「豆絞り手ぬぐい」生地の紅白のコントラスト効果を美しくとらえる、キルトをかけて素材を発展させていくことで見込めるバッグへの引用【846】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

年末最後に、ミシンを使うという作業をして終了しました。

その作業はキルトがけ。

以前にキルトはヘルメットバッグの裏地で取り入れたことがあるのですが、このたびは、面積が小さくて楕円型のバニティ型のデザインの表地に入れるという点が初になります。

ここでお伝えしたいことは、素材だけのイメージよりももっと広がった未来型のイメージのご提案です。

いかにも昭和な紅白の「豆絞り手ぬぐい」生地が「こんなに素敵だったんだ」というところへ行き着くことが出来ればと思います。

そして、和風のイメージの他にももっと新しいテイストが生まれればと自身も期待しながらの製作となります。

キルト無しに比べたキルトありの効果は絶大、キルトの役割が「装飾」「機能」の両方を生み出すという発見

今回製作中の「卵焼き:バニティバッグ」は、側面がどうしても反りがち。

仕方がないことですが、この反りの解消にもなるかもしれないどっしりとした壁を作るかのようなキルトがけの効果を期待することになります。

水玉生地にはすでに接着芯が貼ってあります。楕円パーツのてっぺんと底部分にハード薄芯と中綿を挟み込み。
ボンドなどは使いません。待ち針で内陸部も均等に留め、ミルフィーユのような1枚のプレート構造に。
等辺ダイヤキルト:真ん中から3cmまっすぐに内側へ、3cmずつの直角二等辺三角形を描き、底辺が縫い線。
上の写真に指図を入力。四角い面でも楕円でも共通なのが、直角二等辺三角形の「底辺」が縫い線になること。

こういったパーツになってからかけるキルトの良さは、お店にある既製品のキルト生地だとキルト生地をカットした時にステッチが途切れてしまいますが、そうならないこと。

ハンドメイドキルトは、長持ちする1つのポイントでありかなり誇れる強味なのです。

側面にも同じように3cmの等辺ダイヤキルトをかけました。

キルトがけの際の大切な事、内陸部にも及ぶ均等な待ち針

少し前に段階を巻き戻しします。キルト作図前は待ち針は端っこだけですが作図後の縫う手前では変わります。

内陸部にも均等に待ち針を打つことでずれ防止をし、キルトの間にタックやしわが寄らないようにせねばなりません。

キルト完成:3cm四方の正方形を90度傾けた、等辺ダイヤキルトです。うっとりするほどの美しさです。

あとがき

出来上がりのダイヤキルトがかかった生地はもとの1枚仕立てに比べて雲泥の差。

厚手の1枚の生地に匹敵するほどの強固なものに、それだけなく装飾性のある素敵さが生まれたのです。

そうすると側面の所が反ることをかなり解消できると思います。

今回は、年末の夕方の作業をここで打ち切り。

次の作業からは、通常の作業工程と同じことをやってバニティバッグを完成していくことになります。

キルトがけをすることで、プラスαの更なる作業時間を要するのですが、時間をかける価値は十分にあります。

この度の例から、おそらくどんなに生地だけでは何の変哲もない目立たない生地だと感じたとしても、キルトで目覚ましい変化を遂げるのではないかという想像をしてみてくださいませ(^-^)。

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