片玉縁風+フラップ付きの良質かつスタイリッシュな作りのポケットを大容量バッグに3箇所も設置する理由【1244】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、表地も裏地もナイロン撥水の生地を利用して、大容量の温泉バッグなるものを製作中。

水辺のシーンを意識していますので、まずは素材を撥水にすることを選択。

そして、その後のバッグ内の構造にもお水対策をした工夫をする案をこの度考えました。

3つのポケットのサイズの違いの意味と配置

まず、今回製作するポケットは、今までの私の製作の中でのポケットのハイブリッド型とでも呼びましょうか。

貼り付けポケットに使用のフラップと隠しポケットのコンビになります。

↑隠しポケットの入り口をフラップで隠します。この図は、フラップをオープンした状態。
↑フラップを降ろすと、こうしてポケットの入り口が完全に隠れます。
↑分かりやすくポケットに色を付けました。

今までは、貼り付けポケットにしかフラップを使用していないことがほとんどでしたので、この様相は新しいデザインになります。

あくまでも私の製作の中では。。ということです。

そして、更に、3つのポケットの内の1つは、めいっぱい大きな容量のものにします。

そうすると、1個のポケットで片面を使用することに。。

一方残りの2個のポケットは、反対面に並べて配置します。

中サイズのポケットと小サイズのポケットをこうして斜めに配置することに決めました。

今回の場合は、真横に並んでも斜めにしても重ならないようにサイズを設定しましたが、隠しポケットの場合は、内袋同士が重なっても大丈夫なところが融通が利きます。

発展版:横に並ばなくても段差でも隠しポケットの場合は内袋が邪魔をしません。

このことは、狭い面積に豊富にポケットを設置したい時のヒントになりそうですね。

同デザインで3サイズのポケットの裁断(接着芯貼り済):大-35cm巾、中-20cm巾、小15cm巾。

裁断からは、左右が縫い代で各1-1.5cmずつ奪われますので、出来上がりはもっと狭まりますが、どれもなかなかの容量です。

一番大きい片面にめいっぱいの容量をとるポケット(大)は、本、靴下など、メインスペースでは濡れがちなケースを想定し、避難場所としてのお部屋を確保したものになります。

しかもゆったりとした十分な容量をとることで、お客様にその使い勝手を私の方が教えてもらえる可能性が高まります。

容量の不足したポケットなど不満しか返ってきません。

そして、(中)はお財布やスマホが、(小)はカードやパスが入ります。

これだけの充実のお部屋をご用意すれば何かしら便利な使い方をしていただけると、とりあえずはそう考えました。

あとがき

もっとも重要なことは、このバッグをご利用いただくユーザー様が主役であることです。

そうしますと、製造者である私などはとにかく、いかに最大限に使い勝手が良い物になるかどうかをユーザー様の立場に立って製作することです。

以前、あるメディアで、どなたかがブランドバッグへの不平不満ということで、とても高価なのに、その機能が十分でなくただの飾りのようだとおっしゃっていることが印象に残っています。

おそらくハイブランドだと思われますが、ハイブランド様はその名高さがあるからそういった不平不満も吸収してしまえるだけのそれ以上のパワーがあるのです。

だからこそ鈍くなりがちなのかもしれませんが、私のような「名もなき製造業者」はかえって、そういった隙間をチャンスとしていかねばなりません。

ただ、そうは言ってもよくよく考えてみれば、当然やるべきことだとも言えるのです。

自分の思い込みや固定観念、押しつけなど、こちらが良かれと思うことと実際のニーズの隔たりにアンテナを張り、ちゃんとそのギャップをキャッチせねばなりません。

今回の私のポケットも、こうは考えてみたものの、実際は分かりません。

よって、後の反応やフィードバックを得てのその後の改善になると思います。

ただ、最初からの姿勢としては、使う人の事を思ったものであることは当たり前のことであることは間違いなさそうです。

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