外国人への説明だけにとどまらない、素晴らしい未来を作るためにまず日本の文化を根源から知るための本【1353】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「日本文化の通になる スペイン語を話す人々のための日本事典Ⅰ :遠西啓太 著」を読ませていただきました。

この本の構造そのものがユニーク。

スペイン語圏、もしくはスペイン語を話す人々向けに書かれたものです。

ページの左面はスペイン語。右面は同じ内容を日本語で漢字に読み仮名がふられています。

よく浮かぶイメージとしては、日本語で書かれた本を「訳」という形でスペイン語に直されているというものですが、それとは真逆です。

そこがとても斬新であり、スペイン語を話す人々だけにとどまらず、私達日本人にもご一読をお勧めしたいものでした。

当たり前の日常に目を背けがち、当然のしきたりやならわしこそが外国人を魅了する日本独自の文化

詳しくは本をご一読いただきたいのですが、私達日本人は、右面の日本語をひたすら読んでいくという読み方ができます。

およそ本の半分くらいの短いボリュームの文章量ということに結果なるのですが、その文章はとても魅力的。

これほどの切れ味の良い表現の仕方に読みながら感動し、第三者に自国の文化を説明する場合のヒントにもなります。

その表現の仕方、味わいに関してはこの本の著者様の技術やアイデアの集結だと思います。

日本の文化と日本人の特徴や強味を今後見つけていくことの大切さ

世界情勢が非常にめまぐるしく変化し、自国の主張も大切になってくるのでないかと思います。

意見をはっきり持つことで、強さを示すということはどんな場面においても大切なことだと思います。

そもそもこの日本に生まれついた私達がまずは、日本の文化を知り、その良さを強みに今後良い方向へと向かえることを望みます。

そんな中で一人一人できることを自然に継続していくことが生まれた国を誇りにもつことに繋がると思います。

例えば、自身の事業の事で恐縮ですが、「ハンドメイド文化」ということで考えてみます。

他国でも、アメリカのパッチワークやイギリスのスーツのクラシックな仕立てや良質な素材などそれぞれ持ち備えておられると思います。

ただ、それぞれの特徴は違ったものであるのは当然で、日本の場合だと「作りの丁寧さ、きめ細やかさ」などに特徴があるようです。

細部を細かく見ていくと、どの箇所も丁寧に作られているのが日本製の特徴だと感じます。

一見見た感じの類似品も多く、海外生産のこういった一重仕立てのポーチのようなものは、手間を省かれ大量生産の構造が成り立つようコストを削減されているものがほとんど。

その中にこういった丁寧に作られたと目で見て感じられるお品は見つかることはありません。

どれも「粗さ」が見られることが多いです。

そうしたこととは対極にある手間をそもそもかけることに苦労をいとわない「精神」なども目で見て映るものではないけれど「感じられるもの」としてあると思います。

そうしますと、物体としてこれだと表現すること以上に、「無固形」もしくは、「目に映らない精神などの分野」も考えると独自の文化は無限に眠っているのではないでしょうか。

あとがき

読んでいる新聞にも、週に一度くらい日本の文化を英語で表現したコーナーがあります。

そもそもその由来はどこだったのかなどを深堀りしていくと日本人でありながら説明できないことがほとんど。

自国の事こそ鈍くなっているのかもしれません。

けれど、今後はそこを掘り起こして発展へ向かい大きく飛躍していくべき時が来るような気がします。

文化というのは、毎日の新聞にもそのコーナーがありますので、自然に当たり前のルーティーンとしてそのコーナーだけでも読むことを導入するのも敷居が低く始めてゆきやすいかと思います(^-^)。

古き良き家具文化の伝統を守ることとECサイトでの未来型の販売方法の連立【1181】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「売れない時代に、なぜ売れる?:橋爪福寿 著」を読ませていただきました。

新しいものだらけのビジネスと違い、その土地ならではな古くからの伝統も継続していきながら新しい売り方の波にも乗る創業者様の考え方を知ることができます。

家具に関しては、古いアイテムでは箪笥が思い浮かびますが、私自身も今でも箪笥を持っています。

ただ使い方が違います。もとは衣類を畳んで収納するための家具であった箪笥は、今では洋服ではなく仕事用の材料や道具入れになっています。

もとは箪笥屋さんからのスタートであったこの本の中の会社さんは、日本の中でも屈指の家具の名産地という環境があったのです。

家具の名産地x6箇所

これまで、家具好きであるヴィンテージ家具を集めてきた私の手持ちの家具の中には、北海道産、広島産などがあります。

有名どころでは6箇所のようですが、もっと規模は小さくても、私が住む地域にも家具の有名な地場ブランドがあるみたいです。

ここで屈指のに本における6箇所の家具の産地を挙げますと、

<日本の家具6大産地>

①旭川家具:北海道旭川市

②静岡家具:静岡県静岡市

③飛騨家具:岐阜県高山市

④府中家具:広島県府中市

⑤徳島家具:徳島県徳島市

⑥大川家具:福岡県福岡市

というラインナップ。

この⑥大川家具:福岡県福岡市がこの本の舞台です。

どの地方もそれぞれの木製の中の木の種類が違ったりして味わいも違うわけですが、⑥大川家具が日本でも一番の産地であるとのことです。

この環境で箪笥事業からスタートされた会社さんです。

店舗を持たないECサイトへの移行

産地の家具文化の伝統を守っていきながら、その販売方法はECサイトに特化していったバランスの良さを見ます。

伝統に固執し過ぎて、実店舗を継続できなかった環境から時代の流れに沿ってネット販売をしていく柔軟性が素晴らしいです。

現在はECサイト中心ですが、また、そこからのリアルな産地の現場での賑わいの将来も見込めそうですね。

そんなところが本の中に出てくる「夢」なのかもしれません。

とても楽しみです♪。

従業員の気持ちまでケアが行き届く働きやすい会社を目指す

従業員の入社後の感想が掲載されていました。

それを拝見する限り、会社という形態を持つ多くの事業者様が参考にできるような従業員に対する思いやりが行き届く様子がうかがえました。

今の事業が成り立っていくことができているのは多くの従業員あってのことであるという意識を感じました。

家具を現代に売ることが難しい中で。。。

日本全国に点在するライバルの家具の産地があることも考えると、売上というのは、そのシェアの獲得。

ましてや、家具離れの現在で簡単ではないのは当然です。

私も、ネット通販サイトで家具を見る時に、あまりの豊富さにどこのお店を選んだら良いかなどの難しさを感じます。

その中でダントツのお店になるということが、スピーディーさや、お問合せに対するきめ細やかな対応であったりします。

それが細部の社員一人一人に行き渡る組織の動きの大切さも学べる部分でした。

この本を読んだら、意識してこの会社のお品を購入しようなんて思えてきます。

本自体が宣伝の広告の役割を果たし、従業員募集の広告の役割を果たしていると見ました。

あとがき

ヴィンテージ物の洋服しか着ない私。

ここ近年、多くのインテリアがヴィンテージの中古品だらけで良いとの考えに至りました。

古い物には良い物がある。。。これは正しいと思います。

すごくざっくりとした見方ですが、新しいお品を続々と生産する形から、今後、すでに生産済の在庫とか、リサイクル品、ヴィンテージ物の再利用など流行とは無縁の眠ったままのお品を活用する形が増えていくと私は思います。

そうした時に、そんな古い物も新しいものも融合した「体験」のような「まちづくり」というのは、著者様の夢の実現の中にあるのかもしれません。

まずはこれを認識、外注作業によってつくられたコンテンツは著作権が自分だけじゃないこと【1173】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」を読ませていただきました。

この本はある目的を持って手にしたものになります。

現在制作中のハンドメイドバッグの製作手法のコンテンツ制作をしています。

いずれ、多くの方にそのデザインと製作手法が私から著作権を解放した自由な商業利用可能なお品になってご利用できる共有型です。

こういったことは著作権の本来の自身の権利を守るという考え方と対極にあるスタイルであるし、せっかく自分が生み出したアイデアを手放すということは心理的にも躊躇するものです。

それが、私の場合このデザインや手法さえ広まれば、自分だけのものでなくても良いとの結論に至り、それを形にしていくことになりました。

同時に、こういった考え方も1つあるのだという、「自身の考えたことを手放すスタイル」もご提案できそうです。

そのきっかけは、自分で製作してもその完成品のバッグやリュックがあまり広まらなかったことのあきらめからでした。

ただ、あきらめるからやめるのではない、別のルートに舵を切ったという次第です。

これは、やめなかったことで実現できることだと思っています。

実際、今後も私自身も共有型なので利用させていただけるのです。

そして、これまでと同じように、ハンドメイドバッグも作り続けることもしていきます。

ただ、私だけのデザインやアイデアではなくなるということなのです。

コンテンツの冒頭では、著作権についての注意事項やルールに賭ける時間を多くとらせていただきました。

それくらい著作権が大事であり、その著作権に関するお話の部分だけでもコンテンツのユーザー様は、初めて認識する事項も出てくると思うのです。

その重要さ重くとらえ、今一度自分がお伝えする話の内容と照らし合わせるようなつもりで、いったん制作を止めて、学ぼうということになったのがこの本を手にとった理由です。

外注が含まれるコンテンツは著作権が複数存在することの認識

以前は、私もお恥ずかしながら著作権はシンプルに1つだけだと思っていました。

実は著作権の中にも枝分かれでいろんな種類があったのです。

私は著作権という言葉だけを使用して、ハンドメイドバッグの生地は生地製造メーカー様の著作権があるからそれぞれの生地について守るように。。。などというお話の仕方をしています。

確かに、この本を読む前に生地を一から自分で製造しない限り、少なくともハンドメイドバッグでは著作権が2つは存在するのです。

1つは、デザインの案を考え、手法を考えた自分が自明のものとして持たせていただける著作権、もう1つは、生地メーカー様の著作権です。

そんな風にいろんな材料があるとそれぞれの材料の種類ごとに著作権が別の権利者のものであることで、著作権の集まりでできているのがコンテンツなのです。

まずはこの認識が大切です。

よって、特に著作権の量が莫大な映画などは、違法コピーなどとんでもない複数の著作権の侵害をしているという見方をすると大変な罪なのです。

コンテンツのすべての著作権をフリーにすることの危険

私が現在制作、今後も作って行きたいハンドメイドバッグのコンテンツも、含まれるすべての著作権をフリーにすることがまずい、もしくは不可能です。

それは、上述の材料の生地はご提供はせずコンテンツご購入者様が独自で調達するので、責任はご本になるわけですが、そのほかにまだ著作権があるのです。

それは、そのコンテンツのソフト自体の著作権です。

これをフリーにしてしまうと、コンテンツをコピーして、転売が可能になり、中身無視のただのコンテンツというそのパッケージだけに価値を付けた商業利用が可能になってしまいます。

この辺りを、この本を読む前にも気にしていまして、最終的に転売禁止の判断をルールに設けました。

そうすると、私独自のルールがやはり必要になりますので、コンテンツ内でも、そこもじっくりご説明しています。

ということで、私が著作権フリーを謳っているのはある一部分の著作権だけなのです。

それは、自明の私に与えられた著作権である、「型紙、デザイン、手法などのハンドメイドバッグのある1つのデザインに関する商業利用の自由」だけで、その他は私がどうこう決められるものではない他者様の著作権なので、不可ということがほとんどなのです。

これを勘違いしてもらわないようにしっかりご説明に時間をかけるということになるのです。

その時に、著作権のどの部類の著作権なのかというのが今回の本の中で分かれば。。と思いました。

あとがき

「コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ:八代英輝 著」。

本の著者様は、お名前でピンとくると思います。テレビに多く出演されている方です。

その例もテレビなどのケースが多く、具体的で読みやすかったです。

ただ著作権の複雑さには重っ苦しいものがありました。

私のように必要に応じてという読み方ではないにしても、この世の中がいかに著作権で囲まれているのかが見えてきます。

だから、こうなんだね。。。という疑問などが紐解ける瞬間がありました。

テレビがそのままアーカイブでYOUTUBEで流せない理由などもあるのです。

ライブだと良いということも実際にライブ的にYOUTUBEで流されている番組だけは見つかることの答えが著作権にあったりします。

ご一読の価値は大いにあります。

著作権に関しては、当たり前くらいに意識するべきだと思いました。

私のハンドメイド分野では、著作権があまりに無視され過ぎていて、リメイクが最も顕著です。

この本の中のリメイクは主に映像のことであり、たくさん並んだ中の1か所という位置付けであったので、ハンドメイドのリメイクに関しては今後もっと勉強する必要があると思っています。

なぜなら、リメイクしたいからです。

リメイクしたいのに、商業利用がどうしても不可能なので、そこが壁です。

ちっとももったいない洋服をSDGsを意識しながら活かすことができないのです。

ただ、もったいないことだけに焦点を当てていてはいけないのもとても重要です。

作り手が一生懸命努力した証のお品を簡単に解体して違うものに作り変えてしまうことが、相手の気持ちを踏みにじった行為である。。。それがSDGsであるわけがありません。

むしろ権利を侵害した、対極にあるひどい行動になるのです。

洋服のメーカー様にリメイクして商業利用しても良いかを実際にお問合せしますと、答えは決まって「ノー」です。

なので、リメイクも単純に何かを作って売るという考え方では成り立たないし実現できません。

じゃあどうすればリメイクできるのか。。。

日々考えています。

販売はテクニックの羅列ではお客様がお見通し、本当に大切な事【1166】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、1冊の本を読みました。

「買った後を想像させれば誰でもこんなに売れる!:坂本りゅういち 著」です。

あえて難しめの言葉を使わずに読みやすく考えられたかのような文章は、まさにお客様の立場に立つように読み手のことをよく考えた販売のプロの書き方だと見て取れます。

著者様は、多くの賞も受賞されて、これまでの経験からの例などが本の中に豊富に盛り込まれます。

特に、商品を売るということに力を入れていくべき私にとりましても、この本は一読したいと手に取ってみました。

内容に関しては、実際に読んでいただいて感じていただくということで、今回の投稿は、この本を読ませていただいた上で私が思う販売の考え方を1つお伝えしたいと思います。

塩粒までのきめ細やかな気遣いも伝わる 

著者様がおっしゃっていることの中で、ほんのわずかなことに対してでも、気をまわすことで効果があるお話がありました。

たった一言の言葉の重みというものもあると思います。

それくらい人相手というのが実は繊細である行為なのです。

店舗販売の接客がいかに高レベルな難易度の高いものかを思う

大部分の人が嫌う、店員さんがすぐに近寄ってきて押し売りされるような危機感を感じる場面。

これってものすごいジレンマだと思います。

じゃあ全く知らん顔で空気のような存在が良いのかというと、無関心こそが自身を無下に扱われたと感じるものです。

そうしたはっきりとこれだと言い切れない難しさを多くの販売に携わる方達が悩み、もがき、工夫していくわけです。

究極なことを私は思ってしまうのですが、そもそも店内に店員さんがいることの存在が押し売りされるイメージを作っているとさえ思います。

あの構造とかシーンを根本から考え直すことも1つ案としてはあるかと思います。

しかし、無人店みたいなものが、そこらじゅうにごろごろ生まれているわけではないところに、やはり人から買いたいという潜在的な願望が人間にはあるのだと見ています。

人間はあれこれワガママな生き物です。

いとも自然に、しかし押しつけがましくなく心地よい接客が得られる場面でお買い物を実行したいのです。

そう考えますと、店舗での接客販売というものはたやすいことではないと思っています。

技術はあれこれ学ぶものの結局1つだけ大切な事

接客の技術のようなことはこの本からも大いに学べます。

実際に接客を長い間してこられたベテラン様であるわけで、そのノウハウは確かなものだと思います。

最後に、私なりにこの本を読み終わったあとに、改めて対人間の販売というものに関して考えてみました。

そうした時に、1つ「自分らしさが伝わること」だと思いました。

変な内側に隠しこんだ気持ちがない、素直なそのままを言葉や表情でお伝えしていくことで、お客様がそれを感じ取ってくれることの結果が、「信頼」や「信用」につながるかと。

自分自身すら気づいていないことをお客様が感じてくれることもあるのです。

ほんの短い時間で培えるものではないからこその小さなことの積み重ね。

上述の塩粒ほどの細かいことまでも。。。ということにも通じますが、その塩粒が何か成し遂げるということではない、いろんな積み重ねの大切な一部となり、その集まりが売上へと導いてくれるのだと思います。

あとがき

お客様というのは、想像をはるかに超えた見る目の鋭さを持っておられると思います。

よって、あれこれ技術を駆使した機械的な接客や販売も見抜かれると。

本当はそんなところではないもっと奥にある部分を見ておられるのだと思えてしょうがありません。

初めての対面の販売などに就かれる場合であってもまずは、まっすぐにお客様に接するところからのスタートではないかと思います。

目まぐるしい変化のご時世でマーケティングの本を読むなら現時点で最新の本がお勧めである理由【1152】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近は、読書を新書に絞って図書館でお借りしています。

ファッション分野の事業に関わらず、とにかく新しい本を読んでいくというスタイルにしています。

その中で、結果的には大いに関係付いた内容になりまして、マーケティングの本を手に取りました。

「はじめてのマーケティング:久保田進彦/澁谷覚/須永努 著」です。

今更初めてではないのではないかということもあるのですが、いやいやそんなことはなかったです。

逆に分かりやすく、実際の事業の例をいくつも引用して書かれている点がタイムリーに感じますし、分かりやすかったです。

今がスタートではない事業者のこの本の読み方の醍醐味は、自身の行っている工夫などがマーケティングの本に書かれていることと照らし合わせながら読んでいける点です。

知っているようで知らなかった「ポジショニング」が当「本物志向のレンタルジュエリー」では何になるのかを考えてみた

この本の中で登場の項目の「ポジショニング」は結構大切です。

〇〇と言えば、picturesqueの「本物志向のレンタルジュエリー」だね、というような、競合他社との差別化ができる独自の持ち味みたいなもの。

ただ、これも、真似ごとが起きるとだんだんレッドオーシャンになっていくようですが、常にそういったことを意識するということで多くのお客様に自社の商品に振り向いてもらうということになります。

私のレンタルジュエリーの〇〇に当たる部分は、「コーデされた」という言葉です。あらかじめコーデされてセットになったジュエリーが1商品になっていることという意味です。

これによって、あれこれジュエリー同士を組み合わせる時間の短縮とか、よく分からない場合にとても安心で楽に利用できるなどを見込みました。

あまりジュエリーには普段は注目していない方がたまにご利用いただく場合にはこのあらかじめコーデされたものはとてもメリットが大きいです。

ただ逆に、ジュエリーに精通していて、大好きでしょっちゅうジュエリーに触れる機会がある方などは、この組み合わせに不満があることも。。。

私はそこを徹底的に、これぞ一番の組み合わせである、これ以上の相性は無いという気持ちで組み合わせに力を入れていますので、この組み合わせられてしまっていることのデメリットを解消してきたつもりでいます。

そのジュエリーに精通しているお客様が得るものは、「共感」で、そのコーデをこれぞというものですね、と納得していただけることです。

とこのように、本を読む前に実は私自身もただの「工夫」というシンプルな言葉で考案してきたことがたくさんあります。

今回のポジショニングの項目では、その言葉を新たに知ることと、自身のやってきたことを確認するためにはとても読んでよかったと言えます。

その他、マーケティングノウハウのすべてを意識できていたわけでもなく、やっていなかったこともあったわけで、やはり、一度はこういったやるべきことを読む価値はあります。

この本の素晴らしい点

すべてのノウハウが書かれた最後に、「とはいえ、マーケティングは簡単ではない」と述べられている点がとても正直です。

これだけやればOKとか簡単な物であると述べられた本よりもよほど実直であり、とても好感が持て信頼が持てました。

そういった著者様の志みたいな点がこの本に対する全体の私が良かったと思えるレビューになります。

あとがき

ポジショニングの他に「ターゲティング」という言葉も聞かれますね。

こちらは、似たタイプの人の束というざっくりしたものの分類のようです。

人間がそこまで似たタイプの人が集まっていることを認識するのもとても難しく、なかなか目に見えないものです。

では、最終的な感想です。

この本がまず、分かりやすくて実直な点がとてもお勧めであるということがまずとりあえずの一番の感想です。

そして、同時にマーケティングというものは技術のようなものであることも否めませんでした。

マーケティングは確かに売れていくためのノウハウであり知っておくべきテクニックではあると思いますので重要です。

ただ、結局は、技術のあれこれを駆使するだけではお客様は永久のお付き合いではないかもしれないと。

そう考えると「信頼」ということが結局は、一番長い期間を経て築き上げていく大切な事であると思っています。

マーケティングの手法は多くの人にリーチしていくためのものであるので、技術ばかり駆使していては、信頼を得るというところが希薄になってしまわぬよう注意するということもちゃんと心の片隅に持っていたいと思います(^-^)。

写真が本当の美しさを最大限に伝えてくれるというわけではないことを説く手法の画家のお話【1149】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近は、読書のし方を思い切って変えました。

これまでは、事業の内容に合致するような学びを得たいために、過去のファッション史や、宝石の図鑑などを中心に読んできました。

時々ブログの書き方とかマーケティングに関するものも取り込んできましたが、どれも図書館で借りる過去の5-10年前の発行の本が多かったです。

ファッション史などは永久的なものですので、もっと昔の発行のものになります。

ひと通りそういった読書の仕方の期間を終え、目まぐるしく変化のスピードがある2022年現在の読み方として、新書を片っ端から見ていくことにしました。

片っ端といっても本というのは数が多いです。その中から、ピンときたものは、小説であってもどの分野であっても読んでいこうと思い始めました。

垣根を作らずに、多分野の内容を読む読み方に変えたのです。

2022年11月現在であれば、3か月くらい前の発行のものになります。

今回の本も2022年8月の出版の本です。

「ゲルハルト・リヒター 絵画の未来へ:林寿美 著」です。

写真と絵画のミックスの抽象画スタイル

リヒター様の特有の描写の手法に名前が付いています。

この本の中に多く何度も登場するキーワードです。

新書でありますし、ここではお楽しみということになりますが、そのコンセプトは素晴らしいものになるかと思います。

写真だけがその情景を最大限美しく伝えてくれるものではないのかもしれない。。。

このような追求から、見たものを最大限に美しく伝えるということに焦点を当てて、徹底的にそれを追求した結果の作品になっているということになります。

思ってもみませんでしたが、写真と絵は別のものはなく、合体することでもしかしてそれが本当の姿なのかもしれないということさえあり得るということを説いておられるのです。

人間の「目」という機能さえも、装置に過ぎない、窓辺から差し込む光の干渉なども相まってこその本当の美しさになるのではないかということです。

そういえば。。。

私にも心当たりがあります。

天然石にも、光の干渉で美しくマルチカラーに映る石があるのです。

それは、「アンモライト」。

このハートのペンダントですが、もやっとした原色カラーが目に映りますね。

これは、元の実物そのものの色ではないのです。

こうして目で見たときに、光が差し込むことで、このように最大にカラフルに映し出してくれているのです。

それがなければ、ただの黒っぽい石の塊で終わったかもしれない「アンモライト」という希少な天然石です。

ある意味ダイヤモンドより見つけにくいとさえ言われていますので、私は貴重に感じています。

光の干渉というのも一例ですが、絵を見る時の立ち位置の距離感でその様子が違ったりする絵も本の中に登場していました。

そんな風に絵を考えたことが無かったので、とても新鮮です。

距離や角度を違えて見ることでその美しさとか見映えが違ってくることを考えると、周りの万物の影響を受けながら最大限に美しく見える姿というのはやはり、写真1枚では到底及ぶものではないのかもしれません。

あとがき

今回の本は、私の「共有型のハンドメイドバッグ」や「本物志向のレンタルジュエリー」に役立つ本なのか。。。

当然役立つ本になりました(^-^)。

アンモライトのペンダントを思い起こさせていただいたこともつながりましたし、ハンドメイドバッグにおいても、「美しさの最大限の追求」ということにおいては、大変刺激を受けました。

絵画や音楽は少し通ずるところがあり、いずれも好きなので、今後も注目していきたいと思いますし、本も読んでいきたいと思います。

現在同じく図書館で借りている新書の中で、音楽の分野の本もあります。

とても楽しみです。

また、読んだら必ず良かった本はブログ記事にアップしていますので、ご紹介してまいりますね。

東南アジア・アフリカで働く人々が紹介された本-パラパラ読み【1132】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、偶然にも似た形式で書かれている本2冊に出会い、パラパラ読みというものをしまして、ご紹介させていただきます。

パラパラ読みですので、本の構造とかプチ感想になりますが、本のタイトルや内容にご興味がわくきっかけになればと投稿しました。

1冊は、「アフリカで生きる:ブレインワークス 編著」。

もう1冊は、「和僑:渡辺賢一 著」です。

いずれも形式が同じで、1項目ずつ一人の起業者を数ページで会社名等の宣伝を含め紹介するようなスタイルの本。

そのきっかけや現在、今後の見通しなどが書かれています。

「最後のフロンティア」と呼ばれるアフリカで働く人達

きっかけの大半が、「海外協力隊:JICA」の経験からの継続でその地アフリカで生きていく決意のもと、起業して現地でビジネスを始められていることが多いです。

共通のきっかけが大半ということで、まだまだ新しい人の参入の少なさを私も感じました。

私には、海外で起業というのは見当もつきません。

ただ、日本の今後が危ぶまれることが多々語られる中で、なんとなく海外ってどんな感じなんだろう、というふとした思いから手にした2本です。

起業者様が共通に取り扱いのあった私も少し興味のあった、「モリンガの木」という素材がアフリカならではの原料の1つのようです。

洗顔が好きで、毎日ルーティーンとして、朝晩泡立て洗顔を「米ぬか石鹸」で行っています。

モリンガの石鹸に対してとても興味が湧いています。

泡は立つのかな、何か効果はあるのかなあ、など一度使ってみたいものです。

通販でもあるみたいですが、この方達の作ったものが、日本へ運ばれていることはあるのでしょう。

一度まずは、モリンガ石鹸を試すところからわずかながら私も関わってみたいと思いました。

アフリカは「最後のフロンティア」と呼ばれていて、今後発展のポテンシャルの一番大きな巨大市場だと考えられているという意味です。

人口がとても多く、近年の進歩から、発展の可能性がうかがえる国のようです。

アフリカ大陸は大きいですし、陸つながりで多くの国がくっついています。

島国の日本に住む私達とは違う事情もあるのかもしれません。

もっともパラパラ読みをしたこちらの本で1つ思ったこと

こちらの「和僑」の方の東南アジアで働く15人の日本人達の本は、もっとアフリカの本よりパラパラ読みでした。

実直な点がすごく好感がありまして、苦労した点をリアルに書いていただいている、その苦労からの解決の様子なども綺麗ごとではない良さがあります。

何事も簡単ではありません。

その苦労をしてでも成し遂げたい意欲や熱意は見習うべきものです。

あとがき

今回の本は、比較的最近の本です。2010年代に書かれています。

私の読書ライフの変革をここでしてみたいと思っています。

今までは、ファッション分野の自身の事業のヒントになればと、ファッション史を読んだり、天然石の名前の図鑑みたいな本を読んだりと、割と定番な内容のものでも古い本で良さそうな本を読んできました。

ここ2022年と2023年特に、情勢の変化がとても目まぐるしくなっている中で、新書を中心に読んでみることにしました。

あくまでも、図書館で借りるスタイルは変わりません。

自分で購入は場所の無さと、無期限なので読まないかもしれないリスクが大きく、レンタルを貫きます。

新書は貸し出しがほとんどですが、その隙間に少しは借りられていない新書もあるので、それらを分野を特に決めずに、ピンと来た直感でチョイスして読んでいきたいと思います。

他分野からのヒントも得られるかもしれないし、えらく違い過ぎる分野の本を手に取ってしまったということもそれはそれで良いと思っています。

こうして、ブログをコンスタントに投稿しています私なので、他のコンテンツも研究せずしてコンテンツの実りも望めません。

現在も、過去の記事を見直しながら、少しずつ当ブログ記事を少しずつ手直ししていっています。

最初は、2018年スタートですが、当時から4年は確実に経過しています。

その間に、コンスタントに投稿していく中で、過去の記事を読み直すと、現在とは同じ書き方ではなくこれまでの変化を自分で感じています。

特に私はアフィリエイトもしていないのですが、それでも、パンチのあるリズム感ある文章に変わったのを感じます。

過去の記事は何かぼやーっとした芯の無い感じです。

それはそれで、過去の初々しいまでの味わいなのかもしれませんが、消してしまわない限り今後も残り続けるブログ記事ですので、やはり書き手には責任もあり、読み手の方が十分に満足していただける方が良いに決まっています。

現在は、【1132】ですが、【1】からスタートしたものなので、現在1132投稿の記事がこのHP内のブログコーナーに入っています。

【1】から順に手直しをして、現在は、【9】まで手直しが完了しています。

誤字、脱字も防ぎたいところですが、結構他の方の記事も時々、変換間違いの漢字を発見することもあり、なかなか人間のやることというのは、完璧にはいかないものであり、気づかないということがあります。

見直しによってそれを修正し、スッキリとしたコンテンツにしていきたいと思います(^-^)。

車メーカーの創始者様の談話-その節々にある多くの格言が抜き出しではなく、話の一部として受け取れる本【1124】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回読んだ本は、「ざっくばらん:本田宗一郎 著」です。

誰もが知る「ホンダ」という車メーカーの創始者様の語りがそのまま1冊の本になっています。

よく、偉人伝として格言をまとめられた綴りもあるかと思いますが、談話の中にその格言のような言葉がところどころ入っているのを、自分でその部分が見つけられる読み方ができる本でした。

アンテナの広さを感じた部分

動画内でもご紹介致しましたが、車のファッション性の点の関お話がありました。

その時に、例として、女性の時計の文字盤が、とても小さく、本来の時計の機能である時間を知るということを越えたファッション性が重視されている点を挙げられていました。

そこに、広い分野に渡りアンテナを張られていると感じました。

多くの人と出会い、たくさんの分野に興味を持つその柔軟な性格も相まって、自身の会社の発展につながったところがあるのではないかと推測されます。

あとがき

ご一読はお勧めしたい本です。

他の有名創始者様との類似な点は、小さいころから働いてきたということです。

お仕事が子供の頃から自身の身近にあり、そうせざるを得ない環境や背景もあったかと思います。

それに伴って、勘とかアンテナが利いて大きな会社へ発展の階段を登り始めていたのだと思います。

実りが長い努力や経験の期間の結晶と考えたら、早くに着手というのはかなり大きな成功の源ではないかと思います。

ハイブランド服、洋菓子や料理、ガラスや陶器、などの衣食住すべてがフランスの文化となったその創業の継続の上手さ【1105】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「フランスのブランド美学:鳥取絹子 著」を読みました。

有名ブランドの多くがフランス生まれで、その芸術・文化はずっと長きにわたって継承されているようです。

今回読んだ本は、フランス生まれのブランドが集結して紹介された本になります。

とても興味深いですね。

有名な誰もが知る老舗もあるのですが、こんなにあったんだということに驚かされました。

引き継ぐときのバトンタッチのスムーズさもポイント

驚いたのは、「住」の章で登場のガラス製品や陶器製品の老舗ブランドがいかに多いかということでした。

私はほとんど知らなかったので、世界中には知れ渡ってはいなくても立派な老舗であるメーカーも多かったことに驚きました。

こうしてこの本を読んでみて、1つ素晴らしい点は、1世代だけでは成し得ることが難しいことを、後継者への上手いバトンタッチによってその継続を託すということをされていることです。

その引継ぎのすばらしさも、今でも健在であることの結果です。

会社創業者一族の名声などは二の次で、とにかく事業を末永く継続していくことだけを目標にした、後継者を社員の中から抜擢したブランドなどもありました。

同族の中にはふさわしいと思える人が見つからなかったとのこと。

シンプルに「継続」ということだけを魂の領域までも執念を燃やしながら強く心に思ってきたのだと思いました。

結果そういったジャッジが今の存続を作ったとも言えると思います。

100年以上にもわたり継続していくこということは簡単なことではないです。

あれもこれも欲を出すのではなく、シンプルに「絶やさない」ということだけをポイントに置いているということが究極だと思ったのです。

あとがき

こうした伝統のブランド様達が気の遠くなるほどの長い年月をかけて築いてきたものは、たった数年の私が簡単に成し遂げるものでは到底ないわけですが、その長い長い年月の細分化した今、この時の精神とか意気込みなどの集まりの総合であるわけです。

短い時間でとても無し遂げることができないことが、後に他の追従を許さない貴重な宝になっています。

きっとそうなるための細かい1つ1つのことを日々きちんとこなしてきた結果だと思います。

こういったところに、「今」の大切さを感じました(^-^)。

事業が伸びるには必ず言葉で説明できる理由があった【1067】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今年2022年に読んだ本の数は、私の中では過去最高かもしれません。

一度に6冊同時に借りることができる県営図書館でお世話になっていますが、特に最近は、ビジネス本もよく読んでいます。

事業のことが書かれている主に経営の分野が多いですが、過去の本であってもとても面白いものも多いです。

そこから自分なりにヒントを見つけては自分の事業へ活かせればと思いながら読んでいます。

今回は数社の例が挙げられた、急成長をした会社についてその急成長のポイントを研究した本になります。

「急成長のメカニズム:日本政策金融公庫総合研究所 編」です。

これまでの事業を見直した事業内容のシフトの例

よく言われる、変化をし続けるという言葉がありますが、過去やってきたことを見直して、見切りをつけて同じ分野の業界ながらも別の内容へのシフトという例が一番身近に感じました。

アパレルの会社さんの例でしたこともあり、たまたまの偶然だったことが1つ、この会社さんが以前勤務していた会社の取引先だったことを思い出しました。

進化して名前が少し変わっていましたが、間違いないと思います。

アパレルもなかなか過去を捨てきれず同じことを繰り返して、短い季節に無理やり合わせて不良在庫をかかえて、ぐらりと揺らいでいたわけですが、コロナよりも数年前にもう別の事業へシフトされていました。

そして、成長中の良い状態の時点でこの本が出版されるわけですが、その後、コロナが襲ってきましたので、ここでまた大きな分岐点がどの事業にとっても少なからず起こったと思います。

コロナによって、自分の事業の抱えていたリスクが浮き彫りになったということだと思いますが、この本の出版の時点はコロナ前。

コロナで慌てて見直すにも時すでに遅しというところも多かったかと思いますと、早い段階でのシフトという判断がとても良いアンテナをお持ちであるかとこのアパレル会社さんに対しては思いました。

まだこの先に来ていない未来を見通す先見の明ということは、社長様とか、プチ個人事業主の主である私達が行う最も重要なお仕事です。

良くないのが、いま現状の満足と過去にとらわれることだと思います。

思い切って過去を一掃するほどのシフトも判断としては後に合っていたということもあるのかもしれません。

1960年代以降の作れば売れたウハウハ時代の心地良さがいつまでも忘れられずにいて、古い体質がいつまでも残っているとも言われてるアパレル業界。

そんな中でも、俯瞰して見ることができることはとても前衛的であり、素晴らしいと思いました。

その他、食関係の会社さんも紹介されていて、よく知る冷凍食品会社さんのお話も出てきました。

ご一読どうでしょうか(^-^)。

この本の構造の良さ

普通、こういった政府系の発行者様であると、堅苦しい文言が並ぶイメージですが、そうでもなかったところが読みやすかったです。

本の読み方は人それぞれ自由です。

何も最初から1文字1文字逃さずに読むことが良いということもなく、読み方に関しては自分で決められるのです。

必ず、1社紹介の章の終わりに、急成長のポイントになる点がまとめられていますので、読み方としては、時間がなければそこだけ読んでみて、興味があれば深堀りして本文を読むなどの読み方もできる本だと思います。

あとがき

今、少し思っているのが、コンテンツの作り方の本を読むのかどうかです。

読むとこうするべきという固定概念ができてしまうかもしれませんが、もしかして、スムーズに進むヒントもあるのかもしれません。

そういったWEB知識が疎いにもかかわらず、自分でいったんやろうとしています。

コンテンツ作りなら新刊のような本が良いですよね。