まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「スーツに合うエコバッグ」というのをお作りしています。
いくつか素材違いでその雰囲気を楽しく味わえるようにと生地違いの連続製作。
どれも1点物です。
このたびの生地もカーテン地であるのですが、やや厚手なので、両サイドの三つ折り始末にご注意です。
今回は、このボコボコに膨らみなりがちな三つ折り始末に平らになるような工夫を入れていくところをお伝えしたいと思います。
厚い生地でも、かなりぺたんこになるという大きく効果の出る縫い代カット+三つ折り
なぜボコボコに厚くなってしまうのかというのは、生地が多く重なる部分だからです。
三つ折りで3枚重なるのに加え、縫い合わせの2枚分なので合計6枚重ねです。
薄手の生地なら気にせずクリアしていけますが、カーテン地は肉厚も多くそうはいかないことが多いのです。
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スリムになった右側の方が見た目が良くスタイリッシュです。
そして、三つ折りに無理が無いような安心できるような心地良ささえ感じます。
このたびは、柄の入ったカーテン地を使用します。
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後日の仕様の見直しで、この2.5cmのステッチは、端から7.5mmへ変更と致しました。
理由は、三つ折り縫いとじ後のステッチの見え方がすっきりと1本だけになるために、この時のステッチを三つ折りの内側へ隠し込むことにしたからです。
何分、画像が変更前なのでごめんなさいね<m(__)m>。
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そして、下側になる方(中にくるみ込まれて見えなくなる方)を斜めにカット。
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三つ折りステッチ縫い閉じの作業のしやすさにも影響したハサミカットの効果です。
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モノトーンバイカラーが素敵な出来上がりの引用
完成したエコバッグはこんな感じ。
![](https://originalbag-picturesque.com/wp-content/uploads/2020/10/eecc85817fa5cd0ff8f12cdcbf2b798b.jpg)
とても爽やかな感じがしまして、お花がかわいいですね。
ぼーっとしがちな無彩色ながら、支柱の無地のモカグレー無地が良いアクセントになっています。
たまたま花柄でしたが、例えばモノトーンのような黒白でもこのアイデアが落とし込めます。
柄の濃い方の1色(黒)に支柱ベルトを選ぶということです。
他の新たな3色目を登場させるよりも、もとある2色を有効的に利用した方がすっきりまとまってお洒落です。
複数のカラーの登場は時としておしゃれ度を下げることが。。
おしゃれさの中に「野暮」とか「混沌」といった言葉はなじまないからです。
あとがき
今回のの花柄は、草原に草花が映えている様子を写したような「天地がある柄」です。
花柄の中でも茎や葉っぱが豊富なボタニカルタイプはこうした「天地がある柄」であることも多く、裁断の際にはお気を付け下さいませ。
また、ジャガードの場合表面と裏面が反転していることがほとんどで、裏面が美しいこともあります。
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もし、生地が豊富にあった兼ね合いで2点が有効の場合など、もう1点を全く同じで作ってしまわずに、ジャガードの裏面を使った2点目にするという案もございます。
とにかく1点の場合は、ベストな方を渾身のチョイスとして表に選んだ方が良いと思いますが、時々裏の方が断然良いこともあるもので、そこがジャガードのユニークさだと言えます。
次回がラスト1点でこのシリーズが終了です。
是非最後の1点もお見逃しなく(^-^)。
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