まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回、1点ハンドメイドバッグが完成しました。
名前は、「テリーヌ」。内側に柄が鮮やかに広がるビジネスブリーフケースなんです。
今回は、早速完成の場面からのスタートですが、とてもたくさん溢れている黒のナイロンバッグの中で、どのような存在になっていきたいかなどのお話を中心に書きたいと思います。
黒x赤タータンチェックのテリーヌの完成レビュー



世の中のとても数の多い黒のナイロンバッグの中での存在感を高めるための秘策
おそらく黒のナイロンというとリュックが圧倒的でしょう、そして、ビジネスシーンのメンズのブリーフケースも。
そこへ、この「テリーヌ」が埋もれているということを想定してみました。
その中で見てもらった時に目につく場所をご説明したいと思います。
・リュックになるDカンの設置
リュックのショルダーまでは取り付けていなくても、リュックとして使いたい場合、例えば、自転車での外回りとか電車に乗って遠方まで出向く場合などは、背負うということがとても有効。
このDカンの存在で、何かそういった場合を想定できて使い方の広がりができることが魅力として映るといいなあと思っています。

・内側に広がる赤のタータンチェック
無表情でsmileの少ないビジネスの場でバッグをオープンした時に広がる鮮やかで楽しい柄。
内側にひっそりと笑顔になるきっかけを仕込みました。

・頑丈でセキュリティー性の高い内ポケットと出し入れにストレスの少ない柔軟性のある外ポケット
ポケットも時に、出し入れにストレスを感じることがあるんです。
何も頑丈にシャットアウトしてあるだけが良いわけでもなさそうだと実際に自分の作ったバッグを使ってみて思ったことがあります。
というわけで、外側に付けるポケットは、仕事中に携帯電話が取り出しやすいように外ポケットに細長い隠しポケットを設置。

ここにはファスナーは付けていません。
携帯電話の出し入れでファスナーの金具に電話が引っ掛かって傷つかぬよう、スムーズに出し入れできるようにということです。
その代わり、比翼的な型玉縁風の入り口の作りになって丸見えでない構造に。
内側の隠しポケットは、内側にあることもあり、一番重要な物を入れます。
そこにはファスナーをきちんとしてシャットアウトした護衛の役割を果たしてくれます。

・支柱の縫い付けが二重

支柱は、途中でそのまま取っ手になりまた支柱になる1本の長い生地を逆Uの字に縫い付けています。
途中でつぎはぎしていることはありません。
この支柱が重いものを外側からよいしょっと持ち上げる役割があるので、書類がたくさん入っていたり、少々重いパソコンが入っていても安心。
30番の太く頑丈な糸で二度縫いを徹底しています。
・リムーバルの底板の設置
底板がないと底が沈んで不格好であるとともに、不安です。
底板が付くとびっくりするくらい底が水平。
このことも過去にブランドバッグで実験済みなんです。
本来、内側に内蔵してしまいたいのですが、それが可能なのは、トート型のみです。
こういったデザインでは底部分で布の端が重なり合っていますので、1枚の板を入れ込むことが不可能。
そうするとリムーバブルな底板を最後に置くような形で設置することになります。
底板ベルポーレン(割れない強靭なプラスチック製のもの)に裏地でなじむように包み込んだ8角形の底板です。

・ふんわり心地よい持ち心地の取っ手
取っ手は支柱からずっと続いていますので、支柱全体ということになりますが、この全体にソフト厚芯を入れ込んでいます。
この効果というのもかなりのものであることが、ソフト厚芯を入れる、入れないの実験で確認できています。
ステッチの間にぷっくり膨らんだ様相でそのふんわり感を見ていただけるかと思いますが、持った時のぷっくりとした部分のふんわり感が感じられるものになっています。

以上が、数多い黒のナイロンバッグの中でのpicturesque製の「テリーヌ」の存在感になる部分でした(^-^)。
あとがき
今回もYOUTUBE動画ございますので、貼ります。
今後、テリーヌは、黒のナイロン生地で作っていきまして、裏地をいろいろ変えていきます。
花柄の撥水生地なども登場します。
お楽しみにどうぞ(^-^)。
