レジ袋のイメージそのままの真っ白のエコバッグ、骨のような役割もありそうな底周辺のラッピング縫い代効果【225】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近エコバッグ製作週間で連続製作中です。

題して「スーツに合うエコバッグ」。

会社帰りの立ち寄りでのお買い物を想定、スーツに合うような素材をチョイスしたエコバッグです。

メンズライクな雰囲気のスーツに合うというのが、最初に完成したものでした。

このたびは、エレガントな女性っぽいスーツに合うようなエコバッグも作ろうということで、薔薇柄ジャカードの入ったカーテン地で作ります。

透かしのような雰囲気で爽やかです。

使用生地:ミラーレースカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。

この生地で作る一重仕立てのエコバッグでは、縫い代を隠すことを工夫せねばなりません。

その1つの案として共布ラッピングがあります。

別で裁断した共布をうまく縫い代へ美しくくるむことが出来れば成功となります。

ただ、ラッピングは難易度はありますので、自身も日々練習なのですが、成功するための融通が利きやすいようゆったりとした幅で行います。

底部分のラッピングを美しく仕上げるコツ

ラッピング部分は、中側のことですので視界には入りにくいものです。

しかし、そういったところでも能動的には見ることが可能な場所なので、視界に入る部分として意識して作っていきます。

底とマチは三つ折りが生地によっては厳しいので、ラッピングの方法を採用しました。

まず、底部分1.5cmの縫い代を印付けします。
表面と後ろ面を中表に合わせて待ち針。
縫い代1.5cmの印を付けた線の上を、行って帰ってくるというふうに地縫いを二度縫いします。
底のラッピング布:巾6.5cmをど真ん中でアイロンで折り、両端1.5cmに印を付けてアイロン。
更に、仕上げでもう一度ど真ん中にアイロン。意外にこの二度目のど真ん中アイロンはこの後の作業に効果。
そして、本体の端とラッピング布の端をぴっちりと合わせた状態でラッピングの地縫いからスタート。

縫う場所というのを、縫い代の印から少しずらすのがポイント。

印の1mm程上側(実際のミシンをかける向きでは右端)を縫うのです。

そうすると、次のくるみ込む場面が地縫いが見えることなく綺麗になります。

ここを線の真上とか、ずれて下を縫ってしまうと次のくるみ込みの時に縫い糸が丸見えとなるわけです。

この物理的な構造は大変重要です。

ラッピング場面:先ほどの縫い位置のを1mmずらした効果が上手く出ました。地縫い糸が飛び出していません。
アイロンで微調整などをして、待ち針を適正な均等な位置に留めます。
反対側にも待ち針をしてみました(邪道かな)。どちらの面も布の幅が均等である必要があります。
縫いとじのステッチ:際を縫うのではなくて、中に少し入った3mm程度の位置を縫うのが良いです。

反対側に貫通しないという事態が起こりやすいのは、際を縫いがちだからです。

縫い始め最初の方裏へのステッチの出方を確認しながらゆっくり始めると良いです。

そして、縫い閉じが完成しました。
反対側もキチンと良い位置にステッチがのっています。

ラッピングはかなり繊細な作業です。

1-2mmほどのわずかな分量が影響していきます。

一方で、成功すると大変美しくなるという素晴らしいゴールがあります。

かつてのポリビニール袋の延長のカラーで完成した「スーツに合うエコバッグ」の完成

スーツに合うエコバッグ:レースカーテン地VER:<サイズ>縦39cmx横35cmxマチ16cm。

白色がさわやか。この典型的な薔薇柄は元の使い方であるレースカーテン地としても人気のようです。

底部分底ベルトと支柱のおかげで丈夫そう。はるかにポリのレジ袋をしのぐ強靭さです。

このミラーレースの強度ですけれど、見かけのイメージよりははるかに頑丈のようです。

ただ、もともとカーテンは、何か込み入った場所にいろいろな物体からの衝撃を受けるものではなく、ひっそりと片隅に静かにゆれているものです。

そう考えると、バッグになった以上、かけてあるだけとは違い様々な衝撃を受けることになります。

そうした時に、どこまでの強度なのかというところは未知な部分はあります。

今後自身が使いながら様子を見てお伝えしていくことになります。

あとがき

エコバッグの長持ち度もどこまでのものかを自身で使いながら常にチェックしています。

自転車のカゴにたくさんの食料品を入れての持ち運びが大半ですが、この底ベルトや支柱の安心感は確実なものです。

実際にただいたフィードバックの中に、「大きなボトルの洗濯洗剤を3点入れても安心全然大丈夫であった」とのこと。

随分活躍してもらっているようです。

たかがエコバッグながらいざという時には力持ちであってほしい。。

そのような思いの意思表示としての複数のベルト機能です。

このたびのラッピングも縫い代をきちんと隠すことで擦れから生地を守る働き、そして実は「骨」のような役割もあるのではないかと思っております。

コツが必要なラッピングですが、たくさんのお品をラッピングする中で感覚的なコツを多く見つけ、高い手仕事技術を養いたいですね(^-^)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください