お客様へのハンドメイドバッグ発送時に情報入り下げ札を兼ねたしおりを同封する案が現在も続いているスタイル【119】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグを製作しており、「creema」様のサイトで販売させていただいております。

実際にご購入していただきました商品を私の手元から離れるぎりぎりの場面までが私の仕事の範囲内であると、このたび振り返りました。

商品発送後も何かしらつながっていく長い目でみた秘策はないものかと考案の結果、今回のようなことをずっと続けてきています。

それは、商品製作後の作業となる「しおり型の下げ札作り」です。

ここへお品そのものの情報と共に、今後のつながりを末長くしていけそうな工夫を盛り込みました。

手づくり感あるブランド下げ札が、そのまま本のしおりとしてご利用いただけるスタイル

ファッション関係の本を中心によく読書をしています。

WEB上のデジタルの読書はどうも苦手で、本を手でめくって進めていく感じがとても心地よいのです。

完全に世の中に乗り遅れておりますが、デジタルは何かしら味気なく、今でも新聞と本に関しましては、アナログ版を利用し続ける一人です。

基本的には、図書館で借りる/返却の繰り返しをしていくのですが、現在は図書館が休刊中(コロナの影響)です。

休刊前ぎりぎりまで通っていましたが、現在は、図書館にはないと分かった本を中心に通販とか中古の本を購入しています。

図書館もかなり豊富なので、古くて良い本などはとても有効です。

その時に、同時進行で違う本を少しずつ読んでいくこともたまにありました。

そんな時しおりが複数枚必要になります。

こんな風に読みかけの場所にしおを挟みます。
このしおりは、実はあるストリートファッションブランドの下げ札であることが驚きでしょう。

この下げ札、何に附随していたかというと、実はインナーショーツ。

ウエストが幅広のゴムのタイプで元はストリートファッションブランドの「WESC:ウィーエスシー」様。

ここ近年このタイプの幅広ゴムウエストのインナーショーツがお気に入りなのですが、なかなか良いのが見つからない現状です。

近いのは時々ありますが、ゴムの幅が華奢すぎて身に着け心地はバッド。

よって、「ヤフオク」様のサイトで何度かこのWESCをピンポイント購入させていただきました。

このブランドが「WESC:ウィーエスシー」。

ストリートブランドのようです。

その他のお洋服も結構高級そうなお洋服ばかりで、とてもおしゃれでした。

メンズ分野がメインかもしれないのですが、ショーツはレディースもあり、それに1点1点ついていたタグがこれ。

ショーツ1点1点についてきたブランドタグ・・・薄グレー色がおしゃれでコンパクトサイズ。
左下の穴は、のちにリボンを通して本格的にしおりにできそうな雰囲気がありベースの紙も良質。

これを捨てずに、しおりに使っているという現状からのひらめきが今回の試みです。

目に見えない「つながり」が「下げ札兼しおり」という物体を越えていく

自分が、下げ札をしおりに使ったことをもう少し分析。

なぜしおりに使うことをひらめくに至ったか。。

それは、まず作りの良さです。

1mm強ある丈夫な厚紙を綺麗にくり抜いてあるのが、大変高級感があります。

間違ってもすぐにごみに捨てようとは思いませんでした。

まずはそこがキーポイントとなります。

商品自体が高級なブランドなので、やはり当然こういった細部にも行き届いた高級感を染み渡らせてみえるようで、感動しました。

それだけでもかなり勉強になります。

高級感というものの表し方の1つとして、かなり参考になる作りだったのです。

そして、あっさりとした薄グレー色にシンプルに黒のブランド名。

これもクールでかっこいいです。

このブランドタグは7cmx3cm程度のコンパクトサイズ。

ただ、この下げ札の裏面は何も記載がありませんでした。

ここからが私のアレンジになります。

ありがたくいただいたインスピレーションを自らのフィルターに通して、自分らしい両面使いで下げ札を作ることに。。

私が作る場合は素材の情報を割と大きな字で印字するので、もう少し大きめです。

縦12cmx横6.3cm程度の下げ札です。

これは下げ札としては大きい部類になるかと思います。

ここでお伝えしたいのは、こんな点です↓。

「QRコードさえ貼れば、素材情報なんて必要ないのでは?」と思われるかもしれません。

けれど、実際QRコードをオープンしてホームページに自ら訪れてくれる人は一部だと考えます。

なぜって、逆の立場の場合に、すべての商品のQRコードに入っていくことが稀だからです。

となると、もっとシンプル。

視界に入る範囲内で伝えたい情報をその場で記載するのだって有りなのです。

さらに興味を持っていただければ、その素材の名前をググったり、私のホームページへ訪れてくれたりの次のアクションが起こるのではないでしょうか。

とにかく、まずは、先ほどのキーポイントのように、下げ札を捨てられてしまったら起こらない重要な岐路の場面なのです。

それには、とにもかくにも、まずは下げ札自体が捨てにくいものである必要があるわけです。

もしくは、少し脇に置いて保管してもらえるようなものである必要があるわけです。

ということで、このしおりの形は、いかに下げ札を捨てられにくくするか、いかにその後につながるか、いかに今後もお付き合いいただけるのか、ということをとても現実的に考えた上での試みなのです。

早速完成した下げ札の課題とその後の行動

さて、そういうことで、早速下げ札を作ってみました。

WESCさんのあの質の良い厚紙を意識して、私は黒面のある厚紙を「amazon」様で購入。

片側が黒面の厚紙をこんな風にサイズにカット。
カッターを使って真っすぐなラインを出し、角はハサミで丸く整えます。
黒面にブランド名のシールを貼ることが現在できる範囲のことでした。
裏面には、今回ご購入いただいた商品のSER NO.(シリアルナンバー)を採番。
そうすると、何年経過しようとも、この番号からこの商品であったことの証が残ります。
このことは、ご購入者様までたどり着くことが私の方では可能。
そして、サイズとか素材情報で生地の名前や混率を記載します。

そして、最後に私の写真とホームページへ訪れてもらうためのQRコードを貼り付けます。

この写真は、スーパーの大根などに農家のおじいさんなどの写真があったことからのヒントです。

というか、まったく同じことです。

一度ご購入していただいた人というのはやはり貴重な存在です。

再びご購入いただくことの可能性が他の人よりはるかに高いわけですので。

そして、ご注目は、今回私が一番工夫を凝らした点。

しおりになっているということですね。

現在は、まだこういうリボンですが、ゆくゆくベルベットのような素材にしようかと考えています。

生地屋さんが再開したら是非調達したいと思います。

で、ここで改善点が出てきました。

まず、そもそもカッターナイフで切ることが不完全。

もっと、一発で、バシッと綺麗にくり抜きたいものです。

そして、表のブランド名ももう少し視覚的に素敵な感じにしたいと思いました。

この下げ札1つでだいぶ高級感が増す工夫ができそうです。

そこで、まず、綺麗に型をくり抜く抜型を作ってくれるメーカーさんを探します。

既成のものは、このようなサイズは疲れ果てるまで探しましたが、見つかりませんでした。

よほどの偶然でないと中古のものでも存在していないようでしたので、1から作ってもらうことを考えたのです。

オーダーメイドで作ってもらうよう依頼中の金型(抜き型)。
右の写真は、既製品の小さなもの。おおわく形としては写真のようなイメージです。
このこちらを向いている刃の部分を厚紙に置いて、金づちでたたいてくり抜くのです。

縁は、角丸です。

どうしてもハサミでの調整は均一ではなくて、どこかしら整った出来上がりではないです。

ちょっとした部分なのに、結構変わる、影響のある部分だと感じたので拘ってみました。

その後の金型(抜き型)はうまくいったのか

ここからは、後のブログ記事の手直しによって書いた部分になります。

まあこれも貴重な記録としてはお伝えすることで意味のあることだと思いますが、オーダーメイドのくり抜き型の案は、結果は失敗でした。

せっかく専門の金属屋様にお願いまでしたオーダーメイドでしたが、こうした良質な厚紙は緻密過ぎて刃が役に立たなかったのです。

つまり、くり抜くことができませんでした。しかし、段ボールなら一撃でした。

けれど、厚紙の黒色にこだわっていますので、結局は、くり抜き型の案が取りやめになりました。

その後は、既製品のお洒落な黒色のタグを購入という形に落ち着きました。

サイズが既製品は小さめなので、裏面の内容をもっとコンパクトにまとめて、表面には、かつての白ではなく、透明のブランドシールを張る形で現在に至っています。

現在この形で落ち着きました。
当初の大きめサイズに比べて既製品なのでコンパクトですが、しおりとしてはこの方が使いやすいです。
しおり事態に掲載できる裏面の内容は限られますが、QRコードの掲載に託します。
あとはHPへご訪問いただいて、活動内容などを知っていただくということになりますね。

あとがき

下げ札をしおりに形作るという今回の試み、長い目で見て、効果がうまく出ていくとよいです。

お客様とのつながり方もいろいろあると思います。

実店舗で顔を合わせてお話するのが一番イメージが浮かびやすいですが、顔の見えないネットでもこうした工夫でお客様とつながることができるのだと思います。

「つながり」というものは、結構奥が深いもので、結局は、「末永く」というところが実現できれば、それは、つながっている証拠なのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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