数多いリボンモチーフの中ではダントツ、動きの無い整然としたフォルムがしとやかさを感じるフォーマル向きなブラウンダイヤペンダント【475】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

リボンモチーフのペンダントトップは本当に多いです。

このリボンモチーフというのは、実はクセのあるデザインだと言えます。

よって他のジュエリーアイテムと組み合わせる時の困難があります。

リボン自体が独特のデザインであるところに、組み合わせにおいてもなかなか相手が見つけにくい。

そこで、ご提案させていただきたいのが、リボンモチーフが意外と「四角いアイテム」と合うということ。

丸よりも四角い感じと合うことが多いです。

リボン同士はの同時付けは全く同じ以外かえって難しく、別のデザインのリボン同士だと、2つのクセが混在しかっこよくありませんのでお勧めできません。

それよりも、主役であるリボンを中心に回りの他のジュエリーをリボンになじむようなフォルムで飾るところが全体としてまとまったすっきり感ある「粋:いき」になると考えております。

リボンモチーフが四角フォルムと相性が良いのは結び目の四角がリンクするから

ブラウンダイヤがテーパードカットでデザインされた整った形のリボン型ペンダントトップ。

ブローチっぽさがありますが、これがペンダントトップであるところが意外性があります。

横が3cmある結構なサイズ感。

リボンの真ん中の四角い部分はどのリボンにも共通する「結び目」。

これが四角との相性を作る唯一の部分だと思っています。

とにかく、今までいろんなジュエリーを見たり集めたりしているうちに、リボンモチーフにも多々出会うことがありまして、その時の組み合わせに悩みながら出した答えの1つです。

このダイヤモンドのカットがより四角っぽい形であることも、一層四角にリンクする部分が増えています。

チェーンはこのリボンの整然さを活かし、50-60cmがしとやかでお勧め。四角さと足並み揃うベネチアンで。
ブレスもボックスチェーンを採用。リングはほぼペンダントに同じブラウンダイヤのバケットカットボーダー。

今回は、ペンダントがリボンモチーフで、これを主役としてブレスやリングを合わせていきましたが、例えば、リボンがリングのモチーフになっている場合も同じように考えます。

リングを主役にして、ペンダントは普遍的な四角いフォルムでなじませるとリングのリボンが際立ち全体もすっきりとします。

とにかく、クセのあるモチーフを主役にしていく考え方が組み合わせを成功させるコツだと考えます。

あとがき

いろいろリボン型を見た中では、特に四角いモチーフと合わせやすいのがこの度の整った形のリボン。

しかし、アシンメトリーに片方のリボンが長く左右対象でなくても、真ん中の結び目のおかげで四角と合わせやすいのがリボンです。

じゃあ四角以外で何か合わないのか。。

これは一度考えてみていただきたいのですが、新たなデザインが生まれてしまって結局単純な形の中から探すことになるのです。

そうして自身では四角が合うと行き着いています。

あくまでも1個人の考え方ですが(^_^;)。

主張し過ぎない「しとやかさ」はサファイアとダイヤモンド半々デザインのおかげ、ネイビーカラーのお洋服にリンクするネックレスとなる【474】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

サファイアの青色は決して派手ではないのですが、高貴な感じがしますね。

サファイアには、トルマリンと同じように色の展開が豊富です。

その理由は、サファイアというネーミングを付けるルールにあります。

オレンジサファイア、イエローサファイア、ピンクサファイア。。

元は「コランダム」と呼ばれる透明の鉱物。

ここへ、その後の成分の混ざりで枝分かれするようにいろんなカラーのストーンが出来上がっていくのです。

その際に、元のコランダムから、赤になった方が「ルビー」、赤以外の色に関しては総称で「サファイア」と呼ぶことを定義づけられています。

よって、もしそう決められなかったら、いろんなストーンの名前が生まれていたかもしれません。

しかし、元の鉱物を軸にした考え方から他のストーンと同じように足並みをそろえた結果ということ。

これがサファイアがマルチカラーで多く拝見する理由です。

このたびは、典型的なネイビーカラーのサファイアが使われているネックスをご紹介したいと思います。

地金の色の効果

石の色が紺(サファイア)と透明(ダイヤモンド)の2色半々、台がイエローゴールドのショートネックレスのご紹介です。

ストーンのカットがマーキスカットと呼ばれる種みたいな尖った形も特徴。

ややクールに装えるジュエリーです。

K18YG台サファイア/ダイヤモンドネックレス:フルエタニティーな点が豪華。もっと近づいてみます。↓
サファイアとダイヤモンドが共にマーキスカットでとてもスタイリッシュです。幅は6cm程の控えめなもの。

この黄色い色のイエローゴールド(YG)が間に入る効果は大きいです。

サファイアの青は、使われる地金の台がK18YG、K18WG、PT850/900どれも平均的であるようですが、イエローゴールドが入ることで3色の色になってより華やかになっていると映ります。

個人的には、サファイアのダークな紺色に対してイエローゴールドが華やかさへの一歩を勧めてくれるような良きバランスをとってくれると思います。

3セットの組み合わせ:マーキスカットの種のようなモチーフがどのアイテムにも入ります。

あとがき

台のあるネックレスはダイヤモンドだけの場合もありますが、コーデの幅が広過ぎてオールマイティーです。

ただ、何でも合うとなるとかえって迷いも出てきますので、このたびのサファイアが入ることで合わせるお洋服のカラーが絞られて、その縛りがかえってお洋服の色を選びやすくしてくれるかもしれません。

ネイビーのサファイアとばっちりリンクする紺色のドレスやワンピースはやはり一番だと思います。

パープルやブルーの青味系統で選んでも良いのですが、コーデがすっきりと垢抜ける、つまり「粋:いき」になることを考えると新たな色をこれ以上使わない紺色1色のワンピースは最もお勧めしたいお洋服です。

とはいえ、黒コーデに合わないかというとこれもミステリアスで素敵になると思うのです。

白コーデにも合うと思います。

バイカラーになってはいますが、合うお洋服が無くて困るということはないと思いますので、使えるネックレスになってくれると思っています。

カラーストーン入りのジュエリーを選ぶ際には、使い道を想像して、お手持ちのワードローブに既にあるお洋服に1つでも合うアイテムを見つけると必ず出番が見込まれます。

常に、そのアイテムだけを見るのではなく、「想像/イメ―ジ」によってそのアイテムが存在する全体コーデを考えることが購入後のコスパが高まる秘訣だと思います(^-^)。

ピンクトルマリンに更なる優しさが生まれるフラワーステーションブレスを見ながらダイヤモンドの効果的な使われ方を愛でる【473】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタル事業をさせていただいております。

このたびは、文句なしに整った可愛さのあるフラワーブレスレットのご紹介です。

ピンクのストーンは豊富で、ピンクサファイア、ピンクトルマリン、クンツァイト、モルガナイトがどれも誕生石にラインナップされていてその名が知れているストーンです。

以前に、ルビーやサファイアがぎっしり集結した宝石をお写真で拝見したことがありましたが、単色の密集はパンチはありますが、濃度が濃すぎると言いますか、何か腑に落ちなかった記憶があります。

まるで赤い薔薇を程よくマイルドに調和させてくれるカスミソウのように、宝石もダイヤモンドの小さな粒がその役割を担ってくれることがあります。

ダイヤモンドを間に挟むことでうんと宝石が優しく美しくなるのです。

その効果が大変分かりやすく現れているようなこのたびのブレスレットです。

パヴェダイヤモンドの効果のすごさ

ダイヤモンドのデザインの使われ方の効果という見方をしてみます。

その見方から、このたびのブレスはとても効果を発揮していると思います。

ピンクトルマリンxダイヤのテニスブレス。K18WG台。

もし、ピンクトルマリンが、ぎっしりと並んでいたら。。

確かにピンクの色が濃く映りはっきりとはしますが、この方がダイヤモンドとのバイカラーによってマイルドになっています。

お花でいう薔薇の周りにあるカスミソウのようなダイヤモンドの役割を感じます。

ぼやけて目に映る交じり合った感じが主張が強くなくて好感。

ダイヤモンドが主役ももちろんありますが、こうした他の石の脇役のような役割もあるのだという新しい発見でした。

随分と質の高い脇役ですが(^_^;)。。

ピンクトルマリン自体がミステリアスなピンクであることも相まって良い雰囲気を出しているよう。
3点セット:こんな風にフラワーモチーフをリンクさせた3点。リングの真ん中は同じ六つ花の花柄です。

ペンダントトップの連結フラワーの上のピンクのストーンは、「モルガナイト」です。

「モルガナイト」はサーモンピンクのような色合いです。

やさしくて可愛いですね。

その下の濃グリーンのフラワーは、「グリーンダイオプサイト」。

宝石に使われるには、ややレアストーンです。

あとがき

お花もいろんな形がありますが、ピンクストーンとまあるい感じの小花のデザインがよく合っていると感じました。

フラワーモチーフは、ストーンの粒を並べて形作る特徴あるモチーフとしてはシンプルな方なのだと思います。

よってこの六つ花はベーシックであり、とてもたくさん見つかるかと思います。

多くあるからこそいろいろ見てしまい、どれもそれぞれの良さがありはまってしまいます。

ここまでドはまりしながらも、実は、私が付けることはありません。

レンタル事業用のお客様用なのです(^-^)。

よくあるデザインの中での差別化、ずっしり重みがある2ctダイヤモンドのサークル型ペンダントトップ【472】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただ自分用にジュエリーを集めていただけの時代の2017年くらいまではダイヤモンドは色の無いストーンであると敬遠していた自身。

しかし、レンタルジュエリー開始の2020年夏以降、実際にお客様がレンタルをしてくださった中でのフィードバックから、ダイヤモンドが不動の人気のストーンであることを実感します。

どの道もう、自身が自分の装いの為にジュエリーを集めていくことはありません。

レンタルをご利用いただくお客様に受け入れられ喜ばれるストーンを選ぶとなるとダイヤモンドにも本気で目を向けていくことにしました。

今まであまり目を向けていなかった分知識薄な自身がだんだんダイヤモンドの知識を徐々に増やしていきます。

1ctというのは基本的な定番のような石の分量です。

分量と書いてしまいましたが、正確には重さとなります。

1ct=0.2gがダイヤモンドの質量。

たくさんの粒が集まったものは全体でct数が表される

1粒物のダイヤモンドはあまり華やかさを感じないことと、個性を感じないことから今後もレンタル品に取り入れることは難しいと考えます。

それよりも、「メレダイヤ」とか「パヴェダイヤ」という小粒がぎっしりと敷き詰められてデザインされたタイプに目を向けています。

これらが集まった全体がカラット数で表されます。

1粒で1カラットなくても、集まって装飾をなした状態での1カラットの方が断然華やかです。

直径が1.5cmのサークル型ペンダントトップ。全体で2ctのものです。台はPT900。

同じパヴェタイプの1ctとの違いは、輝きの強度が増すことです。

誰が見ても目に映る主張のある2ct。

平凡なよくあるデザインだからこそ別のそういった箇所で差別化を付けるという工夫。

これが1ctであれば、違うデザインを選んでいたであろう2ctならではの収集の意味を込めます。

装いの幅が広がるデザインの普遍さ、水玉ワンピースにもグッド

上述の通り、この品物は丸いモチーフですので、フォルムに本来はクセがあります。

ただ、普遍的であること、ダイヤモンドのストーンが乗ることでそのラウンドラインを緩和します。

丸い柄である水玉ワンピースなどには相性が良いかと思います。

同じプラチナ同士で歩調を合わせ、PT850製のコイルチェーン60cmに通しました。
ボタニカルな3セット:ペンダントトップの柔軟さを活かし、ブレスとリングでボタニカルに寄せます。

このセットだけ眺めていても、自然の草原をイメージしてしまいそう。。

無地のお洋服にもその足りなさをこれらで補う役割が出来ればとその活躍ぶりを期待します。

あとがき

ダイヤモンドは、台をPT900と組み合わせることの方が18金よりも多いようです。

そして歴史もあり、決まって「しきたり」的にダイヤモンドに対してはプラチナ台を使うのだという考え方を貫いたお品が多いのです。

手で持ち上げた時のずっしりとした重みは、台の丈夫さと2ct分のダイヤモンドストーンの集まりのせい。

こうしてダイヤモンドを見る中で、昔は、K18YGの地金一辺倒であった自身の好みも変化し、PT850チェーンの素敵さに目を向けるようになりました。

そういった意味でダイヤモンドがいろんな地金も平等に見ていくきっかけをくれました。

こんなアウトプットもお客様に今後お伝えしていきたいです(^-^)。

ペリドットが集まった尖った木の実のような抽象モチーフのペンダントトップの使い道の豊富さ【471】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

ここから約50投稿に渡り、この<ジュエリー>カテゴリーで、新しく出会ったアイテムをこのようにご紹介していくことをしてまいります。

自身のコレクションではなく、お客様のレンタル用の品物になります。

ご紹介の投稿をする中で、自身の見方で選んだ理由やエピソードなどをめいっぱいお伝えしたいと思います。

18金やプラチナ台の高級ジュエリーですので、美しいきらめきがお写真でもある程度伝わるかもしれません。

装いのヒントになったり、意外と気軽に身に付けられる日常の装いの小物にもなるのだという気さくさを合わせてお伝えできればと思います。

近寄りがた過ぎる超ハイジュエリーではなかなか出せない「抜け感」も当店のラインナップで身近な使えるアイテムを目指します。

どんな印象に感じられるかを思い浮かべながら楽しんでいってくださいませ(^-^)。

抽象的なデザインの万能さ

ペリドットのペンダントトップ。台はK18YGです。松ぼっくりのミニチュアみたいなフォルム。

裏面の台の形から見ると、しずく型のようなフォルムです。

このように18金の台に乗った天然石のカットデザインの影響もあり、ベースの台のイメージからはもっと膨らんで表現されています。

はっきりした丸型とか四角型では「クセ」も強くなり、これに合う、これにはちょっと合わないなどの不釣り合いが顕著。

それに比べると、こうした抽象的な形は比較的どんな柄のお洋服にでも、どんな分野のお洋服にでも違和感はありません。

そもそもペリドットの黄緑色がK18YGの台によく似合います。

形式的な言い方では、黄色とグリーンが類似色にあるからすっきりと安定して目に映るのですね。

あとは、自身のアイデアなのですが、こうしたコンパクトなモチーフのペンダントトップを40cm程度のショート丈のチェーンで合わせがちなところを、ロングチェーンの採用で差別化をはかります。

80cmロングのチェーンに合わせたペリドットのペンダントトップ。

ギザギザした周囲に対して、角あずきのチェーンがマッチ。

3点セット:その他のジュエリーとの組み合わせを考えてみました。

ブレスレットはゴツゴツした様相のチェーン編み込みタイプのK18YG。

ペンダントトップのモチーフのゴツゴツ感とリンクします。

リングはマルチフラワー3連K18YG台。

暖色系のフラワーは黄緑のトップとカラーの相性が良いです。

地金は3点共共通に揃えてまとまりを強くします。

あとがき

ペンダント、ブレスレット、リングという3アイテムを1セットとして組み合わせを考えていくのが自身のお仕事の役割。

こんな感じで、セット物に関しては、ジュエリー同士だけであらかじめ組み合わせを決めておきます。

単品物は、ペンダントの場合トップとチェーンのコンビだけで終了、また、ブレスやリングはそれぞれ1アイテムだけで1セットですが、それらも、他のアイテムとの組み合わせ可能なように配分よく意識的に集めていきます。

以上は、当レンタルジュエリーにおける事業者としての組み合わせの自身のケースですが、この考え方は万人に共通で行けます。

おうちのワードローブにおかれましても、多忙の中バタバタしてジュエリーの組み合わせを考えるよりも、あらかじめ組んでおいて、お洋服にベストマッチな組み合わせをパッとセットごと選ぶという「時短」が実現できます。

もしかして、自身の組み合わせその通りがベストではないのかもしれません。

その辺りはフィードバックをいただき感じ取りながら入れ替えをしていくこともします。

もしくは、自身の心境の変化も大切にし、入れ替えなどもあり得ます。

そうして、リフレッシュも時々はかるような見直しもしてまいります。

とにかく、使っていない時も眺めているだけでも幸せを感じるような素敵なジュエリーコーデを目指していきます(^-^)。

最初は何かの間違いかと思った、黄色いイメージのK18YGの種類の中にある白っぽい「青金:あおきん」の存在を初めて知った貴重なペンダントトップ【470】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日も、宝石商の方と偶然お電話をする機会があり、その時の会話の中で、地金のお話が出ました。

大人気のホワイトゴールド、現在地金の中では首位のようで、プラチナを抜いた価値に価格が変動したそうです。

そのホワイトゴールドは「K18WG」と刻印されていることが多いです。

同じK18までは刻印が同じで、末尾が、YG、WGに分かれた方のWGがホワイトゴールドです。

このたび、思わずK18WGなのではないかと疑った不思議なK18YG台のペンダントトップのご紹介です。

この出会いがあったからこそK18YGの色の展開が複数あるという実態を知ることができました。

今までの浅い知識を少し掘ることができた貴重な経験です。

K18WGの正体は元はK18YGだったこと

ここ最近ありがたいことに新しい学びを得られています。

まず、K18WGの刻印のあるペンダントのカラーを写真でどうぞ↓。

K18WGの刻印のあるペンダント・・・誰が見てもK18WGとはっきりわかる色味です。銀色ですよね。

次に、K18YGの刻印のあるチェーンをどうぞ↓。

K18YG製のチェーン・・・誰が見てもK18YGとはっきりわかる色味です。 黄金色です。

じゃあK18YGの刻印があるこちらはどうでしょう↓。

K18YG(青金)の台のペンダントトップ:K18YGが正解です。一瞬18WGでは、と思ってしまう白っぽさ。

私が最初に出した答えはK18WG。

「K18WGのロジウムメッキがしていないものである」という自身なりの定義に基づく判断でした。

実際は、「K18YGの色味が白っぽい展開のカラーのタイプ」だということが正解のよう。

いくら白っぽくても、K18WGとは全く違う黄色っぽさがあるのです。

手持ちのK18WGと比べてみても明らかに黄色っぽくはありまして、本当にK18YGだとは信じがたかったのが最初の印象です。

まず、K18という刻印は、割金25%の一般の18金と判断する「証」となります。

この色の薄さから、K18のもっと数字の低いK9(9金)、K5(5金)などとも考えがちですが、刻印のK18がその可能性を打ち消します。

色の違いを分かりやすく、3点を比べた写真をご用意しました。

YGとWGのちょうど真ん中っぽい色をしているのでとても難しかったです。

プロに聞くK18YGの豊富さ

結果的には、このお品は、間違いなくK18YGとのこと。

割金に銀が多く使われていることが原因。

そうして、このようなグリーンともベージュとも呼ぶような金色がK18の輝きを放つということです。

あくまで、金色の種類の1つなのです。

後の読書などで、いよいよ結論にたどり着きます。

この地金の正体は「青金:あおきん」。別の呼び名で「グリーンゴールド」とも。

純金の75%の残りの割金の25%の中に、20%(100%全体の比率での20%のこと)以上の大部分に「銀」を入れているイエローゴールド、青金というものがが存在していることを知りました。

別の言い方で、「青割り:あおわり」とも呼ぶようです。

どれだけチェーンのこのタイプを探してもやっと1つ見つかった程度。

装身具としてはあまり使われてこなかった地金の種類のようで、主に飾り物などに使われてきたよう。

とても貴重な学びでした。

K18には、①イエローゴールド②ホワイトゴールド③ピンクゴールド④グリーンゴールド(青金)⑤ブラウンゴールドなどと実は豊富なカラーバリエーションがあったのです。

①-③が一般的ですが、④はこのたび出会った色、⑤はピンクゴールドの更なる展開と呼べるような「銅」の存在があの色を作っているようです。

②のホワイトゴールドについての深堀:「K18WGの正体は、K18YGである」(専門家の生の会話より)

では、ここでk18WGのあの銀色についての謎解明です。

もともと銀色寄りになる割金(銀・パラジウム)を混ぜK18YGがまず完成。

そして、最後にとどめの「ロジウムメッキ」で完全な銀色へ仕上げます。

少しもイエローさを感じさせないプラチナにその勝負を挑む銀色です。

ということは、「WGの黄色い色寄りのお品」と私が行き着いた未熟者ならではの答えは、あながち完全に不正解でもないかもしれません。

また、こんな違った角度からの定義も浮かびますが、合っているのかなぁ(^_^;)。

「青金は、ロジウムメッキの無いホワイトゴールドにイコールである」と。

表面の宝石の柄をより引き立てる青金の台の効果

表面:K18YG台のダイヤモンドxオレンジサファイアの花柄ペンダントトップ。

半月型が個性的ですが、お花柄がかわいくオレンジの鮮やかな色が素敵。

ダイヤモンドがぎっしりの背景にお花柄です。

この際立つオレンジ色が合成ではないという証拠としては、この埋め込み方の手間。

「ここまで手間をかけて偽物を埋め込むのか」という理論が「天然の本物しかこんなことはしない」と導けるそう。

納得の鑑定ですね。リフォーム屋様に見てもらいました。

あとがき

ある意味興味深いお品に出会ったということです。

このような白っぽい色のK18YG台を見たことが今まで一度もありませんでした。

新品のオーダーでお願いしたチェーンがやけに黄色が薄いなあという過去の経験がありました。あれは、新品だからです。

古いお品は銅が入っている場合によく、オレンジ色になってくるぐらいの知識しかなかったので、割金が銀だけのカラーがあるということが新しい学びということになります。

そんなK18YGも存在するのです。

割金には入れる金属の決まりがないので、18金の色というのはある意味豊富でいろんな表情を作れるということ。

いろんな宝石に出会っていくと、附随する地金に関しても学ぶことは増えていきます。

今後、こうして自身が知った新しい発見を<ジュエリー>カテでアウトプットしてまいりますので、またお立ち寄りくださいませ(^-^)。

レアなK18YGの88cm、ペンダントトップに躍動感が出せる希少なロングチェーンの勧め【468】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ペンダントはそのペンダントトップがスポットライトを浴びることがほとんど。

ただ、立派なペンダントトップに対してバランスが不安な華奢なチェーンが糸の用なペンダントを見てがっかりすることも多いです。

入手のほとんどのペンダントトップ附随のチェーンは、チェーンの極細さに不満でその後交換することが多いです。

実はチェーンこそ、本来地金をたくさん使うアイテムであり、実際のペンダントの重さ全体に占めるチェーンの割合が大きくなるべきなのです。

そうして、貫禄があるペンダントになっていくそのチェーンをただのパーツととらえるのか、それとも重要なデザインの1つととらえるのかという問題提起が浮かびました。

このたびは後者の見方をし、ロングチェーンを例に、チェーンの役割をお伝えしたいと思います。

一見細身な「角あずきデザイン」のチェーンがずっしりと重い感触から感じられる存在感

K18YGのあずきチェーンの88cmの長さのチェーン。ずっしりとした重みから線径の太さがうかがえます。

極太の線径の喜平チェーンとは違ったものになりますので、ペンダントトップが軽いプレートタイプであれば、10g前後の重さで十分ずっしり感が感じられます。

K18ものの中ではレアなロング丈であることがこのチェーンの特徴の1つ。

だいたい、40-50cm辺りが中心で、60cmもそこそこといったところですが、70cm以上になるといよいよ希少な分野に入っていきます。

88cmという長さはおへそ辺りまで来ます。

丈1つでレア感があるというのも18金ならではです。

そして、ぱっと見、それほど太くないようにも思えますが、持つとずっしりと重い。

このことは、丈の影響だけではありません。

チェーンの輪の1つ1つを作る材料の地金のあずき型の輪の「線径」がいかに太いかということの証です。

線径のしっかりしたチェーンはそれ自体の重さの価値がありますし、すぐに結ばってしまうという悩みが解消できます。

そして、当然切れにくいということになります。

ロングチェーンの使い道の例

まず88cmともなると、半分の44cmで2連なので、2連使いができて、そのままチェーンだけの2連ネックレスのデザインで粋に使えるということも装いの幅の広がりに役立ちます。

使いまわしが利くという持っていたいアイテムの1つとなります。

単純にロングの長さのシングル使いでペンダントトップが揺れる躍動感も素晴らしい。

このことはあまり想像しづらいかもしれませんが、40-50cmだと首のところで落ち着いてペンダントトップが静かに座っているような状態が多いです。

しかし、このロングタイプだと、トップが座るのではなく立って活動しているような雰囲気ですので、よく揺らめきます。

そうしますと着用時の動きに合わせた「美しさ」に加え、「抜け感」のお洋服の装いともうまくコンビネーションされるかと思います。

あとがき

自身の個人的趣味でも、ロングチェーンは好み。

40-50cmよりも60cm以上の地金のチェーンには注目しております。

平均2mm以上が望むチェーンの太さです。

まだまだチェーンの存在感はペンダントトップとのコンビとなると、脇役になりがちです。

しかし、ペンダントトップを素敵に見せていくのもチェーンにその役割があるのです。

一度ペンダントチェーンに目を向けてみて下さいませ。

特にその価値をロングチェーンで分かりやすく実感していただけるかと思います(^-^)。

元は同じ「コランダム」という鉱物の2ストーン、ルビーは赤色のみなのになぜサファイアはマルチカラー展開なのか【466】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に、<読書>のカテの中で、もとはすべて土の中に埋まっているものを掘り出すものである宝石には、掘り出した時点で「鉱物名」というものがあることを綴らせていただきました。

その鉱物を軸としますと、宝石のルビーとサファイアは同じ「コランダム」という鉱物名です。

同じコランダムだったのに、その後の他の物質の混じりによって変化したカラー、なぜ「ルビー」と名の付くものは赤だけで、「サファイア」と名の付くものは色が豊富なマルチカラー程の展開があるのかという点が疑問でしょう。

このたびは、書物からの学びから得た知識をもって、その答えを自身からアウトプットさせていただきたいと思います。

宝石中心の見方ではなく、鉱物からの進化の見方をすることで深まる地球の軌跡への興味

「コランダム」という鉱物は、元は「酸化アルミニウム」という物質の結晶の姿です。

その後他の物質が混ざりながら色が変わり、進化のようなことを遂げるのです。

「クロム」という物質をわずかに含むことでその多大なる影響を受けて赤色のルビーになる、一方「鉄・チタン」を含むことで青みがかりサファイアの方向へ。。

わずかに含む物質の影響が、目に映るその色の映り方を決めるといったイメージです。

必ずしも、ストーンも完全ではなく、わずかな物質の影響を受けることで色が決まるほどの大きな影響が及ぶという見方です。

「コランダムの中で赤がルビー、それ以外を総称でサファイアと呼ぶ」との決め事によりサファイアは多色展開へ。

驚きの事実ですが、どんな書物にもそのように書かれています。

もし、それぞれに名前が付けられていたら、サファイア=マルチカラーのイメージは無かったと思います。

興味深いのが、ルビーを薄めたような色のピンクサファイアが下から2段目ですが、ある成分が十分に足りなかったせいでルビーのような紅色になれなかった色という見方ができます。

成分の違いで色が変わってくることで、ルビーなのかサファイアなのかの分かれ目となるわけです。

そうしますと、切り口を変えた見方をすれば、「ルビーになり切れなかった姿こそピンクサファイアである」というところにかえってドラマチックなストーリー性を感じませんか。

あとがき

結局、「サファイアは、ルビーの赤以外のものを総称した呼び名である」という「決め事」に答えがありました。

このおかげで、サファイアはマルチカラーの素敵な石というイメージもできました(自身とても好んでおります)。

天然なのにカラフルなストーンのその色1つ1つに「人生」ならぬ「石生」みたいなものがあったなんて、なんと素敵な事実なのでしょう。

そのような視点で宝石を見るようになりますと、今までとらわれていた固定観念が大きく覆されます。

どのようなストーンも、「半貴石」などとは言わず、平等に美しいのだと思えてきませんか。

天然石がこの地球上に顔を出したことで宝石となって人間との出会いがあったという見方をすると、すごくロマンあふれる素材を手にすることができて自身も幸せです。

ますます、「この神秘的な宝石は是非お客様だけのものに。。」という思いが強まりました。

これまでも、当「本物志向のレンタルジュエリー」のジュエリーを自身が身に付け着飾ることはありませんでしたが、いやはや正解であったと。

このような素晴らしい装飾品は、可能な限りを尽くしてお客様にご提供してまいりたいと思います。

今後も、素敵なジュエリーの姿をこうしたストーリーと共にお客様にお伝えしていく役目を改めて感じたのでした(^-^)。

ダイヤモンドのカラーは「白/透明」が一番正直な姿であるということが逆説的に分かる相当な価格の「カラーダイヤモンド」の存在【461】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

最初は、長い年月をかけてコレクションしてきたジュエリーをそのままのセット組でレンタルするというところからの2020年スタートで始まりました。

自分のために集めてきたものをそのまますべてお客様向けにレンタルするということがとても速い1歩を踏み出せることができました。

この「お客様向け以外はない」ということが、自身にとって今までにない発見を得ることができています。

集めていた時代は、とにかくカラーストーンが好みで、無色透明なダイヤモンドにはあまり興味がなかったのが正直なところ。

カラーの宝石との組み合わせで縁を取り囲むようなパヴェダイヤだったり、お花の中心に1粒入っていたりなど、どちらかというとダイヤモンドを薔薇のお花の周りを取り囲む「カスミソウ」のような存在に思っていました。

ダイヤモンドが入ると色が濃厚ではなく薄まる感じに柔らかく映り、「名脇役」などと思っていたものです。

これは、ダイヤモンド好きの方にはお叱りを受けそうです(^_^;)。

それほど、あの透明な石に対してあまり目を向けていなかったということです。

しかし、ダイヤモンドの人気というのが想像を絶するものであったことをレンタルジュエリー業の中でどんどん実感していきます。

今になって、やっと、ダイヤモンドに目覚めたというようなところがあります。

レンタルジュエリーにも今後積極的に取り入れていきたいと思っている天然石の1つになりました。

ということで、遅ればせながら、ここ最近になって知ることがあったダイヤモンドに関する新しい学び、「透明こそ一番正直な姿」という結論に至るエピソードを綴りたいと思います。

レベルとしては相当な価格のマルチカラーダイヤモンドジュエリーに要注意、処理による染色の可能性はどこかの欠点をカラーで隠していることの証明になる

ダイヤモンドというのは、「透明であって色が無いということこそが価値である」と言ってもよいと思います。

先日あったあるエピソードです。

宝石のデザインに、このようなお花モチーフを多くみかけます。

よく宝石で見ることのある、こういった1粒ずつをフローラルに設置して形作ったデザイン、すごく素敵です。

あえて、こちらから狙って探していくほどの可愛さ、「フラワーモチーフ」です。

更にマルチカラーになっていたりすると、とてもうっとりとするほどの魅力があります。

そんな中、このような色味の「マルチカラーダイヤモンド」と謳われるお品物に出会います↓。

真ん中がダイヤモンドで無色透明。周りをパステルカラー系のこんな感じの色が取り囲んでいました。

ネットのお写真だけを見て、しっかり説明を読んでいませんでしたので、しばらく気づきませんでしたので、周りを取り囲む天然石は、ダイヤモンド以外だと思っておりました。

ところが、ある時しっかり説明を読んだ時にはっとしました。

周りを取り囲むストーンは、「カラーダイヤモンド」とのことなのです。

ダイヤモンドにこのようなカラフルな色が付いている。。聞いたことがない。。

詳しくなかった自身は、ネットでいろいろ調べてみました。

いろいろブログに書いてくださっている宝石商様、本当に役立ちました、どうもありがとうございます<m(__)m>。

そして、分かりました。

「ダイヤモンドの質が悪い場合に、透明では美しくないから、なかなか受け入れられないからと、専門の手法で、処理的な染色をほどこすことがある」ようです。

そうすると、グリーンダイヤモンド、ブルーダイヤモンドなどと呼んで、カラフルなダイヤモンドに仕上がるみたい。

本物の「ブルーダイヤモンド」という希少価値の非常に高いダイヤモンドも確かにあるのですが、たくさんの配列はあり得ない希少さと言うのが実情。

そんな印象とは裏腹に多数の粒ぞろいな点も、疑問を持つべき点です。

元の素材は、天然のダイヤモンドなので偽物とはまた違うお品であるところが判断に厚みが増すのです。

そして、お値段も結構な金額になっているわけで、70万円というようなお値段でした。

ただこのことは、裏を返せば、色を付けねばならなかった理由がダイヤモンドの質の悪さにあるということ。

「色が付いている」という事実のみから、「質の悪いダイヤモンドである」ことが、ほぼ確定できるということなのです。

天然の無色透明の価値があるのにわざわざ色を付けて、その美しさを損ねることはしません。

色を付けなければいけなかった理由が必ずあったわけですから。

よって、良いお品は、必ず無色透明であるということが成り立ちます。

よく知っていたわけではなかったのですが、パッと見たときに、周りを取り囲んだカラフルなマルチカラーがマルチサファイアなどではなく、ダイヤモンドと書いてあったことも良きヒントの1つです。

ということで、このような作りのお花のモチーフであれば、カラフルな石がサファイアやトルマリンのマルチな色の展開がある天然石の組み合わせでできていないとおかしいのです。

希少なカラーダイヤモンドもありますが、使われている部分が多いと疑問を持つべき。グリーンは論外。

ブラウンダイヤとかブラックダイヤは透明に比べて質が悪いのかどうかの見解

そうしますと、ブラウンダイヤとかブラックダイヤはどうなるのかです。

まず、ブラックダイヤモンドはほぼすべて染色ということが確定のようです。

そういったご説明を「宝石商」様が綴られておりました。

ブラックダイヤモンドを連に繋げたチェーンが一時期の流行がありましたが、現在は下火。

いよいよ多くの方が「本物」を見る目をもってきたということなのでしょうか。

そして、中間色なブラウンダイヤが一番判断が難しいです。

ただ、価値としては透明には劣るわけですので、「ブラウンダイヤモンド」というだけで「透明ではないからレベルは下がる」という判断は正解となります。

やけにはっきりとし過ぎている色味の茶色だったりするとなおさらです。

曖昧なわずかなブラウンがかったダイヤモンドが判断が一番難しいです。

とは言え、ダイヤモンドのような高級品は製造側も手間をかけコストがかさみますので、いい加減なこともしないと思います。

最初から品物の良し悪しを見据えた上で製造するので、他の部分の作りの良さなども総合して見ていくと、ブラウンダイヤモンドが比較的「量産品」になっているところに行き着くのではないでしょうか。

といういことで、ブラックやブラウンもレベルは透明には勝てないとまとめられます。

あとがき

少し、視点を変えてみます。

人間も、「体裁」「地位」「名誉」などで、本来の正直な気持ちや実直な姿を色付けされてしまっているのではないでしょうか。

本来の自分への「自信の無さ」から人間を覆う「処理/染色」が多々ある世の中。

それはとても分かりにくくかえって複雑。

みんながすっきりと認め合い、出来事をそのまま素直にキャッチし、解決していく。。

それがなぜいけないのでしょうか、なぜ隠したり取り繕ったりする必要があるのでしょうか。

ここらで等身大な自身の本来の姿を自分で認め、素直に人生を送ることを考え直してみませんか(^-^)。

キーワードは3つ「地金のみ」「ダイヤモンド」「マルチカラー」、とりあえずベースに持つと出番の多いジュエリー3選【453】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

ジュエリー好きが本格化していくと、多数をとりそろえジュエリーボックスにコレクションされるのではないでしょうか。

このたびは、最低限でもバランスがあると感じております「3」という数字を注視し、基本的なジュエリーでありながら必ず出番があるような融通もあるアイテムを大まかな分野でくくった3選でご紹介したいと思います。

一気にたくさん集めることなど至難の業、少しずつということを考えた時に出番が多いコスパの良いアイテムから順番が良いと思うのです。

そんなジュエリー選びの良きご参考になればと記事を綴ってまいりたいと思います。

ジュエリーコレクター様への伝言、まだ数が豊富ではない時に選ぶと出番の多い本物ジュエリーアイテムx3選

1)地金だけでできているジュエリー

K18YGのブレスレット。これでもかなり凝ったデザインです。細口が絡まって太くなる効果のすごさよ!。

地金だけでできていると、ある意味プレーンというか無彩色的な感じです。

K18YGなのか、K18WGなのかでも違いは大いにあるかと思いますが、今回はK18YGの写真を載せてみました。

地金が変わってもこの考え方は同じ。

結局、ストーン無しの地金のみであるからこそ、他のジュエリーとの組み合わせにも、このアイテム側が合わせていくということができるのです。

2)ダイヤモンドのみのアイテム

K18YGベースの楕円プチペンダント。1ct。一定レベルを十分に満たしたジュエリーです。

ダイヤモンドのみは、透明なので、かえってカラーにおいては融通が利きます。

ダイヤモンドとカラーストーンの組み合わせのないものをあえて選ぶことが最終的なお洋服コーデの時に苦労しないことになるのです。

3)マルチカラーのアイテム

K18YGにマルチカラーのサファイアが集まったリング。サファイアはカラーの展開が豊富。

2)と反対のことのようですが、いろんな色が散り散りに入っていることがかえってお洋服にも合わせやすいという考え方です。

もし、このサファイアの集まりが、青1色のサファイアだったら。。

と考えると現実的にお洋服のカラーの可能性が狭くなるのです。

無理矢理合わせて、リングが浮きすぎることもありますし。。

ということで、もちろん青いサファイア1色も強いインパクトであり大変美しいのですが、まずはカラフルな方を先に集めるという順番を推奨ししたいと思います。

お洋服が必ず色が決まっている人は思い切ってサファイアやルビーを1色で持つと決めても大丈夫な場合もありますが、それでもすべてのお好みの色をカバーできるのは、まずはマルチカラーなのです。

このマルチカラーの中に入っている色、それと類似の色、そうではない黒やグレー、パープルなど幅広く合う可能性の高さが生まれます。

あとがき

このたびの考え方は、自身が少ない数から着々とジュエリーを集めてきたことを振り返って思うことでした。

少ない内は特化し過ぎずに万能を意識するとステップとしてはスムーズだと思います。

とはいえ、ジュエリーも出会いのタイミング次第なところもあり、出会った瞬間を逃すといつまでもあるわけではありません。

その時こそがそのジュエリーとの出会いの時期であったことを大切するには、やや偏った分野のアイテムであっても即断即決もいとわないという気持ちも持っていたいです。

「決断」に関しては、また別の記事で綴らせていただくことにします。

このたびは、比較的冷静に計画的に少ないコレクションの時の考え方として引用していただけたらと思います(^-^)。