クセのあるジュエリーモチーフ、星・リボン・フラワー・ハートに対して「上手:うわて」になるための組み合わせの秘訣【420】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーの「形」中で、特にペンダントトップというのは、視線が一番行く場所であり、象徴的なモチーフがやはり際立ちます。

ここに持ってくるモチーフの形やデザインが素敵であることを意識しない人はきっといないでしょう。

さて、このたびですが、特にペンダントに多く見られるモチーフの中でも「クセ」のあるモチーフというものをご紹介したいと思います。

長年のジュエリー好きというだけの自身の目線ではありますが、この「クセ」のあるモチーフはそれ自体が良くても、他のブレスやリングのアイテムとちゃんと合っているかも大切だと考えます。

ということで、いかにひとクセある難しいモチーフを素敵に組み合わせていくのかということに焦点を当ててそのコツをご提案したいと思います。

1)星

星は人気であり、それ自体ではかわいい魅力ある形です。

ただ、星そのもののデザインがクセのあるものであると言えます。

星のモチーフ:これが角丸であったりなどのアレンジがあり豊富なモチーフです。

同じ星という手もありますが、星もいろんな角度、丸みなどが違うとかえって不自然になって合わないと感じることがあります。

そんなことも考えて、1つのご提案なのですが、ラインの一部を利用した「ギザギザ」の引用です。

ギザギザ:当然このギザギザさえも丸みがあったり角度が違うのですが「星」そのものよりも合いやすいです。

2)リボン

リボンモチーフも簡単ではないようです。

これ1つだけ見ているととても素敵で、親しみやすさもあるイメージががリボンの良い所です。

では、これがペンダントになっている場合、どんなブレスとかリングを選ぶことになるのでしょうか。

リボン:ベーシックなタイプをピックアップ。リボン同士でうまくマッチすれば良いのですが。。
スクエア:今までのジュエリーコーデの実体験からすると、リボンにはスクエアが意外と合います。

おそらく、リボンの結び目と「わ」の部分に四角がリンクするから合うと感じるのだと思います。

リボンリングの例:これらにはスクエアなブレスや、スクエアなペンダントなどが自然です。

3)花

さて、ここからは、自身もなかなか苦戦の難易度が高めのクセのあるモチーフになってきます。

お花のモチーフはそれこそエレガントな雰囲気にできそうで華やかでひときわ目を引きます。

これをペンダントトップに据えた時、ブレスやリングは?。

花1:ジュエリーではこういったタイプが多いです。
花2:真ん中の雰囲気だけ少し変わっています。。

お花は、お花同士しか合わないんじゃないかと思うほどイメージが浮かびにくいです。

同じようなお花をうまくそろえることが困難な場合、こんな案を↓。

丸:お花の形にもよりますが、とりあえず、なじみます。お花のデザインによって四角や楕円などもご検討を。

少々、無難なモチーフになってしまいますが、お花自体がインパクトのあるアイテムなので、他は控えたシンプルな存在にするという考え方です。

丸のモチーフも大ぶりよりも小ぶりが望ましいかと。

4)ハート

はっきり言ってハートが一番難しいと考えます。

ハート:カーブの角度や幅の違いで随分違った印象である点が難易度高めです。

いっそのこと、全く同じブランドで同じハートの種類というものでそろえるなら、ぴったりです。

ただ、「面白み」でいうと、「全くのお揃い」というのは、ジュエリーにおいては、自身はあまり魅力を感じておりません。

ハートに関しては、長い間考えてまいりましてたどり着いた案があります。

それは「何もモチーフを入れない」こと。

ペンダントトップ無しのチェーンのみということになります。

リングやバングルなら、柄が入っていなかったりモチーフのないプレーンなタイプを選ぶということです。

パヴェダイヤがちりばめられたものというのも無地ライクなので合うと思います。

別のモチーフを考えてしまうと余計に困難。

そのような時は、「無」という手があることをここでお伝えしたいと思います。

すっきりまとまって、ハートモチーフがより際立ち素敵に映ると思うのです。

あとがき

ご紹介したクセのあるアイテム4種の星・花・リボン・ハートはどれも一度は手にしても、その後手放してしまったりすることになりがちです。

コーデが難しくて出番がなかなか無いから手放すのだと思います。

これには、ポテンシャルを秘めたまま手放されてしまうもったいなさを感じます。

一度だけ、渾身の組み合わせを決め、セットにしてしまうという価値がここで出てきます。

クセのあるモチーフは、到底「付け回し」も難しい。

よって、まるでセットアップ物のお洋服のように一番のお似合いのもの同士常に一緒に保管しておくのです。

そうすることで、クセのあるモチーフに対しての克服のようなことが生まれます。

色々付け回すのに、どんぴしゃ合うわけでもないならば、いつも一緒でも非常に相性が良いということの方が価値が生まれると思います(^-^)。

レンタルジュエリー事業者本人の私物ジュエリーは超庶民的、決してスポットライトを浴びない影武者的立場の維持【416】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

レンタルジュエリー開始当初は、<1>-<75>までの75セットにまで及びました。

とはいえ、1セットずつのレベルが個人で集めてきたものをそのままスタートしたものであり、その後の改良が随分ありました。

自身は、当「本物志向のレンタルジュエリー」のお品物を身に付けお出かけに使ったりなどはございません。

高級なジュエリーに関してはすべてレンタルジュエリーへ投じてまいりました。

不思議なもので、集めることの楽しさ、熱、真剣さなどは確かなものなのに、自分で付けることがあまりなかったのです。

2020年のレンタルジュエリー開始からはよりそのスタンスは濃厚に。。

このたびは、「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタルをしている事業者本人の私物ジュエリーをご紹介したいと思います。

決して事業用にはならなかった誰もが集めることが出来る範囲内の決して高価でもないメッキジュエリーを含む数々です。

「なぜ自身が華やかに高価なジュエリーを装うことをしないのか」などにご注目いただいて、楽しんでご覧くださいませ。

普遍的な庶民派ジュエリーの集まりの私物ジュエリー、重視するところはレベルではなく組み合わせの工夫の研究にある

現在のジュエリーボックス(私物用):いかにもオルゴール仕立てのような作りですが違うところが意外。

10セット強ほどのそこそこな量ですが、事業用の3点1セットのまとめ方は私物ジュエリーも同じです。

もしかして、私物ジュエリーの工夫から事業用に活かせる部分が出てくるのかもしれません。

1:オレンジ本鼈甲ネックレス。留め具はK18YG。ブレスは、ガラス製のイミテーション。リングは瑪瑙。

おもちゃでは決してない「本鼈甲」というところに、ある一定のレベルを入れ込んでいます。

2:メッキのやステンレスのゴールド。ブレスに関しては1980年代に豊富に見られた「18金張り」です。

多角形が意識されたたラインがどのアイテムにも入ります。

3:東南アジアのおみやげものです。三つ編みモチーフが他のアイテムと合わせるのがとても難しく、単独。

このバングルは、後にネックレスとリングが決まって行きます。

別の記事でこのバングルを含む自作ネックレスやリングをご紹介致します。

4:オニキスの32面カットネックレス。ー925製の地喜平チェーン3連ブレスとマーカサイトリング。

お洋服の黒コーデが多い自身は、オニキスネックレスの出番が豊富。

一言で言えば、「便利」というようなアイテムです。

ただ、黒いネックレスは硬いイメージに寄り過ぎないよう、「抜け感」を持って付けるというバランスを工夫することがお勧め。

5:あこや真珠のセット(リングのみ写真が分かれます):ヴィンテージ物ばかりを重ね付け。
5:あこやリング:昭和の風情のあるものを3点重ねて付け。デザイン性が生まれます。

「あこや」はかつては超高級品でしたし、今後もそのレベルはますます高まっていくようです。

そうすると真珠自体が敬遠されるものになってしまう未来ができてしまいそうです。

とはいえ、こうした動きも。。

気軽に真珠を付ける1つの良き傾向が、「淡水真珠」の技術の高まりです。。

真ん丸に近い「淡水真珠」は、ぱっと見「あこや」と変わらないのに入手しやすいお値段なのです。

とはいえ、「あこや」にこだわるのであれば、こうした、昔の決して良い状態とは言えない「ヴィンテージあこや真珠ジュエリー」を集めてカジュアルに装うことです。

そのような例として自身があこやの黄ばんだようなヴィンテージ物をジュエリーボックスに入れながらご提案したいわけです。

6:「ティファニー」を混ぜ込みながらステンレスチェーンジュエリーの価値を高めます。

リングの2個が「ティファニー」製。

シルバー925/K18YGコンビのコントラストが素敵です。

思わず、バイカラーものばかりを集めてしまうほどはまりました。

7:親しみやすいジュエリーにもこだわりを入れていきます。3アイテムすべて「ティファニー」製。

ペンダントチェーンだけは、金属アレルギーが首に当たることを避けるためにステンレスへ交換しています。

「ティファニー」様、ごめんなさい<m(__)m>。

8:ステンレスのゴールドのセット。トップはピアスからの「改造」なのでブランド名を控えます<m(__)m>。
9:メッキゴールドxフェイクパールのセット。トップは「シャネル」製。時計の文字盤の白もリンクさせました。

本物パールを持っているのであれば、フェイクパールは遊び心を持って付けることになります。

イミテーションと分かりながらそのかわいさを楽しむのです。

10:すべてに「平打ち」フォルムが入るゴールドベースのセット。バングルは、「エルメス」製「エマイユ」。
11:925、ステンレス、メッキが入り混じる銀ベース。おもちゃっぽくならないのはパールが天然だからこそ。

以上のようなラインナップでした。

これらは、「本物志向のレンタルジュエリー」にはとても並べることのないレベルですが、組み合わせの工夫はものすごく力を入れたものなのでした。

おまけ:数を絞った時に手放すことにした20点ほどの集まり

おまけです。

今回11セットにしぼりましたが、もう使わないということで、11点にも入らなかったお品をまとめてご紹介。

組み合わせが上手く決まれば12セット目などになったかもしれません。

ただ、この中で、更に後になって私物に入ったものがあります。

それは、左下の絡み合ったようなチェーンネックレスです。

また別の機会に私物のその後としてご紹介したいと思います。

あとがき

当ブログ記事も、最初に投稿させていただきました2021.03.01当時からは、後の3年後の2024.03.28で「ブログの手直し」の番になり記事を「リライト」させていただきました。

2024年現在の私物ジュエリーは9セット。

セット数はあまり変化がないですが、中身が結構変わりました。

別の記事【414】で「2024年の私物ジュエリー」をご紹介します。

3年前の2021年にあったものは、果たして2024年の中にあるのでしょうか。。

お楽しみにどうぞ(^-^)。

お土産物の天然石のヴィンテージネックレスのメッキ留め具への不満、しっとりと良質な品物になるようSV925へ交換するリフォーム【226】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年を過ぎた頃からの天然石ブームの影響で、随分と自身も自作で天然石の一連ネックレスを作ったものです。

その中で天然石の中では定番のような存在の「オニキス」のネックレスも作った経験があります。

ただ、自作の場合は、同じサイズの珠の一連を購入して1点物として製作したので、その出来上がりは、円形のようなフォルムになりました。

そう考えますと、お土産物のヴィンテージネックレスのオニキスが玉のサイズが、場所によって変わっていて、おさまりのよいU字に装えるという魅力がここにあります↓。

古いオニキスネックレス:胸元に向かうにつれて珠のサイズが変えてあるこの作りこそがヴィンテージの証。

多面カットの中でも特に表情があると感じる32面カットのオニキスネックレス。

留め具をこのたびメッキからシルバー925へ変えていきます。

一度バラバラにして組み直しをするといった作業を致します。

よって、ネックレス1本を自作することとほとんど同じ作業です。

珠のサイズの並びは、元のままをそのまま続行するのがよい

珠のサイズが、今回の場合はばらついています。

小さいものは、5-6mm程度、大きいと10-11mm程度までの幅があります。

首周辺が小さいものを、一番視線が向かうトップ周辺を大きい珠のサイズというように、だんだんと大きくなり、また首の方へ戻っていく時にだんだん小さくなります。

この配置が美しいバランスのとれたU字を描きます。

作業手順と注意点

まずは、留め具の部分をカットします。

この時に、ニッパーという刃の付いたペンチのようなものを使います。

ニッパーという道具を使って留め具の根本をカット。

次が早速注意点。

バラバラにするといっても、玉のサイズの違いがうまく配置してあるのですから、このままを活かしますので、そっと上側に置きます。

留め具を外した後は、もとの糸が通っているままそっとそのまま置きます。

この順番で1粒1粒移動するように新しいテグスにはめていく、それが取りこぼさないようにはめ込み直すための確実なやり方です。

必要パーツ:まずはテグスの8号。釣り糸と同じもの。左からつぶし玉2個、ダルマ板1枚、引き輪1個。

つぶし玉でさえSV925製なのです。

こうした細かなパーツにもこだわりを入れ込みます。

一番最初に通すのがつぶし玉。
そして、引き輪をその次に通し、再び折り返して、つぶし玉にテグスをくぐらせます。
そして、つぶし玉を引き輪に近づけて、適正な位置でつぶし玉をペンチでカシメます。
1個目の珠にテグスを通しました。先端はテグスが二重になっていてできれば2本ともすっきりと穴に収納。
そして、次々に珠を元の並び順の通りに1つずつとって新しい方へはめ込んでいきます。
全部通し終わったら、ダルマ板取り付けに当たって、まずつぶし玉を通します。
そして最後ににダルマ板を通しまして、折り返して再びつぶし玉の中へ。。
最初の引き輪の時とと同じようにペンチでつぶし玉をかしめます。余ったテグスをカットし、穴へ隠して完成。

テグスがだらりと余らぬよう、それでもキツくなり過ぎぬよう、目安はダルマ板が遊べるぶらぶら揺れる程度を保ちながらの位置にして行います。

そして、最初と同じように一番最後の珠の中に隠れる最大限の長さでテグスをカット。
ニッパーでテグスをカットしました。
ヤットコで飛び出しているテグスをつまみ、回転させながら一番最後の珠の中へ入れ込みます。
金属がシルバー925で統一されていて気持ちが良いです。前の取り外した留め具が左手のもの。
オニキスのショートネックレスリニューアル。美しいです♪。
使用した道具:一番左端の「ビーズリーマー」をのぞく3点。「ニッパー」、「ヤットコ」、「ペンチ」です。

ジュエリーで今回のようなちょっとした手直しなどをする場合、真ん中の「ヤットコ」の出番は多いです。

通常ヤットコは2個を1組で使うことがとても多いので、実はもう1点同じ物を持っています。

あとがき

オニキスのネックレスは、1点持っていると黒コーデに映えやすく使える場面が多いです。

それは、黒というカラーが強い色だからということも大きいです。

豊富に産出され珍しい天然石ではないものの、バッグや靴に黒が多いということに歩調を合わせるかのようにオニキスジュエリーが良き小物として活躍してくれる場面は多々あるのです。

このたびの32面カットのネックレスでしたが、以前に12mm珠一連で製作した際には、K18YGの留め具にこだわってエレガントな雰囲気を目指して自作したことがあります。

一部分しか映っていませんが、自作のオニキスの12mm珠ネックレスです。整った64面カットです。

エレガントにもカジュアルにも顔を変化させられるオニキスという天然石は万能です。

もともと影響を受けたのは、アメリカの女優さん(「ジェニー・ガース」様)が黒いワンピースに着用していた写真を拝見しての参考からです。

セレブ様達は目立つ存在ですので、よくその装いを参考にさせていただいています。

ゴシップ生地などの写真も誰それとどうこう関係なく、どんな装いなのかに細かく注目して見るという研究の仕方もしています(^_^;)。

思い出や思い入れの詰まったジュエリー購入時のユニークエピソードからお伝えしたいこと、物体ではない体験や出来事の大切さ【198】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、目に映る「モノ」と目には映らない「コト」との関係の深堀りをしてみたいと思います。

ショッピングの購入時の中には、記憶に残らないくらいいつの間にか買っていたというようなアイテムがある一方で、いつまでも記憶に残る何か特別なシーンがあったショッピングであった場合があります。

後者の方は、エピソード付きということで、後のそのアイテムに対する思い入れもひときわです。

そのことが結果、愛着とか大切にしていくなどにつながることもあります。

物体ではないけれど、体験とか出来事というものは、それぐらい威力のあるものです。

そう考えますと、モノを購入する時についてくる1つの体験が心に残るような、語り継がれていくような素敵な体験であるということにもっと注目するべきではないかと思うのです。

ジュエリーにまつわる「ユニークエピソード」のご紹介

いくつかユニークエピソードや、誰しもあるような状況もYOUTUBEでご紹介していますので、後で動画も是非ご視聴どうぞ。

ところが今回動画に入れ忘れてしまったエピソードが1点ありまして、そちらを追加事項としてこの記事でご紹介したいと思います。

それは、10年程前の事だったかと思います。

今は無きデパートの専門店ジュエリーショップでの出来事。

立ち寄って見てみたいと店内をまわらせていただいていたと時の事、大きなモチーフのデイジーの花のシェルペンダントを発見。

ディスプレイに飾ってあり、目立つ色ではないのに、お花が大きめなので迫力があるということ、そしてシェルの美しさが存分に表れているような作りでした。

「これは素敵だ!」と思い、店員さんに見せてもらいました。

そうしているうちに裏面もボーダーがかってなかなか素敵であることも分かり、リバーシブル使いが可能なのではないかとお得感を感じてきました。

そうしてその場で購入に至ります。

店員さんが、なんというか、とても気さくな女性で仕事が大好きといった感じでした。

このシェルペンダントを通して、店員さんと楽しくお話しているうちに、とても話が盛り上がって、ついにふんわりとした気持ち(お酒に酔ったみたい)になってしまい購入。

ここで事件が起こります。うっかりレジカウンターに商品を置き去りにしてしまったのです。

店員さんも最後にお品を私が持ちかえるところを見届けないまま、次のお客様が来店し、接客対応が引き続き始まったようでした。

とても忙しい場所で、デパートの1Fの宝石売り場で人通りが非常に多い入り口付近です。

その後、デパート内の他のお店に日用品の買い物があり、それを終えた後気づきます。

「あれっ?商品忘れてきたかも」。

そして、そのお店に戻ります。

そうしたら、お店の店員さんが安堵の様子で、「あーっ、よかった!」とおっしゃいました。

「先ほど放送で呼び出しをしてもらったのですが、聞こえました?」。

私は、放送で呼び出しされていたのです。

とてもその声は聞こえなかったのですが、いずれは気づくことでしたが、店員さんの慌てっぷりは半端なかったです。

そして、無事受け取り帰宅。

翌日でなくて当日で良かったです。

店員さんも気が気でなく眠れなかったかもしれません。

私がクレジットカードで購入したので、本人確認ができて放送をしてもらうということに至ったようです。

店員さんの方が心配してしまい、大きく責任を感じてしまわれたような事件でした。

過去にもそういう類似の事があるので、私自身はよくあることみたいな感じでしたが、さんざんジュエリーについてのお話が盛り上がって肝心のお品を忘れていくという「オチ」が今思えばとってもユニーク。

今はもう、その百貨店自体が閉業してしまい同時にお店もありません。

その店員さんの元気に働く快活な様子はまだ今後もこのジュエリーの購入エピソードと共に残っていくわけです。

YOUTUBEでご紹介できたらよかったです。。ミスしましたね。

そのペンダントというのがこちら。

購入時のエピソード付きのシェルペンダント。真ん中の黄色い部分もシェルです。
裏面もモカグレー色のボーダー柄で天然の美しさが見られるビッグなサイズのデイジーペンダント。

シェルがつるつるした手触りでとても気持ちが良い質感。

シェルは特に高価な素材ではないですけれど、美しさが独特ですし、同じ海の仲間であるパールなどとの組み合わせもよくなじみます。

私はこのエピソード付きのビッグデイジーを自分で使ったことは結局一度もなく、当サイトの「レンタルジュエリー」に2020年7月スタート時のラインナップにささげました。

お客様に借りて喜んでこのビッグデイジーの良さを堪能していただくためにです。

このデイジーの黄色部分に組み合わせたシャネルの黄色バングルも魅力的。

セットでのレンタルなので、リングなども付いてきます。

あとがき

こうしてみてみるといろいろな事情付きでジュエリーを入手しているのだなあと思う部分が興味深いと思いました。

そんな価値あるお品の入手時の思い出深いエピソードあってこその出会いであったと思うと、非常にロマンあふれた装飾品だと考えるようになりました(^-^)。

「そこそこレベル」も持ち合わせておく勧め、遠方へのお出かけや飲食の席で心配しながら楽しめないジレンマを解消できるジュエリー【191】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリー好きな方の中には、毎日でも付けたい思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

好きであるということは、複数持つことになることも多いかと。

今回は、その複数のジュエリーの中に高級品もあり、親しみやすく、また代替品も見つかりやすいミドルクラスのタイプもあえて持ち合わせておくことのお勧めのお話になります。

こうお話しますと「なぜわざわざ質を落として着飾るの?良い物を付けて出かけたいじゃない!」との反論もあるようですが、実体験で複数のジュエリーを失くしてしまうケースのある私が行き着いた考え方です。

少しお付き合いいただき、この考え方を聞いていただけはしないでしょうか<m(__)m>。

もちろん高級なジュエリーも持ち合わせることもしたいので、「ランク分けをして持ち合わせる」という言い方をしても良いかもしれません。

ジュエリー=高級品と決めてしまうことがかえってそのシーンごとにうまく対応できないことがあるものです。

ジュエリーののランク付けをした持ち方例

大のジュエリー好きとして、たくさんのジュエリーをこれまで収集。

もともと地金の18金のイエローゴールド、ホワイトゴールドを中心にコレクションしてきました。

元は地金が高価な本物が好みなのです。

そして、「本物」ということをコンセプトに、天然石と18金の留め具の組み合わせをしたパワーストーンとか宝石質の研磨された透明感あるやや高価な天然石を自分でつなげてハンドメイドの天然石ジュエリーにカスタムした経験をしてきました。

そのあたりのコレクションしてきたものというのは、いわゆる「コスチュームジュエリー」とのすみ分けです。

「天然」であるということが、コスチュームジュエリーの「プラスチック」などとは一線を画するのです。

ただ、本物にこだわって集める過程はとても夢中になるものの、集め切った後になかなか着用するに至らず、保管するだけにとどまってしまいました。

そこが私ならではのスタイルであり、特徴だったことなのです。

身に付けて着飾ることは得意ではない、華やかなシーンも好きではなかったのです。

。。ということで、現在は、出番のなかった「着用」の部分を「レンタルジュエリー」としてお客様にレンタルする事業をすることで、貸出しをすることに決めたのです。

そうすれば、ジュエリーがちゃんと活躍出来て、私の集めた意味もできます。

それは大変喜ばしいことであり、もしかして誰かを喜ばせることができるかもしれないからです。

私だけではどうにもならないジュエリーをいろいろな人に付けてもらい、その美しさを共有しようという事業です。

じゃあ、そのような私が全く身に付けないかというと、少しは身に付けます。

その内容が、動きの多い場面を想定した、もしかして、落としてしまうかもしれないリスクを考えたジュエリーばかりなのです。

動きの多いアクティブなシーンの想定

さて、アクティブな場面というのはどんなシーンになるでしょうか。

まずは、通勤を含めた、「仕事」の場面。

そして、仕事後、仕事以外の「娯楽、お食事」などの場面。

そして、旅行を含める、「遠出」の場面です。

これらは、実際どれも活動的。

お仕事ではよく働き、あちらこちらと足早に移動した時にジュエリーが揺れます。

仕事以外では、そのシーンに夢中になり、娯楽の最中にジュエリーには意識が行かなくなる時があったり、お食事場面では、お肉の油が飛んでジュエリーに付くかもしれません。

そして、遠方への旅行などの際には、これも旅行のシーンの移動などに気をとられ、ジュエリーへの意識までは行き届いていないのが現状だと思います。

そうしたシーンに高級なジュエリーを身に付けていくということは避けた方が賢明。

もし失くしたり落としたりした場合にその本来の目的別シーンが台無しになるからです。

このように思うことは自然な心理だと思います。

その活動での不利益を防御するための対策がこのたびのジュエリーのご紹介です。

「仕事」「娯楽・お食事」「遠出」シーンそれぞれにお勧めするジュエリーの3点セット

では、上に挙げました3つの場面に私がお勧めするジュエリーをご紹介しますね。

まずは、「仕事」の場面。

ティファニーのシルバーアクセサリーのセット。

実は3点共ティファニーであるところがみそ。

そして、3点に共通するスクエアモチーフでシルバー925製という地金の統一です。

仕事も業界によるとは思いますが、私としては、このあたりのアクセサリーなら自分表現に全く問題がないと考えます。

大勢の人達と近くコミュニケーションする場面ですので、これくらいのこだわりをしてもよいのではないかと考えます。

パッと目につくものというのは、より自分自身を分かってもらうきっかけになるものです。

ビジネスは大人の集まり。

「ティファニー」様はそういう意味で、誰もが認めるような良質なお品のイメージが定着しています。

シルバー925のシリーズはティファニーブランドの中ではお求めやすいお値段のランクだとは思いますが、地金の価値よりもブランドパワーが強味のジュエリーだと思っています。

よって、ビジネスのようなシーンにお勧めしたいのです。

そして、次のシーン、「娯楽、お食事」の場面。

粒のそろったきちんとしたライスパールが段差の2連になったショートネックレスのセット。

留め具もシルバークラスプでそこそこの良質感が感じられます。

ブレスはネックレスとお揃いの2連。

リングは、マザーオブパールというシェルがマーカサイトと交互にストライプ状に入ったシルバー925台。

このセットもものすごく高級ということではないですが、ある一定のレベルはあります。

突出し過ぎずある程度の良質な物というのは、お食事や娯楽の場面にちょうどいいのでは?と考えた組み合わせでした。

高級過ぎないというところがアクティブシーンのジュエリーの持ち方のポイントになります。

何十万円もするようなケタの違う真珠などは、気がかりで、思いっきり娯楽やお食事を楽しめないです。

次は、とても究極な場面、「遠出」の場面です。

かつて、遠出の旅行で時計を落としてきてしまったことがあります。

おそらく、腕に重いバッグが引っ掛かり、そのはずみで外れて気づかぬうちに落としていたという経緯だったと思います。

気が付いた時には、時計の行方が分かりませんでした。

旅先であれこれ探す時間もありません、警察にも行くこともありませんでした。

そういった悲劇の経験もあり、遠方へのジュエリー類というのは注意が必要です。

一番安全なのは、付けていかないことなのですが、せっかくの楽しい遠出、外出時にジュエリーを身に着けていないと気分も上がりません。

その場合に、万が一落としたり失くしたりしても良いようなもの、というところにポイントを置くわけです。

あこや真珠のヴィンテージもの。状態が悪く黄色みがかった色で真珠の質は良くないです。

本来淡水真珠よりも高級ですが、状態が非常に悪いこれら。

このまま味わいあるビンテージのクリーム色として気兼ねなく使っていくのです。

ネックレス、ブレス、リンの3点共、同じように黄色みをおびた真っ白でない古い物。

その同じようなトーンを一緒に付けて、ヴィンテージ感ある味わいのセットとして気軽に着用していくのです。

もう、経年のお品ですので、万が一があっても悔やむということにまではならないです。

購入金額も¥1,000-¥1,500の範囲でした。

一方、質のレベルは一定レベルがあることもポイント。

もともとあこや真珠という良質なお品であったという過去の姿もちゃんと投影されていることもこのセットの意味になります。

安物を集めたわけでは決してないという点ですね。

そこで、さらにご紹介したい工夫として、ここに付いていた問題のないお洒落なシルバークラスプは外して別にします。

そして、他の良い真珠の方へ付け替えるということをして、シルバークラスプをシャッフルするということをよくしていました。

そうして、失ったこのたびのヴィンテージネックレスの留め具などは、ステンレス製のダルマ板や引き輪のメッキクラスプの手持ちのものを活用しながら、その内容に見合ったレベルへ調整しました。

そんな部分でもランクのバランスが取れます。

リングはシルバー925台のそのままです。昔の突き出したようなビンテージ感たっぷりの台、これも見方によっては価値があるのです。

最後にもう1セット。ゴールド1色、そしてメッシュ系でそろえました↓。

まさにコスチュームジュエリーといった感じのセットです。素材のぱさぱさ感で統一。

ブレスやリングはメッシュのステンレス製です。ゴールドラメのタッセルペンダントのチェーンはステンレス製。

これでも、ちゃんとステンレス素材に統一したベースの部分での基本は考えました。

よって、メッキやプラスチックの素材よりは少しランクが上がります。

これらのアイテムは万が一遠出先で紛失したりするハプニングが起こっても嘆き悲しむことをせずとも、また同じようなアイテムを探していけそうな「量産品」なのです。

入手困難な1点物と対極に当たるものであることが、気軽に持てるのです。

どうでしょう、この価値観ご理解いただけると嬉しいのですが。。

あとがき

旅先、特に海外旅行では華やかで目立ち過ぎないこともポイント。

ジュエリー自体が無事でも、スリにあったりしやすいこともそのジュエリーのレベルを見て狙われることになります。

時と場合にジュエリーを使い分けるということがいかに意味のあることかがその究極な場面で分かるのですが、事前に対策しておく方が間違いなく平和です。

そうなると自然に、高級ジュエリーは、「おしとやかな席」が望ましい。

量産品の比較的お手頃なジュエリーは「活動的なシーン」が望ましいと決まってくると思います。

そんなこのたびの使い分けのお話でした。

すべてが高級でそろえる必要はなく、ランクに差があった方が問題が起こりにくいと言えます(^-^)。

コスチュームジュエリーの高級ラインと見ています、今や職人不足で希少価値のベネチアングラスのペンダント【188】

まえがき

「ベネチアングラス」。イタリア生まれの伝統工芸のガラス細工のことです。

日本でいう、「トンボ玉」とか「びいどろ」にその様相を同じくする美しいガラス工芸品です。

今では技術を要するこの製作の人手がないとのことで、希少なお品になってしまったようです。

今回、中古品を「メルカリ」様で購入させていただきました。

とてもお洒落で美しいです。出品者様、ありがとうございます(^-^)。

かっこいいペンダントにするためのチェーンのアレンジ方法

ベネチアングラスのペンダント:縦5cmx横3cmのビッグなスクエアモチーフ。

こういった大ぶりなトップは存在感があることは非常に良いのですが、ごつくなりがちです。

できるだけ軽やかなイメージにするためにチェーンを金属(ステンレスのゴールド)にして躍動感あるロングペンダントにしてみました。

よく売られているタイプのアレンジでは、「丸紐」なんかを束ねていくつかの層にしてセッティングしてあるものを見かけます。

が、あのアレンジこそごつくなる原因になるなのではないかと懸念。

ペンダントトップに色がよくなじみ、その色の延長上にあるようなゴールドの金属チェーンが良いと私は考えました。

もともと穴だけあいたペンダントトップでの購入でしたので、そこへカスタムを入れる必要があったのです。

今回もうすでにカスタムしてしまった状態にあるので、カスタムしていく過程を映していないのが申し訳ないです<m(__)m>。

簡単にまとめますと、まずチェーンを材料として用意し(「Ali Express:アリエクスプレス」という中国のサイトでお得に購入)、ニッパーでバチカン用にカット。

そして、チェーンの穴同士を丸カンで留めます。

1個だけだと不安なので2個使いで。

そして、さらに向きを正位置に整える目的で、さらなる2セットの丸カンをつなげ、そこへチェーンを通すという作り。

ポイントは、バチカン用のチェーンの穴をゆったりとさせ、丸カンが通るものでなければならないということ。

そこそこ線径の太いものがよいということも丈夫さを追求する上では安心です。

ペンダントのチェーンがステンレスなのだから、部品となるバチカン部分のチェーンも丸カンもすべて同じステンレス製です。

ここは「そこそこ良いレベルのコスチュームジュエリー」を作るためにこだわりたいところです。

その他のジュエリーアイテムとのコーデ

さて、ペンダントが完成すると、ジュエリー同士で組み合わせを考えます。

ジュエリー、コーデ両方好きな私は、この時がとてもウキウキします。

そして、合わせた組み合わせがこちら。

ブレス:ステンレス製のボックスチェーン。リング:「エンポリオアルマーニ」。

遠目で見るとボックスチェーンのスクエアがペンダントトップの形のスクエアとリンク。

エンポリオアルマーニのリングは、金の土台にマーブルの柄の樹脂。

ペンダントのマーブルの柄になんとなく馴染みます。

リングも四角いフォルムなので、こちらもトップやブレスの形とマッチ。

こんな感じで四角とゴールドをベースでそろえたジュエリーセット組みが完成しました。

洋服とのコーデ

そうしますと最後は、洋服とのコーデとなります。

順番が、ジュエリーからスタートのコーデとなりますが、こんな順番もあっても良いと思います。

今回の主役はベネチアングラスのペンダントですからね(^-^)。

さて、まずは、色を考えます。

そして、洋服の素材を考えます。

そうして、2色のワンピースにたどり着きました。

1)薄オレンジのワンピース。

1)この色は、ペンダントトップの中の1色のオレンジ色に同じです。

こうして、色を新たに加えるのではなく、今まで登場してきた色の中だけで解決していくというのは、スッキリとかっこよくまとめる秘訣とも言えます。

黒のワンピース。

2)黒のワンピースは注意点があります。

喪服寄りにならないよう、気を付けるというもの。

あまりにきちんとしたデザインは喪服を連想してしまうのでリラックスした「抜け感」も大切。

では、この黒で懸念の喪服寄りになってしまうのを気を付けなければならいという点で、どうしたら喪服みたいにならないのか。

これを考えます。

それは、まず素材です。

喪服はてろんとした高級感ある素材ですので、その逆の、綿や麻などのがさっとしたカジュアル感ある生地が良いと考えます。

絶対ポリエステルがだめということではないですけれど、確実に喪服から離れるには。。という対策としては良い方向に行けます。

洋服のデザインは、フリルがごちゃごちゃ入るよりも、シンプルなすっきりとしたラインが、結果ベネチアングラスが引き立つと考えます。

ただ、喪服寄りから遠ざけるには、そこそこワンピース自体にデザイン性があっても良いでしょうね。

では、洋服とジュエリーを並べてイメージを膨らませてみました。

リングのもやもやの中のオレンジ部分の色がリンクして楽しいです。
黒はペンダントトップにもリングにも入り込んでいる色ですので、うまくなじみます。

ベネチアングラスは結局何テイストで付けるとかっこいいのか?

私のアイデアとして1つあるのが、カジュアル寄りの「ネイティブ」テイストが良いかと思います。

黒の喪服に寄りすぎないという部分の意識ももちろんありますし、黒の洋服でいくと決めた場合に特にこのテイストが効果が出そうです。

もう1つは、ベネチアングラスそのものが生まれた背景がその地方特有の「民芸品」なので、そこをコーデの雰囲気に込めていくことで分かる人には分かるという「深み」が生まれるのです。

そうすると、「ラテン民族」的な雰囲気の民族衣装のような雰囲気のワンピースなどが浮かびます。

あとがき

以上、コーデをジュエリー同士、洋服とのコーデという2段階にわたって行ってみました。

私はいつもこのようにアクセサリーだけでコーデして、洋服と合わせていきます。

たくさんアクセサリーを持っている場合こういった方法もあるということです。

最後に細かいアイテムで悩むということが少ないかもしれないので、ぱぱっと全体コーデの準備が進んでいくということでは大変スムーズな時間の使い方となるかと。

この、「ごつくなりがちなアイテムをスタイリッシュに装う」というようなテーマは、「木彫りのペンダント」とか「七宝焼き」など超古典的なアイテムにも引用できるような考え方です。

アンティーク品などで難しそうなペンダントトップを見つけた際にはこのたびのご紹介が何か一助になればと思います(^-^)。

白翡翠のビッグペンダント+シェルピンク透かしフラワーを自作アレンジでエレガントコーデに装う時に統一の共通部分【171】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

天然石の中でも翡翠は価値ある美しいお品であると認められています。

実際手に取ってみてそのサラサラな感触や彫りの美しさにその価値を実感します。

天然石の証として、触ると特有の冷たさがあり、ひんやりと感じる点が本物なのです。

ある時期に、翡翠にはまりました。

特に面積のあるビッグな彫りや透かしが美しいものを中心にコレクション。

ペンダントトップ用に、もしくは飾りのような感じで1か所だけ穴が開いている。

これを自分でペンダントにして身に付けて使えるものにしていくのです。

そんなことを幾度か繰り返すうちに、ペンダントの「バチカン」を丸カンでアレンジするようになりました。

翡翠にキズを付けてしまわないよう、ポンと外れてしまわないためには、丸カンが一番安定するのだという考えにたどり着きます。

今回は、そんな自作アレンジを含めて実現した翡翠のお洋服との馴染ませ方の例をご紹介したいと思います。

翡翠はごつくなりがちですが、工夫をしながらすっきりとさせ、気兼ねなく使いやすいジュエリーにしていきます。

ビッグ翡翠の彫りをロングチェーンのペンダントにして実用的なジュエリーにアレンジ

翡翠は貴重でお宝的な物なので、ついつい骨董品扱いして、愛でるだけのものになってきたと思います。

その翡翠を使えるアクセサリーの方向に工夫して、もっと手触りとか心地よさを身に付けながら感じられるジュエリーらしいものにしたいのです。

そこで、こんなペンダントにアレンジ。

白翡翠のペンダント:そこそこ重いのでバランスよく、太い線径の丈夫なチェーンやバチカンを意識。

どうでしょう。このペンダントなら、ごつ過ぎず、思わず手を伸ばしてみたくなります。

まず翡翠トップの小さな穴にステンレス製の輪をキズを付けないように上手に通します。

翡翠自体に厚みがあり、クッキーのようなイメージです。

そこへバチカンとして丸カンを通すには、通常の既製品のシルバー925タイプなどの限度が直径7-8mm程度。

7-8mmの直径では、穴にはなんとか通っても翡翠にぶつかりキズを付けてしまいます。

そこで、ゆったりと大きな直径の鍵用のステンレス製二重リングを使いました。

二重リングのままでは、これまた、穴へ通す際に翡翠を傷つけてしまいますので、丈夫なペンチで二重を一重へあらかじめアレンジ。

カットする場所をうまく考え、最終的に丸カンとして出来上がるよう、他の部分を1か所だけカットするのです。

ステンレスは強固なのでこのカットが困難で、そこが苦労する点。

良き強靭な道具があればなおよいです。

そうして、クッキーのような厚みのある翡翠にゆとりを持った直径1cm以上の丸カンを通してまずはバチカンが出来上がります。

重みが合っても簡単にはステンレスの輪は開きません。

次に、バチカンがステンレスなので同じステンレス製のチェーンを調達。

翡翠の彫りの柄にリンクするフィガロチェーンがエレガント♪。

ステンレスとかシルバー925はカジュアルに寄りがちですので、透かしデザインのチェーンを選ぶなどチェーンのデザイン面を工夫します。

ビッグ白翡翠のペンダントに合うブレスをハンドメイド

さて、続きがあります。上の白翡翠のペンダントをジュエリー同士でコーデしていきます。

そこで考えたのがブレスレット。

ここでもっとエレガントに飛躍していきます。

ハンドメイド製作したピンクシェルのブレス:間の小さな丸カンは925の縄模様の線形0.76mmx5mm直径のもの。
留め具もシルバー925。天然色のピンクの濃淡がとても美しい透かし花デザインの天然シェルパーツ9枚。

このブレスに関しては製作過程を後で貼りますYouTubeでご視聴いただけます。

まずピンク色の綺麗な桜色がペンダントの白に綺麗にマッチ。

シェル1パーツのお花は透かし彫り。

そしてラウンド型のフラワーというところが最も重要で、ペンダントのそのフォルムにリンクするのです。

こうしたペンダントとブレスの相性の良さは、ハンドメイド部分を導入することで実現できたと言えます。

さらにリングも交えたジュエリーコーデの完成

ホワイト瑪瑙の多面カットリング、透かしのボタニカルな平打ちリングを加えました。
アイテム同士が形や色でリンクしてまとまります。

洋服とのコーデ

翡翠というのは、ややオリエンタルな雰囲気です。

そのままの雰囲気で和風とか、ネイティブ風な装いに付けるのも良いですが、この翡翠をもっとヨーロッパ寄りな雰囲気に作り上げることが新しいアイデア。

そうすると、ブレスのお花モチーフ、ピンクシェルということがかなり影響力を及ぼします。

もともと翡翠に彫られているのは、ドラゴン(龍)と鳳凰。

けれども柄がはっきりわからず混み合っていてかえって抽象的でクセがないのです。

よって、ボタニカルなツタの葉模様などとも相性大丈夫。

そして、また白というのが美しい。

この綺麗な白を活かした洋服のチョイス、考えてみました。

モノトーンの小花柄とかボタニカル柄のワンピース。

とてもアクセサリー達が映えるのではないでしょうか(^-^)。

こんなモノトーン花柄ワンピースに合うイメージです。

あとがき

ジュエリー同士をコーデすることに今後も熱を傾けていきたいです。

とても真剣になり、「生きがい」とさえ感じる瞬間です。

この組み合わせも渾身の悩んだ末のもの。

楽しい悩みという何か矛盾したような感覚ですが、その部分を大切にしています。

翡翠は、現実的には、敬遠されているようなのですが、なぜでしょうか。

あのグリーン色が差し色になりにくいから?、古臭いイメージがあるから?。

同類で、鼈甲、琥珀などもヴィンテージ物は数が多いのですが、上手くお洋服に合わせにくい敬遠された天然石(正式には亀の甲羅や天然樹脂)だと思われているようです。

グリーン、オレンジというのは、結構お洋服とのコーデでは浮いてしまうから難しい、そして出番が少ないからあまり重宝しないのでしょうか。

しかし、これらはどれも今では入手が難しい貴重な過去の産物。

そして、その色はあくまで天然の色。

考えてみるととても素敵なことです。

こういった難しい、ごつくてダサくなりがちな天然石をいかにかっこよくお洒落に新しく装えるかは課題です。

こういった難しい色などは、装いの最後に考えるのではなく逆の発想で、最初にこの翡翠のグリーンのネックレスに遭うお洋服は。。などと考えていくコーデもあっても良いと思うのです。

過去の眠っているお品を呼び起こし、未来に向かう装い方を今後も研究していきたいと思っております。

まずこのたびの白い翡翠は、第一歩。

本来ペンダントとしては積極的には装われてこなかったものだと思います。

使えることがやはり、「ジュエリー」になりうると思います。

どんな風に組み合わせていけば装いやすくなるのか、そんなことを今後もたくさんお伝えしてまいりたいと思います(^-^)。

同じフォルムを集めると素敵になり「粋:いき」になる、グリーン系のマルチストーンが集まった18金ジュエリーの徹底改良の末の姿【438】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「インクルージョン」という言葉をお聞きになったことがありますでしょうか。

宝石のストーンの内部に見つかる「内包物」の事です。

これを「処理」によって消してしまうことで全体に均一な宝石にできあがることが果たして美しいと言えるのか、それとも、内包物を残し「天然の証」として価値を入れた宝石で完成とするのか。

これには価値観が分かれるところかもしれません。

自身はかつて貴重な体験をさせていただき、この「内包物=インクルージョン」が入ったビッグペンダントに出会ったことがあったのです。

お店の店員様からのこのお話をお聞きし、当時迷わずこちらに価値を置く選択をしたのでした。

実際には、同じお店にも類似品の「処理」をしたものが、比較的お買い得品として販売されていたところを見ると、どうやら「インクルージョン」の価値は確かなものであるとも言えるのです。

ただ、世の中の宝石は、大半が「処理」をされ、多くの人が均一感を選ぶような気がしています。

もしかして、こういったことは、国や民族特有の考え方が反映した文化なのかもしれません。

特に日本人は、真珠なども整った「あこや」を愛でる傾向があり、欧米の人が好むいびつな「バロック」にはどちらかというと価値を置かないようなのです。

このたびは、まさに上述のエピソードにある「インクルージョン」入りの「クォーツ」という黄緑色のストーンのビッグペンダントから始まるジュエリー同士の組み合わせをご紹介したいと思います。

興味深い点は、前案と後案があるのですが、どちらも高級地金の18金が使われているセットだということです。

ちゃんとした本物になっているジュエリーだったのに、それでも改良した理由は何だったのかなどのエピソードをふまえながらお話してまいりたいと思います。

四角でそろえたフォルムがすっきりとした前案をもっと強調した後案

4点セット(前案):ペンダントトップはかなりビッグです。リングは類似品の2個重ね付け。
〇ペンダント:K18YG台「クォーツ」の大粒。縦20mmx横18mmの大粒。K18YGの喜平チェーン50cm。

写真に写すとライムグリーンのような色に映りますが、目で見ると綺麗な黄緑色です。

〇ブレスレット:K18YG製の喜平2連。チェーンのデザインに歩調を合わせます。2連だと個性が増し嬉しいです。
〇リング:左は、K18YG台のマルチカラーのハーフエタニティ14号。右は、K18YG台のトルマリン。13号。

マルチカラーリングが入ることで、グリーンに寄り過ぎた調整をする効果が芽生え有難いのです。

リングはたまたま同じようなデザインに巡り合ったことで一緒に使うということを考えた2点同時付けの案の当初だったのですが、1個ずつは少し普遍的だったのです。

このことから、厳しくラインナップを見直した、「本物志向のレンタルジュエリー」の大改良の2022年のこと。

チェーンやリングを変えていき、セットの内容が思い切って改良されました↓。

3点セット(後案):四角で統一ということを一層強調したものに。。その反対に意外なボールチェーンも引用。

このセットはバランスをじっくり考えたものになります。

以前は、四角いモチーフには、「ベネチアン」や「ペーパークリップ」のチェーンの方が合うのではないかなどと思っていたのですが、どうしても使いたいボールチェーンのツイストタイプのチェーンがあったことで、四角モチーフに対してボールチェーンを初めて組み合わせたのです。

意外であることの違和感解消のために、同じボールチェーンのブレスを投入した理由はそういうことです。

こうして見てみると、合うものです。

チェーン同士がリンクしていれば合う方向に寄ってくれることがあると初めて気づきました。

ちなみにリングの3ストーンの中の黄緑色は、ペンダントの「クォーツ」と同じで、ここもばっちりリンクしています。

あとがき

実は、前案のリングx2個は、「本物志向のレンタルジュエリー」スタート時に、それまで集めてきた収集時代のものそのままでした。

やはり、個人で集めることは、少し「妥協」が入ることがあり、自分さえ妥協すれば予算の範囲内で。。などと購入することもありました。

このことは、「事業者」としての収集との違いであり、ゆるりとした楽しいものになる点は良いのですが、レベル的には普遍的な域を超えることがありません。

本当に、レンタルジュエリーを始めて良かったと思っておりますのが、厳しくレベルアップを思い切った徹底さで追求していけるようになった点です。

その代わり、自身がこれらを付けてお出かけすることは一切ございませんでして、すべてお客様のための品物なのでございます。

「高級地金+宝石」に完全特化したのが2022年だったのですが、もっと以前にも「高級地金+宝石」で組み合わせてあったラインナップさえ事細かに見直しているのでございます。

そのような複数の変遷や改良をして変化を続けてまいりました「本物志向のレンタルジュエリー」、今後とも是非よろしくお願いします(^-^)。

お洋服のグリーンにリンク、メロン色の「プレナイト」と青緑の「フローライト」のハーモニーはこうして美しく奏でられた【400】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「差し色」になるアイテムとしては、「小物」がまず挙げられます。

帽子・ベルト・バッグ・靴。。

そして、ジュエリーもその役割を担うことがあります。

このたびは、ジュエリーを3点セットに組み合わせ、グリーン系のお洋服に良き差し色となるよう工夫しましたその姿をご紹介したいと思います。

ジュエリーそのものだけのセットも「コーデ」となっているところがいわゆる「入れ子構造」です。

同じグリーンカラーではなくても、お好みのカラーに是非応用していただき、お役に立てれば光栄でございます。

ネックレスのカラーを「ステーション」デザインの配置にした「一癖」が生きたネックレスから始まったジュエリー同士のコーデ

3点セット:全体にグリーン系という印象ですが、それほど多くカラーが登場せずさっぱりしています。
〇ネックレス:「プレナイト」というメロングリーン色の64面カット8mm珠。K18WGの留め具。48cm。

自作なのですが、多くのストーンの中からこの2種を組み合わせることが希少価値を高めます。

ベースのプレナイトの薄グリーンの配色にコンスタントにフローライトのグリーンだけを配置。

遠目では柄に見えますので、インパクトが増すという効果があります。

〇ブレスレット:「ぺーパークリップ」デザインが存在感あるK18WG製。18cm。
〇リング:「シャネル」のプラスチックリングでサイズは、15号程度。オーロラ加工が入る透明感あるグリーン。

その後の徹底改良で変わっていった組み合わせ

2020年の組み合わせは以上のようなものでしたが、その時の最大限の考案のもと生まれたものでした。

その後2022年に至ると、天然石の連物を廃止、ハイブランドコスチュームジュエリーも廃止、地金もボリュームをアップ。

そうして、たっぷりの高級地金と宝石で作られる「本格派ジュエリー」ばかりへとラインナップが改良されました。

とは言え、過去の2020年の中にあったコンセプトとその後の改良でレベルアップした2022年以降のコンセプトに揺らぎはありません。

セットになったお洋服に合うジュエリーを選びやすくしてあるというベースは続行中で今後も変わることはない重要な特徴となっています。

3点セット(2022年以降):グリーンのお洋服に合うような差し色入りの高級地金と宝石の本格派ジュエリーへ。

すべてが「本物」です。

ネックレスはPT850製の切子デザイン、ブレスレットはK18WG製、リングはPT900台のトルマリン。

今後ここへかつての「連物」や「コスチュームジュエリー」が混ざることはありません。

「本物に特化」するところに行き着きました。

あとがき

「入れ子式」のコーデは、ジュエリーだけの3点セットでも渾身のベストな組み合わせとして完成され、更に、お洋服との装いの中でも溶け込む方向へも、差し色になるようにも可能性を秘めました。

当「本物志向のレンタルジュエリー」は、ジュエリー1点だけの美しさも十分追求のもと、更に、最終的なお洋服の装いの中のジュエリーの存在感も意識したものなのでございます(^-^)。

ブルーとピンク好きな方にお聞きしたいこと、2連段差のネックレスはどちらのトパーズが長い方が見栄えが良いのか?【454】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

コントラストがある程度ある天然石を同時付けするネックレスにおいて、自身が悩むことがありました。

それは、「本物志向のレンタルジュエリー」開始当時の2020年の頃のことです。

ブルートパーズとピンクトパーズの連ネックレスの段差重ね付けでその悩みは発生しました。

一緒にご覧いただき、1つのご意見を持っていただければと思います。

とりあえず天然石の珠の連の長さそのままに従って決めた色違いのネックレスの段差のカラーの位置の比較

〇ネックレス:短い方38.5cmはブルートパーズ、長い方44.5cmはピンクトパーズの段差。留め具はK18WG。
〇ブレスレット:ダイヤモンド1ctのテニスブレス。台はK18WG。
〇ブレスレット:K18WGの木目調のブレスレット。ヘリンボン柄みたいで、シングルの割には太め。
〇リング:K18WG台に、ブルートパーズやピンクトパーズなどの寒色系のパヴェのマルチカラー。16号程度。
5点セット:元の連をフルに使った自作の段差ネックレスは玉の数に従ってこうなりました。

何となく違和感があるのはコントラストが利き過ぎた2点だからでしょうか。

なかなか腑に落ちなかった段差の配置でした。

例えば、太口ボーダーの柄の配置の時に、グラデーションになった3色:白、グレー、黒をバッグの底に黒を持ってくるという考え方は、「重いカラーを下の方へ」という腑に落ちる考え方を配置に落とし込んだもの。

しかし、それが正解かどうかは分からないものです。

ちなみに、反対の位置になった様子はこちら↓。

段差を上下入れ替えてみたシミュレーション:やはり全体を俯瞰した写真じゃないと判断付きにくいですね。

このブルーとピンクも白っぽく遠目では映るブルーを上に、濃く映るピンクを実際に下側にしたのは重みのイメージをある程度考えたことで当初は納得していました。

その後、2022年にはこうした連物はALL廃止。

「高級地金+宝石」が徹底された本格派ジュエリーに特化したラインナップへと大改良があった「本物志向のレンタルジュエリー」でした。

そうして、その後のセットは、こんな風に↓。

3点セット(新案):もうかつてのバイカラーの面影は有りませんが、リングが少し似ています。

もはや、以前のセットからの変更のセットではないかとのように見えますが、これが該当します。

あとがき

このたびの、ブルーとピンクの配置のどちらかというのは結論は出さずに問題提起のままに致します。

ピンクとブルーコンビをファッションやインテリアに取り入れている方は結構いらっしゃいますので、きっと独自の考え方をお持ちだと思います。

もし、この記事に到達したご縁がございましたら、一度考えてみてくださいませ(^-^)。