画郭に収める絵のように柄を配置したインテリア巾着袋【990】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

引き続き、現在製作中の「インテリア収納袋」の完成品をご紹介する記事です。

今回のポイントは、柄が均一でない場合に狭い面積にどの柄の部分をあてはめていくかということで、実際に私が選択した部分が分かります。

花柄も大花柄と小花柄とではその点が違ってきます。

大花柄の方が少し悩むかもしれませんね。

「お花」や「盆栽」の世界も、ある枠の中に「小宇宙」を創るという伝統文化であり、もしかしてそんなあたりに通ずるところがあるかもしれません。

そもそも「小」になってしまった理由と実際に採用した大花柄の部分

さて、前にも記事などでお話させていただきましたが、この度のインテリア収納袋の製作というのは、生地をめいっぱい使い、材料を余らせないというコンセプトがあります。

なので、在庫ストックの生地をめいっぱい使うと生地巾によって「大、中、小」に分かれていきます。

さらに小さいのが、「ミニ」。

しかし、ミニはいまだに出番がありません。

はぎれにしては少しもったいないなというような余り具合なので、めったに起きない状況のようです。

。。と、このような見方も面白いものです。

今回製作のインテリア収納袋:巾着型「小」:<サイズ>縦22cmx横19/43cmxマチ15cm・・・面積が狭い「小」に比較的大花の薔薇の花をこのように配置。
巾着を絞った時の柄の出方・・・赤い薔薇は、地のカーキグレー色に綺麗に映えますね。
<表地:カーキグレー>:朱子織薔薇柄ジャガード、ポリエステル/100%、ドイツ製。・・・ドイツ製も綺麗な生地が多いです。YOUTUBE動画内で、間違えて、日本製と字幕に表記してしまいましたことごめんなさい<m(__)m>。後で貼るYOUTUBE動画の下の箇所にも訂正として記載致しますね。

このアップの写真での赤い薔薇の配置ですが、薔薇はその他ピンクもこの生地の一角に柄としてありました。

なんとかして、ピンクの薔薇も入れたいと思ったのすが、そうすると、こちらの赤い薔薇もとぎれてしまうようであったので、断念。

結果こんな感じで、左側から薔薇が「こんにちは」って挨拶をしているかのような配置にしてみました。

反対面も全く同じ位置を採用していますので、全く同じ左側の位置にこうして薔薇柄が出ています。前後の別は無しです。

正面を向けて使う意識はあまりせずによく、お気軽にお使いいただけそうですね。

<裏地>ポリエステル/レーヨン混、ポリエステル/90%、レーション/10%、日本製。
※お詫びと訂正:YOUTUBE動画内の3:00以降で、<表地>の薔薇柄を「日本製」と字幕に記載してしまいましたが、間違えておりまして、正しくは、「ドイツ製」でした<m(__)m>。

あとがき

大花は柄の位置を意識する/しないで見栄えが随分変わりますので、普段から柄合わせや柄の配置の意識はあった方が良いですね。

小花柄とか、水玉柄などの均等な配列の柄がいかに易しい製作であるかとうこともよく分かります。

どちらにしても、小さい枠へ大きな柄を当てはめるわけなのですが、今回の場合、縁っこがほとんど無地が行かない結果となりまして、それはそれでよかったです。

これは、ジャガードの柄の部分の厚みが傷みやすい角に来ていることでメリットなのかもしれません。

今回それほど意識せずに結果こうなりましたが、これを狙ってそうする場合は、裁断の時の、マチの部分のくり抜き周辺にジャガード柄が集まるような配置を意識して、その箇所を中心に生地を当ててみるというやり方も良いかもしれません。

どうしたいのかということさえ意志がはっきりしていると、お花柄の場合はいろんな柄の合わせ方があると言えますので、ここへこの柄を持ってきたいなどと裁断の時にじっくり悩むじかんをとるということですね。

摩擦や動きの少ないインテリア収納袋の生地に使用した生地と日常使いの生地の比較【984】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、現在連続製作中のインテリア収納袋の製作を振り返り、なぜその生地をインテリア収納袋に採用したのか、一方、その他のシーンの素材はどんなものを採用なのかとの比較で華やかなお花柄生地が選ばれた理由をお話させていただこうと思います。

中間発信、ここ最近のインテリア収納袋の連続製作を振り返って。。。

<インテリアシリーズ>:ピックアップではありますが、こんな感じで、生地のストックを最大限利用した大きな巾着袋やトートバッグをインテリア収納用に製作しています。

長年、内部の機能とか、リュックをお作りしてきた私としては、こういったシンプルなデザインというか基本的なデザインは易しめです。

ただ、間違いなく、難関の物にトライしてきた中での作りが活かされたものになっていると思います。

全パーツに接着芯を貼る、すべて裏地付き、お花柄がマルチカラーになっている、フクレジャガードに拘っている、日本製orイタリア製で集めた素材、江戸打ち紐を利用、すずらんループエンドを利用など、シンプルながらもある分野にまとまったお品達です。

こういった生地は、いわゆる一発屋も多く、その時に入手した機会以降は生産が無かったりすることが生地でよくあるみたい。

多種にわたる分、定番の連続生産があるものが少ないと思います。

ということで、古いものでは、2019年のストックも今、2022年にやっと使用したりすることもありますが、何ら美しさがあせないという所が有難いです。

この<インテリアシリーズ>は、生地ストックをいったん「ゼロ」にする今年2022年の目標がありますことと、だいたい1日で完成していくので早く作業が進みます。

このペースでないと今年だってもうあっという間です。

このように、花柄、ジャカード、フクレなどをストックの中でもインテリア用製作にチョイスした理由としては、基本的に生地がそれっきりのものがほとんどで、「レア」ということがまずあります。

レアの生地だと大切に使いたいです。そうなると、アクティブなシーンの摩擦の多い外出用のリュックなどを作ると、確かに個性的で素敵ではあるのですが、消耗してしまうことがもったいなさすぎます。

生地も高級です。もったいないということの中にはコスパの面もあるし、素敵な生地が短い間でダメになってしまうかもしれないという気持ち的な面も両方あるのです。

華やかな生地は繊細であったりもするので、ごついナイロン生地やデニムに比べると見た目の丈夫さはないかもしれません。

そういったことから、動きのない静止状態で使うインテリア用というのは、損傷のリスクも少なく、実際、私が収納用に使っているゴブラン織りのボストンバッグなども長持ちです。

物を入れているだけなので、消耗していかないようです。

こういったことを今回の製作の途中で改めて気づきました。

では、アクティブなシーンの素材は。。。となると、その逆で、地味かもしれないけれどお洋服に合わせやすく、ごつい織り目のしっかりした無地などは適していると思います。

そんな使い分けがあると、それぞれのコスパが良いかと思います。

アクティブなシーンで利用する生地は、いずれは消耗するのだけれどその消耗に至るまでの長さをキープする丈夫さを兼ね備えているものということになります。

そうすると、今回のインテリア収納袋用のチョイスの生地はもったいなさすぎるというわけですね。

とりあえず、上の写真のような花柄がエレガントなテイストを優先的に製作してきています。

もう1つ、同じ種類のジャガード類などの生地で、「幾何柄」もストックにはあるんです。これらは後半ですかね。

私は、自分自身が薔薇柄でインテリアを敷き詰めているので、幾何柄をインテリアに使うということが無いので、花柄以外がやや後回しになってしまいました(^_^;)。

幾何柄テイストのお部屋や無地ライクなお部屋なら合いそうですね。幾何柄もなかなか素敵なんです。

前向きに考えていきたいと思います。

柄のニーズは簡単ではないようなので、とりあえず、作ってみるしかないかもしれません。

あとがき

前回の記事でも触れましたように、できるだけ生地を目いっぱい使って大きいものを作るということで価値を高めています。

そこそこのよくあるサイズだと、「一番」ではない印象が。

余り布で作った感があると、もう1つメインがあっての2番目だと思ってしまうのです。

はぎれは、ちゃんと「はぎれ」で作りましたと謳う私ですので、そうでないメイン生地はその1点に全力をそそぐような体勢の1つとして、生地を余すところなくめいっぱい使うということで、そのような大きなサイズはあまり見かけないというレアな感じが生まれるかと。

なので、そういった考え方をしていると、自然とサイズ展開の4種の「大、中、小、ミニ」の内、「大、中」が多くなるかと思います。

これで「小」?と思える容量のあるラメ入りイタリア製ジャガードのインテリア巾着袋【983】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、現在製作中の4種のサイズ展開のあるインテリア収納袋の「小」というサイズ。

「小」であってもマチは15cmあり、中に物をしっかり入れられる作りとなっています。

よくある「一般的」の枠を超えたようなサイズとか作りを研究してきたことを活かしています。

今回「小」になったエピソード

もともと「中」を製作する予定でしたが、あるミスを起こしてしまいました。

というのは、今回の柄の向きにあります。

<インテリア収納袋:巾着型「小」>:<サイズ>縦22cmx横19/33cmxマチ15cm。
この柄、茎や葉っぱの向きが一方方向だけになっていますね。
最初、正面から見た時に片面がこの向き、もう片面を反対に「中」で裁断してしまいました。
最初に作ろうとした「中」の型紙:縦50cmもあります。よく生地の購入の時に50cmの長さを調達することって多くないですか。それをそのまま無駄なく使えるサイズなんです。とてもそういった意味でコスパが良いサイズです。
「小」の型紙(縦32.5cmx横37.5cm):マチの部分があるので、ひっくりかえせばよいというものではなく、サイズを1つ落として生地を余らせました。その余った生地は、小物分野のペンシルケースが3セットできるように手配。それはそれで結果的に活用できましたが、小物にすらならなかったはぎれが余ってもったいなかったです。
「中」が1つ裁断できるところにはそういった意味では価値があったわけです。
いかに、「中」の面積と「小」の差があるかも分かりますね。

お花柄は、向きが特にないものも多いのですが、もともとこの生地製造にもこだわりがあるようでした。

<表地:チャコールグレーxベビーピンクxエンジ>:ジャカード、ポリエステル/100%、イタリア製・・・柄の向きが決まっています。それに加えて、本来、地の目が縦向きに柄が配置されることがほとんどですが、この生地は、横向き。今映っている正面から見たときに地の目が横向きということです。他の生地と違いますね。
<裏地:黒>:撥水加工生地(フクレ)、ポリエステル/ナイロン混、日本製。

さて、この裏地の黒色ですが、とってもユニークです。

質感は、紙を燃やした時に舞い上がる軽くて薄っぺらい灰のよう。

けれども、とってもしっかりと織られた生地で、大絶賛です。

こちらの生地屋さんは、ヤフーショッピングの「サラサ」様。です。

2020年12月にいただいた生地。

この時くらいから、コロナ禍のお出かけ購入を控える環境の影響で、ネットの生地屋さんに良い生地屋さんが結構あるなあということに気づきました。

その他遠州生地が特徴の生地屋さんなどもお世話になりました。

また、記事でご紹介してまいりますね。

楽天市場、amazon、ヤフーショッピングなどお求めやすいサイトでも結構生地屋さんは以前よりぐんと増えました。

あの「日暮里」の界隈の生地屋さんも一部上記サイトへ出品なさっているところもありました。

生地へのこだわりについて

生地自体がとても好きで、影響はいくつかあります。

1つは、一番最初に勤め先としてお世話になった会社が生地卸商であったことで、毎日倉庫にストックされた原反なる多くの生地を見る機会があったこと。

あとは、「エンポリオアルマーニ」様の洋服を古着で集めていて、ワードローブがALLアルマーニ。

このブランド様は、私が好きなフクレ加工や、フロッキー、オパール、ジャガードなど凹凸感ある素材を片っ端から利用されているのです。

しかも黒コーデ好きにはたまらない、無彩色カラーの展開ときています。

収納についての考え

あとは、自分自身が、お部屋暮らしがとても好きで、インドア派。

お部屋の整理整頓などが好きで、自然と「入れ物」を求めることが多くあります。

その時に、好きな「薔薇柄」をきっかけに薔薇の花柄の袋ばかりを敷き詰めてきました。

不思議なもので、同じ薔薇柄ばかりで適当に配置しても、統一感あってマッチするみたいです。

ただでさえごちゃごちゃしがちな収納ですので、スッキリするということは、「片付けて少なくする」ということだけではなく、「統一感」、ここにもポイントがあるかと思いました。

ミニマム暮らしがブームで、少なく物を持つことを体験してきた人が、生活の色どりとか、バラエティーに富んだ心地よさなどにもあこがれることもあるのかもしれません。

よって、無理に物を無くしていくことばかりでもなくて、なかなか捨てられなければ、ある括りで拘ってみることで、物が多くても整然と映ることもあろうかと思うのです。

流行に傾向しがちですが、自分らしさも忘れてはならないかと思います。

あとがき

まだ、「ミニ」というサイズが登場していませんが、現在は、生地を余すところなく使うということで、ほぼ縦40cm以上の生地のストックを巾なりで持ち備えているために、中心が、「大、中」辺りになります。

まだまだございますので、続行していきますが、いったん途中の段階で、中間的な感想みたいな発信も考案していますので、そんな記事も後日、お楽しみに。

実際に、今まであまり作ってこなかった巾着袋のようなデザインを単独でインテリア用に特化して作った自分自身の感想です。

今、ここで予告できるとすると、生地の使い分けをした方が、それぞれのシーンで長く使っていく中でコスパの良さが生まれるということ。

インテリアのような美しい生地を摩擦の多いシーンのリュックに作ってしまうと早く傷んでもったいなかったり、逆に、ごつい生地はインテリアでは映えないけれども、旅行などのシーン用のリュックには向いていたり。

もともと消耗していくことを前提で丈夫な生地にポイントを当てると、活動的な場面では、地味かもしれないけれど、長持ちで、いろんな洋服にもあう、と言ったようなことが言えそうです。

また、是非お立ち寄りくださいませ(^-^)。

とにかくどんどん作りながら考えもまとめていきたいと思います(^-^)。

ビッグなサイズのインテリア収納袋「大」が当てはまるための生地巾について【982】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近複数のサイズ違いでインテリア収納袋をどんどん作っています。

その中で、おおよそ4種のサイズ展開で手持ちの生地が当てはまってくるというお話を前回致しました。

今回は、そのサイズの呼び名である、「大、中、小、ミニ」の4種の内の「大」を巾着袋で製作しました。

この大きなサイズを生地を有効に使いながら出来上がるその生地巾にスポットを当ててみたいと思います。

シックな黒xゴールドのバイカラーのインテリア巾着袋

まずは、出来上がった収納袋を見てみるとしましょう。

インテリア収納袋-巾着型「大」:<サイズ>縦35cmx横42/61cmxマチ20cm。・・・こんもりとした雰囲気がインテリアには心地よいです。
<表地:黒xブロンズ>:ジャカード、ヴィスコース/70%、ポリエステル/30%、イタリア製。(138cm巾)・・・ぷっくりと薔薇の花が浮き上がって立体的な加工です。フクレという言葉は使われていないので、フクレ加工という領域ではないのか、そうなのか。。。よく分かりません。裏面を見ると縦にストライプ状にやわらかなプリーツのような縮絨がなされているように見えます。
<裏地>:シャーリング無地、ポリエステル/98%、ポリウレタン/2%、日本製。(140cm巾)・・・あまりの凹凸感に、細かい箇所に凹凸部分が丁度当たると折り曲げにくいという難しさもありますが、あくまで生地重視で行ってしまっています。

今回生地巾を記載致しました。ここが今回のポイントです。138cm、140cmといずれも巾が大きいですよね。

生地巾と型紙の関係の解説

では、今回の「大」であるビッグなサイズの型紙を見てみますね。

「大」の型紙:実際にこの型紙で製作しました。縦:50cm、横:67.5cmです。

この横の長さに注目していただきたいと思います。

やはり、当然ながら、横に2枚並べて裁断することができると、縦の長さの50cmの分量を余すところなく綺麗に使えます。

今回、はぎれすら出てきませんでした。

それができるのも、この生地巾のおかげなのです。「ダブル巾」、とか「広巾」と呼ばれる140cm周辺の幅です。

途中の120cmなどの幅もたまにありますが、その生地では、この「大」は不足になるので生地が有効に使えないから、1つ下の段階の「中」になるであろうということです。

裁断も、周りに少しばかり余裕は必要です。

67.5cmx2=135cm。ここへ余裕の隙間を見込んだら、表地の138cm、裏地の140cmはいずれも対応できるということになります。

ここまでの生地巾というのは、多いのがインテリア生地の部類で、カーテン地とかシーツやカバー作りのための生地の分野に多く見られるということです。

ほんのたまに服地であっても140cm巾くらいのものを見かけることもありますが、希です。

日本製の生地だと多くが、108cm-112cm辺りのものが多いかと。

そんな事情の中で見つかった140cm級の幅の生地というのは貴重で、結局、その貴重な生地で作ることができたビッグなサイズの完成品というのも貴重だということになりそうです。

あとがき

まだ当面、このように、「大、中、小、ミニ」に当てはめて、どんどん製作していくつもりです。

生地の収集は、古い物で2019年の夏くらいのものがまだストックとしては有りますが、多くは、2020年に一気に集めました。

いつも同じ生地屋さんへ出向いていましたが、コロナ禍もあって、2020年というのは、大きく調達先を広げました。

ネットで、東京の、かの有名な日暮里界隈の生地屋さんも知ることができましたし、YOUTUBEなどでもコメントさせていただいたりして生地屋さんがどんな人達なのかも少し見ることもできました。

実際に目で確かめるとなると、1日楽しめそうな日暮里ですが、私が好きな「ふくれ」はネットで見させていただく限りはあまりなさそうだと。

日暮里のお店以外でもネットできらりと光るようなお店を見つけました。

その中で、衣装生地の生地屋さんとか、ニット専門の生地屋さんにフクレ加工の生地が見つかりました。

フクレ=ニットという見方をすると凹凸感ある生地が見つけやすいのかもしれません。埋もれていて目立ってはいないんだけど、実は想像以上にもっとあるのかもしれません。

まるで埋蔵品ですね(^_^;)。

今は、フクレ生地も集めるのは現在は、いったんやめて、手持ちの生地から作ることに集中しています。

そして、6月くらいからは、本格的に「コンテンツ」製作をしていくつもりです。

この2022年の1年は、今までの生地のストックの一掃とコンテンツ化製作をしていくことになります。

これまで研究しながら作ってきた「餅巾着」もそうなのですが、その他のデザインもいずれは、すべてコンテンツ化で良いのでは。。と思い始めています。

とにかくどんどん作りながら考えもまとめていきたいと思います(^-^)。

美しいお衣装分野の生地で作ったインテリア巾着袋【980】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も、引き続き製作中のインテリア収納袋が1点出来上がりました。

衣装専用の生地ということで作られたふんわり感のあるドレスをイメージできるようなもので、すごく綺麗です。

何年ぶりかにストックから登場の裏地がいよいよ出番

よく記事内でもお話させていただいておりますが、生地は一発屋みたいなものも多く、その時に入手しておかないと翌年は無いことがあります。

よって、ストックということが余儀なくされてきましたのが私の生地調達の在庫事情でした。

そして、その中で2019年の夏の調達の生地を今回裏地に使います。

ただ、流行というものを一切無視していることで、大きく見た生地の流れの中の1つではあるかもしれませんが、洋服ほどの明らかに感じる流行は無いです。

前回の記事の【978】と同じ型紙で作ったインテリア収納袋:<サイズ>縦37cmx横30/50cmxマチ20cm

ふんわりと出来上がるところが衣装生地の良い所です。

インテリアに相性がとても良いようです。

<表地:白地マルチカラー>生地名無し(縮加工)、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:ラベンダー>:ジャカード、ポリエステル/100%、日本製。・・・2019年の夏に入手しましたが、この生地は衣装分野ではもっと以前からあるみたいです。このまだら模様が、いろんな柄と組み合わせていけます。とても万能で作りもしっかりとしたものです。色の展開もかなり豊富。

今回ひもの色を手持ちのモカ茶にしましたが、やや違和感。

今後調達のグレーへと変更すると思います。

モカ茶は赤みが入りますので、この表地と裏地にマッチするのは、クールな色寄りでまとまったところへ赤みのないグレーをあえて差し込む方が良いかと思い直しました。

ひもの色も一応チェックして、せっかくのお花畑が活きるような色が良いですね。

江戸打ち紐の高級感とはうまくマッチしているようです。

あとがき

この製作のテンポとても気持ちが良いです。

1日1点作るということはこれくらいの単純なシンプルデザインでないと出来上がらないわけです。

やはり、時間がかかるものは寝かせる期間も長いです。

ただ出来上がった時の価値は大きい。

そのあたり、かなり勉強になっています。

頭で想像しているだけより、ベタではありますが、自分で実体験していってじんわりと実感することで、確実に言えることを後にたくさんお伝えしていきたいと思っています。

もともと、今回のふんわり生地もリュックを作ろうとしていたわけですが、長持ちの点では、インテリア使いの方が勝ると思います。

けれどこんな柄がリュックになっても個性的でレアだとも言えますので、その辺りが価値観が一人一人微妙に違うと思います。

バッグは、お洋服の附随品である、本来の「小物」という位置も大切。

そう考えると、現在の私の方向としては、お出かけ用の「かばん」なるものに関しては、黒無地系、こうした今回のようなマルチカラーの生地は、その裏地に使用するか、インテリアで使うかという考え方で製作しました。

結局はっきりしたことは未知のままで、私が全部分かるわけでもなく、それぞれの人の価値感でもって判断してもらうという点では、今考案中の「作り方のコンテンツ化」は何かしらお役に立てるのではないかと思っています。

こんなサイズ感のインテリア袋、物を入れたときの形が素敵【978】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回もインテリア収納袋の製作を続行しています。

こうして、たくさん作っていますが、どの時点で販売しよう。。。などと現在考え中です。

まとめて贈答品のセットということも案としてはあるのですが、やはり好きなのを選べた形の方が良いと思いました。

均一のような販売の仕方をクリーマでさせていただくかもしれません。

今回は、また、生地が少し小さい面積しかなかったことで型紙を大きめサイズの中では少し小さいものを新たに作成。

そして、出来上がったのがこちら↓。

物を入れたときにどんなサイズ感で映るのかが学びになった1作

今回こんなような形で出来上がりました。横幅はそれほどありません。
<サイズ>縦37cmx横30/50cmxマチ20cmです。

大きめではありますが、もっと大きな型紙があるので、こちらはそれに比べるとかなり控え目です。

この写真は物を入れてみた状態ですが、入れないと縦長気味なんですね。

けれども、物を入れての見栄えが現実的ですので、縦長に物を入れることで縦が沈み、全体で可愛らしいスクエアフォルムになるのです。

このサイズ感がとても良いと今回この寸法を初めて型紙で取り入れて思いました(^-^)。

江戸打ちひもも活躍です。真っ黒でなくて墨黒みたいな感じのマイルドカラーのひも(「D’collect
shop」様のお品)。紐先には贅沢にすずらんループエンド(「アイリス」様のお品)を左右2個ずつ使用。
<表地:黒xピンク薔薇柄>ピンタックニッ地プリント、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:黒>シャーリング無地、ポリエステル/98%、ポリウレタン/2%、日本製。

クシュクシュした凹凸感あるタック生地の組み合わせでペアにしたというのが今回ならではです。

今回の製作で新しく試みたこと

実は今回初めてのことが他にもありまして、ひも通しホールの一番上の部分の縫い代の隠し方です。

裏地側の黒色を見ていただくと、一番上に表地と裏地の固定のステッチが2-3mmの位置にあります。そして、その下が縫い代を割った後縫い代をさらに内側に折り込まずにそのままステッチしたものです。今までは、割った1.5cmの縫い代をさらに半分内側へ隠してこのステッチをしていたので、ステッチの場所がもっと上でしたが、今回それをやらずに広げたままの1.5cm。これでも十分ひもホールは確保されます。よって、今後、最初から1cmの縫い代で地縫いをしてもう少し幅をすっきりさせて、これと同じやり方をすれば、途中の半分の折り込んだステッチという今までの段階を省略できます。この省略は出来上がりに影響はないと考えました。

以前は、1.5cmの縫い代で両割れで更に内側に7.5mmずつ折り込んでの更なる縫いとじステッチがあってかなり手間をかけていました。

しかし、その手間もその効果が大きいのかどうかはさて。。。といったところだったのです。

今回のようなフクレ系の生地は厚みと凹凸があり、綺麗にできないので、ほつれにくい生地ということも利用して、その7.5mmの折り込みをせずにやりました。

折り込むとふくらみができるのでおりこまないほうがさっぱりとしあがるかもしれません。

製作もサクサクと進んだ方が良いです。実はこの部分が今まで結構時間をかけている部分であったと言えます。

次回、地縫いを1cmで、折り込みなしの今回のようなやり方で、ややほつれやすい生地でも大丈夫かを検証してみたいと思います。

あとがき


以前にも記事アップの際に書いたことですが、インテリア収納袋は、持ち歩くお出かけ用のバッグに比べて凝った機能は必要ないということで、とても難易度が下がります。

だからといって何ら作りは違いがないものにということで、ちゃんとしたインテリア袋を作って行きたいと思っています。

あれこれ動きが無い分良い状態で長く所有して行けるものなので、静止状態の多いインテリア収納袋はコスパが非常に良いお品になるところが魅力。

ちゃんとした生地とおしゃれな附属品を使って充実したお部屋ライフのお供になるようなお品をと思っています(^-^)。

ハンドメイドリュックに内蔵の裏地付き巾着袋の巾着ひもホールの3種類のステッチのそれぞれの意味【859】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、ハンドメイドリュックの「餅巾着」のパワーアップした仕様の表地にダイヤキルトがかかったボア素材の黒色で製作を続行中です。

決算作業が追加的に修正などがあってまだ続いていたので、作業を中断したりしていています。

少し心配なのが、あったか素材なのに完成が春に近くなっていく感じがしています(^_^;)。

まあそうなったらそうなったでタイミングは悪かったけれどアパレルでありながらアパレルのしきたりにはそれほど従ったものではないので、気にしないことにします。

今回は、ある部分だけにスポットを当てました。

内側に設置の裏地付き巾着袋のひもホールのステッチが3本であるそれぞれの意味です。

3本は少し多いと思われるかもしれませんので、それぞれの意味的なものをお伝えしたいと思います。

巾着袋のホールに掛ける3種類のステッチのそれぞれの意味

手前は、巾着袋の外面と裏面を合体して地縫いをした後両割りをして、更にその縫い代1.5cmを半分の0.75mmずつで折ってステッチをかけている場面です。細かい作業です。さらに後で表側から固定のステッチもかけるのです。
ここがひも通しホールになっていく部分です。上の写真は、この縫い代の始末をしているところです。この時点で結構綺麗に始末はできてきましたが、まだ縫い代がぐらぐら不安定ですよね。これを一番最後に表面から縫って固定するステッチを入れていくのです。
表地と裏地を縫い合わせた後ひっくり返しした直後の場面です。返し口は、マチの部分をまだ縫わないので、マチの穴からひっくり返せます。便利ですね。そして、表面の中に裏面を入れ込んだ様子がこの写真。
ここから、アイロンで内側の黒生地を少し控えてきちんと整えてからステッチのスタートです↓。
<3本のステッチの意味>①一番上:裏地の固定、②真ん中:縫い代の固定、③一番下:トンネル構造の受け皿部分

3本のステッチが映っていますね。

<3本のステッチの意味>

①一番上:裏地の固定

②真ん中:縫い代の固定

③一番下:トンネル構造の受け皿部分

ということになります。

③はほぼ必須。①もきちんとした作りのお品にはやってあります。

②が私ならではのステッチと言えるかと思います。

こうして目指していくところというのが、「良質な商品」ということになります。

あとがき

巾着袋も口をぎゅっと絞る時に圧力がかかります。

ひもホール内は内側でありながら外側みたいなものだとよくブログでお話させていただいております。

今回は特に、ひもホール内の見えない部分の強化も大いにあります。

使っている間に、何やらひもホール内から糸が出てきたなんてことはインテリア雑貨などの中でよくあることです。

これを良いお仕立てで長持ちのコスパの良い商品に仕上げようとしているわけです。

リュックの内巾着袋のひっくり返しの返し口はマチなり【781】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、「餅巾着:もちきんちゃく」という名前のリュックを連続製作しております。

同じデザインの連続を少しずつちがう同素材素材ごとの分類でシリーズとしてお作りしています。

現在はメッシュシリーズの最終です。

その中で出てくる作業工程が、巾着袋作り。

通常の単品の巾着袋と違う点は、リュックの内部に設置して、マチで縫い付けて固定するというもの。

安心な設計とセキュリティーを考えたものになります。

今回は、この巾着袋パーツをひっくり返すシーンを動画で楽しんでいただけたらと思います。

わざわざ返し口をもうけずとも、マチの穴を利用するひっくり返しの仕方

今回のポイントは、ひっくり返しの返し口にあたる空き口が、マチとして既に存在している点がやりやすいです。

自然にそんな工程となったものです。マチは後々裏地と重ねて裏地にドッキングするのです。

偶然必要な分量の返し口にあたる分量がマチに確保されていたので、ありがたい偶然でした。よく体験する楽しい、「偶然のミラクル」がここに。。

では、YOUTUBEを貼ります。

あとがき

マチを空き口としてひっくり返しをスタート
無理をせずやわらかに内側の部分を引っ張り出します。この時に、マチの縫い目に負担がかからないような優しい力具合で行うことがコツです。。。
完全にひっくり返りまして、裏地部分の紫色が中に入りました。二重仕立ての完成ですね。

内部に設置する巾着袋も一重ではなくて、二重仕立て。

この良さというのが、くったりとならないので、ツンとそびえたち、物の出し入れ時にストレスが無いことです。

ご購入者様、ユーザー様の使う時の心持ちを考慮して、常に、心地よい気持ちでお使いいただけることをゴールに仕立てを考えてまいります(^-^)。