黒よりも優しく暖か味がある茶色、コーデが難しく敬遠しがちならば差し色カラーに使ったらよい【261】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

黒や紺と並び、ダークな色といえば、茶色。

自身が思う印象は、ファッションコーデにおいては、人気がない色であると。

なぜ、人気がないのかというのが、古着の中でも、靴やバッグと共に茶色はかなり良い状態で手放されていることが多いと感じるからです。

裏を返せば、「コーデの機会があまりなかった、出番があまりなかった」からこその良い状態で残ったということなのではないかと予測しています。

確かに茶のコーデは難易度が高いです。

特に茶のお洋服を中心に茶1色でまとめるというのは、田舎っぽくなりがちでクールとかかっこよさとはかけ離れた装いになってしまうものなのです。

黒1色だと素敵なのに同じように茶が当てはまらないのも、黒の色の最強パワーに寄るところが大きいです。

ただ、マイルドな茶の良さも必ずあります。

このたびは、この茶の良さを探す研究を兼ねまして、茶の使い方の1つ、「差し色に使う」という方法をご紹介したいと思います。

差し色なら、茶が主役なわけではないですので、難易度がうんと下がるのではないかと考えます。

茶を脇役にすることでかっこよく完成される茶系コーデ

「茶をメインにせずに脇役に使うのみにする」という方法があります。

その前に、まずは、茶をメインにしてしまって「おばあさん」ぽくなっているコーデの写真をご覧ください。

茶色コーデをうまく完成させるコツはこれだ
トップス:「ベネトン」様の半袖Tシャツ(茶) ボトム:「ボルボネーゼ」様のうずら柄ゴムパンツ(茶系)。

「ボルボネーゼ」というブランドが好きで、たまたま見つけたゴムパンツのこのブランドをお部屋着にしていたことがあります。

質の良さが抜群、うずら柄も上品でこのまま外へも出られます。

それにしても、地味です(^_^;)。

もう1セット、これを上下逆にしたようなコーデ。

こちらも室内の部屋着として着用していた組み合わせです。

トップスにまた「ボルボネーゼ」が登場します↓。

茶色コーデをうまく完成させるコツはこれだ
トップス:「ボルボネーゼ」様のうずら柄のTシャツ。 ボトム:日本製のノーブランドのニットゴムパンツ(茶)。

やはり、ボルボネーゼのあのうずら柄には、色としては、茶がなじむので、地味と分かっていながらも茶を合わせました。

このいかにもカントリーな印象から、外出着として茶のセーターや茶のコーデュロイのパンツなどと置き換えれば、同じような印象になってしまうに決まっています。

よって、茶はメインに持ってこない方が良いということをここからまず読み取ります。

そして、小物でアクセントをつける役割にするだけにとどめるということが1つの案です。

ということは、茶が小物であるということで洋服は、それが引き立つ色がよいことになります。

そうすると、お勧めはオフベージュ系です。

茶色コーデをうまく完成させるコツはこれだ
「エンポリオアルマーニ」様のウール100%セーター(オフベージュ)。

こんな感じの色は無彩色っぽいため、このアイテムだけではぼーっとした面白味のないものであり、差し色を求めるようになります。

そこへ茶色の出番です。

小物でキュッと引き締め、遠目で見た時に所々の小物使いにアクセントのあるコーデにするという方法です。

茶色コーデをうまく完成させるコツはこれだ
「カネマツ」様のスエードパンプス(茶)。

1つに、靴を茶色にするということがあります。

茶色コーデをうまく完成させるコツはこれだ
「クリスチャンディオールスポーツ」様の本革型押しベルト(茶)。

ベルトもコーデの真ん中位置にあり、非常に視線がいく部分です。

茶色コーデをうまく完成させるコツはこれだ
左:スモーキークォーツ(天然石)のロングネックレス 右:スモーキークォーツ(天然石)のブレス。

トップスの近くに配置となる、ネックレスやブレスは、やはりこちらも視線が行く部分で、ここに茶色を使うことをしてみます。

このネックレス、ブレスの天然石であるスモーキークォーツは地味な石なので、こういう時に活躍できるアクセサリーになることで出番があるということになります。

このオフベージュのセーターの色ですが、あまり黄色寄りになりすぎるとあのボルボネーゼのような印象になってしまうので、ベージュのトーンは「オフカラーの範囲内」であることが大切です。

限りなく、白に近いベージュであること、これは田舎っぽくならない大切なポイントになります。

オフベージュにスパイスのように茶を加えたベタな差し色の使い方。

ここで、茶色は確かに複数使われていますが、あくまでも主役はベージュなのです。

次にもう1点茶系コーデをメインに茶を使わない方法で組んでみました↓。

カーキ茶のパンプスを差し色にしたセットアップコーデ:パンツスーツは「エンポリオアルマーニ」製。

セットアップの格子の中に使われる茶色や背景のツイルの素材自体がカーキ寄りで、グリーンを含むような茶色です。

チョコ茶よりもカーキ茶がよく合うみたいでした。

こうして見てみますと、2例とも茶色はベージュの差し色に使うことが一番やりやすいということが分かります。

あとがき

茶色は、本来とてもシックで上品なカラーだったのです。

是非、黒プラス1のカラーとして、茶色にも一度注目してみてくださいませ。

今回例としてはアップさせていただいていませんが、茶ベースの柄物に差し色の茶をなじませてしまうというのも立派な差し色だと思います。

ただ、茶系の柄物は、一歩間違うとカントリー調に寄ってしまうので分かりやすく取り入れやすい無地ライクをまずはご紹介したわけです。

カラーでいうと、差し色にしやすいのが、黒、茶、紺、赤なのです。

どれも「強い色=影響力のある色」ということができます。

カラーの意味や役割を考えながら素敵なかっこいいコーデになるよう是非ともの正解なアイテムを選択していかれますよう(^-^)。

picturesque

ドレスに寄り過ぎかしこまったラペルジャケットを抜けた装いに劇的に変えるのはノーカラージャケットである【221】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

 今回は、洋服の襟(えり)の形で随分雰囲気を変えられるという例をご紹介したいと思います。

ジャケット、コート、ブラウスなどのトップスには必ず襟というパーツが付いています。

典型的なデザインのジャケットでいうと「ラペル」部分です。

今日、多種多様の消費者ニーズにより洋服のデザインも多種多様です。

私も一消費者でありますが、消費者にも自然と趣味・嗜好があります。

そのような中で、襟の形1つにおいても「この形が好き」「この幅が云々」な要望が細部に渡るものです。

確かにテーラー型のラペルはクラシックで素敵です。

ジャケットを1点選ぶ時にこれを選ぶことも多いです。

ただ、コーデというのは、1つのアイテムだけでは成り立たないことも重要です。

実は、このテーラー型がコーデのすべてを決めてしまうこともあるのです。

肩ひじ張らないリラックスした抜け感ある襟無しジャケットの良さ

テーラー型と呼ばれるジャケットの形は落ち着いていてクラシックで、とても素敵です。

襟無しジャケットは粋である:力まないファッションコーデ
テーラー襟のジャケット:「DKNY JEANS」様のお品。牛革の黒。

テーラー襟のラペルが、アクセントになっていて、文句なしに整っています。

この形はこの形で定番物としては、1つ持っていたいアイテムではあります。

ただ、一方でファッションは楽しむものだということを考えるときちんとし過ぎているという見方もできるのです。

そう考えると、時々定番型が少々「かしこまっている」と感じる時があるのです。

そんな、テーラー型のジャケットはすでに十分持ち備ている、これまで何着も着てきたということであれば、一度襟無しジャケットに目を向けてみることをお勧めしたいです。

ウールジャケット:イタリア製。ボタンをゴールドとバイカラーのタイプからカジュアルっぽく変えました。

衿無しジャケットコーデx3点のご紹介

まずは、このジャケットからのスタートです↓。

襟無しジャケットは粋である:力まないファッションコーデ
襟無しジャケット:「エンポリオアルマーニ」様のお品。レーヨン/ウール混でロングの黒。

丈がやや長めで、素材はレーヨン/67%、毛/33%でさらりとした表面の風合い。

丈が70cmちょうどくらいでジャケットにしては長め。

襟無しに作られているところにご注目下さいませ。

襟口のVの字が共布で切り替えてありオシャレ。

丈が長めなことと、襟無しであることが「クセ」があると感じる方もいるかもしれません。

しかし、そのクセもいい具合にカジュアルに寄せることができる「抜け感」です。

黒ジャケットにTシャツやカットソーとジーンズを合わせて「きちんと感」を打ち砕いていきます。

襟無しジャケットは粋である:力まないファッションコーデ
襟無しジャケットコーデ①:「DKNY JEANS」のカットソーと「リーバイス501」黒→グレーへ色落ち。

黒ジャケットに感じがちなフォーマル感が解消されたように感じます。

どうしても、黒ジャケットは硬いイメージが否めません。

そこで遊び心あるイラスト入り(全体柄)のカットソーと、ボトムの501ジーンズのトーンの薄い色目などの影響で、全体が堅苦しくないイメージになりました。

黒on黒だとセットアップ感が増しますので、色の差を付けて立体感を出すとカジュアルに寄せられるということも自身がここで感じました。

スラックスをボトムに持ってこなかった「ギャップ」も良き効果です。

襟無しジャケットは粋である:力まないファッションコーデ
水玉ベルベットジャケット:「エンポリオアルマーニ」様のお品。ベージュx黒。

こちらは、ジャケットだけの第一印象だとエレガントな印象です。

そこで、そのエレガントと反対のことをボトムでしてみます。

襟無しジャケットは粋である:力まないファッションコーデ
襟無しジャケットコーデ②:「エンポリオアルマーニ」のレーヨンTシャツ、「リーバイス501」黒。

ユニークなネックラインのジャケットですが、これも襟無しです。

水玉柄と濃いめのブラックデニムがリンク。

2色の色しか登場しないシンプルさも拘りです。

最後3つ目です。

襟無しジャケットは粋である:力まないファッションコーデ
牛革ショートジャケット:「SLED」ブランドは「(株)東京ニュースター」様のお品。黒。

珍しいレザーの襟無しです。

この牛革レザーの襟無しジャケットはラインが綺麗で、特にウエストの部分がしぼられていて、形が非常にかっこいいです。

レザーは、カジュアルなジーンズなどに着こなされることが多いので、ではその逆を行こうではありませんか。

これに、ワンピースを合わせてしまうのです。

襟無しジャケットは粋である:力まないファッションコーデ
襟無しジャケットコーデ③:ノーブランドの綿/100%柄ワンピース(ヴィンテージ)。

ワンピース自体も、きちんとかしこまった柄ではありませんので、さっくりとラフに羽織った印象になります。

まるでボレロのようなアイテムですね。

レザーなのでインパクトがあります。

ここへテーラー型のジャケットをかっちりとはめ込むよりも、とても自然な感じがします。

 襟無しの威力が色濃くく出ていると思います。

ただ襟無しアイテムを選ぶにあたっては、この場合に、ウエストが絞られたタイプのジャケットであった偶然も全体のバランスにかなり影響はしているようです。

衿無しジャケットもただ衿だけに注目するよりも、他の特徴ある部分などにも着目するともっと素敵な装いになることを「1クセあるアイテムのノーカラージャケット」というテーマで探すところにヒントがあります。

あとがき

「衿無し」というのは、こうして見てみると「クセ」なのです。

なぜ衿無しが道はずれた個性的なデザインだという印象なのか。。

それは、「制服」とか「フォーマル」の社会的な場面で決まってテーラー型を見てきた記憶と刷り込みだと思うのです。

あるものが無いということがむしろクセがあるというのは考えて見たら逆説的で斬新なことです。

そこに衿無しデザインの魅力も感じている自身です。

衿無しジャケットをきちんと着る目的よりも、崩して着たいという目的に自然となるのもこの「クセ」を活かしたいからなのではないかと考えたこのたびでした(^-^)。

picturesque

 

日々仕事に励む黒を纏った「闘う戦士」が黒より優し気なグレーを纏う全体バランス【256】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、ある時期からとても魅力的だと理解した無彩色カラーである、グレーという色についてのお話です。

グレーのイメージには、こんなものがあるのでは。。

・ネズミ

・工場の作業着

・灰色の曇り空

・鉄パイプ

・墓石

その他、「グレーゾーン」などと呼ばれるように、「あいまいさ」を秘めたカラーです。

グレーであるならば、いっそはっきりした黒で良いではないかと、この曖昧さが洋服でもなかなか理解されないことも。。

自身もかつては、顔映りの事を気にするあまり、くすんだ色であるグレーを敬遠しておりました。

しかし、2017年頃ある人物の装いに触発されました。

「ケイト・モス」様のコーデです。

たくさんのグレーをご自身ならではの装いで粋に表現。

とても夢中になってそのコーデを参考にさせていただいているうちに、グレーというカラーのの素晴らしさに気づきます。

むしろその目立たない地味なイメージこそ素敵な「抜け感」や「マイルドさ」があることを知ります。

顔映りがくすみがちなグレーのカバー方法

グレーの洋服が顔写りが悪いからということで避けている方は多いのではないでしょうか。

それは、グレー1色だけに注目しているからであることが1要因としてあります。

そこで、他色とのコンビで近くに配置するようなコーデを考えていきます。

・ネックレス等の小物を顔写りのいい色にする

・そもそもグレーの中でも濃淡、色味(いろみ)の違いで細かく選ぶ

この2点が効果的であると今までのコーデの経験で実感しております。

実際に、グレーのワンピースに白い真珠のネックレスがとても映えたことで、グレーコーデ+αの効果を実感しています。

グレーのワンピースが粋にに感じた瞬間でもありました。

「おしゃれ」が、今まで描いていた、カラフルな綺麗な感じとは違うテイスト、「粋」であると同時に「クール」なのです。

そして、グレーの濃淡でベストを使ったコーデをした時に、立体的な雰囲気ができたことにも、グレーのすばらしさに感動したということもありました。

生地や洋服のグレーはバラエティーに富む複数展開である

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
単純なグレーの濃淡。

グレーという色は、白と黒と並んで、無彩色の部類。

濃淡の違いだけでかなりその立体感が際立ちます。

そしてどの濃さもそれぞれの味わいがあるのです。

一番左の薄いグレーは、青みがかっていますのでパープルと合ったりもします。

一番右の濃いグレーだと、カーキ寄りの焦げ茶とも合ってくると思います。

ここが、ファッションの楽しいところ。

一番よく合う相手の色が濃さによって変わってくる面白さです。

無彩色のグレーに、他の色が入り込める余地があるのですね。

上述のように、茶が合うというケースがありました。

色相環の詳細の中の中間的な色(ペール)なども同等のレベルで相性が良いことがあります。

ブラックジーンズのデニムの色落ち具合によってコーデを分ける時に、こう気づきました、この色は茶と合うグレー、この色はブルーがかっているなと。

こういうことから、グレーでも〇〇系のグレーというようなグレーの種類が複数あるということをジーンズの色落ちで見たのです。

分かりやすく、その違いを下記のように呼称をしてみます。

・ブルーグレー・・・青みがかったグレー

・グリーングレー・・・緑がかったグレー

・モカグレー・・・茶色味が入ったグレー

茶色との相性があるグレーにあたるのは、一番右のモカグレー。

3色ともグレー:左から、ブルーグレー、グリーングレー、モカグレー。

カットソーなどを並べてみると、グレーでも複数の種類のカラーがあることを一緒に横に並べることで、気づきます。

このことは、グレーという言葉だけの固定観念を打ち破ります。

明らかに、グレーが豊富にあるということです。

「アルマーニ」様のニットのセーターとかカットソーが好きで集めていましたが、ほとんどが「グレーイッシュ」でした。

上記のような3色のグレーのアイテムは豊富です。

「グレーにも彩度があるのだ」という言葉が聞こえてきそうなほど、グレーの豊富な展開には「アルマーニ」様の「哲学」が感じられるのです。

ここ近年で、「グレージュ」というグレーとベージュの間のような色目の呼称が定着しています。

バッグ製作に選ぶ生地に実際に使用したグレーの生地がこれらです↓。

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
グレーの生地:一番左がグレージュに近い色。

グレージュということでいえば、この3生地の中では、一番左が近そうです。

薄めの色ですが、モカの要素も多分にあるのです。

その証拠に、ファスナーを茶にするととてもマッチしました。

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
グレージュ色の生地で作ったバッグのファスナーが焦げ茶マッチ。

洋服のコーデのグレーの濃淡の配置いろいろはすべてOK

グレーを濃淡だけでコーデする立体感を図解して見ます。

上(トップス)、下(ボトムス)で、どちらが濃い、どちらが薄い、などの配置を色々変えてシュミレーション。

おしゃれな方のの画像などを意識して拝見しますと、必ずしも濃い方が上(トップス)というわけでもないです。

下のようにいろいろです。

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
グレー同士の組合せ:上=トップス、下=ボトムス。

お写真を拝見した中で見えた工夫をご紹介します。

1つ目の例の、上:濃、下:薄の場合、靴を黒や、濃グレーの濃いめを合わせたり、そもそも靴がバイカラーの濃淡デザインのグレーを合わせるなどというコーデ。

2つ目の例の、上:薄、下:濃の場合、サングラスに濃い色のフレームをして、ボトムの濃い部分との釣り合いをとるという工夫。

あるいは、サングラスでなければ、帽子でも、同じことです。

一番右の上:薄、下:薄の場合、真ん中にベルト、下に靴でポイントを置いていました。

黒だと極端すぎるので、甘く、茶系などでの調整がここで入っています。

グレー1色の洋服でも、その他のアイテムで随分立体的になっていきますね。

上の3例をシュミレーションに追加すると、こんな感じ↓。

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
他のアイテムの利用。

バッグも差しアイテムとして利用できます。

あとがき

こうして、グレーについてみてみると、最初にお話ししました、グレーの持つよくあるイメージ、

・ネズミ
・工場の作業着
・灰色の曇り空
・鉄パイプ
・墓石(お墓)

が不思議なくらい払拭されます。

グレーを1色だけで考えてしまうから固定したイメージがぬぐえずにいるのです。

ファッションコーデはその点小物の存在に助けられて融通が利くのです。

そうしますといかにお洋服以外のアイテムも重要であるこかが分かります。

ここに気づいた時が、本当の「装い」の入り口ゲートをくぐり抜けた瞬間だと思います(^-^)。

picturesque

バイカーの皆様への伝言、クラッチの切り替え、踏み込みすべてに対して、かかとの高さがぺたんこのレザーブーツが一番安全です【268】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前アメリカンバイクに14年程乗っていました。

アメリカンバイカー様はファッションもウエスタン調にあれこれ考えたいところだと思うのですが、1つブーツに関しては強くお伝えしたいことがあります。

それは「ウエスタンブーツ厳禁」ということ。

アメリカンバイクなのにウエスタンブーツがはけないなんて。。

と思われるかもしれませんが、このたびのお話で今一度靴に関してはヒールのあるものを見直していただきたいと思います。

ウエスタンブーツはヒールのあるブーツです。

このヒールとバイクのペダルの関係は「感触」ですので、乗った者だけが知るペダルの踏み心地なのでございます。

バイクとレザーブーツはマスト、スニーカーではかなり甲が痛いので長時間乗れない

バイク乗りは、やはりブーツをはくことが多いですが、ファッションとしてだけでなく、現実的な足を守る「機能」がレザーには感じられます。

街乗りだとスニーカーの人も見かけます。

ただ、スニーカーだと、ギアチェンジの時に甲が痛いです。

乗り始めの頃、よく分からず、今まで持っていたスニーカーの「コンバース」の布地のぺたんこのタイプをはいていました。

しかし、ギアチェンジの時に、バイクにもよるのでしょうが、アメリカンなのでそこそこ重く硬めで力が要ります。

そうすると、何度かのギアチェンジで甲が痛くなってしまうのです。

そこで、甲の部分が硬い本革ブーツを探すことにしました。

何度目かに見つけたサイドゴアブーツが最強だった

近場の移動が多い乗り方でしたので、「本格的なバイク用のブーツでなくてもいいや」ということで、おしゃれ系のファッションブランドのショートブーツ、普段着にもはけるぐらいのブーツを探していました。

バイク用だと、「トニーラマ」などのウエスタンスタイルがかっこよかったりするのですが、かかとにヒールが結構な高さであるのがウエスタンブーツです。

これが、バイクのギアチェンジに支障をきたすとつくづく感じました。

ファッション的には、アメリカンバイクにはベストマッチなブーツですが、実際に乗るには、安全ではないと感じています。

いろいろ、ファッション系のブーツもあれこれ試しながらなかなか安全に乗れる良い感触のものを探しました。

そして、結果、バイクを降りるまでその後長年定着したのがこのブーツでした。「サイドゴアブーツ」です↓。

サイドゴアブーツ(黒):ランド名:「GIGI:ジジ」、イタリア製。ヒールがすっきり水平です。

これはどちらかというとバイク用というわけではなくファッション系のショートブーツとして売られていました。

これぞベストマッチといったはき心地と着脱のしやすさである「サイドゴア」というモデル自体が便利なデザインなのでした。

古着の中で見つけたものなので、別のサイドゴアモデルもおそらく今でも見つかると思います。

<このショートブーツのメリット>

・ヒールがわずかでぺたんこに近いので、足を地面に付けやすい

・レザーの甲の部分がしっかりしていてギアチェンジがスムーズ

・サイドゴアのデザインでひもなどがないので、着脱がスムーズ

・革がごわごわしていないので、心地よいはき心地で、真夏も通気性がある程度ある

こんな点が、ずっとバイク乗車時にはいてきて感じた良さでした。

まったく、同じものは見つからないかもしれませんが、サイドゴアが便利であることは、間違いないでしょう。

また、ロングより、ハーフであること、そして、やはりポイントはギアチェンジで接触する甲部分の作りの硬さですね。

お洒落ブーツではあまり確かめることがない甲の部分の頑強さを手で触ってチェックされてはいかがでしょうか。

バイク用としては。とても重要な部分になります。

何もバイク屋さんで本格的なバイク用のブーツを探さなくてもファッション小物としての靴売り場から探せばよいのです。

もう1点根本的に注意したいのは、普通の洋服のブーツの中からチョイスする場合に、裏がすべるのは、バイカーとしては危険ですのでそこは注意です。

アメリカンの場合、足が地面に付くが故に自身の足ブレーキも頻繁にありますから、そんな時に、すべり留めになっている仕様のブーツが絶対良いのです。

黒いブーツのお手入れ、これ1本で足りています、「コロンブス」社の「ナイトリキッド」

アメリカンタイプのバイクライダーさんのオールシーズンブーツはこれだ
「コロンブス」社の「ナイトリキッド」という靴クリーム(黒)。

有名なので、知っていらっしゃるかもしれません。

これ1本で、

・汚れ落とし

・補色

・仕上げのツヤ出し

この3ステップをみごとに行ってくれます。

パンプスにもこれを使用しておりまして、延長でこのサイドゴアブーツにも使用していました。

塗りがいがあるというか、とてもスムーズに手早くお手入れができます。

あとがき

サイドゴアはブームな年もありましたが、常に変わらない定番デザインとしてずっとあるものだと思います。

サイドゴアのショートブーツ、是非バイクライフに取り入れてみてくださいませ。

なんといってもオールシーズンはけるという点もすっきりしていて良いです。

甲のしわが、ギアの部分でない、右側でもかなり出ています。

そう考えると、それほど高価なものはもったいないと思うので、革の作りさえ、良質でしっかりしたものであれば、有名ブランドである必要もないと思います。

どの道ギアチェンジでしわができるのですから。

その甲の「しわ」こそが、「そのブーツの持ち主がバイカーであることを伝えるメッセージ」なのです。

バイカーのブーツはとてもロマンチックなアイテムなのです(^-^)。

picturesque

柄の向きが横ばいのボーダーよりも上昇志向のストライプ柄、ストライプ柄の種類とハンドメイドバッグへの取り入れ方の足跡【282】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

生地の中でもストライプ柄は大半が「先染め」です。

先染めであることが色落ちの可能性があるプリントよりも永久的であり、価値ある柄の1つであると考えることもできます。

このたびは、ストライプ柄の種類を、実際に自身が製作したり日用品の中に溶け込んでいるところを発見したりしたお写真と共にそのネーミングなどをご紹介してまいりたいと思います。

ストライプ柄の種類は非常に多種、実際に利用させていただいたその「製品」になった状態でストライプの存在を見てみます

ストライプ(stripe)は日本語では、縞(しま)にあたります。

何か昔懐かしい言葉の響き「shima:しま」ですが、もしかして、年少の方は初めて聞かれたことでしょう。

ちなみにあの黒白柄のシマウマは、漢字で「縞馬:しまうま」となります。

見る向きで、シマウマはボーダー柄のようにもとらえられますが、実はボーダーは定義上はストライプの部類に属しているのです。

しかし、今やボーダー柄はストライプ柄とは別物と考えられて区別されていると思いますので柄に対する観念にも歴史的変化があるわけです。

さらに「ゼブラ柄」というものも1つの柄の種類になって定着しています。

ではここで、ストライプ柄の種類の違いを見てまいりたいと思います。

実際にハンドメイドバッグの中で、裏地に使用した生地、「商品」となって購入した日用品などはそのストライプの存在感がよりリアルにご覧いただけると思います。

ピンストライプ:ピンのような細いストライプです。トントンとピンを打ったような見た目が特徴。

イメージとしては、スーツやスラックスに使われるような生地です。

それをバッグの裏地に意外性を出そうと使用したのがきっかけでした。

ペンシルストライプ:ペンで描いたような線。類似に「チョークストライプ」があります。
コードレーン:生地に凹凸感があり美しいですし、傷みにくい生地だと思います。
クラスターストライプ:「数本の線が集まり、1本の線を形成した作り」という定義に当てはまると判断しました。
ロンドンストライプ/ブロックストライプ:同じ幅で2色が並んだもの。シャツになると装いが落ち着き整然。

右下は、「無印」様のタオル地のターバンですが、ボーダーだけれども、定義上このロンドンストライプに入ります。

20年以上毎日色違いで洗顔に使用です。

複数であることがかえって1点ずつの損傷を解消し、長持ちに繋がっています。

1日1点ずつ使用の1週間分くらいの数を色違いで保持。

シャドーストライプ:陰のように目立たないストライプですが、こちらも先染めです。

ストライプは、糸の色違いによって、コンビの色を白を使用することが多く、先染めがほとんどなのですが、たまに次のように珍しいストライプのプリント物があります↓。

プリントのストライプ柄(マルチカラー)。

裏側を見ると分かりますが、今までの先染めは、裏返しても同じように柄が出ていますが、これは出ていません。

表にだけ描かれたストライプ、つまりプリントなのです。

しかし、プリントの精度がとても良くて、一見先染めだと思ってしまいます。

グリーン系の渋めの色ではありますが、マルチカラーでとても豪華に見えます。

ストライプ素材の洋服での使われ方

日々インスタグラムを拝見していますと、自身もファッション系なので、同じ部類のファッション系のつながりでヨーロッパ風なパンツスーツスタイルをよく目にします。

今、この生地を書いている季節も関係してるかと思いますが、ストライプの使い方が大胆で、とても粋。

たとえば、上に出てきたペンシルストライプの柄でもっと幅が大きいものを大胆にも、上下のパンツスーツに仕立ててありました。

白x黒のペンシルストライプのパンツスーツ、とても粋でクールです。

柄のイメージのみですが、こんな感じの上下セットアップをイメージしてみて下さいませ↓。

このようなセットアップはむしろ「カジュアル」。本来エレガントなスーツの新しい着方ではないでしょうか。

あとがき

ストライプはお洋服の中でもとても豊富な柄ではありますが、1つ難易度があるとすれば、組み合わせる相手が無地ではない場合の迷いです。

柄がうるさくなってしまうので柄同士は敬遠してしまうと使用頻度が半減してしまいます。

そうしますと、出番の多いストライプということに目標を置くならば、柄とのマッチの仕方などを研究するとワードローブがうんと賑わいます。

賑わいといってもたくさん数をもつことではなくて、コーデの種類の豊富さの事です。

少ない数でもうまく組み合わせるところに行くためには、柄同士の組み合わせも引用すると1つでも組み合わせが増えるということです。

実は自身もストライプは1点もお洋服では持っていない現状です。

ストライプがいかにそれ1点で「クセ」と言いますか、主張の強いものであることを実感します。

同じように程度の強めの柄にむしろ溶け込むようにシャツに装うネクタイのように、メンズ服の上手なコーデに学ぶところも多いかもしれません。

自身のように雑貨品などの小物アイテムや、単独でそれ1点で事足りるケースに何気なくストライプを取り入れ、使っているのかもしれません(^-^)。

picturesque

古着購入後にクリーニング代がかからないコートは本革レザーと毛皮、自主お手入れの「拭く」と「風通し」の確保のみでよい【280】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着購入ライフを続けて20年程になります。

随分長い間古着ばかりを着てきた中でますますそのコスパの良さをかみしめております。

ここ近年では、その古着ライフにも発展があり、1点ずつをより大切にするようになりました。

それは新品を着ていた時代とは明らかな違いであり、古着を着てきたことで得られた素晴らしい結果でした。

ところで、古着の購入自体がお得に良質なものを購入できても、その後の所持の中でのクリーニング代に関しては、まるで「車」を所持する保険代やメンテナンス代と性質がそっくりな維持コストが生まれます。

そこで、この度のご提案としまして「クリーニング不可」の製品をあえて購入し着ていくことで、その後の維持コストも¥0であるという長い目で見たコスパの良い古着ライフのご提案になります。

主に3シーズン春・秋・冬に着るアウターのジャケットやコート類選びにとても効果が出る節約術になるのではないかと思います。

高価なアウターのクリーニング代が¥0、本革レザーと毛皮のアウターの購入後の維持費の節約の実現

夏以外の3シーズンに、アウターとして着るアイテムは、主にジャケットやコートです。

ジャケットやコートは、自宅でホームクリーニングをすると、ジャブジャブと圧力をかけること、水や湯につけることだけでも型崩れを起こしてしまう可能性があるのでクリーニングに出すことが避けられません。

ですから、どうしてもクリーニング屋さんへお願いし料金がかさみます。

1着のクリーニング代は¥1,500-¥2,000程度が相場です。

ここで、逆の発想をしてみます。

クリーニング不可のアウターとはどんな素材なのか(この不可というのは、品質表示上においてです)。

・毛皮

・本革

などです。

もちろん、毛皮や、本革も高額の¥10,000-¥20,000あたりの代金で一般的な品質表示にもとづいたクリーニングの枠から外れた特殊クリーニングであれば取り扱ってみえるお店も結構あるようでした。

ただ、高額な特殊クリーニングの方法は節約にはなりませんし、もう1着商品が買えるぐらいのコストですので、古着ライフとしては非常にもったいないです。

結局のところお勧めしますのは、思い切って、クリーニング不可の素材だけをあえて持てばいいということなのです。

そこで、3種のクリーニング不可の素材をご紹介します↓。

本革レザージャケット(黒):「エンポリオアルマーニ」様。牛革。

1つ目はこの牛革ショートジャケット。

品質表示上で「ドライクリーニング不可」となっています。

本革レザーはその表面がカバーされているような役割があり汚れが元々付きにくいです。

汚れてもタオルハンカチとお湯で一拭きすれば大丈夫なほど。

季節外れの収納時には同じくタオルハンカチとお湯で全体を拭き、完全に風通し良く乾いてからそのまま収納でOKです。

2つ目は、ミンクの毛皮のオフカラーのコートです。

ミンクは毛皮なので、基本クリーニングも不可の品質表示です。

毛皮は、特に、ずっしりあったかいので、冬でもじっとりと目に見えない汗をかきがちです。

クリーニングが不可ではありますが、常に、帰宅後お部屋の中の風通しの良い空間で乾かすことが大切です。

ミンクコート(オフ):ブランド名不明。いろんなお洋服に合わせやすいカラーです。冬のオフカラーは新鮮。

3つ目は、スエードのロングコートです。

これも品質表示では「クリーニング不可」です。

スエードはもともとデリケートそうな素材です。

1つ目の本革レザーよりも汚れやキズは付きやすいですが、独特の質感がおしゃれで好みの素材です。

大切に扱いながら、上の2つと同じようにカビなど生えないよう湿気をこもらせないという工夫を隙間を空けた収納をしながら気を付けさえすれば、かえって薬品なるものを使ってしまうよりも良いと思うのです。

スエードロングコート(紺):ブランド名不明:古い物だと思いますが、スエードの紺色というところがレア。

そもそも、買う時も古着購入していますので、たとえ高級な素材であっても、高価な特殊クリーニングをする気にはとてもなりません。

それは、購入時の「価値」のキープです。

お得に購入できたお洋服は、その後の維持費にコストをかけないことで、長い年数から見た「コスパ」の実現へとつながるのです。

その他、コスパの良さにもつながるポイントとして、「多く持ちすぎない、ミニマムな数」ということ。

収納時にもぎゅうぎゅう詰めでは、カビの原因になります。

隙間をしっかり空けた、ゆとりある収納をするためには、多く持ちすぎないことも重要なのです。

どうぞ、渾身の1点ずつを慎重にお買い物下さいませ。

あとがき

服がたくさんあるだけ、クリーニング代も増える。。

この悩みは、この度の2つのポイントで解決です。

1)そもそも少ない数で渾身のアイテムだけを選ぶこと

2)クリーニング不可の本革レザーや毛皮をあえてアウターに選ぶこと

これを、どうぞコスパの良いお買い物にお役立て下さいませ(^-^)。

picturesque

色相環図の「類似色」「補色」の考え方はファッションコーデに混ざりながら溶け込み存在しています【229】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「類似色」と「補色」はカラーコーディネートの分野にはまず最初に基本的な知識として出てくることです。

もう最初にここで結論ですが、「類似色」や「補色」の考え方は、ある一定の部分ファッションコーデに活かせると考えています。

何も知らなかった過去よりも知っている現在の方が間違いなくコーデに対する拘りがはっきりしたように思います。

色とりどりの洋服を眺めるだけでもこの理論を持って見ると面白い。

色相環を意識されたものであるのか、打ち破った反逆的な考え方を込めたものなのかも伝わってくることもあります。

余計なことを知ると固定観念にまどわされる危険性もある一方、その後の装いには幅が広がると考え知っていることをお勧めしたいです。

最も単純で分かりやすい自作の色彩の相関図

本格的な色彩の相関図は、すべての理論を十分に盛り込もうと作られていてやや複雑。

この相関(そうかん)という言葉が、色相環(しきそうかん)と色の相関図(そうかんず)とで「そうかん」という部分が漢字が違うところに注意。

もともと「色相環:しきそうかん」という言葉が専門用語ですが、「色の相関図」という言い方も合っていると思います。

では、ものすごくシンプルに単純に、一度知ったらずっと覚えていられるようにお伝えしたいと思います。

まず、色というものは多種にわたっていますが、実は元は3色のみオリジナルの色、つまり、「原色」と呼ばれる色3色だけがあります。

3原色:赤、黄、青。

この3色を3原色と呼び、色のもっともベースのカラーとなります。

「何を混ぜても、この色を作ることができない元の色」という基本的なカラーの事です。

幼少の頃、絵の具でどの色とどの色を混ぜたらこの色になるということを教わったかと思うのですが、どの色かを混ぜてこれらの3色を作ることは決してできなかったということなのですね。

「ハイハイ」と習ってきたかと思うと、「あれ?」と思わなかったことがむしろ恥ずかしい程です。

そういえば、そうだったのです。

そして、このベースのカラー同士をもれなく1つずつ組み合わせながら混ぜて、

・赤 + 黄 = オレンジ

・赤 + 青 = 紫

・黄 + 青 = 緑

と、更なる新しい色が3色生まれます。

基本カラーの6色

小学校などでの図工の水彩画の授業で、絵の具の小さな箱のタイプにはこれらの色に加え、黒と白が入っていたラインナップではなかったかと思われます。

この新たな3色は、2次的に出来上がった色なので「二次色」という名前がつけられています。

これで全部で「6色の基本カラー」ができました。

色相環ではこれ以上にも色が出てきますが、あとは、グラデーションのように濃い薄いとなっていくだけなので、結局この6色だけを基本カラーとした概念が一番シンプルでわかりやすいかと思います。

中間色のブルーの場合は青を見ます。そして、ピンクの場合は赤を見ます。黄緑はグリーンを見ます。そうして濃淡の部分を省略した単純な6色が出来上がりました。

「類似職」と「補色」を自作の単純な色相環図で見てみます

色同士は、組み合わせたり一緒に並べたりして使うことが多いです。

そんな時とても参考になるのが、

「類似職」と「補色」というこの2つの概念です。

「類似色」・・・色相環において、隣り合っている位置の色。

「補色」・・・色相環において、向かい合っている位置の色。

というのが、色の配置からも分かりやすい定義。

例えば、黄色で考えると類似色は、オレンジやグリーンで補色は紫ということです。

類似色の組み合わせの効果としては、落ち着いている、なじんでいる、やさしい雰囲気、全体として「調和のとれた雰囲気」になるかと思います。

一方、補色の組み合わせの効果としては、目立つ、はっきりと映る、主張が強いなどの効果があるかと思います。

「奇抜:きばつ」と呼ばれる色使いのお洋服もこの補色を利用した使い方であると言えます。

ここで、「なぜ黒や白は入らないのか」という疑問があるかと思います。

黒や白は「無彩色」と呼ばれ色ではないという定義なので、ここには入らないのです。

ただ、黒や白はとても貴重な存在なので、実際のお品物にはこれらの6色のカラーに一緒に溶け込み、多くの活躍の場があることも間違いない事実だと思います。

類似色や補色の良さを利用したファッションコーデ

こういった「類似色」とか「補色」の知識がファッションコーデに活かせるのかということです。

活かせると思います。

左-ジャケット:「エンポリオアルマーニ」。右-パンツ:「リーバイス501」。

例えば、このようなマルチカラーのジャケットとデニムリーバイス501のグレーのコーデ。

ここへ何か色のついたジュエリーのネックレスとか、バッグをチョイスしたい場合です。

どのような色を選ぶかという時にとても迷います。

よく、簡単な方法として、マルチカラーの場合その中の1色をピックアップすればよいという考え方がありますが、じゃあここまでいろいろな色があるのにどの色をピックアップするのかと。

ここから自身のご提案ですが、この場合、ボトムである501の色に注目。

これになじむようにしたければ、青という色の位置に近い隣の類似色が良い。

ネックレスやバッグを際立たせたいなら、遠く離れた補色を選べばよい、という考え方をしてみます。

そうすると、パープルなどがとてもなじむ感じだと思えて来ました。これは「類似色」。

黄色で差し色みたいに際立たせちゃおう、とこれは「補色」的な位置を採用。

本当は、オレンジが正式な反対位置ですけれど、ジャケットの色の中にオレンジはないです。

なのでその隣の黄色なのです。

こんな風にばっちり当てはめる使い方ではないのですが、この基本6色の図を見ながら考える案としては大いに利用できます。

ちなみに、実際この上下のコーデを着用した時は、赤のパンプスをはきました。

どちらかというと際立つ感じに「補色」的な選択をしたのです。

あとがき

この単純な6色の配置は今後も不動。

位置が移動するといったことはなく、「類似色」「補色」の関係は永遠のものだということです。

ファッションは流行などで移りゆくものです。

「流行」に流され過ぎると洋服に対して多く消費してしまいます。

流行に対してはどちらかというと「気にしない派」としてヴィンテージ服を好んでいます。

ただ、ヴィンテージ服を着る文化自体も1つの「大きな流行」である現在。

元の色の構造に立ち戻って自身の着方で表現したい場合には、やはりこの色相環図は役に立つものだと思います。

これまでのように、雑誌が「今年はベージュ」などと大きく謳うことにあまり大きな反応をすることも無くなりました。

今後はますます個々の表現の実現としてお洋服の「装い方」が良き証となり、「自身特有のコーデ」が素敵であるという考え方がもっと広まると見ています。

その難易度高めのことに対して助けてくれる「カラーの定義」は知っている方が有利ではないかと思うのです(^-^)。

合計9通りのコーデが作れる上下3点ずつのワードローブ、「着回しコーデ」と「特化コーデ」どちらがおしゃれなのかを比較検証【164】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

着回しコーデとはよく言われるものの、実際は、上級のテクニックなのではないかと思います。

着回しコーデは、便利なように思われますが、実際のところ被るそのアイテムがそれぞれの完成されたコーデの優劣を作ってしまいう点が悩ましいところ。

そこで、「着回しコーデ」合計9通りともう1つ「特化コーデ」というもの合計9通りの比較をして、ゴールとなるおしゃれ度の実現がどちらに軍配が挙がるのかを考えてみたいと思います。

雑誌の中でもよく紹介されるような「着回しコーデ」上下3セット合計9通りのコレクション

左:COLONY2139の紺x白ボーダー七分袖カットソー。
真ん中:TIMBERLANDの麻/100%白半袖シャツ。
右:ZARA MENのワッフル素材黒長袖カットソー。
左:GAPのベージュのチノパン。
真ん中:MNGのインディゴブルー。
右:リーバイス501のブルージーンズ。

です。ちなみに、リーバイス501のハーフパンツの裾は、3つ折りして、ミシンで固定したカスタムをしてあります。

裾切りっぱなしはよくありますが、この表側への三つ折りカスタムは、あまり見かけないと思います。

結構すっきりとして、いいものです。

自宅のミシンで行う時は、白の糸が仕上がり、綺麗に見えます。

MNGとリーバイスは同じデニムのハーフで似ていますが、はいた時の雰囲気はかなり違うものになるかと思います。

あとは、ブルーのトーンが濃い、薄いで違うことが結構な違いになります。

「着回しコーデ」。

あとは、ジュエリーやベルトで少し手を加えていくといいです。

真ん中のTIMBERLANDの麻のシャツは、特に良質です。

この袖の先端を曲げて、フレンチ風にして着てもいいですね。

やはり、シンプルなので、もう1テク上の小物を追加、袖を曲げたりしての更なるテクニックが欲しいです。

粋なコーデを作るには、シンプルだけでは不足。

そこへかっこよさが加わらないといけないと私は思っております。

「粋=シンプル+かっこよさ」が方程式といったところ。

独自の好みをとことん表現した「特化コーデ」上下3セット合計9通りのコレクション

左:ABAHOUSEのトリコロールカラーの七分袖カットソー。
真ん中:GRN-STANDARD OF EARTHの生成り地のマルチカラー5色のボーダー長袖カットソー。
右:CIAO PANICの柄入り4色マルチカラーボーダー七分袖カットソー。

ボーダーは、特徴あるボーダー柄で、どれもマルチカラーであるということを共通にそれぞれ特化しています。

1色だけのボーダーよりも、より個性的で良い意味で「クセを出す」ということを意識してチョイスした柄の面々です。

また、同じマルチボーダーであっても、3枚とも、それぞれが別々の雰囲気を持っていると感じます。

似ているようで非なるもの。

同じマルチボーダーだからといっても飽きることはありません。

ここで、あえて、「着回しコーデ」の時と同じボトムを合わせていきます。

「特化コーデ」。

こちらも9通りの着こなしが可能です。

前者の9通りとは違って何か「強さ」みたいなものを感じます。

カラーが入る強さ、それに加えて、「主張」という強さではないでしょうか。

「特化コーデ」はより自分らしい装いが実現しやすい

やはり、ボーダーがマルチカラーであることで、トップスにインパクトができて、着回しコーデよりももっとこだわりのある雰囲気が出たのではないかと思います。

要するに、自分らしい要素を含んだ独自のコーデが実現しやすいのが「特化コーデ」の良さ。

似たり寄ったりで変わり映えがしないというイメージを見事に打ち破り、むしろ面白く、こだわりも入り込んだお洒落なコーデになります。

3点だけなのにえらく豊富に感じるのも、共通である「ボーダー」、「マルチカラー」のキーワードでそろえているからこそなのです。

そして、もう1つメリットが。。

その他の小物が少しの分量でも共通に当てはまりやすいという点です。

ここへ、靴を何か1つだけ持ってくるとしたら、紺あたりのデッキシューズ、モカシンあたりがどうでしょう。

コンバースなどの軽い感じのスニーカーもよいかもしれません。

とにかく、靴が1足だけをまず簡単に決められます。

前者の「着回しコーデ」だと、靴が1足というと、色が黒と紺がトップスにあるし、迷ってしまいますね。

白かなあとか、黒かなあとか、差し色を入れるという意味で赤かなあと1つには決められなくなるところが、難しい。

特化コーデの方は、あれだけ、柄があるにもかかわらず、簡単なのです。

本当に意外です。

あとがき

コーデは悩むのも楽しいのですが、悩むのが苦痛な人もいます。

ぱっと浮かんできて、短い時間でコーデできる、後者の「特化コーデ」、いかがでしょうか。

私は、自分の好みも、後者です。

やはり、ファッションは、見られることの意識という点からも考えていくと素敵な装いになるかと思います。

そうすると、コーデを決める自分も、見る人にもこだわりをより強くアピールすることができるのは、「特化コーデ」方であると思います。

今回は、マルチボーダーという柄に特化しましたが、これが、

・ドット柄に特化

・ある1つの素材に特化

・ロゴ入りのポロシャツに特化

など、特化する分野を変えるとさまざまなテイストの一連が出来上がり、この考え方が引用できます(^-^)。

男っぽさの中にキラリと光るエレガントさの表現、バイク女子必見のアメリカンバイク街乗り季節別コーデ【145】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前2004年-2018年までの14年くらいの間ですが、会社勤めのオフの趣味でバイクを持っていました。

女性には安全な足がぴったりと地面に付くアメリカンタイプ。

バイクは風を切るので、普段の服装より季節が少し前後することが実際にバイク乗りをした経験からの服装のとりあえずの大きなポイントです。

よりスピーディーに走る前かがみのバイクだったり、安定したゆっくり走るバイクだったりとバイクの種類によっても少し変わってくるかもしれませんので、今回は、私が乗っていたタイプの「アメリカンで街乗り」限定でお話させていただきたいと思います。

まず、おしゃれ以前にバイク乗りの誰もが注意したい服装に関する注意点

アメリカンのバイク:レブル250cc。購入は2004年に国道1号線沿いの中古車販売店の「フラットパイン」様。
社長様、店長様、美人従業員様には大変良くしていただきました<m(__)m>。

これ、私が乗っていたバイクです。レブルというアメリカンタイプです。

あまりメジャーではないかと思われがちな「レブル」ですが、実は乗った人の数はアメリカンタイプではダントツとのこと。

バイクを中古品の5,000kmだけのお品だったことがその後の見通しがあると決めたこと、バイク屋さんが大変良い印象であったことでこのお店で購入を決めたのです。

最初の1年は友人とツーリングをして、隣の県くらいの範囲での1日の範囲のプチ遠乗りでした。

その後の10年以上は、週一くらいで、短時間だけ街乗りオンリーで乗っていきました。

たまに少し8kmくらいの郊外の場所へのお買い物に便利であることを活かしたり、実家への帰省で利用したりでした。

バイクというのは、乗った後結構体力を使っているのです。

帰宅後、とても疲れて眠くなります。

さて、服装について書いていきたいと思います。

たまに、道路を走っていて見かけますのが、真夏の暑い日に半袖のTシャツでバイクに乗っている方がいらっしゃいます。

これは、かなり危ないと言われています。

バイクに乗る場合は、暑い夏でも半袖の上に厚手の上着を着ないといけないと思います。

なぜかというと、万が一があるので、すべって転んだ時に肌が剥き出しは、たいしたことない転び方でも、けががひどくなってしまう場合があるので、腕は決して出さない方がいいです。

ましてや短パンは厳禁といってよいでしょうね。見ているだけでハラハラします。

それよりも、暑いのを我慢した方がとても安全です。

なので、全身を覆うようなイメージで服装をコーデすることが、安全の意味では、第一のポイントであるといえます。

だからといって、ライダースーツほどのものでなくても、そこそこ厚みのある素材の服装であれば、街乗りでは安全性を確保できると思います。

すべての季節のコーデを取りそろえたミニマムなバイク乗りコーデ

では、4シーズンにおいて、季節ごとに、私がコーデを分けていた、というか分けざるを得なかったという実際には3種をご参考にしていただけたらと思います。

あれもこれもではなく、1セットずつだけを持ち備えたものになります。

まず、夏からです。

アメリカンタイプバイカーの街乗り季節別服装コーデ
街乗りアメリカンバイクファッションコーデ:夏

炎天下の真夏でも、このスタイルです。半袖の上にもジージャンを前ボタンを閉めて乗るところも重要です。

これ以上の薄着はありません。

それぐらい、安全を第一としていますので、我慢しての着用とはなりますが、これで、全季節の中では一番の薄着になります。

なので、工夫としてエンポリオアルマーニのロゴ刺繍入りtシャツの黒色は、レーヨ/95%、ポリウレタン/5%の素材のとても涼しく、さらっとした気持ちよい肌触りのお品です。

Gジャンは、リーバイスのインディゴブルー色、そしてボトムのジーンズはリーバイス501。

Gジャンのインディゴと、ジーンズのインディゴの色はだいたい同じ程度に落ちているのを合わせて、上から下までスーツみたいに1つのラインになるのがとても粋であり、ライダーらしさが出ます。

Gジャンは結構ショート丈ですが、なるべく上着の丈も安全には長めの方が本当はお勧めです。

やはり滑って転んだ時のことを考えると、覆っている部分が多い方がよいからです。

アメリカンタイプバイカーの街乗り季節別服装コーデ
街乗りアメリカンバイクファッションコーデ:春、秋

春と秋が、同じコーデです。

夏が終わり、9月くらいに少し涼しくなると、バイクファッションとしては、もう秋の服装でなければ夕方だと寒いことが出てきます。

よって、一般的な外出の服装よりも少し早めに衣替えをしています。

細かくは、9月の半ばあたりからは確実にこの服装になります。

一般の服装は、まだこの季節だと半袖を着ていたりしますよね。そこが違うのです。

ただ、調整として幾何柄のセーター(アルマーニコレツィオーニ)は、涼しめのガサツとしたセーターにしてあり、上着を本革レザーのシャツジャケットにしています。

このレザージャケットは、かれこれ20年くらい前の物だと思いますが、とても使い勝手が良くて、飽きずにずっと使っていました。牛革です。

「REGIME」という名前のブランドで「BERGE CO.,LTD」という会社様の商品です。

バイクの時専用でしか着用しないことにしていますので、あまり傷まない点が長持ちの秘訣。

ボトムは、リーバイス501のブラックで、チャコールグレーまで色落ちしている状態です。結構地が厚めの501です。

このコーデは、秋口の他には、梅春からもう少し進んで、少しあたたかい春になった頃の3月頭頃から6月頭くらいまで着ていました。

アメリカンタイプバイカーの街乗り季節別服装コーデ
街乗りアメリカンバイクファッションコーデ:冬

はい、最後は、冬です。

正確には、晩秋から梅春までずっと着ます。

考えてみれば、この冬の服装が一番期間としては長いのかもしれないです。

真夏のコーデとは反対に、冬は思いっきり素材を暖かく意識します。

アウターは、わりと丈の長めのスタンドカラーのブルゾンの羊革です。

「MNG」という名前のブランドです。「マンゴー」の事ですかね。

そして、中には、毛/100%のとっても目の詰まったあったかいセーターです。

このセーター、ラウンドネックなのが、ちょっと私としては不満です。

できれば、タートルネックのセーターの毛/100%が一番だと思います。

「ミラショーン」というブランドのセーター。

首は、風が当たるととても寒いので、タートルセーターで首を覆った方が、苦にならずバイクを走らせることができます。

ラウンドネックのセーターしか見つけられなかったことから、仕方なくそのカバー対策として、毛/100%の要らないマフラーをカスタムして自作したネックウォーマーをかぶって乗っていました。

アメリカンタイプバイカーの街乗り季節別服装コーデ
ネックウォーマー:フェンディのウールマフラーをカスタム。

結論ですが、ネックウォーマーが伸びるニットの毛/100%なら問題ないですが、このマフラーカスタム品は伸びません。

頭の大きさより大きくないとかぶれないので、隙間が空いてしまい、せっかく毛/100%でも風が入ります。

やはり、毛/100%の目の詰まったタートルセーターが本来は首を暖かく覆うには最強だと思います。

毛/100%でも目の詰まったものとガサガサした荒い網目のものでは、暖かみが違いますから、上手く、「目の詰まった毛/100%のタートルセーター」を探されるといいです。

ボトムは、バイクに乗る前に買っておいた、牛革のとても革が分厚いメンズパンツです。

こういったものは、メンズしかないので、多少サイズが大きくても履いてしまいますのが私流。

¥2,100というような値段だったかと思います。破格ですよね。このお値段。

ずらりと、シングルラック1本分同じものがセールで売られていて、もともと革物が好きだったので、とりあえずこの値段なら買っておこうというような気持ちで買っておいたのでした。

その頃はまだバイクに乗っていない昔。

ブランド名が、「C.brumes」というネームです。サイズ表記が40とあります。ウエスト72-74cmあたり。

日本製ですが、メーカー名が分からなかったです。

でもとても良質な革であることは、間違いないです。

昔購入してあったものを引っ張り出したという着用のきっかけでした。

本革パンツの裾上げ例

ちなみに、こういう革パンツの裾上げの仕方をご存知でしょうか。

革のお店の人に聞いたのは、ミシンで使わず、裾を切ってボンドで内側に折り曲げるそうです。

最初その通りにやってみたのですが、なんかごわついてしっくりこなかったので(きっと革が分厚いからだと思います)、自分流に変えました。

それは、切りっぱなしだと、結局脇の方の縫い目がほつれてくるという別の問題が起きますので、切りっぱなしてミシンで「脇の裾先端周辺の縫い代」を二度返し縫いします。

そうしますとほつれないようになるので、折り曲げずに自分の丈に合った長さでそのまま着用という方法です。

本革は、デニムなどの生地と違って、裾の先端ぐるり一周は全くほつれてこないので、切りっぱなしのままでも大丈夫で、折り曲げてボンドよりも、ラインがとても自然です。

これが一番しっくりきました。

ミシンは、革専用でなくても、この程度なら、普通の職業用ミシンで通りました。

少しの部分だけなので、ちゃんと縫うことができましたよ。どうぞ、参考になさってくださいませ(^-^)。

あとがき

バイクのメカのことは、てんで詳しくありませんので、私が唯一お伝えできるのが季節ごとのバイクファッションコーデでした。

こうしてバイク用に私が着用してきた洋服は、バイク専用の洋服では決してないことがご理解いただけたかと思います。

ご紹介しましたお洋服はほとんどが古着での購入でした。

こうして、日常のお洋服の古着市場からバイク専用に着るためのアイテムを探せばよいのです。

革ものはむしろ古着の中に良質な厚手の安心なお品が見つかることも多いです。

バイカーなので、まずはバイク本体に投資したわけですので、お洋服はできるだけエコノミーに良質な物をゲットするということも投資のバランスが良いですね。

1シーズンに1セットと決めたこのスーツのようなコーデの仕方も、普段のお出かけ用のお洋服があるワードローブと同じ考え方でいきました。

バイク専用に決めたものだけれども、日常着市場の中から探し出したデニムやレザー品。

バイク専用に着ると決めたお洋服探しもワクワク楽しいものです。

同じ物が2つとない古着市場の中から、じっくりと渾身の1アイテムずつを選んでくださいませ。

そして、どうぞ、素敵なバイク乗り様として街を駆け抜けてくださいませ(^-^)。

以上、アメリカンタイプの街乗りコーデでした。

無地/柄/ジャガードバッグを1点ずつ厳選、ゆたかなコーデの展開も可能でありながらミニマムな数のバッグを持つことの素敵さここにあり【213】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ミニマム志向な現在、かつては、あれもこれもと複数のアイテムを持っていることで充実感を感じていた方も、いよいよ余計な物を持たない志向へと変化しました。

その流れに私も賛成ですし、持ち続けることのストレスを緩和し、自身で渾身のアイテムを選びすぐって少しだけを充実した使い方をしていくというご提案をしたいと思います。

洋服、靴、バッグは1つの洋服コーデを作って行く枝葉みたいなものかなと。。

洋服をミニマムにすることに関連して、バッグも少しだけ持つという流れになります。

ただ、その少しだけというのが意外と難易度は高いものです。

たくさん持つ時にはあまり考えなくてもよかった、「なぜそれを選ぶのか」ということが出てくるからです。

今回は、その「なぜ」の答えを探しながら、3点だけにバッグをしぼってみたいと思います。

それぞれ1点1点が存在感があり、あるべきアイテムであるような選び方をベースにしたいと思います。

1)無地バッグ

無地のバッグ:一番上。

無地のバッグは、万能です。

柄物のワンピースなど上下の柄物セットアップなどの時に、それほど神経を使うことなく合わせられますね。

私からは、1点黒のヴィンテージバッグをご紹介したいと思います。

おしゃれにコーデしたい、バッグは、無地・柄・それとも・・・
カーフ素材の無地バッグ(黒):「GUCCI」様のお品。

バッグのサイズは、やや大き目の37cmx33/43cmです。

同じものを持っている方、一度だけ地下鉄のホームで降車に乗車の人の中で見かけたことがありますが、数は豊富ではないレアなお品です。

持っている方は、パンツスーツに身を包んだキャリアウーマンの女性。

このバッグ購入には思い出があります。

知る人しか知らないこのデザインがヴィンテージ好きな私の琴線に触れた1996年くらいのこと。

まだネット通販が確立されていないような時期に、当時円高がMAXになっていて、1$=¥100を下回っていたと思います。

そんな中で豊富になった通販用のハイブランド小物専用の雑誌を見てお電話での注文となりました。

その時は新品でしたが、あれから25年以上の現在、内貼りの合皮劣化を2015年くらいにリフォームしての継続です。

もうこれ以上は劣化する部分は無いので、今後はかなり永続的に使用できると思います。

2)柄のナイロンバッグ

プリント柄のバッグ:左。

柄のバッグは合わせずらいと思うこともあるでしょう。

確かに、柄x柄となるとおしゃれっぽくない、チグハグで無頓着な感じだからと、躊躇してしまいがちです。

柄のバッグをいかにうまく活かしていくかを、考えてみます。

おしゃれにコーデしたい、バッグは、無地・柄・それとも・・・
ナイロン素材の柄プリントバッグ(マルチカラー):「PRADA」様のお品。

柄がにぎやかなプラダのナイロントートのファスナー付き、ショルダー付です。

地が、ピンクがかった優しいトーンの赤、そこへ青やオリーブグリーン色の幾何柄が配列。

持ち手とショルダーが紺色で、全体に配分の良いマルチカラーになっています。

これを買ったきっかけは、まずバッグ自体の華やかさと個性的な柄に惹きつけられたからです。

さらには、普段から、紺/ネイビーの洋服を着た時に合わせるバッグがなかなかなくて、困っていた時でした。

紺のコーデに合わせるバッグが結構難しいと感じていて、しかしながら黒は違うようだと感じていて、紫ではカラーがレアでなかなか見つからずで、そのようなモヤモヤに1つの答えを出してくれたバッグです。

その後決まって紺コーデにはこれを持つように。。

マルチカラーであったことも、素朴になりがちな紺コーデには合わせやすくなっています。

と、これまでのお話は、無地のお洋服が前提のようでしたが、柄ものにこの幾何柄バッグが合わせられなかというと柄同士でも合う場合もあると思っています。

例えば、この幾何柄を花柄寄りに解釈して花柄に合わせてみるのです。

ただ、お花の種類をよく考えなくてはならないと思います。

同じような大きさの柄同士は、喧嘩したりチグハグだったりする印象が否めません。

小花柄であれば、無彩色な黒x白もしくは紺x白などのカラーレスな柄の場合だと問題なく洋服とバッグが柄同士でもいけるんじゃないかと思います。

かなり究極ですが、どうしてもストライプやボーダーと合わせる場合は、なるべく線の細いインパクトの薄いストライプやボーダーのものには合うことも。。

さらに、このバッグの中に出てくる色の、赤、青、グリーン、紺のどれかの色ベースのものだったら、という条件付きで合わせてゆけそうです。

そうなると、細かいギンガムチェックのシャツなどにも合わせて行けますね。

こうした案が浮かぶのも、このブランド様考案の幾何的な柄のおかげ。

花柄の雰囲気もあるこのバッグの柄が、四角やストライプなどの幾何寄りな柄ともマッチし、一方で、花柄でもボタニカルではない配列の良い機械的な並びをしている小花柄などであればマッチするという柔軟性のある柄なのです。

3)無地と柄の中間のジャガード柄のバッグ

ジャガードバッグ:右。

確かに、柄物のバッグは、難易度はありますね。

そこで、適度な華やかさも持ち合わせながらコーデにもそれほど困らないジャガードもお勧めしたいと思います。

おしゃれにコーデしたい、バッグは、無地・柄・それとも・・・
ナイロン素材のジャガードバッグ(黒):「FENDI」様のお品。

パッと見ると黒無地のように見えますが、「Fロゴ」柄の細かいジャガード柄が入ったナイロン製のバッグです。

やや小さめの30cmx26cmです。

チェック、ストライプ、幾何柄、花柄にでさえも、それほど躊躇なく簡単に合わせてしまえます。

このロゴがぼやけてはっきりしていない点もポイントです。

そうすると、「同色のジャガード」というのは、その目立たなさがかえってバランスが良いと言えます。

こうして見てみるとジャガードは、無地と柄の間のような存在とも解釈できます。

今回は3選でしたが、1つだけ選ぶという条件だったとしてもジャガードは無地と良い勝負となると思います(^-^)。

あとがき

多くの物を持ちすぎることで悩みやストレスも生まれるものです。

こうして、選ぶ時点で少し時間をかけてじっくりと真剣に選んだお品は、長持ちさせていく心意気のようなものと持つことの責任も生まれます。

じっくり選んだお品を可愛がって、末永く持ち続けることを一度やってみて下さいませ。

こういった渾身の選択をする場面というのは、自分をよく知るということにもつながると思うのです。

もしかしたら、お洋服コーデ、バッグ選びなどにおいても、「自分探し」をすることを自然としているのかもしれませんね(^-^)。