天然石らしいはっきりしない曖昧なカラーのロングネックレスが織りなす優しい世界観【562】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年代に大流行のパワーストーンブレスレット。

多くの人が腕にはめていたことが思い出されます。

その頃、私もその流行に目を向けながらも、あまりに流行が行き過ぎて差別化を考え始めました。

そして、自作する中で留め具を18金にしたりして高級感を出すというようなことをしていました。

数多くのネックレスやブレスを作る中でストーンに関する知識もおのずと増えていきました。

「これはどんな名前のストーンなのか」とか、「〇〇色の天然石はないものか」などと検索しながら今まで知らなかった天然石が想像以上に豊富であることを知ります。

そして、連のネックレスをカラーが入り混じったマルチカラーで作ることがとても楽しくなりました。

このたびは、元ある別の1色使いの連をパステルカラーで組み直したネックレスのご紹介です。

天然石を深堀りしていく中でカラーのイメージが湧きやすくなったありがた味

優しいカラーを集めて組んだ天然石主体のセット:いろんな天然石が入っています。
〇ネックレス:8mm珠。ニュージェイド(薄グリーン)、モルガナイト(薄ピンク)、アクアマリン(ブルー)。

長さは108cmのロングで、留め具はK18YG。

留め具は引き輪、ダルマ板、つぶし玉x2個ですが、地金の18金の高額さの影響はこんな小さなパーツさえもなかなかのお値段、真剣に作ったものです。

このことは、ゴムでつなげたパワーストーンとの差別化、わずかな1か所でも18金であることの存在感はちゃんと現れます。

全体ではグリーン系。

薄いジェイドのグリーンからリングのネフライトまでの段階を一目で見ることができるセットです。

1つとして強い色を入れない、この中間色でとどめているところが意識したところです。

〇ブレスレット:ネフライトのメロン色のような薄グリーンのツヤのあるくり抜きバングル。内周は18cm。
〇リング:左-和田玉(ホータンギョク)17号程度。右:ネフライトのK18YG台の楕円大粒リング。14.5号。

このマルチロングネックレスができる前のネックレスの状態

このたびの製作前の2つに分かれたネックレス:ニュージェイドとモルガナイトが2点に分かれていました。

ネックレス2連付けも悪くないのですが、重なる位置が座りが悪かったことと、2個それぞれ留め具で付ける手間がありました。

ロングネックレス1本はそのまま気軽にかぶればよいので、留め具を開閉する必要すらありません。

1本ずつ別での装いも結局難しいものがありましたので、ミックスするという手段になったのでした。

YouTube動画は以前の方をご紹介した動画ですが、ここに貼り付けますね↓。

あとがき

当「本物志向のレンタルジュエリー」も元は、自身で集めていたジュエリーをすべて事業用へ献上の所からスタートしています。

自分ではネックレスの2本同時付けが気にならない、むしろカッコイイかのように考えていましたが、事業となると「対お客様」です。

お客様が同じように思うのかというとそうではありません。

面倒なことは極力減らしてあげたいものです。

そうして、どんどん「フィードバック」を感じとっていく中で、このセットは最終的には、なんと「廃止」に至りました。

2022年後半からは、すべてが地金を存分に使った本格的なジュエリーばかりにラインナップを変更しています。

それこそ「本物志向のレンタルジュエリー」らしいものになったと言えます。

とはいえ、この時の「連を自身でつなげて作ってきた時代」も大変貴重であり、後の「鉱物」についても考えるきっかけになりました。

「ハイジュエリー」と呼ばれる宝石だけを見ているよりも、「半貴石」などと呼ばれたり「パワーストーン」などと呼ばれるストーンも平等に見ていく方が今後の見方は間違いなく深まると思います。

すべては平等に元は地球から飛び出してきた素材なのですから。。

コイルのような細かいねじりデザインの18金が美しくきらめく多重のラインの美しさの表現【561】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

18金イエローゴールドの方がヴィンテージジュエリーにたくさん見つかります。

昭和時代はイエローゴールドジュエリーが豊富であったと見ています。

さて、元は親戚から昭和時代にいただいた素敵な3連ネックレスを中心にして、そのツイストの美しさを軸に他のジュエリーアイテムをそろえていった記録です。

そして、その後組み合わせを改良もしています。

そんな変遷となぜ改良したのかなど理由のところもご注目いただきながらお写真をお楽しみくださいませ。

前案:3連のツイストネックレスそのものが主役であるという考え方で組み合わせたセット

3点セット(前案):3連ともなればボリュームは絶大。ブレスもツイスト系の2連。リングはねじり柄で。
〇ネックレス:K18YG製の根元から3連でできているねじりネックレス。ずっしりした重み。長さは45cm。
〇ブレスレット:ツイストのテンションの違いによる見かけが違う2連。いずれもK18YG製。

この時に、多重のネックレスに対しては同じ多重のブレスがよく合うようだと実感したものです。

〇リング: 台がK18YG。ブラウンダイヤとホワイトダイヤの交互。幅は一番太い所で10mm。サイズは15号程度。

その後、なんだかこの3連チェーンに物足りなさを感じてしまうことに。。

そして、後案が生まれました。

後案:3連のツイストネックレスはチェーンであるという解釈をした組み合わせのセット

3点セット(後案):3連でもチェーンなのだという解釈。リングの半分だけPT900、それ以外はK18YG。

これでやっと腑に落ちました。

ツイストだけの共通部分に加え、尖ったモチーフのペンダントトップとリングもリンクさせた奥行きを入れたつもりです(^_^;)。

3本もの1mm強の太さのチェーンが同時に通るバチカンはリフォームによる設置。

こうした抽象的なモチーフは、人気が高いです。

複数のお客様が共通にこのペンダントを好まれました。

このアイデアが功を奏したことをフィードバックで感じ喜びを得るに至りました。

ありがとうございます(^-^)。

あとがき

じゃあ、あのツイストに合わせた柄入りのリングはどこへ行ったのか。。

気になりますね。こんなところへ行ったのです↓。

茶色のリンクでスモーキークォーツとブラウンダイヤをコンビにしました。

ただ、リングに関しては、後案のリングが前のままのリングでもOKだと思っています。

その時々のジュエリーとの出会いもあり融通が利くタイプのアイテムはあっちこっち移動することも。。

それでも、たった1セットの渾身の組み合わせというものを常に目指し、またそういうものであるべきだと思っています。

ここに熱を注ぎ込んでいるのが私picturesque(ピクチャレスク)であり自身の役割です。

セットが念入りに組まれたお洋服にコーデしやすい、「本物志向のレンタルジュエリー」、どうぞよろしくお願いします(^-^)。

地金ジュエリーがダイヤモンドと絡み合いながら美しく溶け込む金銀ツートンカラーコーデ【559】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

18金やプラチナの地金というのは輝きのパワーがあります。

例えば、ゴマ粒程の細かいイエローゴールドが下に落ちていたとしても案外気づきやすいものです。

小さくてもそれほどの輝きを持つ地金は、華奢で小さめのアイテムであっても存在感あるジュエリーになりうるということです。

このたびは、1点ずつのアイテムは普遍的なサイズでありますが、重ね付けや同時付けをすることで全部で7点のアイテムのジュエリーのセットを組みました。

配分はK18YGとK18WGもしくはPT850を配分よくおよそ半分ずつに均等配分し、ダイヤモンドベースのペンダントトップやリングとのミックスで金銀が美しく溶け合った世界観を演出してみたいと思います。

ゴールドカラーとシルバーカラーの半分ずつが混ざり合う効果を視覚的に見てみる

7点セット:金と銀がまんべんなく点在して溶け込んだ組み合わせです。
〇ペンダント:2点同時付け。コーヒー豆のようなパネルは1.5cm、透かしは1cm。K18YGとPT850コンビ。
〇ブレスレット:2点。ミラーボールカットがエタニティに繋がったそれぞれK18YGとK18WG。
〇リング:少し隙間が空くフリーサイズ風のリング。ブレスと全くお揃いのミラーボール。13号程度。
〇リング:K18YG台にパヴェダイヤモンドのひし形の透かしデザイン。サイズは15号。

こういった1点ずつが普遍的なボリュームであっても、組み合わせて出来上がる全体のまとまりとして素敵になることができます。

その他のゴールドとシルバーのカラーをミックスしたジュエリーの組み合わせもその後できましたので、ご紹介します↓。

3点セット:K18YGと相手の銀の部分はどれもPT850(リングのみPT900)でプラチナ。

目に映る色がマイルドにぼやけます。

半分ずつはそうした「優しさ」の表現には向いた組み合わせだと考えます。

金と銀の割合に差があるケースの組み合わせ方例

半分ずつという配分もたまたま偶然という有難いハプニングで実現できたことです。

半分にこだわらない方法としては、一部のみ別の地金カラーを取り込むという方法です↓。

3点セット:ほとんどがイエローゴールド(K18YG)ですが、リングだけプラチナ(PT900)が混じります。

金と銀の割合がどちらかに偏っても素敵に組み合わせられ、組み合わせのポテンシャルも高まります。

ここで数々の金と銀のコンビをセットしてみて自身が思うことは、シルバーよりもゴールドの方が色がアクセントが強いということ。

そうすると、上の写真のようにほとんどがゴールドで占められたセットはゴールドのイメージが強い印象となりますので、プラチナの存在感はひかえめです。

ただ、濃すぎる「クセ」みたいなものを緩和する働きがプラチナによって間違いなく出ていると思いますので、「効果」というものを考えながらうまく地金の色別を取り入れると良いです。

あとがき

地金だけでもこんなに美しいのがジュエリーです。

そこへこのたびの最初の組み合わせの中のダイヤモンドの存在はかなり重要です。

やはり、ジュエリーというものは、「宝石+地金」でこそ成り立つものであるとつくづく思います。

1点のジュエリーアイテムが活かされるのもその後の装いの組み合わせがカギを握っていることも重要です。

今後もどしどし組み合わせや装いのイメージをお伝えしてまいりたいと思います。

当「本物志向のレンタルジュエリー」、是非よろしくお願いします(^-^)。

ルーツは同じコランダム、作りの良いプチペンダントの段差重ね付けで繰り広げるサファイアとルビーの絡み【557】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ペンダントの重ね付けにはいろんな効果が見込まれます。

①華やかさ②躍動感③立体感。。

このたびは、王道の宝石であるルビーとサファイアの同時付けのご提案をさせていただきたいと思います。

そこには時々混じるダイヤモンドや他の第3の色の存在も効果的です。

決して大ぶりなダイナミックなものではなくても、小さいサイズながら作りがしっかりしたものを見極めるということも同時に重要事項としてお伝えしたいと思います。

小さくても台に厚みがある「裏側」を見る重要性

このたびご紹介しますルビーとサファイアの小さなペンダントの前に本当の初期のものがありました。

2020年7月のレンタルジュエリースタート時のものです。

ここからの変化が後口のお写真になりますので、興味深く比較してみて下さいませ。

前口:1cm周辺の小粒でありいずれも基本的な作りが同じ2点です。

その後、2021年4月にレベルアップにより、下の写真のようにトップを変更しています。

パイプロープの長さも差を付け、空間の雰囲気を変えていきました↓。

後口:写真に分かりやすく映っていますが、この銀色の中でルビーのトップだけPT900台。それ以外はK18WG。

同じ銀色でもプラチナは突き抜けた白っぽさがあることをこの写真で理解できます。

それなのに私は、PT900に対してK18WGのチェーンを付けていたのです(^_^;)。

しかし、それにも理由があり、サファイアの方とチェーンをそろえることの意味を考えた末のこと。

その後、PT850のチェーンを探していたところでセット組廃止を決めました。

ちょっと話は中核から逸れましたが、このルビーもサファイアも台の作りが実は豪華です。

そして厚みもちゃんとあることが裏面を見ると分かるのです。

それでもトップは小粒のチャームのような類のプチペンダントトップなのです。

パイプロープチェーンでボリュームを出すことで、装いの遠目に映るジュエリーの影を目立つようにしています。

以前のペンダントトップからは、同じ小粒でも後口の方がはっきりとしたフォルムです。

3点セット:ブレスは1ctのダイヤモンドテニスブレス、リングは個性的な花柄のV字。
〇ブレスレット:PT850製の3mm強のやや巾広ブレス。柄が入っていてデザイン性があり。
〇リング:K18WG台。ルビー、サファイア、ダイヤモンド、ピンクトルマリン、グリーンガーネット、12.5号。

デコパージュみたいな設置の花柄が素敵です。

リングの中に入るルビーとサファイアはペンダントとリンク。

V字リングの柄とブレスレットの巾広の6mm程や柄がどことなくマッチ。

そんな風に相性のある部分の関連付けで決めていった組み合わせでした。

あとがき

その後なのですが、上の写真の組み合わせに登場するすべてのアイテムが2022年をもって「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップから廃止に至りました。

それは、どのアイテムにもボリューム感がある1点ずつにするようスタイルを変えていったからです。

それでもこの時のこの組み合わせの段階を通らずしてその後の改良の思い付きはありませんでしたので、貴重な期間でした。

ラインナップもその後の見直しとか考え方の変化によって変遷があります。

それが事業者の自然な気持ちの表れでありずっと同じではないのです。

その時々の価値も後から考えると間違いなく感じていましたし、その時の渾身の組み合わせだったのでした。

ルビーとサファイアを同時付けすることは、トリコロールカラーになるというおしゃれ感もありますが、色に関することだけではありません。

冒頭でお伝えしましたように、かつては同じ鉱物「コランダム」であった同じ「生まれ」の2つのストーンなのです。

そうして、再び一緒に段差の上下で付けてあげることに「ロマン」を感じるのです(^-^)。

まるで美味しそうなベリーの実のよう、ピンクサファイアの粒が密集した色濃いピンクの美しいプラチナペンダント【556】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

どんなお洋服に合わせるというのだと一見疑わしいような木の実モチーフのジュエリー。

自身にとってこれこそがなかなか気になる存在なのです。

これまで比較的レアな存在ながらも時々木の実を模して形作られる葡萄やベリーのような木の実のペンダントに注目してまいりました。

このたび、濃ピンクがプラチナ台に映える素敵なベリーの実のペンダントをご紹介したいと思います。

浮くのは当然。

無地のお洋服にジュエリー主役でスポットライトを浴びたコーデにすれば浮いてもかまわないのです。

最大限にベリーペンダントがかわいく映るようなジュエリー同士の組み合わせの改良の変遷をどうぞご覧くださいませ。

ピンクサファイアの青味カラーのピンクは銀色の地金に相性が良い

木の実の自然の風景を演出ということで、まずそもそもこのベリーのペンダントトップの前には、別の木の実モチーフで組み合わせておりました↓。

3点セット(1案):最初はこんな木の実ペンダントを選択。シトリンの粒です。ブレスはマルチサファイア。

ペンダントの迫力の薄さからその後廃止、次なる2案を考えていきました↓。

3点セット(2案):ペンダントの台、チェーンブレスまでがプラチナ製。リングはK18WGです。
〇ネックレス:40cm。実は、濃ピンクサファイア9粒。地金部分はPT900。チェーンはPT850の巾広3mm。

このシリンダーチェーンをくっつけたデザインのチェーンが柄を作っていて素敵です。

〇ブレスレット:PT850製のベネチアンチェーン6連編み込みデザイン。
〇リング:K18WG製の和風透かし彫り9mm巾。透かし柄のデザインがペンダントの木の実にマッチ。12.5号。

続いて3案です。

この3案で完全に腑に落ち、いったんのゴールを迎えました。

3点セット(3案):ペンダントチェーンを変更、ブレスを変更、リングも変更のPT900台のピンクサファイア。

2案ではリングの透かし彫りのパンチの不足を感じ組み直しました。

そして、チェーンを長めの69cmへ。

普遍的な喜平のPT850にすることでよりトップのベリーへ視線を集めます。

ブレスはK18WG台のダイヤモンド、新たなる色をピンク以外に入れません。

リングは同じピンクサファイアでバランス良い位置のネックラインと指先でリンク。

2案よりも3案の方がお洋服には合わせやすくなりました。

ペンダントトップのインパクトのある濃ピンクが差し色のような考え方をすれば、木の実という特殊なデザインであっても浮き過ぎることがありません。

是非無地のワンピースなどに美しく映える装いを楽しんで下さいませ。

あとがき

こうしてこのたびのベリーペンダントは最初のシトリンのベリーからカラーを変えたピンクサファイアのベリーへの差し替えがあって思い切って大きく変化してきたものなのです。

最後の3案は行き着いた渾身の腑に落ちた組み合わせです。

こうして何度も検討し直しをしてレベルを高めようとしています。

最初からはなかなか一発では完成できないこともありまして、それは仕方が無かったことです。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、こうしたレベルアップを事業者の私のメインのお仕事として品物を高めるということをしています。

せっかくの逸品、奇跡的な地球の中から出てきた鉱物が行き着いた最終的な姿であるジュエリーに対して「敬意」のような気持ちも込めています。

そして、それを喜んでユーザー様に身に付けていただくことで事業者は喜びを得ていきます。

間違ってもお客様を差し置いて自身が身に付け装い楽しむことは今までもこれからもございません。

すべてその機会はお客様の為の価値なのです(^-^)。

マルチカラーの究極、難易度ある「アミュレット」ジュエリーの装い方【522】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

アミュレットリングとか、アミュレットネックレスなどと呼ばれるものがあります。

この「アミュレット」の意味は「厄除け」「お守り」です。

商業用に品物に意味付けが付された1つだと思います。

マルチカラー配色の、縁起などの良いとされる天然石を集めて1つのアイテムに入れ込んであるところに価値があるのです。

ただ、その選択された天然石があまりに多種多様。

全体ではあまりにもカラフルな感じでポップなイメージに映ります。

このアミュレットジュエリーこそ、他のジュエリーとの組み合わせ、お洋服とのコーデにどう取り込むかの難易度のあるアイテムだと私は考えます。

色もある程度偏っていた方が実は身に付けやすいということです。

とはいえ、これは挑戦。

アミュレットジュエリーのマルチカラーのパッと明るい生き生きとしたイメージをうまく活かす組み合わせにこのたび自身がチャレンジして考案してまいりたいと思います。

カジュアルな雰囲気で装う勧め、すべてのカラーに対応できる色はどの色でも良いという考え方

アミュレットペンダントトップ:K18WG台。直径8-9mmくらいの小粒。

一番上から時計回りに、ペリドット、シトリン、ガーネット、ピンクトルマリン、アメジスト、ブルートパーズが配置、真ん中は、アクアマリン。

アミュレットに使われる石の数は、7色であることが多いですが、7という厳密な決まりはないよう。

そして、その中に使われる石の種類も特に決まりはないようですが、カラーの感じの違う石を持ってくるので、こういったカラフルなポップな感じに仕上がることがほとんど。

どの色が主役などというのが無い分、かえってアイデアが浮かびにくいですね。

そんな時は、どんな色でも良いのです。

とにかくお洋服を無地に合わせるという考え方をしてみて下さいませ。

黒でも、白でも、ブルーでもとにかく1色だけに対してのこのアミュレットペンダントは素敵に映えます。

柄のお洋服はあまりお勧めしませんが、ペンダントが柄に埋もれて馴染んで目立たなくなりがちですのでこの現象を覚悟する必要があります。

まずはこのペンダントを主役に、周りのものを固定した1色使いという考え方が装いやすいです。

台がホワイトゴールドのシルバーカラーですので、同じ地金でそろえ、まあるいフラワーのようなフォルムと歩調を合わせて丸いチェーンのブレスなどを選択されると良いかと。

リングは、同じアミュレットでも粋ですし、この中の1色、先ほどのお洋服の無地1色と同じ考え方でストーン色を1種にしぼるなどをご提案。

もしくは、リングを地金だけのタイプにするという方法も合いやすいです。

ペンダントトップの丸いフォルムを意識した丸いフラワーの透かし彫りのリングなども素敵です。

あとがき

とにかくアミュレットのにぎやかなカラフルさを活かした装いでまとまるところをゴールにトライしてみて下さいませ。

そうしているうちに、アミュレットリングがいかに「カジュアル」なテイストなのかを感じる時があると思います。

レインボーほどの多色過ぎるマルチカラーであるアミュレットはどうしてもカジュアルに寄ったジュエリーになると考えます(^-^)。

3個連結のマルチカラーペンダントトップのデザイン違いをダブル使いで攻めたジュエリーコーデ【521】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

3個連結タイプのペンダントトップは華やか。

1粒よりも連結タイプでボリューム感も増します。

更に3個連結をツイン使いの様子をお届けしたいと思います。

3個連結タイプの中でK18WG台を選ぶ

3個連結というのは、ペンダントトップのチャームのような1粒が3個連なって1つのトップになったもの。

1つ1つの粒が結構はっきりしていて、マルチカラーだというところにも特徴があります。

3個連結:K18WG台。間にダイヤモンド。バチカン除外で縦3cm。ペリドット、シトリン、ブルートパーズ。

よくダイヤモンドのフラワーでこういうタイプがあるようですが、それと比べるとこちらは、カジュアルな感じです。

一番上が楕円、下2個がスクエアというのも、幾何柄調で面白い。

天然石は、上から、ペリドット、シトリン、ブルートパーズです。

K18YG台の方が青味カラーには合っています。

結構枠がしっかりしていて、1粒もはっきりとした大きさがありまして、間に入ったちょんと小さなダイヤを含めて、1パーツで縦1cm程になります。

裏を見ると作りが良いのが分かります。

裏の台(K18WG)の作りを見てみると、しっかり感がより分かります。

そして、さらにその後そっくりさんが登場します↓。

類似ですが、少し違うところがかえってお洒落。これを1本のチェーンに通します。リングはトパーズ。

リングのモチーフも四角でペンダントと調子が合っています。

リングもマルチカラーという案もありますが、ペンダントが主役と考えると、この場合リングは控えた存在。

ただ、リングの厚みはたっぷりであり、ブルートパーズ1色であることが全体の「青味カラー」をまとめてくれているのです。

あとがき

連結タイプはフラワーでもいくつか見てきました。

フラワーはかわいいのですがクセもありますので、四角のモチーフの抽象的な雰囲気の方が、お洋服とのコーデは決めやすいと思います。

フラワーの連結タイプ。モルガナイトとグリーンダイオプサイトコンビ。

赤みのマルチカラーだとイエローゴールドでツイン使いでやってみたことがあります↓。

イエローゴールド台のツインタイプ。似ているようで違う2つというところが良いのです。

1つでは迫力が無ければ数を増やすということで華やかにする方法の1つ、ツイン使い。

もともと連結していたものをさらに並べるというのがめいっぱいの華やかさの表現となりました。

もしかして、台の色が違う2つのツインでも別の面白さが生まれそうです(^-^)。

プチペンダントにボリュームを加える方法、1本のチェーンに小花を2個通した結果が2倍を超える不思議【555】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタル事業をさせていただいております。

当ホームページ内で受付させていただいておりますが、その他ブログにも<ジュエリー>のカテゴリーでそのジュエリー同士のコーデや装いの面でのご提案もさせていただいております。

ジュエリーもお洋服や他の小物類とのまとめが最終的な装いのゴールだと思っております。

お洋服やバッグや靴との組み合わせのアイデアや工夫で素敵なスタイルが出来上がることもできるのです。

ジュエリーそのものの良さが活きるのも埋もれてしまうのもそのコーデにあると考え、とても重視している点になります。

このたびは、人気のストーン「ブルーサファイア」の小花チャームペンダントを2個付の方法で装いに遊び心と躍動感を出していきたいと思います。

プチペンダントの2個の重ね付けは段差の2連とどう違うのか

ジュエリーの小花チャームはよくあるモチーフなのですが、全く同じものを探そうとするとなかなかないものです。

それぞれのストーン違いの味わいとかちょっとしたカットの違いで随分と変わるものだと多くのフローラルジュエリーを取り扱いながら感じています。

1つのお花だけでも可愛いのですが、類似品を2個隣に重ね付けするとどうなるでしょう。

ストーンのカラーの美しさが広がり2倍になることでボリューム感が出てきます。

もともと別々の1個ずつのペンダントトップでした。これをこんな風に隣に同じチェーンに通します。

片方が葉っぱ付きというデザインの違いがあったことも面白い違いで2個の意味が増します。

グリーン色のエメラルドも追加されたことでカラーに奥行きが出ています。

では、ボリューム感やにぎやかさだけ加わったのでしょうか。

何かがもっと加わって雰囲気が高められたような気がしてなりません。

こうして、1+1=2以上のテイストが生まれたことになるのです。

これは自身の判断に過ぎませんが、上下の段差で2点のペン段に分ける重ね付けの方法よりもこの場合は効果的であったと。

そうして、このペンダントが完成したところでブレスやリングをセットにしていきます↓。

〇ブレスレット:K18WG台の花びらモチーフとダイヤモンドコンビのデザインブレス。

細口ながら地金はしっかりとしたもの。花びらモチーフ部分がマットな素材感と、光沢な素材感で交互に配置のツートンカラー風。

リングにもサファイアが入っているものを組み合わせていきます。

お花は透かしですが、同じ5つ花です↓。

〇リング:K18WG台の真ん中にサファイアが1粒。花びらはパヴェダイヤモンドが大きく広がる透かし花。14号。
3点セット:全体像はこんな感じです。

ペンダントチェーンは切れやすいと言われるシリンダーチェーンです。

小花だからこその2個付でも重さに影響がないことも考慮の上です。

この考え方を引用いただく場合は、チェーンの強度とトップのボリュームのバランスが安心できるような調整が必要となりますのでチェーンの方にもお気を使いいただきますよう。

あとがき

お勤めなどに身に付けるジュエリーは、会社である程度の華やかさの制限があることが多く派手になり過ぎないよう気を使いがちです。

しかし、首元を可愛く飾ることのその心地良さこそ実はとても大切。

人とのかかわりの多いお仕事ではお話する時のお顔周辺は大切なスポットなのです。

少し華やかさが出るには。。を考えたときに、重ね付けは粋に仕上がる工夫の1つです。

ジュエリーそのものは製造された直後の姿に過ぎません。

そこから自身のワードローブに溶け込み、独自の使い方や装い方は今度はユーザー自身がその後の使用の中で工夫して行ける醍醐味なのです。

自身が「スタイリスト」になったかのように、真剣にその組み合わせや集まりで生まれる素敵さを表現していってくださいませ。

「遊び心」は「適当」とは非なるもの、「真剣に遊ぶ」という意味なのでございます(^-^)。

カラーストーンペンダントを他ジュエリーとのコンビネーションがしやすいマルチフラワーリングの存在が重要【553】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「マルチカラー」というのは装いには大変ありがたいカラーです。

色とりどりではなくても3色以上がマルチカラーの定義です。

たとえ〇〇系と色が偏っていてもそれは3色混じっていれば、それはマルチカラーなのです。

他の色が入りこむことでさらに別のアイテムとの組み合わせコーデの際にまとまりやすくなるのがカラーが豊富であることの融通だと思っています。

このたびは、1点のローズクォーツの淡い桜色に合わせた3アイテムの組み合わせでセットを作る際に取り入れたマルチカラーのリングに目を向けていきたいと思います。

ローズクォーツのミルキーな桜色ピンクの色自体が難しめの覚悟

そもそもローズクォーツがローズクォーツ同士以外のストーンと合わせることがまず難しいと言えます。

それでも同じストーンではないのに相性が良いことを実現するためには、「マルチカラー」に助けてもらえることがあります。

特にローズピングが入らないマルチカラーのフラワーリングを組み合わせた例。
〇ネックレス:K18YG台。ローズクォーツ。サイズは、バチカン含まず、縦25mmx横15mm程。88cm。
〇ブレスレット:K18YGのボックスチェーンのねじり固定デザイン。ゴツゴツとした手触り。
〇リング:K18YG台。左から、ブルートパーズ、ピンクサファイア、ペリドットの予想。サイズは13号程度。

ブルーやピンクも入っているマルチフラワーリングがローズクォーツペンダントに合うと解釈して合わせました。

写真だと少しカラーが変わりますが、実物はもっと馴染み腑に落ちております。

フラワーじゃなくても丸型同士でこちらもOKかと。

とにかく、台はイエローゴールドで合わせておいた方が良いです。

台の色が違うことは、本当に注目したいマルチカラーとペンダントの相性に目線がなかなか行かなくなり、「ちぐはぐな組み合わせ」の印象になる危険性があるからです。

あとがき

このたびは一例としてマルチカラーの中に共通部分を見出すやり方です。

その他の方法も1つ。

ペンダントの表面のツルツル感の統一です。

例えば全く違う色のストーンのリングであっても、ピンクとは比較的相性の良い「スモーキークォーツ」のなどの茶色リングのストーン部分がつるつるでおなじ楕円形をしているという共通部分があれば合ってくる可能性があります。

この時も地金はイエローゴールドでそろえていますので、カラーの部分で共通している点を地金ですでに押さえているという見方もできるからです。

目指すゴールはすっきりまとまって「粋:いき」になることですから。

このたびの工夫をどうぞジュエリーを同時付けする際の引き出しの1つにいかがでしょうか(^-^)。

黒じゃありません!赤なのです、四角枠の向こう側へ吸い込まれるような深紅のガーネットペンダントの儚き運命【551】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

宝石には、カラフルな色の展開があります。

この色の展開こそが宝石らしい色とりどりである価値だという見方をしております。

四大宝石と呼ばれる4種のダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイアが注目されますが、もっと他にも魅力的なストーンがあります。

その中でもガーネットはとりわけ王道な色。

同じ赤のルビーとも違い深くダークな色です。

このたびは、ガーネットの素敵さが存分にお伝えできるようなその世界観へ私がご案内致します。

ガーネットペンダントの小粒から大粒へ

個人的趣味で恐縮ではありますが、四角い形がとてもかっこいいと思っています。

ジュエリーアイテムも四角やスクエアに注目し、その形でそろえるだけでも統一感が出来て、素敵になることを実感しています。

ガーネットの大粒もなかなか出会いにくいのですが、小さいものは数多いので、やはりできるだけ大粒が個性的で希少価値が高くなると思います。

それでは、最初は小粒だったところからのガーネット中心のジュエリー同士の組み合わせの変遷をどうぞお楽しみくださいませ。

小粒をこんな風にチェーンネックレスと重ね付けで華やかに。。
四角フォルムを意識した18金イエローゴールドベースの組み合わせ:ペンダントトップとリングがガーネット。

この小粒からのレベルアップでペンダントを大粒に変えていきます↓。

大粒のガーネットペンダントのセット:アイテム数を減らしボリュームをアップ。

ブレスのスクエアの透かしは、ペンダントやリングの形にリンク。

私の実感からお伝えできることは、「隙間も形である」ということです。

アイテム自体の形だけではなく、透かしが作る隙間は十分なデザインなのだと言えます。

〇ペンダント:K18刻印の銀色とゴール巾広チェーン45cm。バチカン含まず縦18mmx横13-mm程。
〇ブレスレット:K18YGの透かしプレートを2つ折りしたようなチェーンの巾広デザイン。
〇リング:K18YGにガーネットがパネル状に配置のリング。上下の透かしが美術建築的。サイズは12.5号程。

このリングを「パネルリング」と名付けておりまして、レトロで素敵なデザインです。

上下の瓦のような透かしデザインがエレガント。

大粒の四角の天然石は欠けやすい

その後の展開としまして、実はペンダントトップに損傷が起こり、ペンダントトップを取りやめました。

ガーネットの硬度はそれほど高くありません。

どこかにぶつけたりしたことで、欠けが簡単にできてしまうこともここで知ったことです。

その後のセットの組み合わせの見直しで、ペンダントトップにはツインのマルチカラーのパネルバーデザインを2個に設置。

残りのアイテムはそのまま続行しました。

以前より、スクエアの1マスのサイズのバランスは良くなったと思います↓。

新しい組み合わせ:四角の1マスのサイズがどれも同じくらいであるところが足並みそろった感じです。

あとがき

組み合わせは、「本物志向のレンタルジュエリー」をさせていただいております事業では私の重要な任務です。

この組み合わせ作業が無いと、あらかじめセットされた使いやすい特徴が薄れます。

このコーデあってのラインナップなので、ここで私が苦労をする場面となります。

この苦労がまたとても楽しくやりがいのある作業なのです。

その後、レンタル後はお客様はとても楽で、急いでいても悩むことなくそのまままとめて身に付けていただくだけでよいというメリットがあります。

この私の役割を有難く思います。

ただ、自分で組み合わせたいという思いもあると、単品コーナーというのも増やしていっています。