コロナ過初期に製作の共同企画マスクはこれだった、余ったハンドメイドバッグ用材料を今緊急で必要としているアイテムへ【118】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

まさかまさかのマスク作り。

ハンドメイドでマスクを作っている人を見て、「器用だなあ、マメだなあ」と思っていた私。

まさか自分が作ることになるとはこれっぽっちも思っていませんでした。

今回のマスクは、「VERACE」様が企画の考案者。

あくまでもチャリティー要素ある製作であるということ、マスクはお顔に当てるものだということで、綿や麻などの天然素材を探しながら慎重な素材選びとスピード感を持っての製作になりました。

立体型マスクの作りと縫いの特徴

人間の顔は当たり前ですけれど、立体的。

どのように立体的かという特徴は、今までそんなこと考えてもみませんでしたが、鼻が頂点になってその後、あごに向かって降下というようなライン。

ただ、鼻へ向かうラインとあごへ向かうラインが鼻の位置がやや真ん中から上の方であるということから、マスクに上下の向きが存在することになります。

よく、「鼻側」、「顎側」と表現されるみたいですけれど、鼻に向かうラインは短めで少しだけ急な勾配、あごへ降りるラインは、鼻に比べると若干緩やかに下るライン、というようなものです。

マスクの型紙の表地を裁断している場面
:裁断の時の注意は、パーツを動かさずにカーブを正確にカットすること。
表裏と型紙をひっくり返して対象に作業していくのが、間違いを防げます。
向かってカーブを見てみるとわずかに鼻の部分がつんととんがった急勾配である様子が型紙に現れます。

今回、さらに、裁断での注意というか、柄を真ん中のハギから左右対称に表れるようにするとお洒落度もアップするかと、柄合わせを意識しました。

この写真で実際のところ、左側のカーブ同士をハギ合わせるので、真っすぐをハギ合わせるよりは、難しい柄合わせだといえます。

お洒落なマスクを作って行くことは、実用的なものでありながらのアパレル従事者であった経験を持つ者が企画したプライドとそれなりの差別化でした。

裏地は表地よりも1.5cmほど短く裁断するその理由

こんな風に裏地が1.5cm程短くなっています。
最後の両端を三つ折り1.5cmずつする際に、出来上がりが分厚くなり野暮ったくならないための工夫。
折り目1つ分が省かれているという裏地の型紙なのです。
最終の両端の三つ折り1.5cmずつ:このようにすっきりとボコボコせずに仕上がります。
裏地もしっかり中に隠れて縫い付けられます。

柄合わせの効果と完成した複数の納品

柄合わせがハギ目を軸に左右対称に割とうまく出ているもの。
合格と言える範囲の柄の出方ですね。ぱっと見美しい。
柄合わせがあまりうまくいっていないもの
:何か下の方の中心付近の柄が対象じゃないような。。。許してっ(^_^;)。

こんな感じでわりと目立つ柄なので、ハギの部分の柄合わせの成功、失敗があらわです。

そして、柄が全く合わないと分かってはいるけれど、生地が余ってもったいないバージョンとして、柄が目立たない裏面で作るということも1枚行いました。

動画からの抜粋なので少し見にくいですが、真ん中を基準にすると、柄が左右対称になっていないです。
それを目立たなくするように、柄のはっきりしていない裏向きに生地を使いました。
ジャカード柄が目立ちません。よって左右対称でないことも目立たないのです。

マスクはそれほど縫うことに関しては失敗は少ないです。

しいて言えば、ちゃんとひっくり返して上手く表地と裏地が重なっていないといけない点は注意。

上下のステッチをする時に裏地に貫通していない事態が私も3点ほど見つかってやり直ししました。

ミシンを急がずに、手前でしっかり裏地を表地にぴったりの位置に持ってきて、もっと言うなら、その前のアイロンがけでしっかりとした位置に跡をつけてピシッとさせてからという点もこうならないポイントだと思っています。

初めての卸し納品をしました

今回、動画の最後の方でその場面が映ります。

初の卸売りをお取引させていただきました。納品先は、元同僚だった「VERACE(ヴェラーチェ)」様。

近所ですので、歩いて納品にまいりました。

ヴェラーチェさんは、オーダースーツのお店。

女性のお客様も結構いらっしゃるようですので、一度インスタチェックしてみてくださいね。

あとがき

その後、コロナ終息がなかなか来なかった中、不足していたマスクに関しては、大手様が本格的に参入。

私達「おしゃれマスク」ははかない伝説のものとなりました。

こういった小さいお求めやすいお値段のものは大手が有利だという事実、事業として見てみるとハンドメイドの小物を作って販売することの難しさを彷彿とさせることでした。

しかし、そういったこと無しで、困った時に人のためにミシンで実用品を作れた経験はその体験の価値がとても大きかったです。

ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました(^-^)。

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