まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
琥珀(こはく)のコニャックカラーと呼ばれるオレンジが非常に美しいです。
このブレスに関しては、購入時にコハクかコパルか不明との情報をいただきました。
カットが多面カットの粗めでいびつなところがとても美しいです。
これらの琥珀に合う、ヴィンテージ感たっぷりの透かし台のK18YGが美しいリングをご紹介したいと思います。
コハクとコパルの違いなど簡単には分からないが、定義がしっかりある
琥珀(こはく)は厳密には、コハクとコパルがあるのです。
コハクの方は「完全に化石化」されたもの。
コパルの方は「半化石化」の状態のもの。
半化石化は化石化が完全なコハクより弱いということなのです。
ただ、コパルにしても、年月は数百年-数千年の天然樹脂というものなので、はるか昔の素材であるわけです(コハクはうんと昔になります)。
そうしますと、コパルでも相当貴重な素材になります。
コハクは、火に燃やすことができてしまうので、当然コパルもですが、火には近づけてはいけません。
鍋料理、焼き肉料理などのお食事に琥珀ジュエリーは控えることをおすすめします。
コハクもコパルも一般的に琥珀(こはく)と呼んでしまっていることが多いようです。
今回のお品も果たしてどちらなのか不明とのことです。
中に木の葉の軸なのか木の幹のかけらなのか、何かが入っています。
琥珀のリングが18金の台に乗ったものがそもそも希少です。
琥珀は削ること自体リスクが大きく割れやすいので、加工が難しいとされている素材です。
だからこそ、それでも作られたこのリングが貴重なのです。
試行錯誤の末行き着いた組み合わせがございます↓。
もうすでにこの時点で、琥珀は樹脂という実態を忘れています。
鉱物であるストーンと同じに考えて宝石のラインナップに当たり前のように並んでいることに改めて驚きます。
鼈甲も同様ですが、やや市井的目線からは、琥珀の方が少し人気が高いように思えます。
あとがき
上述のように、琥珀(こはく)や鼈甲(べっこう)は天然樹脂であり、天然石とは違った分野の素材ということでした。
同様に、海の産物である「シェル」や「珊瑚」や「真珠」も宝石の仲間としてこれまで括られてきました。
海、山、川などの自然の中の産物であるという括りでは一まとめになっているのです。
琥珀や鼈甲も近年はもう素材が見つからないとのことで貴重な存在です。
昔の品物がごろごろと箪笥の中に昭和時代の品物として眠っているかと思います。
「ひいおばあちゃんのネックレス」などとということをテーマにすると、随分実家の箪笥の奥に琥珀が眠っていることでしょう。
うまく活かせると良いですが、ごつ過ぎて装いが難しいのが現実です。
そのごつさを新しい形で装えるお手本があれば嬉しいですね。
1つコツのような考え方として、和風に合わせないことかな。
琥珀や鼈甲を「和」ととらえる固定観念を脱し、「洋」の装いに取り入れると新しい形の装いが生まれやすいと見ています。
あくまで私見ですが(^_^;)。。