まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、過去に私が作った2種のボストンバッグをご紹介。
無彩色のマルチボーダーやストライプを楽しんでいただけること、そして、こういったパッチワーク仕立てをして柄を生地のハギ合わせで出していく作業のまめさと、出来上がりの美しさ、こんな辺りを見ていただけたらと思います。
そして、今回の2種のバッグの作り方は、あまりにも困難が伴う(笑)ラッピングを施していますので、バッグの縁のかがり部分の幻のラッピングにもご注目どうぞ。
こちらは、記事は現在の2020.07.07に書いていますが、この製作をした頃、2018年の頃を遡った記録となります。
当時2018年は、製作過程のブログは書いていなかったと思います。
動画のYOUTUBEは、今ではブログと全く並行して投稿していますので、必ず1ブログ記事に1YOUTUBEが存在していますが、過去はバラバラでした。
動画は、10回くらいのシリーズで細かく分けてアップされていたのが当初です。
2018年の7月だったかと思いますので、かれこれ2年前ですね。
パッチワークに目覚めて、たくさん調達したアムンゼンという織り方のポリエステル/100%、日本製の生地3色使いで作ったものです。
過程となる部分は、その後1つの動画にまとめて集約してしまいました。
よって、動画から引っ張り出した写真数枚くらいしかショットが得られなかったです。
ただ、内容としてはなかなかダイナミックな製作だったと思います。
ファスナーの付け方が異なる2デザインの比較が興味深いと思いますし、片方がストライプ、片方がボーダーという比較も面白いと思います。
ちゃんと「なぜ」を考えた結果その形に決まった「デザイン」のゆくえ

ひっくり返しをすることで無理な圧力がかからない優しい手法。
こラッピング布の幅4.5cmというのが、一番しっくりとおさまる布巾。後の製作にも継承。

ボストンバッグは、どうしても底板を後付けになるケースが多いです。
よって、底板そのままでは味気ないことをくるみ底板で裏地になじませ、高級感を出しました。

このように隙間一切無しの完全に口が閉じたトートバッグを実現したデザインです。

底板はストライプを横向きにボーダー使い。アセテート/100%、日本製。

こんな上寄りの位置に取り付けることで思い荷物が安定すると考えました。

ナスカンも、ニフコ社製。結構硬いので、取り外しはやや硬めの感触。

入口は両開き使いのシングルファスナーx2本、真ん中で留まる作りになります。
取っ手の前後の色も変えて、マルチカラーを楽しみます。

斜め配置の2個付。隠しポケットの良さは、重なっても場所が有効に使えます。
一部重なっても、内側では1つずつ袋になってお部屋が分かれ、もう1つの方を邪魔しないことがメリット。
貼り付けポケットではできないことです。

ふんわりするよう、中にソフト厚芯を入れ込んでいます。
取り外しはできませんが、付いたままでもOKとなりました。

あとがき
動画内では途中の細かい部分は、後の編集でほとんどカットしてしまいましたが、パッチワークシートから始まる組み立ての2点のバッグの大まかな製作過程を少し覗いていただけたかと思います。
もとは、パッチワークシート作りから始めていく手間のかかる時間をかけた製作です。
ただ、作ってみた後で思うことは、まずそもそも3色の生地の分量の在庫がバランスが悪くて、この製作を最後に、オフ白が完了してしまいました。
同じ生地を同時に使っていくことの配分の難しさがそこにありました。
もとは、個人事業主でハンドメイドバッグを作って行く前の年の2017年に調達していた生地です。
生地もその時でないとなくなってしまうということで、随分黒(正式にはチャコールグレー)を多く購入し過ぎました。
25mくらいあったと思います。
その次にモカが4-5m、オフ白は2m程でした。
じゃあ黒だけで作るのかというと、華の無いものになってしまいます。
「鉄」とか「石」をイメージさせる濃グレーがどう美しくなれるというのか。。
そんなことも随分考え、行き着いた結果は綺麗な色や柄の裏地に使用することでした。
じゃあその後この生地に出会えたのか。。
二度と出会うことはありませんでした。
その2017年限りの貴重な生地であったと言えるのでした。
