まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
夏のお洋服は少しでも涼しく感じるとありがたいものです。
べったりとしたシャツよりもさらったした触感、あの感覚をこのたびは理論的にひも解きたいと思います。
「服地の基本がわかるテキスタイル事典:閏間正雄(うるままさお)監修」を部分的に読ませていただきました、ありがとうございます。
近年技術によって涼しい体感が得られる素材も新登場、エアコン無しの時代から存在していた伝統的な夏素材も確認

最も王道でベーシックな夏素材に、「楊柳」「サッカー」「リップル」「ボイル」があります。

もう少し3種を深掘りしてみます↓。
<楊柳>楊柳は元の糸が「強撚糸(きょうねんし)」という収縮が激しい糸構造、更に仕上げでもこの効果が高められている。
<リップル>薬剤収縮などによって仕上げ加工で凹凸感ある「シボ」を出している。
<サッカー>生地の織理構造に凹凸組織を実現している。
肌に接触しにくいための工夫の内容が3種ごとに少しの違いで分かれているのですが、全体としては共通に織り組織の状態に凹凸があることです。
用途の身近なところでは、「パジャマ」という衣類アイテムにこの3種の生地は多用されていることが分かります。
その他は、懐かしい昭和時代の子供用「浴衣(ゆかた)」、凸凹したあの白地に柄が入る素材は「リップル」です。
夏の暑さをしのぐ肌への接触、この見た目からはざっくりと半分くらいに軽減しているような凹凸感の構造、こうした見た目にも大きく頷けます。
ここ近年では、これまでは夏には心地が悪いとされてきた「ポリエステル」でさえも、清涼感を感じるタイプに考案されているようです。
綿/100%は吸収性はありますが、そのべたつきをそのまま閉じ込めてしまうことも続きとしては有ります。
汗を吸収した後のその先の状態までも考慮されているのが近年、心地への徹底追求が高まっていますのも、気温が高くなった背景によって少しでも涼しく体感できるための工夫の成果だと考えます。
あとがき

夏の涼し気な凹凸感ある軽々とした素材、見ただけでも爽やかな心地になります。
生地の中に空気が入る空間があることへの目線も配ってみると良いと思います。
決して生地そのものの存在だけにとどまらず、空間とも絡み合っていることが凹凸感を実現しているのです。
この凹凸感ある配列が芸術的に美しいことも優れた点、まさに人間が纏う衣服の表情が高まるということにもなる素材なのです。
機能も持ちながらもファッション性もある優れた素材だからこそ、長い間伝統的な夏素材として引用され続けてきたのでしょう(^-^)。

