まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「切餅:きりもち」という四角いエコバッグを考案し、様々な生地で製作しています。
このたびは、比較的薄手の生地でありながら、底ベルトの機能の徹底によりどこまでの丈夫なバッグに仕上がっているのかのフィードバックをいただきましたので、底の部分を眺めながらその重要な役割をご紹介したいと思います。
底ベルトの位置を出来上がりで等間隔にした結果は上々、重いものが平気だったフィードバックが物語る底の機能の充実
実は、底ベルトの上下に並ぶ位置を少し変えました。
以前は、製造側都合の縫い代を含むど真ん中が印としては分かりやすく、結果としては内側に寄ったものでした。
その取り付け位置を改良、使う側目線の均等など真ん中へ見直します。
さらに、これは物理的な現象なのですが、こういった縫い付けた部分は硬めなので、このせいで、マチにクセが自然と現れ、縮こまった感じに映ります。
一方、このたびの改良で底ベルト同士の間隔が広がることで、その見た目がゆったりとしたものに映るのではないかという仮説を立てました。
マチのサイズは決まってはいますが、その箇所でない縫っていない部分がいかようにも大小膨らんだり縮んだりするのが物理的な現象です。
よって、この底ベルトの位置変更がマチがそのままのサイズでありながら広がるカギになったようなのです↓。
随分スッキリと美しくなったものです。
どちらかと言うと薄手の生地だったのですが、支柱や取っ手やベルトは多重に重なりステッチと共に強化。
畳めるものでありながら強度も十分にあるバッグになり、実際に洗濯洗剤のボトルごと複数入れても平気であったとのことです。
大変実用的になれたと光栄でありましたし、生地によっては、メインバッグも夢じゃないと思えました。
あとがき
これまでは、幅が150cm程あるような生地限定の製作でした。
それも支柱が一続きでありたいと長い支柱をコスパ良く横幅めいっぱい使った製作だったからです。
その後、このモデルは、使用生地の幅の限度を選ばずに作れるようにと、シングルの112cmなどでも可能な、継ぎ目を作るモデルへ変更しています↓。
なぜこうしてモデルチェンジしたのかというのが、多くの方にこのモデルでの製作を自由にできる「コンテンツ制作」を考え始めたからでした。
このことで随分視野が広がりましたので、「製作する人目線」ということも「ユーザー目線」に加えてもう1つ加算されたのです。
この活動は間違いなく発展です。
製造者様が素敵に作って行けるようにということは、一人だけの製作よりもはるかに可能性があると思い始めました。
一重仕立てのシンプルなデザインであっても随分奥が深いものなので、そんなこともハンドメイドでバッグを作る方へお伝えしていく役割としてしっかりアウトプットしてまいりたいと思っております。
おそらく、作るとなったら他の方の方が間違いなく素敵な世界観で作られると思われ、そこに希望を託しています(^-^)。