無地の素材をにぎやかに♪、自ら考案したパーツを重ねたバラ柄アップリケ【1104】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、時々パッチワークを無地のハンドメイドバッグの表面に縫い付けてきました。

ALLミシンで行うところが特徴です。

特にパッチワークは専門にはしていませんので、我流の縫い付け方ではありますが、短い時間で絵を描いていくようで楽しいです。

おそらく、水彩画や油絵の絵を描く方が時間がかかるでしょう(^_^;)、

そんな気軽なパッチワーク法ですが、今回も無地の前後両面に薔薇のパッチワークを施しました。

使ったパーツは正方形と花びら型の2種のみ

前面の咲いたバラデザイン・・・1枚1枚パーツの裏側には接着芯が貼ってあります。そして、本体生地の裏面にはハード薄芯を当てて、生地を傷めないように行います。この中には、正方形のパーツのサイズ違いと両端の花びらのような葉っぱのような多角形パーツの2つで、薔薇のお花の3箇所は、正方形の折り方を工夫したもので出来上がりが形が変わりました。これは今回初の試みです。
最初は大きな1枚のハード薄芯を当て、待ち針で隅っこを固定して、ステッチ後、余分を切り落とします。ところどころの結び目は、1パーツずつミシンの始めと終わりを区切っているということです。手間をかけています。1つ1つのパーツをアイロンで折り込んだ状態の形が分かりやすいですね。
後ろ面は、咲きかけの薔薇とつぼみです。
こちらもパーツは小さいですが、表面と同じこと。こうしてハード薄芯を当てて、丁寧に縫い、カットして出来上がります。

あとがき

お花を作るためのパッチワークの生地自体がお花柄というところに洒落を利かせてみたのですが。。。

こういったものは、デザインが無限。

自由なので、自分の好きなように考えていけることがとても楽しいです。

ただ1つ縛りがあるとすれば、縫い代を見せないようにするには、三角形やひし形が難しく、三角形以上の、四角形から始まる多角形の長さを変えた変形型が1パーツに自然になるという私の考案です。

実は、隠れていますが、お花の真ん中は、四角形のパーツが配置、少しだけ見えています。

実は、ここからスタートして重ねていっているのです。

結構重なっているのが裏面のステッチから分かりますね。

パッチワークはどうしても子供っぽくなりがちです。

これをいかに大人っぽくするかも考えるのが楽しくて、今回のような綿のブロードなどはどちらかというと子供っぽい。

素材をツヤのあるもので選んだりクールなデザインのパーツを考案したりして、雰囲気を変えていくことも出来そうです。

ハンドメイドバッグの糸の色選び、生地に対して濃いめが本当に正解なのか【1097】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、「インテリア収納袋:ミニ」というお品をハンドメイドバッグとしてお作りしました。

いやはや、いつも同じデザインを作ってはいても、生地の組み合わせ、生地そのものも別なのでそれぞれ新しい学びというものがあるものです。

これはとても有難い製作になりますね。

今回は、糸の色選びについて、いかに生地に美しくなじむ糸の色を選ぶかというところに焦点を当てたお話になります。

糸は必ずハンドメイドバッグ製作に出てくるのでとても重要です。

何かのお役に立てればと思います。

糸の色だけを安易に見て慌てて選んでしまった紫色の糸の生地との色の相性

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
<表地:パープルxゴールド>生地名不明(ブロードと予想)、綿/100%、日本製・・・詳しくは、生機(きばた)がアメリカ原産です。日本では、染色加工などを最終整理として行ったということです。アメリカっぽい柄だと思います。もとはパッチワークの生地を製造の「Moda Fabrics」社様のデザインです。商業利用が可能のプリント花柄です。
<裏地:パープル>生地名不明(綾織り)、ポリエステル/100%、日本製。
横に走るステッチ糸の色にご注目を。柄を遮るように黒っぽく映り、気になりますね。これは私の糸選びのミスです。

日ごろから、よくご紹介しているにもかかわらず、この時に、固定観念の紫には紫の糸というように「観念」で選んでしまいました。

糸選びは、生地にぴったり当てて、暗い光、明るい光いずれにおいても納得できるなじみ具合が結局は美しく仕上がるみたいです。

今回、左を選んでしまいました。右の存在を見落としていたのです。いかにも左の方が合いそうに思いますが、実際は写真のように黒っぽく浮き出る仕上がりなのです。
右の赤みの色の糸を当ててみるとなじむような感じですよね。こちらにするべきでした汗。

あとがき

糸の選び方は、生地に対して濃いめとの事ですが、洋服に限ってなのでしょうか。

バッグには当てはまらないとまたもや感じました。

実際に柄などを遮り、美しくないのです。

どう考えても結果は薄めの色の糸が正解になります。

まあとはいっても、結果は結果であり、糸を実際に生地によく当てて、紫だから紫色という固定観念で選ばないことですね。

たくさん糸を持ち合わせていたことでこういったことも分かりました。

同色系の糸の展開を複数持っていると、他の色も複数で全体の糸の数が莫大ですが、やはり糸というのはキモの部分なので、そこはおしみなく材料を豊富にそろえることの意味があったようです。

今回の場合も、裏地には、この糸がマッチしましたが、表地は糸の色を変えるなど、ひと手間のかけ方で出来上がりも変わる例です。

同じ糸で上下の糸を使用すると作業は確かにスムーズですがね。

良いお品を作ろうとするとスピーディーさにも勝る丁寧さ、意味ある手間のかけ方があるようです。

ハンドメイド製作ならではの逸品♪、表地と裏地がどちらもフクレジャガードだけれど織物とニットの違いがユニークな裏地付き巾着袋【1094】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も「インテリア収納袋:小」の製作をしました。

生地のサイズに合わせてめいっぱい使用していくスタンスでここまで来ていまして、大きいサイズの段階が終了、現在は小やミニが中心です。

コンパクトなサイズでもマチが15cmとボリュームあるどっしりとした収納ができるようなサイズ感です。

たかが巾着袋といってもその作りはいかにきちんとした良質なお品になるかをいろいろ考えたものになります。

巾着袋では、糸の端っこの始末を内側に隠す工夫をたくさんしてきました。

まだ試行中の部分もありますが、おおわく、「いつものやり方」になってきました。

そんな糸始末の件もまた後日記事にしていき居たいと思います。

今回は、同じ名前のフクレジャガードを織物とニットで組み合わせて1つの巾着袋に制作したという点にスポットを当てました。

表地と裏地が同じ名前なんだけど随分違う様相のそれぞれの生地

<表地:黒xモカ>フクレジャカードニット、アクリル/69%、毛/12%、ナイロン/6%、ポリウレタン/1%・・・合計で88%分しかなくて、あと12%分が混率情報として抜けていますが、これが生地屋様が表示する情報でしたのであとの12%は不明です。ポリエステル/12%か綿/12%を予想しています<m(__)m>。
<裏地:黒>フクレジャガード、ポリエステル/100%、日本製。・・・こちらは、上の表地と同じ名前なのですが、織物です。

同じフクレジャガード(ジャカードも同じ)であっても、随分違いますね。

合わせたポイントとしては、まあるい柄という点です。

出来上がり

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
ある程度たためます。

反省点

表地と裏地を一緒に使う際には、ニット芯を両方に共通して貼る方が縫い糸の糸調子が安定すると思います。今回、両方に織芯を貼ってしまいました。横伸びの柔軟性に少し欠けることで、糸がピンと張ったように感じてしまいます。糸は得にナイロン糸などを使わずしても、接着芯で融通が利くように本来はなると思うのです。

この点は反省でした。

ニット生地は基本的にニット芯の方が良いということの証明です。

この時に、裏地の織物にも合わせてニット芯を貼っていくことで、突き刺さった時の針に附随している糸の融通が全体に自由に効くようになると思います。

あとがき

先程の反省点のところのアップの写真ですが、表地に糸をモカ色でチョイスしていますね。

じつはここも今回のポイントです。

黒を選びがちだけれど、糸が好きでカラーを豊富に持ち合わせているのであれば、こういった黒ベースの柄のものは、黒を使わないのがお勧めです。

意外だと思われるかもしれませんが、黒が時折、柄の中できたなく目立つことが見られるので、黒は色が強すぎますので、避けた方が良いです。

黒無地以外は黒糸は選ばないといった考え方でも良いと思います。

とにかくなじんでステッチが隠れるかのように、黒ベースのマルチカラーではグレーをあえて使ったりもします。

その方が遥かに出来上がりがすっきりとして美しいです。

黒糸を使ってしまうと目立つのでそのステッチに視線が行ってしまい、見てほしい柄の美しさが際立たなかったりするのです。

糸選びに関しても深みがあるわけです。

抽象的な大花柄の巾着袋-巻き薔薇添え【1092】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も完成しました。「インテリア収納袋:小」です。

2つお伝えしたいお話がありますので、項目に章を分けますね。

1)花柄が抽象的なので、巻き薔薇ではっきりさせてみた工夫

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。・・・真ん中に巻き薔薇を3個縫い付けました。柄になじんで一体化していますね。これで良いのです。
<表地>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。・・・そこそこ厚みがあり、使いやすい生地です。ニットみたいにも見えますが、織物です。
<裏地>生地名不明、ポリエステル/100%、日本製。・・・綾織が美しいですね。紫色も写真だと赤みに映りますが、別の赤紫と比べると、これでも青紫寄りなんです。少しカジュアル気味なこの裏地は表地の質によく合います。表地も少しがさっとしていますので。

それで、この巻き薔薇のお話ですが、これを縫い付ける効果が感じられています。

抽象的な大花柄を小さめの巾着という面積の狭い一角にまとめているわけで、そうした時に真ん中にワンポイントとしての巻き薔薇の設置が効果的になっていると思います。

2)江戸打ち紐にも数種類の混率の違いがあること

今回の江戸打ち紐は、ナイロン/100%でした。いつものレーヨン/100%に比べて縦によく伸び弾力性があります。メリットは、紐先がレーヨン/100%よりもほつれにくいです。ただ、レーヨンにあるつるりとしたエレガントさとはこちらは対照的で、がさっとしていてカジュアルなんです。そんな江戸打ち紐の微妙な種類の違いを感じた今回でした。まだアクリル/100%というのもあるみたいなので、それを入手した際には違いをご紹介したいと思いました。

今回のナイロン/100%のカジュアル寄りな質の紐は、本体の生地とよくマッチしました。

レーヨン/100%はツヤがあり、エレガントな生地によくマッチします。

微妙ですが、この使い分けは有りなのではないでしょうか。

あとがき

今回のような柄は、裏地としてもよかったかもしれません。

巻き薔薇の件は表地に使ったからこそ工夫してみようと思ったことでしたので、今回の使い方によって工夫が生まれ結果は良き学びが得られたということになります。

花柄も人それぞれ随分好みが分かれますね。

どちらかというと今回の柄は大人っぽいです。

デフォルメされた可愛いお花が好きな方も多いかもしれません。

お花柄は癒しであり、出来上がった巾着袋も入れ物として機能を果たすと同時にインテリアで時々眺める飾りみたいな役割もあります(^-^)。

巾着袋の最終ステッチ(ひもホール)の時のしわやタックが寄らないための必須テク【1090】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

引き続き製作は、インテリア収納袋を続行。

今回は、サテン生地のボタニカル柄で「小」サイズを作りました。

ただ。。。なんですが、最終場面で大きな失敗があり、ボツになってしまいました。

最終だったので、もうこの際一度作ってしまいまして、こんな感じとして見ていただきたいと思います。

失敗ではあったのですが、お伝えできるコツもご用意しています。

是非巾着袋作りにはお役立ていただける技術だと思います(^-^)。

ボツになった理由-薄地のために、針との相性が悪くピリが入ったこと

まさにこの場面です。こちらの柄が表面。最終のひもホールステッチをかけようとしている場面ですね。ここの最初の時点で返し縫いした後のステッチで、縦にストライプ状にピリが入りました。悲しすぎ(+_+)。
すごくひどいですね。ストライプ状に入った線はあっという間の1秒で出来上がった一瞬の出来事でした。

この原因は分かっています。

生地が薄くて、それに対応して、針をせめて、14番に換える必要があったのに、そのまま16番でいつものように続行してしまったからです。

ここでボツ品が決定しました。

気を取り直して、テクニックをお伝えしたいと思います。

この場面では、特に今回のような薄地の場合は、タックが寄りがちなのです。

それを食い止める待ち針を打つところにポイントがあります。

しわやタックが寄らないための待ち針の絶大な効果

こうして、待ち針を打って縫う箇所の周辺を固定する役割をしてもらいます。待ち針も、折り目が外れないための使い方だけでなく、こういった固定の使い方もあるのです。
手で少し見にくくてごめんなさい。待ち針をこうして縦にざっくり打ちます。目的はその周辺を固定するためだけです。これだけでも縫っている最中に生地が移動しにくい効果が絶大なのです。
黒地なので印が付けにくく、計った上から4cm地点をものさしで見て、指で押さえて、あくまでも両手でまっすぐに縫っていく体勢で挑みます。ここで途中で待ち針は外しませんでした。
<表地:黒xマルチカラーボタニカル柄>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地>ジャカード、ポリエステル/100%、日本製。

ボツ品ながらいったん完成へ

<インテリア収納袋:小>サイズ:縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

ここまで完成してボツ品なのでとても悔しいですが、仕方がないです。

繊細な生地だからこそのハプニングとミス。

今まで登場していなかったボタニカル風であるところも新鮮でしたが、「幻の1作」となりました。

あとがき

過去に、ゴブラン生地の手持ちと全く同じ生地をネット販売の写真で目にしたことがありました。

私の自分のゴブラン織りのバッグのネットでの出方の検索で同じ生地のがま口ポーチをお作りの方の製作品が現れたのです。

他の方の製作品はあまり拝見しない方ですが、そうしてたまたま見た時に同じ生地であることもあります。

これは、生地が一応量産品であることから起こりうることなのですが、裏地付きの巾着袋を作って行くことで、全く同じになりにくいと言えます。

テーマが「コーデ」ですので、表地と裏地も全く同じ偶然のチョイスの確率はうんと低いと言えます。

そこに「らしさ」を見ていただけると良いと思います(^-^)。

裏地付き巾着袋のコの字ステッチの底ラインを最終ステッチとぴったり合致して美しい仕上がりが実現する方法【1087】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も裏地付き巾着袋を製作しました。

「インテリア収納袋:小」です。

使用の生地は、実は長い間保管の生地で、ちりめんです。

かなり前で2015年くらいかもしれません。

出所がしっかり分からず、骨董品のお店での購入でした。

ちりめんのよくある和風なイメージとは違い洋風要素が高く、マルチカラーの色の種類も豊富でレアだと感じました。

赤がアクセントになった出来上がり

<インテリア収納袋:小>サイズ:縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

なかなか可愛いお品になりました(^-^)。

やっとこの生地の出番があったと自分でもその点にむしろ感無量のところです(^_^;)。

<表地:ベージュ>ちりめんプリント、ポリエステル/100%(おそらく)、原産国不明。
<裏地:紅色>エステルサテン、ポリエステル/100%、日本製。
今回は、赤が差し色です。表地の中のマルチカラーの中から分かりやすく際立つ赤色と裏地と江戸打ち紐を合わせました。ループエンドはエレガントなスズラン型で、やはりシルバーカラーよりゴールドが合うようでした。

巾着ひもホールのコの字ステッチと、最終ホール閉じのステッチの美しい重なりのコツ

それでは、今日ほぼ行き着いた、巾着ひもホールのこの時のステッチの表地と裏地の重なりのコツをご紹介したいと思います。

何も考えずにただやっていくと、ずれるのが常です。

それぐらい意識して重ねていかないと重ならないものなのです。

表地側のコの字ステッチの重なり:左右共このように最後のホール縫いとじステッチに重ねるのがとても美しいと思います。最初のスタートをコの字の所から始めていくのですが、それ以前に遡り、裏地の返し口からひっくり返した直後に待ち針を使って重ねるのが最も重要なポイントです。後程のYOUTUBEでその方法を後半の方でご紹介していますので、ご視聴下さいませ<m(__)m>。
裏地側のコの字と最終ステッチの重なり:右の白い部分は最後の玉止めです。隠し場所が無くて今のところこの位置でが、ホール内に隠そうとすると紐と擦れ合ってかえってほどけやすいかとここにしたのが今現在の行き着いた考え方です。

この後、YOUTUBE動画を貼りますが、上述の「ひっくり返した直後にすぐに、待ち針でコの字を留める」という作業によって、その後の、上部のステッチの時の微妙な位置も変わってくると感じました。

よって、すべては、待ち針で指定するその固定の部分が重要なキーポイントなのです。

●2:37~・・・コの字の待ち針の合わせ方とかそのタイミングをお話致しました。

あとがき

引き続き巾着袋作って行きます。

こうしてコンスタントにアップできるのは、比較的巾着袋が短い時間で仕上がるからです。

複雑な1週間ほど期間を要するリュックなどの内部構造が工夫されたものに関しては、コンテンツ販売を予定しています。

現在は、「切餅」という一重仕立てでできるエコバッグ型のコンテンツを販売中ですので、後程お立ち寄りどうぞ。当HP内のトップに案内がございます(^-^)。

しっかり両面同じ向きにそろえたい!ハンドメイド巾着袋製作で見逃しがちな花柄の葉っぱの向きの一方方向性【1085】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、2019年に購入の生地が眠っておりまして、やっと起きていただく時がまいりました。

ちりめんの華やかな小花柄で巾着袋をお作りしました。

ちりめん素材と巾着袋はもともと和風の分野で着物や浴衣に添える小さな手提げ袋の役割のイメージもありました。

ちりめんの小花柄はとても種類が多いのですが、いろいろ見た中ピンとくる柄はほとんどありませんでした。

なぜなんだろう。。。

おそらく、洋の要素を私が求めているからなんだと思いました。

いかにも和風な着物風に斜めに柄が流れるような生地だと固定観念なのか真新しい感じがしなかったのです(^_^;)。

柄の向きを2つの面で互い違いにしてしまったミスからの決断とは。。。

<表地:オレンジ>ちりめん金彩プリント、レーヨン/100%、日本製。

表地には、こういった柄を使いました。

まえがきの中でお話の洋の要素がある和というポイントにマッチした柄だと思いました。

見たときの多くの他の柄はすべて斜めに着物風な波が入っていて、あれこそが和風なのですが、多すぎてレア感がありませんでした。

1つだけ選ぶとしたら。。。ということになるとこれがダントツだったのです。

生地購入は2019年11月。

そこから3年ほど経過しています。

大きくたたんで生地ストック用の引き出しへふんわり収納して保管してきたこの3年。

いよいよ出番がやってきたのです。

意外に難しいのが裏地選びです。

<裏地>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。

当初、裏地はパープルの予定でしたが、今回あるミスをしてしまうことで、裁断後の裏地は、別のものに使用することに。

そのミスというのが、柄の向きの間違いです。

今一度、オレンジの小花柄の柄の細かい部分をご覧くださいませ。

葉っぱのみに注目していただくと、完全に向きがあることが分かります。

気づいたのが、「小」という巾着袋のサイズでの裁断の後でした。

10分ほど悩み、それほど目立つものでもないかなあと思ったりもしましたが、間違ったままの続行は取りやめ。

「ミニ」というサイズでの裁断を正しい向きでやり直したのです。

ここで作ってしまうと、せっかく作るその後の作業の丁寧さとかじっくりと縫い込むその価値がこの柄の向きのミスですべて台無しになると思いました。

もうマチの部分が削られて、同じサイズは無理で、もっと小さいミニになったのが事の経緯でした(^_^;)。

<インテリア収納袋:ミニ>サイズ:縦17cmx横17/26cmxマチ10cm。

巾着ひもはなじむ同じオレンジ色の江戸打ち紐3-4mm程度。ループエンドはゴールドカラーのスズラン型です。

撮影用に、中には、新聞紙(しんぶんし:印刷あり)をまるめてそれを新聞紙(しんぶんがみ:印刷無し)で包んだ小さめあんこが1つ入っています。

実際にこうして物を入れると、こんもりとしてかわいい巾着袋です。

写真だとサイズ感が分かりづらいですが、小というタイプは、もうひとまわり大きいのです。

サイズの違いを小さめ同士で比べてみると、

・「小」・・・縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

・「ミニ」・・・縦17cmx横19/26cmxマチ10cm・・・今回製作の方はこちら

共通する部分がありますね。

横の底辺の長さです。同じ19cmというのが、底面の横の長さにあたります。

けれども、マチが5cmも違うこと、縦と横ともに5cm以上寸法の違いがあり、見た目も結構違うと分かるのです。

ただ、このミニサイズも、ミニとはいっても結構な容量であることで、後の使うシーンでの価値を容量にも感じていただけると思います。

このサイズの違いによって入れ物としての目的も少し違ってくるかもしれませんし、趣味嗜好の違いにも当てはまりやすくなるかもしれません。

作り手の私の方から言えるのは、小では無理な生地の分量でもミニなら可能である場合が多々ありました。

そうしたことで、このミニサイズを設けたという経緯があります。

あとがき

今回の裁断の向きのミスによって、変な風に生地が余りました。

ミスがもったいない結果を招いてしまいました。

本来、めいっぱい生地を有効に使ったサイズに決めていくスタンスのこのインテリア企画ですが、ちょっとずれてしまいましたね。

本当は、小を作ることが出来ればよかったので、柄の向きの間違いの重要さをここで実感します。

ただ、このミニサイズの出来栄えは良好です。

かわいくコロンと座るインテリアできらりと光る質の良い巾着袋になれますよう(^-^)。

花柄だけが美しいとは限らない!、ハンドメイド巾着袋で知った抽象柄の神秘的な美しさ【1083】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただいま、過去の生地でインテリア収納袋シリーズを製作中です。

短い時間でトントンと進めていくために、比較的短時間で作れる巾着袋デザインです。

とはいえ、なかなかの手間が込められたものでもあり、接着芯を全面に貼り、裏地付き、ツヤのあるひも、デザイン性のあるループエンドというこだわりのお品です。

出来上がりは、creemaで販売致しますので、どうぞ後ほどお立ち寄りくださいませ(^-^)。

今回は、多くの花柄とかジャガード花柄とは少し違った印象の抽象柄でお作りしました。

神秘的な雰囲気が美しいシルク紬の抽象柄の巾着袋

インテリア収納袋:小・・・<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

何かモヤモヤした柄だけど黒ベースでパープルの濃淡が綺麗ですね。

こちらの生地は、なかなかの高級品です。

<表地:黒xパープル系マルチカラー抽象柄>シルク紬(つむぎ)プリント、絹/100%、日本製。
<ひも>江戸打ち紐3-4mmのグレー色。
<ループエンド>コイルデザインのシルバー色。ボーダー柄みたいな彫が表地の紬の筋にマッチ。
<裏地:シルバーグレー>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

表地の絹にはツヤがありますので、さらに高級感の倍増で、裏地は、ゴージャスなお衣装生地。

この生地、過去にもいろんな色で利用させていただいてまいりました。

とてもつやがあり、それでいて、丈夫で厚みも感じられるハリコシのある素晴らしい生地。

ナイロンが40%も入ることでこのハリコシが出ていると思いますが、注意する点というのがあり、接着芯は、ニット芯を貼るということです。

織芯だと伸縮性がないので、このナイロン糸の伸縮性によって、熱を加えた際に伸び縮みしてしまう動きになじまず気泡だらけになってしまうのです。

伸びる時に一度動き、縮む時に戻ることでもう一度動くという生地の伸縮です。

これは、実際に接着芯で失敗してしまった結果分かったことですので、とても貴重な過去の体でした。

ニット芯を使えば、全くこの問題は出ません。織物でもニット芯が必須な混率がナイロンだったのです。

織物は織芯、ニットはニット芯という使い分けは間違っていると分かった瞬間でした(^_^;)。

最後の巾着ひもホールのステッチを表裏のどちらにかけるのかに関する答え

こうして、本来表になる面を今一度ひっくり返して、内側にしながら柄の方へステッチ。こうして、器のようにかけることが見やすくて綺麗にステッチができる向きだと分かりました。表地の方からそのままステッチする場合だと生地が反ってしまって、ステッチの位置を見失い歪みます。この写真のように一度ひっくり返し、表を内側へ持ってくるというところがポイントになります。

さらに、巾着ホール周辺のコの字の下の線に重ねてスタートすると出来上がりが綺麗。

これが裏地側にも同じコの字の下の線に当たるかというと、何も対策しないとずれます。

これをピッタリにする策はただ今考案中。

待ち針で合わせる、しつけするなどがよいのかもしれません。

今度徹底していきます。

あとがき

抽象柄かっこいいですね。

マルチカラーだからこそ華やかになっているとも言えます。

紬の節は高級感があり、和風な雰囲気の方向でもイメージが浮かびます。

例えば、紺色の浴衣などにこの巾着袋を持つというのも素敵だと思います(^-^)。

タオル地で優しく作ろう♪、出来上がりがほっこり田園風景のような巾着袋【1082】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、インテリア収納袋(小)のサイズである巾着袋を製作。

素材はタオル地です。

タオル地は過去にも複数製作してまいりましたが、とても出来上がりがふんわりして優しい雰囲気に仕上がるところが特徴です。

タオル地ながら、高級感も出したい!、その結果完成した巾着袋のご紹介

インテリア収納袋:小・・・サイズ:縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

こんな感じのふんわり巾着袋が完成。

思わずそっと触りたくなるような丸みですね。

表には、無地に華を添えるという意味で、巻き薔薇を3個縫い付け。縦に行って帰ってくる二重縫いです。手での縫い付けよりもスピードがありますし、しっかり固定されます。
<表地:ベージュ>シャーリングタオル、綿/100%、日本製。
裏地には、表地と真逆の濃いめであるブラウンベースのマルチカラー小花柄生地をチョイス。
<裏地>生地名不明(ブロード)、綿/100%、原産国不明。
この優し気なお花もタオル地にマッチ。

このサイズの用途が豊富なわけ

実際に私も同じサイズ感で手持ちのインテリア使いしているアイテムが多いです。

救急箱みたいな入れ物として、中には、綿棒、薬、バンドエード、不織布マスクストックなどを入れています。

その他、ストック的な小物を入れていまして、こういったマチがたっぷりのものには、ストックとしての保管の役割があるみたい。

安定感がありますね。

そして、お弁当袋にも良いのではないでしょうか。

お菓子を入れて持ち歩くのも良いですし、買い物時のつぶれやすい果物などの一時的な保存袋としても良いかもしれません。

こうして、用途がいろいろ考えることができるのも、やはりマチの思い切った大きさがポイントになりますね。

あとがき

また、こんな感じで引き続き製作していきます。

まずは、ベースとして、生地の選りすぐりがあっての製作になるので、生地探しに関しては、過去のストックの分も含めまして、とても力を注いできたことです。

そして、表地と裏地のマッチングですね。

どんな組み合わせにするかでも結構変わってきますので、ここも重要です。

今後製作していくお品も、過去の生地であるかもしれませんが、実際に制作するのは、現在であることで、過去の時の生地調達時のイメージから、またその後、いろんな変化とか心持ちによって新たな組み合わせが生まれたりしています。

今回のシャーリングタオル地も、この生地自体は3年程前に出会ったわけですが、その裏地というのは、ほんのここ最近決めまして、探したものになります。

コーデも楽しいですね(^-^)。

はぎれで作ったイメージを遥かに超えていく高級感あるミニ巾着袋【994】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在巾着袋を中心としたインテリア収納袋を製作中でして、その中の製作のように思われるかもしれませんが、今回の場合ははぎれで作った製作になります。

インテリア収納袋の一番小さい「ミニ」というサイズよりももっと狭い面積しか生地が残っていなかった場合になります。

「ミニ」よりもさらに周囲2.5cmずつ小さくなりますので、縦横で言うと5cmずつ小さい面積です。

かなり差がありますので、やはり、「はぎれ」の分野となった生地です。

しかしながら、これで、何ら作りとしては変えずに完成させました。

サクサクッと2時間程度で完成のミニ巾着袋

短い時間での完成ではありますが、やはり、2時間はかかりました。

どのお品も小手先の製作ではないということですかね。

はぎれで作ったミニ巾着袋:<サイズ>縦12cmx横12/21cmxマチ10cm

この生地はネイティブ柄のような服地です。

まずはこの生地をバッグにするということはなかなかされないと思われます。

これを、リュックに作ろうと裁断後保管中の製作中になるものが未完成なのです。今回、先にはぎれが登場してしまいました(^_^;)。

このがさっとした風合いはトリアセテートの特徴であると言えますね。

<表地:黒ベースのマルチカラー>トリアセテート、トリアセテート/55%、ポリエステル/45%、日本製。
<裏地:黒>生地名不明、綿/100%、日本製。

原色カラーが美しい表地。

裏地はあっさりと黒無地。

大人っぽい雰囲気です。

ただ、ここへ何を入れるかですねえ。

そこははぎれ製作。入れるものが余り浮かばない。。。インテリア収納袋の「ミニ」との違いかもしれません。

なかなか浮かびませんが、マチが10cmとミニサイズにしては立派です。

どっしりと何か小物を入れたい場合に出番があるかもしれません。

1つは、マチの広さからコップ入れというのが浮かびました。

マチ無しよりも入れやすそうです。

あとは、外出時の持ち運び用のコスメポーチとしてもありかもしれません。

今、サイズ感を見てきましたところ、はぎれで作るファンデーションケースが横にどっしりと入りましたので、ファンデーションのフィルが安定した状態で入れることができるようです。

あとがき

コロンとして、なかなか可愛い巾着袋です。

思わず、何度か開け閉めしてしまいました(^_^;)。

はぎれで作るものだから何かを省略するといったことを全くしていないので、大きなサイズのもののミニ版です。

とても高級感が感じられます。

せっかく製作するならやはりこの方向だと改めて思いました。