<パッチワーク企画①>はぎれで大きいバッグを作ることで価値を高める考え方【1168】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグを製作した後に、必ずはぎれが出ます。

これを集めてストックしてきましたが、いよいよそのストックもたまってまいりました。

ここ最近は生地のテイストを黒っぽく統一しておりまして、そのはぎれも黒系が増えています。

その一方で過去のカラフルなマルチカラーの柄のはぎれも豊富です。

1つ1つのはぎれはこれまでいろんな生地の中から選びすぐった材料であり、今この時点で私が見てみるとその製作を思い出すような思い入れのあるものです。

よって、これを活かそうということを考えるわけです。

これまでの考え方は、はぎれの大きさを基準にして小さいものを製作しようとしたものでした。

ところが、小さいものはなかなか価値が生まれにくいものだということも分かりました。

小さいと言ってもある程度の面積がなければいけないし、実際に小さいものを作った時のお客様の反応は薄いものでした。

何に使えばよいかが思い浮かばないというアンサーも多いです。

やはり大は小を兼ねるのか、大きい入れ物は融通が利き、使い道が豊富だということは1つありそうです。

パッチワークの下準備

ということで、統一の1枚だけのパターンでつなげて、面積を大きくしていくパッチワークをしていくことで大きなバッグをはぎれで実現しようという企画を考えました。

余った生地を合計すると結構大きな面積にはなるものの、バッグのパーツ1枚としては不足なものが多く余っていて、はぎれと言っても、かなりもったいない余り方をしている生地だらけです。

そうしますと、どんどんはぎれが膨大になってボリュームあるストックの山となるのです。

左:縦12.5cmx横17.5cmのパーツで裁断後(接着芯も貼ってあります)
 右:これから裁断予定の大きめのはぎれ(接着芯を粗裁ち完了)

もともと、小さいものを作ろうとしていたパーツの縦12.5cmx横17.5cmが多くあったので、それを基準にしていき、どれも同じそのサイズに裁断するシンプルなやり方です。

まだ、これから裁断する予定の大きめの余りというのは、すでに巾着袋などを作った後で、それでも余ったはぎれです。

もうそれ以上作ることができないような中途半端な余り方なのだけれども、かなりもったいない面積を有しているのです。

こうして見てみるといろんな色と柄がありますが、
カラーと黒系に大まかに分けられそうです。

ここからがセンスの問われるところかもしれませんし、独自の並べ方などの工夫が出来上がりの雰囲気に大きく分かれていく所かもしれません。

ある程度同じ仲間を集めて、複数のバッグにしていくことを考えます。

バッグも1つだけではなさそうな量なので、いくつか出来上がるかと。

そうした時に、それぞれに色や柄を片寄せることができます。

やみくもに並べたものは、何かぼーっとしていてポイントが見られないので安っぽくなります。

パッチワークであってももしかしてそれぞれの拘りを入れ込むことができるかもしれません。

パッチワーク企画を始めるにあたって思うこと

はぎれも随分多く必要になりますが、この2022年の最終でこういった新しい試みをしてみて、2023年へのステップにしてみたいと思います。

はぎれを使用できることは、材料のもったいない廃棄を避けることができます。

これは、「サスティナブル」な製作になると思います。

また、実はパッチワークは、考え方によっては、価値の集結だと思うのです。

1つ1つの渾身のチョイスの生地であったり、高級生地もたくさん混じっていますので、それらが同時に1つのお品の中に登場している価値です。

これは、1つの生地で1つのお品を作ることとは別の価値です。

こんな感じで新しい製作方法が生まれることに期待を寄せます。

あとがき

せっかく多くの高級生地が混じるパッチワークですので、丁寧に綺麗に完成させたいと思います。

そもそも、縫製というものが、裁断を要することなので、それ自体がはぎれを生むのですね。

じゃあはぎれの全く出ないお品はどうかという点ですが、ある有名な編み機の会社様の事を本で読ませていただきました。

1分野としては素晴らしいサステイナブルな方向で間違いないです。

しかし、洋服のすばらしさは裁断してつなげていくことであったりもします。

肩のかっこいい袖付けラインは紛れもなく裁断によるハギ目が物を言うことでもあり、すべてが一辺倒ではないと思うのです。

よって、バッグも同じことで、一続きのバッグが味わい深いかというと、ハギ合わせによるミシンを使ったことの良さが間違いなくあります。

遠い未来にはもしかして、昔ながらの手法にっているのかもしれない、裁断して縫っていくやり方の中での工夫としては、余ったはぎれを更に利用できるような方法としてパッチワークがあるのです。

単純な、ハギ目を作ってつなげていくだけの作業ではありますが、それだけでもその世界観が生まれると思います。

私自身がはぎれを利用した大きなパッチワークバッグ作りが過去にはないので、楽しみです。

そして、今回の企画をきっかけにミシンパッチワークのすばらしさと活用の価値をお伝えできたらと思います。

<パッチワーク企画>は完成までこうして企画として続編を途中段階でアップしてまいりますね。

また、是非お立ち寄り下さいませ(^-^)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください