<出会い>ボールチェーンの美しさが素敵に演出されたパイプ編み込みブレスレット【713】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去に、友人との話の中で、シルバー925製のボリュームのあるボールチェーンのブレスレットがお風呂場の栓(せん)のチェーンのようでお風呂を思い出してしまうという笑い話がありました。

いかにもお風呂場のあの頑丈な分厚いチェーンにそっくりなボリューム感のブレスレットは、某有名ブランドのシルバー製品。

そのカジュアルさが人気を博したかと思います。

1つここで、ボールチェーンの作りについて触れますと、珠と珠の間の細い部分がやや繊細なので、あまり強く引っ張るものではないという注意が必要。

この細い部分があってこその全体のデザイン性ということになっているので仕方がないのですが、ある業者さんは、ペンダントチェーンなどにはあまりお勧めしないなどとおっしゃっていた記憶があります。

とはいえ、よくきらめく、この粒の集まりがいかに綺麗かと思える今回のブレスレットをご紹介したいと思います。

凝った作りのパイプ状の編み込みブレス

早速そのお写真です。

K18YGのボールチェーン編み込みパイプブレス:ボリュームがありボールチェーンのボール玉があちこちできらめきます。

意外にこのパイプ状に編み込まれているお品はめったに見かけないものです。

だいたい平面状に編み込まれている別の種類のチェーンのお品が多い中、1本だと華奢な細口のボールチェーンを束にしてねじられている作りが珍しいです。

結構手の込んだデザインだとお見受けします。

あとがき

今回のようなお品を見ていると、チェーン単独では、選ばなかったかもしれない種類のチェーンであるボールチェーンですが、束になって新たなデザインになっているお品だとまた別の味わいが出るものだということに感動します。

<出会い>金と銀の地金コンビがミックスされたブレスレットが放つ色のボカシ効果【712】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

レンタルジュエリー事業をさせていただく中で、過去に自分で集めてコレクションしていただけの時といろいろ違ったアイテムを見つけたり、新たな発見も出てきました。

今回は、こういった事業をさせていただいているからこそ分かったことの1つとして、K18YGであるゴールドと、PT850であるシルバー色のツートンカラーが絡み合ったようなチェーン使いの地金ジュエリーに面白い効果を発見しましたのでご紹介したいと思います。

K18YGとPT850コンビの三つ編みブレスレット

K18YGとPT850のコンビブレス:三つ編みデザイン。色の配分は3:2程でK18YGの割合が多いタイプ。もともとチェーン種類はベネチアンチェーン。これを三つ編みのように編み込んダ作り。

今回のこのブレスレットは、K18YGとPT850の金と銀が金の割合が高い使い方がしてあります。メイン留め具もK18YGの方です。

PT850を装飾的に附随させています。

これが1:1というのもありますが、すでにこの3:2であっても、金色が強く出るのをプラチナの銀色が抑えて、全体でぼんやりとした色に映っています。

この効果を利用して、台の色がそれぞれ違うようなアイテムも一緒にコーデできるということに気づきました。

色そのものに着目するだけでなく、目に映る視覚的な効果などの違いで、コーデやセット組を考える幅が広がりました。

こういったお品は、ただ、綺麗であるだけでなくて、機能のような働きもあることにとても感動しています。

あとがき

金と銀は本来の色でいうと、黄色とグレーみたいな色で、あまり相性が良いと考えたことがありませんでした。

けれども地金の場合、主にはその2種しか色がありませんので、組み合わせるしかないような感じ、そうなるしかなかったところに至ったツートンカラーだということになります。

それを理解し寛容に受け入れると、こういった際立った対極的な色同士も綺麗なものです。

しかも今回のように見た目の綺麗さもさることながら、ぼかし効果があったということに今後より良いジュエリー探しをして行けそうな見込みも得られました。

ネックレスの長さ4種、チェーンの長さはエモーショナルな表現ができる重要な指標である【673】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーの中でペンダントがありますが、ペンダントトップのみに注目されるものの、意外とチェーンが見落とされがちです。

既製品においても、大ぶりなトップに対して取って付けたような、いかにもバランスが考えられていない極細チェーンが当てられてしまっていることがとても多いです。

実は、チェーンこそ地金使いの割合が最も高いジュエリーアイテムであり、高額で当然であるべき地金の割合意外にも価値がある、とても影響力のあるアイテムだということをつくづく思います。

重さを測ってみますと、トップとチェーンとではチェーンが本来いかに重厚なものなのかが分かります。

↑とは言え、極細に作られているチェーンを測るのではなく、ペンダントトップに相応しい太さや丈夫さのチェーンという条件の場合です。

レンタルジュエリー業者である自身は、チェーンも1アイテムとして個別でじっくり選んでおります。

このたびは、ジュエリーチェーンの「長さの4種」をご紹介しますと共に、使い分けすることでの印象や効果などについて綴りたいと思います。

ネックレスチェーンの4種の長さとネーミングがある、それぞれの見た目への多大なる影響力

ネックレス用のWEBトルソー(エクセルより作図):ここに赤いラインでネックレスを描いてイメージ。

主に4種のネックレスの長さがあります。

オーダーメイドはかなり高額であり、やはり既成品で探すことが近道です。一般的な既製品の長さは次の4種の中に納まります。

4種:左上から短い順に、「チョーカー」・「プリンセス」・「マチネ」・「オペラ」という名前が付いています。

では、短い順番い1つ1つご紹介です。

チョーカー(36-40cm未満):首に沿った短い長さが特徴。ロックっぽいテイストを表現できます。

自身も好みのカッコイイ長さだと思います。

視線がいち早くここに向くような際立つジュエリーになれると思います。

ただ、首の太さが人によってまちまち。

自身もどちらかというと頑丈な方の首で、35cmはきつく36cm辺りかと。

40cm以上は、チョーカーの首に沿う良さが変わってしまうので、首のサイズは違えど、やはりめどとしては、40cm手前までという範囲でしょうか。

ロックっぽいという表現をさせていただきましたが、この強いアクセントとして映る姿が「とがったイメージ」を作ります。

お洋服による主張を強く表したい場合に更なる効果として「チョーカー」の出番があるかと。

プリンセス(40-45cm):もっとも基本的なゆったりさもある程度あり、一番数多く出回っている安定した長さ。

ジュエリーが本来お出かけ用などの特別であることの象徴のようなクラシックさがあります。

機能としては、ネックレスが一番ゆったりと座るような着け方になります。

ただ、そうはいっても首に沿うことで、最初の「チョーカー」と同様、汗や汚れは起きやすい長さです。

過去のドレスを纏った貴族達の絵画にはネックレスも多く描かれてきました。

現在においても「皇室」のようなお立場の方々がお召しになるネックレスの長さはこのプリンセスレングスが最も豊富だと見ることができます。

マチネ(50cm-60cm):いわゆるミドル丈といったようなサイズ感。ここから少しレア、60cmでも希少です。

ジュエリー好きで、ジュエリーを複数に展開するようになるとやっと長さを意識するようになるのかもしれません。

自身もきっかけはタートルセーターの時にもゆったり付けられる長さを求めたというところからでした。

50cmくらいからセーターの上にも違和感なく装えるようになっていきます。

マチネレングスは、「万能」と呼べる長さだと言えます。

同じ範囲内におさまってはいますが、60cmになるともっとゆったりとして、「自由」のような心地が生まれます。

ジュエリーを余裕を持って楽しむ者がこの領域に目を付け始める長さだと言えます。

オペラ(70cm-80cm):ロング丈と呼ばれるような長さ。入手困難気味な長さですね。

長くなれば、地金価格のグラム数にそって当然高額になっていくわけですが、ロングの魅力はつきません。

実は自身、ロング丈は大変好みであり、抜け感の演出にはとても効果を発揮するカジュアルな長さです。

この長さを持つこと自体がチェーンを意識する者の行動の証のようなもの。

拘りや個性の演出、そして遊び心をもった躍動感あふれるジュエリーを人目に披露するような存在です。

あとがき

いろいろな長さがあると使い分けも豊富で便利。

そして、一番には自身の心の中の充足度が高まります。

物をコレクションすることは、心の中の豊かさを作ると思うからです。

ジュエリーを集めていく順番としては、自然にプリンセスのような普遍的な長さから始まることが多いのも、自身のジュエリーに対する「成長」のようなもの。

ですから、一番豊富な数があり基本的な「プリンセス」からのスタートというのはごく自然なことです。

ただレア感ある長さの「オペラ」や「チョーカー」は希少なので早めに入手が良いということも言えます。

「プリンセス」にはある程度接した次のステップとしてどの長さを選んでいくのか、それとも「プリンセス」のままで通し別のチェーンの種類を持っていくなども大変素敵な拘りの形だと思います。

順番など勧めるようなものでもないのですが、ジュエリーも出会いの時が勝負。

ピンときたときに早めが「その出会いをうまくものにする」ということになります(^-^)。

ゴム通しのパワーストーンブレスとの差別化、多面カットの宝石質な天然石と本物18金の留め具で作ったブレスのレベル【538】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前【530】の記事でご紹介致しましたが、ロングネックレスをマルチカラーの天然石でお作りしました。

こんなロングネックレスを作りました。数種類の多面カットの珠をつなげてマルチカラーになりました。

このたびは、そのネックレスに合うように、ほぼお揃いのような感じで作ってみます。

ネックレス程種類や色が豊富ではなくややシンプルになります。

ブレスレットは短いので、ネックレスよりも違和感を何か感じて省いたりした天然石もあるからです。

3種の天然石で完成したブレスレットのアクセントストーンの配置

今回登場は、レモンクォーツの8mm珠、グリーンアメジストの8mm珠、フローライトの8mm珠の3種です。

K18YG留め具のマルチカラーブレス。フローライトのグリーンが目立ちアクセントに。。

当初プレナイトというメロングリーンの濁った石も入れていたのですが、どうも違和感があり除外。

全部使うということよりも雰囲気を優先し除外することがあります。

そして、グリーンアメジストの透明感あるグリーン、レモンクォーツの透明感あるイエローです。

フローライトの数が少ないので、2回に1度の登場のステーション配置。

結果、上のような出来上がりになりました。

「32面カット」は多面カットの中では特に美しいと感じたカットです。

倍の64面、その倍の128面となるにつれてラインが緩やかに球形に近くなっていきます。

でこぼこ感を程よく残した32面カットは大変注目のカットです。

この中でフローライトだけが64面カット、残りの2種のグリーンアメジストとレモンクォーツは32面カットです。

3点セット:ここへリングも加えました。行き場の難しいカナリートルマリンがよく合います。

シトリンリングは除外した方が良さそうです。

こうして見ると浮いてしまっています。

シトリンはやはりオレンジに寄った色なのだということをここで実感します。

組み合わせはこうして全体を俯瞰して見るのが外出時に人からの見方にイコールで映ります。

その1点だけ素敵でも全体の映りが良くなければ意味がありません。

ジュエリー同士の組み合わせが非常に大切であるということです。

あとがき

よくきらめいて宝石っぽさが出ているこのたびのストーン。

3種類そろえば立派なマルチカラーです。

グリーン寄りのマルチカラーに出来上がったこのブレスもネックレスと同様で留め具をイエローゴールドで本物志向にしていきました。

パワーストーンをゴムで繋げたバングルタイプとの差別化は、数の少ない18金の留め具パーツを使った細部に高級感を出している点です(^-^)。

和柄の中に洋風エキスを注入した新しい18金ジュエリーの装い方【595】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

3つのジュエリーアイテムを相性の良い組み合わせで1セットに組んだセット組へのこだわりが特徴のレンタルジュエリーです。

このまままとめて1つのお洋服の装いに当てはめていくことが可能で、時短や装いにかけるストレスや悩みの解消、時には良きご提案になればと考えたコンセプトでございます。

さて、このたびは、いろんなテイストのジュエリーセットを組む中で、和風テイストの味わいがある18金ベースのセットをご紹介したいと思います。

とはいえ、自身も勉強の途中であり、一度考えた組み合わせを後になって考え直したその変遷もあります。

すべて余すところなく、そういったチェンジの様子もお伝えしたいと思いますので、是非楽しんでご覧になってくださいませ(^-^)。

きっかけは和彫りの牡丹が素敵な小判型ペンダントから。。その後和に洋を注入した記録

最初は、「和風のペンダントなのだから。。」と和の世界を作る案からのスタートでした。

和風のペンダントそのものがいにしえの日本を思わせる貨幣の小判型をしているところにおしゃれ度を感じました。

〇ネックレス : K18YGとPT900のコンビ彫刻仕様のペンダント。あずきチェーンの長さは76cm。
〇ブレスレット: シャープな四つ花デザインの幅広ブレス。K18YG製。

和彫りのペンダントにざっくりとした尖った柄が合うと感じ、こちらのブレスを選択。

幅広なので目立ちます。

〇リング: 左はK18YG製の和柄の七宝繋ぎが全体にある美しいリング、サイズ15号。右はブラウンダイヤの13号。

七宝繋ぎの柄が非常に和風テイストを色濃くしてくれます。

ただ、ボリュームが不足のため、別のブラウンダイヤモンドのリングも追加した2個付で配置してみたのです。

3点セット(前案):こうして一度セットを完成。

その後、1点ずつのジュエリーの存在の意味をじっくり考える中、リングが2点共平凡だと感じ始めます。

かなり厳しい目で見たことであり、この見直しこそレベルアップには必要な事なのでした。

そして、最終的に、新しいリングを投入していきます↓。

追加したリング:K18YG台にダイヤモンド1ct強と真ん中がマルチサファイア。これ1点だけだと洋風ですが。。
3点セット(後案):これで決まりました。不思議、洋風リングが和風に溶け込みなじみました。

「ブーケリングのお花はどんな種類のお花なんだろう」というもやもやした想像を、「ペンダントの牡丹のお花にイコールなのだ」と解釈したものになります。

事実、そのお花同士の形はとても類似しています。

和風の固定観念を打ち破り、本来洋風なフラワーと合わせてしまったという例です。

あとがき

あれこれ見直してレベルを高めていくことで、自身も学びがありますし、新しい発見もあります。

そうして全体の発展へベクトルを向けていきます。

ジュエリーはお洋服の量産と違って1点ずつが独自のデザインだったりする元々レアな存在です。

その希少さを大切にしかも活かせるよう自身が活かし方をご提案する役割を自ら引き受けています。

どうぞ、「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします(^-^)。

和柄の王道「七宝繋ぎ」が総柄になった平打ちリングに求めるもの、「もっと重厚にならないですか?」【512】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私たちは日本人なので、なじみの昔ながらの柄を主体的な呼び名で「和風」と呼びます。

けれど、外国の方からすると和柄が異国情緒あふれた「東洋風=オリエンタル」などというように映るのかもしれません。

しかし、その目に映るものが心で思う印象というのは私達と共通するところが大いにあると思います。

今回出会ったのは、「七宝繋ぎ:しっぽうつなぎ」という和柄がリング全体にほどこされたリングです。

このリングを含めた他のジュエリーをどんな風に組み合わせた考案をしたのかも興味深く見ていただきたいと思います。

「七宝繋ぎ」という柄の意味が素敵♪、プレーンな平打ちリングとの違いは柄の意味が入る価値

七宝という言葉は仏教用語で、そのまま「七つの宝」です。

「円」が模様に描かれますが、元は同じ音の「縁」から来ていると。

そして、家族や人間同士の繋がりの無限を表現した一連の柄です。

七宝繋ぎ柄の平打ちリング:K18YG製。

プレーンな1枚板に七宝繋ぎ柄の面が貼り付けてあるような二重構造のような感触だと実際に試着してみて感じました。

お菓子のウエハースみたいです。

七宝繋ぎを正面から別のアイテムでじっくり見てみます。

自身のワードローブの中にあった七宝繋ぎ:〇モチーフが重なり合って四つ花みたいな柄が生まれます。

こちら、ロングワンピースの素材になっている黒色なのですが、まさに七宝繋ぎです。

配列良く永遠につながっていく縁起の良い柄なのです。

この柄をじっくり見る際に、円形の重なりとして見るだけでなく、重なった部分だけが織りなす柄のアーモンド型に注目したり、そのアーモンド形が集まった4枚の花びらがとがった四つ花と見たりしながら、他のジュエリーとコンビにしていく案を考えます。

柄もどの部分を見るかによって「解釈」なるものが変わるということです。

そうして、他のジュエリーとの組み合わせを考えていきました。

これ1つでは重厚感が出なかった「七宝繋ぎリング」への要望

3点セット:ペンダントは和柄。ブレスも和の雰囲気のあるものを選択。リングは2個。

リングを2個付けにした理由としてこの七宝繋ぎリング1つでは軽くてペンダントトップとのギャップがあり過ぎました。

後になってこのリングは当「本物志向のレンタルジュエリー」からは廃止となりました。

七宝繋ぎの美しさに関しては何も問題ありません。

希望としては幅がもっと欲しいこと、そしてもっと重厚な作りが良いと思いました。

おそらく量産品だと思われます。

とにかくこのリング1点だけ見ると素敵な和柄なのですが、いかに他のジュエリーとのバランスとかボリュームなども重要なのかというところを自身が学んだ一品です。

平打ちリングは地金を存分に使ったものであってほしいという強い希望があります。

あとがき

このたびは廃止の七宝繋ぎのリングでしたが、もっと重みのある地金がたっぷり使われたものがあれば注目したいです。

とはいえ、個人のジュエリー集めの時代であれば間違いなくそのまま持っていたと思います。

使いやすさは十分にあり、華やかで素敵なリングです。

このたびの七宝繋ぎジュエリーに出会い、「柄に意味がある」ということが1つのキーワードとして貴重だと思っております。

「意味」を含むアイテムというのは今後の「商品」には重要なのかなと(^-^)。

四角枠と楕円粒のコンビの曖昧さで選択ミスをしたことからの学び、豊富にあるシトリンのリングから1番のお品の選び方【480】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

宝石というのは、掘り出した鉱物である原石のいびつな形を、研磨されたりなどして出来上がる製品であり、原石ではその姿は随分違うものです。

土から掘り出された瞬間では鉱物なので、「鉱物名」というものがあります。

宝石になるまでの時間、日数、年数がありますので、鉱物の状態のまま保管されていることも多いと思います。

そうすると呼び名は大切なのです。

このたび入手しましたシトリンのリング、このシトリンの鉱物名は「水晶:クォーツ」です。

和名では「黄水晶」とも呼ばれて、黄色寄りのオレンジ色がよくあるイメージですが、その濃淡は産地によっても違い、オレンジから随分かけ離れて黄色っぽいものもあるとのこと。

黄色っぽい方が価値が高いとも聞きますが。。

このたび1点のシトリンリングをご紹介しながら、面積の多いタイプが豊富なよくある普遍的なストーンのシトリンの中でもこれぞという1品の選び方を失敗例からご紹介したいと思います。

スクエア調の台に楕円という曖昧さからは不採用、はっきり統一感あるフォルムの勧め

K18YG台の大粒のシトリンリング:スクエア系の台に楕円気味のカットが設置。微妙な形に映ります。

シトリンはウォームカラーなので、K18YGを黄色ととらえると、ゴールドとの相性がとても良いと思います。

大粒で透明感があって綺麗なのですが、最終的には「本物志向のレンタルジュエリー」には突出したものを感じなかったので不採用となりました。

大粒でボリュームもあるのですが、シトリンは大粒が豊富です。

よって、ただ大粒なだけでは差別化がはかれないのです。

台も四角、カットも四角が元々希望でしたのでこの写真のお品はもともと希望とは違いました。

屈託のない四角そのまんまが美しく、他のブレスやペンダントもはっきりと四角い調子のものが良い調子で見つけていけるはずが、この形の曖昧さが組み合わせのイメージが沸きにくかった結果になりました。

好みや価値観様々ですが、普遍的なよくあるストーンだからこそ、どこかで突き抜けた特徴が欲しかった、そんな感想です。

その後発見の黄色寄りのシトリンリング(K18YG台)。さっぱりとしていて大粒です。

1点目との違いは、枠が見えていないので楕円フォルムがはっきりしていること。

むしろこちらのシトリンリングの方が他のブレスやネックレスとベストな組み合わせが見込めます。

黄色味のシトリンも上のオレンジ寄りのシトリンと同じで台はやはり18金ゴールドがぴったりです。

楕円であれば、楕円の形が目に映るようなデザインの地金チェーンネックレスなど(例えばペーパークリップデザインチェーン)と組み合わせる手もあります。

ということで、1つこんな組み合わせをご紹介したいと思います↓。

相性の良い組み合わせ:①同じ楕円②K18YG台で統一③同じシトリンがマルチに入っている④多面カットが共通。

4つもの共通部分のある2アイテムは出会うべくして出会ったというほどのベストマッチです。

こんな相手が見つかった際には、とても幸せな気分になり喜んでおります。

その先には、レンタルをご利用いただくお客様の喜びを想像しているからです。

あとがき

シトリンの他には「アメジスト」も豊富で見つけやすいので同じように考えていけばよいと思います。

アメジストは色の強さがありますので、アメジスト同士では一本調子だと感じるならば、「アメトリン」というアメジスト+シトリンの合体のストーンを選択されるのも立体感が出ると思います。

このたびの、最初の四角調の枠に楕円の粒が設置のデザインが選択ミスからその後のジュエリー選びには大きく役立ちました。

よって、こうして、結果的な不採用のアイテムもご紹介しています。

お品物それ1つだけ見ていてはいけないところがとても大切な部分です。

後に組み合わせしやすいはっきりしたフォルムであることが最終的なコーデを粋(いき)に作り上げていけると思います(^-^)。

キーワードは3つ「地金のみ」「ダイヤモンド」「マルチカラー」、とりあえずベースに持つと出番の多いジュエリー3選【453】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

ジュエリー好きが本格化していくと、多数をとりそろえジュエリーボックスにコレクションされるのではないでしょうか。

このたびは、最低限でもバランスがあると感じております「3」という数字を注視し、基本的なジュエリーでありながら必ず出番があるような融通もあるアイテムを大まかな分野でくくった3選でご紹介したいと思います。

一気にたくさん集めることなど至難の業、少しずつということを考えた時に出番が多いコスパの良いアイテムから順番が良いと思うのです。

そんなジュエリー選びの良きご参考になればと記事を綴ってまいりたいと思います。

ジュエリーコレクター様への伝言、まだ数が豊富ではない時に選ぶと出番の多い本物ジュエリーアイテムx3選

1)地金だけでできているジュエリー

K18YGのブレスレット。これでもかなり凝ったデザインです。細口が絡まって太くなる効果のすごさよ!。

地金だけでできていると、ある意味プレーンというか無彩色的な感じです。

K18YGなのか、K18WGなのかでも違いは大いにあるかと思いますが、今回はK18YGの写真を載せてみました。

地金が変わってもこの考え方は同じ。

結局、ストーン無しの地金のみであるからこそ、他のジュエリーとの組み合わせにも、このアイテム側が合わせていくということができるのです。

2)ダイヤモンドのみのアイテム

K18YGベースの楕円プチペンダント。1ct。一定レベルを十分に満たしたジュエリーです。

ダイヤモンドのみは、透明なので、かえってカラーにおいては融通が利きます。

ダイヤモンドとカラーストーンの組み合わせのないものをあえて選ぶことが最終的なお洋服コーデの時に苦労しないことになるのです。

3)マルチカラーのアイテム

K18YGにマルチカラーのサファイアが集まったリング。サファイアはカラーの展開が豊富。

2)と反対のことのようですが、いろんな色が散り散りに入っていることがかえってお洋服にも合わせやすいという考え方です。

もし、このサファイアの集まりが、青1色のサファイアだったら。。

と考えると現実的にお洋服のカラーの可能性が狭くなるのです。

無理矢理合わせて、リングが浮きすぎることもありますし。。

ということで、もちろん青いサファイア1色も強いインパクトであり大変美しいのですが、まずはカラフルな方を先に集めるという順番を推奨ししたいと思います。

お洋服が必ず色が決まっている人は思い切ってサファイアやルビーを1色で持つと決めても大丈夫な場合もありますが、それでもすべてのお好みの色をカバーできるのは、まずはマルチカラーなのです。

このマルチカラーの中に入っている色、それと類似の色、そうではない黒やグレー、パープルなど幅広く合う可能性の高さが生まれます。

あとがき

このたびの考え方は、自身が少ない数から着々とジュエリーを集めてきたことを振り返って思うことでした。

少ない内は特化し過ぎずに万能を意識するとステップとしてはスムーズだと思います。

とはいえ、ジュエリーも出会いのタイミング次第なところもあり、出会った瞬間を逃すといつまでもあるわけではありません。

その時こそがそのジュエリーとの出会いの時期であったことを大切するには、やや偏った分野のアイテムであっても即断即決もいとわないという気持ちも持っていたいです。

「決断」に関しては、また別の記事で綴らせていただくことにします。

このたびは、比較的冷静に計画的に少ないコレクションの時の考え方として引用していただけたらと思います(^-^)。

「真珠マニア」様向けのご提案、かしこまらないイベントやパーティーに有効な18金のステーションパールの活かし方【421】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

18金ジュエリーを集め始めた頃の最初の頃、2000年辺りでしょうか。。ある時素敵なネックレスに出会います。

後に流行のような形になっていく「ステーションネックレス」と呼ばれるもの。

停車駅のように、真珠が配置され、線路に見立てるのは18金イエローゴールドのチェーン。

出会った時点ですでに昔のものなので、地金使いが丈夫でした。

一目惚れをし購入。

そしてあれから20年。

2020年夏に「本物志向のレンタルジュエリー」を開始。

開始当時のラインナップに並んだこの過去に見つけたステーションネックレスには、いつの間にか仲間のブレスやリングも決まっていました。

このたびは、ステーション真珠ネックレスをいかに素敵に装うかを、決してネックレス1点だけの素敵さに依存しない、他のアイテムも充実した視点を持ちながら組み合わせていく方法のようなことをご紹介致します。

〇ネックレス:K18YG製のラウンドチェーンに7mm程度のあこや真珠がステーション状に9粒設置。長さ58cm。

長さが40-45cm周辺の「プリンセスレングス」ではない「マチネ:50-60cm」であるところも、格式ばったフォーマル一辺倒の真珠コーデに新しい息吹を吹き込みます。

それでもこの品物は、2000年時点で古い物だったのです。

〇ブレスレット:ネックレスと同じステーション仕立て。K18YGのあずきチェーンに8粒の7mmのあこや真珠。 

その後にステーションネックレスに合うようにと、2015年くらいに入手の物です。

レンタルジュエリーを始める前から組み合わせてセットにまとめることをしながら集めていましたので、まさにそんな様子の分かる1品です。

〇リング:左は、K18YG台のマヴェパールと呼ばれる大粒珠。13号。 右はピンキーリングっぽいデザイン。14号。

リング2個の意味としまして、象徴的なマヴェと、他のアイテムとの歩調を合わせるべく真珠が複数であることにも意識したものになります。

4点セット:リングが2個という攻めたもの。ネックレスのみよりもはるかにネックレスが主役になります。

ここから1年後には、このような展開もありました↓。

2セット分の真珠と18金コンビのジュエリーセット。元ある右に、左側も切り口を変えた組み合わせです。

この多数の集まりのセットは、別の記事【423】で詳しく綴らせていただきますので、この後是非お立ち寄りどうぞ。

左側はベビーパールを徹底的に集めたというこだわりがあります。

左右で比べると面白いですね。

同じような感じながら、別物だと思えてきます。

バラバラで考えるよりも、早い段階で組み合わせておくということの「分かりやすさ」があるのです。

分かりやすければお洋服には合わせやすくなるというわけです。

あとがき

その後なのですが、まずは真珠の連物のラインナップが当「本物志向のレンタルジュエリー」から廃止。

そして、「真珠」自体もK18YGの組み合わせであっても、廃止しました。

真珠の「はかなき運命・・・傷みやすくお手入れしにくい」のようなものがどう努力しても払拭できず、レンタルからは廃止ということに。。

それでも装うためのご提案などはこうして記録に残しました。

どうぞ、個人で集める範囲を超えたものにレンタルをご検討下さいませ(^-^)。

四角フォルムのアメジストを集めた18金ジュエリーのペンダント、大小段差の粒のサイズをそれぞれ大粒に変更した結果【442】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

このたびのようなスタイルの記事では、セットに組み合わせたジュエリーのお洋服との全体コーデのゴールを目指すためのご提案をさせていただいております。

実際のレンタルジュエリーのラインナップにあるもの、過去のもので改良によって廃止になったものもブログ記事に綴らせていただきます。

特にこのたびのように、最初の「前案」と後の「後案」、時々複数回の改良により複数の案の変遷も可能な限り具体的にお伝えしてまいりたいと思います。

大切なのは、その改良の「理由」だと思っておりますので、その点にご注目くださいますとお楽しみいただけると思います。

ベースは18金イエローゴールド、アメジストが高貴に映えるバイカラーが織りなす美しきミクロコスモス

6点セット(前案):初期の頃の組み合わせ。ペンダント重ね付け、ブレスも3本の柄違いを重ね付けです。
〇ペンダント:下-15mmx10mm。58cm。上-10mmx8mm。48cm。地金はすべてK18YG。
〇ブレスレット:3点。いずれもK18YG製。内側から、ベネチアンチェーン、喜平チェーン、フィガロチェーン。
〇リング:K18YG台の、アメジストの四角っぽいデザイン。サイズは13号

そして、2021年にレベルアップの見直しの為、ペンダントトップのサイズを変えました。

全くの別物ということではなくて、前案の大きい方を後案の小さい方へと移行、更に大粒を後案の大きい方としての重ね付けへ変更して特徴をもっと際立たせたような改良をしました↓。

改良点:前案の大粒を後案の小粒へ。新たに更なる大粒を追加という改良内容。
7点セット(後案):リングも大粒の四角いアメジストを投入しました。

ただ、この後、多すぎるアイテム数に対しても見直しをはかることになります。

その後、単純な、3アイテムだけのセットへとすべてのセットを整えていったのでした↓。

3点セット(新案):この中では後案で投入のリング以外はすべて新しいものです。トップはアメトリン。

新投入のアメトリンのペンダントのサイズは、リングがあまりにもビッグなので対比がそれほど変わらないように映りますがびっくりするほどのボリュームです。

やや正方形に近く、厚みもありますので、カラット数はものすごいです。

ただ、そのような数値は自身の事業ではそれほど重視しておらず、見た感じのボリュームの方を重視しています。

カラットに比例してボリュームも増すという理論ではあるものの、時々それを打ち破る面白さがあるのがジュエリーです。

確かな目を持ちながら判断するスタイルです。

あとがき

お洋服のVネックラインデザインに沿って、ペンダントの大小重ね付けはよく馴染みます。

どうぞ、この度のご紹介がお役に立てることがあればと思います。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、これまでの大改良で、過去の多くの重ね付けをすべて廃止しました。

1点ずつのボリュームあるアイテムの3セットが徹底されますので、お手持ちのジュエリーの重ね付けのご提案をブログでさせていただきながら、ボリューム感あるジュエリーを試してみたい際には是非レンタルジュエリーをご利用下さいませ(^-^)。