まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回ははぎれシリーズの一環としてお作りしましたお弁当バッグです。
お弁当もスリムな感じのマチ7.5cm程度のものにはなりますが、花柄がエレガントでお昼時に心躍る気分になれば♪と作ってみました。
ビッグな洋服収納バッグとしての役割を終えた花柄バッグの別の活かし方
今回の生地はUSEDとなります。
一度大きな買い物バッグにして使ってきましたので、私自身が過去に作ったものをリメイクして作り直すようなスタイルです。
USEDといってもどこかが傷んでいる様子もなく、綺麗なものです。
5年以上前の作品を解体したので、当時に生地情報をひかえておらず予想となります<m(__)m>。

キャンパス地ほどは分厚くないです。おそらく綿/100%、日本製だと思われます。

タブは2枚重ねして、ひっくり返して作ります。


印付けは、1.5cmの箇所に付けると、最初の折り目が分かりやすいです。
その次に折るのは1回目に折った分量と同じ分折るという目安ができるので、
7.5mmx3=2.25cmの箇所に印するよりも1.5cmの箇所に印した方が
折る分量が分かりやすいかと考えました。



このように右手でカーブを作った体勢でミシンをかけていくと割とスムーズです。
右手で布をひねるということです。
カーブはほんの少しの部分だけですので、あとはプレーンなまっすぐ縫いにすぐ戻ります。

まだこの時点では縫い代のみの処理となりますので、パーツは分かれたままです。

先ほど取り付けたマジックテープのオスを片面に縫い付けてある状態のタブを2枚縫い合わせます。
縫い代1.5cmで、待ち針をしっかり細かく留めて、カーブを綺麗に出します。
後になってこの1.5cmという縫い代は1cmへ変えています(ひっくり返しのパーツは1cmの方が綺麗)。
そして、カーブをハサミで細かくカットすることもひっくり返し後のラインが綺麗に出る工夫です。



これでタブが2重に固定されて取り付けられました。
この後に反対側の本体のUの字の真ん中の上の方にマジックテープのメスも縫い付けました。

ネームは色が違うのでネーム用の薄ブルーの糸に交換します。


これで縫い代が隠れました。表からは、ステッチの線が平行して2本見えることになります。

そうすると、そのステッチ自体も表から見えませんし、三つ折りのステッチも隠れて表からは見えません。
サイドからそのまま引き続いて底に行って別のサイドに一気にいくコい字の流れで一気にステッチ。
このあと、アイロンでサイドと底を割ります。

7.5cm幅のマチがこのサイズにはバランスが良いようでした。

そして、底部分のわずかな縫い代の先端の方と、マチの先端の方とを数度返し縫いをして固定。
これは綴じる作業をしていることになりまして、反対側も同じように行います。
縫い代は2サイドありますけれど、どちらか片方だけ綴じれば十分。
くれぐれも本体を縫ってしまわぬよう、あくまでも、縫い代同士の一部のみを縫い付けるという作業です。

底板は無しなので、底側にマチを倒して分厚くしたのですが、
サイド側にマチを倒しても表側からの見かけは変わりません。
完成したバッグに見る一繋ぎの素敵さ
では、完成した状態をご覧くださいませ。

今回は、小さいですが、この取っ手が本体に繋がったデザインの素敵さを感じます。
花柄が途切れないという点で、柄物にこの一繋ぎが相性が良いとも言えます。
もっと大きな容量のバッグに活かすことも出来そうですね。
今回、お弁当と言っても、あまりボリュームあるものは入らず、おにぎりとか小さめのボックスである必要があるなど限定的ですが、こういった様相のご参考にはなったかと(^_^;)。
あとがき
今回のような取っ手も一繋ぎのデザインは、力のかかり方が割と良いと思います。
取っ手を別で取り付ける場合、その取り付けの部分が重点的に引っ張られて傷んだり破れたりもあり得ます。
なので、取っ手取り付けにはそのデザインなりの工夫が必要であるわけです。
今回のような一繋ぎの場合は、取っ手が底部分をグーっと持ち上げていますので、レジ袋のようなサイズでもシンプルにかつ丈夫く出来上がるかなあと思うのです。
ただ、本格的な旅行バッグなどは、取っ手の中にも更に上部で強固にする芯地を入れ込みますので、一繋ぎタイプのデザインは適していないということでしょうね。
いろんなタイプのバッグを使い分けるという意味では、今回のようなデザインが複数の中の1つとして使い道があるという発見でした(^-^)。
