まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
リングの台の部分に関する刻印の中では、K18YG、K18WG、K18PG、PT900があります。
同じシルバーカラーの地金であってもK18WGとPT900では、PT900の方が柔らかめ。
リングの丸が変形しやすいのもプラチナリングの方です。
ましてや、プラチナ製の透かしリングともなれば、柄の部分の細い線が折れることも多々あります。
これは、指が頻繁に動作する身体の一部であることも相まって、リングは傷みやすいジュエリーアイテムだと言えます。
だからこそ薄っぺらなリングではせっかく地金を使っていても破損のリスクが出来てしまうのです。
そうすると、丈夫な方のホワイトゴールド台の地金のリングを選ぶのは正解です。
ただ、PT900代のリングはK18WGに比べて白っぽさが非常に神秘的でもあります。
この良さは撮影したその姿にも現れますので、ホワイトゴールドとプラチナは異質なものだということになります。
このたびは、プラチナの台が使われたPT900リングをご紹介しながら、その白っぽいシルバー色の台とカラーストーンの相性、そして、K18YG台とカラーストーンの相性を比較します。
そして、地金とストーンの組み合わせが法則があるほどの決まっているものなのか、そうではなく、いろんな条件によって相性が都度変わるのかを見ていきたいと思います。
PT900リングに相性が良いストーンは寒色系(だと私は思います)
それぞれ、ブルートパーズ、アメジスト、サファイアかトルマリン。
ピンクの石がよく判断が迷われ不明になっているようで、サファイアかトルマリンかの判断がぱっと見分からないことが多いようです。
カラーから見るだけでは可能性がいろいろあるからだと思います。
このリングのストーン部分は小さく控えめの三つ花。
マルチカラーがかわいいですが、全体の迫力の見直しにより、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップには結果的には並びませんでした。
ただ、この際かわいいリングですので、地金とカラーストーンのコンビの例として取り上げました。
台の溝もアクセントになっている、相当にしっかり感がある台ですので、個人コレクションとしては出番の多い柔軟なデザインだと思います。
ここに使われているストーンはブルー、パープル、ピンクの青味カラーです。
パープルやピンクは赤みの方へも入ることもでき、どっちつかずのような色ですが、3粒の内1粒オレンジ寄りのピンクで暖色だとしても、その他2粒が青味であることで全体が寒色系に寄ります。
3分の2という割合の影響力です。
ぱっと見、このリングは寒色系の素敵さが目に映るリングだと思ったのですが。。
この後のいろんなマルチカラーのリングを見て、それほど「決まりや法則」があるわけではないようだと思えてくると思います。
シルバー色の台=寒色系、ゴールド色の台=暖色系とだけでは分け切れない、実際のリングの存在を次に見てみます。
ヴィンテージ感、ストーンが際立つ効果など時々で地金による効果が変わる発見
こちらも1粒のサイズはこの最初の写真のPT900代のリングと同じくらいです。
程よく赤みや青味のストーン(すべてサファイア)が混じり違和感はないですがどのような印象でしょうか。
台がイエローゴールドであることによって、「昔の物=ヴィンテージ感」が増しています。
これはこれでこの台のゴールドがヴィンテージリングだということ伝えてくれているようなのです。
これはあくまで私の感想ですが、もし台がイエローゴールドならもっとぴったりなのに。。
と思ったのが第一印象。
ただ、ゴールドだとフラワーが小さめなので馴染み過ぎ、台にお花が埋もれてしまうから、お花の引き立て役になるようにホワイトゴールドを使ったとも見ることができるのです。
本当のことは分かりません、製造者様のみが知る「真意」なのです。
その都度の事情により判断されて組み合わされているのだという見方も捨てきれません。
地金とストーンには様々な組み合わせ方があることを実際のリングが物語ってくれました。
あとがき
結局結論は出ていないこのたびのテーマでした。
どう思われるでしょうか、地金とストーンの相性。
ルビーやサファイアのブルー色は平均的にイエローゴールドにもホワイトゴールドやプラチナにも使われているようですが、それでも私はシルバーカラーの方がいずれも合うと思っております。
こんな風にジュエリーを眺めながらあれこれ思うというのも気にかけている証拠です。
もし、一からオーダーメイドでリングを作ってもらうとすれば、必ずジャッジをゆだねられることだと思います。
その時にこうと決めた「自分なりの引出し」があると自分の意見を持つことができますね。
それと最後にお伝えしたいのは、ジュエリーも指輪だけをはめるというよりも、ブレスやネックレスと一緒に同時付けをすると思います。
よって、その他のジュエリーアイテムがどんなものと合わせていくのかも重要で、オーダーの際には、手持ちのジュエリーを持参するというくらいの「気合いと熱量」があることが渾身のジュエリーを手にするちゃんとした「理由」になるのです(^-^)。