デニムステッチの乱れが起きやすい原因は、そもそも生地の織り密度の頑強さにあると解釈、デニムバッグを「瀟洒:しょうしゃ」に仕上げることは可能か【437】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、セルヴィッチデニム14オンスの生地でヘルメットバッグを作り始めました。

14オンスともなるとかなりの迫力です。

綿/100%は一般的には、アイロンで折り曲げたりしやすくて、融通が利く生地ではあるのですが、この、セルヴィッチデニムに関してはずっと未解決の悩みがあります。

それは、糸にまつわること全般が上手くいかないことです。

糸調子の取り方、糸のステッチの歪みなど解決したくてもなかなかその糸口がつかめないことも多いのです。

そもそもその原因をまずは研究し、対策を考えるのはその後にしたいと思います。

確かに、デニムのステッチのゆがみこそ「味わい」であるなどという謳い文句を拝見したこともあるので、どうしても仕方がないということなのかもしれません。

ただ、自身のこの度の製作は、デニムを「瀟洒:しょうしゃ」に表現するところにもポイントを置いているのです。

まずは自身がしっかりとデニムに近づき、その性質を知るところから始めていきたいと思います。

糸目があちこちゆがむ原因は、どうやらデニムの織密度の高さにあるようだ、支柱を作る場面でステッチの歪みを確かめる

まずは、長い支柱を作ります。

とっても長い支柱。ビッグなサイズのバッグであるがゆえに1.9mという超ロング。生地の反の縦向きに裁断です。
出来はあまり良くないです。こんな風に黄色いステッチがデニム上に浮きますのでステッチ間隔の均一さは課題。
左の方の幅がやや広すぎます。難しいです(^_^;)。ところで、もう1つ気になること、ステッチの向きの歪みです。
このタブパーツも今回の製作過程で作りました。ステッチがあちこち歪んでいる様子がうかがえます。

これでもまっすぐに縫っているつもりなのです。

結果が、こういった感じでゆがんだステッチが見られてしまうのです。

この原因を改めてまとめますと、「デニムの綾織りの向きも相まった密度の高さと頑強さの総合」ではないかと予想。

結果、糸を変な方へ生地の織り目の流れに沿って誘導してしまうのではないか、とそう考えてみました。

そうすると仕方がないとも言えるのですが、何か解決方法はあるのでしょうか。

一度こういったセルヴィッチデニムを専門に縫っている方にお聞きしたいと思いました。

例えば、ミシンが「職業用」ではなく、デニム専用のもっと重くて強固なミシンだとこれが起こらないのか、それとも起こってしまうことなのかを。

支柱を片方のパーツのみ縫い付け完了で今回の作業終了に。

縫い付けに関してはOKです。

あとがき

さて、タイトルの「瀟洒:しょうしゃ」を追求することが出来るのかという点ですが、まだまだ最後まで作って見ないと分からない裏地部分が後半にあります。

裏地には花柄を使いまして中綿キルトをかけていきます。

ただ、このたび途中までの進捗度の支柱のステッチは黄色。

別のいくつかのバージョンごとにステッチの色をオレンジ系にしたり、モカ系にしたりして変化を付けていきたいと計画しています。

ただ、そもそもなのですが、デニムだからステッチを浮かせる色の黄色系にするのかというところがあります。

毎日はいて色落ちがしていきブルージーンズになっていくような使い方をするわけではないバッグでは、現在のカラーにそのまま糸の色を合わせてしまっても良いことがあります。

そうしますとかなり雰囲気は「瀟洒:しょうしゃ」になるのでは。。

ただ、デニムの象徴的な存在のような糸カラーのイメージが消えますので、迫力がなくなってしまうののではないか。。

いろいろ考えるところなのですが、やはりデニムらしい黄色系の糸カラーで良いです。

というのも、この度の黄色の糸の選択の理由が裏地に関連していることもあるからです。

裏地の小花柄には、ブルーとイエローが入っているのです。

オレンジでもモカでもなくイエローの糸をこのたびの製作に選択した理由の答えです(^-^)。

ヘルメット専用のケースのような機能のデニム製のビッグトートバッグ、裏地に選んだのはバイカーっぽくない花柄が意外【435】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびから、新しい製作に入っていきます。

デニムで作るヘルメットバッグの連続製作期間となります。

ヘルメットというのは、思ったよりうんと容積を要するものです。

頭に対して縦も横も随分と厚みのある、まるで「炊飯器」の大きめみたいなサイズ感なのです。

お店にヘルメットが並んでいるのをずっと見ていると不思議な売り場に来ているような気がしてなりませんでした。

自身もかつてはバイカー(2004年-2018年:15年間)でしたが、アメリカンタイプの街乗りバイクなのでヘルメットが小さめでした。

「ジェットヘルメット」というやつです。

今回の企画は、「フルフェイス」や、「システムヘルメット」、「オフロードヘルメット」などヘルメットの中でも特に大きなタイプの容量も確保したものになります。

以前、インスタグラムで、オフロードバイクのヘルメットの写真をアップしている方に、サイズをお聞きしたこともあります。

その節はありがとうございました<m(__)m>。

そういった大きなヘルメットをお持ちのライダー様がヘルメットをもっと大切にできるよう、可愛がれるようなふんわりとしたクッション性のある安心なヘルメットバッグを目指します。

持ち運びというのは、シーンを考えてみた際に、何も家から乗っていくわけではないことを想定。

時には、ヘルメットを持って飛行機にさえ乗ることもあるのでは。。

と、持ち運びシーンもよく考えたお品ということになります。

デニムの裏地に花柄を選んだ意外、「瀟洒:しょうしゃ」なヘルメットバッグを企画

このたびは、裁断後の生地を準備する段階で時間切れ。

表地は、セルビッチデニムの14オンス程度のもの。

ジーンズでいうと、リーバイス501のデフォルトの状態のような硬さ、厚みのものです。

裏地は、うって変わってカーテン地。

元々肉厚ながら、針が通りやすく、生地幅が広いということで、大きな面積が横に2枚並べられるという理由での採用です。

<表地>セルヴィッチデニム(14オンス程度)、綿/100%、日本製。
<裏地>2級遮光プリントカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。
セルビッチデニムのアップ:とても頑丈なのがこの織り目で分かります。縦に筋多く見られることが特徴です。
2級遮光プリントカーテン地のアップ:2級遮光というのは、1級、3級に比べて、光を通す具合が中間であること。

2流品という意味ではございませんのであしからず。

ここへ、中綿キルトをかけていき、ふんわりしたクッション性のある裏地にします。

あとがき

ヘルメットバッグは、実は2018年にも作っています。

このたびの2021年バージョンは、生地がデニムというところに特化し、裏地にキルトをかけてヘルメットをふんわり守るというところがパワーアップした製作です。

心配事は、デニム生地と裏地のキルトが上手くミシンの針が通るのかという部分です。

デニムを共通の表地として、裏地を変えた3パターンでの3点連続シリーズ製作です。

このたびの花柄のバージョン、その他のバージョンも引き続きブログ記事に綴ってまいりますので、またお立ち寄りくださいませ(^-^)。

モノトーンジャガード生地の裏面で製作した白黒反転の花柄バニティバッグがまるで新しい生地を使用したかのように新鮮だったケース【433】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

連続して「バニティバッグ:卵焼き」を製作する期間を設けました。

細かい箇所の作りの徹底とか綺麗に出来上がる方法を研究しながらレベルアップをはかる目的からです。

このたびのバニティバッグの完成でこの連続製作期間が終了しまして、しばらくこのデザインはお休みです。

これまで研究した工夫や改善の総まとめとラストで新しく試みた対策なども併せてご紹介致します。

楕円パーツをひっくり返した後の返し口のとがりの解消はできたのか

スタートのすぐ近くの2-3mmの位置にもカットをいれるというもの。このたびは成功。

ただ、このカットのおかげなのかどうかが確かではありませんので、この縫い始めと縫い終わりの箇所の細かいカットは、今後も続行して注視してまいりたいと思います。

細いパーツの待ち針の使い方

針の先端側から先に時計回りに縫っていき、Uターン後に、待ち針を抜きながら折り返しを縫っていく。
表から見ると、裏地がはみ出しがちなことも更なる今後の課題。裏地の幅を狭くするのも案の1つ。

型紙は同じで縫い代を数ミリ減らすという方法が、融通が利き間違いにくいかもしれません。

ネックパーツが歪まぬように取り付ける対策

ネックパーツの縫い始めの位置を一番平和な底ラインから縫っていって、まっすぐの基礎を早いうちに作る。
手ごたえがありました。ゆがまずに真っすぐです。今後は、底ラインからスタートしていくことを徹底します。
裏地側のネックパーツは手まつり。表地パーツより一回り1cmずつサイズが大きいのでステッチが隠れます。

取っ手の付け根タブの縫い付け位置

サイドの真ん中から4cmの位置をタブの長い辺の真ん中と合致を注視。
まっすぐ取り付けてあることは「良質の証」となります。

生地不足による本体の「わ」の重なり部分を1.5cm型紙から削った結果

今回、生地不足によりハギが左右対称にならなかったので、1.5cm削り調整することでハギ目をど真ん中にしたということを、側面パーツ、蓋のマチパーツ共にしています。

重なる部分が1.5cm短くなったことのその出来上がりを見てみます。

重なり部分が一応確保。こちらは、上側です。次底面側見てみます↓。
下側こんな感じです。削った影響が出なくて本当に良かったです(^-^)。

ただ、やむを得ず削ったことなので、本来はもっとゆったりと重なります。

思いのほか美しかった、そもそも1点だけ作る場合にも応用したい、本来の表面を使うのか裏面をあえて使うのかの選択

「卵焼き」<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm。花柄が正位置。パーツごとに柄の向きのチェックを。
生地のゴツゴツ感もありますが、ネックパーツが気持ちよく真ん中に付きました。

今回の生地は、本来の表地の裏面を使用しました、表面というのがこちら↓。

ジャガードの面白い所は、全くの反転が裏面に出るということ。表地でそのまま作ると、どこかカジュアル。
こんな感じのバッグを2019年製作していたのでした。その残り生地が今回だったのです。

テイスト的には、今回の裏面の方が「瀟洒:しょうしゃ」です。

もし1点物を重視したい場合、1つの生地で1点だけ製作するにしても、表面なのか裏面なのかをフラットな目線で見ると良いです。

また、2点製作できる場合は、もう1点を裏面使いすることに目を向けてみるとまた違った雰囲気が生まれ、2種の別生地のようなテイストに作ることができます。

自身はそれほどまでに複数同じ物を作ることにためらいがあるのです。

あとがき

ここで、バニティバッグを連続して製作する期間が終了したわけですが、たくさんの学びがありました。

もし、1つのモデルに磨きをかけ、細部を徹底改良していきたい場合、「連続製作」は大変貴重な訓練の機会になります。

次回からは、モデルがうってかわって、「ヘルメットバッグ」を「セルヴィッチデニム生地」で作っていきます。

とても硬いジーンズのような生地で作るヘルメット入れです。

かつてバイク乗りでヘルメット収納にも工夫があった自身のアイデアと、市販で売られる量産品のサイズ感の足りなさをたっぷりとした容量で実現してまいります。

お楽しみにどうぞ(^-^)。

<経理>経理ソフトへ入力時の「摘要」の便利な使い方、元帳以外のグループでリストにくくりたい時に使える1ワードずつが大切な丁寧な入力の仕方【430】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

経理ソフトの入力は、とっても楽でスピーディー。

その1つに、「慣れたから」という理由があります。

会社員時代は、会社独自のシステムにソフト型パッケージを重くダウンロードした自社サーバータイプ。

確か、サーバー専用のパソコンが設置されていたと思います。

現在使用の「マネーフォワードクラウド」はログインタイプのクラウド型です。

大きくはサーバーの違いであり、「サブスク」で月払いさせていただくことで、自社サーバーを使用しなくてよいという大きなメリットがあります。

また、共通で他の人も同じソフトを使用することで、質問しやすく、疑問の答えも見つけやすいです。

会計ソフト会社様も他社ですが、知り合いに紹介することで、互いに情報の共有も後々可能に。。

会計ソフトへの入力は、元となる「エビデンス:証憑」をしっかり保管ということも必要です。

取引の証拠となるもので、「レシートとか請求書」など金額の入った計上用の書類です。

2022年1月からスタートの「デジタル帳簿保存法」の本格化以前は、紙ベースで保管しておりましたので、ソフトへ入力前に仕訳メモなどをエビデンスに補記していました。

完全デジタル化した2022年1月からは、元のエビデンスに補記することが全くなくなり、そのままの証憑の写真をとってアップロード。

リアルタイムで記憶のあるうちに計上していくというスピード感が一層高まりました。

その時に、紙ベース時代に頼っていた「補記」の代わりに、会計ソフト入力覧の「摘要」が重要になってきました。

いかに「摘要」が、後から振り返ったり、第3者が見て分かりやすいものになっているかをすっきりとまとめて綴れるかということが結構なポイントになると感じました。

このたびは、この「摘要欄」の丁寧な入力によって、元帳などの「勘定科目」ごとのくくりだけではなく、勘定科目以外の「言葉」によるくくりができるというユニーク活用法をご紹介したいと思います。

ハンドメイドバッグ製作の道具「裁ちばさみ」の消耗度をはかることさえ帳簿で可能、摘要欄への入力の際に入れるワードの均一化

例を挙げるのが分かりやすいかと思います。

ちょうどこんなことがありました。

ハンドメイドバッグを作っているので、生地をカットするハサミを1年の中で数回購入します。

それほど頻繁ではないにしても研いで使っていくのが結局高価なので、消耗して、新しいお品に買い替えています。

古い裁ちばさみは生地がカットできなくても紙はまだまだいけるので、その後紙切り用へと移動するのです。

決して簡単に捨てることはありません。

現在使っている裁ちばさみがとても使い勝手がよく、小さめで刃先がシャープなので、細かい部分も正確にカットできる点がグッド。

どこのお店のものだったかというのを摘要欄に入力していた情報をもとに検索します。

「マネーフォワードクラウド」のこの摘要の下の枠へ、「裁ちばさみ」というワードを入力します。

もちろん購入時に入力してある文字が、「裁ちばさみ」なのか、「裁ちバサミ」なのかなど細かい部分も一致していないといけないので、決めた文字に統一というルールを設けるのが良いです。

特に日にちをくくらなければ、この後、検索ボタンを押すだけで良いです。

そうすると、現在でいうと2021年1月1日から2021年3月7日までの間で購入した裁ちばさみの記録がずらりと集まります。

今回の場合は、まだ新しい期に入って2か月足らずで、検索結果がヒットせずゼロです。

裁ちばさみの購入は前の2020年のいつの日かに最新の購入だったようです。

経理ソフトのお部屋を1ボタン押しのみで2020年へ移動して、同じことを2020年全体で検索します。

裁ちばさみの購入も1年で2-3回なので、それぐらいのものが集まるだけですぐ見つけられます。

実際3回購入していまして、一番最新が2020年12月4日購入。

これが現在使っているとても使い心地の良い裁ちばさみのことなのだと分かります。

そして、その摘要「2020.12.04購入:裁ちばさみx1点 ほんまもん楽天店/(有)ステップ(楽天市場) クレジット」の中にある、楽天市場で購入の「ほんまもん」というお店に行き着きます。

このような使い方です。

どこのお店での購入なのかなど覚えていないこともあるものです。

これが定着してリピートしてくるとそうでもないですが、こういった前述の例のようにソフトの機能を頼りに、便利に追跡ができるのも、少々長めの情報が入力されているからです。

どうでしょう、これが入力されていなかった場合、私は裁ちばさみの以前の購入記録をどう探すのか、1-2ステップさらなる手間をかけねばならなかったと思います。

まず、消耗品費を総勘定元帳で集めて、その中から金額と時期で想像して、いくつかの候補から選び出すという非常に時間のかかる何段階かの作業になります。

今回の「摘要」だけで検索するやり方だとピンポイントでした。

さて、この「摘要」の文字ですが、自分で形式を決めています。

「2020.12.04購入:裁ちばさみx1点 ほんまもん楽天店/(有)ステップ(楽天市場) クレジット」。

まず、ソフトへの入力日付は、ボタンで最初にインプットするものの、あえて摘要にも入れています。

そして、その後「購入」とか「引落」とか「入金」などの取引を一言で表します。

買った場合は「購入」、そしてコロン「:」、さらには「購入した品物と購入数」、その後「お店の名前」。

最後に「クレジット」という言葉。

今回の場合「お店の名前(ショップ名)と会社名が違うので両方記載して、「楽天市場」での購入も記載していましたので、おそらくサイトの購入履歴もこの後利用できるのです。

こんな感じで、購入の場合だとこういった並び順に他の場合も当てはめるように「摘要の文字の配置のルールみたいなもの」を作っています。

同じような位置に同じような種類の内容が並ぶので探しやすく見やすいのです。

入力も機械的な作業になりスピーディ、会社の経理部門のようなカチャカチャ♪の音が響きます。

あとがき

その場で少しの苦労しておいて後で楽をするのか。。

それとも、その場で楽をしておいて後で苦労するのか。。

迷わず前者を選びたいと思います。

このたびの工夫の中には、そんな自身の考え方が詰まっています。

バニティバッグの横長パーツがどうしても足りない場合の方法、ハギ目をスタイリッシュに演出する両サイドステッチの重要性を説く【424】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「卵焼き:バニティバッグ」を連続製作しています。

同じバニティデザインを連続して作っていく中で、細部の研究をして美しく作り上げるための方法が見つかったらデザインを確定していくという「良質さの磨き」を行っているつもりです。

このたびのモノトーン素材をもって、この「卵焼き」の連続製作をいったん終了します。

その後はまた違うデザインへ移りますので、再び卵焼きを作るのはまた先になります。

研究の集大成のようなラストの製作を大切に致しました。

残り布使いの時に起こりがちな「わずかな不足」の事態、ハギ目を入れてスタイリッシュにデザインのように仕立てる方法

今回使用の生地は、次に続いていく4月からの2021年用の黒生地の存在をつなぐ架け橋のような物になればと思います。

表地:シルクコットンジャカード、綿/67%、絹/33%、イタリア製。裏地:生地名不明、混率不明、日本製。

黒ベースの無彩色な柄、これは2021年度4月から目指していくテイストです。

この組み合わせで「卵焼き:バニティバッグ」連続製作のラストとなります。

実は、この度の生地は、以前に一度バニティバッグを作っています。

2019年製の表面使いの方のバニティバッグ:この時はショルダーにもしていました。

表面は「綿」のような感じに映りカジュアル寄りだったのでした。

常々、意識的に生地を残す時に「横に長く残す」ということをしてきました。

しかし、それでもこのたびは不足の事態になっていました。

イタリア製生地が高価なので元々余分には購入しないからです。

そこで、はぎをいくつかのパーツに入れていきます。

まずは、表地の蓋のマチパーツ。これが2枚に分かれています。
こうして縫い代1.5cmでステッチを入れ、アイロンで割り、両サイドに2mm程度ステッチ。
ステッチはこちらの表側からかけています。
もっと俯瞰して見てみます。こんな風に1枚のパーツに出来上がりました。

真ん中にハギが行かない場合の調整カット、重なり部分の融通の範囲内で解決し、ハギ目をど真ん中へ

こんな感じで、裏地の側面パーツが2枚でも面積の違いがあります。この場合真ん中にハギ目を作りません。
とりあえず、まずは同じように真ん中でハギを作りました。左右は対象ではない状態です。
裏地のハギの中心とフルに裁断ができている表地の中心を合わせて待ち針します。
そうすると当然長さが同じではない裏地側が少ない側が生まれます。ここで表地のはみ出し1.5cm巾分をカット。
逆サイドは反対に、裏地が余ります。青い芯地の方が裏地、黒の芯地の方が表地。裏地の1.5cm余分をカット。

真ん中のハギ目は表地と裏地で同じ位置(ど真ん中)に配置となります。

生地を削ってしまったが、型紙に逆らっても良いのか。。

これは、このパーツが大丈夫な部分だからという考え方です。

重なる部分があるので、その重なりが狭くなるのが1.5cm分。

1.5cmなら影響ないという判断からです。

ハギ目が3つできる4パーツを1パーツに長く完成する方法

さて、これが最後ですが、一番複雑!?、はぎの作業です。

4パーツ。ここで、すでに、左右が均等になるように2枚ずつ長さをそろえた4枚が、出来上がりのデザインへ。
ハギ目を作って完成の4パーツ:一番下が4枚を1枚にしたハギが3箇所のパーツ。

実際、切り落とした部分が結構あって、縁の方ははぎがサイドに近く寄っています。

「わ」の重なりの場所にこのハギ同士が近寄ってくるのです。

そして、忘れてはならないのは、側面パーツを1.5cm削ったことをこの細いパーツである蓋のマチパーツでもやらねばなりません。

そうして、すべての別パーツの横の長さを均一にそろえました。

あとがき

一繋ぎになっていることが価値だとしますと、ハギがあることはレベルが落ちることになります。

ただ、ハギ目をデザインしてある切替のトートバッグなどをご覧になったことがあるかと思いますが、あのデザインは、製造側から見るとおそらく生地のコスパが良いです。

1点物を作るにあたっては、量産品とは違う、わざわざハギを最初から作るデザインは本来の一繋ぎの価値と比較するとやはり劣るかなと。

どうしても必要な場合のみに利用するならば、このたびに複数のハギ目が出た中途半端な長さばかりをつなげた面積の広げ方であっても、手段としてはありだと。

その場合はむやみにハギを作らないつもりの結果どうしてもできてしまったという背景、そしてそのハギ目をいかに馴染むようにスタイリッシュに仕上げることをしてあるかというところが誠実な製作の姿勢だと思うのでした。

「ごめんね一繋ぎではなくて。その代わりとてもかっこよく仕上げましたよ♪」と。

これが「対等な関係」「GIVE&TAKE」の関係を作ります(^-^)。

バニティーバッグのネックパーツの裏地の取り付けに手まつりを取り入れて実現、スクエアの歪みの解消と完全に隠されたミシンステッチ【422】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

連続製作をしてまいりましたバニティバッグ。

時間をかけながらネックパーツの取り付けについて研究しましたが、このたび、ひとまず「ある方法」で決着しました。

その記録をこの記事でご紹介したいと思います。

「ある方法」というのは、裏地の方側のネックパーツを「手まつり」することです。

これで随分融通が利くようになり、製作しやすくなったのが事実。

本当に困った際にはミシンよりも丈夫ではないイメージながらも「手まつり」を取り入れることで難を乗り切るという1つの手法として引き出しができました。

ネックパーツの裏地側を手まつりで取り付ける方法、「先にミシンで一回り小さい方の表地を先に縫い付け」が鉄則

この箇所というのは立体的な部分も混じってきていますのでまっすぐ取り付けるのがただでさえ困難。

そんな厳しい環境の中、今まで表からのミシンのステッチが裏パーツの周りを均一に取り囲むようになどと難しいやり方で進めていましたが、綺麗にできませんでした。

そして、いったんフラットに考え方を切り替えます。

そして、表地のパーツを先に縫い付けるという以前とは反対の方法で最終の手段として決めたのです。

まず表地側から先に縫い付け。位置はハギ合わせのど真ん中を見ながら。

これが何度やってもど真ん中に縫い付けられず、ずれるものですが、この度のやり方は、多少ずれても上手く出来上がる手法となります。

どうしてもぴたっと行かない場合にも対処したやり方となります。

裏地は、表地よりも1cm縦横サイズを大きくした型紙。ひと回り大きいと言ったようなイメージのサイズ感。

実寸は、表地パーツが10cm四方に対して、裏地パーツは11cm四方です。

1cm違うだけでも上下、左右で2cmの差なので結構差があるのです。

先程表地側からミシンで縫い付けた線が裏地側にボックス型に出ています。裏地パーツでこれを覆い隠します。

裏地が一回り大きいサイズの効果でこのステッチが綺麗に隠れることになります。

手まつり:最初にダミーのようにミシンステッチを入れているところが下準備です。
手まつりの完成:確かに少しずれましたが、今後はここから正確さを追求すればよい。土台はできました。

まだまだ素材や柄の素敵さに頼っている製作なのではないかと今後の課題をまとめました

「卵焼き」(バニティバッグ):<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm。
今後の課題:ゆがまずにいかにまっすぐにど真ん中に縫い付けることができるかをもっと深堀りしていきます。

イタリア製の風通ジャガード美しいです。

まだまだこの生地のレベルに見合った技術が追い付いておりません。

技術レベルも向上していない時期からいち早く高級な生地を取り入れてしまったものです。

ただ、その一歩が速かったことで得るものは大きかった。。

今後は、元の素材の美しさや高級感が「MAX」に高められるような「技術」を高めることが課題です。

あとがき

確かに、少しずれても融通が利く「手まつり」を取り入れたこのたびでしたが、それでも「ずれ」は製造者自身が知っている紛れもない事実なのです。

ここは今後は、胸を張って「ぴったりです」と誇れるよう解決していきたいところです。

100%の事をしたのだという自信と誇りは元の素材の価値も最大限に高まる瞬間なのです。

生地の高級さや素敵さだけに依存する製作への自身も含めた教訓です。

クセのあるジュエリーモチーフ、星・リボン・フラワー・ハートに対して「上手:うわて」になるための組み合わせの秘訣【420】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーの「形」中で、特にペンダントトップというのは、視線が一番行く場所であり、象徴的なモチーフがやはり際立ちます。

ここに持ってくるモチーフの形やデザインが素敵であることを意識しない人はきっといないでしょう。

さて、このたびですが、特にペンダントに多く見られるモチーフの中でも「クセ」のあるモチーフというものをご紹介したいと思います。

長年のジュエリー好きというだけの自身の目線ではありますが、この「クセ」のあるモチーフはそれ自体が良くても、他のブレスやリングのアイテムとちゃんと合っているかも大切だと考えます。

ということで、いかにひとクセある難しいモチーフを素敵に組み合わせていくのかということに焦点を当ててそのコツをご提案したいと思います。

1)星

星は人気であり、それ自体ではかわいい魅力ある形です。

ただ、星そのもののデザインがクセのあるものであると言えます。

星のモチーフ:これが角丸であったりなどのアレンジがあり豊富なモチーフです。

同じ星という手もありますが、星もいろんな角度、丸みなどが違うとかえって不自然になって合わないと感じることがあります。

そんなことも考えて、1つのご提案なのですが、ラインの一部を利用した「ギザギザ」の引用です。

ギザギザ:当然このギザギザさえも丸みがあったり角度が違うのですが「星」そのものよりも合いやすいです。

2)リボン

リボンモチーフも簡単ではないようです。

これ1つだけ見ているととても素敵で、親しみやすさもあるイメージががリボンの良い所です。

では、これがペンダントになっている場合、どんなブレスとかリングを選ぶことになるのでしょうか。

リボン:ベーシックなタイプをピックアップ。リボン同士でうまくマッチすれば良いのですが。。
スクエア:今までのジュエリーコーデの実体験からすると、リボンにはスクエアが意外と合います。

おそらく、リボンの結び目と「わ」の部分に四角がリンクするから合うと感じるのだと思います。

リボンリングの例:これらにはスクエアなブレスや、スクエアなペンダントなどが自然です。

3)花

さて、ここからは、自身もなかなか苦戦の難易度が高めのクセのあるモチーフになってきます。

お花のモチーフはそれこそエレガントな雰囲気にできそうで華やかでひときわ目を引きます。

これをペンダントトップに据えた時、ブレスやリングは?。

花1:ジュエリーではこういったタイプが多いです。
花2:真ん中の雰囲気だけ少し変わっています。。

お花は、お花同士しか合わないんじゃないかと思うほどイメージが浮かびにくいです。

同じようなお花をうまくそろえることが困難な場合、こんな案を↓。

丸:お花の形にもよりますが、とりあえず、なじみます。お花のデザインによって四角や楕円などもご検討を。

少々、無難なモチーフになってしまいますが、お花自体がインパクトのあるアイテムなので、他は控えたシンプルな存在にするという考え方です。

丸のモチーフも大ぶりよりも小ぶりが望ましいかと。

4)ハート

はっきり言ってハートが一番難しいと考えます。

ハート:カーブの角度や幅の違いで随分違った印象である点が難易度高めです。

いっそのこと、全く同じブランドで同じハートの種類というものでそろえるなら、ぴったりです。

ただ、「面白み」でいうと、「全くのお揃い」というのは、ジュエリーにおいては、自身はあまり魅力を感じておりません。

ハートに関しては、長い間考えてまいりましてたどり着いた案があります。

それは「何もモチーフを入れない」こと。

ペンダントトップ無しのチェーンのみということになります。

リングやバングルなら、柄が入っていなかったりモチーフのないプレーンなタイプを選ぶということです。

パヴェダイヤがちりばめられたものというのも無地ライクなので合うと思います。

別のモチーフを考えてしまうと余計に困難。

そのような時は、「無」という手があることをここでお伝えしたいと思います。

すっきりまとまって、ハートモチーフがより際立ち素敵に映ると思うのです。

あとがき

ご紹介したクセのあるアイテム4種の星・花・リボン・ハートはどれも一度は手にしても、その後手放してしまったりすることになりがちです。

コーデが難しくて出番がなかなか無いから手放すのだと思います。

これには、ポテンシャルを秘めたまま手放されてしまうもったいなさを感じます。

一度だけ、渾身の組み合わせを決め、セットにしてしまうという価値がここで出てきます。

クセのあるモチーフは、到底「付け回し」も難しい。

よって、まるでセットアップ物のお洋服のように一番のお似合いのもの同士常に一緒に保管しておくのです。

そうすることで、クセのあるモチーフに対しての克服のようなことが生まれます。

色々付け回すのに、どんぴしゃ合うわけでもないならば、いつも一緒でも非常に相性が良いということの方が価値が生まれると思います(^-^)。

暖かい季節の悩み「花粉症」、マスク下に隠す「鼻水パッド」をティッシュで自作して鼻の下を真っ赤にしなくてもよいストレス解消対策【418】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

花粉症の季節になりました。

寒い季節が和らぎポカポカ日和の日々に変わっていく時期、ワクワクすると同時に花粉症の憂鬱感もやってくるのです。

このたびは、まさに「鼻水ダラダラ」やどうしても噴き出す「くしゃみの連発」に苦しんでいる方へ何かご参考になればと、実際に自身がこの季節に行っている効果のある対策をご紹介したいと思います。

鼻をすするパワーやくしゃみで消耗する体力を失くすことにつながった効果を得ていますので、是非ご参考にどうぞ。

誰でもすぐその場でできる対策、「ティッシュパッド」は、お部屋のティッシュ3枚で作れます

「ティッシュパッド」は、ティッシュとマスクのコンビで処置します。

ティッシュをまず3枚用意。

薄い2枚が1組になった通常の使い方を「1枚」とカウントしてください。
2枚重ねてこのように包みこみます。
くるくるっと梱包のように包みます。
そしてこのような状態にします。サイズは、鼻を覆う最低限のサイズ。マスクには隠れる必要があります。
そして、最後の1枚のティッシュをカバーのように先ほどのものを更に包みこみます。
これで、3重の当てティッシュが完成。
最後のピラピラを壁側に隠して、セロテープで固定するのもよし。こちらを鼻に当たる方にします。

そして、そのままはめます。

以前に両面テープでこのパッドをマスクに貼り付けたことがありますが、交換の時に面倒なので、今はやっていません。

表から見ると何ら変わりはありません。

お出かけの時は、交換用のパッドをチャック袋に入れて3つほど持ち歩けば、1日OKではないかと。

以上です。

実は、過去の会社勤務時代に、外回り仕事でこの方法を使っていましたので、どうしてもつらい時には可能です。

これがあると鼻をむやみにすすって鼻をいためたり、鼻をむやみにかんで鼻の下の皮膚をいためたりせずに過ごせます。

このようなチャック袋へ入れて常備するのも良し。

あとがき

特に念入りな案でもないかと思うのですが、随分ストレスが激減します。

マスクだけでは、隙間から入り込んでしまう花粉を、このパッドがある程度シャットアウトしてくれることを実感として確かめました。

これがあれば遠方へのおでかけもこの季節ならではの心地良さをリアルタイムで味わえます。

ところで、多くの人々の花粉症がひどくなった理由の1つに、「食品添加物」の理由が挙げられる一説を拝見しました。

正式な発表というものではない予測のようですが、自身も確かにそんな気もしています。

常日頃、野菜や果物、肉や魚や卵や豆を中心とした食生活の積み重ねも大切のよう。

原因である可能性のある「食品添加物」の見直しも長い目で見たら有効です。

なお、「食品添加物」につきましては、【151】の記事で実際の食品と照合しながら添加物の種類や目的などの「自主研究記録」を詳しく綴らせていただいております。

是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

レンタルジュエリー事業者本人の私物ジュエリーは超庶民的、決してスポットライトを浴びない影武者的立場の維持【416】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

レンタルジュエリー開始当初は、<1>-<75>までの75セットにまで及びました。

とはいえ、1セットずつのレベルが個人で集めてきたものをそのままスタートしたものであり、その後の改良が随分ありました。

自身は、当「本物志向のレンタルジュエリー」のお品物を身に付けお出かけに使ったりなどはございません。

高級なジュエリーに関してはすべてレンタルジュエリーへ投じてまいりました。

不思議なもので、集めることの楽しさ、熱、真剣さなどは確かなものなのに、自分で付けることがあまりなかったのです。

2020年のレンタルジュエリー開始からはよりそのスタンスは濃厚に。。

このたびは、「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタルをしている事業者本人の私物ジュエリーをご紹介したいと思います。

決して事業用にはならなかった誰もが集めることが出来る範囲内の決して高価でもないメッキジュエリーを含む数々です。

「なぜ自身が華やかに高価なジュエリーを装うことをしないのか」などにご注目いただいて、楽しんでご覧くださいませ。

普遍的な庶民派ジュエリーの集まりの私物ジュエリー、重視するところはレベルではなく組み合わせの工夫の研究にある

現在のジュエリーボックス(私物用):いかにもオルゴール仕立てのような作りですが違うところが意外。

10セット強ほどのそこそこな量ですが、事業用の3点1セットのまとめ方は私物ジュエリーも同じです。

もしかして、私物ジュエリーの工夫から事業用に活かせる部分が出てくるのかもしれません。

1:オレンジ本鼈甲ネックレス。留め具はK18YG。ブレスは、ガラス製のイミテーション。リングは瑪瑙。

おもちゃでは決してない「本鼈甲」というところに、ある一定のレベルを入れ込んでいます。

2:メッキのやステンレスのゴールド。ブレスに関しては1980年代に豊富に見られた「18金張り」です。

多角形が意識されたたラインがどのアイテムにも入ります。

3:東南アジアのおみやげものです。三つ編みモチーフが他のアイテムと合わせるのがとても難しく、単独。

このバングルは、後にネックレスとリングが決まって行きます。

別の記事でこのバングルを含む自作ネックレスやリングをご紹介致します。

4:オニキスの32面カットネックレス。ー925製の地喜平チェーン3連ブレスとマーカサイトリング。

お洋服の黒コーデが多い自身は、オニキスネックレスの出番が豊富。

一言で言えば、「便利」というようなアイテムです。

ただ、黒いネックレスは硬いイメージに寄り過ぎないよう、「抜け感」を持って付けるというバランスを工夫することがお勧め。

5:あこや真珠のセット(リングのみ写真が分かれます):ヴィンテージ物ばかりを重ね付け。
5:あこやリング:昭和の風情のあるものを3点重ねて付け。デザイン性が生まれます。

「あこや」はかつては超高級品でしたし、今後もそのレベルはますます高まっていくようです。

そうすると真珠自体が敬遠されるものになってしまう未来ができてしまいそうです。

とはいえ、こうした動きも。。

気軽に真珠を付ける1つの良き傾向が、「淡水真珠」の技術の高まりです。。

真ん丸に近い「淡水真珠」は、ぱっと見「あこや」と変わらないのに入手しやすいお値段なのです。

とはいえ、「あこや」にこだわるのであれば、こうした、昔の決して良い状態とは言えない「ヴィンテージあこや真珠ジュエリー」を集めてカジュアルに装うことです。

そのような例として自身があこやの黄ばんだようなヴィンテージ物をジュエリーボックスに入れながらご提案したいわけです。

6:「ティファニー」を混ぜ込みながらステンレスチェーンジュエリーの価値を高めます。

リングの2個が「ティファニー」製。

シルバー925/K18YGコンビのコントラストが素敵です。

思わず、バイカラーものばかりを集めてしまうほどはまりました。

7:親しみやすいジュエリーにもこだわりを入れていきます。3アイテムすべて「ティファニー」製。

ペンダントチェーンだけは、金属アレルギーが首に当たることを避けるためにステンレスへ交換しています。

「ティファニー」様、ごめんなさい<m(__)m>。

8:ステンレスのゴールドのセット。トップはピアスからの「改造」なのでブランド名を控えます<m(__)m>。
9:メッキゴールドxフェイクパールのセット。トップは「シャネル」製。時計の文字盤の白もリンクさせました。

本物パールを持っているのであれば、フェイクパールは遊び心を持って付けることになります。

イミテーションと分かりながらそのかわいさを楽しむのです。

10:すべてに「平打ち」フォルムが入るゴールドベースのセット。バングルは、「エルメス」製「エマイユ」。
11:925、ステンレス、メッキが入り混じる銀ベース。おもちゃっぽくならないのはパールが天然だからこそ。

以上のようなラインナップでした。

これらは、「本物志向のレンタルジュエリー」にはとても並べることのないレベルですが、組み合わせの工夫はものすごく力を入れたものなのでした。

おまけ:数を絞った時に手放すことにした20点ほどの集まり

おまけです。

今回11セットにしぼりましたが、もう使わないということで、11点にも入らなかったお品をまとめてご紹介。

組み合わせが上手く決まれば12セット目などになったかもしれません。

ただ、この中で、更に後になって私物に入ったものがあります。

それは、左下の絡み合ったようなチェーンネックレスです。

また別の機会に私物のその後としてご紹介したいと思います。

あとがき

当ブログ記事も、最初に投稿させていただきました2021.03.01当時からは、後の3年後の2024.03.28で「ブログの手直し」の番になり記事を「リライト」させていただきました。

2024年現在の私物ジュエリーは9セット。

セット数はあまり変化がないですが、中身が結構変わりました。

別の記事【414】で「2024年の私物ジュエリー」をご紹介します。

3年前の2021年にあったものは、果たして2024年の中にあるのでしょうか。。

お楽しみにどうぞ(^-^)。

バニティバッグのスクエアネックパーツ、ゆがみのない縫い付け方ができるためにはどうすればよいのか【412】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バニティバッグの首みたいな背の部分、あのパーツの名前を「ネック」と呼んでいます。

このネックパーツについて、現在の作り方の中では、難所と呼ばれる部分があります。

そもそも難所となるような作りにするからであって、難所を作らないようにする周りの環境も大切。

ただ、バッグのサイズが決まっている以上はどうしても狭い部分ができてしまうのです。

このたびは、型にとらわれない考え方で、「そもそもそのサイズなのか」までもの見直しと共に、ネックパーツがまっすぐに縫い付けることができる工夫を2つ考えました。

ご紹介したいと思います。

ネックパーツの表地と裏地のサイズの違いの意味を考えたこれまでの縫い付け方

なぜ難所となるかの理由には、根本的に、裏地と表地が分かりにくい所で重なり合う場面だからです。

当然のことではありますが、ファスナーと口布が視界をはばむのです。

ほとんど向こう側が見えない状態での縫い付けがまず1つ難所となっている理由です。
まずは、ひとまわり狭い面積の裏地側から縫い付けています。
表側にボックス型のステッチが出ます。ここを覆い隠すように、ひと回り大きな表地ネックパーツを縫い付け。
目標は真ん中にボックスステッチが裏側に綺麗に出ること。
ここまで覆いかぶさると綺麗には縫えません。上の厚い所と被ってしまい、ある程度の限界サイズがあります。

ということで、型紙変更です。縦の長さを1.5cmカットしました。

向きを横向きにしてしまっていますが、実際、縦は左右の方向になります。上部を1.5cmカットの様子です。
そして、折ったり、測ったりで中心を把握しながら待ち針して縫い付けました。肝心の内側の様子は↓。
前よりましですが、ずれてました。これだけ注意して行ってもずれてしまうほど難しいのです。

①内側のみ手まつりをする方法

現在は、内側から先に縫い付けて外側を後にしていますが、順序を変えていきます。

外側パーツを小さい方のサイズにして先に縫い付けます。

内側に縫い線を出し、その後その線を隠すように一回り大きな裏地パーツを手まつりで縫い付けるという方法。

おそらく成功するのではないかと予想しています。

次回の「卵焼き」製作の時に、この方法を試してみたいと思います。

手まつりは弱々しいイメージがありますが、最低限の箇所のみということでここだけ取り入れるのは仕方がないのかもしれません。

②そもそもゆったりとしたスペースのサイズ感だけでバニティバッグを製作する

次の案は、根底からサイズを見直した案です。

思い切って大きなサイズのバニティバッグを作るということです。

面積が広がることに対するネックパーツのサイズをそれほど小さいサイズの時と変化がないバランスに決めること。

そうしますと、縫い付け面の周りのスペースが広がり、上述で妥協したようなネックパーツの限界も解消されると見ています。

ただ、このたびの目的「卵焼き」はランチボックスのようなコンパクト寄りなサイズです。

①の方法を先に取り入れ、②は今後の製作に発展型のモデルとして活かしたいと思います。

あとがき

ネックの箇所はなかなかの難関です。

ただ、このパーツはバニティ特有のパーツでして、そもそも必要なのです。

2つの役割があり、1つは蓋の蝶つがいのような機能。

もう1つは、下の見えたくない部分の重なりを「覆い隠す」というカバーのような役割です。

当然綺麗に仕上げるべき箇所となるのです。

二次元のミシンでの限界にも迫った箇所なのですが、不可能ではないということであれば、精いっぱいのことをしていこうと思っております。