まえがき
柄on柄はファッションコーデでよく言われる「うるさい」ということがあります。
音楽の「音」と結びついたような言い回しです。
そして、柄同士を違和感なく、挑戦的にコーデできるのはおしゃれの「上級者」だとも評価されるのをファッション雑誌の解説などで拝見したことがあります。
このたび、なんと柄と柄を組み合わせた裏地付きリュックを作ったのです。
とはいえ、それほど攻めたことはひかえ、表地がパッチワークの切り替えでできた粗目のボーダー、裏地がボタニカルなマルチカラーで、色使いが互いに共通するように組み合わせてみました。
出来上がりのリュックをその柄同士の組み合わせという見方でどうぞ楽しんでみて下さいませ。
ペールカラーの柄同士、共通の色がそれぞれにある組み合わせが相性が合ったケース
今回使用の生地は、パッチワークボーダーに仕立てる表地のスポーツメッシュという穴の開いた面白い凹凸感ある素材と、裏地の水彩画のような柄が程よいカジュアル感。
スポーツメッシュは4色展開で複数色の中から4色をチョイスしました。
結果、青xグリーン系になりました。
これを巾7cm程度のボーダーの出来上がりにしてパッチワークシートを作り、それを通常の型紙に当てて裁断してのスタートです。
結構手間が込められているお品となります。
裏地は、思い切って柄物に。
柄x柄の場合、上手く合うコツとして使われる色を合わせてなじませるのが接点ができて相性が生まれると考えました。
色の共通点が無ければ、あまりなじまないのでその組み合わせが合うのかの判断が急に分からなくなります。
そこには、「なぜそれらを組み合わせたのか」の理由が本人にしか分からないので、周りの人への理解が難しいのです。
今回の場合、4色のスポーツメッシュの生地のすべての色が、裏地のブッチャープリント生地の中に入っているのが分かります。
こういった偶然の発見やチョイスというのは、心躍るものです。
あとがき
今回のような粗いパッチワークボーダーであれば、裏地に柄を合わせてもそれほど違和感がありませんでした。
こうして柄と柄の組み合わせの分かりやすい方法みたいなものとして、同じ色使いというところを共通にする、つまり「関連付きがある組み合わせであること」があると思います。
あとは、それに近い「同色系同士」などというのも次にやってみようなどと、アイデアが広がってゆきますが、究極が違和感なくぴったり関連付いたということだと思うのです。
それが精いっぱいの「コーデ」となります。
この度のお品なのですが、大変ありがたいことに、ご購入いただきました、ありがとうございました(^-^)。