化粧ポーチにすっぽり入れて使うコンパクトながらお部屋が充実のペンシルケースの完成【705】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前【689】では、化粧用ペンシルケースの改良途中の場面のご紹介でした。

今回は、いったん完成した改良品に至ります。

【689】の時とどう変わったかの比較も興味深いと思います。

そんな比較の写真を交えながらご紹介したいと思います。

ポケットの深さの増大と片側のみにした改良部分の比較

【689】の記事内での試作品:試作ということもあって変な縫い目が左に出ています(^_^;)。
当【705】の記事内の完成品:かなりすっきりとなってきました。実際にペンシルを7本入れているので立体的です。このまま化粧ポーチに入れることが目的です。

見かけはそれほど変わっていません。

ただ今回、カーテン地の厚みの原因もありましたし、両縁がラッピング始末になりました。

内側に折り込むと膨らんでしまい、綺麗な線にならないからです。

真っ白ってなんか逆に個性的ですね。余り生地ならではの面白さです。

以前は両サイドにポケットを付けて充実させようとしていましたが、何か混沌としてしまい、ペンシルをフルに入れると結局互いに邪魔に。。。断然片側のみが使いやすいと思いました。ポケットも浅くて不安定ですね。
今回は、ポケットが深くなり大変安定しました。そして片側だけなのですっきりとしています。

今後の課題と使用シーンについて

もともと両側でポケットの数を充実させようとしたことを半分の片側のみにしたわけですから、当然ポケットの数が減りました。

この縦の幅は変えるとコンパクトなケースが実現できないので、できるだけこのままのサイズでポケットを充実させるための工夫という難関が今後の課題です。

それほど化粧に凝っていない私でもペンシルが7本あるわけです。

そして、シーン。手持ちのすべての筆類を携帯用に持ち運びして化粧直しに外出先で使うのかということです。

上述のような化粧には無頓着寄りな私の例だと、化粧直しにペンシル類を使うことがほとんどありません。

リップとか乳液、ファンデ(粉)、口紅くらいです。

ということは、携帯用には少なくて良い、もしくは、逆にそのまま持ち運んで入れ直しなどをしなくてよいように。。。などが今現在浮かんでいる使い方です。

そうなんです。「使い方」についても作り手としてはご紹介していくのが使命かと思っております。

あとがき

「技術と機能」これを高めていくことが、結果某ブランドさんのような、「アイコン」部分の豊富なお品になるのです。

パッと見て、この作りはあそこのブランドの物だな、らしいなあと思うことがすでにアイコン化が定着しているというもの。

この他には、ファンデーションケース、シャドウケースなどの割れたくない粉もののフィルを守るのを兼ねた収納のミニケースが控えています。

また、順次ご紹介してまいりますね(^-^)。

インテリア映えも意識した薔薇のボストンバッグを収納ボックスとして使うアレンジの仕方例【668】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

昔から薔薇柄がとても好みです。

お部屋のインテリアを薔薇柄中心で配置しています。

個人事業主は事業用の備品や消耗品も自分で決めることができますので、自分好みのインテリア性を兼ねたものを選んでいます。

今回は、レンタルジュエリー事業で使う、ジュエリーケース入れとか、お手入れ用の道具、タオル類、撮影用のマネキントルソーなどを収納する場所が何か混沌としていたのですっきりと綺麗にまとめて整頓するために、大きなボストンバッグを利用する方法を考えました。

テンション上がる好きな柄と好きな凹凸感ある素材の、ゴブラン織りの薔薇柄のボストンバッグ、しかも取っ手などのパーツが本革レザーということに的を絞って探しました。

もともと自分でハンドメイドで作る予定を時間が無くて変更、既製品の購入で見つけた2点のボストンバッグご紹介

もとは、記事の【602】に遡りますが、この時に、ボストンバッグを自分で作っていく決意を表明していました。

それなのに、なかなか自分のものを作る時間などない実態があります。

事業主はひたすら、お客様のための物を作る毎日なものなのです(^_^;)。

よって、自作ということをいったん諦めました。

そして、購入して早くすっきり収納を実現させたかったのです。

今回2種のデザイン、作りの違うボストンバッグをなかなかない中、やっと見つけました。

上下とも、ゴブラン織り、花柄、取っ手などが本革レザーという私の拘りを満たしたお品です。なかなか見つからなかった中やっとの2点でした。

2泊程旅行ができるような容量の大きめであること、ゴブラン織りであること、花柄であること、持ち手などが本革であることとなると、これがなかなか見つかりませんでした。

そんなない中でいろんなサイトを見て、お値段もリーズナブルでというものがこの2点。

上はイタリア製、下は日本製。

少し興味深いのが上下の2点の作り方が全く違うことです。上はトートバッグの延長のデザイン。

下は、典型的なボストンバッグのデザインで、側面が別パーツで分離している点が大きく違います。

そして、上は支柱がわたっていますが、下は無いです。

柄をたっぷりご披露するには、下の方がかっこよく感じますが、もしも、実際に旅行バッグとして使うなら、断然上の支柱のタイプが丈夫です。

支柱のおかげで、バッグの底の縫い代部分からよいしょっと持ち上げていますので生地への負担が軽いです。

下は、ある一定の箇所(取っ手の取り付け部分)に重さの比重がいきますので、場合によっては 破れてくる可能性がリスクとしてあります。

けれど私の使い方はあくまで収納のみ。どちらでも関係ないので、面白く2タイプのデザインであることもインテリア的には面白かったようです。

実際に中に入れている細かな部分の様子は、YOUTUBE動画内でご覧いただけます。

すべてレンタルジュエリー関係の備品を入れています。

あとがき

収納やインテリアもとても好きな私です。

なかなかインテリアも事業としてはアイデアが浮かびませんが、こうして、こういう機会にご紹介してご提案していくことは今後もできます。

よく、自分でいつも思うのが、インテリアではこういったシックなバラ柄などの落ち着いたアイテムが好きなのに、洋服となると、結構崩したカジュアル気味な感じを好むというのが自分でも不思議です。

インテリアで薔薇が好きなのだから、薔薇のワンピースをたくさん着たいかというと、何か洋服だときちんとしすぎていて、落ち付き過ぎていて、テンションが上がらないんです。

ネイティブ柄のワンピースとか、アシンメトリーにカットした洋服などのかっこよさみたいなものを着たいと思っているんです。これがとても自分で不思議ですね。

インテリアとファッションも同じライフスタイルなので、つながっているようで、実は何か自分の中で境界線があるみたいで、そこが今も謎です(^_^;)。

ミニインテリアのようなコスメボックスの中身に更なるケースをハンドメイド品で収納するアイデア【658】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お部屋の模様替えとかインテリアがとても好きです。

そのインテリア好きから、コスメボックスの中もミニインテリアのような世界観で、自分ならではの配置と整頓にしていくところへ、ハンドメイド製作のミニコスメケースを入れていく環境のご紹介です。

ただただコスメケースだけをお作りしてご紹介してまいりましたが、その配置とか、どんな場所へ入れるのかというのが、ブランドのコスメポーチ、そして、コスメボックスへと段階をおって入れ物の中の入れ物といったような構造であることをご紹介したいと思います。

インテリアも、お部屋という箱の中に、たんすとか、棚を置いて、さらにそこにボックスなどを設置していますよね。

あれのミニチュア版みたいな考え方で、お作りしていますハンドメイドのミニケースを俯瞰してご覧いただければと思います。

私の例ですが。。。大き目コスメポーチがブランド品で持ちたい方へのご提案

ブランド品が好きです。

やはり作りが良いですし、お仕立ても特徴があったりします。そんな点に着目するのも面白いものです。

私のように、メインコスメポーチはブランド品が良いという方は多いかと思います。

コスメポーチはバッグの中では結構な存在感であることと、毎日使うものということでバッグのような感覚も一部あります。

ブランド品というのは、お品のご提案がほぼ一方通行だと私は思います。

一流ブランド品がお客様の声を聞いてそれをいち早くフィードバッグした製造をしているかというとそもそもそういったものではないと思っています。

自社のデザインをコレクションとして提案していってお客様に受け入れたもらうというスタンスで今まで来たと思います。

今後も有名なブランドというのはそのようなブランディングの力の効力で購入側も受け入れていくという形は残っていくと思っています。

ブランド力というのはそこまですごいものなんだと思います。

ビンテージ物であっても中古品であっても何ら同じことです。

よって、ここが今一つ、、、と思う点も受け入れていくしかない部分もあります。

そうするとそこに、不足部分とか、機能の拡張をした部分を補うということが出来そうな空間を見つけます。

ということで、私のコンセプトとして、ブランドポーチの補助的な役割ができるにふさわしい良質なお仕立てのミニミニケースといったお品を作っていくことになります。

こんな感じでほとんどすべてのコスメグッズが収納できるコスメボックスを持っています。好きなバラ柄。そして、縦長タイプの背の高いサイズのものです。いろいろこういったコスメボックスがある中では、この縦長タイプが私としては一番使い勝手が良いと思っております。取っ手が付いていることで、場所を移動して持ち運びができます。まるでメイクさんみたい♪。
最近見つけたビンテージのバレンチノのスエードの小花柄ポーチ。スエードがとても好きです。本革に花柄プリントは結構レアです。大き目サイズのポーチでこれごとコスメボックスの一番上にどーんと収納です。
さて、いったん小花柄のコスメポーチはよけて、それ以外の収納を見てみます。これは、コスメボックスの中の様子。仕切りをパンダンの入れ物で更にお部屋を作り、同じ種類のアイテムごとに収納。例えば、右上はヘア関係のクリームとミスト。右下はコンタクトの液と保存ケース。保存ケースが小さいので、自作のハンドメイドポーチに入れています。左下はエンリッチというような保湿クリーム。左上はお部屋のにおい用のセージの香りの芳香剤と、消毒用ジェル、そして眼鏡クリーナー。一番左のシャネルケースは、爪切り、ビューラー、眉毛をカットする小ばさみです。一番上はファンデーションの予備で(間違えて2個買ってしまったので)、自作のファンデーションケースへ入れて割れないよう保管します。
まだ右の空間が空きです。ここへ、こちらも自作のポーチで中身が予備用のペンシル類が入ったものを設置。空間がフルに埋まりました。
さて、最初によけておいたメインポーチ。これは、携帯してバッグの中に入れて使えます。正面のポケットにはぺたんこのクシと鏡。フェンディの物を入れています。
クシがなぜか2個になっていますが、ポーチと一緒に付いてきたものだったから増えたのだと記憶しています。鏡もコンパクトで可愛い丸型のペタンコのゴールド。左の方に少し写っています。
中身ですが、肝心な物がぼけてしまいました(^_^;)。ペンシル類が現在そのままinしていますね。これが今後は自作のハンドメイドケースのペンシル用のものによって、収納的なお部屋ができることになります。ここにたどりつく背景とか環境が今回お伝えしたかった内容となるわけでした。

随分といろんな入れ物があるものですね。

入れ物はそれだけで魅力的なものであり、私はずっと注目してきましたし、素敵な物が多いです。

そういった入れ物の仲間入りとして、小さい容積のこのようなコスメポーチの中で活躍してもらえるものを目指します。

あとがき

こうして見てみると小さな入れ物だってインテリアなのだという考え方をしてきました。

サイズが小さくなっただけで何ら大きなお部屋と同じことをしていたのです。

インテリアは世界観が生まれます。

化粧ポーチはそれに比べたら小さな空間ですが、開けた時に広がる、個人個人の特徴がとても楽しいものになりますね(^-^)。

そこへ私はハンドメイドで使い勝手の良い機能の小さなケースをお手伝いしたいわけです。

【644】に続きまして、実際の改良として、2アイテムを1つに合体のシャドウ用ポケット付ファンデーションケース製作【648】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当記事の少し前の、【644】の続きのような内容になります。

ポーチの中で使う更なる小さなポーチとして、ファンデーションケースが使えそうだと考えてきました。

もう1つ細かいアイテムとしては、シャドウケースもあるということで、別々それぞれミニミニポーチを作っていました。

両方ともフィルになっていて、割れ物です。そういった保護の目的ももちろんあります。

今までは別々のポーチにしていたのを、もっと単純に1つで2部屋出来るものをと、今回改良して製作したのが、シャドウポケット付きのファンデーションケースというもの。

型紙のパーツが2つ増えました

ということで、シャドウケースをポケットでファンデーションケースの背に取り付けます。中だとかさばって蓋が閉まらない、表側は場所がない、背に付けるしかないということになります。

右上2つがポケットのシャドウケース入れです。小さい方はあまぶた

途中の製作は省略させていただいて、完成へ飛びますね(^o^)丿。

レビューをしてみます。

マジックテープの位置はそれほど悪くないのですが、カットが大きすぎて、合っていないように感じてしまうので、マジックテープをもっと小さくカットするのがよいですね。ここは次回に直す点となりました。
シャドウポケットがマチの邪魔にはならず、良いサイズで取り付けることができました(右側)。ポケットの容量はこれで良さそうです。
背のシャドウケースポケットにマジックテープを付けなかったので、フラップが浮き上がりました(左側)。次回はマジックテープを付けることに変更します。あとは、フラップのデザインです。スクエアで良いのかどうか迷っています。

次回の改善の予定について

まだ、更に次回の製作が必要となりました。

そして、遡ること、もともと3点セットだったペンシルポーチを廃止したけれど、これは。。。

このペンシルポーチに関しては、ポーチという形よりも、長いものを差し込むお部屋をいくつか作った布を巻くというようなニュアンスのポーチができないかと考え中です。

ファンデーションケースとは別のアイテムにはなりますが、やはり、筆などもまとめて収納するのが使う時にバラバラから探すより時間短縮でありストレスが無いですね。

けれど、そのペンシルポーチも開け閉めしやすくしたいので、おそらくマジックテープで留める形になるかと思います。

少し留まっていればよいので、ポーチの中で使う入れ物はファスナーとかそういったパーツは逆に開け閉めが煩わしいことを自分で使ってきて感じてきました。

あとがき

不思議なものです。

コスメケース3点セットを考案した2年前はこれが永久だと思っていたのに、改善するとは思っていなかったです。

時の経過は考え方とか内容を変えていきますね。

やはり、「手ごたえ」がなかったということでの改善になりますので、お客様の反応の影響は大きいです。

ハンドメイド、安くても、とりあえず良質な商品の製造を目指す勧め【638】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近インテリアを兼ねた好みの薔薇柄の布の袋のようなバッグを入れ物目的で数点あちこちから購入しました。

どれもハンドメイドバッグのようで、結構昔のお品なのかなと思うようなレトロな雰囲気がありました。

そんな雰囲気と薔薇柄はバッチリ自分好みだったので良かったのですが、実際に入れ物として使っていくうちにとても不便さを感じてきます。

袋が一重仕立てなものは、中に入れた物があちこち移動して安定感の無い収納になる、取っ手が一重仕立てなことから、フックにかけているうちにねじれてねじれが戻らないなど。

ということで、今回、ハンドメイドバッグを作っている私が、ハンドメイドバッグを実際に使ってみた貴重な記録と体験となります。

こんな感じの超シンプルな一重仕立てのトートバッグです。袋のような感じです。これも作りがしっかりしていれば話は別ですが、ものすごく柔らかく、当初の布の状態にほぼ付加価値が加えられていないものです。ただ、柄の可愛さだったりでその点にのみ価値は感じました。

実際自分の物を作ることがなかなかない製造者自身の現状

ハンドメイドバッグを作るのであれば、自分で作ればよいのですが、これ、実際の話、なかなかその機会がないものなのです。

自分って結構二の次。商品で廃棄処分をするものが出てきた時などにやっと自分で使っています。

通常上手くできたものは、すべて商品として並べます。

今回、早急に入れ物がほしくて、好きなバラ柄の布バッグを探しました。

そして、なかなかなかったのですが、3-4点見つかり、収納をしていたのですが、結果見事に、数か月で使い勝手の悪さに解体。

柄がかわいいので、リメイク用に保管してあります。

リメイク場面のブログや動画のアップは、商標権の侵害になるので、当記事内で実際のリメイクの様子をアップすることはできませんが、すでに1点、一重仕立てのトートバッグから、メモ帳ホルダーというものへリメイク完了して、ものすごく使い勝手のよいポケットとして使っています。

こんな感じの形になりました。取っ手は、元の取っ手を活かし、中に接着芯を貼るということをしてよれよれにならぬような取っ手に仕立てました。もともとバッグの表面、後ろ面だった2枚の布の間には、ハード厚芯というごわっとした芯も挟み、布自体に接着芯も貼りました。そして、縦に柄の向きを見ながら折り返して輪にして広いポケットを作り両サイドを縫い付けて完成です。
ここへ、予定メモを日付順に入れます。そして、一番先頭の近日の予定メモを外に出して洗濯ばさみで留めます。

これ真似してみてください。かなり、使い勝手が良いです。

予定を見過ごすなんてことは決して起こらない万全対策となります。

ここから思うことは、結局、現実的にしっかり使えるものという点がヒントになります。

一重仕立てのトートバッグだっ時はいろんなものを入れれそうな気が一見しますが、実際は機能としては満足いくものではなかったということですね。

この「壁掛けメモホルダー」は、ブランドのうさぎのキャラクターのもので、とっても可愛いので、この生地は入手できないものなのです。

よってこういった別の形で購入時のコスパとか価値を残します。

使う側もせっかく購入したので、後々コスパの良い買い物をしたという結果を得たいものですものね。

あとがき

今回のリメイクに至った薔薇柄とうさぎのプリント生地でできたハンドメイドバッグ達は、リメイクしてでも使いたいと思った価値はあったわけです。

柄のレアさとか素敵さですね。

けれど、それもない商品というのは購入されないということも考えられるわけです。

たまたま私はリメイクが好きなので、手段としてそうしましたが、最初からリメイクしようとして購入することはまずありません。

やはり、入れ物として使う目的での購入になるので、リメイクなどをしない人であれば、最初から購入されないと考えると、製造者から見れば怖いことです。

販売価格が安い、高いにかかわらず、とにかく「良質:良い作り」というところにポイントを置いて意識することを製造するにあたってお勧めしたいと思います。

かしこまりがちなブリーフケースと対極にあるテイストをデザインに落とし込んだエキゾチックなバラ柄の書類リュックでビジネスシーンを柔らかく彩る【93】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよ<簡易リュックシリーズ>の製作がラストの1デザインとなります。

今回製作のリュックは、A4のクリアファイルが入るペタンコの四角型。

もしかして、ビジネスシーンでも活躍できるかもしれないと思っております。

そうなれば、これまでの堅苦しいイメージなビジネスシーンに彩(いろどり)を添えられそうです(^-^)。

スエードライクな毛羽立ちがやわらかな生地をビジネスアイテム入れに落とし込む

<表地・裏地共通>スエードプリント、ポリエステル/100%、日本製。

名前が、スエードプリント。しかしながら。。。実際は、あの本革スエードではないです。

ただのネーミングです。

スエードと呼ぶには「皮革」であることがベースであるという一応の定義のようですので、スエード調と呼ぶのが正解かな。

しかしながら、近年はいろんな布地をスエードと呼んでいるようで、今後個のスエードという言葉の定義も変わっていくのかもしれません。

生地の毛羽立ち、さらさら感、ポリエステル/100%であるということ、生地の斜めにラインが入った綾のような織り目、「ピーチ」という素材にも類似しているなあと思いました。

いつもの生地屋様ですから、ピーチという名前を表示されるでしょうから、正式には、違うのでしょうね。

とにかく薔薇の花柄の色がとても華やかな紫がかったピンクで、その周りの、黄緑色とか、オレンジと一緒になって、エキゾチックな景色です。

ファスナー使いにおいてのpicturesque流なこだわり

メインの開閉には、ファスナーを取り付けていきます。

私は、過去にファスナー使いを何度もポーチやバッグで製作してきましたが、その中で、ファスナーには、物理的な負担はかけない方が長持ちだな、と思う部分があります。

というのは、あるエピソードがあるのです。

基本的なポーチは、ファスナーをてっぺんに取り付ける方法が王道ですね。

ただ、あの方法は、基本的でありながら、ファスナーを取り付けた後に、縫い代を隠すためにひっくり返すので、とてもファスナーに負担がかかります。

上述はこのタイプの事をお話しています。
これこそがファスナーポーチの王道みたいになっていますが。。。

つまり、無理なことをしているといった感じです。

あれが、すごく不安になるんです。ファスナーさんも可哀そうだと思ってしまうのです。

いずれ、ファスナーの務歯が開いてきて、ファスナーの機能が壊れる気がします。

実際、過去に、ハンドメイドを始めたばかりの頃に何百個と作ったポーチやバッグに取り付けたファスナーがサイズによっては、留め具の部分でちょうど終わらない場合、カットすることがあります。

この時に、カットした部分を一応、開いてこないように留めることをミシン+手縫い(刺繍みたいに行ったり来たりのコイルみたいに始末する)をしていましたが、それでもなんとなく不安でした。

実際にファスナーの務歯が割れて、開いてきたこともあり、「えーっ、新品のファスナーなのに」と、思いながら、無理矢理とじるみたいな作業をしたことが思い出されます。

自由にファスナーの長さをカットするとこんな風に端を工夫せねばなりませんでした。

当然です。本来の定位置から真反対にくねらせてうなぎのような体制でそのまま出来上がるのですから。

ファスナーに圧力がかかって開こうとする力が働いてしまうのです。

こんな体験から、だんだんあの基本的なタイプのファスナーの取り付けをひかえていくようになりました。

ゆるやかに取り付けたら気持ちがいい♪、そして、ゆったりと無理なく取り付けられたファスナーはいかにも安定していて見ていても心地よいのです。

ということで、今回こんな感じで、まっすぐにファスナーを無理のない体勢で取り付け、その代わり、ひっくり返せなかった縫い代を外にそのまま飛び出すことにしました。

このようにファスナーに無理な体勢を強いずに、まっすぐに取り付けました。

ファスナーが飛び出した縫い代を美しくラッピングする方法

では、外に飛び出したこの縫い代はどうするかということが、今回のポイントとなります。

共布ラッピングという方法です。

バッグの底ラインは、裏地と表地とを向かい合わせて互いに中側に1.5cm折り込んでのステッチを施したので(ひっくり返しをしていません)、縫い代は隠れました。

残るはサイドの縫い代のみ。

硬いファスナーの務歯があるサイドは底部分のように内側に縫い代を折り曲げる方法は無理です。

そういった時は、そのままの安定した状態に共布ラッピングをかぶせることが効果的な方法の1つです。

縫い代1cm程ででスタートとゴール部分を縫い代を隠すように折り込みます。
ラップ巾は2cm。地縫いで1度、最後の縫いとじで1度の合計2度のステッチの2段階作業。
ラッピングの縫いとじの場面:待ち針を留めながら正確にくるみます。
このショットの場面こそ、ラッピングで一番大切な場面。幅をいかに正確に一定にするかです。
そうして、ミシンの縫い目が裏面にも同じような位置に出るのです。

これが、カーブの部分だと難易度が極端にアップしますし、そもそもバイヤス裁断が必須ですが、今回はまっすぐの線なので、トレート裁断のテープで大丈夫。

幅が2cmもあると比較的難易度は下がります。

両サイドのラッピング始末出来上がり:もう1点ポイントがあるとすれば、どちらの面から行うかということ。
表面を最後の縫い付けに持ってくるのが裏側よりも綺麗です。
よって、ラッピングは、どんな時も裏側からスタートして、表で縫い閉じるというのが綺麗かなと。

完成品をご披露

A4書類スクエアリュック完成:縦35cmx横29cmxマチ無し。

この1つ前の記事の【92】と同じように、共布ショルダーにジグザグキルトをかけました。

そして、同じく、調節機能は付けていません。直接挟み込みの縫い付けをています。

マチが無いタイプの書類中心のリュックですが、スタイリッシュですね。

まさに、「簡易リュックシリーズ」の「簡易」が感じられるものです。

この「簡易」ということは、上手くポイント箇所をしっかりしていくと、「粋:いき」や、「瀟洒:しょうしゃ」という雰囲気が実現できます。

この柄が、まさかビジネスシーンに使用するということは想像しませんね。

「世の中に多すぎるほどのビジネスバッグがあふれている、その中で目立つのはその対極のテイストをその型に落とし込むこと」、こんな風に考えてみたのです。

ビジネスなのだから、引き締まったイメージもあり、緊張し過ぎないようなリラックスした柄というバランスを取ったコンビなのです。

このバランスは私ならではです。

あまり堅苦しくはない分野の会社に勤務した過去があったことで着想できたことだと思います。

業界は、「ファッション業界」でした。

あとがき

今回で簡易リュックシリーズ終わります。

3点の違うデザインの製作でしたが、どれも、とてもやさしい作りをしています。

「作るのが簡単な易しさ」と、「無理な材料の使い方をしない優しさ」の2つのやさしさが込められたものです。

リュックは、ああいう形のことを言うのだというような固定観念はとうに打ち破っています。

しっかりと作って、機能があれば、素敵になります。

今回のような弓矢のような弾力性のあるショルダーのように、単純でも、しっかりした作りこそがまずは大切なのです。

あるジャズピアニストのインタビューでの言葉を思い出します。「ビル・エヴァンス」様です。

「華やかにただ弾くのが素敵な音色なのではない、シンプルでもポイントの音を押さえれば、素晴らしい音色になる」と。

デフォルトのビニール素材のカバーの寿命短し、もっと永続的なミシンカバーを自作品のリメイクで作る【9】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バラ柄が相変わらず好きです。

花柄はマルチカラーで、主に赤系とグリーン系のコントラストが映えて素敵なのです。

今まで、エコバッグとして作って持っていたあまり使い道が今後はなさそうな大きなバッグがありました。

インテリア的にも映える薔薇柄のミシンカバーを作ってみた記録
元の自作エコバッグ:綿素材の大きなサイズの薔薇が大変美しい生地です。洋服を運んだりする際に利用してきましたが、飽きもあり、生地がもったいないので、リメイクして今後も使い続けようとしたものになります。

1つリメイクのルールとしまして、今回私がYOUTUBEにも、ブログ記事にもリメイクとして投稿できた理由は、元が自作品だからです。

生地にも著作権が謳われていない、商業利用が自由の生地を自分使いに作ったものを解体したリメイクなので、すべての著作権、商標権を正当にくぐり抜けたものになります。

これが、元が何かの洋服から解体したものだとアウトで、この記事にすることもしなかったと思いますので、その辺りはよくご理解いただきたいと思います<m(__)m>。

今回作ったのは、ミシンカバーです。

私のミシンは、JUKI社様の「シュプール:TL25」という職業用ミシンの超初期の頃の型番です。

同じ型番のミシンを持ってみえる方、よろしかったらご注目くださいね。

おおまかな手順

ここで、製作の作業のおおまかな手順をお知らせしたいと思います。

①元のエコバッグ解体:縫い目をすべてほどきます。

②型紙作り:単純な3パーツのみです。

③裁断+芯貼り

④取っ手部分くりぬき作業

⑤組み立て作業

⑥表地と裏地の縫い合わせ

以上です。

この中での、一番のネックは、④の取っ手くり抜き作業の位置の把握の難しさです。

ポイントとなる箇所

インテリア的にも映える薔薇柄のミシンカバーを作ってみた記録
ミシンの取っ手:カバーがついたままカバーのくり抜き~取っ手を出して持ち運びする機能です。

ミシンには、通常、持ち運び可能なように、取っ手が部品として付けてあり、もともとのビニールのカバーもこの取っ手の部分をくり抜いて作ってありました。

ビニールは、いずれ破れてしまい、永遠のものではなかったです。

そのきっかけで今回新しくミシンカバーを作ることになったわけです。

この記事を書いている時点では、もうすべて終了しているので、取っ手のくりぬき口の正しい位置をどこにしたら一番使いやすいかなどは最終的には分かりました。

しかし、途中の過程では、なにしろ、初めて作ったミシンカバーなので位置を失敗しました( ;∀;)。

位置を失敗して2度ほどいてやり直しましたので、結構日数もかかっていますが、やはりどうしても、最初からはどの位置にしたらよいか、くり抜きのサイズなどがなかなかつかめなかったです。

製作過程

製作過程に関しましては、YOUTUBEに詰め込みましたので、ご覧くださいませ。

今回の私のミシンのシュプールTL25の場合ではありますが、くり抜きの位置は、ど真ん中であるハギの中心の縫い目の縦線から右に1cmの位置でありながら、ど真ん中より1cm下の位置に表から見たときにくり抜き穴が見える位置が一番ぴったりでした。

インテリア的にも映える薔薇柄のミシンカバーを作ってみた記録
くり抜き穴の位置について

私も最終的に分かったことなので、この写真は、中心から3cmの位置になってしまっていて、しかも、ど真ん中の縦位置になってしまいましたが、もう生地が残っておらず、良しとしました。

通常縫うときは、裏面からミシンをかけて、ひっくり返しますので、ど真ん中の場合だと前面と後面が対象のものなのであまり考える必要はないですが、真ん中より1cm下で出来上がるようにということは、裏から見ると真ん中より1cm上に下図を描かなければなりません。

このあたりが、間違いやすいというか、私も最初意識しておらず、失敗しました(^_^;)。

どうぞ、ご注意くださいね。

もう1点の自主レビューとしては、3cmx12cmで作ってしまいましたが、もっとずれた時の柔軟性を持たせ、4cmx15cmなどと、くり抜きの枠を広げておいた方が、後々使いやすいです。

曖昧なので、もしかして、まだまだ徹底研究が足りないのかもしれません。

どのみち、おおい布で口をふさぐような形に作りますから、穴が大きいからと言ってホコリの心配もないですので、柔軟性のある大き目のくり抜きは1つ成功の工夫かも。

では、YOUTUBE動画貼りますので、どうぞご覧くださいね。15分ほどあります。

あとがき

今回実は一番時間がかかったのが最初の解体と、間違えて2回ほどやり直してほどく取っ手くり抜き部分の作業だったということです。

作るという作業より、ほどくという作業の方が当然スピードが弱まりますので、時間がかかります。

ミシンカバーも当初のものが破れたら、布で自分の好きな柄や色のものにするとより愛着がわきます。

ミシンは特に、どこかへしまい込んで視界から消え去るという配置よりは、重いものであるし、あまり運ばなくてもすぐ使えるように、そのまま目に付くところに置いているのが常であることが多いでしょう。

そうすると、インテリア映えする柄とか、お気に入りの柄であると、見るたびに気持ちが良いです(^-^)。

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