巾着リュックの入り口の裏地に1周伸び止めテープを貼る効果【868】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近、改良版の新モデルの「餅巾着」というハンドメイドリュックをお作りしています。

その最終の段階で、表地と裏地を入口で合体しています。

この入り口1周にステッチを2度縫いで強固にかけていきますが、その時に裏地というのは一般的に表地よりも薄手にチョイスすることが多く、たるみがち。

同じパーツで裁断して同じサイズなのに、生地の横の伸び具合が異なるからです。

また、待ち針で留める時にどうしても力が加わり、伸びが生じることで生地が寄せられて他の部分が余るという現象です。

こういったことを解消しようと、私も初めての試みなのですが、伸び止めテープ(平)を使うことに決めました。

裏地が特にとろみ素材の場合に有効な伸び止めテープの活用の仕方

では、入り口に伸び止めテープを貼るその位置などにポイントがありますので、ご紹介したいと思います。

伸び止めテープは9mmが使いやすくて自分の定番にしています。太い部分は2列に並べて使ったりしています。ここでは1本で良いかと思います。貼る位置につきましては、縫い代1.5cmの印の上が下のラインにあたるように。この理由は、伸び止めテープを後の作業でミシンを走らせて固定する必要があるからです。
こうして縫い代1.5cmで折った時に、伸び止めテープの位置がトップの先端まで行きますね。そして、表地との合体の時に上から3mmくらいが縫い付けられ、伸び止めテープにステッチがかかりますので、伸び止めテープを縫い付けることができます。伸び止めテープはミシンで縫い付けるような位置を見込んで貼るのが良いのです。
間違いがちなのは、ここで、生地の先端である一番上に寄せてしまうこと。そうすると、ステッチの線が伸び止めテープにかからないのでまずいのです。
今この時点でもしっかりとしたのが分かりますね。伸び止めテープは、接着芯よりも強固でハードなので、部分的に強くしっかりとしたものにできるということですね。

今回は、この段階の作業までで、また、完成時に、表地との合体の時に検証したいと思います。とりあえず、対策としての作業の場面をお送りしました。

あとがき

今回のこの裏地生地は、作ってみて触って見て思うことがあります。

とろみ生地と呼ぶようなものではあるけれど、もともとの織った作りが非常にしっかりとした素材だということです。

生地も、良し悪しがあるのかもしれません。

伸び止めテープの今回の貼った感じのハリコシが上手く出たのも、もとの素材の良さもあってのことなのかもしれないですね(^-^)。

巾着袋のひもの向きの統一とフラップポケットの柄合わせ【867】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、ハンドメイドリュックの「餅巾着」の内側に設置の巾着袋が完成し、裏地のポケットの取り付けまで進みました。

その中で2点ご紹介したいポイントがありましたので、そのお話を致しますね。

巾着ひもの向き

二重仕立ての裏地付き巾着袋:内側に縫い付けはマチの部分で行いますので、このようにマチが縫い代のままの状態でいったんこの二重仕立てを1.5cmの縫い代内の6mm程度の浅い位置で仮縫いしています。黒にマルチカラーのひもの柄が綺麗に映えていますね。
ひもの向き:ひも通しもひもがよじれないように統一の向きで通します。このようにひもは、「わ」と「はぎ」の部分で向きがありますので、上からのほこりがたまらないようにという覚え方で、溝の部分であるハギの方を下向きで、わの方が上という向きです。出口から出た時に途中でよじれてこの向きになっていない場合は確認して修正します。

商品ということになると、そういった点が自分使いと多少違う徹底部分ですね。

いずれ、使っているうちによじれてはくるものの、一番最初の時点ではそろっていることが望ましいです。

ポケットの柄合わせ:した場合、しなかった場合

貼り付けポケットの柄合わせ:ポケットの縁をご覧いただくと分かります。柄がボーダー状の向きに合わせてありますね。ポケットの袋の部分も、フラップも柄の位置がうまい具合にそろうように、裁断時に場所を指定して裁断します。

縫い代が1.5cmなくなることも見越して、出来上がりの位置がどうなるかと見積もります。

このポケットは、ポケットの入り口が縫い代が内側に始末された出来上がりで上から13cmと縫い付け位置を仕様書で決めています。

上から13cmの位置の本体の柄をまず見てその位置より縫い代の1.5cm上を含んだ部分を裁断。

フラップの縫い付け位置に関しては、ポケットの袋部分の入り口の線より2cm程空けた上の位置に出来上がり線を持ってくるので、その位置から縫い代の1.5cmをプラスした位置も含んだ部分を裁断というように見積もります。

それほど難しくはないです。

ミリ単位で正確にと時間をかけて考えるよりも、少しのずれは、特別に柄を優先して、ポケットの位置とかフラップの位置を少し変えれての調整をすればよいので、こういったボーダータイプの柄はやりやすいです。

難しい柄というのが、複雑な色がマルチカラーになったようなタータンチェックです。

隠しポケットも完成:入口の片玉縁部分に特徴ある柄が来ました。これは、特に柄合わせをしていませんが、柄合わせをしたければ、周りの柄と同じものがここに来るように見積もります。なにせ、この片玉縁の比翼は三つ折りしたものなので見積もりが多少ややこしくなります。むしろ一切何も考えずに違う柄が来るという、こういった感じで良いのではないでしょうかね。

あとがき

意外なのですが、とろみ生地の裏地のこのネイティブ柄、芯貼りの時などは形がずれやすくて緊張感のあるものでしたが、ポケット作りなどの時にはとても作りやすかったです。

このガサっとした風合いのせいでしょうか。すべりにくいのです。

こうしていろんな素材の性質もよく分かります。

固定観念で難しそうな生地だと思って手を付けなかったものが意外と作りやすかったり、素敵に仕上がったりするのかもしれません。

かっこよくなる可能性がある雰囲気の生地を見つけたら挑戦してみた方が予想外の良い結果になる可能性がありそう(^-^)。

カジュアル感のあるイメージのネイティブ柄をシックな裏地に使う例【865】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作が次のアイテムへ移りました。

今回はさすがに、春に向かうような素材かなーと思いながらも、全体としては特に流行とか季節感を入れていません。

このことというのは、これまでのファッションのゆがんだ季節感に対する自分なりの反抗です。

川の流れでいうと上の方であるハイブランドは、牽引者である位置付けなので、特にコレクションなどは全く逆の季節に洋服を企画提案しなければそれを真似た追随グループとしては、該当時期に売り場に並ばないという構造。

いっそのこと流行なんてなければ良いのだと思うことがあり、昔から、何となくではありましたが、末永く着られるデザインが好きでした。

その小物アイテムの1つのバッグもそんな傾向はあるのでしょうが、現在私が追求しているデザインはいたってマイペース。

ただ、大きく見ると、昔ながらのショルダーを脱して、現在はリュックしかお作りしておりません。

ある意味で流れにも乗っているのかもしれませんので、流行を大きくとらえると意識しているのかもしれませんね(^_^;)。

こんなネイティブ柄もある、マルチカラーのラメとの組み合わせに考えたコンビ

ハンドメイドリュック「餅巾着」をこの3種の生地で製作予定:左が表地、真ん中が裏地、右が巾着袋地。
<表地:黒ベースのマルチカラー>ラメ入りシーチングプリント、綿/100%、日本製。
<裏地:黒ベースのマルチカラー>トリアセテート(こういう名前の生地なんです)、トリアセテート/55%、ポリエステル/45%、日本製。
<巾着袋地>生地名不明、混率不明、原産国不明(生地屋さんからいただいたもの)

ネイティブ柄というと、結構カジュアルに仕上がるものですが、今回の場合、まず、プリントではなく糸染めであり、ジャガードみたいな織柄になっていて、裏面も使えそうで、なんとなく商品なイメージです。

こういった本来のイメージより少しずれた感じが新しいと考えます。

全体にざらざら感で統一して、内側に設置の巾着袋も黒無地のややざらついた素材です。

この素材名前など不明ですが、先回も使用させていただき、非常に良質であるとの感触から、今回も利用します。

生地屋さんがくださったものです。

詳しいことが分かっていませんが、ポリエステル/100%の日本製ではないかと考えています。

喪服などに使われそうな生地っぽいですが、イメージよりも重くてしっかりとした目の詰まったものです。

今回もダイヤキルトを表地にかけていくので、一番左の表地のラメ素材は、今この写真のイメージから、また少し変わるかもしれません。

前回はボア生地だったので、中綿を入れずに、ソフト厚芯という1mm厚の芯地を貼ってハード薄芯も貼ってキルトをかけましたが、今回は中綿を入れようかなと思っています。

あとがき

こうして、量産品ではなかな見られないような意外性のある生地の組み合わせとか、個性的な感じを出していきたいと思っています。

なにせ、デザインは同じで統一ですので、素材でその違いを表すところに大きな工夫が向かったりします。

たんすにたっぷりと集めた生地がまだまだありますので、この1年でどれだけたくさん消費していけるかということになります。

今回の表地のラメなどは、調達時期が結構前になりまして、画像のデータで見ると、2020年10月でした。

もう、1年以上は経過したものですが、今この生地を生地屋さんで探してもどこにも見当たりません。

だいたい1年くらいで、入れ替わってしまうのが生地の生産の特徴なんですね。

そこがまた魅力かもしれません。

その時にしかない少量の生地の中からのチョイスというところが価値ですね。

連続6点のハンドメイドリュック入口フラップ取り付け直しリフォーム開始にあたって【832】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

やっとこの時がやってまいりました。

少し前に、「餅巾着:もちきんちゃく」デザインのリュックの入り口の隙間解消の解決策として、入り口のフラップをサイズを広げ、取り付け方も覆うように工夫するというリフォーの1点目を開始しました。

ここから数点連続してリフォームしていきますが、今回はまず1点目のうろこ柄が完成。

そんな作業風景を今回はご紹介したいと思います。

何かその中にご自身がハンドメイドバッグをお作りになる際のヒントを見つけていただければ幸いです。

現在2種ある巾着型に共通のフラップの交換リフォーム場面

細かいことを言いますと、2種のデザインになります。

1つは、内側に巾着袋が設置の最新型、巾着袋が設置無しの従来型と2種。

まずは、従来型の古いデザインからやっていきます。

そのスタートとして、うろこ柄のマルチカラーの生地のものです。

トルコ製の良い生地なのでリフォームして今一度販売にトライしていきます。

今までのフラップ:サイズが小さいので隙間が多いのがセキュリティー性が低いと言えます。このフラップを可能な限り大きくするということ、そして、取り付け位置に関しても、少し見にくいですが、この写真は表地と裏地の間に挟み込んでいます。これをリフォームで、背の部分に縫い付けて覆う形へ変えます。この2つのポイントがリフォームの核の部分になります。
まずは、ある部分まで遡るように解体します。この後、マチもほどいて、サイドや底の地縫いも外し、いったんペタンコにして縫い付けやすいところまで巻き戻しです。サイドに関しては、片方は地縫いを残しても影響がありません。少しでもほどく部分を最低限にした方がスムーズです。
残布で新しいフラップを用意。生地を残しておいて良かったと思う場面でした(ホッ♪)。反対側は裏地の別布を使いました。
ここにあるピンク色が先ほどの新しいフラップの裏面に使う生地。本体の裏地と同じ生地の色違いです。そして、右にあるのは、前のフラップ。とても小さいですね。先端のタブはここから再利用。
Dカンタブは新しいものへ変えます。生地にまだ少し余裕があったので、縦に鱗柄が並ぶようにということだけは柄を合わせました。鱗の色は合わせるところまでは生地が足りなかったですが、これでもだいぶ見栄えがすっきりとしたものになりますよ(^-^)。柄も、縦横両方合わせられない時は、片方だけ合わせるという手があります。
フラップ取り付け時には、こうして、2枚仕立てのハード薄芯を力布にします。ハード厚芯だと1枚で。
縫い付け部分こんな感じ。ここで、次の課題を再検討することになります。フラップの幅が取っ手の幅を上回っていますね。この向きの場合はこれでも良いのですが、向こう側で取っ手をくぐる時に一部引っ掛かりがあります。

リフォーム完了レビューとフラップの型紙変更

リフォーム完成:フラップで安心感のある雰囲気になりました。

もう、先日からずっと気にはかけていましたが、フラップの一部分の取っ手との引っ掛かりの件があります。

これをやはり一部削って引っ掛かりの解消をしてみようということになりました。

このカットした部分内で引っ掛かりがあったので、できるだけ面積を残すような感じで縮小。ただ、入り口の蓋というものは、中身によっても位置が変わるので、ここで直すことの効果は結構奥が深そうです。今回は、最初の物を入れていない時に引っかかった様子であることだけをとりあえず解消ということに向かいました。

はい。今回はここまで。

次回2点目のリフォームでこの新しい型紙の縮小したフラップ取り付けで引っ掛かりの検証をします。

あとがき

わずかずつでも良い、必ず良質なお品への一歩となれば。。。という気持ちを持って取り組んでいるリフォームとなります。

次回のフラップの削った部分の引っ掛かりの効果というのも結構重要な検証になりますので、この続きの記事、どうぞお楽しみに(^-^)。

ハンドメイドバッグ年末SALEの裏事情、個人事業主の場合の例【830】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく会社では、決算SALEというのが3月末にかけて行われているのをご存知かと思います。

あれは、企業の決算が独自の決算日というものを設けていて、それが3月末であることで、在庫を思い切って短期間で減らすという目的もあるかと思います。

同時に、値段を下げても数多くを短期間で売りさばくことで売上高、売上個数も伸ばすといういもの。

短期的なテクニックの基本的な例ではないでしょうか。

ところで、個人事業主といのは、決算というのは、基本、12月末になります。

その1年の暦(こよみ)そのままの暮れが決算日に当たるので、12/31なのです。

あの忙しい大晦日、お掃除もしなければなりませんが、同時に〆(しめ)という行事があるということになります。

個人事業主のハンドメイドバッグを決算SALEする試み

多くの企業様の決算SALEと同じように、個人事業主である私、picturesque(ピクチャレスク)もこの12月後半に差し掛かる時点でSALEを始めました。

名付けて、「廃版SALE」です。

理由が、もう廃版になるデザインのバッグを一斉に半額へお値下げ致しました。

そうして、多くを廃版にして、残ったバッグのデザインというのが、今後も定番となるほんの数デザインになります。

また、コンスタントに製作するようになった時に、定番デザインになったものをまとめてご紹介したいと思います。

今回は、廃版したものがなぜなのかなどの理由と共に、廃版SALE対象のデザイン3点ご紹介したいと思います。

まず、このデザイン。昔ながらの「ナップサック」のデザイン。特にネーミングは設けていませんが、1点物。この後に同じデザインはお作りしていないものになります。

ただ、このデザインは、ナップサック同様、きゅーっと入口を絞る薄さが必要で、ただ、丈夫にも作りたくて、接着芯とハード薄芯も両方貼っています。

そのうえで巾着の口を絞るので少し口にすき間が。。。

それをカバーするべく、このフラップを付けたということなのですが、この生地でもワンピースのようなアイテム用のかなり薄手を利用しましたので、こういうレベルの薄さの生地でしか実現できないのです。

それが永久的に製作していけそうではないと。

ということでこれ1点で辞めたデザインになりますね。

では、次にご紹介するのは、こちら↓。

「かまぼこ」:こちらは、かまぼこというネーミングも付けたのですが、実際いろんな素材で作っていく中で、この生地の厚みで限界。下の角が急カーブ過ぎて綺麗に作ることに限界がありました。

今後もっと抜群に綺麗さを追求していこうと思ったら、この急カーブがどうしても妨げになります。

トライしてみてやってみて分かったこと。いくら頑張ったって、不可能なことはあるものなのです。

この写真のお品の急カーブは、なんとか最大限頑張った縫いになります。

同時期に他に2点お作りしましたので、仲間の柄違い素材違いが同じように廃版SALEに組み込まれました。

「おにぎり」:最後はこのデザイン。これは、今後も続行の「巻き寿司」と類似の作りなので、こちらは廃版にしました。

あまりにもデザインが似ていると、並べたときに優劣が働いてしまい、どちらかを最初から絞っていった方が良いとの考え方です。

というのが廃版SALEになった主な理由等でした。

私の場合はこんな事情があったのです。

なかなかこんな裏の話は聞くことができないので、ご参考になればと思いますし、特に理由が無ければ高い値段のままで行きたいわけですので、こういったSALE品はいろいろヒントが詰まったものなのですね。

考え方によっては、廃版というのは、希少なのかも。

今後は出てこないモデルということなので、そこに価値があると言えます。

あとがき

今年、2021年があと少しですが、今年できたことというのが、1つのデザインの追求です。

今まで当たり前に作っていたものを、その縫いの意味、その縫い代の寸法の意味といったように、1つ1つの作業に「なぜ」を追求していって、バッグ1つに「哲学」なるものをたくさん込めたお品にしようとしてきました。

この細かな追求の結果、廃版になるお品が生まれました。

こうして、かつて、デザインの数が多すぎたことから、ぐんと選りすぐりに絞られていきました。

そうして残った定番デザインを今後も大切にしていきたいと思います。

どうぞ、また記事にアップしてまいりますので、お立ち寄りくださいませ(^-^)。

<出会い>同じ青味系のバイカラーの花柄リング、このリングに合うネックレスなどについて考案【796】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

色を大雑把に赤い感じと青い感じに分けてみます。

赤い感じというのは、色の明るさや華やかさも相まってジュエリーとしてはアクセントになりやすいです。

今回は、その対極のような青い感じのジュエリーをご紹介したいと思います。

巾広のお花リングスタートでネックレスやブレスを決めていく集め方

ネックレス、ブレス、リングという3つのアイテムの集める順番につきまして、よくやっているのが、ネックレスとリングを一番に決めること。

特に決まりがあるわけではないかと思いますが、ブレスが最後の調整のようになるのが結構集めやすく、ネックレスとリングをまず相性の良い組み合わせに考えることが多いです。

けれども、今回の場合少しだけ違いまして、リングを最初に決めました。

リング自体の巾広のボリューム感とか花柄の美しさがあったので、このリングを主人公にした物語を作っていくようなつもりで挑みます。

K18WG台の巾広のフラワーリング:ブルーはトパーズ、グリーンはペリドット。幅広であることで、お花柄が生き生きしています。

なかなかこの同じような偏った色の組み合わせというのがチャレンジされたストーンコーデ。

それがまた粋とも言えます。そんなところもいいなあと思った点です。

さて、これにネックレスとかブレスを合わせていくということを考えます。

現在1つ、これぞというネックレスに注目していますが、ネックレスには、これ以外の色が出てきますが、同じお花柄で考えています。

お花柄は意外と難しくて、同じ柄か、丸い形などでないと全体に混沌としてしまい、うるさくなりがちです。

シンプルに粋になるには、どこかで関連付いた部分があるとつながってまとまるので、やはり同じお花というところをポイントに考えています。

あとがき

よく、色々な色をカラフルに配置のマルチカラーがこういったリングの場合多そうですが、今回のように、色をある程度片寄せたような感じというのも、上手くコーデできれば個性ある素敵なアイテムになるかと思います。

リングだけであれこれ先のこともなんなのですが、意外と、焦げ茶のお洋服なんていうものに合いそうな感じがしています。

ペリドットのグリーンが入っているのでカーキ系の焦げ茶が良いかもしれません。

お洋服それ自体では地味過ぎて暗くて難しいようなアイテムかもしれませんが、お洋服を黒―ゼントの隅で眠らせずに活躍する機会をこのリングでご提供していけたらと思っています(^-^)。

【740】に関連して。。。一重仕立ての厚手生地で行き詰まっていたポーチが完成へ【741】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、この1つ前の記事である【740】のリベンジのような内容です。

失敗してうまくいかなかったポーチが一重仕立てという考え直しにより完成しました。

ただ条件としては、厚手の生地、やや厚みのある生地の場合ということですね。

ひっくり返しをしないファスナーの取り付け方で作るポーチ

私の方針としまして、ひっくり返しはファスナーに無理な負担がかかるので、ひっくり返さずに作る方法をとるというものです。

ひっくり返さずには作れない。。というのは、よく作られている作り方の本などに書かれている方法に沿った考え方です。

一重仕立てのマチ無しポーチ:<サイズ>縦14cmx横18cm。

たった1枚の「わ」の縦長の生地をファスナーに縫い付けていくようなイメージです。

パーツがたった1枚だけで良いという点がすがすがしいです(^-^)。

縫い代は1cmをアイロンをかけて内側に折り込み、きちんと合わせてサイドを縫い付け重ねます。

難関と思われる、ファスナー周辺の2列のステッチは、トンネルのような筒を移動させながら縫っていく場面がありますが。。。可能でした。

途中で糸を区切らずとも、ひといきで行けます。

これぐらいのサイズであれば、ある程度の隙間が確保できたので、筒型であっても縫うことは可能です。

今回は、ひっくり返しというものを一度も取り入れませんでしたが、よくよく考えると、サイドのラインを綺麗に出す方法として、一部ひっくり返しにより、生地のみの状態で「わ」を半分にしてサイドを地縫いしてひっくり返し、1枚の布のようにして、空き口をファスナーの縫い付けに充てるという方法もありそうです。

ただ、それもそれで、重なる部分がずれないようにせねばならない点がポイントになるので、似たような感じになるかもしれません。

その方法の場合、ファスナーが短くなりますので、入り口が狭いというデメリットは付きます。

そのかわり、ファスナーの端が綺麗に完全に隠れることが可能だと予想できます。

というように、まだもう少し綺麗に出来上がる工夫の余地はありそうでした。

あとがき

今回のようなポーチのデザイン、私としてはとても好みです。

無駄のないすっきりとした、ありふれたデザイン。。

このありふれたということに対して、実は魅力を感じておりまして、何でもないというか当たり前のデザインて逆にかっこいいんです。

昔にどこかでは見たことがあるような、雨がっぱのケースだったり、ビニール素材のケースのようなものだったりがイメージできるような懐かしのデザインです。

今回は、前回の試作よりも縦が長かったですが、前回のような長さの方がやはり良いので、出来上がりが2.5cm短くなるような型紙が良さそうです。

通帳だと、その2.5cm短いもので余裕もありながらぴったりと入りました。

もともとポータブルの化粧ポーチとして考えたものなので、コンパクトでなければ意味がありません。

ファスナーの長さの20cmに本体のサイズを合わせていては何らコンパクトさの欠けるものになってしまうのです。

その点が重視する点です。

思うようなサイズにするために苦労する点があるということですね。

ファスナーに合わせて作りやすいようなサイズで作るのか、希望のサイズに仕上げるために苦労を買ってでもするのか、迷わず後者を選びます(^-^)。

シャドウケースってもっと大きくなくてよいの?ミニミニコスメケースの試作など【739】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回コスメケースというミニサイズのブランドコスメポーチの中で使う用のアイテムを試作。

以前の改良版です。

そして、同時に、ポータブルなコンパクトサイズの最低限なコスメポーチも試作しました。

2点の違いは、何かの大きなポーチの中で使うものであるということと、それ自体に入れて持ち歩くという違いです。

シャドウケースがもしかしたらもっと大きいのかも説

左-シャドウケース:縦6cmx横8cmxマチ無し 右-ポータブルメイクポーチ:縦1cmx横18cmxマチ無し

まず、自分でレビューしますと、左側は、型紙が一応底の部分がカーブを描いていたのですがうまく出ていません。

ここまで中途半端にカーブが出るならば、いっそ、「わ」にしてストレートの方が綺麗です。

右のような感じになります。

次回はわの型紙へ変えて再びトライしてみたいと思います。

蓋はスクエア調なカーブで綺麗に出ているかと思いますのであれで行きます。

シャドウケースって、ブランド品はもっと大き目の正方形のものがあったりで、この6cmx8cmには到底入りません。

その辺りを今後よく考えて、サイズ違いの類似のデザインを増やすのかなどを検討したいと思います。

ただ、あまりにいろいろというきりがありません。

ということで、ターゲットを絞ることの重要性に改めて気づきます。

私がお作りするコスメケースのターゲットの方とは?

イメージは単純ですが、私と同じような趣味嗜好の方です。

ブランド品がやはり好き。

現在私もビンテージのバレンチノのスエードポーチをメイクポーチのメインとしています。

スエードなんて、簡単に洗うものではありません。

そうすると、内側の美しいロゴ入り裏地が、メイクのシャドウやファンデーションの粉で汚れてきてしまいます。

そういうシーンの体験と想定から、ブランド品の内側を綺麗に保ちつつ使い勝手のよい取り出しやすいメイクアイテムにご協力できるというのが、こういう企画であるミニミニケースを布で作るというものです。

確かに、ブランドさんもファンデケースのようなものなどはご用意されているようですが、上が口が開いたままだったりでちゃんとしたものではないかと思います。

こういったものを、いずれハンドメイドバッグで今後増やしていく黒色の高級感あるジャカードなどのはぎれでお洒落に高級に作っていくのです。

その試作は、こういったカラフルなかわいいカラーのもので練習です。

もう1つのポータブルポーチのレビュー

再びこの写真へ戻ります。

自分でとても突っ込みたいのが、なんだか不自然に飛び出したファスナーがとても気になります(^_^;)。

せっかくコンパクトなサイズ感で考えたのにファスナーが場所をとってしまったではありませんか。

というこんな結果ではありますが、中身も見やすくて、ファスナーの構想自体は悪くないと思いました。

あとはファスナーの付け方ですね。

長年いろいろ作ってみて、ファスナーの縁を綺麗に隠すことがいかに難しいかを実感しております。

その経験から、縁を綺麗にということに意識してこういったタブを付けたのですが、何か目立ってしまいました。

よって次回はファスナーは飛び出さずにカットして自然になじむような存在にすることが目標です。

実は以前もこのファスナーの始末が完全にできなかったことでポーチはメインにやっていくことに限界を感じて現在もお作りしていません。

そこを時が経過した今、その後の技術とか考え方の変化でどこまで過去と違ったものを作っていけるかです。

自前の、某ブランドのバッグに附随するインナーポーチを見てみました。

ファスナーが一見同じ黒色でなじんでいるようでいたが、端の始末がしてありませんでした。

見栄えは一瞬良いです。

見栄えが違和感なければそれでよいのですかねー?

やはり、ハイブランドでさえも、試行錯誤の末、かっこよく、シンプルに作り上げるには省略した部分だったのかもしれません。

私としましては、やはり縁の切りっぱなしの部分はタブなどで何とか隠したいんです(^_^;)。縁が切りっぱなしなんて不安で仕方がありません。

あとがき

1つ簡単なポーチを作るにしてもこうしていろいろ奥が深いものです。

結局のところ、シンプルで無駄のない作りが一番粋(いき)でカッコイイのだと考えています。

そして、同時に、複雑な感じよりもむしろ、シンプルに作る方が難易度が高いようです。

今回使わせていただきました、白地にリボン柄の可愛い生地は、日暮里の生地屋さんです。

メルマガをいただいておりますが、コンスタントに生地が入荷されて面白いです。

色違い天然石ネックレスのアレンジ→マルチカラーミックスロングへ【734】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここに2連の色違いネックレスがございます。薄グリーンがニュージェイド、薄ピンクがモルガナイト。

こうして、ピンク:モルガナイト、グリーン:ニュージェイドをカジュアルに重ね付けのイメージでしたが、このバイカラーからもっと幅広く洋服とのコーデがしやすいよう、ブルーカラーの天然石を投入します。
高級めな透明度の高いブルー:アクアマリンを追加。まだこの状態では、アクアマリンがゴムの連になっていますね。

ということで、今回、この連をバラバラに解体して、組み直し、ロングネックレスへ仕立てる作業を致しました。

K18YGの留め具に初めて使用した、長めのつぶし玉がきらりと光るロングネックレス

では簡単に手順をご紹介します。

もともと薄グリーンと薄ピンクはネックレスの状態だったので、それを解体。そして、今回新しいブルーも投入。おおよそ同じくらいの珠数です。右上に映る大き目の引き輪とダルマ板はK18YG製。
いつもは、球状のミラーボールを使用しますが、今回初のシリンダー型です。彫りが美しく、つぶしやすそう。K18YG製です。
ロングネックレスともなるとやや重みがありますので、しっかりとしたやや太め14号の釣り糸(テグス)を使います。真珠などとは違い、石の穴がそこそこ大き目なので、この数字の大きい方を使います。真珠であると、開ける穴の大きさに限界があるようで、小さめなので、8号が限界。
まず、引き輪に今回初のシリンダーパーツをペンチでカシメて取り付けました。縦が1cmくらいありますので、今までと違った感覚♪。そして、穴が一番大きかったアクアマリンのブルー色の珠からのスタートでド・レ・ミ的に定型な配置でマルチカラーを配置。
こんな風に色が偏りなく散らばりました。マルチカラーらしくなりましたね。と、ここで、あることが気になります。↓
モルガナイトのピンク色が汚れているのが目立ちました。この珠交換の状態は洗浄のチャンス。モルガナイトは石鹸水xぬるま湯とのコンビでOKのようです。この穴周辺の茶色(おそらく汗などの経年の汚れですね)を取り去ります。10分程付け置きしました。
そして、気持ちよく茶色い汚れがすべて落ちました。すっきりと気持ちの良い見栄えに。。ネックレスも晴れて完成♪。
留め具のシリンダーは、ダルマ板程の長さがあります。この留め具部分も高級感のポイントです。
108cm程度の長さのロングネックレス完成です。一連使い、2連使いが可能。

以上、おおまかにお仕立する過程でした。

洗浄の写真が1枚あれば良かったですね(^_^;)。

材料である天然石のチョイスについて

もともと2連だったバイカラーのネックレス2本からの変化としては、一度に装着できること、そして、バイカラーからマルチカラーになったことで、コーデの幅が広がる見込みができたことです。

マルチカラーというのはミニマムが3色で、2色だとツートンとかバイカラーの呼び名になります。

3色だけでもだいぶ雰囲気がミックスされたものになります。

今回工夫した点は、そもそもアクアマリンのチョイスという点です。

本来、ニュージェイド、モルガナイト、アクアマリンと並ぶことはあまりないかと思います。

「ベリル」という鉱物名は、ニュージェイドではなく、エメラルドが入りますが、エメラルドがあまりにも扱いにくい石なので現在はあまり取り入れていないんです。

すべてが同じような薄いトーンであること、さらに、透明度がある程度3色とも入っているという点をよく見て使う天然石を選んだという点が工夫した点です。

アクアマリンも濁ったクリーミーなお品もありましたが、他の2色に透明感があるのでそれに歩調を合わせてよく合う3色でありたいと思ったわけです。

今回初使用のシリンダー型パーツはなかなか良いです。あのサイズでK18YGというのはなかなかの存在感です。

かしめた時のつぶれ方が綺麗にぺったんこになります。

あとがき

このような連のタイプのジュエリーは宝石としての評価はあまり良くないようですので、今後増やしていくことはありません。

やはり地金のK18が主体のチェーン物でないと宝石のレベルが良くないようなんです。

天然石の価値自体が評価されていないという面があるようです。

今回のニュージェイドの薄グリーンがもともと祖母ゆずりのお品だったので、活かしたいと思い、今回のようなマルチカラーへ変更することで着けやすくする方向を考えました。

そうしますと、ものは考えようということで、地金物が多い当レンタルジュエリーのセットの中では、レアな存在になっていくかと思います(^-^)。

マルチカラーのサファイアが集まった色のイメージ、どれもこんな感じです【715】

〇ネックレス:K18WG留め具のサファイアのマルチカラーの連ショートネックレス。長さは42cm。1粒がオーバル型の宝石質のタイプ。7mm-8mmが楕円の縦のおよそのサイズ。
〇リング:K18WG台のサファイアのマルチカラーパヴェリボンデザイン。サイズは13号。

【おすすめコーデ】 
寒色系なピンク、寒色系なブルーなどのお洋服によくマッチ。マルチカラーの中の1つの色の黄色(レモン色)にも相性あり。