まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、2019年に購入の生地が眠っておりまして、やっと起きていただく時がまいりました。
ちりめんの華やかな小花柄で巾着袋をお作りしました。
ちりめん素材と巾着袋はもともと和風の分野で着物や浴衣に添える小さな手提げ袋の役割のイメージもありました。
ちりめんの小花柄はとても種類が多いのですが、いろいろ見た中ピンとくる柄はほとんどありませんでした。
なぜなんだろう。。。
おそらく、洋の要素を私が求めているからなんだと思いました。
いかにも和風な着物風に斜めに柄が流れるような生地だと固定観念なのか真新しい感じがしなかったのです(^_^;)。
柄の向きを2つの面で互い違いにしてしまったミスからの決断とは。。。
表地には、こういった柄を使いました。
まえがきの中でお話の洋の要素がある和というポイントにマッチした柄だと思いました。
見たときの多くの他の柄はすべて斜めに着物風な波が入っていて、あれこそが和風なのですが、多すぎてレア感がありませんでした。
1つだけ選ぶとしたら。。。ということになるとこれがダントツだったのです。
生地購入は2019年11月。
そこから3年ほど経過しています。
大きくたたんで生地ストック用の引き出しへふんわり収納して保管してきたこの3年。
いよいよ出番がやってきたのです。
意外に難しいのが裏地選びです。
当初、裏地はパープルの予定でしたが、今回あるミスをしてしまうことで、裁断後の裏地は、別のものに使用することに。
そのミスというのが、柄の向きの間違いです。
今一度、オレンジの小花柄の柄の細かい部分をご覧くださいませ。
気づいたのが、「小」という巾着袋のサイズでの裁断の後でした。
10分ほど悩み、それほど目立つものでもないかなあと思ったりもしましたが、間違ったままの続行は取りやめ。
「ミニ」というサイズでの裁断を正しい向きでやり直したのです。
ここで作ってしまうと、せっかく作るその後の作業の丁寧さとかじっくりと縫い込むその価値がこの柄の向きのミスですべて台無しになると思いました。
もうマチの部分が削られて、同じサイズは無理で、もっと小さいミニになったのが事の経緯でした(^_^;)。
巾着ひもはなじむ同じオレンジ色の江戸打ち紐3-4mm程度。ループエンドはゴールドカラーのスズラン型です。
撮影用に、中には、新聞紙(しんぶんし:印刷あり)をまるめてそれを新聞紙(しんぶんがみ:印刷無し)で包んだ小さめあんこが1つ入っています。
実際にこうして物を入れると、こんもりとしてかわいい巾着袋です。
写真だとサイズ感が分かりづらいですが、小というタイプは、もうひとまわり大きいのです。
サイズの違いを小さめ同士で比べてみると、
・「小」・・・縦22cmx横19/34cmxマチ15cm
・「ミニ」・・・縦17cmx横19/26cmxマチ10cm・・・今回製作の方はこちら
共通する部分がありますね。
横の底辺の長さです。同じ19cmというのが、底面の横の長さにあたります。
けれども、マチが5cmも違うこと、縦と横ともに5cm以上寸法の違いがあり、見た目も結構違うと分かるのです。
ただ、このミニサイズも、ミニとはいっても結構な容量であることで、後の使うシーンでの価値を容量にも感じていただけると思います。
このサイズの違いによって入れ物としての目的も少し違ってくるかもしれませんし、趣味嗜好の違いにも当てはまりやすくなるかもしれません。
作り手の私の方から言えるのは、小では無理な生地の分量でもミニなら可能である場合が多々ありました。
そうしたことで、このミニサイズを設けたという経緯があります。
あとがき
今回の裁断の向きのミスによって、変な風に生地が余りました。
ミスがもったいない結果を招いてしまいました。
本来、めいっぱい生地を有効に使ったサイズに決めていくスタンスのこのインテリア企画ですが、ちょっとずれてしまいましたね。
本当は、小を作ることが出来ればよかったので、柄の向きの間違いの重要さをここで実感します。
ただ、このミニサイズの出来栄えは良好です。
かわいくコロンと座るインテリアできらりと光る質の良い巾着袋になれますよう(^-^)。