ひっくり返し口をとじる仮縫いに縫製用ボンドを使用、ここだけではない他への引用のヒントになる【344】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「巻き寿司」用のDカンのゴールドがやっと到着。

作業を続行します。

「巻き寿司」とは、ハンドメイドバッグのデザインのこと。

見た感じのフォルムが巻き寿司にそっくりだからそう名付けたものです。

ベージュ色のマトラッセの凹凸感ある表地とオレンジ系の小花柄がほっこりあったかい感じのコンビのリュックです。

ひっくり返して1パーツ分のプレートを製作するときの返し口の始末

お作りしていますハンドメイドバッグの作りの特徴として、「袋にしない」という点があります。

縫い代を隠し、板状のパーツにあらかじめしておいて、合体して組み立てる分かりやすくイメージできる構造なのです。

その時に、表地と裏地を中表にしてひっくり返してプレートを作る段階があります。

この時の返し口の綴じ方をいかに自然に綺麗に行うかが課題となります。

ここが返し口だったと分からないよう、自然なラインに出来上がることを目指しますが、このたびその際にある小道具を使ってみました。

それは綿棒です。

綿棒の先に、ボンドを塗り付け、奥の行き届きにくいところまで塗ると偏りなくボンドが付けられます。

附随のヘラは平面用に作られたものだと思いますが、実際はこんな風に入りくんだ中へも塗り付ける場面があるのです。

結果としましては、一定の効果を感じました。

この後の作業の時にストレスを感じずに綺麗に縫い合わせることにつながるのです。

細い綿棒が活躍したということです。

折った内側の次には、重なる部分の縫い代にも塗ります。はみ出さないように塗ることができます。
そして、アイロンの熱でくっつけます。このボンドというのが、「さいほう上手」です。
プレートが完成。出来上がりのイメージが見えてきました。

存在感のあるファスナータブの下に隠れるステッチの正体は、裏面のファスナータブを固定する重要なステッチだった

この後は、長い口布にファスナーを取り付けました。

このデザインはカーブがかっていますので、タブもカーブを含むものにすることで歩調を合わせました。

こんな半月型のようなタブをファスナー開閉のつまみタブとして付けます。

なぜこんなにつまみがビッグなのかというのは、ひっくり返しの限界があるからです。

その他多角形型もアイデアとしてはあると思います。

タブの面積が広いことを利用し、その下に見えてほしくないステッチが隠れました↓。

タブの下に隠れた二重ステッチの正体:この位置の真裏を見てみます↓。
正体の答え:裏面のファスナータブを固定するためのステッチでした。ここでは完全に小花柄に馴染んでいます。

あとがき

完成まであともう少し。

この後は、長い口布と本体面を合体させてショルダーを作って終了です。

今できる限りの精いっぱいの100%でのぞんでいます。

不思議なことに時が経過すると、別のアイデアや発展でさらに改良が生まれることもあります。

こうした地道な改良の行く末にあるものは、「良質なバッグ」だと言えます。

すべての疑問に答えが存在するような品物になってゆくのだと思います。

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