こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、いよいよ<簡易リュックシリーズ>も最後。
今回のリュックは、A4のクリアファイルが入ります。
もしかして、ビジネスシーンでも活躍できるかもしれないと思っております。
今回の使用生地は、ピーチという生地かも!?

名前が、スエードプリント。しかしながら、実際は、スエードではないです。
ただのネーミングです。あまりにスエードに似ていて、その似た感じをそのまま使った呼び名のようです。
実際は、私が思うに、生地の毛羽立ち、さらさら感、ポリエステル/100%であるということ、生地の斜めにラインが入った綾のような織り目、この辺りから、ピーチという素材ではないかと考えます。
ピーチは、その名の通り、桃の皮の表面のようなあの毛羽立ち、さらさらな面持ちを表現した生地の一般的な長年呼ばれてきたベーシックな生地名です。
薔薇の花柄の色がとても華やかな紫がかったピンクで、その周りの、黄緑色とか、オレンジと一緒になって、何かエキゾチックな雰囲気がします。
ファスナー使いでのpicturesque流なこだわり
今回はファスナー開きにしたいと思います。
私は、過去にファスナー使いを何度もポーチやバッグで製作してきましたが、その中で、ファスナーには、物理的な負担はかけない方が長持ちだな、と思う部分があります。
というのは、あるエピソードがあるのです。
基本的なポーチは、ファスナーをてっぺんに取り付ける方法が王道ですね。
ただ、あの方法は、基本的でありながら、ファスナーを取り付けた後に、縫い代を隠すためにひっくり返すので、とてもファスナーに負担がかかります。
つまり、無理なことをしているといった感じです。
あれが、すごく不安になるんです。いずれ、ファスナーの務歯が開いてきて、ファスナーの機能が壊れる気がします。
実際、過去に、ハンドメイドを始めたばかりの頃に何百個と作ったポーチやバッグに取り付けたファスナーがサイズによっては、留め具の部分でちょうど終わらない場合、カットすることがあります。
この時に、カットした部分を一応、開いてこないように留めることをミシン+手縫い(刺繍みたいに行ったり来たりのコイルみたいに始末する)をしていましたが、それでもなんとなく不安でした。
実際にファスナーの務歯が割れて、開いてきたこともあり、「えーっ、新品のファスナーなのに」と、思いながら、無理矢理とじるみたいな作業をしたことが思い出されます。
当然です。本来の定位置から真反対にくねらせてうなぎのような体制でそのまま出来上がるのですから。
こんな体験から、だんだんあの基本的なタイプのファスナーの取り付けをしないようになりました。
ゆるやかに取り付けたら気持ちがいい。そして、ゆったりと無理なく取り付けられたファスナーは長持ちしそうなオーラさえ感じます。
ということで、今回こんな感じで、まっすぐにファスナーを取り付け、その代わり、ひっくり返せなかった縫い代を外にそのまま飛び出すことにしました。

縫い代をラッピングする方法
では、外に飛び出したこの縫い代はどうするかということが、今回のポイントとなります。
こんな方法を採用しました。共布ラッピングです。
底部分のラインは、裏地と表地とを向かい合わせて互いに中側に1.5cm折り込んでのステッチを施したので、縫い代は隠れました。残るはサイドのみ。
硬いファスナーの務歯があるサイドは底部分のように内側に縫い代を折り曲げる方法は無理です。
そういった時は、共布ラッピングが効果的な方法の1つです。


これが、また、カーブの部分だと、難易度が極端にアップしますが、ストレートで、しかも幅が2cmもあると大変やり易いものであるといえます。

完成レビュー

今回も共布ショルダーにジグザグキルトをこの1つ前の②の時より大きな幅でかけました。
そして、同じく、調節機能は付けていません。直接取り付けています。
では、YOUTUBE動画をどうぞ。
あとがき
ありがとうございました。
今回で簡易リュックシリーズ終わります。
3点の違うデザインの製作でしたが、どれも、とても易しい作りをしています。
作るのが簡単な易しさと、作りの単純さの両方ですね。
リュックは、ああいう形のことを言うのだというような固定観念は打ち破っています。
しっかりと作って、機能があれば、素敵になります。
今回のような弓矢のような弾力性のあるショルダーのように、単純でも、しっかりした作りこそが大切なんです(^-^)。
おわり。
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