三つ折りステッチのみの単純な作業でできたインテリア性の高い薔薇柄ジャガードのドイリー【953】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ハンドメイドバッグ業が転換期。

どんな風に転換しているのかと言いますと、複雑な作りの技術を高めて改良してきた構造のお品のバッグは、その作り方や型紙を著作権フリーで販売する方向へというのが1つ。

今回その2つ目の方向である、インテリアで使う小物として活用してく方向ということで、バッグであったり入れ物であったりはするもののシーンが全く違うことを想定した製作にしていこうというもの。

まずは、自分自身で木製家具のてっぺんに敷くインテリア性の高いドイリーを製作してみました。

自分自身が実際に使うのだから、外出時のバッグよりも更に現実的であるというのが、以前からの方向転換部分のポイントになります。

生地は中厚程度がよい

今回選びました生地がこちら↓。

<使用生地>:朱子織薔薇柄ジャガード、ポリエステル/100%、ドイツ製。・・・この真ん中の折り線でカットして半分を使います。何も余分をカットせずとも綺麗にカットされているのでそのままアイロンで三つ折りします。生地は得に極厚である必要はないですが、やはり中厚程度があった方が良いです。
作業がスムーズなコツ:2組に分けて、縦線の2箇所を一度に、次に横線の2箇所というようにまとめて同じ作業を続けて行っていくような手順です。1か所ずつ続けて4回に分けるよりも効率が良いのです。
完成。アイロンも最後に掛けました。カットしたもう1方の生地は同じ物を違う箇所に作っても良いですし、別のデザインの小物に作るという違うものにする手も。良い生地なので保管してあります。

実際に使用する場面

では、最後に待ちに待った使用の場面です。

インテリアの中の1小物としての位置付けとして見ることができます↓。

こんな見映えになりました。赤い色の薔薇柄が映えます(^-^)。周りのパンダンボックスとの相性も良いです。

今回の短い製作の中でもちゃんと得られた学び

こうした三つ折りをするタイプは、その縁が2つの三つ折りが重なり合計6重仕立てになる部分ができます。

ここがミシンの難関で綺麗にステッチが出ないことが多いのです。

よって、どうしても難関であるこの箇所を綺麗に仕上げるコツとして、金づちでポンポンと軽くたたいて、つぶしてから縫うということでスムーズに張りが運ばれるということがあります。

そして、返し縫いは超最低限のミニマムに1-2針目程度というのが良いです。

たくさん返し縫いをしたところで、こういった静止のアイテムは動きがないので頑丈に作る必要はありません。

むしろ余計な汚い縫い目を出さないように返し縫いを極力ひかえるというのが綺麗にできるのです。

あとがき

今回は、インテリア小物の入り口。

ここへ続いていくのは、インテリアとして使用する入れ物の役割としてバッグ製作を考えています。

また、この<製作>カテでご紹介したいと思います(^-^)。

一人の人間の趣味嗜好は他人が分かるような単純なものじゃない、「ペルソナ」について今思うこと【952】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私事ではありますが。。。

バッグはブランドバッグがやはり好きです。

その私がハンドメイドバッグを布で作ってきた。

その私がインテリアとして持つケースや小物入れに薔薇柄をたくさん取り入れている。

こんな事実から、よくマーケティングで解説される「ペルソナ」なるものが単純に分かるものではないということを私の今の率直な思いとしてお伝えしたいと思います。

自分でも不思議なのですが、ブランドバッグが好きだから、お部屋内のインテリアにもブランド物のロゴの入った小物を置くかと言ったらそうではないのです。

一方で、シックな、薔薇柄の世界観がとても好きで、そこはなかなかブランドバッグと結びつきにくい点です。

けれどもいずれにしてもかなりの拘りなので、その拘りが寄せ集まった1人の人間ということになります。

「ペルソナ」は解説としてはよく語られていますが、実際にどこまで当たっているのでしょうか。

私のこのようなことまで本当に見抜けているのでしょうか。

そんな反旗を翻す気持ちがあります。

とりあえず自分のことから。。。自分がどんな趣味嗜好なのかを実際の行動から「ペルソナ」提示してみます

少し前なのですが、こんなティッシュケースを購入。

駅の構内の催事場でひときわ輝きを放っていた柄のティッシュケース。即決でした(^-^)。

ちょうど、ティッシュケースが無いので、ゆっくりではありますが探していました。

黒ベースにピンクの花柄が映えているこの素材は、私の洋服の黒コーデに合うようでした。

ティッシュケースは小物ではありますが、シーンを想像してみると、バッグから取り出した時に、そのティッシュケースを持つ姿という一瞬のショットは、黒コーデの洋服にマッチするもの。

ちぐはぐな柄よりも、洋服にもマッチする小物を持つことで、自分自身も心地良いのです。

すでに、それっぽいサイズのブランドの片開きのポーチは持っていましたが、ティッシュにはサイズが少し大きかったので、使っていませんでした。

けれど、そのブランドも同じ花柄ではあるのです。

このことから、ロゴの付いていないハンドメイド品のティッシュケースがブランド品に勝った瞬間でした。

気の利いたサイズや心を打つ柄がブランドロゴに勝利したのです。

なぜ、購入に至ったかは、お品そのものだけではないのかもしれません。

購入した環境も大いにあったかと思います。

駅の構内というのは、通りすがりで、次の機会というのが読みにくいものです。

今購入しないと機会がないかもしれない。。。そんな心理もあってか、購買意欲がいつでも購入できる環境よりも倍増。

ここから言えることは、その一瞬の出会いを貴重に思う者という「ペルソナ」でもあるのかもしれません。

そうしますと、駅の構内の催事場だけでなく、類似のハンドメイドマーケットとか、旅先など、その時でないと二度と機会がないかもしれないような状況での出会いというのが、購入を後押ししたのかもしれません。

ブランドバッグを持つ者でも、実は、お部屋のインテリアはこの購入したティッシュケースのような雰囲気の花柄であふれているのです。

そうすると、バッグや洋服はブランド品なのだけれど、インテリア内の世界観は薔薇柄で敷き詰められたものという複数の趣味嗜好が混在したタイプです。

この2つの趣味嗜好が同じ人間であることが、マーケティングをする人に読み取れるでしょうか。

ほんの一人の例でこうした複雑さがあるので、多くの人がこういった複雑な趣味嗜好を持っていると予想できるのではないかと私は思います。

あとがき

事業をしていながら、何なのですが、今回のような自分の例からも考えると、ハンドメイドバッグがピンポイントで受け入れられることの難しさを痛感します。

今後、もしかしたら、バッグというアイテム自体、ある括りにとらわれているのではないかという考え方も重要だと思っています。

私の例のように、「バッグはブランドが好きだけれど、インテリア小物は凹凸感ある薔薇のジャガードなどで集めている」という人の場合、私が作るフクレジャガードなどのリュックとかバッグはてんで的が外れていることになります。

同じ素材をバッグでなくインテリア小物として作るとか、少し目的をずらした感じでトライしてみるというのもやってみる価値はありそうです。

ビンテージタオルストッカーの中に入れるものはタオルじゃない使い方【942】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

引越をしたその後も、やはり引っ越し前とは、気持ちの面でも変化があり、今まで購入したことのないアイテムにも目を向けるようになりました。

その1つとして、タオルストッカー。

これは、今まで一度も購入したことが無く、タオルのストックは、ベッドサイドの引き出しの中でした。

ただ、私は、朝晩の足湯でタオルを1本ずつ、夜のお風呂の時にバスタオルとは別の1本とフェイスタオルと呼ばれる細長いタイプのタオルを3本使うのです。

これをストックとなると結構な量使っていないものも必要でフェイスタオルの数としては多いです。

よって、タオルストッカーの可愛いのをせっかく入手しましたが、タオル入れとしては使わないことに。

中に、洗濯ネットを入れた使い方が腑に落ちた

2点のタオルストッカーを洗濯ネット入れとして使う例:左には、大きな60cmもあるような毛布などを入れるビッグ洗濯ネット、右は、マスクを入れているミニネットから、中、大と3種のサイズ違いの洗濯ネットを収納。

で、一応構造としては、底の穴から出す仕組みですが、これも、レトロな考え方なのですかねえ、あまり機能が良くありません。

一緒に出す予定の無い次の物も飛び出してしまいます。

そして、穴周辺のラッピングがせっかく施してあるのに、無理な摩擦で傷めることになります。

よって、私としては、 そこから出す方法をやめまして、底へ厚紙を敷いて穴をふさぎました。

右側のクリームベージュの薔薇柄は、手前の穴から出す方法で毎日使う小中サイズの洗濯ネットを収納。

左側の赤の小花柄には、めったに使わない毛布など用の大きな洗濯ネットを、上から必要な時に丁寧に取り出します。

ただのインテリアのようなものかな。

左側に関しては、正面の穴には、プラスチックの透明なプレートが貼り付けて縫い付けてあるので、そういった作りだったのです。

右側はビンテージすぎて、プラスチックが元は設置されていましたが、劣化。

現在は穴が開きっぱなしでそこから取り出すという使い方です。

もともと正面の穴は、中身を見るためののぞき窓の機能だったと思います。

私は、お部屋のインテリア小物を薔薇の花柄で統一しているので、ここへデイジーなどの種類の違ったお花は混沌としてしまいますので、薔薇柄で統一するということにはとても力を注いでいます。

最終的にはインテリア映えをしたい

今回のタオルストッカーは、上にひもが付いていますよね。

あの細目の紐をかけて使います。だからタオルは実際問題重すぎて不安定だったのです。

こんな風に使っている洋服ハンガーラックに引っ掛けるフックが設置してあるのでここを使います。洋服と洗濯ネットを同じ場所に配置はなかなか相性は良いかと思います。

あとがき

タオルが多すぎてあふれてしまい、このストッカーは使えないかもしれないとあきらめかけてはいましたが、この柄の可愛さで何とか別の方法で使っていこうと改めて思い直したというエピソード付きです。

このアイテムはそれほど豊富には見当たりませんでしたので貴重に感じますし、空間を利用できることで、引っ掛ける場所さえ確保できれば有効に場所を使えます。

とっても楽しいインテリアなのですが、こうして、腑に落ちるまでにはいろいろあれこれ配置してみたり入れ直してみたりの嬉しい(?)苦労も伴います。

そんな苦労から行き着いた私ならではの使い方や考え方、今後もご紹介してまいりたいと思います(^-^)。

おうち好きな方、コロナ過になって以来、今までお部屋がただ帰ってくつろいで寝るだけだった場所から、長い時間心地よくいられる場所になることで、インテリアの面も充実しているとよりお気に入りの場所になると思います(^-^)。

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巻き薔薇アレンジで華やぐトイレットペーパーカバー【896】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回もリフォームになりまして、以前にもやったことがあるアレンジの仕方で是非ご紹介したいものがございます。

トイレットペーパーカバーに巻き薔薇を飾るというもの。

これでかなりかわいくなりますので、その変化をどうぞお楽しみに(^-^)

まずは準備したい巻き薔薇の色使い

写真が違った色に映ってしまいましやが、無地のトイレットペーパーカバーはモカグレーです。わずかに茶色がかってはいますが、グレー。それなのにネットでは茶色と記載があり購入。まあグレーっぽくても合うかなと納得しています。そのような渋い色なので、こんな感じで華やかな3色の巻き薔薇を調達。赤、モカ、ピンクです。

巻き薔薇をミシンで縫い付ける作業

巻き薔薇は、1個ずつ縦に返し縫いを繰り返し縫い付けます。薔薇がつぶれることは仕方がないです。ミシンの直線で上下に縫い付けるやり方が今までで一番丈夫だと感じています。縫い糸は、薔薇の色にマッチさせると美しくすっきりと仕上がります。
そして、こんな風におにぎりみたいに三角に並べたデザインに。。別の案としては横一文字、縦に一文字、斜めに一文字もアレンジできそうです。裏に貫通していますが、その方が良いです。
実際に使用の場面です。巻き薔薇があるのとないのとで雲泥の差です。

あとがき

巻き薔薇は、実は思い入れのあるアイテム。

ハンドメイドバッグをやり始めた2007年頃ワンポイントとして小さなポーチやエコバッグみたいなA4の1枚仕立てのバッグに飾っていたものです。

しばらく使っていなかったのですが、久しぶりに3色調達しましたので、今後何か出番が出てくるかと思います(^-^)。

また、その際には使い方や配置、そして、出来上がったお品などをご紹介したいと思います。

キッチン用カーペットからキッチンマットへのリフォーム例【895】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、引っ越し後の作業としての1つなのかもしれませんが、通常のリフォームの1つとして<リフォーム>カテでご紹介致します。

旧居で手作りのキッチンカーペットを1.5畳のキッチンに敷いていましたが、引っ越し後の新居は、2.5畳。

今回は、キッチンもリビングからの延長でつながったワンルームということもあってフローリンッグの床へすでにマットを敷き詰めました。

そうするとあとはキッチンマットを探すことになったのですが、どうしても気に入った柄が見つかりませんでした。

よって、旧居時に使用のキルティングカーペットをキッチンマットへリフォームすることにしました。

あえて縫い合わせず、二つ折り使用のキッチンマットの完成

とても作業は単純。縁が旧居のキッチンの角のいびつな形に合わせてカットしてあったので、その余分をカットして、できるだけ大きいサイズで長方形に裁断。そして、縁を1cmずつの三つ折りをひたすらして縫っていきました。
あえて二つ折りで使用することに。。。後にもしかして大きく広げて使ったりできるよう、二つ折りを固定せずにこれで完成です。この薔薇柄は、左隣に少し映る冷蔵庫の前のマットととても相性が良いです。このように近くでリンクしながら使えてとてもそれが嬉しいです(^-^)。

あとがき

捨ててしまうものと、捨てずに継続するもの。。。

それぞれへの価値観の違いですね。

以前は、私も入れ物好きでそのボックスとか容器がインテリアを兼ねて気に入っている部分もあったのですが、少し変化があり、ミニマムの心地良さということも考え始めました。

新居へ済むからと新しくキッチンマットを購入するのか、お気に入りをリフォームして継続して使用するのか。。。

できるだけ1つの物を末永く使うためのリフォームは、今回の後者の価値観が強くてやったことになります。

他の人の様子なども是非うかがいたいもので、長く愛用するためのリフォームをしたエピソードとか工夫なんかを拝見できたら良いなあと思っています。

七宝ジュエリーの柄の雰囲気の解釈【831】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

七宝焼きという名産品があります。

七宝焼きの手法というものがあるので、その技術で作られる七宝焼きなるものは世界中に存在しています。

当picturesqueの住んでいる地域でいうと、七宝町という町が有名な産地になります。

今回は、七宝焼きのジュエリーを数点コレクションしたのでご紹介したいと思います。

その魅力、使いやすさなどをお伝えしたいと思います。

そして、他のジュエリーアイテムとの同時使いの時の全体コーデの雰囲気の自分なりの解釈などのご参考になればと思います。

七宝焼きジュエリーのご紹介

七宝焼きジュエリーコレクション:色がカラフルなところがお洋服に合わせやすい♪。

では、1アイテムずつ行きますね。

薔薇柄のビッグペンダント:バラがエレガントです。プレート型なところがクラシック。ビッグサイズの縦が4cmほど。
フランス製:百合の紋章や古城がヨーロッパ風。
日本製と思われるバングル:シンプルな和彫りのような柄が合わせやすいお品。
ボタニカルな巾広リング:台はシルバー色に見えますがゴールド。
こちらも巾広リング:鳥や梅の花が和風。台がゴールドです。

雰囲気の解釈例

少し迷ったことがあります。

これらを組み合わせて同時に着ける場合です。

薔薇のペンダントに赤のバングル、そして、下のリング2つというのも同じ七宝焼きなのですし、花柄という繋がりで同時に着用も解釈としては1つありそうです。

しかし、どうも、それぞれが別のように感じて仕方がなかった。

ということで、今思うのは、この中には3種に分かれるかなと。

場合によっては4種。

薔薇のペンダントは非常にエレガント。

これだけの存在感であれば、ブレスは無地のゴールドの金属だけのものを。

リングは薔薇ペンダントの中のグリーンの部分の翡翠のくり抜きリングなどをと考えます。

そして、赤のバングル。これは、フランス製のブルーのペンダントと合わせても良いかと思います。

そして、リングはブルーや赤の混じったマルチカラーのリング。

そして、最後、リング2つは同時着け。

翡翠のネックレスとブレスのグリーンの無地にこれらを一緒に。

その場合、このリングを同じグループにするのか、それとも分かれるのか。

ここは同じグループでも良いのかなと思ったり。

そんなセットの組み合わせを考えてみました。

また後の記事でこれらを使ったセットの組み合わせになったご紹介をしたいと思います。

あとがき

先ほど、「解釈」ということの例を私の場合でご紹介しましたが、この解釈こそが価値観とか個性です。

同じアイテムでも人によって解釈の仕方が違うから楽しいし興味深いのです。

その人らしさ、人となり、を表すのが、いかに物自体からではなくて、その後のコーデとか装いからだったりすると言えるのではないでしょうか(^-^)。

普段着がジャージスタイルの個人事業主のお出かけスタイル、秋の渾身の2選【765】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

テレワークなどが多くなり、働き方が変わってきた会社も多いようです。

私も個人事業主として、テレワーク風なおうち事業を2018年からのスタートで継続しています。

そんな公の場にあまり顔を出さない個人事業主である私の服装というのも、会社に勤めていたころに比べて劇的変化を遂げました。

誰でもそうかと思いますが、あえて締め付けの強い洋服でなくて、動きやすいニットへの変化が大きくあります。

私はスエットかジャージかどちらかというとジャージが素材的に傷みが起こりにくいので、長持ちするようで好んでいます。

そんなジャージスタイルな私でもたまのお出かけがあります。

その時に、持ち備えるのは1点でも良いのですが、お出かけが連続したり、1か月の中で複数あったりということも考え、2点のみお出かけ着を用意しています。

大きく季節を分けて、春/秋で1シーズン、冬で1シーズン、夏で1シーズンと3シーズンに分けます。

春秋の周辺の梅春とか晩秋という最近ではあまり耳にしない微妙な季節が以前は間違いなくありました。

現在は、急に1日前と翌日でごろりと季節が変わるような恐ろしいことも出てきました(^_^;)。

よって、そのような工夫も取り入れた現在このブログアップの時期、2021年10月中旬から冬直前までの12月あたりまで行けるような、お出かけ用の渾身の2選をご紹介したいと思います。

ミニマムなワンピースの2選、曖昧な季節に対応のジャケットも添えて。。。

前2点がロングワンピース、一番後ろは、ウールのループジャケットです。

たったこれだけです。

しかもワンピースなのでアイテム数が非常にミニマムです。

ハンガーの数が最低限でクローゼット内もすっきりとしています。

この2点のワンピースに楽しいミラクルが起こります。購入ルートは別ですが、裾のプリーツデザインが同じもの。同じような年代なのかも。。と想像を掻き立てられました。全部でなく、一部のみに入るプリーツがクラッシックな雰囲気を出してくれています。シフォンの薔薇柄とグレンチェックでいずれも柄物です。
シフォンの薔薇柄のワンピースのブランドネームはこんな感じ。
グレンチェックのブランドネームはこんな感じ。
一番後ろのジャケットは、もっと寒くなっていった先の季節までこれで事足ります。
さらにその先は冬用のコーデになるので、チェンジしますので、その直前までこの黒のウールのループジャケットを持っていれば、2点のワンピースがそれほど分厚いものではないですが、長い期間着ることができるようになります。

冒頭で、梅春や晩秋のお話を致しましたが、まさにこういった中途半端なはっきりしない季節にこのジャケットが活躍してくれるようです。

このジャケットも、去年から持ち越していますので、使い勝手の良い重宝したアイテムなんです。

ジャケットも、襟が付いていない、気さくにはおれるようなもので、堅苦しさがありません。

カーディガンよりも、保温性はありますし、持っていて安心できます。

ということで、渾身の2点にジャケットが添えられる超ミニマムなワードローブのご紹介でした。

YOUTUBE動画内では、もっといろんな箇所やリフォームした場所など、ベルトコーデなどもご紹介していますので、よろしければご視聴どうぞ↓(^-^)。

あとがき

今後、ますます、出かけていかずに働く機会などが増えていくかと思います。

そうすると、たまのお出かけ着のチョイスというのが重要になってきます。

渾身の1点1点をしっかりと選ばないともったいない、コスパが悪いということになってしまいますので、今回のような私の例のチョイスの仕方が何かのヒントになったりご参考になればと思います。

ファストファッションと呼ばれるアパレルも分野としては少しは残るかもしれませんが、実際のライフスタイルには当てはまらなくなってきていることを感じます。

やはり、丁寧に1点1点の洋服をじっくり選ぶことの重要性が今後は重視されてくるのではないかと思っています。

メッシュパンプスの素材で作った巾着リュック、素材が意外にも非常に縫い易かった件【745】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、リュックが1点完成しましたのでご紹介したいと思います。

見どころは、メッシュ素材です。

バッグにメッシュ素材は大変ユニークで、パンプスに一部として、もしくは全面に使われるごわついた素材です。

ごわついているからの良さというものがありまして、なかなか面白いものになりました。

とても意外、メッシュ素材が縫い易かったエピソード

メッシュ素材、ごわついて一見縫いにくそうと思っていましたが、これが、真逆の結果でした。

もしかしたらメッシュの厚みなども関係するのかもしれませんが、今回のメッシュ素材の場合に関してはとても縫い易かったです。

織り目もきちんと付いた場所がまっすぐに出来上がって、びしっとと出来上がるのが特徴です。

生地の重なりもずれにくく、非常に作りやすかったのが意外な驚きでした。

出来上がりのレビューしてみました

さすがに、ハード薄芯は必要ありませんでした。

十分にハリコシがもともとあるので、入れたところで変わらないと言えます。

けれども、接着芯は貼りました。透けないように黒色をチョイス。

接着芯の付きも思いのほか良かったです(^o^)丿。

完成の「餅巾着:もちきんちゃく」:その様相のネーミングです。
どの素材で作ってもこの名前になります。<サイズ>縦27cmx横27cmxマチ11cm。

右側にひょっこり出ているのは、入り口のリボンです。裏地の共布ひもの先に表地のタブで飾ります。

背の部分です。ショルダーは調節可能。取り外してトートバッグオンリーでも使用可能。
中側はこのような構造に。。巾着袋が丸ごと設置。空きの部分の多い巾着型のセキュリティー性の弱さをカバーします。
メイン口のリボンの中には、更に巾着の紐が共布で現れます。メインの入り口のリボンよりももっと幅の狭いスマートな6mm巾程度が巾着ひもに値するものです。既製品のひもを使わない、クチュール仕立てが拘る部分です。
こんな風にミシンで6cm巾の出来上がりの共布ひもへ。

すべての裏地パーツを共布で行うことによって、中の構造を一見分かりにくくし、セキュリティー性を高める効果もあります。

まるで昆虫が植物に擬態化して姿をくらますかのように。。。

あとがき

今回のメッシュ素材の類似素材があと2点ございます。

ここで、連続してメッシュ素材でお作りしていくのがリズムに乗って楽しいかと思いましたので、同素材連続進行を決定。

次はどんなメッシュの素材なのか。。。

そんなあたりにご注目していただいて、次のバッグの完成をお楽しみにどうぞ(^-^)。

ロックミシンを使わずに一重仕立ての巾着袋の縫い代を完全に隠す方法【744】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

縫い代の始末。。。これは常に意識することです。

奥ゆかしく、きちんと縫い代が隠されていることはハンドメイドバッグがすっきりと美しく仕上がる、間違いなく1つのポイントになるものであると考えています。

今回は、この縫い代を一重仕立ての巾着袋で完全に隠すというものを、製作途中のリュックの内側に設置の巾着部屋部分の縫製段階を例にご紹介したいと思います。

もともと二重仕立てで設置なのですが、ビンテージ生地であり、入手が不可能、一重仕立てでやらざるを得なくなった状況です。

先に三つ折りをしておくというやり方

二重仕立ての場合、2枚が重なるその中に互いの縫い代が都合よく隠れてくれます。

しかしながら、一重仕立ての場合はそうはいきません。

むしろ一重の方がそのあたりが悩む部分であり、難しい点だと言えます。

マチ以外のすべての縫い代をあらかじめ1枚ずつで三つ折りをします。7.5mmずつがやりやすくコンパクトです。

そうして、通常のように巾着袋を地縫いしていくのです。そうするとこんな感じに。。↓

これは、まだ裏側を写していますが、巾着袋が一重仕立てで縫い代がすっきり隠れたものになりました。

表から見てみますね。まだひもを通していないです。↓

マチ部分の縫い代はこのままで大丈夫です。本体と裏地のマチと一緒に挟み込みますので、この時点では隠さなくて良いのです。

以上のように、先に三つ折りをしておくと、可能なんです。

しかし、地縫いの時に凹凸があり縫いにくいので、ずれやすいのがデメリット。

待ち針でしっかり押さえ、目打ちなども使用して正確にぴったり重なり合う工夫は必要です。

あとがき

この裏地は今回分厚い生地だったので、一重仕立てでも可能でしたが、異例です。

実際、二重仕立てで、中に巾着がツンと立つように設置するもので、基本二重仕立てで今後も行きますが、たまたま生地が不足していた事態がこのような学びの機会をもたらしました。

結局このデザインって、本来の裏地x2枚と巾着袋の裏地は4枚ということで、合計6枚のパーツというものすごい用尺です(^_^;)。

「餅巾着:もちきんちゃく」というデザインなのですが、はるかに表地より裏地の用尺が大きいケースです。

完成したらレビューとしてまた記事にアップしますので、この今回の一重仕立ての内側設置の巾着がどのような存在になるのか、是非お楽しみにどうぞ(^-^)。

同じ黒テイストの分野にも2つのテイストがさらにあるというテイストの絞り方-ハンドメイドバッグ製作編【720】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いくつかの記事でお話させていただいておりました、2021年のハンドメイドバッグのテイストを「黒」にしていく件をもう少し深堀りしたお話になります。

もともと黒コーデが好みである私が実際に持つバッグで重宝している黒のバッグ。

しかも凹凸感のある立体的な素材がピンときていました。

それをいよいよ、お客様にもそのままご提供していくのが一番自然で実直な製作になると思い始めました。

そのスタートとして、「テリーヌ」というブリーフケースのナイロン素材の黒色を、そして、「切餅」というエコバッグ、サブバッグなるものを製作してきています。

更に、今回は、旅行などのリュック兼ハンドバッグとして使うコンパクトなサイズのラインである「餅巾着」を製作していきます。

そして、その後、同じコンパクトラインの「巻き寿司」とかバニティー型のハンドバッグ「卵焼き」も製作していきます。

とこんな5デザインのみに絞り切った少ない種類で挑みます。

黒バッグにも2つのテイストを同時に製作していく件

YOUTUBE動画の中でも一番最後にお話させていただいておりますが、黒いバッグという分野に絞ったその中でも、テイストが主に2つに分かれます。

「エレガントなテイスト」と「カジュアルなテイスト」です。

私としては両方とも好んでいます。

今回製作していくのは、後者の方です。

黒系なのだけれど親しみやすい粋なバッグにと思っています。

その生地はこちら。

左-<表地>グラデーションストライプチュール、ナイロン/100%、日本製。
右-<裏地>生地名不明(オックスフォード織)、混率不明(綿混)、原産国不明

左の生地はチャコールグレーです。まるで網戸のようにメッシュでごわごわしています。

とても洋服には使われるような素材ではなく、ポーチなどのアメニティー関連では見かけたことがあるかもしれません。

実はこの素材、パンプスに、メッシュパンプスなどとして使われる生地なのです。

その余り生地をいただきました(ヤフオクにて購入)。

右側は、一見キャンパス地かとも思ったのですが、オックスフォードでしょう。

このような分厚いオックスフォードは海外製の可能性があります。

日本製であるともっと織が繊細で細かいので、このダイナミックさは。。。と予想していますが本当のところが分かりません。

こちらもデッドストックのようなものだとのことで、ヤフオクにて購入させていただきました。

生地名不明のものをハンドメイドバッグにはあまりクリアでないので取り入れないのですが、今回は、こちら、自分用に作る予定だったけれども作る時間がなく購入したので、事業用へ使うことにした特別な生地です。

少しおかしいのが、ハンドメイドバッグ業者が、自分のバッグを作る時間がないために、既製品を購入するというおかしさww。

そんなものなのかもしれません。

事業で使うジュエリーケース入れとして使いたかったボストンバッグを製作ではなくて、既製品のゴブラン織りの薔薇の柄の素敵なバッグを購入致しました(^_^;)。

それはそれで、結果良かったです。

さて、今回の製作ですが、その靴のメッシュ素材というのが初めてで、芯地を貼るのか貼らないのか、透けてしまう対策として黒の芯地を選ばねばならないこと。

裏地に貼る芯地も黒でないと表側に透けてしまうので注意。。など現在浮かぶ注意点はありますが、ミシンの糸が綺麗な糸目に出るかどうか、これが一番のネックです。

スパンなのかテトロンなのか。

糸調子はどのような絞り方をしたらよいのか。

そんなあたりを、結果としてお伝えできたらと思いますので、今回のこの意外な靴素材のメッシュ風を取り入れた巾着リュックである「餅巾着」の完成をどうぞお楽しみに♪。

あとがき

カジュアルテイストの生地も面白いものです。

抜け感というか、肩ひじ張らずに気軽に持てるバッグになりそうです。

エレガントで近づきがたいバッグも高級感があって良いですが、その対極のテイストのバッグも同時に進行したいわけです。

女性は1つにお品を絞ることがなかなか無いです。

いくつかのバッグをいろんなシーンで使い分ける喜びや楽しみを味わう生き物のような気がします。

そういったことからも、2つの違うテイストを同じ絞った黒分野の中で作っていく楽しみを私にもいただくことになります(^-^)。