1つしかない貴重なお品を作るために。。。2度目以降の同じ生地のハンドメイドバッグ製作の工夫【1076】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

隙間時間のような時間を使うつもりが夢中になって、結果数時間もかけた生地の整理整頓と組み合わせの様子です。

時々、こうして、生地の残布、未使用などを把握しています。

今回は、主に、一度使用した後の残りで、まだ何か作ることが可能なくらいの量がある生地ばかりのストックです。

一度製作したお品も参考にすることで関係してくるポイントがあります。

2度目以降の同じハンドメイドバッグ用生地の製作の工夫

2度目以降に制作する表地と裏地のコーデが決まったもの

いくつかご紹介したいと思います。

こちらは、今回の中では一度も使用していなかった初めての使用の生地。左側が表地として、右側が裏地として考えている配置で撮影しています。以下も同じになります。・・・華やかな衣装生地コーナーの、がさっとしたラメ生地の表地に、抑え気味のブロンズゴールドがマッチ。明るい柄が安っぽくならないように考えました。
ポリエステルちりめんの左は、カラフルな小花柄。こちらも今回が初めての使用です。意外とこんな感じのちりめんは見つからないものです。古布として購入したものでした。右は、丈夫なタイプの裏地みたいなサテン生地。抑え気味の赤色が大人っぽいです。
上のちりめん小花柄を裏地に使おうというものです。ここでは黒っぽく映りましたが、左はグレー色のジャガードまだら柄。
市松模様が分かりやすい織柄になった左に裏地をべージュで。
似た生地ですが、別物の市松が小さめの生地に、同じ市松のグレーを裏地に。
以前左の花柄は裏地で使用済。今度は主役の表地です。右はユニークな灰みたいな様相のナイロン素材。ジーッと見ているととても面白い生地ですね。黒です。
元はマスク製作用に仲間が手配してくれた生地。麻/100%の無地と柄です。マスクは作りましたが、バッグは初めてになります。
左はちりめんに更にお花柄がある凹凸感を感じられる生地。裏地の右は、タオル地。いずれも黒同士です。
上の黒のタオル地と少し違います。上のパイルと表面のパイルがカットされている点がちがう、シャーリングタオルという生地です。右は、表地使いを一度している残りで、更に二度目に表地で巾着袋を製作。今度は三度目で裏地使いになります。メンズのシャツの雰囲気でかっこいいです。
右はすでに巾着袋を製作済み。今度は裏地になりまして、表地にパープル無地が来ます。凹凸感ある華やかな濃ピンクというか赤紫という色で、右のお花柄の中に少ない面積で近い色が入っていますね。
上の方で出てきたまだら柄のジャガードの色違い。ライムグリーンが爽やかです。右も上で出てきたブロンズゴールド。この生地は撥水加工がしてあるのです。撥水加工がしてある生地ってカジュアルなイメージですけど、エレガント寄りであるところが素敵です。

一番最後のライムグリーンとゴールドの組み合わせは、ヴィンテージ物の某ブランドバッグの素材使いのコンビの参考にさせていただきました。

昔持っていたパーティー用のバッグです。

ゴールドと黄緑の相性の良さに感動した経験からです。

そのブランドバッグと比べて色のトーンはグリーンもゴールドも少し違いますが、難しい黄緑色のコーデの参考になりました(^-^)。

ご紹介しましたこれらは、すでに巾着袋製作用に裁断済です。

今後、早いうちに作って行きたいと思います。

あとがき

1つの生地をいくつか共有する場合でも、同じことの繰り返しを避け、新鮮な気持ちでまた一から作っていくイメージです。

生地も、確かになくなってしまうともう入手困難なので余分に手配しておくこともありますが、長い間ストックしている間に、不思議と気持ちの変化があり、時間の経過とともに最初に発見した時と同じ気持ちでは無いこともあります。

今回のように、裏地だったのを表地にしてみる2度目であったり、1度目の組み合わせのイメージと違った裏地との組み合わせで二度目の表地として再度製作したりすることで、同じ生地でも数度楽しめるというものです。

こういったことは均一に大量製造をすることとは対極にあることです。

そんな1点物志向の醍醐味を是非味わってみて下さいませ(^-^)。

自分用のキルティング巾着袋をチャチャッと作った時に気づいたとても重要な事-販売先は商業利用していく人だ【1072】

まえがき

何でもない日常の中に潜む大切な事。。

そんなことがありました。

季節も変わっていきそうな気配を感じたこの週末に、少し一呼吸おいて、自分用の巾着袋を3点程作りました。

柄は好きなバラ柄のマルチカラー。

その時にあることに気づきます。

それが意外と重要なことだということも。。。

自分使いというのは手間を省きがちなこと、商業用との違いの発見

短い時間での製作であったことで、商業用で作る巾着袋と比べると、このサイドの両割りの縁のロックがむき出し。私の場合は、商業用巾着袋はさらに半分に折って真ん中にステッチで固定して、奥にロック始末を隠しています。

この時に、思ったことが、「まあいいや、自分使いだから」でした。

自分用なのだからひと手間省いたのです。

特に問題はないですし、こういう仕上がりの商品も多いですが、私の場合販売することにはこの状態はあり得ません。

この「まあいいや」ということにはっと気づきました。

自分で作りたいだけの人というのは、簡単で短い時間で作れるファスト的な作り方などのノウハウを求めるのであろうと。

ということから、これまで、苦労を買ってでもするというか、手間をかけることで良いお品を作ってきた私のスタンスが誰に理解してもらえて、誰に共感されるのかということを思うと、「本気で良質な物を作ろうとしている商人」向けであると思いました。

例えば、「サクサク作れる」とか「らくちん製作」などというフレーズとは対極にあるようなコンセプトなのです。

この良質なお品を作ることに関してはぶれるつもりはなく、そうでなければ作らないという考え方をしていますので、今回気づいた何気ない1日のほんのわずかなひと時がとても大切だったと思っています。

あとがき

ここ最近は、自前のワードローブもビンテージのハイブランド物か、ノーブランド(有名ではないブランドという意味です)の注文服の古着かどちらかに絞るまでに至っています。

洋服の拘りと並行するかのように、ハンドメイドバッグ作りも何か核に当たる部分は同じものがあるようです。

現在準備中の作り方やコツのノウハウコンテンツですが、良いタイミングで大事なことを発見したようです。

美しく仕上がるには、三つ折り/四つ折りの幅の限度は7mm程度【1069】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私の場合ですが、裏地無しの袋物のハンドメイド製作の場合、縫い代を三つ折りして始末する手法を採ることがあります。

ロックミシンをわざわざかけずとも、それよりももっと引っ掛かりにくくほつれにくいです。

ただ、野暮ったくならないように気を付けねばならないやり方ですが(^_^;)。

こういった作り方などは、近く、コンテンツ販売をしていきますので、またご紹介したいと思います。

今回は、こういった箇所など、最低限のすっきりした感じに仕上げるためには、細かく三つ折りしたいです。

しかしながら、細かいといっても限度があります。

今回はこの限度のミリ数がどのくらいなのか、細かいと言っても綺麗に仕上がらねばならないわけで、綺麗に仕上げながら最低限度のすっきりとした細かい巾がどのくらいなのかという寸法を見ていきたいと思います。

1.5cmの縫い代の半分の7.5mmが数字的にも覚えやすい

まえがきで書きました一重仕立ての三つ折りは、ある意味まるごとラッピングのタイプですね。

その他、もう少し難しい、縁の縫い代とラッピングテープが分離したタイプがあります。

これを少しご紹介したいと思います。いろんな場所に有効活用できそうです。

バッグの縫い代を共布や別布のテープ状のものでラッピングするという作業は結構高度になりますが、コツもあります。よく考えがちなイメージとしては1cm巾くらいの仕上がりがやりやすいと思いがちですが、実は、これは間違い。1cmだと元のテープの幅は4cmになりますが、カーブの所がしわが多すぎて綺麗にできずに失敗が多く、7mm程度がベストだとバッグ作りに詳しい人から過去に習いました。私としては、いろんな場面に応用できるということで、よくある1.5cmの縫い代の半分という覚え方で、7.5mmを推奨します。

バッグの縁かがりのラッピングは結構高度な技術ですが、コツもあるんです。

意外にこの巾が一番綺麗にできるし、やりやすいのです。

1cmでは失敗します。過去に何度もしわが寄ったり汚く仕上がったりして研究済みですので間違いないと思います。

特に丸底バッグなどのラッピングなどには、布の裁断もバイヤス(45度向き)で行うのがマスト。

これをストレートでやってしまうと、また別の融通の利かなさの問題が発生しますので、ある程度伸び縮みがあり、作業しやすいバイヤスが結果として美しく仕上がっていきます。

ストレートの部分のラッピングはコストがかからないようにストレートで行うのも工夫ですが、ストレートであってもバイヤスの方がラッピングしやすいと感じています。

ただ、出来上がりの汚さはストレート部分に対してならストレート裁ちでそれほど影響しませんので、カーブ部分=バイヤス裁ちとまずは覚えていただくと良いかと思います。

四つ折り観音開きのラッピングが使われるその他のアイテム

上述では、丸底バッグの縫い代ラッピングの例をご紹介しましたが、その他、コートとかジャケットの背のハギの縁っこにラッピングがよくやってあるのを見かけます。

今度洋服をご覧になる場合に一度探してみて下さいね。だいたい7mm程度になっているのがご覧いただけるかと思います。

あとがき

今回の記事の中で特に大切な点は、私が10年以上も前に、人から習ったという点です。

やはり、人から人へその手法やポイントを伝えていくことが、長い年月を経た未来に役立つことの1つの例です。

教えて下さった生地屋さんのオーナーさんには感謝い致します<m(__)m>。

そんなことを受け継いで、今後私も困っている人、美しくバッグを作りたい人へ良きアドバイスが出来たらと思っています(^-^)。

難関を突破したい!、樹脂ハンマーで優しくつぶすデニムの四つ折り同士の縫い付け成功策【1065】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

前回の【1064】の記事では、デニムなどのとても分厚い生地がさらにミシン製作の時に重なって、ミシンで縫い付ける際には難関箇所となる場面でのクリアの仕方の策の1つとして、事前にミシン針で空縫いをして穴をあけておき、2度目に糸付きで縫っていくという策をご紹介しました。

今度はもう1つの策を引き続いてご紹介したいと思います。

前の策よりも段階は踏みませんので、これだけで成功するのであればとてもスムーズな作業になると思います。

金づちよりも優しい感触の樹脂ハンマーを使ってみた

分厚いデニム生地を観音開きの四つ折りで、ジグザグステッチをしました。ステッチというのは、生地をより強固にしますので、何もステッチがかかっていないよりも硬くなっています。
こうして見てみるといかに厚みがあるかが分かりますね。とりあえずは、家庭用ミシンだと厳しく、職業用ミシンベースの作業になりますね。
まずはアイロンで熱を加えることで、柔らかくして曲げて、熱がホットな内に作業してしまいます。
曲げたわの部分の先端付近を優しくこの樹脂ハンマーで8回ほどたたきます。金づちよりも樹脂の移動で重みが加わりやすく、小さい力でも布に対しては効果を発揮します。樹脂ハンマーは紙とか布などの柔らかい素材向けには適しています。
樹脂ハンマーでやさしく8回ほど輪の部分をたたきます。端から端まで均等に。
アイロン+樹脂ハンマーでわの先端がかなりつぶれて厚みが解消されましたね。ここで、ステッチをかけます。
わの部分を縫います。
はい、出来上がりです。糸目も飛ばず、糸も切れませんでした。ちなみに今回の実験の糸はスパンの60番。デニムに対しては細口ですが、可能でした。デニムのオンスは11ozです。それが観音開きの四つ折りになって重なって分厚くなっているベルトパーツです。

あとがき

今回のようなコツやテクニック、意外とありがたいものになります。

せっかく丈夫に作ろうと頑丈にしたのに、逆風として難関の縫いとなることは数多く経験してきました。

それでもあきらめないで、丈夫で良い物を作る精神を持っていただきたい、そんな思いを込めて今回のような内容を今後も発信していきたいと思います。

経年で丈夫で良質である効果が分かると思いますので、長い年月を経ての実感になるのかもしれませんが、後から感じられる作りの良さとか丁寧さは、大量に手を抜いて作られたお品よりはるかに優れたものであることを実証してくれると思います(^-^)。

生地の長期保管に関する注意点と素材別のたたみジワの有無の件【1054】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく記事にも書かせていただいているのですが、ハンドメイド製作において、生地選びは重要であり、その年ならではの一度きりの生地も少なくありません。

よって、どうしても、先を見越して保管しておくということが多くなります。

多くの生地が多品種小ロットなので販売されているのですね。

今回は、前もって調達して保管しておく際に、1年半ほどでたたみじわが付いてしまった例とその素材はどんな種類のものであったか、また対策などをご紹介したいと思います。

引出しにいれているからといってたたみじわが付かないことは決してない

大きな引出しの中に収納していた生地のたたみ線の焼け:真ん中に焼けたような跡がありますね。これがたたみじわの焼けです。原因は日光ということが考えられますが、湿気などもあるかもしれません。とにか空気に触れる綿の畳んだ線がこうなります。

2つの生地は左が綿/100%と右がナイロン/100%。

こういったいわゆる使いやすい生地=折りやすい、跡が付きやすい生地というのは製作はしやすいですね。

ただ、保管時のデメリットがあると言えるのです。

ここでご紹介できるとすれば、たたみじわの箇所に焼けが出来やすい素材は、

・デニム

・帆布

・綿/100%の生地全般

・ナイロン/100%のハードな生地

こんな辺りです。

上の2枚の写真も私としてはちゃんと大きな引出しのようなところに保管していたつもりでしたが、ふんわり畳んでもその上にも載せていくので、積み重ねれば、折り線は付きやすく、保管というのがいかに難しいものだということが分かります。

折り線が付かないような対策とは

すべての生地ではなくても、一部折り線が付きやすい生地はこうして棒に巻いて日光の当たらない場所に立てかけるなどが良いかと思いかす。

棒は生地屋さんに1本その都度もらえればもらう、資材屋さんにも売っていますので、巻いて、折った場所を作らずに保管ということが対策になります。

あとは、早めに使用していくということです。これも大切です。1年越しなどは可能性が高くなりますね。

私の上の写真では、1年半が経過していましたので、都度広げてチェックするとか、とにかくそのままの状態キープも焼けの原因になるかと思います。

あとがき

せっかく大切にキープしようと思ったのにたたみじわに加えて焼けるというのは悲しいことです。

たまたま私の場合綿/100%などは少量しか取り扱っていなかったのですが、それでもこうして、片っ端からそんなことが起こっていくのが実際なのです。

生地ストックを持ち続けることのリスクもここで学ぶこともできました。

生地を大切に保管するということの奥深さも同時にあるわけです。

きちんと畳んで収納ということが結果焼けを招くということなら、棒に巻いて立てかけて置くことの方が結果大切に保管したということになるのです。

あまり、見栄えに拘って、すべてを引出に入れてしまおうと思った結果こうなったとも言えます。

生地それぞれにちゃんと対応した収納の仕方があるということですね。

事業にしていった「ハンドメイドバッグ」と「レンタルジュエリー」について、そのきっかけを振り返る回【1031】

まえがき

こんにちは、picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「ハンドメイドバッグ」と「レンタルジュエリー」を事業としています。

今後も発展できるよう、努めている最中ではあるのですが、一度、事業になる前の始めたきっかけの時期を振り返る回にしてみます。

ハンドメイドバッグは、いつぐらいから作り始めたのか、そのきっかけは何だったのかなどです。

一番こういった点は、興味深い部分ではないでしょうか。

そもそもきっかけは現状の行き詰まりにあった

先にハンドメイドバッグをスタートしたように思っていましたが、今から振り返るとジュエリー集めもほぼ同時期からスタートしていたようです。

ハンドメイドバッグは、前もって事業にしようとしましたが、ジュエリーはただただ集めている時期が続いていて、レンタルスタートはここ最近の2020年のことです。

ハンドメイドバッグは、2010年以前に始めていて、ネットで作ったものをちょこちょこ出品していた記憶です。

ハンドメイドバッグを作ることをスタートしたきっかけは、勤務していた仕事ライフの中で行き詰まりというか、今後もこうして勤務していくことがいずれ行き詰まる予感から、何か1つ「とりえ」のようなものを持ちたいと始めたものです。

現状にはとても失望していました。何か技術を得て、ベテランになっていきたいと強く思ったものです。

というのも、なかなかお仕事でも活躍できず、希望のイメージ通りに技術が身に付けられなくて、とてもとても悔しかったし、そういう仕事に前向きに取り組みたい勢いみたいなことが他の人には異様に映り、あまり良い存在ではいられなくなったというようなことです。

けれど、実際に行動に移した「退職」は、もっともっと後の2017年のことなので、随分年数がかかってしまいました。仕事を辞めて自分でやっていくことは、とてつもなく勇気の必要な事だったのです。

そうして、万全に準備の整ったわけでもない状況なのに、行きどまりにぶち当たるような形で2017年に会社を退職しています。

でも、昔からの夢ではあったわけで、「いずれやればいいや」で今まで来ましたが、そろそろ、その、「いずれ」がついには、年齢が上がり、2017年辺りでは、もう時間が無いかも、今しかないのかも。。。ということになったわけです。

ジュエリーの方は、上述のように、ずっと長い間集めているだけでした。ハンドメイドを始めたころの2010年周辺くらいからたくさん集め出したかと記憶しています。

パワーストーンブームもあって、連に自作したりもしていたものが、2020年開始のレンタルジュエリーの当初はたくさん残っていました。

現在は、そういった自作品はレベルが低すぎて廃止しています。登場する地金が少なくて、ただのパワーストーンをテグスに通しただけなのです。

残った連というのは、高級なあっと思うようなものだけを残し、ほとんど残っていないです。

そして、後で貼りますYOUTUBE動画内ではお話するのを忘れてしまいましたが、実は、経理事務をしてきたきっかけも、後の事業を始めるための「技:わざ」として、経理を学ぶというところからのきっかけでした。

経理の部分では、それこそ、同じ時期ですかね、2010年あたりに、日商簿記の2級を取得しました。

有難いこともあって、この簿記取得と、2014年くらいからの実際の任されたお仕事での役割分担で今の知識に繋がっている部分は大きいです。

例えば、個人事業主であっても、「買掛金、未払金」の消込をして、きちんと正しい残高にしてあることも、この経験が無いと、何らちぐはぐで間違いだらけの科目の充当になっていたかもしれません。

それほど前向きに攻めるような形で決断していった事業主スタートであったわけでもなかったのですが、しかし、何か違和感を感じることは大切で、そこで何とか変わろうとしたことが大きな転機になっているので、自分の引っ掛かりの気持ちとか変化は大切にするべきだと思います。

「相変わらず」というのが安心できて良いような気がしますが、変わるべき時には勇気を出して変わっていかなければいけないということかな。

そうでなければ、今のこのブログを書いている状態すらなかったと言えます。

https://youtu.be/eUoXAPMDP0g

あとがき

ということで、2010年周辺の、前後というのは、今から思うと、遊んでばかりで何も考えていない過去だったと思っていましたが、結構新しいことを始めてきていたようなのです。

ここでまとめると、長く続けていることというのは、今すぐでなくても何かしら将来に別の形で活きることがあるから大切にして続けていくことをお勧めするということです。

続けているということは、自分に合っていたり、楽しかったり、好きな事であるわけで、結局続かなければ何も残らないので、まずは永続だと思います。

なかなか長年かけて培ったものを抜くことは難しいわけで、かなり武器というか強みになるのだと考えます。

ネット上でも活躍の事業名を我が社ならではのものにする秘訣【1007】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよ6月に入りました。

6月を非常に大切な月だと感じている最近です。

上半期と呼ばれる前半が終わろうとしていて、後半への準備だと自分では感じています。

今この時点でやったことの1としまして、自分の事業名の明確化があります。

どんなにプチ規模の小さな事業でも事業には変わりがありません。

そこは自信を持って自分のやってきたこと、今後やっていくことに誇りを持ちたいと思います。

プチ規模だからこそ他事業者様にはないものをうまく全面に出すということをまずはしようということで、事業名のネーミングを徹底しました。

どんなハンドメイドバッグなのか、どんなレンタルジュエリーなのかを分かりやすく事業名に表す表現を考えた記録

私の場合、ハンドメイドバッグとレンタルジュエリーになりますが、前者のハンドメイドバッグは今までは特に何か特徴をタイトルに入れていませんでした。

今回、ここへ、どんなハンドメイドバッグを私はお客様にご提供していくのか。。。ということを徹底的に言葉で表してみるということで、「共有型のハンドメイドバッグ」ということに決めました。

ハンドメイドバッグに「共有」という言葉がセットになっていることが新しく、他の業者様にはなかなかない、私ならではではないかなあと思いました。

この共有という言葉の意味は、今後この下半期でやっていくコンテンツ販売の事を示しているのです。

実は、ここ最近いろいろ細かなことを考えまして、コンテンツ化は、「餅巾着」「テリーヌ」「切餅」「コスメケース3点セット」と4アイテムすべてをやっていこうと決めました。

これらのデザインもここ3年くらいでミニマムにしぼったデザインです。

コンテンツ化をするのは、最初は「餅巾着」だけのつもりでしたが、ノウハウとしては、大きなくくりで言うところの作り方の種類がどれも違います。

コスメケースの3点の中のファンデーションケースとシャドウケースはどちらかというと表袋と裏袋の合体ということでは「餅巾着」と同じ作りであり、ペンシルケースというものは、いずれにも当たらない特殊な作りの部類かと思いまして、この4デザインは、ほぼすべてのバッグの作りにだいたい当てはまってくるものになるかと。

あまり布バッグではされていない手法は、「テリーヌ」のプレート合体型の作りです。

これはほとんどレザーでしか行われないことかもしれませんが、新しいことって邪道から始まると思っていまして、バッグとしてしっかり機能した美しいものであれば、有りなんだという強い気持ちを持っています。

けれども、なかなか私が一人で販売しようとしても受け入れられないようで、その苦戦から生まれた考え方が、「自分所有のデザインや手法を秘蔵することを捨てる」という決断です。

非常に勇気がいることです。人は、自分の腕の中で所有したがります。

これまで培ってきた地道な努力を自ら捨てるとも考えられるからです。

しかし、捨てると言っても何も残らないのではなく、「何かの可能性を残した捨て方というものがあるのだろう」、そう思いました。

考えてみれば、レンタルジュエリーの方も、自分で宝石を楽しんでおでかけに着けていくことをせずに、お客様が楽しむためのコーデをほどこしたジュエリーのセットにして、惜しみなく事業へささげたという点も同じでした。

こういったことから1つ言えるとすれば、「自分から手放していく」ことからがその後の始まりなのかもしれません。「事業とは、本来人のためにすること」であるからです。

そうして、ハンドメイドバッグ→「共有型のハンドメイドバッグ」、レンタルジュエリー→「本物志向のレンタルジュエリー」と〇〇のを付けることで、そのタイトルを見ただけで、特徴が分かるコピーライティングを考えたというようなことを今回したわけです。

あとがき

共有という言葉通り、コンテンツはサポート付きでございまして、私も一緒に作りながらあれこれさらにお伝えできることをご質問などにお答えしていくコンテンツ販売のスタイルです。

これはかなり内容が濃くなるかと思いますし、コスパがかなり良いコンテンツになるかと。

ハンドメイドバッグ製作野1つ1つの作業が無理が無いようにさんざん今まで工夫してきましたので、難しさ=技術ということでは決してないのだということもお伝え出来そうです。

細かい1つ1つの単純作業を丁寧にしていったことの集まりで出来上がっていくだけであるというハンドメイドバッグです。

敷居は決して高くはありません。

レンタルジュエリーは、最初から「〇〇の」を入れていたことで、お客様にもこれまでめぐり会えて来たかと思います。

今回レンタルジュエリーの方もタイトルを考え直してみましたが、このままでOK、これ以外思いつきませんでしたので、続行で良いかと思っています。

同じ内容の事業と言えども、少しずつそれぞれの特徴とか売りがあるかと思いますので、自分でそれを把握することがまず大切。

他社様の真似事ばかりを寄せ集めた事業だと、少なくとも2番手にしかなれないかと。

売りの部分を発見していく意識も重要です。

セキュリティー性は高めたいけれど取り出す時のストレスも失くしたバランスをとった構造のポケット2種【998】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去にいろいろハンドメイドバッグの機能を高め、いくつか名前を付けてきました。

そして、その後類似品をやめていくなどのミニマム化によって廃版になった1つのリュックがあります。

それを実はここ1年くらいの間毎日使わせていただいてきました。

ここ1年程毎日使う中で、内側の2種のポケットの機能の使い勝手を実際に感じています。

今回は、ポケットの使い方にスポットを当てたお話になります。

使い勝手をとことん追求してここへ行き着いたポケット2種

「おにぎり」:過去製作のデザインです。廃版にはしましたが、機能等は今後にも活かされています。

リュックなので、柄なども活かしたいこともあり、ポケットを付ける場所をなかなかとれなかったことで、内側に2個ということにしたデザインです。

もしかして、外側に乗り物の切符やカードが入る場所があると良いかもしれませんね。

まず片面には、フラップポケットが付いています。
もっと過去の製作では、このフラップ自体にもマジックテープを付けてセキュリティー性を高めるということをしてみましたが、あまりにガチガチに閉める機能をつけすぎると、開ける時にストレスでした。そこから、バランスをとって、フラップのみということにしたものです。フラップがあるだけでも何も無いよりもポケットの入り口が隠れることで、セキュリティー性はあるということになります。

実際の使用場面では、肩に中途半端にぶらさげながらものポケットからキーを片手で取り出すことになりました。

私の場合このフラップポケットに、家の鍵と自転車のカギを入れています。

カギに対しては大きなポケットですが、切符やプリペイドカードを入れたりもよいです。

マジックテープを取り付けると、片手で出し入れが難しくなるので、ストレスです。

その心地の面を解消してここへ行きつきました。

これが正解でした。

実際にとても使いやすいです。

そして、もう片側のポケットです↓。

玉縁風ポケット。隠しポケットの場合は、ファスナーを付けるデザインもあるのですが、これもマジックテープと同様ファスナーを片手で開けることがスムーズではありません。そのストレスを解消したファスナー無しの隠しポケットになります。

隠しという言葉あるにもかかわらずあまり隠れていませんね(^_^;)。

ここへは、レジ袋を2枚折りたたんで入れています。

常にこのバッグへ入れていますので、外出時にいつでも急に必要な時にここから取り出せます。

急に買い物をすることになる場面も多いですよね。

それほど計画的なライフスタイルでなくても、このポケットへ常時何かを入れて置くという使い方ができます。

ポケットが2個内側にあることで、その目的で使い方を分けることができるというものです。

あとがき

今回自分使いの廃版の「おにぎり」は、その内側のポケット機能は、型紙を全く同じくして、

「餅巾着」へ引き継がれています。

過去に廃版になったデザインもそれはそれで、段階としては意味があったと思います。

こうして自分が実際に使った感触もその後のジャッジに反映させていって、使われる人の「心のニーズ」に答えていくように近づきたいと思っています。

かごのように一時的なまとめケースみたいに使うメッシュのミニミニトートバッグ【973】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回新しいはぎれの型紙を使っての製作です。

生地は、以前にリュックを作ったものと全く同じコンビ。

「餅巾着」というリュックを以前に製作しました。表地にメッシュ生地を使いました。
裏地には、このようなバラ柄を使用しました。

このようなリュックに使った余りが出ていましたので、今回の製作に至りました。

結構生地が余ったということには理由があり、もともと、あるデザインに生地を当てはめていくという製作の仕方は結構はぎれができやすいというお話をさせていただきました。

今回そういう中でも特に多めに余ったのが他と調達の仕方が少し違い、生地がこれだけあるというその分量で調達したからなのです。

表地も裏地もそうで、表地のメッシュはパンプスなどのハードな箇所に使われる素材で、その余りのような生地でした。

自分で分量を決めていない分そのままの調達であることから、使う分が含まれた多い分量を入手したことになります。

その結果はぎれが特に多く余るわけです。

裏地の薔薇も、昔の残りの分がこれだけ余っているというそのざっくりした分量をそのままなので、結果たくさん余ったということになります。

そこから考えることは、生地と型紙の関係です。

生地も自分でほしい分量を指定出来て、なおかつ生地の分量に合わせて型紙を製作する作り方がはぎれが一番出ない方法のようです。

その逆がはぎれが多く出るという結果になります。

始めて出来上がったミニミニトートバッグの使い道を考える

こんな感じで片手で底を持つような小さなトートです。入口にマジックテープを取り付けてあります。
<サイズ>縦12cmx横12/20cmxマチ10cm。
<表地:紺orグレー>グラデーションストライプチュール、ナイロン/100%、日本製。
<裏地:ピンクxグレー薔薇柄>生地名不明(オックスフォード織)、綿/100%、原産国不明。

今回は、メッシュ生地がパンパンであることが特徴で、ハリがとってもありますので、しっかりしたバスケットのような役割が果たせます。

それを活かすと、メイクをお泊り先の洗面所などに持って行ってこのバッグの中を容器みたいに使って外側へこぼれないように使う一時的な使い方もできそうです。

あとは、インテリアでお花のアレンジの飾りとか、小物入れにも。

靴下、ハンカチ、マスクなどの細かい物をクローゼットへ入れる時の更なるケースとして使えるかもしれません。

ミニミニではありますが、ランチバッグとして小さめの容器として、また、おにぎりなら入ります。

何しろマチが10cmあるので小さくても用途は見つけていくことが可能かもしれません。

中に入れるものが1アイテムと決まっていて、大切に保管したいためのカバーを兼ねたものであれば、マチ無しもあえて良い場合があるかもしれませんが、大抵の場合マチがあった方が多目的に使いやすいのではないかなあと思います。

あとがき

今回の生地は、まだ、もう1つ分同じ物を製作する用意がしてあります。

ただ、1点物志向ということで、裏地は変わります。

また、その違いも後日お見せしたいと思います。

そして、この取っ手が巾着ひもに変わった巾着袋バージョンもありまして、元は同じ本体の型紙から、今回のデザインともう1つ巾着袋もあります。

さすがに巾着袋はぎゅっと絞るので、このごわついたメッシュは向いていませんが他の素材でご用意しておりまして、裁断済ですので、後日こちらもご紹介していきます。

それでも、たいして違いの無い型紙ではあまり意味がないので、変化のある違ったデザインが楽しいですね。

そんな感じで工夫しています。

一人の人間の趣味嗜好は他人が分かるような単純なものじゃない、「ペルソナ」について今思うこと【952】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私事ではありますが。。。

バッグはブランドバッグがやはり好きです。

その私がハンドメイドバッグを布で作ってきた。

その私がインテリアとして持つケースや小物入れに薔薇柄をたくさん取り入れている。

こんな事実から、よくマーケティングで解説される「ペルソナ」なるものが単純に分かるものではないということを私の今の率直な思いとしてお伝えしたいと思います。

自分でも不思議なのですが、ブランドバッグが好きだから、お部屋内のインテリアにもブランド物のロゴの入った小物を置くかと言ったらそうではないのです。

一方で、シックな、薔薇柄の世界観がとても好きで、そこはなかなかブランドバッグと結びつきにくい点です。

けれどもいずれにしてもかなりの拘りなので、その拘りが寄せ集まった1人の人間ということになります。

「ペルソナ」は解説としてはよく語られていますが、実際にどこまで当たっているのでしょうか。

私のこのようなことまで本当に見抜けているのでしょうか。

そんな反旗を翻す気持ちがあります。

とりあえず自分のことから。。。自分がどんな趣味嗜好なのかを実際の行動から「ペルソナ」提示してみます

少し前なのですが、こんなティッシュケースを購入。

駅の構内の催事場でひときわ輝きを放っていた柄のティッシュケース。即決でした(^-^)。

ちょうど、ティッシュケースが無いので、ゆっくりではありますが探していました。

黒ベースにピンクの花柄が映えているこの素材は、私の洋服の黒コーデに合うようでした。

ティッシュケースは小物ではありますが、シーンを想像してみると、バッグから取り出した時に、そのティッシュケースを持つ姿という一瞬のショットは、黒コーデの洋服にマッチするもの。

ちぐはぐな柄よりも、洋服にもマッチする小物を持つことで、自分自身も心地良いのです。

すでに、それっぽいサイズのブランドの片開きのポーチは持っていましたが、ティッシュにはサイズが少し大きかったので、使っていませんでした。

けれど、そのブランドも同じ花柄ではあるのです。

このことから、ロゴの付いていないハンドメイド品のティッシュケースがブランド品に勝った瞬間でした。

気の利いたサイズや心を打つ柄がブランドロゴに勝利したのです。

なぜ、購入に至ったかは、お品そのものだけではないのかもしれません。

購入した環境も大いにあったかと思います。

駅の構内というのは、通りすがりで、次の機会というのが読みにくいものです。

今購入しないと機会がないかもしれない。。。そんな心理もあってか、購買意欲がいつでも購入できる環境よりも倍増。

ここから言えることは、その一瞬の出会いを貴重に思う者という「ペルソナ」でもあるのかもしれません。

そうしますと、駅の構内の催事場だけでなく、類似のハンドメイドマーケットとか、旅先など、その時でないと二度と機会がないかもしれないような状況での出会いというのが、購入を後押ししたのかもしれません。

ブランドバッグを持つ者でも、実は、お部屋のインテリアはこの購入したティッシュケースのような雰囲気の花柄であふれているのです。

そうすると、バッグや洋服はブランド品なのだけれど、インテリア内の世界観は薔薇柄で敷き詰められたものという複数の趣味嗜好が混在したタイプです。

この2つの趣味嗜好が同じ人間であることが、マーケティングをする人に読み取れるでしょうか。

ほんの一人の例でこうした複雑さがあるので、多くの人がこういった複雑な趣味嗜好を持っていると予想できるのではないかと私は思います。

あとがき

事業をしていながら、何なのですが、今回のような自分の例からも考えると、ハンドメイドバッグがピンポイントで受け入れられることの難しさを痛感します。

今後、もしかしたら、バッグというアイテム自体、ある括りにとらわれているのではないかという考え方も重要だと思っています。

私の例のように、「バッグはブランドが好きだけれど、インテリア小物は凹凸感ある薔薇のジャガードなどで集めている」という人の場合、私が作るフクレジャガードなどのリュックとかバッグはてんで的が外れていることになります。

同じ素材をバッグでなくインテリア小物として作るとか、少し目的をずらした感じでトライしてみるというのもやってみる価値はありそうです。