「ヴィンテージは30年から」という過去に見た定義がしれっと塗り替えられ、「ヴィンテージはせいぜい50年前以前」という新しい価値観が生まれていた【1418】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2018年にスタートしました、当「ワードプレス」様を利用させていただいております当ブログ記事でもこれまで随分ファッション分野に関して投稿させていただきました。

10個のカテゴリーの中では、<コーデ>がアパレル分野の所謂「ファッション」という分野の内容に合致するものです。

その中で、「ヴィンテージ」というワードを時々使わせていただいていたのです。

この「ヴィンテージワンピース」などというように。。

ブログ記事を投稿するにあたっては可能な限りを尽くして、「正確さ」は意識しておりますので、ちゃんと調べて30年もののワンピース(今からは1980年代-1990年代初めくらいのもの)などを自己確認のもと「ヴィンテージ」と綴っていたのでした。

ところが、ここ最近の世界的ファッションアイコンなる方(私もとても尊敬する方)が、インタビューの時に、「ここ近年は、かつての素敵な古いお洋服が見つからないから残念だ」というような内容を発信されたようなのです。

そのことがすぐにライター様により記事になり、みんなが見るようなネット上の公開記事として掲載。

注目は、この記事に対するコメントでした。

「20-30年やそこらではヴィンテージと呼ばない、せいぜい50年前以前でなければ。。」というコメントが軒を連ねていました。

本当に、偶然に発見した記事でしたが大いに関係ある話題であり、是非ここでピクチャレスクとしても、この「ヴィンテージ」というワードに関して綴りたいと思いました。

古着のブランディング化、「ヴィンテージは何年から?」は、かつては確か30年と聞いていたのに、現在は50から70年前でなければならないようだ

インタビューを受けた方は、決してヴィンテージの定義を語ったのではありません。

「ここ最近良き古きお洋服が古着市場で見つけられない」という古き良き味わい深いお洋服が減ったという嘆く内容をおっしゃっただけなのです。

しかし、コメントは、「ヴィンテージが何年からなのか」という切り口に替わっているところが不思議でした。

このことが何を表しているのかが、ピクチャレスクなりに理解できましたので、紐解いてみたいと思います↓。

まずアンティークの定義は「100年以前」としっかり線が決まっていますが、ヴィンテージは「100年未満」とだけで、範囲が曖昧なのです。

様々な解釈の仕方が溢れるのも仕方が無いのです。

確かに2018年辺りにブログを投稿するにあたって調べた時には、「ヴィンテージは30年以前」という「30」という数字を多数見つけていました。

しかし、あれから約6年が経過。

その間には、インタビューを受けた方が感じている「良き古着が見つけられない」ということが起こってきました。

もともと希少価値が高かった古い素敵なドレスなどをゲットできていたレベルの高さを持たれていたファッション通なる人なのです。

その方が、お手上げだと言われているということは、ファッションの先陣を切る方の正直な現実を見た感想なのです。

そうして、今後何が起こっていくのかというのは、「ヴィンテージ物」というますます希少価値が高まったアイテムの「ハイブランド化」だと見ています。

そうしますと、昭和時代の1980年代のお洋服全盛期のデザイナーブランド古着であっても、希少価値などまだまだだというようなレベルなのだということの裏返しのようなもの。

ただ、ヴィンテージの年数をルール付けするようなところまで本当にする必要があるのでしょうか。

そのように縛り付けて本来の装いの自由スタイルを奪い、かえって本当にその品物の良さを逃すと思うのです。

「ヴィンテージ」という観念に囚われて、「プライド」「ステイタス」でお洋服を選ぶような方向へ行きかねないのではないかと考えます。

本来お洋服を纏うことは自由であり、「表現」である以上このワードを使いたいこともあると思うのです。

その時にルール付けされた「ヴィンテージ」という言葉に対して躊躇してしまうことに繋がってしまうと予想します。

あとがき

ただ、「50年以上前ではないとヴィンテージとは呼ばない」というご意見にも頷けるところがありました。

よって、こうして自らの考え方も語る上では、まず「ヴィンテージ」というこれまでの使い方を別のワードに換える「手直し」をしています。

おそらく、今後ピクチャレスクのブログからは「ヴィンテージ」という言葉はこの記事以外には消えていきます。

この代替ワードを聞いて「かっこ悪い」と思われたら、「ヴィンテージ」という言葉に依存しているのかも。。

「もともと定義が曖昧なら、それぞれの着る人の価値観でヴィンテージと謳えばよいのではないか。。」これがピクチャレスクの考えです。

「こうあるべきだ」などとルール付けしたり縛り付けたりせずに、自由に一人一人に表現させてあげようではありませんか。

もっとお品物そのものの良さをちゃんと平等に1点1点見るべきであり、ただの「観念」だけではお洋服は成り立たないと思うからです。

人間の身体のラインを美しく表現するものが、もともと衣服ではなかったか。。そう思い直すと言い方など「ヴィンテージ」である必要などないのです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

上下1セットのみを選りすぐってワードローブに配置する者もうなる、候補が複数になった着回しコーデに長けたブランドデニムパンツ【799】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、「デニムワードローブ」をテーマに記事を綴りたいと思います。

この後、ご紹介させていただきますワードローブは少し特徴があり、すべてのお洋服の上下をそれ1セットだけと決めた1パターンコーデでそろえています。

はっきり理由は分かりませんが、「気持ち」に素直に従った結果であり、「着回し」をあまりしないのです。

その記録をブランド名や色などの特徴と共に「ワードローブノート」なるものに記録しています↓。

エクセルシートを「ワードローブノート」に使用例:季節を「冬」「春・秋」「夏」の3シーズンに区分け。

余計な数を制御するために大まかな3シーズンごとの合計数をだいたい同じにしています。

それでも、どうしてもここまでの数集まってしまった結果が現在の分量なのですが、かなり選りすぐっておりますので1点1点に思い入れがあり、ここ数年激しく変化したことがありません。

このたびは、このノートの中の、「夏」に注目してみます。

2-4までが「x2」とか「x3」となっていますが、これは、ボトムのデニムパンツに対してのトップスの数です。

つまりこの部分だけが、珍しい「着回し」の部分です。

デニムがそれぞれ1点ずつに対して、合わせる相手が2-3点あるという意味です。

その他はすべて1セットずつなのに、デニムパンツというアイテムだけこうなった謎の解明みたいなものです。

どれとも似ていない3点だけのデニムで展開する1週間デニムコーデ

左から、ブラック・インディゴ・ライトブルーが3点の内訳です。

現在は、ブランドデニムパンツがとてもエレガントだと注目しておりまして、左から、「アルマーニコレツィオーニ」「フェンディジーンズ」「アルマーニジーンズ」です。

では、1週間過ごせる着回しコーデを含む展開を、デニムを軸に3展開ご紹介してまいります。

ブラックデニム:こうして見てみるとデニムがいかにグレー寄りかが分かります。

半袖・タンクいずれも「エンポリオアルマーニ」。

素材自体に凹凸感が演出されています。

見にくいのですが、左の半袖は、ギザギザ柄のジャガードです↓。

真っ黒でも、ジャガードが立体感を演出してくれる素敵な素材。

あくまで独自の考え方ですが、黒コーデ好きなのであえて「黒on黒」がほとんどの組み合わせであり、その嗜好を象徴。

こんな感じで、縦に「黒+グレー+黒」とリズムよくカラーを配置できます。

ネックラインの上も考慮に入れると、ネックレス・サングラス・髪の毛・帽子も可能性のある小物となり、縦にリズムが増えると思います。

決まりがあるわけではないと思いますので、実際にやってみてかっこよく映れば正解だという引出しの1つです。

ミドルブルーデニム:中間的なカラーが結構難しめ。そんな時にマルチカラーの万能な特性の力を借ります。

五分袖とフレンチノースリーブの2点がトップスです。

マルチカラーは、「INTERLINEAIRE」という日本人のデザイナー様のブランド。

数が少なく希少です。

白のレースフクレ加工は、「ランセル」製です。

もし、このデニムが「ノンウォッシュ」の濃紺だったとしても、同じような考え方で行けると思います。

ネイビーには、「原色カラー」とか「真っ白」などのやや尖ったカラーが相性が良いと思います。

この真逆を行くようなあいまいで優しいテイストが次です↓。

ライトブルーデニム:ここだけ3点のトップスを配置。どれも柄です。水玉のベストのインナーには真っ白を。

左の七分袖のサマーセーターは、「里麻」というブランドのもの。

カラーがすごく優しくて強い主張がない良さを馴染むようにデニムと合わせます。

ベストは、「Zele de Zeal」というブランドのもの。

とてもかわいい水玉なのですが、すみれ色のようにも映る曖昧さが非常に難しく、デニムともピッタリではないです。

よって、パンプスをこのベストのカラーに寄せるなどのもう一工夫で全体をまとめていくことにしています。

一番右は、「Home Cloth」というブランドのもの、おそらくオーダーメイド品です。

シャツやブラウスのような素材で軽いですが、柄は重厚感があります。

このマルチカラーの曖昧さがライトブルーデニムに相性が良いと選択しました。

以上すべての7点のトップスが3点のボトムのデニムと交わりながら1週間を過ごしていけるコーデのご紹介でした。

着回し用の複数同士は類似品が良いのか、全くの別物が良いのかの選択について

着回しをした相手のトップスのそれぞれが、類似品/別物いずれにしてもそれぞれの差別化が可能なのです。

最初のブラックデニムの場合は、同じ黒であり、同じブランドでしたので類似品とも言えますが、半袖とタンクトップなので別物とも言えます。

同じ見方をしてくと、ミドルブルーデニムも別ブランドであり、マルチカラーとノースリ―ブの違いがありますが、テイストはエレガントで共通。

最後のライトブルーデニムは、どれも柄であり、マルチカラーが複数という共通事項が多いですがアイテムはセーター、ベスト、プルオーバーと別々です。

結局は、共通事項も入れ、違いも入れるという「ミックス型」で自然と選んでいたことが後から見るとうかがえました。

できるだけ、少ない数で豊富に映る工夫が出来れば「リッチなワードローブ」の印象ができ、素敵ですので、「乏しい」印象よりも「豊富」という印象になるように工夫すると良いのです。

あとがき

このたび、随分エレガントなデニムコーデができたのも、「アルマーニ」様と「フェンディ」様の普遍的なデザインのおかげです。

登場のすべてのお洋服は実は「古着」だったのでした。

ここ近年では、いかにもカジュアルなデニムのはき方が大きな流れとしては下火になっています。

どちらかというとエレガントなデニムの取り入れ方が広まり、あまり流行を意識しないデニム+パンプスの嗜好もその中に小さく存在。

この世の中に流行など無い方が、もっと自分らしい着方ができるのではないかと思うこともあるのですが、流行があるからこそ、助かることもあるのだと思います。

流行の無い中で独自の主張をしていくことがいかにたやすいことではないかということが反対に分かると思います。

よく推奨されているのが、「流行を少しだけ取り入れる」といった着方。

そもそも、この度軸としましたブランドデニムパンツの作りはもともとエレガントな作りであり、しっとりと上品な1つ1つのパーツのデザインになっているようなのです。

それでも、「デニムライク」という模造品ではなく、元祖の12-14oz程度あるしっかりした本来のジーンズらしさがすべての3点のジーンズに共通するところです。

「ジーンズ」でありながら、かつてのカジュアルなイメージを越えた「スラックス」みたいな見せ方は、合わせるトップスやその他の小物の工夫にあると思います。

デニムのワードローブが素敵に配置されますよう、応援したいと思います(^-^)。

初夏から秋の入り口までの長期間着用可能、季節感とは無縁の夏特有の柄が入らないジャガードの綺麗で手編みも混じる古着ワンピース3点【798】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつての日本の季節の移り変わりの細かさは、お洋服にも影響していたと思います。

「春・夏・秋・冬」の間に細かい季節が入った「梅春・初夏・盛夏・初秋・晩秋・真冬」などといった表現にちゃんと実際の感覚が合っていました。

お洋服好きから、ワードローブノートなるものを記録してまいりました。

エクセルで作ったものなので、振り返れば、自宅にパソコンを持ち始めた2007年頃からです。

2000年代くらいまでは、細かい季節にもちゃんとお洋服が割り振れたのですが、その後は細かい季節ごとにお洋服を割り振っても一度も着用せずに過ごしていった季節もここ近年出てきたのでした。

それが特に「梅春」。

なかなか暖かくならないと思っていたら急にぽかぽか日和の「春」に移ってしまい、「梅春」用のコートなどの着用の機会が減ったと感じています。

そして、2020年代に入りいよいよ「夏」という季節が大変長くなりました。

半袖にする月がどんどん早まり、2024年現在では4月頭でした。

このような「夏」が長くなったことを大いに利用した、古着ライフのお洋服のコスパも高まる季節をもまたぐ夏のアイテムをご紹介したいと思います。

夏のノースリーブワンピースが秋になっても違和感無く着用、「夏特有のイメージ」を除外した選び方

夏のワンピースというと「花柄」をイメージしがちですが、季節特有のイメージがあるその路線を行きません。

モノトーンで無地ライクを貫くことで、夏限定のイメージを取り払うのです。

3点のノースリーブロングワンピース:モノトーンでどれもジャガードです。すべて古着。

写真では迫力が目立たないのですが、実際に見ますと、どれも大変存在感あるワンピースです。

左は黒にドットジャガード。

手作り品なのでブランドネームがありません。

古着の良い物の中に「手作り」や「オーダーメイド」品は注目に値する素敵さがあります。

丸いドットジャガードの形にリンクして真珠や丸いモチーフのジュエリーなどを合わせてすっきりとまとめていくことができます。

真ん中は、紺色の透かし編みです。

こちらも「手編み」とのことで、ブランドネームがありません。

柄がジャガードで確かに穴が開いて涼しいと感じます。

下に同じ紺色のキャミワンピを着用しています。

右は、既製品ではあるのですが、こちらも地柄が入り、「ブリスタージャガード」です、「ふくれジャガード」とも呼びます。

真っ白というところがシャープ。

ウエストに黒ベースのチェーン柄のスカーフをアクセントにしたり、黒ベルトなどもコントラストが大胆で素敵です。

スカーフをベルトにするアイデア。85cm四方くらいあると実現可能。こちらはグレー地のチェーン柄。

一番右の白は、リゾート着っぽさに寄らないためには、バッグや靴を工夫すると良いです。

かごバッグやヌーディーなサンダルを避けることで、リゾート着風に寄せることをせず、季節感を感じない装いに出来ると思います。

とはいえ、こんなサンダルなら、よくマッチするのではないかと↓。

リゾートっぽくないサンダル:黒のレザー。

あとがき

古着ライフはある意味自分で世界観を作っていかねばなりません。

好きであるからこそ義務的には考えずに自然に楽しんでやってしまえることなのですが、これまでの新品ライフをしてきた方々へも古着ライフはお勧めしたいのです。

実際のところ、古着も綺麗なものから順番に売れていくと見ています。

今だに製造年が古いだけで、未使用のタグ付きのままの古着もあるのです。

古着と言いながら古びてはいないものが多数あるようで、今後のお洋服に大量さを求めることはありません。

製造側もあまりに粗悪なお洋服をわざわざ労力を使って多量に製造し在庫を残すことを見直すべきだと思わざるを得ません。

残る可能性のあるものなら良質な優れたものを作る方が長い目で見て意味があると思います。

「製造の責任」というのは、その時だけの儲けを見ていては果たせるものではなく、何十年も先を想像しながら考えていくことだと思います。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

新しいチェストを購入しない、既存の大小のチェスト同士の中身を入れ替え、洋服が増えた変化に対応の心の奥底の100%なリフレッシュ感【1396】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、短い時間を利用して、ある模様替えを致しました。

とても単純なもので、2点のチェストの中身を交換するというものです。

2点共木製の年代物のチェスト、大切に丁寧に使ってきたつもりです。

チェストは購入時にお気に入りを慎重に選びながら、長く持てるような工夫をしてまいりました。

このたびの模様替え、是非ご覧くださいませ。

洋服が増えたことで小さなチェストと大きなチェスト同士のシャッフルをした効果が絶大

小さめチェスト(入れ替え前):この中にはラックにはかけないニット類のお洋服が入っていました。

この2024年の4月で急激にお洋服の数が増えました。

基本ジャージでお出かけ着は少数だけだった2023年辺りから少し変化が。。

そして、全シーズンで上下の組み合わせをセットでカウントした総合計40セット。

冬物x13セット、春秋物x14セット、夏物x13セットという内訳です。

大まかな3シーズンで各季節に同じくらいの分量で配分調整して集めたお洋服です。

お洋服の内容の工夫に関してはまた別の記事で綴らせていただきますね。

さて、ここから入っていたニット物を全部出します。

小さめチェスト内にはニットのお洋服がたたんで入っていました。

そして、もう1つの大きめのチェストです↓。

大きめチェスト(入れ替え前):てっぺんをハンドメイドのアイロン台に。内部は糸全部と道具が混在。

実は、もともと糸と他の材料や道具が混在していることがどこかで引っかかりがあったことも事実です。

今度はスペースが小さくなる方へ移動しますので、糸専用のチェストとしました。

残りの道具やその他の材料は別棚へ移動します。

小さい方のチェストへの移動:上の方はスパン糸を入れます。
下の方の段はすべてテトロン糸。すべての引き出しに糸が入りまして、糸専用のチェストとなったのでした。

この方が、間違いなく場所が分かりやすくなります。

残りの材料や道具の新しい収納場所:ざっくりとした棚にケースに入れながら視覚的に見やすく収納。

周りにはハンドメイドの芯地などの材料があり、ミシンの横ですので、この場所はなかなか相応しい場所となります。

必要な時に材料や道具を取り出す時に、以前は引出しを何度か開ける作業がありましたが、サッと取れるようになります。

糸はそれほど頻繁に出し入れしないこともあり、引き出しの中で良いと、この新配置は大変腑に落ちています。

配置の変化:いわゆるシャッフルです。中身を交換すると同時に相応しい場所へ移動しました。

あとがき

大変満足できる模様替えでした。

ただこれだけの作業でしたが、不思議なもので大きく心持ちが変わりました。

「ふと思い立った時」というのは案外大切なのではないでしょうか。

ちょっとしたひらめきやチェンジに対しても敏感であると良い方向へ前進しやすいのではないかとまで考えるようになりました。

そういったことに気づくアンテナというのは、普段から自分の心持ちに正直であるという意外にはないと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

古着を入手後すぐに行う「洗濯」「クリーニング」の理由が大切、ゼロからのスタートを切るためのコスパをさておいた「気」【414】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この3月という季節、誕生日月でもございますが、1年の中では特に大きく変化のある時期だと感じています。

朝起きる時刻も寒いシーズンよりも1-2時間早いということの他、目に見えていろいろなことが活動的になっていく様子です。

そうした中で、2月頃から集めてきた新しいお洋服。

すべて古着しか着ないスタイルです。

この度の集める目的は、冬物が年間のワードローブの中では少なめだったので、追加しながら少し増やすというもの。

お気に入りブランドの「アルマーニ」様と並び、「オーダーメイドの古着」というピンポイントな絞り方をした集め方をしています。

2月頃から集め始め、3月で10点強がそろいまして、まとめてクリーニングに出しました。

多くが冬物を追加しましたので、せっかくクリーニングしても、即収納ということになりますが、こういった季節感すら無視した集め方ができるのが古着の良さです。

実際の季節とは真反対の時期に季節外れとして「空き」のあるところを狙い、うまく良いお洋服をゲットという考え方を含みます。

このたびは、そうした、コスパの良い古着なのにこうして届いたら早い内に、「洗濯」や「クリーニング」をするという理由をお伝えしたいと思います。

確かに「クリーニング」となると費用がかさみますので、せっかくお得に入手の古着のコスパが悪くなるのでは。。という疑問にお答えしたいと思います。

届いた時の「香り」は柔軟剤いっぱいの違和感を感じるもの、「気」の1つだととらえ、無臭へ。。

クリーニングをいただきに行ってまいりました。合計13点。

「香り」はたとえ良い香りとして他の方が好んだものでも、別の人にとっては、違和感を感じることがあります。

そこに「気」というものを意識することになります。

この変な気持ちこそ見逃しません。

いつもの心地良さではないものは、たとえ香水の匂いであっても違和感であることには違いないことを「嗅覚」が感じ取ったのでした。

ホームクリーニングできるものはするのですが、このたびは、裏地付きの冬物が多く、ほとんどクリーニングへ。

この季節なので割引もあり、まとめてお願いする時には有効で有難いです。

オーダーメイドの古着にはブランドネームなど付いていないのに「ブランディング」を感じる不思議

クリーニング済の2点:いずれもオーダーメイド品。近づくと素材の抜群の良さをまず感じます。

左は「別珍」素材が肉厚で良質なバイヤスドット柄が素敵な超ロングスカート。

90cm以上のスカート丈のロングをトップスにシンプルな黒のVカーディーをショート丈でバランスを取ります。

右は、百貨店のオーダーメイド品とのこと。

ベロア素材の凹凸感ある花柄が大変美しい華やかなワンピース。

ズドンとしたI型でもワンピースはベルトでウエストを絞ることで「時代感」を解消できます。

肩の付け方がツンと立っていて、特に気に入っています。

これは、最近こだわって古着の中でも「オーダーメイド古着」に限定して集めることで気づいたことです↓。

そもそも、オーダーメイドに特化して探していることでどこかで意識しているのだと思いますが。。

結局、オーダーメイド品というのは、ブランド品に肩を並べるほどの「ブランディング」を持つと言えると思います。

そんなことを古着集めの中で発見致しました。

あとがき

この度戻ってきたクリーニング品を含めたワードローブのラインナップです。

ニットセーターなどは別のチェストへたたんで収納。

結局現在は、冬と夏が11セットずつ、春/秋が14セットです。

このセットという単位がもしかして気になるかもしれません。

実は、お洋服の着回しをしない主義でございまして、すべてをセットに組み合わせて集めているのです。

組み合わせは上下で渾身の1セットを決めます。

ワンピースは1点だけで1セットになります。

全体の中のワンピースの占める割合は10点、ここでやっと集めるのは終了。

納得する分量を集めましたので現在の気持ちでのワードローブは完成したことになります。

以前の各季節5-6セット程度からは随分増えてしまいましたが、それでも1セットずつがとても大切でどれもこれもお気に入りばかりです。

随分お洋服に対しても粗かった過去対応から見ますと、ここ近年変化をとげ流行を完全無視したラインナップに完成しています。

お洋服は侮れません。

その人の「人生」をも映し出す鏡のようなものなのです。

古着としてお得に入手しても、一番最初のゼロスタートをしっかりと切るためには、「洗濯」と「クリーニング」は大切だと結びたいと思います(^-^)。

<母のクローゼット②>古着物をお洋服へ。。巷ではエレガントな装いに解釈されている中、カジュアルなフード付きやファスナー付きでアレンジ【1393】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「着物」は日本特有の文化なので残っていくと良いのですが、何しろ着付けを伴い気軽に着ることができません。

そして、伝統的な着方のしきたりもあるので、道を外したいわゆる「邪道」はステージ衣装のような分野にとどまるようです。

このたびは、古着物ファンである母のクローゼットを再び拝見。

この度は<母のクローゼット②>で古着物のお洋服のご紹介としては後半になります。

前半は、過去の記事の【1378】で綴らせていただきましたので、よろしければ後ほどお立ち寄りどうぞ。

今回は、前半の①では登場していなかった別のお洋服。

すべて古着物自主リメイク品としてご紹介。

このたびならではのポイントとしましては、カジュアル嗜好の母らしく、ファスナーやフードを付けたコートを作っている点です。

着物はエレガントに解釈されることが多く、リメイクではドレスの形やワンピースが多いです。

よって、特徴が現れたカジュアルな点に是非ご注目していただければと思います。

ぼかしやマルチカラーが美しい「洋」の要素を持った着物を選択した日常着へのアレンジ

着物素材を「特別なシーン用」とせずに、お出かけに気軽にはおれるようなコートやジャケット中心です。

フード付き、ファスナー付きのコート:裏地も古着物。コントラストが綺麗。
フードの中も柄のコントラストが見えます。ボトムには、黒や茶やグレーと選ぶカラーが複数見込めます。
正面のファスナーを閉じた状態:比翼仕立ても特徴であり柄がつながり美しさが壮大に感じられます。

次は、3点を同じ着物から解体してリメイクした半袖のプルオーバーx3点。

3点共少しずつデザインが変えてある点にご注目くださいませ。

ハイネックのような襟の半袖。
スタンドカラーの襟の半袖。少しの違いですが印象は変わります。
真夏が涼しそうなフレンチスリーブ。1点の着物から3点は夏物のトップスが作れるということでしょうか。
季節は秋のイメージ。裏地のもみじ柄は「長襦袢:ながじゅばん」を利用。表地の葉っぱのジャガードが美しい。
紅色に黒のストライプはよくリサイクルショップの古着物コーナーで見かけます。くるみボタンが高級感出ます。
「洋」のような幾何柄です。胸元周辺は柄の向きを正位置に計算すると良いですが、生地が不足だったのかも。
このタイプも古着物では見かけます。景色が古き良き味わい。暖色系マルチカラーは明るいイメージです。

と、このようなラインナップで着物リメイク服をご紹介致しました。

最後に、母ならではの「カジュアル嗜好」を追求している部分が、合わせるボトムにスラックスやスカートではなく、コットン素材のカジュアルなパンツを徹底。

こんな風にステッチの入った綿パンやデニムを合わせてカジュアルに寄せているそうです。

あとがき

このたびは、母の古着物との接触の仕方でしたが、では私の場合はどうなのか。。ということです。

過去には、随分バッグを古着物で作ったものです。

お洋服であると、「身体にフィットする洋服好き」であることで、着物のリメイクのゆったりとした感じはあまりそぐわないのでもったいないからと躊躇しています。

もし、1点あるとすれば、やはり黒のワンピースが良いです。

ノースリーブで重さを軽減し、ラインがスタイリッシュかつシンプルなデザインが良いですね。

少し柄の部分も入ると着物から作ったものだと分かって、オリエンタル(東洋的)で面白いと思います。

まだまだ世の中には、過去の古い着物が眠っているのではないかと思います。

母だけでもクローゼットの中が着物で作ったお洋服であふれかえっているわけですから。。

そう考えると、お洋服時代は比較的まだ最近で長い長い間日本人は着物を着てきたということなのですね(^-^)。

廃棄のお洋服から取り外しておいたたくさんのボタン、20年来のボタンストック箱の整理整頓をし古着ワンピースのバランス目的の取り換えに使用【1389】

アイキャッチ画像1389

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着がいかにも古着であるその年代がイメージできてしまい過ぎると、本当に古い物に映ってしまいます。

それはファッションとしてはかっこよくないのです。

古着をうまく装っておられるおしゃれな方というのはこのバランスが上手、古き良き味わいに新しい息吹を必ず吹き込んでおられるのです。

なぜそのように映るのかの視覚的な分かりやすい例として1つがボタンのデザインです。

このようなボタンは、たとえ良い物であっても「昭和」のにおいがするのです↓。

古着のワンピースなどについていたボタン:昭和のものだと思わず推測してしまいますのも、実際にその通り。

ということで、古着のワンピースを新しい着方にするための単純なリフォームとしては「ボタンの付け替え」があります。

実際の20年来のストックのボタンはいろんな事情から保管してあったものでして、古着の付け替えに役立つことがあります。

このたびは、ストックの仕方の工夫と実際に使い切ったボタンまでをご紹介してまいりたいと思います。

古着から取り外した大量のボタンストックの整理整頓、同じ種類をそれぞれチャック袋にまとめる方法がピンポイントで探しやすくなる

全く同じボタン:一緒に使用するわけですからあらかじめチャック袋のミニサイズにまとめます。
色違いでモデルが類似のボタン:一緒にしておくとマルチカラーボタンで白シャツなどに使える時があるかも。
付け替え後の姿①:レザーベスト。黒にグレーのマーブルがあり立体的に映るボタンへの付け替え。新品みたい。
付け替え後の姿②:ジャケット。袖口にはボタンは付いていなかったところへ飾りで追加。よりクラシックに。。
トレンチコートや太口のカーディガンに付いていたようなトラッドな雰囲気のボタン。素材がレザーライク。

ここからは、何かに付いていた同じ金ボタンが多数余っていて、同じボタンを4点ものワンピースに付け替えてすべて消化し切ったという例になります。

ここまで共通に使用したということで、いかにそのボタンが素敵だったかということになりますし、金ボタン自体の存在感を見ることができます↓。

マルチカラーワンピースに付け替えた金ボタン:以前のままだと昭和レトロ感が出過ぎ、これで新鮮です。
黒のウールワンピースに付け替えた金ボタン:黒にゴールドは喪服っぽさからの脱却の1つの表現です。
黒ベースの柄のベルベットのワンピースに付け替えた金ボタン:前面はボタンは無いですが袖口を付け替え。
バティック(ろうけつ染め)の黒ベースの柄ワンピに付け替えた金ボタン:柄にうまく溶け込む効果もあり。

お洋服の様々な色や柄によって同じ金ボタンの存在が少しずつ違うのもこれだけの数の金ボタンを複数に付けてみて分かったことです。

とても楽しいものです。

どれも古着なのに、新しい装い方への第一歩がボタンだけで踏み出せるような気がしてくる、ボタンの存在感がどれほどのものかということなのです。

あとがき

やはり、こうして見てみると、黒コーデ主流スタイルをしていきますと、黒のボタンを多く利用する傾向にありました。

上述のすべて使い切ったゴールドボタンも黒ベースに対しては「差し色」なのです。

こんな感じで、敬遠しがちな古いモデルのお洋服がボタンのおかげでガラリと雰囲気が変わり親しみやすいものになることがあるという「ポテンシャル」について綴りました。

そうして、古くても良質なもったいないお洋服をうまく掘り出せればそれはとても素敵なことだと思います。

ところで、廃棄服や古着から取り外した元のボタンはどうなるのか。。

これについては、現在ストック中ですが、1つ案があります。

「古着テイスト」というカテゴリーです。

古着がもっと価値を置かれ、大半の方に当たり前に愛でられるようになった時代になっていくとより効果的なのかもしれません。

例えば、ファストファッションの行方に困った場合が考えられますが、あえて、古着のボタンを付けることで、がらりと雰囲気が変わる可能性です。

ボツになった昭和時代のボタンも何らかの形で使える方法を今後考えていこうと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ネットのお買い物の古着選びにお役立ち、サイドから見たスラックスのヒップのラインのカーブが有るとゆったりはける【1387】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

スラックスというアイテムがとても好きです。

あのセンターラインの整然さは自然に背筋が伸び、まっすぐに堂々と歩きたいという心理さえ呼び起こすパワーを持ちます。

スーツが大切なシーンには欠かせない物であるいことをスラックスをはいた時に実感することがあるのです。

このたびは、スラックスにおいて、ネットの写真とウエストだけをたよりに購入した結果がヒップがやや窮屈なはき心地だった体験を活かします。

その窮屈さは、いったい見かけのラインのどこに現れていたのか、購入時の写真だけで気付くことができる可能性を見つけましたので、お伝えしたいと思います。

スラックスをセンターラインで折った時のヒップのカーブが無いものは窮屈であると判断、はかずにはき心地を写真だけで知る方法がある

購入した年代物だと予想する手作りスラックス:ファンシーツイードが素敵。ラインがなんとなく1970年代かと。
ポケットが付いていないこともあり前後を記しました。ウエストラインが上がっている方がヒップ側。

ウエストにはゴムが入りとても融通は利いていました。

ところがウエストの割にはヒップは非常に窮屈に感じました、パンパンです。

そのことが気になり、他のスラックスと比較することに。。↓。

比較対象のスラックス-1:こちらも手作りのスラックス。右のヒップラインが丸いです。履き心地はゆとりあり。
比較対象のスラックス-2:「エンポリオアルマーニ」様のお品。こちらもヒップラインが丸くしてあります。

比較対象の2点は、はき心地はヒップに沿って、良きフィット感なのです。

ところが、ファンシーツイードは窮屈。

この答えが、ヒップのカーブラインの有り無しの違いにあると結論付けました。

3点一緒にヒップラインだけ比較してみます↓。

3点の同時比較:明らかです。ファンシーツイードには丸みが不足、もしくは無いということになります。

ということで、もし、ネット購入などでウエストだけしか情報が無くても、こうしてヒップのラインが丸みを出してあるのか丸みを感じない真っすぐなのかで、はき心地をある程度想像することができるのです。

店舗で試着できない状況であってもスピーディーなお買い物のメリットは十分にあるのがせっかくのネット購入の良さです。

その他は蚤の市や野外マーケットの場合もなかなか試着までできる環境が少ないです。

そういった時には、是非「メジャー」だけはお持ちになりながら、ウエストはメジャーで計り、同時にヒップのラインの丸みをチェックするということをしてみて下さいませ。

これは予想なのですが、1970年代辺りにヒップラインの真っすぐな流行があったかもしれません。

実は、このファンシーツイード、前面のおなかに関してもあまり丸みが無いと感じました。

全体にパターンが扁平に作られているようなのです。

ヒップと同じことがおなかのラインにも言えると思います。

お腹の場合は「タック」によってゆとりも表されていることが多く、こちらも奥が深そうですが、またの機会にお伝えしたいと思います。

見た目でも十分に判断できる1つのポイントとしてこのたびの人間の身体のふくらみのパーツが実物にちゃんと落とし込んで表現された「機能」になっているのかをチェックする勧めです。

確かに窮屈ですが、はけましたので、これも味わいとして持っていきます。

1つコーデを考えましたのでご紹介したいと思います↓。

クリーム色のセーターに合わせオレンジ系の小物で押さえたファンシーツイードスラックスのコーデ。

あとがき

基本的に古着オンリーのお洋服スタイルで望むのですが、何ら古着と言ってもピカピカで着れるものです。

古着の中には、それほど着用されていないお洋服がたくさん見つかるのです。

特に日本の古着は世界的にも良い状態のものが多いとの評価があるようで、そのことに東南アジアの国の人がすでに気付いているようなのです。

その価値に気づいていないのは、むしろ私達日本人なのかもしれないのです。

今後はアパレルのかつての大量生産の構造が現在以上にもっと成り立たなくなると思います。

良い市場の位置を押さえた大手だけが大量生産で成り立ち、それ以外の中間的な層の業者は姿を消していく傾向にあります。

ニッチな層やそのお店ならではの際立つ何かを持った製造業者だけが残ると見ていますが、本当の事は分かりません。

大量生産型の普遍的な品物・高価な少数生産型の品物に加え、「綺麗な古着」も選択肢にあるのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

かつてはニッチな目立たないモデルだったからこそ新鮮に感じる今、流行に縛られなかった過去の目立たぬ存在が今花開く【1382】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ワードローブはすべてused品で集めています。

お洋服だけでなく、バッグなどの小物も同様。

このたびは、古いバッグの良さを掘り起こしまして、今後も良い状態で使っていける保管方法をご紹介したいと思います。

まずは、「古いバッグの良さ」の意味するところをお伝えするところから始めてまいります。

古い時代のバッグが何十年も経過した今でも古臭いと感じない、当時流行しなかったモデルの目立たぬ存在が何十年も後に素敵な年代物として花開く

古いバッグのモデルの中には、かつては一世を風靡したような「みんなが持っていたバッグ」というのがとても懐かしいです。

当時は、皆が持つバッグを持っていることが喜びであり流行の最先端に立っているかのような気持ちになったものです。

しかしながら、何十年後の今、そのモデルが素敵に映るのかというと、一瞬の時の儚さを感じるのみであり、持ちたいと思う気持ちがなかなか起こらないもの。

その理由が、なんとあれほど新しく最先端であると感じたモデルが、今や時代遅れの古臭いイメージとして定着してしまう逆説です。

心理的なところが大きいのですが、誰もが懐かしむ「一世風靡型のモデル」というのは多くの人に知れ渡ってしまっているからこそ、新鮮味が短い期間のものになってしまうのです。

むしろそうではなかった、その片隅で陽の目を見なかったような目立たぬ存在であったモデルは、その後の長い年月を経た今違った意味の存在感を表すのです。

流行などに決して縛られない、いつの時代でも受け入れられるようなバッグこそ、本当の意味では優れたモデルなのかもしれません。

確かに今見るとかつて流行のモデルは懐かしく興味深いですが、現実的な話として自分の物として今後もずっと長く持っていきたいのかをポイントにしますと、そうではないのです。

そうしますと、中古品バッグ集めのポイントとしては、かつてのニッチなモデルが狙い目なのです。

そんなわけで1980-1990年代のモデルのバッグのニッチなタイプの寄せ集めをまずご紹介したいと思います↓。

多くが布バッグ。こんなところからハンドメイドバッグ作りのヒントをいただいたこともあります。

特によく知るモデルはあまり見当たらないのでは。。

あまりに有名過ぎるモデルでは古めかしさを今は感じてしまいます。

そうではなかったモデルが今、何十年も経過して新鮮に感じ、貴重に感じる面白さと不思議。

是非、そんな見方をしてみてくださいませ。

「新聞紙製のあんこ」の存在が欠かせないフォルムキープ対策

バッグも重量に従い底周辺に皺ができることがあります。

とても残念なことにただ保管しているだけでも皺は起こるのです。

そこで、長年対策してきた立体的なフォルムをキープする「あんこ」のご紹介です。

読み終わった古新聞を2ページ分丸ごとx3枚使用、そこへ印刷されていない新聞紙(しんぶんがみ)で包む。

こんな風にこんもりとした包みをいくつか作り、バッグのサイズに合わせて中へ投入していきます↓。

縦が35cm以上x横の広い部分が40cm程の比較的大きめのバケツ型バッグへは3個入れました。

場合によってはてっぺんに横向きに寝かせてもう1つ入れても良いです。

とにかくできるだけ隙間を埋めるように入れます。

そして、ここからも大切。

バッグ自体は1点につき1つの保存袋へゆったりと収納が望ましいです。

こちらも、ゆったりとてっぺんまで覆ってくれる保存袋に入れました。

そして、さらにその保存袋ごと大きなボックスやインテリアバッグへ入れて素敵なインテリアの一部とするような収納をしています。

全21点の中古バッグの収納風景:ハンドバッグはボックスへ、大きめサイズは自作大容量バッグへ。

もうとにかく、バッグinバッグのオンパレードです。

こうして大切にブランドバッグのコレクションを保管します。

すべてのバッグの中身には、ご紹介した「あんこ」が入っていて、積み重なっていても変形しにくいように対策してあります。

あとがき

今後の未来において大切なことは、バッグを1つ持つにしても、コレクションして集めるにしても、「品物の選び方」のゴールには「心地よく幸せを感じる」という瞬間があるかどうかだと思います。

捨てる選択肢しかないような品物は悪過ぎますし、そんな品物を製造する製造者は出直してほしいほどです。

少ない数でもちゃんとした満足度と喜びをくれる品物を持つこの品物選びこそは、購入者/ユーザーの責任。

ファッションは哲学です、緩い気持ちでお洋服や小物と向き合わず、どうぞ真剣に自分の写し鏡のようなワードローブを形成していってくださいませ。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<母のクローゼット①>着物リメイクによる洋服作りが趣味のクローゼット内、着物の面影を感じないデザインのシャツやプルオーバー【1378】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

新しいシリーズを設置致しました。

数回になると思いますが、母のクローゼットのお洋服のご紹介です。

特徴がございまして、多くが古い着物のリメイク服であることです。

自分使いの範囲内の良さが発見されましたのでそんなところを軸にご紹介したいと思います。

著作権に関しては、名もなきメーカー不明の着物ばかりなのでとりあえず責任を持って判断をした結果動画や記事でのアップはさせていただきました。

有名どころのパッと見て製造者の分かるような品物は、たとえ着物であってももしかして権利を行使される製造業者様がおられるかもしれないことは、頭の片隅に置いております<m(__)m>。

着物から大きく姿を変える点が特徴、あまりまだ作られてはいない「カジュアル」なフード付き・ファスナー付きのコートを古着物から作る母

時々ネットで素敵な着物素材のワンピースが無いかと拝見させていただいているのですが、そのお品もゆとりが大きすぎて身体にフィットしないものがほとんど。

それには理由があると思いました。

例えば、せっかくの良質な素材を有効的に使うために残す部分を極限におさえるデザインというところ。

結果、ゆとりのあるたっぷりとしたドレスのようなデザインへの落とし込みがあるかと。。

そうはいっても、「衣服の着用の本来の目的は身体の美しさを見せることにある」と思っています。

ただ身体を覆うよりも必要のない部分はスリムに、動きのある部分はゆったりと作る凸凹が混在した作りが洋服らしいと感じます。

その点「着物」という衣服はズドンとI字型であり、これはこれで最低限の美しさもあるわけです。

母が作っている着物リメイクの洋服はブラウス/プルオーバー系が多数で時々ジャケットも登場のトップスが大半。

拝見するところ、着物からはかなり別物に出来上がっているという1つの特徴があるリメイクだと思いました。

表地も裏地も共に「道行(みちゆき)コート」を利用したコート。

表地も裏地も古着物を利用しています。

最初柄キルトを表地にかけたものの上手くなじまず、キルト芯を内側に入れて、ステッチでたたいたという半キルト風な仕様に変えたとのこと。

ボタンをホーンタイプにしていてコートらしい。

マルチカラーが爽やかなオーバーブラウス:裏地付きであり、裏地には「長襦袢:ながじゅばん」を利用。
オーバーブラウス:これは「白大島:しろおおしま」の葡萄柄。コーデしやすいオフカラーです。

丈が結構長く、母は、黒のスリムパンツを合わせていました。

イメージとしては、グレーのボトムも相性が良いかと。

ハイネックプルオーバー:総絞り。赤い柄部分を隅っこに目立たなくし、モノトーンに仕立てたロールアップ袖。

こちらも比較的合わせやすく、無地のボトムの黒などが浮かびやすいです。

重ね着:ボレロは黒に横筋の柄が入った「絵羽織(えばおり)」からの起用。
ブラウスは「紅型小紋:びんがたこもん」。こういった際立つマルチカラーの小紋柄の種類だそう。

ブラウスの背にはこんな風にタックが入って動きに柔軟に対応の作りとデザイン。

相性の良い重ね着:上のボレロと内側のノースリーブインナーの後ろ見頃が同素材。
元は家にあった弔事用の着物から。背の「家紋:かもん」をそのまま活かします。
ハーフコート:こちらは叔母の古着物を利用したもの。「タイダイ柄」みたいでとても綺麗です。

このたびは、ここまでです。

まだまだあるのですが、いったん区切らせていただきました。

またこのシリーズで別の品物を後日ご紹介してまいります。

あとがき

スカート(好みではないみたい)やパンツは作っていないみたいなので、洋服に取り入れる形で装うというスタイル。

ボトムが洋服だとそのバランスも必要で、和テイストを取り入れたお洋服コーデを楽しむ形。

まるごとワンピースなどを着物だけで作るという作り方とは違いがあります。

それぞれの価値観、趣味嗜好が細かい所で分かれてくる「着物リメイク」の一例でした。

こうあるべきだという決まりは決してないところの自由が本来あるべきです。

実は成人式用に祖母に買ってもらった着物(紅色で樹木や鳥がいる洋風な柄のもの)、昭和当時で90万円の振袖が眠っています。

あれどうなるんだろう?。

久しぶりに一度改めて見てみたいと思っています。

そのお着物に関しての何か動きがあればまた、ブログ記事でご紹介してまいります(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク