布バッグのチェック柄のサイドの柄合わせ、最低限ボーダー状の向きだけ段違いなく合わせる勧め【80】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作で、<チェック柄シリーズ>という企画をしてみました。

3種の違った形のチェック柄を同時進行で仕上げ、ミニサイズのショルダーバッグを製作しました。

ミニサイズのフォルムの可愛さと、3種が元は同じチェックであることが少し違った形で勢ぞろいするコレクションの面白さをお伝えできればと思います(^-^)。

様々なチェック柄、マルチカラーな糸使いが素敵な素材コレクション

今回は、表地も裏地も同じ生地を使いますので、3種のみが生地として登場します。

左:手織りジョントン綿、綿/100%、タイ製・・・ジョントンはよくジョムトンと発音されているようで、
タイの北部のジョムトン地方で織られる織物のようです。
白い筋が特徴。色使いが原色カラーの集まりで、生き生きとした柄です。
中:起毛チェック、綿/100%、日本製・・・起毛という名前から毛羽立ったイメージがわきますが、
実際はネルなどよりもはるかになめらかです。手触りは、さらふわといった感じ。
黒色を使いながらもその他の暖色が活きて全体的に暖かみのある雰囲気です。
右:先染チェック、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製・・・インディゴブルーのギンガムチェックが爽やか。
ネイビーや水色ブルーよりもレアなトーンのブルーだと思います。

ボーダー方向のみ合わせてもかなり見た目に効果があるチェックの柄合わせ

チェックの柄合わせとなると本来は、縦と横を両方合わせるのが完璧な柄合わせ。

柄合わせにおいて、縦とか横という言葉を使うと大変紛らわしく、どちらのことを指しているのかわからなくなってしまいますので、「ボーダー状に合わせる」とか、「ストライプ状に合わせる」などと呼びますね。

つまり、チェックを、ボーダーとストライプの組み合わせと考えていきます。

バッグでは、一番視線の気になる場所がサイド。ここのハギ目の柄の出方が良い見た目になるかどうかがキーポイント。

今回は、ボーダー状のみ合わせましたが、これだけで随分見た目がすっきりと見えますね。

つまり、ボーダー状に合わせることさえ意識すれば、整った印象ができる大きな効果が得られるのです。

チェックの柄合わせ(ボーダー状のみ)・・・矢印はサイドの縫い合わせのはぎ部分を示しています。

ボーダー状に柄合わせというのは、例えば真ん中でいうと、赤とか黄色の横線がちゃんとハギ目に対して横に対象に一直線に並んでいるのかということです。

並んでいますね。そういう見方で右と左も見てみてください。

そうすると、すべて段が一直線にそろっていますよね。これは、ボーダー状に柄をそろえたことになります。

一方、ストライプ状の柄のそろい方の見方ですが、矢印のサイドの切り替え線を軸に、左右が同じ配分で柄が出ているかというとどれもそうではないですよね。

一番右は、一見分かりにくいですが、黒い線をブロックで考えると、ハギ目から右は半分なのに、ハギ目から左はフルに1ピッチ分ありますよね。

しかし、ストライプ状にそろえることは、これを見た限り、それほどボーダー状にそろえることよりも結果が分かりにくいということです。

なので、まずは、ボーダー状にそろえることが綺麗に見える一番の秘訣と言えますね。

ガチガチにそろえすぎると、生地がもったいなくて、余らせなくてはならないのです。

超高級品はこのようなことを徹底して行い、生地を余らせた分のロスを商品の値段に反映させて、高価になるわけです。

この辺りも生地の高級さを見ながらの匙加減でしょう。

今回の場合は、ボーダー状のみそろえれば十分な効果が出るのでそれ以上は必要ないとの私の判断からこのように作りました。

それに、真ん中のジョントン綿は、白いストライプ状の霧のような柄があまりにランダムすぎて、ストライプ状に柄合わせは非常に困難です。

とにかく、段違いみたいな見かけが心持ちを悪くするので、スッキリと段がそろう「ボーダー状に合わせる」ことをチェック柄の場合の一番のポイントとさせていただきたいと思います(^-^)。

あとがき

こんな感じで3点が一緒である良さがあります。

チェックも種類の違うチェックを集めるととても楽しいものです。

販売においては、お店にディスプレイで並べるように、こういった柄違いの展開の仕方は、同じ生地の色違いではない楽しさが生まれます。

何でもない平凡な形のバッグですが、集まってコレクションのようになると随分躍動感が出るものです。

「家族でお揃いのデザインでどうですか」などのご提案もできるかもしれませんね(^-^)。

5 small sized handmade bags born in Japan,Origin of name Japanese traditional dish Obanzai【79】

Foreword

Hello.It’s Picturesque.

I would like to write this article in English for foreigners.

Because I want to sell my handmade bags made in Japan overseas.

Work view

This time,I made a series of making five designs with the same material.

The purpose was to discover the difference between the same material but different shapes.

A series of making five designs with the same material

First of all, I think that Type 5 matches this material.

Front:Ventilated jacquard,cotton/54%,silk/26%,nylon/20%,made in Italy.

Lining:Lame twincle satin,polyester/60%,nylon/40%,made in Japan.

Originally I like the elegant taste, so the design itself is somewhat elegant even if casual item such as rucksack.

However, the drawstring type in the middle is expected to be a good finish even with a casual taste material.

Backpacks with this material also fit elegant dresses.

It can be said that the influence of the material is great.

Naming

I call Japanese Obanzai(home cooking style dish) name them.

I’m Japanese, so I want to sell it to the world because it’s a handmade bag made by Japanese people.

Clockwise from left of top,Onigiri(rice ball),Tamagoyaki(fried egg),Nattou(fermented soybeans),Kamaboko(boiled fish paste),Mochikinchaku(glutinous rice in a pouch of fried tofu)
Japansese name to 5 mini bags by picturesque

Please drop in at these sight.

From this homepage, you can warp to YouTue or Instagram.

Now,please watch my YouTube vieo of this.

Afterword

Thank you for reading & watching.

I will continue to produce and sell bags in series.

Please look forward to it.

Thank you.

おばんざいの名前で5点集結、日本生まれの小型ハンドメイドバッグ【78】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

3週間ほどにわたってYOUTUBE、当ブログでお送りしてまいりました、<同素材5型シリーズ>。こちらがついに終わりました。

この5型を今回は同時に見比べて、まとめて眺める回とさせていただきたいと思います。

その際に、1点1点にネーミングをしました。

愛着がわくよう、キャッチ―な素敵な名前を。。といろいろ案を練った結果です。

これまで作ってきた5種のデザインを同時に見比べてみる

同素材5型シリーズの5点のバッグ:どれもコンパクトな小さめサイズ。
それぞれが他とはかぶらない唯一のデザインであるようにとしぼった5型になります。

全体的には、今回のこのイタリア製の風通ジャガードという生地にマッチしたようです。

エレガントテイスト志向で生地を探しましたので、コットン系のカジュアルなプリント物の素材はなかなかチョイスに入ってきません。

ただ、この中でも、向き不向きはあったかもしれません。

特に巾着は、この素材で作るなら穴の数を伝統的な前6個後6個の合計12個から減らして、もっとタックが少なくなるように改良する必要もあったようです。

しぼりきれていなくて、あまり良い形になっていないのです。

12個仕様のままいくのであれば、もう少し、素材は融通の利く薄手でやわらかい方が開閉の巾着を絞る作業がスムーズであると反省しています。

1種の生地をすべてのデザインにはめていくことの難しさをここで学んだわけです。

バッグへのネーミング

このたび、これらの5型を今後も作っていくにあたって、名前を付けてみました。

海外の人にも販売していきたいので、いかにも日本らしい和風な名前を考えました。

そして、決まったのがこちらです。

形のイメージから和風なおばんざいのような名前にしました。

ドーム型→おにぎり、バニティ→卵焼き、巾着→餅巾着、ボストン→かまぼこ、リュック→納豆ということになりました。

あとがき

今回のシリーズは、同素材シリーズということで、素材が共通でした。

集めることが趣味なコレクション好きな一面からのひらめきです。

インテリア、洋服、アクセサリーでも、1つのテイストに片寄せて、なぜか集めてしまいます。

こういった1まとまりのテイストでバッグを作っていくスタイルというもののご参考になればと思います。

このようにまとめてコレクションした企画は、より雰囲気が伝わりやすく、販売するにあたって数多くあふれた物品の中からのチョイスをする際に選びやすいということにもつながりそうです。

今回のシリーズが、第1回目ですので、今後しばらく、〇〇シリーズ企画していきます。

お楽しみにどうぞ(^-^)。

未熟な出来上がりから学びを得た組み立て式で作る布リュックのステッチ線が綺麗に出る対策【77】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、「同素材5型シリーズ」という同じ生地で5デザインのハンドメイドバッグを連続していく最後の型、ミニリュックの後半です。

このたびで完成となりまして、シリーズも最終です。

この企画で随分いろいろ学ばせていただきました。

最後のリュックは、人間が携える場合において、一番楽なデザインであると思います。

背中にすべてを任せ、両手が自由に解放されるのです。

しかも、ショルダーが均等ですので、ある意味負担が偏らない点で、「リュック」というアイテムが今後健康志向も相まって活用が高まっていくと見ています。

我流で始めたプレートの組み立て方式で作るバッグのステッチの悩み

今回に限らず、私がほとんどのバッグに取り入れている製作方法の「組み立て式」ですが、これに1点大きな課題があるのです。

縫い目の不ぞろいに関することです。

縫い目は板状のプレートパーツにする時に、周りに端から3mmのステッチをしますのがこれまでのやり方でした。

それを組み立てる際にまたステッチで固定しますので、その事前のステッチに重なるのかどうかが技術を要する部分です。

ただ、何度やってもぴったりでない部分がどうしても出てきました。

ステッチが重なっていない部分:あらかじめ板状のパーツの際にステッチをしてしまうから
こうなるのだというところに行き着きました。

ステッチが綺麗に1本だけ出るようにする解決策

ということで1つ考えてみたのが、プレート状のパーツにする時の端からのステッチを無しにして、空き口はボンドのみにしてみるという方法です。

そうすれば、余計なステッチが出てきません。

ただ、その一方、しっかりとプレートを作らないままの組み立てとなりますので、しわが寄ったりしないだろうかなど別の件も気を付けねばなりません。

とにかくやってみなければ何とも言えないので、後日その方法をトライした結果を、ブログとYOUTUBEでアップしていきたいと思います。

プレート状の時にステッチをしてある様子。・・・対策案は、このステッチをこの時点ではせず、
組み立ての時の縫い付けの線のみにするということです。
そうすれば、組み立て地のステッチのみなのですっきりします。いわゆるステッチの省略です。

完成品のご披露

今回は大きな課題が残る中での完成でした。

ミニリュック:<サイズ>縦23cmx横22cmxマチ7cm。

今回のシリーズはミニサイズでしたが、ステッチの課題を解決できれば、大きいサイズのリュックでも同じデザインでつくれそうです。

柄が素敵なものは、今回のようなファスナーポケットでくり抜いてしまうことは美しさを損ねますね。

これも今後の検討に役立てたいと思います。

また、取っ手が1つだけであることもミニバッグならではでなんとかOKのようですが、リュックを背負わない持つシーンもあるのではないかと考えると、取っ手は2つあった方が良いと思いました。

とにかく、いろいろ改善点があるような製作でしたが、この生地の美しさで目立たなくしてくれているような気がしてなりません。

有難いですが、ここでさらに思うのは、生地頼みというのは有効ですが、依存という意味では、独自の思考を入れ込み切れていない点では反省することも多いです。

せっかくの美しい生地なら、美しいバッグであることがやはり最高です。

生地がどんな感じで余ったのかそのゆくえ

今回、150cm幅x1.5mの長さの生地を5型作った時点で余った生地は、こんな感じです。

余った生地:縦が20cmほど、横が40cmほど。

もう1度、失敗した巾着を作りたかったですが、表面のパーツは取れても、裏面が無理でした。

この余りは、1点目の製作にも実は納得しておらず、他の黒無地との組み合わせで作り直しをする決心をしました。

それが出来上がると生地をほぼすべて1.5m分使い切ったことになります。

この余った部分を除外しても生地1.5m分で5型作れたということは、単純に平均1.5÷5=0.3mずつで作れたということです。

普段1点物のして調達する生地は最低でも0.35mで調達しますので、そこそこコスパ良くパーツがとれたことになります。

やはり、同じ生地でたくさん作ることにはこうしたメリットがあるようです。

大量生産の概念ですね。

今回は企画であったので、同じ素材ばかりを使ってきましたが、普段は1点物を貫いています。

やはり私のような小さなお店は1点物志向で、1点1点を丁寧に製作することが向いていると思っています。

あとがき

今回で、5型すべてが作り終わりました。

3点目の巾着型は失敗してしまいましたが、形としては出来上りましたので、後日また記事で全部5点をまとめた投稿をさせていただきたいと思います。

1点1点デザインに名前を付けることも楽しみですし、もうすでに頭の中に案があります(^_^;)。

この部分は、その後にブログ手直しの際に書き加えた箇所です。

【78】で5デザインそれぞれのネーミングの日本語バージョンのブログを投稿済です。

そして、なんと【79】では英語バージョンも初投稿しました。

よろしければお立ち寄りどうぞ(^-^)。

フラップポケットに取り付けるマジックテープの「オス」と「メス」の位置とその理由【76】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よくハンドメイドバッグの中側で裏地で取り付けています、フラップポケット。

フラップポケットだけという仕様に更に加えて、セキュリティー性を高めるためにマジックテープを付けるということもあります。

今回は、このマジックテープを付ける時の場面でのポイントをご紹介したいと思います。

フラップにはマジックテープの「オス」を付けることに決めている理由

私がお作りしますフラップは、セキュリティー性とボリューム感、存在感を出したくて、元の型紙を幅広の縦10cmにしています。

そうしますと、上下が1.5cmの縫い代で消えて、出来上がりが、10-1.5x2=7cmとなります。

なかなか深いフラップです。

さて、このフラップとポケット袋には、マジックテープを取り付けます。

「オス」というのは、固いごつごつした方、「メス」というのは、さらりとした柔らかい方です。

フラップには、マジックテープのオスが、そして、ポケットの袋にはマジックテープのメスを付けるという私の方針です。

小さいタブのマジックテープ仕様の場合も同じ考え方。

とにかく動きのある方であり、上からかぶせる方にオスを付けるというのを私は基本的な考え方としています。

これは、反対に取り付ける考え方もありますが、とにかく、いずれにしてもオスの方に何か別の物がひっかかる可能性があるので、そこを考慮するとどちら向きに取り付けるのかという考え方をしたらよいです。

物を引っ掛けやすい「オス」がカギを握っているのです。

例えば、マジックテープを実際にマフラーがごそっと丸ごと入っているバッグの中で開けるシーンを思い浮かべます。

そうすると、タブを手で片手で指でよいしょとひねって開くことを想定。

そうするとタブの部分のオスにマフラーが当たろうとすると、開けている手が避けてくれます。

一方ポケットの袋の方が手が行き届いていないのでマフラーが当たる可能性がこの時点は高いと思います。

それを考えたときに、フラップには、オス、袋にはメスということが確定しました。

いろいろなシーンがあり得ますので一概には言えませんが。。

ただ、一般的には、どうも基本を私と反対のオスが下側になる部分、メスが上側になる部分に使う案内がとても多いようです。

理由が理論的で明確であればその向きもあり得ます。

マジックテープの取り付け方

では、取り付け方の解説に参ります。

フラップは2枚仕立ての作りですが、片一方だけにマジックテープを貫通させるので、2枚を合わせてひっくり返す前に1枚仕立ての時に2度縫いで「オス」を縫い付けます。

裏側には当て芯としてハード厚芯を貼りました。

ハード厚芯は粗裁ちしておいて、ステッチ後、余分をカットするやり方が良いです。

袋パーツの方は、もともと「わ」になっていますので、フラップと同じで、「わ」になっている1枚仕立ての状態の時にハード厚芯を当て芯して縫い付けます。

ただ、今回、うっかりとミスをしてしまいました。

メスのマジックテープを付け忘れていることを「わ」を2つ折りに縫ってしまった後に気づきました。

まだ本体には縫い付けていないので、この2枚重ねの状態でメスを縫い付けました(^_^;)。

ハード厚芯の当て芯は隠しきれないので無しです。

そうしますと、ポケットの内側にステッチは確かに出ますが、袋の2枚仕立てが固定される利点もあり、マジックテープがフラップの開け閉めにおよぼす圧力はかからないのかも。

よって、このミスした今回のような取り付け方も、案としては有りそうです。

マジックテープのオスとメスの配置(picturesque推奨)。

ポケット一式を本体に縫い付ける順番

マジックテープを設置したところで、ポケットを本体パーツに縫い付けていきます。

まず、上述のようにフラップには、オス、袋にはメスのマジックテープが取り付けてある状態です。

そして、袋から先にコの字型に縫い付けます。2度縫いして丈夫に仕上げます。

次に、その袋のメスのマジックテープの位置に重なるオスのマジックテープのベストな位置を決定した位置に左右はきちんとポケットの幅とピッタリに合わせて縫い付けます。

フラップの縫い付けも2度縫いです。しかも、裏側に「ハード薄芯」を当て芯します。ここは力がかかるところですからね。

ということで、フラップは一番最後の仕上げという順番で、一番最後が良いということです。

フラップ巾7cmの安心ポケット。

生地をたっぷりと使ったゆったりとリッチなフラップポケットです。

では、YOUTUBE動画を貼り付けますね。

あとがき

今回のポケットがミニサイズのリュックの本体パーツにめいっぱい貼り付けられていますね。

こうして、ポケットを最大限にミニバッグに配置できるよう、たっぷりな容量を確保していきます。

実際に、このポケットに、レジ袋をたたんで入れたりなど、ミニポケットよりもかなりいろんなものが入れられるようになると思います。

それでも、キーやカードだけでも良いのです。大は小を兼ねるですね♪。

このサイズ感の充実は、自身がブランドバッグのポケットに対する不満から生まれた構想でした(^-^)。

バッグみたいに手持ちで運べるクッション性ある厚芯内蔵のトート型ドラムスティックケース【75】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、はぎれから作ったドラムスティックケースをご紹介したいと思います。

細長いのでドラムスティックでなくとも、容量にうまく対応できるものであれば、特に仕切りを設けていないので可能です。

何か細長い物を入れる入れ物として応用を考案していただけるきっかけになればと思います(^-^)。

足りない部分は、パッチワークによって面積を確保するというアイデア

今回は、表地のマルチボーダー生地が細長く余っていたことを活かしました。

表地は、グリーンとゴールドが綺麗なマルチボーダー、裏地はキラキラなゴールド1色のラメ素材です。

左-表地:シルク混マルチボーダー、綿/46%、ポリエステル/24%、絹/20%、麻/10%、日本製。
右-裏地:クリスティーヌ、ポリエステル/60%、メタル/40%、日本製

ボーダーは、この余り具合が、都合よく左右にカットして利用できるので柄合わせも可能となりましたことが大変幸いです。

一方ゴールドの裏地は、面積は合計しますと相応だったのですが、1面しかまともに裁断できないとぎれとぎれです。

よって、もう片方の面に関しては、「はぎ」となりました。真ん中に大き目パーツ、その両サイドに中くらいのパーツ、そして端に小さいパーツと大、中、小というリズムをきざみます。

はぎも、きちんと作ると逆にかっこよくなるんです。

パッチワークは大変有効であるとつくづく思った瞬間です。

裏地を5枚つないで1面にする方法:ここにさらに、つなぎ目の線の両サイドをステッチ。
逆にしゃれた面持ちになります。
ステッチをする前に比べると劇的な変わり様です。
デザインなのかな?とさえ思われるぐらいのものになります。
こんな風に面積の不足をカバーしてくれるのがパッチワークの良さです。

本体にハード厚芯を入れる効果

さて、今回のポイントの箇所になるのですが、本体には、ハード厚芯を貼ります。

ハード厚芯は通常全パーツに貼る接着芯の薄芯にプラスして貼るものです。

接着機能はないため、ボンドを使います。

粗裁ちしてボンドのシートを兼用して貼ります。
そして、貼り終わるとアイロンを当てるとよりくっつくとのメーカー様のサイトのご説明通り、
アイロンをかけ、そして乾いたら余分な縁をカットします。

そして、ここから飛びますが、このハード厚芯の効果がこちら。

まだ裏地を取り付けていない状態:ハード厚芯の影響で勝手に膨らんでいます。
ふんわりと出来上がるのが特徴です。

出来上がりご披露

その他の製作部分は後で貼りますYOUTUBE動画ではもっとお伝えしていますので、後程ご視聴くださいね。

ドラムスティックケース:<サイズ>縦12cmx横43cmxマチ無し。
・・・入り口はマジックテープを数か所取り付けますので、スティックがこぼれる心配はありません。

あとがき

ドラムスティックだけならず、ヘアーアイロンのコード付きだとかその辺りの細長なものに対応していけると思います。

やはりそのままトートバッグの中などに実物を入れ込むよりも、1クッションあるケース入りの方が優しい持ち運び方になります。

こうしたケースというのも、物を末永く持つということに貢献できる良きパートナーなのでしょう。

「愛用している」といには、その物自体だけをずっと使っていく事だけではなく、「物の保管の仕方」も「愛用」につながるということです。

マチ無しボディーバッグからのフィードバックで得た、「はぎれ=適当なお品」では通用しない、ユーザー側に立った考え方【74】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、はぎれシリーズとなります。

ちょっと訳ありなのが、一度作ったバッグを解体したという点です。

生地が素敵でもう一度のチャンスで何か実りがないかと再利用させていただきました。

日本製のフクレジャガードの特徴が分かる生地

今回使用の生地は、私がとても好きなフクレ加工がしてあります。

しかも日本製。

日本製でフクレ加工はそれほど多くないと思います。

イタリア製はよく私がチョイスしている生地の中に「風通ジャガード」として入ってきますが、日本製ならではのフクレといった感じで、きめ細やかさが特徴です。

使用生地(黒xピンク):フクレジャガード、ポリエステル/100%、日本製。

この色違いの2つは、同じ生地の表面と裏面。

ジャガード自体の良さとして、表も裏も両方使用可能であることがあります。

もともとの表は、生地屋さんのお話では、黒地の方(上)です。

ただ、フクレがより大きく出ている方がピンク地の方です。

控え目なしわの出方を表とするのが日本製らしいともとれます。

黒地の方もピンク地の方もそれぞれの魅力があり、どちらも使用したい面です。

よって今回は、ツートンカラー使いを特徴にしたデザインにしてみました。

元は1色の黒ベースだったので、随分違ったものになると思います。

ピンクの方が余ったはぎれのパーツが大きくて、大小のあるパーツでのハギ合わせにしました。

パッチワークのように1つの面を作るところから作業が始まります。

丸いラインにファスナーを取り付ける作業の難易度の意外

今回は楕円型になりますので、ファスナーを取り付けることがいかにも困難のように感じるかもしれませんが、実際作業してみると、それほど困難なものではないです。

きちんと伸び止めテープを本体に貼って取り付けましたし、カーブだらけのラインを区切って1つ1つの直線の集まりと考えて少しずつの直線ととらえてミシンを走らせれば良いです。

構えすぎて、さあ今からカーブを縫っていく、などはかえって良くない気がします。

一場面だけを見つめて、その区間だけを正確に縫うようなとらえ方をすると、気が付いたらまあるいカーブを縫ってきているという結果になったみたいな感覚でした。

完成品のご披露

マチ無しの楕円型ボディーバッグ:プラスチックパーツはニフコ社製、ベルトは車のシートベルト。

ツートンが真半分でなくて、5:4ほどであることもはぎれならではの味わいかもしれません。

このようにしか余っていなかったというエピソードを示物語るデザインなのです。

あとがき

はぎ製作の中にもいろんなヒントや学びが得られます。

今後もはぎれシリーズ続行してまいりますね。

ところで、今回のボディーバッグをマチ無しでお作りしました点のフィードバックをご紹介したいと思います。

後のレンタルボックス様でお店に置かせていただいた際にお客様の反応が得られました。

やはり、「使い勝手が狭い」というような結果でした。

マチ無しでは物が入れられないという価値観をご提示いただいたのです。

「はぎれで作ったから生地が限られている」ということというのは私側の事情でしかありません。

これを購入する方、ユーザー様にとっては無関係の事なのです。

そうすると、別のはぎれを追加してでも、使い勝手を考えて、もっとマチを付けたものに発展させたりなど工夫が必要だったと思います。

こうしたことから、1つのお品をつくるということの「責任」も同時に感じます。

「はぎれ=適当なお品」という考え方では、最終的には受け入れられないであろうと読み解きました。

はぎれであっても、とことん真剣に作るべきであることを学んだこのたびの製作でした。

ボストンバッグのファスナーの端にタブをチラ見せする取り付け方【73】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、ミニボストンショルダーバッグをが完成致しました。

【72】では、おじさんの持っておられた取っ手付きのセカンドバッグのようなころんとしたアイテムを街角で拝見したところからの着想出会ったお話をさせていただきました。

では、そんなきっかけから生まれたデザインがどんな出来上りになっているかを当記事でお楽しみどうぞ(^-^)。

ファスナーの両端にタブをチラ見せする理由と取り付け方

ファスナータブが1cm程チラリと見えている様子。・・・当記事は【73】ですが、【38】では、
ビッグなボストンバッグでファスナータブを表に縫い付け、
ファスナーを開閉する際に手でつまめるような仕様です。
今回は、タブが見えるだえけの仕様ですので、違いをご了解くださいませ<m(__)m>。

こんな風にファスナーの端にちらりとタブを見せます。

反対側も同じ光景です。

ファスナーにあらかじめタブを取り付けておいて、タブごと縫うというものです。

これは、大変かっこよい作りとなりました。

タブには、今回は芯地を貼りましたけれど、貼らない方がこの生地の場合はもともと厚みがあるのでごてごてせずにすっきりと仕上がったかもしれません。

芯地もなんでも貼れば丈夫だからいいというものではないということがよくわかります。

タブも折ってさらに重ねてと幾重にも重なったものなので、接着芯無しで十分であることも時々の判断ですね。

そうすることで、このファスナー取り付けの2重ボックスラインのステッチも、よりスクエアな綺麗な縫い目になることにつながるようでした。

出来上がりでファスナータブがチラリと見えるのは、デザインとおさまりの良い安定感が得られるところに効果が出ているようです。

まるでファスナーが生地に溶け込んでいるかのように。。。

機能としては、内側でファスナーの端の縫い代を隠しているのです。

底縫いのラインをまっすぐに出すコツ

以前にミニリュックをニットで作ったときの失敗からの学びをこのたびに活かした内容となります。

以前のニットでは、ぎゅーんと底部分がゆがんでしまったのです。

やはり、失敗には理由があります。

長い1枚の口布を表面、裏面の本体それぞれに組み立てる時に、片方の面を最初に取り付けました。

その次にもう片方を取り付ける場合に1か所しか印合わせをしていなかったからちぐはぐな底部分の位置になったのです。

これが原因だったと解析し、今回はそこを改善すべく挑みました。

まっすぐになった底部分のライン:ラインがまっすぐであるとバッグを置いた時にしっかりと立ちます。

このマチ7cm幅の底の部分のラインが重要です。

これが何も意識しないと歪むことがあります。

特にニットは伸びて融通が利いてしまうので気を付けねばなりません。

今回はこの写真のようにすっきりとまっすぐに安定したラインになりました。

それには対策があったわけです。

その対策というのが、まず片面をしつけ糸で、てっぺんのど真ん中を印を合わせて固定します。

最初に縫う面の方はここしか指定する部分がないです。

あとは、その印周辺から、そのまま縫い付けていけばよいです。

そして、底部分は5cmほど重ね合わさります。

次のもう片方の面の印を合わせるところが今回のキモです。

まずは、同じようにてっぺんのど真ん中を合わせて仕付け糸をします。次にまだ合わせる箇所が増えます。

それは、この底の角の部分左右ともです。最初に縫った面の方の底の角の位置にまっすぐの延長上になる位置を2つ目の面の角の位置にあらかじめ指定するのです。

そして、そこに仕付け糸を左右ともします。

そして、最後にもう1か所印を合わせる部分があります。

それは、底のど真ん中、先ほど5cm重なったということをお伝えしましたが、その口布兼マチの重なり部分のど真ん中と面のど真ん中の印を合わせるといった具合です。

このように2つ目の面をきちんとすることがうまくいく秘訣となります。

合計4箇所の印を合わせる仕付け糸をするのが2つ目の面の組み立てです。

いろいろ書いてしまいましたが、大きくまとめますと、「それぞれの面で印通りに従うのではなく、片面に合わせることも意識しながらカーブの位置を決める」ということです。

完成品のご披露

このように完成しました。

ミニボストンショルダーバッグ:<サイズ>縦14cmx横20/24cmxマチ7cm。

ショルダーは取り外し式なので、サイドにまとめてあります。

かまぼこのようにどっしりとした安定感あるものに出来上がりました。ちょこんと小さくてかわいらしいですね。

ここで、このデザインのネーミングが「かまぼこ」で浮かんでいます。

率直にその様相を表した言い回しを、和風なお惣菜、おばんざいで集めてみるシリーズになるのでは。。とワクワクしてきました。

かまぼこと呼べるためのポイントが、やはり、丈夫の美しいカーブと、今回意識した、底部分の真っすぐさの対比にあると思っています。

いかにラインを綺麗に出していくかで、「らしさ」が出てくるのです。

あとがき

このシリーズの最後には、すべてのデザインに名前を付けることをしていきます。

そんな全体を俯瞰してご覧いただけるようなシリーズになりますので、この後のデザインも是非ご注目下さいね。

次は、最後5点目になりますリュック型になります。

ミニリュック型がどんなフォルムで形作られるのかお楽しみにどうぞ(^-^)。

不思議なもので。。。街行くおじさんのバッグからの着想であったミニボストンバッグに引き継いだものは、「かわいらしさ」であったこと【72】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

同素材シリーズという企画を自身で立てて、順に違うデザインを製作していっています。

同じ生地で作ることで、デザインの違いの比較がしやすくなるのでとても良い研究になると思い考えた企画です。

このたびは、5デザイン中の4デザイン目を作り始めたところです。ミニボストンショルダーバッグです。

ミニボストン型を考案したきっかけはメンズから

もともとバッグは、大昔は男性特有の持ち物でした。

洋服の定番デザインの多くもメンズ専用であることが起源であることも多いのです。

ある日、ふと街角ですれ違ったおじさんの「中身たっぷりポーチ」を目にしたことがあります。

ちょうどファスナーを開けて中を見ている場面ですれ違いました。

そのポーチは立体的で、とても使い易そうでした。

あれが可愛い柄であれば。。。などとアレンジしたのがこのたびのミニボストン型になります。

もとは、メンズタイプのポーチにちょんと取っ手が付いたようなミニバッグデザインからの着想になります。

ショルダータブの付け位置

ショルダータブの付け位置をじっくり考えてみました。

ポイントは、1)使いやすさ 2)見栄えの美しさ、2)取り付けやすさ の3点。

やはり、なんと言ってもユーザー様の使いやすさを考えた位置でしょう。

サイドにタブを付けると、ファスナーがたっぷりと開く仕様にするには限界が出来てしまいます。

なぜなら、タブが下の方過ぎるとバッグがひっくり返ってしまうから、半分より上寄りに付けなければならない制約ができるからです。

これは物理的な現象でとても大切です。

昔、何も考えずに、思いっきりバッグがひっくり返るようなものを作ってしまった経験済なのです(^_^;)。

そうすると、サイドに取り付ける一般的なイメージをやめました。

そして、前後の面の対角線の位置にDカンタブを挟み込むという仕様に決定。

2)の見栄えの美しさを出すには、まっすぐに取り付けるということから、てっぺんのカーブのラインの中でも水平な位置を選ぶことです。

そしてこれは、3)の取り付けやすさにもなります。まっすぐは正確に縫い付け易いです。

タブをカーブの位置に取り付けることは実際使う時も不安定ですし、見栄えもすっきりしません。そして、カーブに縫うなどということをしたところで本体のラインも崩れてしまいがちです。

さらには、ショルダーが内側に寄った感じではバッグがくるくる回ってしまい、これまた使い勝手が悪いことに起因します。

よって、そういった消去法からも、てっぺんに取り付ける場合にということにはなりますが、その場合には、なるべく端っこ寄りでありながら水平な位置となるとだいたい場所が決まってきました。

Dカンタブの位置の決定:できるだけ端の方でありながら、水平な位置になります。
前面と後ろ面は対角線上の位置に取り付けます
(現在は表ばかりを見せているので同じ側にタブがあることにご注意を<m(__)m>)。

タブの根本の長さの調整

以前はタブの型紙を7.5cmx5cmにしていましたが、縦の長さを変更の5cmx5cmです。

ここ最近取っ手をアイレットカン仕様に切り替えました。

そうすると、根っこの部分がアイレットカン取り付けにおいて、穴を開ける時に影響したり邪魔したりすることがあります。

これは、とてもまずいことで、アイレットカンが不安定に取り付けられる要因になりかねません。

もし、アイレットカンが不安定に取り付けて、最初は気づかなくても使っていくうちにポンと外れてしまうようなことがあるかもしれません。

もともと水平にきちんと取り付けておかなければ、丈夫なアイレットカンでも外れた際には、ダメなパーツだと思われてしまいます。

それがタブの根本が当たったことが原因だとはなかなかバッグを作る人でない限り考えにくいものです。

よってそういう信頼を失うことが起こらないように、根本がすっきりしていて余分なものがアイレットに影響しないようにと言う変更です。

あとがき

今回は前半の部分だけですので、まだ出来上がってはいないです。

ボストン型はカーブが美しいと、愛着がわくデザインだと思います。

最初の考案のきっかけであったおじさんのセカンドバッグは、もっと四角い感じでしたので、そこからはだいぶイメージが離れていきました。

ただ、とても表現しにくいのですが、「コンパクトである愛らしさ」という点がおじさんのお持ちのバッグにも合ったのです。

たとえ、シンプルな無地で作られたナイロン製のメンズタイプであっても、今回のようなマルチカラーの花柄ジャガードであっても同じように感じられたのです。

もしかして、私がヒントを得たおじさんのバッグからは、その「かわいらしさ」を引用したのかもしれません(^-^)。

ワンピースコーデの差し色の役割とウエストラインをしぼるベルトの役割の2つを同時に担う優れたウエストポーチの考案【71】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、はぎれを利用しましたハンドメイドのミニサイズのウエストポーチのご紹介です。

ウエストポーチにもいろいろデザインはあると思いますが、エレガントな無地のワンピースにも映えて、飾りベルトの役割も兼ねてくれる花柄が綺麗なウエストポーチを作りました。

コーデにも活躍してくれそうです。

お出かけシーンではずっとベルトを取り外すことが無いので、そのベルトに飾りみたいにポーチが乗っかっているだけと考えれば、ワンピースのウエストラインのしぼりの機能もずっとキープできるのです。

はぎれの形が細長く余っていたことを活かすことができた共布ベルト

やや大き目のはぎれ:縦54cmx横49cmほど。
<生地>トリアセシルキーニットプリント、トリアセテート/75%、ポリエステル/25%、日本製。

はぎれの残し方が功を奏しました。

左上に細長く突き出した部分のおかげで、共布ベルトが作れることになったのです。

色は、濃紺の地にブルーやピンクの花柄です。表面がピケみたいにやや凹凸感があり、美しく高級なニット生地です。

本来は、カットソーなどに利用される服地です。

これをバッグにするということも珍しい使い方ですが、そのはぎれで、更にウエストポーチを作るということもこれまた珍しいことで、貴重なお品になりそうです♪。

華やかなマルチカラーの花柄がコーデに映えるという価値

今回のようなビビッドな花柄は特に差し色としてコーデしやすいです。

無地の無彩色なグレーなどのワンピースにもとても映えて活躍してくれそうです。

ベルトウエストポーチの完成:縦14cmx横19cmxマチ無し。・・・シンプルなデザインです。
装着は差し込みバックルです。デザインはのっぺりしていた方が、柄が映えます(^-^)。

ベルトでもありながら、入れ物でもある二重の価値

このような図式を作ってみました。
ズドンとしたラインのないワンピースにこのウエストポーチをすることで、
ウエストがシェイプされてさまになります。

こういったウエストポーチをワンピースにベルトとして、機能とデザインを同時に生み出すという考え方、どうでしょうか。

なかなかおもしろく、好きな柄で当てはめられますね。

特に、旅行などでは、手荷物ハンドバッグというのはいろんな活動をせねばならないシーンには不向きで、ショルダーなどのベルトのようなものを体に密着させることが非常に役に立ちます。

そうしますと両手が空いて、多忙な旅行のシーンにはとても有難いのです。

あとがき

今までウエストポーチがエレガントなお花柄である商品に出会ったことがありますか。

まだまだウエストポーチの固定観念が、「活動的なスタイル」だけに考案され、製造側も視野が足りていない様子だと思います。

エレガントなワンピースにさえウエストポーチをすることがあるということを1つのシーンとお品物のコンビにしてみた場合、このたびのような花柄だけではなく、ヒラヒラしたレースなども候補になってきます。

今後、こういう一般的にはカジュアル一色なものをエレガントテイストと融合し、新しいコーデを考えていくようなご提案をもっとできればと思います。