、どちらも銀色だとの認識でしょうが、実はそう映るのもK18WGには「ロジウムメッキ」が施されているからです。

ロジウムメッキはよりシルバーカラーを出してくれるメッキですので、ホワイトゴールドがプラチナに良き勝負を挑んでいるのです。

ただ、あくまでメッキであり、リングのお直しなどの際に火を使ってやっていただいた後の始末にロジウムメッキをしない場合、お直し場所が黄色くなっています。

これがK18WGの正体です。

たまたまそのリフォーム屋様がロジウムメッキをしないで返送いただいたことでありありとその姿を見ることができました。

ただ、そのようなリフォーム屋様とのお取引はそれっきりございませんが。。

あとがき

このように考えますと、生粋のシルバー色はプラチナや銀意外にはないということが分かります。

プラチナマニア様の間では、K18WGはまやかしものだとアンチの方もいらっしゃるほどホワイトゴールドは実は黄色いのでした。

とはいえ、世の中の大半のちゃんとしたジュエリーがホワイトゴールドと謳う以上銀色をしていますし、簡単にロジウムメッキもはがれるものではありません。

このたびは、貴重な「青金」に出会うことによって18金についての地金の深堀りに足を突っ込むことができました。

更なる詳細はやはりプロの金属を扱う会社様がもっと多くの知識をお持ちです。

ヴィンテージジュエリーが古くなるとオレンジと化して、割金の率の高い銅が浮き出る現象はどなたも経験されたことがあるかもしれません。

そして、昭和の品物なのか、もしくはここ最近の品物なのかの判別としては、イエローゴールドの黄色のトーンがオレンジに寄ったものか(昭和)、それともレモン色に寄ったものか(比較的近年のもの)を見れば誰もが可能だということです。

一度、お手持ちのジュエリーのご参考にしてみて下されば。。と思います(^-^)。

黒ベースのハンドメイドバッグ製作でやりたいこと、飾り過ぎている余分をそぎ落とすミニマムさの追求【686】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2021年のハンドメイドバッグ製作は、黒ベース製作です。

2020年から集めてまいりました黒無地・ジャガード・プリントを材料としながら組み合わせたパンチの効いた強いカラーとなります。

このたびは、黒ベースで製作の最中にあたって、どんなことを得ていきたいかということを綴りたいと思います。

流行のお洋服などに対して思ってきたこと、「余計な飾りを入れ過ぎている」ことを徹底的にそぎ落としたい

黒生地:黒にも様々な表面の様子の違いがありますので、カラーを究極に統一することで見えるものがあります。

この先何年もこのお洋服を着ていけるのか。。を考えた時に飽きてしまったり、数年先には手を付けられない古さが表れてしまうことがほとんどです。

そもそも、「流行」というものがベースにあることにこそ疑問を持っています。

ファッション業が「流行」ありきというベースで成り立つものという傾向。

「流行」なくしては、ファッションではないとも言え、反対にずっと同じでは人間の心地の中の「飽き」が次のステップへの気持ちを後押しするのです。

ただ、そのような世界に入る必要があるのかどうかさえ、自分でジャッジしたいものであり、ここ10年以上古着ライフを選択しています。

ハンドメイドバッグもお洋服に附随する小物としてのバッグと同じように流行みたいなものを感じることがあります。

一方で、マイペースに自身のスタイルで製作されている製造者もいらっしゃる様子も。。

超定番とも言えます黒ベースの製作の理由は、まず材料である生地から始めてみるという意味もあり、バッグでは一番多く購入されているであろう黒を選択したということです。

自身が黒コーデが好みであることももちろんありました。

その代わり、裏地には、黒に馴染みながらもコントラストもあるような柄をマッチさせるなどして、まるでお洋服の上下の組み合わせのように考案していきます。

あとがき

「黒特化」のお店というのも訪れたことがありまして、すごく世界観がはっきりしていますが全体的に雰囲気は神秘的。

余計な飾りはそぎ落とすわけですので、ある意味誤魔化しは利きません。

そんな環境の中でじっくりと素直な品物を作ろうとしています。

これも流行なのかクシュクシュとしたタックが寄せてあるバッグのあのタックの意味は何なんだろうと考えることがありました。

あそこにもほこりがたまっていったり、表面の色の差の原因になることがレザーの場合あったりします。

何か特別な秘密が隠されているということであればそれは深みのある品物になるかと。

ただ何となくかわいいのでクシュクシュさせてみただけなら浅い品物だと言えます。

おそらくわざわざ形状を出すということは、何か意味がきっとあるのだと気づく人がいて、実際にその通りであるということが「通じ合う」というものです。

結局は、理由があってそういう作りになっていったのだということのすべての集まりであるバッグを作りたいということになります(^-^)。

今までありがとう、2000m巻のテトロン30番ミシン糸、その最後の役目を終える瞬間を写しました【685】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「共有型のハンドメイドバッグ」という事業活動をしています。

ハンドメイドバッグを作ってきた15年来のノウハウをアウトプットし、ハンドメイド文化なるものが広まっていけるような夢を持っています。

ハンドメイドバッグに使う糸は30番。

テトロン糸とスパン糸を生地別に使い分けます。

白いミシン糸と言っても、真っ白なのか、少しグレーがかっているのか、生成なのか、ピンクがかっているのか、こんな感じで実はバラエティーに富んでいるものです。

反対に純白カラーを使うことの方が実際は少なく、中間的な白の方が使いやすくなじみやすいということが分かってきました。

このたび、最近よく使っていた生成がいよいよ使い切りの時が来まして、その最後の瞬間を動画に映しました。

何でもないことではありますが、1コーン2000m巻の役目を終えた糸に「感謝」の気持ちをこめ、記事を綴りたいと思います。

テトロン糸30番生成、最後の瞬間!コーンから糸が離れた瞬間からしばらくはまだ縫っていける

2000m巻というのは、大きな工業用のタイプの中ではそれほどボリュームあるものではないのかもしれません。

しかし、様々なカラーの中からのチョイスで少しずつ使っているとなかなか最終の使い切りの場面には遭遇しないものです。

このたびは、たくさんのステッチをほどこし、単色使いであったことから、1コーンを終える場面がやってきました。

糸がコーンから離れた瞬間:いよいよ最終場面です。ただ、糸が針穴に近くなるまでの距離はまだ縫えます。

何かとても爽快でした。

この糸は非常に質が良かったです。

主に、大きく3パーツ程に分かれて撚(よ)りがかけられていて、ぎゅっと引っ張っても丈夫です。

テトロン糸は、スパン糸に比べて細いですが丈夫さは勝ります。

切れにくいということで、強靭なのです。

シールで情報が掲載:いろんなメーカー様の30番糸をがありますが、多くが150Dとなっていました。

この「ビニモ」という「クラレ」様の商品、大変良質だと感じています。

メロングリーン色の縦長コーンが特徴です。

あとがき

バッグ1点を製作するには、糸はどのくらいのm数使用するのかということろですが、平均的には、200m程度くらいかなと。

そうしますと、このたびの2000m巻はバッグを10点作っての使い切りのような計算になります。

もともと糸もアパレル用工場のような在庫品を途中から使用させていただいております。

そうすることで豊富にカラー展開を持ち備えるということをしてまいりました。

よって元々フルに2000m巻あるとも限らないのでこうした最後の瞬間はほんのたまに遭遇することがあります。

ステッチによってバッグが縫われ、中に重い物を入れてもその「縫い」が底力となってくれているのです。

簡単に縫った糸がちぎれることはありません。

ましてやバッグでは自身の場合30番を二重縫いで地縫いを固めておりますので非常に頑強です。

糸には常々感謝しております、糸メーカー様、ありがとうございます(^-^)。

バレエシューズをかっこよくはきたい、リボンがほどけた時は段差を付け「わ」を結ぶという意外が成功のカギ【684】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1980年代の後半くらいに初めて目にしたバレエシューズ。

当時購入の「nonno」という雑誌に頻繁に掲載され、花柄ワンピースの足先にちょことんとはくような軽やかな感じがとても魅力で心惹かれました。

雑誌の中で知ったバレエシューズに特に長けていると思われたブランド様が「Fin」。

その後もずっと定番シューズとして存続している様子です。

現在でも、バレエシューズは靴ブランドの中の定番の1つというようなモデルとして存在していますが最初の出始めは自身が見た1980年代だったかと。

実は現在、ヴィンテージ物で、本スエードの黒のバレエシューズをジャージスタイルに合わせて日常的にはいています。

もともとほぼ未使用品であったことでの購入でした。

日常的にはいていく中、ある日プチ事件が起こります。

リボンが気が付いたらほどけていたのです。

このたびは、バレエシューズのリボンの結び方が通常のリボン結びと少し違い、最初に段差を付けた独特の方法でこそスタイリッシュに安定した完成となるその方法をご紹介したいと思います。

ぱっと見だけでは分かりにくい、バレエシューズのリボンの結び方

こうなる前に気づいて今までは直してきたものの、気が付いたらこの状態に。。この機会にやり方を学びました。

適当に自分でやってみたところ、リボンの先が片方に寄ってしまい、失敗。

紐の長さを同じにそろえた結び方ではリボンが正面をしっかり向かないのです。

よって、安定的にリボンが靴に沿うような方法を学びます。

バレエシューズのリボンの結び方は少しクセがありまして、左右対称に考えるところから大きくずれていることこそが整った完成を生むという不思議。

そして、自身ではお手上げの中どなたかのYouTube動画を拝見させていただくことに。。

今までできなかったリボン結びを習得しました、動画主様誠にありがとうございました<m(__)m>。

ショットの写真を今回の私の動画から得ようとしましたが、ボケてしまい難しかったので、後で貼ります自身のYouTube動画内でやり方を見てみてくださいませ。

間違った例が前半にありますが、字幕で間違いと記してありまして、後半が正しいやり方です。

【結び方】・・・具体的には、後で貼りますYouTube動画をご参照のこと

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とりあえず、ここで口頭でご説明しておきます。

短い方をまずは、右へ追いやっておいて、長い方で「わ」を作ります。

その「わ」に通すということは決してせずに、「わ」自体をぐるりとまわして、短い方とでできた別の穴に入れるところが関門となります。

そして、最後に長く飛び出したひもを上でできた「わ」と対象になるよう穴に通して形作り完成。

おおよその2段階の作業と言えます。

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左側が最初の状態。右が今回私がやり方を学んで結んだもの。

引っ張ってきゅっと絞める時は、輪と紐先の対角線状にある位置同士の左上と右下を同時に引っ張るというものです。

ラッピング用のリボンなどは、輪同士を引っ張って絞めることが多いので、ニュアンスが随分違います。

そこが分かりにくい点になるわけですが、こういうやり方なのだとやり方を覚えてしまえば、習得でき次にはもう大丈夫です。

あとがき

バレエシューズは、ジャージスタイルにもゴツゴツ感をやわらげて良いバランスをとってくれます。

気軽に着脱できることもメリットです。

ただ、はきやすいということが、足を傷めやすいということにもつながるようで、長時間この靴で歩く状況は制御することもお勧め。

ウォーキングにはスニーカー(できれば足首を固定するハイカット)が向いています。

玄関先に1足バレエシューズがあると、お客様や宅配便業者様がのご訪問時に玄関先からドアを開ける際にもすぐに着脱できます。

かつて、「つっかけ」とか「ぞうり」が昭和時代にあったと思うのですが、使用範囲は間違いなくバレエシューズの方が大きいと考えます。

その他旅行先に携帯するということもできるボリュームの無さも有効。

このバレエシューズは、製造側の企画面から見ても、「おしゃれ度と機能のバランスがとても良いアイテムである」と言えるのです。

その割に数が少ないことへの疑問があるのです。

このフィードバックが靴メーカー様に伝わりますように(^-^)。

古着の中から未使用品や綺麗な物を選りすぐれば新品と同等、古着ライフ10年以上の者が語る本当の品物の価値【683】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

大切な事柄であるとブログ記事では3度目に引用させていただいた本です↓。

「グリーンファッション入門―サステイナブル社会を形成していくために:田中めぐみ 著」をこのたび読み終えました。

たくさんのサステイナブルへの試みや意識が、この本が書かれた2010年代よりもはるかに加速した昨今。

自身にもできることがたくさんあるということに気づいていきます。

このたびは、古着に対しての抵抗感が大変誤解であると感じていただき、サスティなブルに対しては一番ことが大きく動く細かい単位の一人一人が可能なこととして注目しています、「古着ライフ」の勧めを綴りたいと思います。

新品を製造されている業者様は、「新品を購入してもらわないと成り立ってゆかない」といつまで訴えることができるのでしょうか。

その新品の製造に対してちゃんとその行く末までも考えた企画をされているのでしょうか。

とはいえ、お洋服がとても大切なアイテムであることも同時にお伝えしてまいります。

今後は少ない中から最も自身に合った1点を選ぶような選び方が大切になるのではと予測をし、今ここでスタートしておきたい1点物の見つけ方にご共感いただけると大変嬉しいことでございます。

大きく事が動くのは、消費者の行動にかかっている、一人一人今すぐ踏み出せる一歩、本当に良い物を手に入れる文化の広まりへの期待

ファッションの業界では、製造業者はこれまで、大量の洋服をはじめとする、物品を過剰に作り出してきました。

そうでなければ事業がまわっていかない事業自体の構造の事情も含みます。

そして、結果、現在そういった方式がもう成り立たなくなってきたと言ってよいのかもしれません。

この大きな転換の時期に最小限の量の製造数に大きく調整せねばならないことが望まれます。

そうすると当然、大量ということで成り立ってきた事業は過去のままでは、パンクしていくことに。。

例えば、自ら製造し、供給した洋服を、古着としてまた買い取ることでバッグし、リサイクルの循環を作り、「ループを閉じる」というような、廃棄が伴わないサイクルが出来上がるのが理想だとも説かれます。

自社の製品を責任を持って、その行く末を見届ける、これも1つの良き役割の例だと言えそうです。

そうして、先に、製造側が「サステイナブル」を強く意識した動きをしていくことで、今までのように手あたり次第ごろごろ転がっていたような安価な洋服が、数が少ないことで、高額/良質なお品となってゆきます。

この影響で、購入者側は、あれもこれも購入できないので、渾身の1チョイスを大切に、洋服を少しだけ持ちながら着まわすようになると。

そして、更に必要な場合、新品では高価すぎる場合に、ヴィンテージ物などの古着の出番。

古き良きお品の中から、渾身の1着を有難い価格でゲット。

こんなシナリオを浮かべてみました。

古着に今まで目を向けなかった人も、そういった分野にも目を向けざるを得なくなるということに。。

自身のようなプチ事業者ができることは、今後持つべきお洋服に対する「考え方」のご提案を発信することである

ハンドメイドバッグにしてもレンタルジュエリーにしても事業内容としては、ファッション関係。

今まさに、とても大きな問題と、その転換をせねばならい時期のさなかに自分もひっそりと存在しています。

1消費者でもある自身ができることというのは、古き良きお品の古着をご紹介して、「こんな真新しい古着もあるのだ」とか、「古いお品というのはこのような魅力がある」、「とても作りの良い手間が込められたレベルの高さ」などの発信です。

とはいえ、古着への抵抗がある方もまだまだ大勢いらっしゃいます。

汚れている物を着たくない、質が劣るのではないか、古臭い物を着てプライドがへし折られるなど。。

そのようなことを説得していくことができるのは、そもそも自身が、いつしか古着が新品よりもある意味魅力的な事に気づいたことがまず1つ。

その後、10年以上も古着だけのスタイルで来ているという紛れもない事実から十分な説得力というのは持ち備えていると自負。

ここ最近自身も、洋服の量がミニマムで、クローゼットの中がとても気持ちの良い収納になったことで、気分が上がっています。

余計な量を購入しなくなったのです。

不思議なもので、こんなこと1つで随分大きく気持ちが変わるものです。

インテリが好きであったこともあり、クローゼットがすっきりすると、インテリア映えが、より一層高まったことにも感動します。

少ない洋服を着まわすことの楽しさというのが一方であるので、「少ない=だめなこと」という、固定概念は捨て、逆に素敵なことなんだということ、これにも、事業をしている者自身が発信して説いていくことが可能な見込みを感じます。

あとがき

こうして、見てみると、単純な話が、古着に切り替えるだけで、かなり大きな一歩が踏み出せるということです。

「サステイナブル」がもとめる最終目標というのは、「地球の本来あるべきより良い姿」ということ。

あまりにも身近なことでほんの些細なことかもしれないけれど、一人一人が簡単に始められることが大きな力を生み、大きな成果を生むのではないかと思えて仕方がないのです(^-^)。

当店picturesque(ピクチャレスク)が「本物志向のレンタルジュエリー」を通してお伝えしたいことは何なのか【682】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年7月より新規スタートをしましたレンタルジュエリー事業「本物志向のレンタルジュエリー」がございます。

紆余曲折ありましたが、ずっと今後も継続していきたい事業でございます。

きっかけは、2010年代に思いっきり集めてきたジュエリーの多くを自身が付けるということをしない収集にとどまっていた実態を俯瞰し、お求めの方へレンタルとしてご提供を考えた2020年の開始にあります。

そのままずっと同じ物ではなく、レベルアップのための変遷が随分ありました。

お客様がレンタル中においても、何とかその間のタイミングを見つけ、「差し替え」などもあったのが2021年。

そうして、2022年で、ジュエリーのラインナップが、すべて「高級地金+宝石」という完全特化に完成。

今後もセット数を増やしたりニーズをくみ取っていきたいのですが、こうした活動から何をお伝えしていきたいかということを、このたびは綴りたいと思います。

「装い」が「自分表現」である重要性に気づいている人がまだ少ないことをレンタルジュエリー活動を通してお伝えしたい

高級地金と宝石のコンビの本物ジュエリーを身に付けて、何も感じないことは決してありません。

気が引き締まったり、心地の変化を感じるものです。

そういったジュエリーがお客様の人生において、何らかの良い影響となればと思っております。

高級地金や宝石は「地球活動の証」とも言え、自然の中からの贈り物のような存在としてにありがたく拝受させていただいております。

こういったことは、「商品」というものを越え、「鉱物」の実態や歴史を学ぶことで自身も影響を受けてきたことです。

お洋服に伴って、バッグ・靴・ベルト・ジュエリーも人間に装い纏うもの。

これらを「ただの装飾だから必要ない」という「アンチファッション」のような考え方も、自明に「スタイルの意志表示」です。

「そういった考え方をしている方の装いはこのような服装です」と示されるほど自明のものなのです。

そう考えると非常に装うことの重要性が見えてきます。

「自分表現」というのは、「人生」「生きざま」さえ表すものであると考えると、どれくらい装うことが大切な事かを考えることになるのです。

お手持ちのジュエリーの存在は重々承知、重ね付けやパンチの効いた大ぶりが中心な理由

おそらく、レンタルジュエリーをご利用いただく方は、お手持ちのジュエリーがいくつか存在している状態であることも。。

レンタルジュエリーの意義というのは、一緒に混ぜて使わせていただく時の役割があると思っております。

当「本物志向のレンタルジュエリー」は、「大粒」とか「大ぶり」とか「ロングチェーン」というのがキーワードであり、特に目立つタイプのアイテムを取りそろえております。

普遍的なジュエリーの良さは飽きずに毎日使える日常的なアイテムになれることです。

まずは個人でそろえる際におそらくそれが成されていることと想像します。

そうしますと、同じ類の品物はレンタルには求めないかと。

それよりもお手持ちのジュエリーが活かされるような互いに出番のあるジュエリーになればと特徴を際立たせたラインナップを考えたものになります。

重ね付けも差があることが素敵だったりしますので、希少な見つけにくいロングチェーンの存在、大粒と小粒が素敵にコラボできるために希少な大粒をレンタルでご提供してまいります。

そうした隙間の役割を自身が考えまして、元々自身の好みとの合致で全体的に「大きい」「長い」「広い」というキーワードが盛り込まれているのです。

あとがき

自身にも人生があり、何をしている時が一番幸せかというのが、仕事をしている時、つまりレンタルジュエリー活動をしている時なのです。

人生はお仕事を懸命にしていくスタイルと決めていますので、その熱はこうした活動に表れていきます。

そのように「生きがい」の部分がレンタルをしてくださるお客様に繋がり、一人の人生に潤いをもたらすような影響をお届けできれば。。と思っております。

物質世界における自然から生まれた奇跡的な鉱物の姿が、ジュエリーになって人に香月、人間の心にも通じるような存在になれるのではないかと自身で解いた考え方になります。

特にパワースト―ン的な考え方は無く、どのストーンもフラットに「感じ方」で見ています。

よってダイヤモンドのカラットを競うような、地金の重さありきの考え方はしておりませんが、とりあえず情報としては必要かと1ct以上を数値として提示しまして、重さもすべてのラインナップに提示しています。

数値を見ていただくとなかなかのレベルだと感じていただけるとは思いますが、自身としてはあくまで数値の提示に過ぎません。

すごく曖昧だと言われている言葉ですが、「雰囲気」とか「テイスト」とか「何となく」とか「ぼんやり」などの言葉もとても大切であり、それこそが本当のことを知るカギなのかもしれないのです。

まだまだ話は尽きませんが、お伝えしたいメインは綴ることができました。

どうぞ、「本物志向のレンタルジュエリー」にご注目いただければ大変光栄でございます(^-^)。

あの和風な「切子:きりこ」ネックレスが洋風に、縦長の長方形フォルムをそろえたプラチナジュエリーのエレガントな演出【681】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

かつては自身のジュエリーを収集の時代があり、半端ない量を集めていき、その目的地がある時「お客様」となったのが2020年のこと。

そこから自分のジュエリーは研究のための題材のような役割とし、優れたジュエリーはすべてレンタルジュエリーへ献上。

より一層お仕事をしていく人生を歩み始めたと言えます。

そうしてレンタルジュエリーのスタート当時から数多くのジュエリーの見直しと改良の末、多彩なラインナップをすべて「高級地金+宝石」の本物ジュエリーで並べるところに至りました。

かつては、自身の嗜好が「K18YG」のあの黄色っぽさに惹かれたものでしたが、この事業のおかげと言いますか大きく影響を受けて変化、シルバーカラーを好むように。。

これまでイエローゴールドの割合が占めていましたが、おそらく今後もっとK18WGやプラチナの割合が占めていくようになると思います。

この銀色の地金の魅力はいかにも自然体なさりげなさに好感度があります。

イエローゴールドももちろん華やかですので、継続なのですが、新しく混合使いのバイカラー地金タイプも取り入れています。

現在2024.05.13に、2021.08.01に投稿の写真だけのブログ記事を「手直し」している最中です。

当時は、レンタルジュエリーのラインナップの写真そのままをブログ記事と兼ねている構造でしたが、廃止や改良をするとそのブログ記事が上書きによって消えることになってしまいます。

最初からちゃんとそれを見通せば良かったのですが、過去の廃止のものは、今こうして「手直し」の際にブログ記事に変更しながら過去の記録を残しています。

特徴の3点を1セットにまとめるスタンスは複数のジュエリーで作るミクロの世界のようなもの。

廃止や改良をしてもお手持ちのジュエリーの組み合わせの考案のヒントになることがあれば。。と思っております。

このたびは、これぞプラチナの良さが存分に思い切って花咲いていると言ってもよいようなセットをご紹介したいと思います。

「切子:きりこ」はヴィンテージネックレスの中では人気のアイテムで、直方体に近い1つのパーツの内部に地金がぎっしり詰まり、全体がずっしりと重厚感あふれるのが特徴です。

そして、なんと言ってもその間をつなぐ装飾的な透かしパーツの役割も見逃せません。

この度ご紹介のネックレスは、その透かしパーツの部分が、その後も見ることがなかった素敵な装飾が入る、切子の中でもダントツだと思ったネックレスです。

どうぞお楽しみくださいませ(^-^)。

和風な「切子」が洋風になる時。。レースのようなパーツの存在はエレガントに映るための重要な演出

3点セット:これ以外に変更したことがありません。3点すべてのメインフォルムが縦長の長方形です。
〇ネックレス:PT850素材の切子と透かしのコンビネックレス2連仕立て。長さは40.5cm。

名前が分からないのですが、切子にコンビニくっついてくるしずく型のパーツの存在も重要です。

その間をさらに針金を曲げたような細工の透かしパーツが渡ります。

これがぱっと見の「洋」の印象に重要なキーとなる存在だと思っております。

ヴィンテージ物なのですが、こういった切子のネックレスを見たことがないので、おそらく特注品だと見ています。

〇ブレスレット:K18WGのずっしりと重みのあるあずきチェーン2連。
〇リング:PT900台のグリーントルマリンの大粒スクエアに透かし装飾が美しいるリング。13号。

リングの周りにも透かしがあることでネックレスと関連付きました。

すべてのアイテムの中に縦長の長方形モチーフが配されていますので、集まった時のまとまりがすっきりと成り立ちます。

https://youtu.be/UZR9pg0b__Y

あとがき

月並みながらも、「同じ」ということがいかに素敵なのかという例がこのたびの組み合わせ方です。

その逆もあり、違うことの素敵さももちろんあるかと思うのですが、難易度の高さと理解の難しさです。

発信側の本人以外分かりにくいところがありますので、現在のレンタルジュエリーでも「同じ」ということを基盤にして組み合わせることがほとんどです。

ただ、難解である「違う」ことも引用の仕方1つで、「何となく合う」ということで時々取り入れまして、同じということがなかなか難しいフラワーモチーフなどの場合に使う方法です。

こちらももっと例が増えてまいりましたらメソッドとしてご紹介したいと思いますが、非常に難解であり、今のところ自身も研究中です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」もまだまだ発展していく最中(さなか)にあります。

どうぞ、一度お試しくださいまして楽しんでいただければと思います(^-^)。

バッグのファスナー先端カバーになる別布タブ、生地が横からはみ出さない裏側に隠されたテクニック【679】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作の際に、ファスナー使いの部分には決まってファスナーの先端を別布カバーでまとめています。

このタブの作りは、何度か折りたたみながら丈夫なものになっていくのですが、折りたたんでいく途中で生地が横からはみ出すことがあります。

このはみだしが気になったことを解消すべく、はみ出さない研究をしました。

そこで考え出した「縫い留め」の方法がございまして、こちらをこのたびご紹介したいと思います。

ファスナーの先端タブ意外でも応用が利くような技術になると思います。

ご共感いただけたあかつきには、是非引用してくだされば光栄でございます。

美しく作るために生地をきちんと重ねる意識、追求したファスナーの先端の美しさ

縦に真ん中に向かって両端を折ります。そして、真ん中を橋渡るように、1cm程の幅でミシンの二重ステッチ。

これで次の段階の生地のはみだしが解消されます。

次に、真ん中で横向きに折ります。縫い目が隠れていく様子を注視していただきたい。

この折りさえも、先ほどの縫い留めでやりやすくなっています。

さらに、真ん中へ向かって横向きに上下から折り込みます。先ほどのステッチが完全に真ん中に隠れました。

はみ出した部分はどの部分がはみ出しているのかを分析したことで、ピンポイントの対策をしたことになります。

こうして、ファスナーにかぶせてステッチで固定。横サイドからの生地のはみ出しが解消されてました。
サイドに注目してみるとミルフィーユのようにきれいに重なっています。縫い留めの大きな効果と言えます。

今回のステッチはほどこすのとしないのとでかなり大きな出来栄えの違いが出ました。

美しく仕上げるための「隠れた技(わざ)」のようなもの。

ステッチは結局は内側に隠され目に映るものではないのですが、実は内部にはこうした工夫が隠されているのでした。

あとがき

我流ではありますが、ちょっとしたテクニックなどの効果が出たときにはご紹介してまいりたいと思います。

特に基本的な手法の本などには書いていないようなニッチな部分でも、掘り起こしてみるとまだまだ眠っている工夫があると言えます。

本には掲載し切れないほどのささいで細かい部分もあるからです。

そして、これまでの製作の経験で思うことは、お洋服の仕立ての手法がバッグに活きることもとても多いです。

よって、ハンドメイドバッグを作っている方以外の分野、時には「建築」など、業界の違うところからヒントをいただくこともあるのかもしれません(^-^)。

ペンダント・ブレス・リングを共通の「形」でリンクさせる演出、楕円モチーフを共通にサイズも類似にそろえることで実現したのは「粋」な姿だった【680】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という宝石のレンタルをさせていただいている事業者です。

あらかじめ3点セットが設置されているところが特徴、1セットを1つの装いとした単位をあらかじめご用意するのが私のお仕事です。

誰かに決められたわけでもなかったのですが、レンタルの特徴の強化と自然にそういった組み合わせこそが「生きがい」である自身にぴったりの任務ではないかと始めたことです。

自身がこれらのジュエリーを身に付けて着飾り遊び回ることはありません。

すべて、こうした高級ジュエリーをお客様にご利用いただいております。

このたびは、ダイヤモンドパヴェにあしらわれたペンダントに足並みをそろえるように同じ形の楕円で組み合わせていった3アイテムのコーデをその後の変更の様子も一緒にご覧いただきたいと思います。

2箇所の楕円のリンクのみの過去の組み合わせからの更なる「徹底」への飛躍

3点セット(旧案):1ctのダイヤモンドのペンダントが中心。リングの正面が類似の楕円とサイズ感でリンク。
〇ペンダント:K18YG台の1.03ct。トップは、バチカンを含まず、縦15mmx横11mm、チェーンは60cm。
〇ブレスレット:ペンダントチェーンと同じ種類のツイストのK18YGの2連仕立て。
〇リング:K18YGとK18WGのコンビの透かしのうろこ柄の透かし。透かしの線もチェーンに類似。サイズは13号。

その後、更に楕円のリンクを徹底していきます↓。

3点セット(新案):これで腑に落ちることができました。徹底的に楕円がリンク。すっきりとまとまりました。

すべてサイズ感をそろえたことが功を奏したとも言えるのですが、楕円のサイズに大小付けたタイプも悪くないとペンダントそのものを換えてみます↓。

3点セット(別案):これもありだと思います。むしろ迫力が出ますこととアメジストがブレス内にもあります。

別案の方がおそらく個性的な存在にはなるでしょう。

その他、こんな楕円のフォルムのそろえ方もあるという例はこちら↓。

3点セット(その他の案):ペンダントそのものの枠組みが楕円。すべてのモチーフが楕円。

グリーン色のリンクも翡翠同士のトップとリングとは違い、ブレスはトルマリンです。

違うストーンでも共通の色があれば「リンク」は可能なのです。

あとがき

ジュエリーのコーデにおいて、「同じ」ということを追求して組み合わせていくことがまずはコーデが成功しやすく、出来上がりが「粋:いき」になります。

着回し術があるように、付け回し術もあるかと思いますが、いくつかの共通のアイテムを使用した身に付け方は同じアイテムを使うがゆえに「優劣の差」が生まれてしまい、結局は「一番」が自然に現れてくるものだと考えております。

そんな自身の経験からの1つの考え方として、最高の組み合わせを1セットずつのみご提案したものが、当「本物志向のレンタルジュエリー」の考え方なのです。

「出番がないジュエリー」を「出番があるジュエリー」へといざなうような役割でいたいと思っております(^-^)。