デニムとスレキのコンビの強度の優劣の差に悲鳴、破れたジーンズのスレキをリベットを外さずリフォームする方法【244】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ブルージーンズが素敵です♪。

使い込んだ薄い色のジーンズを501で探したいと探したこのたび。

ただ、長年はきこまれてブルーの素敵な色になったわけで、傷みも伴っていたもよう。

その内側たるもの大変な様子で、スレキが破れていてポケットの機能が失われていました。

これは、「デニム」という耐久性のある密度の高い丈夫な素材に対して、裏地として使われる「スレキ」との素材の差があまりにも大きいことで表れた経年の現象です。

見たところ、一度リフォームされている地点が見受けられました。

ただ、さらに、そこから更なるスレキの劣化ということで最終段階としてこのジーンズを手放された方の古着だと思いました。

そのことを知らされずに表面だけ見て喜んで受け継いだ私。

こうなったら、リベンジ、なんとかお直しを考案します。

もう一度ポケットの機能を取り戻すスレキのリフォーム方法(リベットは外さない)

古着501の購入時の状態:スレキが破れてポケット袋の機能も失った状態。

見かけはすっきしていますが、本来スレキは2倍ほどの面積があり、内側まで広がっていないとポケットの機能がありません。

想像なのですが、ポケットの機能は諦めてそれなりに形だけを残したと思われます。

このリフォーム前の表側の状態は、手まつりでポケット口を縫い留めてありました。

ジーンズにポケット機能が無いことに自身はとても不満で、このリフォームとは違う考え方をしていきます。

スレキの取り付け完成:先染めストライプ柄のスレキ風生地を利用。

真ん中に元の不完全な状態の「半ポケット部分」をストライプ生地2枚で挟み込みます。

表地デニム素材のポケット袋部分との合体をして出来上がった状態。

後ろ側のカーブは手まつり。

小さく残っているポケット袋のほつれ部分はスレキ生地をくるんでラッピングしてボロボロ部分が完全に隠されました。

新しいストライプのポケット袋の型紙は、表地デニムのカーブに型紙用紙を当てて、手の爪で跡を付け、そこに線を描き型作成しました。

出来るだけ丈夫にということで、ポケットの正面からの入り口カーブの部分はミシンステッチ。

デニムとスレキが合体する内陸部もステッチしました。

出来る限り可能な部分はミシン、ミシン不可能な部分は手まつりです。

手まつりした箇所は、中側のカーブ部分、中側のトップの細い横線でした。

これで手を入れた時に、深めのポケットが存在したことになります。

デニムと強度が格段に違う結果となったスレキを同じジーンズに使っていることについて思うこと

別布でポケット袋をまるごと新規に作ってしまうというこの方が考え方は単純で簡単。

私は、リフォームに関しては何の技術もない素人。

プロの方はもっとスタイリッシュに仕上げてくれると思いますので、あくまでアイデアの1つです。

自分使いだから少々不格好でも何もできないお手上げからは何とか這い上がれました。

元のスレキはここまで来ると、あまりあてにしてはいけません。

手で少し力を入れると、簡単に破れてしまうぐらい弱っていました。

今回の新しいストライプのスレキが今後ポケットの袋として活躍していきます。

今回のリフォームは、見かけだけではなくポケットの袋機能も復活した形になりました。

こう経年した状態であると、なんとスレキが頼りない生地であるのかと不満を持ちます。

しかし、ジーンズにはこれまで当たり前に利用されてきた素材。

表地より裏地の質は「下」というしきたりと、新品の状態ではスレキも綾織りで丈夫であると選択されてきた素材。

このたび自身が選んだストライプ生地も同じように、いやスレキよりもむしろ弱々しい状態になるのかもしれません。

ここまでジーンズを長い間はくことを想定されていないのでしょう。

年月の限界を突破したところにブルージーンズの行き着いた表面の素敵な姿があるのに裏面ではお手上げしているという「矛盾」を目の当たりにしたこのたびでした。

あとがき

作業の動画は申し訳ないことに消してしまっていますので、途中のリフォーム風景を細かくお伝えできていないことお詫び申し上げます<m(__)m>。

このたびの、デニムとスレキのコンビの経年の姿の大きな差というのは、レザーバッグと内張の合皮のコンビの経年の姿を彷彿とさせます。

最初に製造する時に、まさか何十年も使用するなど見込みもしていなかった様子がうかがえます。

ところが現実というのはその想像を超え、デニムが末永くはかれ、本革レザーバッグも長い間持たれているのです。

「裏地は表地より劣る素材」というこの考え方本当に正解なのでしょうか。

ここへヴィンテージ物の現在の残念な姿を見て疑問を投げかけたい部分です。

<経理>個人事業主の青色申告は「e-tax」が楽、徐々に分かりやすく改善されている中使い方の注意点を実際のミスからお伝えする回【393】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年度の確定申告、つい昨日終了したところです。

棚卸作業、決算書などは出来上がって下準備はしてありましたので、今回は確定申告の受付がスタートしてからの「e-tax」入力としました。

前もってじっくりゆっくり準備したい方などは、「e-tax入力」自体は、1月4日あたりからできるようなので、ゆっくり入力しながら保存して。。とやっていくこともできます。

ただ、この時点では、まだ控除証明書が不ぞろいの場合もあり、自身は2月に入ってから「e-tax」を開きます。

それまでの下準備なるもの、例えば「棚卸資産表の完成」などは、1月頭から開始し、早めに完成させております。

この、保存も結構大切になってくることがあるということを交えながら、このたびは、自身が間違った順をたどってしまったエピソードなどをお伝えし、気を付けていただくよう応援をしたいと思います。

1)「e-tax」のここが間違いやすい、必ず「確定申告書等作成コーナー」から始めることがマスト

実は今回で2度目の「e-tax」入力ではあったのですが、よく去年やれたいうくらい忘れていました。

まず最初のつまづきは、そもそも間違えて、「法人用」で入力しようとし始めてしまったことです。

勘違いしても入力できてしまうところが気を付けないといけないところでした。

「個人事業主」と「法人」と全くソフト自体が区別されているという点を理解せねばなりません。

「e-tax」のトップ画面が大変にぎやかでカラフルでごちゃごちゃしているようには感じます。

「個人事業主」は「確定申告書等作成コーナー」から必ず入っていきます。

法人だとその下のボタンの「e-taxソフト(web版)」から入るとのことで、そもそも「建物」が違うのですね。

それなのに間違えた理由は、手動ではなく、自動で横から来た、「こちらだよ」というような案内に乗ってしまって、それにいざなわれた場所が法人の場所だったというわけです。

どうしてそのように誘導されてしまったのかは分かりませんが、それがもしかして今後間違いにくいように改善されていくのかもしれません。

とにかく、「個人事業主は、「確定申告書等作成コーナー」より入っていく」を徹底ということになります。

自身が初めて利用の際は、管轄の「税務署」様に赴いて、ログインの仕方をパスワードタイプの「利用者識別番号」の発行とともに登録しました。

「カードリーダライタ」は、故障の不安や少し古いやり方な感じがしてなりませんでした。

普段からクラウド型の「ログイン」に慣れた大半の方には、「ログインパスワード方式」の「利用者識別番号」でのログインをお勧めしたいです。

税務署様に一度出向かねばならなかった理由というのは、本人確認や、ログインIDにあたる「利用者識別番号」という16ケタの数字をその場で発行してくれる作業があったからでした。

そこで同時に自身でパスワードを決めて完了です。

これが常日頃お買い物などのサイトでも利用するなじみある、「ログインID+パスワード方式」ということになります。

2)「確定申告書」のアイコンが左に「決算書」のアイコンが右に位置していても、右の「決算書」から入力し始めることがマスト

さて、もう1点間違えてしまっていた順番がありました。

これは、やはり多くの人が自身と同じようにつまづいていることが昨日の「e-tax」お問い合わせ電話の窓口の人の話で分かりました。

「確定申告書」が出来上がったら最後に送信ボタンを押して、マイナンバーを入力して終了になるわけです。

しかし、先に確定申告書を作ってしまうと、附随せねばならない決算書を残して単独で確定申告書だけを送信してしまうのです。

これには、「エラーを入れてくれないかしら(汗)」と思ったものですが、通常「決算書」から作るものだという隠れた常識があるようなのです。

それなら、「どうぞアイコンの並び順を左に「決算書」右に「確定申告書」と並べてくださらないか」などと思ったものです。

このことを一応、「e-tax」の相談窓口のご担当者様へ一言、「附随の決算書が添付されていないですよ」などと親切なメッセージが出るようになどとしてもらえないものか、これだと、送った気になってしまって実は決算書送ってなかったなどということが多発するのではないか」ということをお伝えしたのですが、実際そういう人が多く出ているとのことだったのです。

結局、望ましい手順というのが、まずは、先に決算書を作ってから、続きでそのままの画面で進んでいくと、確定申告書に移るという道筋らしく、その道順をたどれば、添付みたいに拾って行う作業無しで、同時に先程作った決算書も送信されるそうなんです。

「はあ、そうなんだあ」と感動。

しかし、なかなかその構造は分からないものなので、初めての人などはどうなるのだろうかと、こうして筆を執らずにはいられなかった次第です。

どうぞ、自身のような間違いが起きませぬようお気をつけくださいませ。

ただ、その後改善があり、「先に確定申告書だけを作ってしまった場合、送信する前に後から作った決算書を添付するボタンも今年から設置された」とのことです。

確定申告書に決算書ファイルを添付するというような形のイメージ。

そして、その時に注意がありまして拡張子の問題があります。

通常ただ、続きを明日やりたいから保存して、明日また続きから入力したい場合に行う保存は、「data」という拡張子で保存されます。

でも、送信するときには「xtx」という拡張子でないとエラーが出ます。

よって、この「xtxに変えるという作業ができる画面も今年から設置した」とのことです。

税務署様の方でもアンケートがあって、年々ご意見を取り入れながらシステムを改善していって下さるのです、ありがとうございます<m(__)m>。

まとめますと、とにかく「作成順序は、①決算書②確定申告書で」ということです。

そういえば、よく見ますと、トップ画面の「確定申告書等作成コーナー」の文字には、「等」という言葉が入っています。

おそらく、この「等」というものに、決算書も含まれるのでしょうね。確かに決算書がこのボタン内で作れますから。。

あとがき

今回は「e-tax」の入力において、実際につまづいたエピソードを交えて、2点のみお話致しました。

もし、同じようにつまづいてしまう方がいらっしゃれば、お役に立てればとこの記事を書きました。

そうはいっても、これだけつまづいてもパソコンで1日で終了できたので、「e-tax」は間違いなく便利です。

その後、慣れてくると半日でもできることがあります。

このように、実際に行列で並ばなくても手軽に時間関係なくできる「e-tax」どう考えても効率的で楽で確実です。

「並んだところで、結局受け付けるだけしか行えない人手不足事情もあり、質問に対するご教授などは電話応対の担当者様が詳しい」と実際の窓口の方がおっしゃっています。

遠慮せずに不明なことは最寄りの税務署様のダイヤルの、「確定申告専門の電話担当の方」に聞くのがベストです。

解決が一気にクリアになっていきます。

「会計ソフト会社」様はその点はタッチしてはならない方針もあり、「税務署様」の方が良いですし、ストレートに答えがちゃんと出ます。

結局夜20:00頃すべて終了。

そして、遅めの夜ご飯、寄せ鍋の汁で作った「卵雑炊」をいただいたのでした(^-^)。

その後の進捗度を上げやすいハンドメイドバッグの一部パーツのみの製作【108】

まえがき

こんにちは。

picturesque(ピクチャレスク)です。

前回の記事投稿の【107】で製作しました入園グッズ5点セット(女の子用)の方で余ったはぎれを使っての製作になります。

はぎれでありがちなのですが、1つの完成品を作るには十分ではないというケースです。

そういった場合、とりあえず半完成品を作っておいて、次回何か他の製作の一部のパーツとして使えます。

今回の場合、途中のパーツというのが、パッチワークシートになります。

はぎれが十分な分量でないからこそパーツだけを作っておくという利用の仕方

前回【107】の余り布:左側は裏地に使ったT/C無地という生地。

共布巾着ひもを3点作ったので細長く余った部分が多く合計するとそこそこな面積になるようです。

右側は表地に使った小花ブロードプリントという生地。こちらは少量。

メインに裏地だった無地の方を使います。

花柄はパーツが少ししか余っていないので装飾パーツにします。

どんな形の型紙を使ったかなどは詳しくYOUTUBEでご視聴いただけますので、ここでは大まかにご説明とさせていただきます。

まずは、ピンクの無地をパッチワークボーダーにハギ合わせてパッチワークボーダーシートを作ります。

そして、少しだけ余っている花柄をリボンのアップリケで縫い付けるのです。

表面と裏面にリボンのアップリケが付きます。

面白い点は、入園グッズの時は、裏地だった無地が今回はメインの表地になる、そして、表地だった花柄が今度はサブ的な位置になりアップリケとして部分使いになるという反転具合です。

表面と裏面のパッチワークボーダーシート:縦20cmx横35cmほど。
両面の真ん中にリボンのアップリケが付きました。

今回は、ここでいったん完成。

状態は半完成品だと言えます。

その後の登場したはぎれと組み合わせて、コンパクトな袋が作れそうです。

今のところ、縦20cmx横35cm程のシートなので、横は10cmマチ付きが可能。

ただ、縦の20cmは、お弁当袋の出来上がりのサイズに値するので縫い代のことを考えると短すぎます。

なので、お弁当袋を作るとなると相方が見つかったときにその相方をデザイン的にこの20cmより長めにして突き出すようなものにすると出来そうですが、お弁当袋にこだわることもないので、その時にまた改めて考えます。

あとがき

今回は、こうした半完成品でストックしておくと、次にスムーズに作りやすかったり、イメージが湧きやすかったりする準備みたいなものになるかという例です。

はぎれもどんどんたまることがあるので、こんな作業も良さそうです。

最初に生地を購入した第一回目の製作のコスパにも影響することではないでしょうか。

生地をめいっぱい利用するということにポイントを置く場合の例としてヒントになればと思います。

業者では違反!子供が心の底から本当に持ちたい柄の入園バッグコレクションはパパやママのミシン技術にかかっている【107】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いよいよ入園をひかえた季節になってまいりました。

ママやパパが子供の入園の準備をせねばなりません。

そんな中の準備の1つ入園グッズをこのたび一連で製作。

私がハンドメイドでお作りすることでささやかなお手伝いが出来ればと思います。

入園グッズ5点セットの中で基本デザインである巾着袋の作りの良さ

入園グッズは、①通園サブバッグ、②上履き入れ、③着替え入れ、④お弁当袋、⑤コップ袋と、この5アイテムが一般的のようです。

このアイテムの中で、作る私側から見ますと、大きく2種のデザインに分かれるかと考えます。

①と②はトートバッグ、③-⑤は巾着袋です。

ということで、作業的に効率よく行っていくには、③-⑤は同時進行していくことが効率的です。

作り方が同じで、生地や糸の色も同じであれば、同時に縫っていった方が効率が高まるようです。

さて、今回の中で私自身も勉強になり工夫した点は、巾着袋のひも通しの入り口付近の縫い代始末です。

巾着の紐の通し口の始末:目的は紐がすれて縫い代の糸が飛び出さないよう、縫い代を完全に隠します。
更に、ミシンステッチでで押さえてあるので、縫い代がトンネル内でも一切見えていません。
1つ前の段階:ちょっと作業を巻き戻します。上から6cmの位置からサイドを縫い合わせ。
「わ」の状態で6cm分の紐の通し口を見込みました。
本来のサイドは両折れとなるのですが、6cmからてっぺんまでは三つ折りです。
ここへコの字のステッチをミシンで入れていくのです。

ということでサイドの途中までが三つ折りで、途中から2つ折りに変わるその切り替わりの部分があいまいになりますが、その部分は、表から見たときは中側に隠れますので大丈夫。

この作業段階あってこその、1枚目の写真の出来上がりになるわけです。

決まった定形のデザインの中に「らしさ」を入れた部分

ある程度サイズも形も決まったものをその通りに仕上げていくタイプの作業ではありましたが、その中でも個性を出してみた点があります。

それは、この5点の中で一番持ち歩いたりメインに使っていくのではと思われる①通園サブバッグ。

このアイテムは、この5点の中で唯一バッグと呼べるアイテム。

あとの4点は袋と呼ばれる部類です。

そこで、この通園サブバッグにキルトでデザインをしてみました。

まず女の子用の花柄は、キルト芯を使用してパッチワークボーダーキルトにしました。

そして、男の子用のストライプはは、キルト芯を使用して、バイヤスキルトのデザインです。

一般に売られている既製品のキルト生地はひし型。

全体にはかかっているけれど、どうしてもデメリットがあります。

元々の生地にキルトを機械でかけていくので、その生地を型紙通りに裁断した時点でキルトのステッチの糸の途中にハサミを入れてしまうことになります。

仕方のないことなのですが、この時点ですでにキルト糸のほつれが始まります。

それが全体に関して言えることなので、これは仕方がないけれどデメリットです。

ハンドメイドキルトは、裁断後にキルトをかけることができますので、必ず最初と最後が返し縫いで固定されます。

よって、ほどけてくる可能性が少ないわけです。

随分高級で丁寧な作りの丈夫なキルトといえるでしょう。

しかも、一般的なダイヤキルトではない個性あるキルトです。

そうして、ハンドメイドキルトをかけたという「売り」が生まれます。

パッチワークボーダーキルト:中にはキルト芯が挟み込まれミシンで固定され、安定しています。
ふんわりしていて、本や図鑑の持ち歩きに安心。
バイヤスキルト:このバイヤス右肩上がりです。
通園生活が良いライフになりますようにと願いを込めて縁起の良い右肩上がりでデザイン。
幅は3cm間隔。とてもかっこよくておしゃれです。

出来上がりを見ながら、途中のエピソードを語ります

入園グッズ5点セット(女の子用)
:真ん中から時計回りに、①通園サブバッグ②上履き入れ③コップ入れ④お弁当袋⑤着替え入れ。
入園グッズ5点セット(男の子用)
:真ん中から時計回りに、①通園サブバッグ②上履き入れ③コップ入れ④お弁当袋⑤着替え入れ

ピンクの方は途中着替え袋のサイズを間違えて、新しい生地で作り直したり紆余曲折がありました(^_^;)。

黒の方は、2度目となるので、慣れて、巾着型3点を同時進行でスムーズに製作できました。

もともと難しいアイテムではないのだけれど、このように勢ぞろいするとかなり手間のかかる作業となるものです。

どちらかというと、おそらく、巾着袋のデザインの方が奥が深いです。

いろいろやり方があるということです。

トート型の①②はだいたいどの人も同じ作り方になるかと思いまして、巾着よりも作りが単純です。

ところで、今回の女の子用につけたフリルですけれど、まだまだ私もうまくなっていかねばならない課題の残る出来だと言えました。

ちょっと宙に浮いた感じでしたので、これだという断固としたコツなどが確立できてないのです。

フリルに関しては、今後集中的に研究して技術を磨いていきたいと思いました。

フリルのような装飾デザインに関しての重要なお話

ここでこんなお話もさせていただこうかと思います。

今回のフリルは意味がありまして、ヒラヒラしたその女の子らしさの表現だけではありません。

切替部分の単調さを少し遮る意味があり真ん中寄りに付けたということです。

見えたくない場所もそうですし、このたびの切替えがひたすら続く「飽き」の解消としてフリルをあの場所に付けたことの意味を感じ取っていただけるとかなりの理解を得られたと思えます。

フリルもただ飾るだけだと、安っぽい「流行」ということを連想させます。

今賑わっているアイテムをとりあえず「飾る」という行為に過ぎなくなってしまうので、そういうことはやりません。

もっと極端な場合、生地がどうしても1枚仕立てで作りたいのに作れず、やむなくハギができてしまったた場合、そのハギを美しく隠すためには、フリルを挟み込むことは大変意味のある装飾です。

ただ飾られるだけの薄っぺらい意味ではなく、「なぜそこに飾る必要があったのか」という「哲学」が入り込むのです。

あとがき

入園グッズは、私達のハンドメイドの業者などが作る時に、生地がかわいくてもキャラクターのものや商標登録してあるものを避けねば、違反になってしまい罰せられてしまいます。

ミッキーとかキティー、プリント物のかわいらしいお花とか数々の素敵な園児らしい生地は無限と言っても良いくらい豊富にあるのです。

しかし、それは、家族の一員のママやパパが作ってこそ持てるものなので、商業用となってお代金をいただくとなるとやはり作ってあげたくても作ってあげることができません。

依頼者と製作者と両方が罰せられますのでね。

なので、オーダーメイドにしてもそういうことが起きてくるかと思いますので、基本オーダーは受け付けられないという結論に至っております。

オーダーだとどうしてもキャラものの依頼をしたくなると思いますので、いっそのこと廃止しているわけです。

今回の2柄はそれには当たりません。

生地に商標登録はないようですので、販売は可能です。

プリント物はどうしてもほとんどが生地の耳に英語で社名が入っているので作り手の方は著作権侵害を意識しながら慎重に商業利用をご検討願います。

こんな事情もあり、柄物を商業利用して、販売するとなると、無地や伝統的な織柄などにとどまります。

あふれかえっている賑やかなプリントの動物柄やデフォルメされたタイプの花柄などはママやパパが作ってあげるしかないのが本当の正しい対応の仕方です。

やはり、ユーザーの一番心の中にある好きな生地で持ちたいということに答えるには、私が著作権の無い無難な柄で作って売ることではないのです。

むしろ私がやるべきことというのは、パパやママにその技術をお伝えすることなのです(^-^)。

ただの色違いとは違う、そろっていながらも互いに異質な3点ボディーバッグコレクション【106】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、<黒白ボーダーシリーズ>というかなり的をしぼった製作をしてみました。

黒白ボーダー柄はイメージとしては長袖カットソーが浮かびます。

パリジェンヌ様が必ずワードローブに1つ取り入れるだろうアイテム、ブルージーンズに合わせたシンプルで伝統的なスタイルのイメージです。

3点それぞれの製作の見どころ

<黒白ボーダーシリーズ>左から、黒白パッチワーク、半月型、水平型とすべてがボディーバッグ。

まず、一番左の黒白パッチワークボーダーは何といっても、この手間をかけたパッチワークの作りです。

もともと単独で記事をアップ致しておりますので(【101】が該当記事)、詳細はそちらで。

ここでは、手間を込めたものであるということをお伝えしておくにとどめます。

そして、真ん中の半月型ボディーバッグ。

こちらは、本来洋服のポロシャツ用の生地である「カノコ素材」をバッグに仕立てたところが斬新と言えます。

そして、ボーダーの柄合わせを意識した見栄えの美しさにも力を入れました。

つなぎ目でボーダーの柄合わせをして段を合わせている様子。
:これをしてあるかしてないかは大きな付加価値の違いとなるもよう。

そして、最後、一番右のサテンのボーダーは実はもともとストライプ。

ストライプの生地の向きを変えることでボーダーとして作りました。

注意した点は、もとの生地の地の目はあくまでストライプ方向。

よって、織芯を貼る時は、生地となじむように同じストライプを縦向きとして貼りました。

ちゃんと元の生地に合わせた向きに織芯をなじませるのです。

そして、縫っていく段階からは、今度はボーダー向きを意識し始めるのです。

これが、向きを変えて生地を使用しても綺麗な風合いに映るコツかの1つと考えます。

実は、当初はマチ付きで進めていまして、底と頭にバニティーのように楕円形のマチを取り付けるつもりだったのです。

ところが、ミスをしたんですねー。

寸法を間違えて楕円形のパーツが小さく仕上がってしまい、もう生地が全く残りがなく、やむなくマチ無しに。。

間違えた原因は、くるりとファスナーを取り囲むように筒形に取り付けるファスナー部分の縫い代を三つ折り計算してしまい、実際は1つ折りなのでその誤差が5cmも生まれ、サイズが狂ったわけです。

しまったなーー(;’∀’)。

でも、原因は判明しましたので、次回の機会にこれをマチ付きのものにして、違うシリーズでこのデザインを採用できればと思います。

横幅が結構あり、長財布が横向きに入るので、容量の点はマチ無しでも結構あります。

バッグの入り口開閉の位置がなかなか斬新。

まるで、ティッシュケースの大きいやつみたい。。

あとがき

今回は、黒白ボーダーを3点集めたコレクションでしたが、フローラルとかマルチカラーなどテーマがいろいろ浮かびます。

また、素材をテーマにするだけでなく、シーンをテーマにするとそのバッグのデザインの種類がそれぞれ違ったものに展開されていくことが見込まれます。

同時に3点の完成が見れることは、1つよりもはるかに世界観が増します。

同じデザインの色違いなどの展開とは違うものであることが、自身のフィルターに通した結果の展開であるわけで、自分なりに練った企画がそこには盛り込まれているということになります(^-^)。

<経理>私は使っていません、個人事業主の簿記において、「仕掛品」や「積送品」の「〇〇品」は必要ないです【357】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

企業に勤務していた時の経理と個人事業主、簿記の参考書とか試験と個人事業主でちょっとした仕訳の違いがあることに気づきました。

基本的なことは同じですけれど、特に簿記に登場してくる科目の中では、実際には省略してしまった方がシンプルで分かりやすい経理になったりもします。

今回はそのような状況に自身が出くわした例として2点程科目をご紹介し、簿記の教科書には確かに出てきていたけれど実際は使わなくても事足りるという例をご紹介したいと思います。

自身の場合はハンドメイド業者で、商品を自分(自社)で製造して作り上げている形態に当てはまります。

簿記にはあって実際の現場で使わなかった科目その①:「仕掛品」

物を材料から製品に作り上げる形態が含まれる事業においては、決算をむかえる時に「未完成品」の状態にあることがあります。

これは、簿記の中では「仕掛品:しかかりひん」に相当します。

一番最初に勤めていた会社の時は、経理事務担当ではなかったのですけれど、時々経理部に出向き材料購入の納品書を持って打ち合わせに行っていました。

その時に経理の部長さんが、「これは仕掛品となるよ」ということで、「仕掛品」のゴム印をその納品書に押していました。

そう、その会社はメーカー的位置付けの事業(実際輸入業者でOEM形態)なので「仕掛品」勘定を使っていたのです。

自身も個人事業主スタートの頃、簿記2級の工業簿記により、「仕掛品」を使わないといけないと思っていました。

ただ、実際は使わなくてよいです。

実際に使わずに問題なく過ごしてきています。

よって、材料を購入した時だけ、

以上の仕訳をします。

その後は「仕掛品」という科目も、完成しても、簿記に出てくるような「製品」という科目も使用しません。

「製品」という科目を使うのは、決算の棚卸し仕訳の時に、バッグの在庫を数える時にだけ使うということです。

これが一番シンプル、かえって分かりやすいのです。

よって、決算の時12/31時点で、本来の「仕掛品」状態の縫った途中の未完成のバッグは、製品の棚卸にはもちろんカウントせずに、材料のままの状態として、材料の棚卸としてカウントするのです。

カウントしないということは「漏れ」になりますのでご注意を。

簿記にはあって実際の現場で使わなかった科目その②:「積送品」

「委託販売」というものがあります。

自社の店舗がない場合に、他のお店に製品を置かせてもらい、売れるとそのお店に売上価格の何%かを手数料として支払う形態。

私も先月「レンタルボックス」の業態をされているお店にお世話になり、委託販売を初めて経験させていただきました。

こちらのお取引も実際は簿記の通りには仕訳しませんでした。

簿記の通りだと、お店に置いてもらっている商品を自分の手元にある商品との区別で「積送品:せきそうひん」勘定を使うのですが、積送品というのはいわゆる、「資産勘定」であり、決算時は「製品」に含めるのです。

別紙などでお店に預けた商品を把握していますし、なかなか勘定科目を使った仕訳の明細で何かを把握ということは実際にはありません。

日にちとか、合計金額の確認くらいです。

よって、商品を預けた数量や明細は別紙もしくはメモでもよいです。

そして、売れた時にやっと仕訳をすればよいのです。

あとがき

このたびの使わない科目、「仕掛品」「積送品」は、いずれも「〇〇品」という「棚卸資産」になります。

「仕掛品」にはしなかった購入時そのままの材料も、結局「棚卸資産:材料分」としてカウントしますので最終的な金額の行き先が同じところに入っていくのです。

「積送品」に関しても、他の場所にあっても自社のものだと把握していれば、「棚卸資産」の中に最終的に混じっていくのです。

よって、把握できる範囲内にある個人事業主ではあえて「〇〇品」という科目は使っていません。

ただ、漏れることなく「棚卸資産に入れる」ということは必ず守る必要があります。

そのせいで、カウントし忘れのミスは無いようにせねばなりません。

分かるように完璧になっているという徹底ぶりこそが「仕掛品」や「積送品」を使わないことに対する説得力があるわけです(^-^)。

ヴィンテージブラック501が教えてくれる、緊張感ある真っ黒コーデから一息ついたグレーのマイルドさ【149】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、グレーという色の素敵さをヴィンテージリーバイス501のカラーの変化でお伝えしたいと思います。

リーバイス501のヴィンテージと聞くと、イメージはインディゴブルーが浮かびやすいです。

もちろんブルーもすごく素敵ですが、意外にブラックが素敵なのです。

そして、経年の色落ちによって真っ黒ではなくなってゆき、グレーにトーンが落ちていったものがかなり素敵であることに気づきます。

これは古着ならではの発見であったかもしれません。

ブラックには糸染めと後染めとがあり、味わい深い色落ちは糸染めの方

リーバイス501の古着のブラックは、糸染めのブラックと後染めのブラックがあるということです。

糸染めは糸の段階から黒糸を使用しています。

織り交ぜる糸の中に白い糸も入るという構造です。

後染めは、生地の出来上がりを黒く染めているかのようなイメージ。

同じ黒でも大きく違いがあるのです。

古着を見る時に、そもそもどちらなのかで、その未来の色のの変化に違いがあると思いますので、重要なポイントになります。

そもそもデニムの生地の織り構造がどうなっているのか

ここで、いわゆるジーンズであるデニムの生地の作りを簡単にお伝えします。

デニムは通常、横糸に染めていないオフ色を、そして縦糸に紺とか黒が配置される織り方がしてあります。

このことが、はき込むと、白っぽく落ちていくことに現れます。

染めていないオフ色の糸と色のついた染めた糸の組み合わせで織られているのですね。

デニムは綾織りの部類に入ります。

綾織りというのは、横糸数本の間に縦糸を絡める織り方。

この横糸の数が多いというのが、横糸に使われているオフ色の糸が縦糸の色糸より多めだということから、特に色落ちした時に見栄えが白っぽく味わい深く映るのです。

細かい世界なのでなかなかイメージが付きにくいものですが。。

穿き込んだリーバイス501のブラックの色には素敵な未来が待っている

さて、ブラックの501の先染めの方のお話です。

後染めも穿き込んだものはグレーイッシュにはなっていくけれど、やはり糸染めのブラックほどの味わいにはかなわないと思います。

それも好みなので、後染めが良くないというわけではないです。

後染めは、ドレスライクにもはけたりしますので、出番はあるのです。

私も実際後染めのブラックをはいていたこともありましたし、後染めタイプの履き心地の柔らかさを記憶しています。

では、糸染めのブラックの話に移ります。

糸染めのブラックのヴィンテージの物の面白さは、薄く色落ちしたものは、グレー色になっていることで、黒っぽさから離れてマイルドになっていることです。

さらに、何本かグレー系に色落ちした501のブラックを集めていく中であることに気づきました。

濃淡や色味の違いのあるグレーのリーバイス501。

何本も持っているのにほとんどぴったり同じ色がない/かぶらないという事実。

そして、モカ系のグレーとか、ブルーグレーのような青系に枝分かれして存在しているようでした。

グレーといってもカラーの細かい部分は奥が深いようです。

私は、コーデするとき、モカ系のグレーの501は焦げ茶の他のアイテムと合わせたりなどしていました。

グレーも黒の延長というわけではないのです。

これがとても素晴らしい味わいと言えるかもしれません。

そして、先ほども記しましたように、色落ちたグレーのコーデは、ブラック系のコーデであってもやわらかい印象になります。

シャープになりすぎなくて、マイルドにまとめられるのです。

しかも色の調子に違いがあるので、集めるのも楽しいということ。

グレーといってもバラエティーに富んだ様々なトーンの違いのグレー色が楽しめるというのが真っ黒そのままにはない醍醐味です。

ブルー501とブラック501のコーデの比較実験

YOUTUBEでお作りしました動画に、同じアイテムを合わせる条件で、ブルー501とブラック501のどちらがお洋服に合うかを比べている動画があります。

同じコーデにブルーとブラック両方を一緒に置いてどちらが合うのかなどと比較しています。

いわゆる、ブルーVSブラックといったところ。

基本的にはどちらも合うのですが、比べることで、実は雰囲気がずいぶん変わるものみたいです。

パンプスなども登場してきます↓。

あとがき

YouTube動画でチョイスした501は中間に色落ちしたそれぞれの色でしたが、

これらをはき込んだ行く末は、薄ブルーや薄グレーになってきます。

色落ちの楽しみとコーデの楽しみと両方をダブルで味わえます。

長い間黒コーデ好きな私ですが、途中から同時にグレーコーデも好きになりました。

そのきっかけが色落ちした糸染めの501のグレーにあったのです。

リーバイス501のブラックの色落ちしたものをグレーの色ととらえて、コーデしていくと黒系コーデもその幅が広がってゆきますね。

黒色は他のどんな色にも負けない色自体の強さを持っています。

実際に絵の具で黒に何を混ぜても、黒が勝る色味にしかならないというところに証明されます。

そんな黒コーデでまとめることが好きな方というのはおそらく強さの表現であったり意志を洋服で表現したりすることを直感的にも感じている方なのかも。。

それに比べて、1トーン落ちたグレーという色というのは、緊張感ある黒から少し緩めな心地になるものです。

スーツを装うことで、気が引き締まるなどと言われますが、黒を着ることで、その色の強さ通り、それを身にまとう自身も強く見せたり、「自信」を自分でも感じたりできるものです。

グレーはそれに対して、色が抜けたことで、リラックスしたやわらかな気持ちで身にまとえる色ですね。

黒コーデライフのワードローブに、少しグレーを入れ込むということで、何か新しい発見がありそうです(^-^)。

<経理>個人事業主のハンドメイド事業の棚卸作業と仕訳(前期からの繰越製品を今期に廃棄処分をした場合の仕訳も含む)【199】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

個人事業主のハンドメイド業を持つ私が1月に入って早めに行うこと。

それは、決算の棚卸作業。

なぜ早めが良いかと言うには理由があります。

次の期になったとたんに、製作によって材料が減って変化していくからなのです。

そうしますと早くに在庫ストック分をカウントすることが分かりやすくて、後がとても楽です。

個人事業主のハンドメイド業者が1月になったら早めに作業しておくのがよい棚卸作業の内容

冒頭でもお伝えしましたように、1月に入ったらすぐに意識すること。

それは、棚卸作業を早めに行うことです。

棚卸作業というのは、主に2点のことを行うこと。

①遡ること12/31時点の「材料」の未使用分を数える。

②同じく12/31時点の「製品」の売れ残った数を数える。

です。

この数えるという言い方があいまいですが、数量の把握と同時に、①と②をそれぞれ「金額」で把握するのです、しかもその金額というのは「原価」です。

①の場合は、原価というのは実際の購入価格そのまんまで正解です。

ですから、過去の「材料仕入-買掛金」もしくは、「材料仕入-現金」という仕訳を帳簿で確認したり、材料購入の納品書や領収書、レシート等を見返す作業が必要となります。

②の場合は、下準備が事前にあってこそスムーズにできるものです。

原価表というものを1商品につき1つずつデジタル(エクセル等)で作っている状態にしておくと、この作業がものすごく簡単になります。

昨年度は、私は個人事業主1年目だったので製品原価表の中の材料の部分が事業主以前の何年も前のストックだったりして、正確な原価表というのは作っていませんでした。

しかし、今年度は新たに購入の事業主スタート後の材料だらけになってきて、正確な原価表が可能になりました。

そうすると原価表のエクセル表の合計の値を拾えばよいだけで楽です。

日々のコツコツとしたまめな作業、これは製品完成の時点でそれぞれ行っていけば、作業が散らされて5分程度で1点の原価表が完成するぐらいの短い作業となります。

原価表の作り方などは、また別の記事でアップするとしまして、ここでは、そこから合計「金額の値」を引っ張ってくるだけでよいのだということをお伝えするにとどめますね。

ところで、実は①の材料についても準備があるとよいと言えるのです。

確定申告の時期になって慌ててバタバタと過去の領収書を調べたりなどはなかなか骨の折れる作業。

そのようなことをせずとも、事前の材料のリスト作りで、その表だけで棚卸資産表を作るところへ進めるのです。

それをYouTube動画におさめていますので、よろしければ、ご視聴どうぞ(^-^)。

あくまでYOUTUBE動画はまだ①に関してしかアップしていませんので、②をアップしたらまた、貼り付けますね。

棚卸の仕訳(材料と製品それぞれの残り分の金額把握)

さて、仕訳をするにあたって、①材料在庫の棚卸表、②製品在庫の棚卸表とをエビデンスとして完成させていきます。

①材料在庫の棚卸表の例
②製品在庫の棚卸表の例

数字や写真はあくまでも例です。

そして、①と②を分けてそれぞれで仕訳するのが良いとのことです。

この合算してしまわず2種で計上するというのは税務署様からの推奨でした。

この2種というのは材料と製品の2種。

仕訳の行数は、材料で通常棚卸は2行1セットの仕訳ですから、①と②それぞれ2行ずつ合計4行の計上です。(すみませんややこしい言い方で<m(__)m>)

また、②が写真付きであるのかどうかは、私が自分自身の把握でして、あった方が分かるのでこうしています。製品番号だけでも本来十分ではあるかと思いますが。

この写真は、次の事項になる廃棄処分の時にイメージがわきやすいので、この表を利用する廃棄処分の仕訳の時に有効だからということで写真を使っているということも大いにあります。

では、まず材料の棚卸の仕訳。

2019.12.31・・・①材料在庫棚卸仕訳(前期末に¥5,000だったと仮定)

5,000 期首材料棚卸高 ※今期首時点の材料在庫 材料 5,000

10,000 材料 ※今期末時点の材料在庫 期末材料棚卸高 10,000

はい、今度は製品の方。

2019.12.31・・・②製品在庫の棚卸仕訳(前期末に¥7,000だったと仮定)

7,000 期首製品棚卸高 ※今期首時点の製品在庫 製品 7,000

14,566 製品 ※今期末時点の製品在庫 期末製品棚卸高 14,566

これで、12/31時点で、¥14,566分相当の価値の製品が売れ残っていたということが正式に帳簿に計上された、(事実としてアップされた)ということです。

製品廃棄をした場合の仕訳

期の途中で製品を廃棄することがあります。

私の場合まだ技術が未熟で今後販売するには説得力がない作品のバッグをまだまだ今回も廃棄処分したものがあるのです。

その仕訳をお伝えしたいと思います。

実際廃棄処分をした日は、期中の6月頃だったのですが、廃棄した商品の記録だけは別紙でエクセルに記録してありました。

昨年の棚卸表の横に「廃棄」などとメモ的に記録しておくことが最も分かりやすいかと思います。

そして、廃棄処分のエビデンスとして、前期の製品棚卸表の横に廃棄と記入した別表をコピーしながら作った廃棄処分表みたいな表を用意するのです。

廃棄処分額は製品原価ですので、金額もその棚卸表である製品原価をそのまま利用できます。

製品廃棄処分表:前期の製品棚卸表を加工して使うのがスムーズ。

そして、仕訳は、

2019.12.31

4,000 製品廃棄損 ※前期末製品在庫5点中2点を廃棄処分 材料仕入 4,000

と行います。

私は最初、この借方の「材料仕入」を「製品」という科目で行おうとしていました。

そうすると、先ほど行ってきた棚卸の仕訳の金額に矛盾が生じてしまいます。

確かに前期の製品から廃棄したから、振り替えて製品の金額を減らすと考えてしまうのですが、そうするとここで急に確定したはずの製品の金額を変えてしまうので、いじってはいけない、それ以上触ってはいけない数字だと考えられます。

そしてやむなく、「製品」という科目を避けるために、「材料仕入」という科目を借方に持ってくるということに至ります。

そうするとこの廃棄の仕訳のタイミングは上記の製品や材料の棚卸仕訳の前も後でもどちらでもよいということになります。

「製品」という科目を使ってしまう場合、たとえ棚卸仕訳の前の順番で計上するとか、もしくは、6月の廃棄を実際にした時点で6月で計上したとしても結局は、前期から繰り越してきた「製品」の金額が突然期中で変わってしまっていますから、期末で行う棚卸の仕訳の「製品」が前期末と一致しないというおかしな矛盾が起きます。

よって廃棄処分の際に「製品」という科目を使わないというのが正解でしょう。

また、製品廃棄処分の計上は期末に行うと、在庫を減らそうと悪い操作をしているかのような疑いがもたれるから、期中に行っておくのがよいという意見もあるようですが、そんなことはないです。

いつ廃棄したかは、12/31の計上時に摘要欄に記載すれば、期末でOKな仕訳だと思います。

なので、

・廃棄した日付:6月頃

・廃棄した理由:製品の技術の未熟さと付加価値の不足、今後売れそうな見込みがない等の判断による

などをエビデンスに記入しておくと実直です。

なにも怪しいことをしているのではないのです、実際にそういう場面が事実としてあったということなのですから。

廃棄処分すること自体は認められた行為です。

ただ、SDGs分野からは今後は起こらないようにしていきたいものです(^_^;)。

あとがき

今回は、ここまでですね。

廃棄処分の仕訳はわざわざ行わないということもできてしまいます。

しかし、今後は廃棄などしないで済むような納得の製作になることの改善もあって前期からの在庫の分からの廃棄は「製品廃棄損」科目をあえて計上しています。

そうしないと見えないところで利益も変わります。廃棄した場合としていない場合を区別したいわけです。

ところで、当期内に出来上がった製品を当期内で廃棄の場合を税務署さんに聞いてみました。

税務署さんに問い合わせした時のお話では、前期末からの在庫でなく当期で新規に作って、当期で廃棄の場合は、材料仕入-買掛金の材料購入時の仕訳そのままを活かした費用で終わらせるということでよいようです。

すべてそれを製品廃棄損で仕訳するのはきりがない、本来はそれがベタベタなやり方かもしれないけれども、その必要はないとのこと。

よって当期に作った製品は、当期に廃棄しても、わざわざ廃棄処分仕訳をしないということです。私もそれには納得していまして、それで良いかと思います。

実際は、当期製作のものは、もう少し粘って販売しますので、当期内でやすやすと廃棄処分することは稀(まれ)ですのであまりこのケースにはなりませんし。

では終わります。経理ブログ増やしてまいりたいと思います。もしご参考になる点があったなら、幸いです。

遠出用の安心ジュエリー3セットの組み方で自分らしさが出せる、「同素材同色型」と「別素材別色型」の比較【375】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、ジュエリーをたくさん集めてまいりました。

コスチュームジュエリーのようなメッキ物から18金やプラチナに宝石が乗った本物ジュエリーまで様々です。

数多くのジュエリーを集め、多くの組み合わせを考えました中で1つ言えることは、シーンによってのジュエリーレベルの使い分けです。

このたびは、遠出や旅行などの、意識があちこち散漫になるような忙しいシーンを想定し、万が一不慮の事態が起きることにも備えられるような丈夫で比較的安価で装えるジュエリーのセットをご紹介したいと思います。

ただご紹介するだけではなく、比較入りの企画としまして、「同素材同色」と「異素材異色」との2種を比較してみたいと思います。

それぞれに3セットずつ組み合わせのセットを設けましたので比較しやすくなっていると思います。

どうぞじっくりと楽しんでいってくださいませ(^-^)。

2種類の集め方の比較、①ステンレスやシルバー925の地金だけを集めた3セットと②地金や天然石にカラーが豊富に入った3セット

①の集め方:シルバー1色で、ロングネックレスをメインとして集めた3アイテムx3セット

では、今回のテーマに沿い2種の集め方を比べてみましょう。

どのセットにもネックレス、ブレス、リングの3アイテムが必ず入った3アイテムで成り立つものになります。

1つ目は、一応3セットに分かれてはいるけれど全体としては似たようなテイスト。

チェーンの1つ1つのパーツの形をブレスとネックレスとでそろえているところが同じです。

全体としては、ほぼシルバー1色だけの色使いで、同色のシルバーながらネックレスの段差とか太さで変化を付けてその違いを楽しめる異種の3セットとしました。

メッキは1つもなくそこそこなレベルであり、ネックレスとブレスはすべてステンレス製。

リングはシルバー925製です。

そして、時々「ティファニー」様のブランドリングなども混ぜています。

次は②の集め方です↓。

②の集め方:シルバー、ゴールド、カラーとかたまりごとに色目を特化させて集めた3アイテムx3セット

3種がそれぞれ色がはっきりと区別されています。シルバー、ゴールド、カラーというように特化した色のセットにしています。

①との違いで際立つのは、パッと見てカラフルなところです。

一番左はゴールドといってもすべてはステンレス製。

真ん中はシルバーカラー1色。

右はクールなマルチカラーです。

色とりどりのマルチカラーはサファイア。

研磨の度合いでこうした濁った鉱物に近い形のサファイアも親しみやすくて良いものです。

バングルは「フェンディ」様の馬の透かしモチーフ。

こちらにもハイブランドジュエリーを取り入れました。

比較という点においては、①はとにかく銀色に特化したことを深堀りするようなもので、銀色が共通にベースになっています。

違いがどこにあるのかというのは、チェーンのデザインや2連の段差の有無などの違いです。

対する②は、一目瞭然に分かりやすい別の3セットなのだということの表現です。

どの1セットも別物であることが明らかで、ゴールドはゴールドの出番がありますし、真ん中のシルバー1色はこれも色がにぎやかなお洋服の場合はかえって選択するに相応しいものになります。

一番右は、地味過ぎたり物足りない単調なお洋服に対して満足度を高めるためにこのジュエリーでフォローしてあげることができるのです。

そうしてどのセットにも出番があるように割り振るということをしました。

ただこうも言えまして、①のシルバーだけの3セットは、②よりも「豊富なジュエリー」の印象になることができます。

共通点を多く含む①は、かえって拘りやオシャレ度がより高く感じてもらえるというメリットがあると見ています。

あとがき

この度の比較において分かりやすく2ケースをご紹介致しましたが、いろいろアレンジ可能ですので、これと決まっているわけではありません。

ただ、「遠方用」の安心ジュエリーとしては3セットあれば十分だと思っています。

この「3」という数字をキーワードとして、3アイテム3セットと「3」で考えたメソッドになります。

遠方へお出かけの際は、高価なジュエリーは控えられた方がよろしいかと。

海外だと目を付けられ、犯罪のターゲットになりかねませんし、安全という印象の国内でもアクティブなシーンでは気持ちの散漫さから紛失のハプニングが起きやすいからです。

思いっきり楽しめる素敵な旅を是非、そして、おしゃれなフォトにその素敵な装いが「パシャリ♪」とおさめられますよう(^-^)。

ポケットが付いていないならポーチを作ってお部屋を1つ追加する案【104】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、<黒白ボーダーシリーズ>いうタイトルで、3点黒白ボーダーのバッグだけを作っていくという、細かな部分にスポットを当てたシリーズです。

とはいえ、黒白ボーダーは洋服でも、王道の柄。

今や当たり前というか、どこにでも散在するようなイメージかもしれません。

それほど、珍しい柄でもなく、広く行き渡って知られた柄で、黒白ボーダーのお洋服は日常着のイメージなのかな。

だからこそ、ひょっとすると逆に素敵な物を選びだすことが難しく、その点がセンスの見せどころである思う時があります。

黒白ボーダーでもいろいろなテイストに分かれていて、粗いピッチなのか、細かいピッチなのかなど、黒白ボーダーと的を絞ったようでも、さらにそこから細かく分かれています。

昔懐かしい1980年代に着た黒白ボーダーの洋服の記憶のイメージ

私も、その昔子供の頃に黒白ボーダーの洋服を着ていたことを覚えています。

2点ほど記憶にあるのですが、1つは、小学校の6年生あたりに、卒業の写真撮影用もあって、洋服を新調した時だったと思います。

なので、探せば、きっと写真は出てくると思うのですが、ノースリーブに胸にリボンが共布で付いていたドレスライクのもの。

小学生にしては大人っぽいノースリーブ。

黒白というよりチャコールグレー×生成でした。

そのノースリは、ニットでやわらかくて薄手の春夏素材。

そして、ボトムのスカートは裏地付きのかぎ針ニットのひざ丈スカート。

こちらが濃グレー。

ボーダーの濃グレーとスカートの色がマッチしていたかと記憶しています。

なんか思い出しているとその写真が見たくてワクワクしてきました。

もう1点は、中学生の頃だったかと思います。

半袖の黒白ボーダーなのですけれど、ボーダーのピッチが2cm巾ほどあるやや太め。

得にどこかのブランドということでもなかったと思いますが、着やすくて、合わせやすくて何度も着た記憶です。

ネックのラインのラッピングが、白い生地で行ってあったということが爽やかに見える1つの特徴であったかもしれません。

ボトムには、デニムのミニスカートを合わせていたかと思います。

ブルー色の薄い色のデニムが、黒白ボーダーとロックっぽいテイストでてっぱんコンビです♪。

という、私なりの黒白ボーダーのお洋服の思い出の記憶のお話でした。

このことが何らかこの度のボーダーのポーチ製作に影響しているのではと思い呼び起こしてみたエピソードです。

ポーチに手間をかけたパッチワークボーダーに仕立てる

もともと黒白パッチワークボーダーのみのボディーバッグを作ってありました。

その様子は、【101】の投稿でお伝えしました。

もともと<はぎれシリーズ>の一環として作ったものですから、ポケットが付いてなかったのです。

しかし、出来上がりがなかなか立派なものになったので、ポケットが無いことのフォローを兼ねて、セット物にしていこうと試みたのが今回のボーダーのポーチの追加です。

バッグの中で使用するポーチですが、サイズもたっぷりとあります。

左-黒白パッチワークボーダーボディーバッグ:<サイズ>縦21cmx横21/26cmx✖マチ10cm。
右-黒白パッチワークボーダーポーチ:<サイズ>縦19cmx横16cmxマチ無し。
<表地-黒と白>スポーツメッシュ、ナイロン/94%、ポリウレタン/6%、日本製。
<裏地-黒:バッグ用>ナイロンオックスはっ水加工、ナイロン/100%、日本製。
<裏地-グレー:ポーチ用>素材名不明、綿/100%、日本製。

バッグの中にポーチは一応入ります。

結構ここまで細かいパッチワークボーダーは手が込んであることになります。

先端の色に合わせたラッピングの色を選ぶことで柄の流れがスムーズに映ります。

端同士をオフと黒とで、ラッピング布を使い分けていますね。

あとがき

1980年代のお洋服のエピソードをたくさん書かせていただきましたのは、実はあそこに今回のヒントが入っているのではないかと感じているからです。

ボーダーの巾の違いを複数の黒白ボーダーでお洋服で着用体験済みであったということ。

粗い方をボディーバッグに、細かい方をポーチにという発想が出来たことが何かしら過去からヒントを得ていると思います。

また、小学生の時のノースリーブのセットアップのお洋服は、おそらく卒業のアルバムの撮影用に買ってもらったお洋服でドレスライクです。

そして、下に合わせたチャコールグレーのスカートがニット編みだったので、今回のニットの素材の凹凸感あるスポーツメッシュという生地を使ったボーダーという選択も何かしらそこにリンクしているかのようです。

小さいころの感覚というのは結構あなどれません。

何気なく見たもの、聞いたものこそかえって何十年も経過した今思い出すこともあるものです。

人の、「ひらめき」とか「発想」というのは、ここ最近の学びとか見地からだけではない、生まれてからここまで歩んできた道の途中にあったすべてのことに結びついたものであると思います。

そう考えると、これまでの長い時間は決して無駄ではないということです(^-^)。