同規格のミニポーチの究極の比較、難関箇所ある出来上がりに立体感が生まれるVSスムーズに製作できるが仕上がりがペタンコ【1299】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の番号【1298】の記事とも関連したのがこの度の【1299】です。

【1298】では、まるでトートバッグを作るかのような仕立てで、小さなコンタクト液ケース用のポーチを製作。

【1298】投稿のミニポーチ:この時に、蓋の型紙が本体と分かれているので、
狭い箇所にぴったりの縫い代で蓋を入れ込む困難があありました。
そこがこの製作の難関箇所となっていたのです。

出来上がりは苦労した成果があり、ふんわりと膨らんだ立体感あるお品に仕上がりました。

ただ、作りやすさというのも重要なポイントなのではないかと、自身もやり直したような結果から、短い時間でスムーズに出来上がるもう1つのやり方をこのたび作業してみました。

そもそも型紙から違うことになります。

シンプルな1枚のみの型紙を組み立てながら出来上がる、前回と全く同じ規格のミニポーチ

一繋ぎの型紙(今回のやり方):縦18cmx横12.5cmの長方形の底面を半径5cmの円のカーブにアレンジ。
前回の型紙との比較:全く同じサイズに出来上がるには、左のつなぎ目の縫い代をカット。
それぞれ1cmx2=2cm分をカットしたものが右、これが出来上がりが同じサイズになる調整です。
完成:【1298】の時と同じ、縦5.5cmx横10cmxマチ無しです。

途中の製作過程は、後で貼りますYouTube内で大まかに口頭でお話させていただきました。

詳しくは、後日に作り方専用に投稿をさせていただきますね<m(__)m>。

コンタクトレンズケースだけでなく、こうした塗り薬も入りますし、鍵やバンドエイドも入ります。

この真っ黒生地はニットでよく伸びるタイプです。

パワーネットと呼ばれるタイプの生地で、接着芯は黒のニット芯を貼りました。

前回の作り方との違いが出来上がりにどう表れたのかを見てみる

さて、いよいよ今回のポイント、作りの違いが生み出す出来上がりの違いです。

左が分離型、右が一体型です。サイズは同じなのですが。。
左サイドのふくらみの様子:結構この角度が一番分かりやすく違いが見られます。
右サイドのふくらみの様子:こちらも歴然とした違いです。
底の様子:何となくラインが綺麗なのは柄の方ですかね。
形が整うorいびつになりがちの違いももしかしてあるのかもしれません。
背面の様子:型紙の違いでステッチ線が入る入らないの違いがあります。

どちらが良いのかということの最終的なジャッジ

私の好みだと、柄の方です。

手間をかけた分の成果がそのフォルムに分かりやすく現れた点にとても納得しました。

ただ、作りにくいので、とても慎重かつ困難な場面があることはデメリットです。

無地はその点気軽に作れるものになりまして成功しやすいです。

ただ、どちらも丁寧にお仕立てしていますので、作りやすい今回の一繋ぎのやり方でも十分に素敵になります。

これをどちらかに選択することが非常に難しいと思いました。

どちらの型紙も残し、その時々に応じてどちらかを選択しながら両方を製作し分けるというようなスタンスで考えています。

あとがき

今回の製作では、捨てないで、その生地を何か活かせる手はないかという時にお役立ていただけそうなミニサイズのお品です。

なかなか量産品ではミニサイズというのはニッチです。

そこに、ハンドメイドの出番があると思っています。

よくある王道なサイズは誰でも作ります。

誰でも作るサイズ感は、ハイブランド様が圧倒的勝利だと私は思います。

ハイブランド様の作りは大変手間がかけられたものも多く、斬新な仕立てであることも時々見ることがあります。

そして、最後にダメ押しの「ロゴ」の威厳と認知度のパワーで勝利なのです。

そうしますと、ブランド物のメインポーチの中に入れる小さなポーチというのは、狙い目です。

ハイブランド様はこのような小さなポーチは本気では製造されません。

自分で作ったサイズ感しか無いということも起きてきます。

はぎれはそんな時に有効であり、結果的に、はぎれになる以前の元のお品にもコスパの良さが影響していくのではないでしょうか。

原価のお話になりますが、元のメインで使った時の原価にはぎれ部分も入れ込んでしまうのか、それとも残しておいて、メインの分の原価を下げて、はぎれ分でははぎれ分の原価に入れていくのか、そんなお話も今後させていただけたらばと思います。

アパレル会社勤務時代に数々の原価表も作ってまいりましたので、そんな中で工夫した正当ながら利益の出やすい算出術などもお伝えできればと思います(^-^)。

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