まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
早速ながら、2023年の目標の1つ、メンズテイストでのハンドメイドバッグの製作を始めました。
まずは、同時に制作していきたい、「デジタルコンテンツ」の該当デザインでもある「切餅:きりもち」をメンズライクな生地で作ってみました。
今までの切餅は、たためることに注視して、柔らかめの生地が多かったのですが、この度の生地は、たたむこともできますが、なかなかの迫力の生地となります。
中に何も入れていなくても空間がキープされるような密に織られた硬い生地です。
それは、「リップクロス」という生地です。
リップは唇のリップからが由来です。
表面に五目目に節が美しく入ったよくナイロンリュックなどで見かけたことがあるようななじみがある生地です。
改良部分を取り入れた新しいデザインで完成
1つ前の【1210】では、以前の仕様から、生地幅がシングルのような狭い種類にもオールマイティーに対応できるような、そもそも生地を選びやすい仕様へ変更しました。
その変更を取り入れた新たな製作で完成した今回の出来上がりはとても重要です。
後に、デジタルコンテンツにまとめる時もこの新しい方の仕様でコンテンツを作ります。


中に何も入れていないけど浮いていますね。
生地のハリコシのすごさが現れていると言えます。

ハギ目はタブの下に隠れています。

折りたためるサブバッグ使いや、引き出しの中にも収納可能なタイプであることも重視。
よって、底板は入れていません。
その分、その代わりになるような持ち上げる役割の支柱を縦に、そして、底ベルトを横向きにと徹底した強度を底のこの面積の中に実現しています。
1つ検討していますのは、こうして見たときに、横向きのベルト2本がもう少し離れて、マチのど真ん中を貫くようにした方がバランスが良いのではないかということです。
ちょっとそのことをうっかり考えずに、縫い代込みの状態の真ん中でやってしまいました(^_^;)。
あと、細かい部分なのですが、よくよく仕様書を見直しましたら、サイドが2.5cmの縫い代で1.25cmずつの三つ折りなのに、1.5cmの縫い代で7.5mmずつの三つ折り。
今回の生地がしっかりしていてたまたま細かい三つ折りもやりやすかったのですが、本来の2.5cmでないといろんな厚みの生地に対応できないです。
次回はヘリンボンの柄で作って行きますので、こうしたちょっと違ってしまった部分を直していきます。
あとがき
このデザインは、どんな生地幅でも対応できるようにということで、そうなると、どんな厚みの生地でもということにもなります。
ゴブラン織りなどの分厚い生地は、裏地を付けたタイプだと重なって縫えない事態があるので、この1重仕立てならではのメリットとして、ゴブランを利用できるチャンスです。
過去に何度も厚みのゴブランの生地で縫えない部分に行きどまりを感じてきました。
なので、裏地付きではなかなか利用できないのです。
ゴブランの他では、「金華山織」というような椅子のシートやカバーになっている極厚生地です。
あれらも本体だけなら利用できると思います。
ただ、支柱や取っ手は別の生地を利用せねばならないかもしれません。
そうして厚みある生地などがなかなか出番がない所をすくい上げ、活躍できる生地になることのチャンスであるとも感じています。
そうした時に、エコバッグがサブバッグの領域を超え、メインになるかもしれないのです(^-^)。
