まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ここ近年の淡水真珠は古物の淡水真珠と違い形が整ってきています。
技術の改良の成果だと見られます。
淡水真珠の連物をつなげてネックレスやブレスを作って収集していた2010年代前半のこと。
淡水真珠の親しみやすさにとても好感を持つようになっていきました。
確かにあこや真珠は真ん丸で形が整っていますが、あちらも人工的な手を加えた結果のラウンドフォルムなのです。
その技術の中身の労力やレベルに対する評価に依るところがあこやの価値を高めていることも大きいのではないかと思えます。
ということで、このたびは、かつては「あこや」にこだわって多くのあこや真珠コーデを楽しんできたこともあるにもかかわらず、淡水真珠がここまで素敵になるのだというすごさをご紹介したいと思います。
きっかけは、ある天然石売り場でした。
店員さんが編み込んで作っておられたスクエアモチーフをペンダントトップへアレンジ
とてもうらやましいような技術の「編み込み」。
1連に繋げることしか技術を持っていませんが、立体的に造形できる技術がある方は製作の幅も広がります。
天然石売り場で店員さんがスクエアの編み込みの淡水真珠モチーフを作っておられました↓。
隙間へステンレス製の丸カン(正式には、二重リングをカットして一重にしたもの)を通します。
ステンレス製のメリットは、シルバー925よりもうんと線径が細くても丈夫な点。
よって、狭いすき間にも無理なく入り込めるのです。
せっかく店員さんが作ったトップをこうしてアレンジできました。
淡水真珠は淡水真珠同士組み合わせていきました。
そして、ペンダント、編み込みブレス、リング(これだけはあこや)と組み合わせたセットが出来上がりました。
希少価値があこやよりはるかに劣ると見られている淡水真珠ならではの贅沢な密集具合。
編み込みしてたくさん集まる「白の世界」は大変エレガントです。
ブレスレットもただ一連でつなげたよりもはるかに豪華です。
こちらも編み込みの技術によって素敵に作られた幅広ブレスです。
クラスプの素材がメッキのちゃんとしたものではなかった当初、1点の品物の細部にわたるレベルアップをするために、リフォーム屋様へ正式なシルバークラスプへ付け替えを依頼。
とても良い品物になりました。
私は、このデザインを見て非常に感動致しました。
まるで大切な巣の中で卵を包み込むように守るようなイメージで大切に3個のあこやが埋め込まれているデザインに対してです。
突出していない分、破損やキズも付きにくくなっているのです。
あとがき
真珠は、一番好きな天然石というほどのアイテムでした。
天然石という呼び方は正確ではなく、真珠はストーンではない海の生物の「貝」なので特別な存在です。
それでも数々の宝石と肩を並べてきた過去があったのですが、実際のレンタルジュエリー事業では全く手ごたえがありませんでした。
そうして、2023年をもって真珠を完全廃止と決めました。
あの希少で高価な「南洋真珠」も廃止です。
そうして、「宝石+地金」だけのレンタルジュエリーへと大きく変わりました。
これで良いと思っております。
すべてがユーザー様のフィードバックから感じ取ったことですので、間違いないと思います。
ただ、そうして多くの人が見放していく「真珠」に対して、反対に高まる希少価値がまた新たに生まれると思います。
高価だとか採取しにくいといった希少価値ではなく「ニッチ」な価値としてです。
ここから私がお伝えしていけることは、ただ1つの手持ちの真珠ジュエリーの装い方の新しい発見をこうして投稿でお伝えしていくことですね(^-^)。