「夏素材」と喜ばれる生地が確かに涼しく体感できる理由はこれ、肌への接触が100%から減らされている織り組織【609】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

夏のお洋服は少しでも涼しく感じるとありがたいものです。

べったりとしたシャツよりもさらったした触感、あの感覚をこのたびは理論的にひも解きたいと思います。

「服地の基本がわかるテキスタイル事典:閏間正雄(うるままさお)監修」を部分的に読ませていただきました、ありがとうございます。

近年技術によって涼しい体感が得られる素材も新登場、エアコン無しの時代から存在していた伝統的な夏素材も確認

読書メモ:非常にミクロな世界ですが、生地の織り糸の構造や織り方の種類に涼しさのヒントがあります。

最も王道でベーシックな夏素材に、「楊柳」「サッカー」「リップル」「ボイル」があります。

生地の実物:左から右へ、「楊柳(ようりゅう)」「リップル」「サッカー」。

もう少し3種を深掘りしてみます↓。

<楊柳>楊柳は元の糸が「強撚糸(きょうねんし)」という収縮が激しい糸構造、更に仕上げでもこの効果が高められている。

<リップル>薬剤収縮などによって仕上げ加工で凹凸感ある「シボ」を出している。

<サッカー>生地の織り構造に凹凸組織を実現している。

肌に接触しにくいための工夫の内容が3種ごとに少しの違いで分かれているのですが、全体としては共通に織り組織の状態に凹凸があることです。

用途の身近なところでは、「パジャマ」という衣類アイテムにこの3種の生地は多用されていることが分かります。

その他は、懐かしい昭和時代にも記憶があった子供用「浴衣(ゆかた)」、凸凹したあの白地に柄が入る素材は「リップル」です。

夏の暑さをしのぐ肌への接触、この見た目からはざっくりと半分くらいに軽減しているような凹凸感の構造、こうした見た目にも大きく頷けます。

夏には心地が悪いとされてきた「ポリエステル」でさえもここ近年では、清涼感を感じるタイプに考案されているようです。

綿/100%は吸収性はありますが、そのべたつきをそのまま閉じ込めてしまうという続きがあるのです。

汗を吸収した後のその先の状態までも考慮されているのが近年の現実的に寄り添った素材製造の傾向。

心地への徹底追求が高まっていますのも、気温が高くなった背景によって少しでも涼しく体感できるためのユーザー目線に立つ製造側の姿勢とそうせざるを得ないニーズ。

あとがき

夏の涼し気な凹凸感ある軽々とした素材、見ただけでも爽やかな心地になります。

生地の中に空気が入る空間があることへも着目してみると良いと思います。

決して生地そのものの存在だけにとどまらず、空間とも絡み合っていることが凹凸感を実現しているのです。

この凹凸感ある配列が芸術的に美しいことも優れた点、まさに人間が纏う衣服の表情が高まるということにもなる素材なのです。

機能も持ちながらもファッション性もある優れた素材だからこそ、長い間伝統的な夏素材として引用され続けてきたのでしょう(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

生地柄と蓋のストライプ・入り口フラップとポケットの多角形、シンプルリュックの中に盛り込む複数の「リンク」【134】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ活動に慣れてきますと、季節に合ったイメージを打ち立てた製作がより効果的に受け入れられることを感じます。

このたびは、季節感を感じるバッグ製作の1つの例としまして、「ネオンカラー」を部分的に引用し、快活な暑い季節に持つきっかけになるようなリュックを製作。

季節感の捉え方1つにしても製造者の価値観や考え方で様々、独自の表現がアウトプットできる良い機会になるとご提案したいと思います。

暑い夏のイメージを2つの「らしさ」で盛り込む、凹凸感あるリップル生地とマルチネオンカラーのフラップのリュック

使用生地(表地・裏地共通):リップル無地、綿/100%、日本製。無地と呼びながらストライプ柄なのは織柄の証。

別布の4色のネオンカラーの詳細

①黄色:カラーブロード無地、綿/100%、日本製。

②オレンジ:T/C無地、ポリエステル/65%、綿/35%、日本製。

③ピンク:コットンローン、綿/100%、日本製。

④青(③の色違い):コットンローン、綿/100%、日本製。

変六角形の入り口フラップ作り:別布のネオンカラー生地4色をストライプパッチワークに仕立てて作りました。

後の反省点は、両端の縫い代分も見込むべきであり、もっと極端にパーツ幅の差を付けておくべきであったこと、見積もりミスでした。

部分的パーツの完成(左から右へ):変六角形の入り口フラップ、ジグザグステッチ入りのショルダー、巾着ひも。
入り口フラップの本体への設置:後ろからショルダーがハの字に突き出し。右下はマジックテープ付きの裏面。
裏地に設置のポケット:入口のストライプパッチワークフラップにリンクする変六角形のポケットフラップ。
簡易リュックの完成:<サイズ>縦27cmx横27cmxマチ10cm。すっきり感はカラー配分の控え目な効果。
その他の角度(左上から時計回りに):サイドひもを解いた姿・サイド部分・底部分。左右非対称のカラー使い。

左右のショルダーのカラーのアシンメトリーはほとんどリュックではされないことですが、このネオンカラーだからこそ受け入れられるのではないかとやってみました。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.06.27からおよそ5年後の2025.05.16に、ブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

こうしてこの時の製作品は、まとまった様子であるようには見えるかもしれませんが、後に大きく機能不足であると認識していきます。

このようなマジックテープでは、圧力によってすぐに外れてしまう、現実的には重い荷物をパンパンに入れることも究極の場面としてあるのです。

そんなシーンでは、マジックテープなどすぐに外れてしまうのでした。

よりユーザー目線に立った時、このマジックテープ開閉を見直すことになっていきます。

もうしばらくの期間、このマジックテープ開閉の製作をしてしまいましたが、やがては「Dカンとナスカンのコンビ」に変わっていくという改良がその後出てきます。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク