「銀河鉄道の夜」の物語の四次元的な世界観、死後の世界を通し生ける今の在り方を提示している【623】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「宮沢賢治と天然石:北出幸男 著」を拝読。

以前に【365】の投稿で「銀河鉄道の夜:宮沢賢治 著」の感想を投稿しています。

投稿内でも最後に触れましたが、このたびの本では著者「宮沢賢治」様が「シャーマン=霊能力者」的性質を持つ人物なのだという点がベースになっています。

「銀河鉄道の夜」という物語が、宇宙規模で起こる死後の現象を「真実」として教えてくれたのではないかと思うことになります。

「宮沢賢治」様が好んだという「天然石」、「銀河鉄道の夜」の中にも「トパーズ・翡翠」という鉱物が歪みのないまっすぐな姿で綴られていました。

「銀河鉄道の夜」の世界観、人の中にある意識を越えたところに持っているものがクリアに見える能力者からの伝言

アイキャッチ画像623

世の3大生物は、「動物」「植物」「鉱物」、物言わぬ石は「鉱物」としてしっかりと3大生物に属していることを意外と忘れがちです。

個人的な考えではあるのですが、「ストーン」は静かに世の舞台で起こっていることをしっかりと見ているような存在なのではないかと。

「銀河鉄道の夜」の物語は、まさに「生と死」の間にある世界を見せてくれていると思います。

川で溺れて友人に助けられて命拾いした「ザネリ」、一方で「ザネリ」を助けて自らは帰らぬ人となった「カムパネルラ」。

そのような場面には居合わせていなかった主人公の「ジョバンニ」でしたが、死後間もない「カムパネルラ」と列車の旅をする別の世界の扉を開けることになり、死後の世界に少し接触します。

貧しいがゆえに決して同世代の子供達のようなライフスタイルではなかった「ジョバンニ」ですが、一読者としては今ある逞しく毎日を懸命に生きる姿に希望の光を感じるのでした。

そして、ゆくゆくは「ジョバンニ」が徳を積まれ、いつしかの「カムパネルラ」のように長い列車の旅の遠い彼方の停車場で降りることを心から願うのです。

「希望」や「願い」というものは、手に取って「これです」と見せることができるものではありません。

高い位置の降車駅で見たキラキラと美しく輝く天然石は、真っさらで素直な願望や願いの「象徴」ではなかったかと考えます。

あとがき

「銀河鉄道の夜」を「死後の世界の説明」だと捉えますと、非常に腑に落ちる程の分かり易さがあります。

今ここに目の前にあるパソコンのモニター・キーボード・マウスなどの物体ではなく、目に映らないこれだとたやすくは証明できないものが実は共存していると言えます。

「観念」「心地」「目標」「親切心」「達成感」。。数えきれないほどあるではありませんか。

「カムパネルラ」の例のように、「善行」は「評判」へ「親切心」は「徳」へと人の一生の間に積まれ刻まれてゆくもの。

「宮沢賢治」様はその構造や世界をよく知る「シャーマン」気質の人間、こうした大切なノウハウを「小説」という形で伝えていく自らの役割を重んじたのでしょう(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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