磁気がカードに影響、デジタル時代にはバッグのマグネットボタンは選ばない勧め【161】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、1990年周辺のデザインであると思われるヴィンテージのバッグを購入後、自分の希望するような使い方をしたくてかなり自主リフォームしてしまいました。

元のデザインは、正面のフックに外れないような頑丈な設置でチェーンが通され、全体で黒とゴールドのコントラストが効いた華やかなナイロンハンドバッグでした。

チェーンも斜めがけではなく、ハンドバッグを肩に引っ掛けるドレスライクな持ち方のいかにも1980-1990年のファッションを彷彿とさせるような長さです。

チェーンがずっしりと重みがあり、購入は2015年くらいですが、購入時にすでに思っていたことがあります。

「チェーンは外そう、入れ物として使っていこう」こんな風に思いながらの購入でした。

古い物の割には非常に綺麗で、チェーンのピカピカな様子から、内側の新品同様の綺麗さから、ほとんど使用していないお品であることが見て取れました。

その後、不可能であるチェーンの留め具の部分をペンチなどを使い時間をかけて取り外し、まずはセカンドバッグへ。。

その時にはまだ、マグネットボタンが付いていました。

そして、その後、この中に大切なカードなどを収納するようになりました。

そこで、気になりだしたことが、マグネットボタンの磁気。

以前にハイブランドバッグの入り口の強力なマグネットボタンの磁気によってだと予想しますが、銀行の通帳、カードと次々に磁気が壊れて使えなくなる不便な事態を経験。

その時気づいたのです。バッグの入り口のマグネットボタンの磁気に物の出し入れの際に影響していることを。。。

そして、マグネットボタンをマジックテープに交換したのが、下の写真です。

ある程度ミシンを扱えること、自主交換しやすいバッグのデザインであったことで、上手く行きました。

収納の為のバッグなので、持ち歩きなどの行動があまりありません。
ただインテリアとしてお部屋の中でその週バッグとしての役目を担ってくれる存在になりました。

今度はトートバッグをそのままトートバッグで今後も使用していくマグネットボタンのリフォーム

上述のお品は、過去に自主リフォームした記録でした。

今回、もう1点同じ黒のナイロンバッグに気になるマグネットボタンが付いているお品が手持ちの中から見つかりました。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
今回マグネットボタンをマジックテープに交換するバッグ。

1995年くらいに購入のお品です。

過去にマジックテープに付け替えたように全く同じ要領でリフォームしてみようと思いました。

すると、驚く光景を目にすることになりました。

こんな個性的な形のマグネットボタンがあった

少し脱線です。

マグネットボタンって、一般的な形としては、2枚のプレート状の刃を生地に差して反対側に折り込んで留めます。

下の写真では左側のような形です。

ところが、このたびのトートバッグのリフォームでは、マグネットの爪が一般的な左右の開閉式ではなく、放射線状のものだったのです。

写真では右側のものです。独特ですね。簡単には外せないようにしてありました。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
左:一般的なマグネットボタンの形(刃が2枚) 右:今回付いていたマグネットボタンの形(刃が放射線状)

左側が一般的なマグネットボタンのイメージと同じ形をしていますが、右が今回のバッグに付いていた形で、初めて見ました。

こちらは、裏面なのですが、表側のパーツと真ん中に本体の布を挟んで完全に一体化している様子でした。

おそらく、ドットボタンのような考え方で、道具で打ち込んで二度と外れなくする作りを考案されたのだと思います。

作業過程

特にリフォームの技術や長い経験のない私が行ったやり方です。

それほど複雑な形には見えないので結構簡単に作業できると最初は思っていました。

ただ、放射線状の特殊なマグネットボタンは、取り外しができないように固定されている作りなので、やむなく、生地を少し破って取り外したことがちょっと気持ち的にあまりいいものではなかったです。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
元のマグネットが付いた状態。

まず、マグネットボタンのすぐ近くの縫い目から、必要な分だけ、ほどいていきました。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
リッパーで1縫い1縫いずつ縫い糸を外します。

入り口が「わ」なので、このファスナーの周りをほどかないとマグネットに到達できないのです。

2cm近く進むと、ほどきやすくなってきます。

その後は、開け過ぎず必要な分だけにとどめます。

めやすは、ファスナーの行きどまりの端っこ位置より1cm以上は手前でないといけません。

後でもう一度閉じる時に、3次元の世界になってしまって、普通のミシンでは行えないからです。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
左:これぐらい開けてマグネットボタンを取り外します。 
中:取り外す時に生地を切ったのでこんな跡です。 
右:後で見えなくはなりますが、糸をいろんな方向に走らせて覆い、切り口を丈夫にしておきます。

たとえ見えなくなってしまう箇所でも、糸で敗れたところを修繕しておくのは、気持ち的にとても安らぎます。

その後も永く永く持っていけることにつながる見えない箇所の手間のかけ方の例です。

そして、反対側の相方であるマグネットボタンも取り外します。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
マイナスドライバーで放射線状のプレートすべて起こし面積を狭くして、
周りの布を最低限切って取り外します。

まさかのマイナスドライバーの登場で、プレートを起こして、円の面積を小さくしておいて、リッパーなどで生地をカットして取り抜きます。

これでも生地にキズを付けることが乱暴で心もとないですが、ドットボタン形式に取り付けてあるので、どう引っ張っても取り外せませんでした((+_+))。

仕方がないのです。

そして、マジックテープのオスとメスをそれぞれ、もとのマグネットボタンのああった位置にかぶせるようにして、縫い付けます。

返し縫をしながら、2.5mmほどのミシン目でまっすぐに、丈夫に縫い付けます。

黒いマジックテープになじむ黒糸はマストで。。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
マジックテープを裏側に縫い目が見えないよう生地1枚分だけに縫い付けます。

そして、同じことを反対側の相方のマジックテープも行います。

マジックテープのオスメスはどちらを前側か後ろ側かなどは、どちらでもいいと判断し、こだわりませんでした。

そして、この後は、一時的に開けていた空き口をふさぐという始末を両側とも行います。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
こちらのポケット側の方の口とじは、ファスナーの箇所と一体化した作りなので、しつけ糸で固定しないと、
変な場所を縫ってしまいますので注意です(一度失敗してやり直しました)。

反対側はこちらとまた、作りが違いますが、閉じる作業を行いました。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
左側:しつけ糸をして口を閉じたファスナーが付いた方。 
右側:ファスナーでない作りの方。
・・・3次元の作りなので、やむなく2次元的に2枚重ねで閉じました

左側の写真のファスナーが絡む方も、それほど簡単ではなかったです。

右の方は、そもそも、3次元の世界。

今から、同じようにするには、ミシンがバッグの中に入り込まねばできませんので、そんなことは不可能で、やむなくつまんで山を重ねて縫うという方法になりました。

しかし、綺麗に縫えれば、中側であるし、黒いバッグということで、目立つものではありませんので、これは仕方がないことです。

いかにお直しがしにくいような作りに考えられていることが見て取れます。

唯一の永続的なデザインとしての哲学が入っていることが見て取れました。

よって、なかなか後で手を加えにくくなっているバッグなのです。見た感じは簡単な作りのように見えますがね(^_^;)。

では、これで、完成です。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
マジックテープが、両側とも取り付けられました。

この写真でははっきりわかりませんが、実は手前のマジックテープがちょっと斜めにゆがんで付いてしまいました(;’∀’)。

このまま今回は仕上げてしまいましたが、ここから得たことは、マジックテープをマチ針1本で留めていましたが、2本ほど使うか、ボンドで縫う場所以外の数か所を貼り付けて、固定してから行うのがまっすぐに出来上がるコツかと思いました。

さらに、縫い付ける時は、一気にぐるり1周して、その後、2度目のステッチに二重にするなどのやり方が良いですね。

私がずれてしまったのは、返し縫しながら前に進めていったので、これもずれの原因です。

このように、入り口の留め具が変身したわけです↓。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
左:リフォーム前の元のマグネットボタン 右:リフォーム後のマジックテープ

あとがき

以前に、貴金属のお店で、こういう話を聞きました。「指輪のお直しは、実はできるだけしない方がよい、お直しによって石がぐらつきます」という店員さんの言葉です。

今回、どうしてもお直ししたいので修正しましたが、この時の言葉が思い出されます。

元の形というのが一番望ましく作られているものです。

後から手を加えたりすると、今回のように、生地を切らねばならなかったり、再び閉じた口が、前と同じようにどうしてもできなかったりということが起こってくることがありますね。

最初の形が一番美しいのだということを分かった上でリフォームした方が良いです。

私はそこまでしてもマグネットボタンが気になっていましたので、満足はしています。

でも、注意しなければならないのは、手を加えたことによって、弱いお品になるのはよくないので、その辺りも今後、しっかり研究していこうと思っています。

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