ピンク系のマルチカラーの生地だからピンク色の糸とも限らない、じっくり生地と糸を並べながら選ぶ「一番馴染む」ステッチ糸カラー【778】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私事なのですが、黒のお洋服がほとんどです。

それなのに一方で、マルチカラーもとても好み。

そんな趣味嗜好から始まり、黒コーデ用のバッグだったり、ジュエリーのチョイスを考えてきました。

このたびは、そのような黒ベースの組み合わせの深い部分、「縫い糸の色の選択」ということをテーマに綴ってまいりたいと思います。

基本的には好きな糸の色で良いのですが、マルチカラーにステッチする場合可能性が多いため、「一番」を決めることに迷います。

瀟洒に仕上げる目的を考えると、「なじむカラー」を選んでいくことになりました。

では、どんなカラーが「馴染む」ことになるのかをお写真と共に解説してまいりたいと思います。

ラメにはスパン糸よりテトロン糸ということからのスタート、マルチストライプのラメ生地に縫う糸が背景のグリーン系ゴールドに決まるまで

では、まず、対象の生地をじっくり見てみます。

使用生地:<裏地>シャンブレージャガード、ポリエステル/87%、レーヨン/10%、ナイロン/3%、日本製。

実際はストライプ向きに使います。ラメが全体にかかっていて、ゴールドめいています。

マルチカラーの場合、お洋服のコーデなどにも引用しているのが、その中の色を1つ選択という手法。

じゃあこの中でどの色なのか。。可能性はいろいろだと思うのですが、ラメのゴールドもかなりの存在感だというところに着目しました。

ということで、ゴールドベースというとらえ方をしてみたのがこのたびの方向性。

こんな風に角度を変えると一面ゴールドに映ることが多いのでゴールドっぽい色がなじみが良いと考えました。
そして選んだのがこの糸。ややグリーンがかっていて、「本当に合うの?」というほどの抹茶みたいな色。

ラメがかっているので、ツヤのあるテトロン糸の方がスパン糸よりはマッチするのは確か。

ゴールド=ベージュ系というとらえ方で色を移動しながら考えて選びました結果です。

実際に製作の巾着ひもにステッチをかけました。なかなかよくなじみました。

チェックしていただきたいのが、上の突き出したステッチ糸の余り部分と下の生地とのなじみ具合です。

ゴールドというと、黄色いようなイメージですが、実際こうして生地に当ててみると、単独の糸だけではあんなに抹茶みたいなグリーン系にも映った糸が、かえってなじむ意外があったのでした。

今回のチョイスは、この糸の色でしたが、候補がいくつかありました。

ゴールドに合うと一口に言っても、左から、黄色系、砂色、ブロンズ色といろいろな展開があるのです。
ぱっと見、一番い左の黄色はゴールドらしいとイメージしますが、実際に生地に当ててみると、少し浮きます。

しかし、このチョイスも無くはないです。

上の黄色系を実際にチョイスしたグリーン系の隣で見比べます。だいぶ色が違います。
これは、真ん中の砂色。モカとも呼べますかね。

結局、実際に縫った時になじむことをゴールとしておりますので、この中で一番なじむのは選択したグリーン系だったのでした。

その他の色は他にも出番があると思われ、この機会にこそ抹茶みたいな色ならではの出番だとも言えます。

出来上がりのステッチの様子はこんな感じ。

背景にあるアイロン台カバーの葉っぱのグリーンとリンクしてしまいました(^_^;)。

背景を白にしたお写真で今一度↓。

黄色ではない暗めトーンがダークな背景にも良いバランスであったと思われます。

向きによってはゴールドメースに映ることもあるのですが、真正面からは背景が黒なのです。

そうしますと、黄色系は明るいから浮いてしまうのかもしれません。

どちらにしても、趣味嗜好はあります。

マルチカラーの場合の糸の色合わせは多種の可能性があると言え、目的に合ったチョイスで迷いを無くしていきます。

あとがき

全体的なバッグ製作のテイストが「エレガント」「瀟洒」ですので、「馴染む」がキーワードになっています。

この対極にある「カジュアル」なテイストでは、糸の色が素敵に「浮き立つ」ことが見せ場だったりします。

このたびも、全体としてはピンク系のような色であったとも言えるのですが、結果は随分違ったものになりました。

まずは、方向をはっきりさせるところが糸の色1つにしても早く決まる、クリアに分かるといった結果になるような気がしました(^-^)。

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